JP2022127790A - 電子時計 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は電子時計に関する。
特許文献1には、地板と軸受部材との間にアンテナ装置及びモーターを配置し、軸受部材の上に回路基板を重畳し、回路基板上であって各モーターに対応する位置に個別耐磁板を配置することが開示されている。また、個別耐磁板の一部又は全部を面状耐磁板と連結して、耐磁板をそれぞれ個別に製造して組み付ける場合と比較して、部品点数を少なくし、組み立て工数を削減することが開示されている。
モーターを備える電子時計において、耐磁板は1枚で形成されたほうが、組み立て工程をさらに簡略化できるので好ましい。しかし、1枚の耐磁板で形成すれば、耐磁板の面積が大きくなり、回路基板に搭載された半導体装置が耐磁板で覆われるため、半導体装置の能動領域から発生するノイズが耐磁板を伝わってアンテナに入り、受信感度が低下するという課題があった。
本開示の電子時計は、標準電波を受信するアンテナと、指針と、前記指針を駆動するモーターと、能動領域を備える半導体装置が表面に搭載された回路基板と、前記回路基板の裏面側に配置され、前記回路基板の表面に直交する方向から見た平面視で前記モーターの少なくとも一部と重なり、前記半導体装置の前記能動領域とは重ならない形状を備える耐磁板と、を備えることを特徴とする。
以下、本開示の実施形態の電子時計1を図面に基づいて説明する。
電子時計1は、図1に示すように、ユーザーの手首に装着される腕時計であり、外装ケース2と、円板状の文字板3と、図示略のムーブメントと、指針である秒針5、分針6、時針7、日車8と、りゅうず11およびボタン12とを備える。秒針5、分針6、時針7は、電子時計1の文字板3の表面に直交する平面視で文字板3の中央部に設けられた3つの指針軸にそれぞれ取り付けられている。なお、文字板3の表面とは、電子時計1のカバーガラス側の面を意味する。以下の説明において、各部品のカバーガラス側の面を表面、裏蓋側の面を裏面とする。
電子時計1は、図1に示すように、ユーザーの手首に装着される腕時計であり、外装ケース2と、円板状の文字板3と、図示略のムーブメントと、指針である秒針5、分針6、時針7、日車8と、りゅうず11およびボタン12とを備える。秒針5、分針6、時針7は、電子時計1の文字板3の表面に直交する平面視で文字板3の中央部に設けられた3つの指針軸にそれぞれ取り付けられている。なお、文字板3の表面とは、電子時計1のカバーガラス側の面を意味する。以下の説明において、各部品のカバーガラス側の面を表面、裏蓋側の面を裏面とする。
[電子時計の回路構成]
図2は、電子時計1のムーブメント10の構成を示す図である。
図2に示すように、ムーブメント10は、水晶振動子13、電池14、制御IC20、第1モーター41、第2モーター42、第3モーター43、第1輪列51、第2輪列52、第3輪列53、アンテナ60、受信IC70、スイッチSW1~SW4を備えて構成されている。
水晶振動子13は、後述する発振回路21で駆動されて発振信号を発生する基準信号源である。
電池14は、一次電池または二次電池で構成される。二次電池の場合は、図示略のソーラーセルなどの発電装置によって充電される。
図2は、電子時計1のムーブメント10の構成を示す図である。
図2に示すように、ムーブメント10は、水晶振動子13、電池14、制御IC20、第1モーター41、第2モーター42、第3モーター43、第1輪列51、第2輪列52、第3輪列53、アンテナ60、受信IC70、スイッチSW1~SW4を備えて構成されている。
水晶振動子13は、後述する発振回路21で駆動されて発振信号を発生する基準信号源である。
電池14は、一次電池または二次電池で構成される。二次電池の場合は、図示略のソーラーセルなどの発電装置によって充電される。
制御IC20は、水晶振動子13が接続される接続端子OSC1、OSC2と、スイッチSW1が接続される入力端子P1と、スイッチSW2が接続される入力端子P2と、スイッチSW3が接続される入力端子P3と、スイッチSW4が接続される入力端子P4と、電池14が接続される電源端子VDD、VSSと、各モーター41~43のコイルに接続される出力端子O1~O6と、受信IC70に接続される信号端子D1、D2とを備える。
本実施形態では、電池14のプラス電極を、高電位側の電源端子VDDに接続し、マイナス電極を低電位側の電源端子VSSに接続し、低電位側の電源端子VSSをグラウンドに設定している。
なお、ICは、Integrated Circuitの略語であり、集積回路を意味する。このため、電子時計1は、電子時計1の制御用の半導体装置として、集積回路である制御IC20を備え、アンテナ60の受信用半導体装置として、集積回路である受信IC70を備える。
本実施形態では、電池14のプラス電極を、高電位側の電源端子VDDに接続し、マイナス電極を低電位側の電源端子VSSに接続し、低電位側の電源端子VSSをグラウンドに設定している。
なお、ICは、Integrated Circuitの略語であり、集積回路を意味する。このため、電子時計1は、電子時計1の制御用の半導体装置として、集積回路である制御IC20を備え、アンテナ60の受信用半導体装置として、集積回路である受信IC70を備える。
第1モーター41は、第1輪列51を介して秒針5を運針するステッピングモーターであり、第2モーター42は、第2輪列52を介して分針6および時針7を運針するステッピングモーターであり、第3モーター43は、第3輪列53を介して日車8を運針するステッピングモーターである。
スイッチSW1は、りゅうず11の引き出し操作に連動してオン、オフされるスイッチであり、スイッチSW2は、りゅうず11の時計回り方向の回転に応じてオン、オフされるスイッチであり、スイッチSW3は、りゅうず11の反時計回り方向の回転に応じてオン、オフされるスイッチであり、スイッチSW4は、ボタン12の操作に連動してオン、オフされるスイッチである。
スイッチSW1は、りゅうず11の引き出し操作に連動してオン、オフされるスイッチであり、スイッチSW2は、りゅうず11の時計回り方向の回転に応じてオン、オフされるスイッチであり、スイッチSW3は、りゅうず11の反時計回り方向の回転に応じてオン、オフされるスイッチであり、スイッチSW4は、ボタン12の操作に連動してオン、オフされるスイッチである。
[制御ICの回路構成]
図3は、制御IC20および受信IC70の構成を示すブロック図である。
制御IC20は、発振回路21と、分周回路22と、CPU23と、ROM24と、RAM25と、入出力回路26と、バス27とを備える。なお、CPUは、Central Processing Unitの略語であり、ROMはReadOnly Memoryの略語であり、RAMはRandom access memoryの略語である。
制御IC20は、第1モーター41を駆動する第1モーター制御回路31と、第2モーター42を駆動する第2モーター制御回路32と、第3モーター43を駆動する第3モーター制御回路33とを備える。
図3は、制御IC20および受信IC70の構成を示すブロック図である。
制御IC20は、発振回路21と、分周回路22と、CPU23と、ROM24と、RAM25と、入出力回路26と、バス27とを備える。なお、CPUは、Central Processing Unitの略語であり、ROMはReadOnly Memoryの略語であり、RAMはRandom access memoryの略語である。
制御IC20は、第1モーター41を駆動する第1モーター制御回路31と、第2モーター42を駆動する第2モーター制御回路32と、第3モーター43を駆動する第3モーター制御回路33とを備える。
発振回路21は、基準信号源である水晶振動子13を高周波発振させ、この高周波発振で発生する所定周波数の発振信号を分周回路22に出力する。
分周回路22は、発振回路21の出力を分周してCPU23にタイミング信号(クロック信号)を供給する。
ROM24は、CPU23で実行される各種プログラムを収納している。本実施形態では、ROM24は、基本時計機能や各モーター41~43の早送り駆動処理などを実現するためのプログラムを収納している。
RAM25は、CPU23がプログラムを実行する際のワークメモリーや、受信したタイムコードの保存用などに利用される。
CPU23は、ROM24に収納されたプログラムや、RAM25を用いて各機能、例えば第1モーター制御回路31、第2モーター制御回路32、第3モーター制御回路33の駆動制御機能などを実現する。これらのCPU23、ROM24、RAM25によって制御回路28が構成される。
分周回路22は、発振回路21の出力を分周してCPU23にタイミング信号(クロック信号)を供給する。
ROM24は、CPU23で実行される各種プログラムを収納している。本実施形態では、ROM24は、基本時計機能や各モーター41~43の早送り駆動処理などを実現するためのプログラムを収納している。
RAM25は、CPU23がプログラムを実行する際のワークメモリーや、受信したタイムコードの保存用などに利用される。
CPU23は、ROM24に収納されたプログラムや、RAM25を用いて各機能、例えば第1モーター制御回路31、第2モーター制御回路32、第3モーター制御回路33の駆動制御機能などを実現する。これらのCPU23、ROM24、RAM25によって制御回路28が構成される。
入出力回路26は、入力端子P1、P2、P3、P4の状態をバス27に出力したり、受信IC70との間で制御信号やデータを入出力する。
バス27は、CPU23、入出力回路26、第1モーター制御回路31、第2モーター制御回路32、第3モーター制御回路33間のデータ転送などに用いられる。
第1モーター制御回路31から第3モーター制御回路33は、バス27を通してCPU23から入力される命令により、第1モーター41から第3モーター43の駆動を制御する。
バス27は、CPU23、入出力回路26、第1モーター制御回路31、第2モーター制御回路32、第3モーター制御回路33間のデータ転送などに用いられる。
第1モーター制御回路31から第3モーター制御回路33は、バス27を通してCPU23から入力される命令により、第1モーター41から第3モーター43の駆動を制御する。
[受信ICの回路構成]
受信IC70は、アンテナ60を用いて長波標準電波信号を受信して時刻情報を取得する制御を実行する受信用半導体装置である。
アンテナ60は、長波の標準電波を受信し、受信した標準電波を受信IC70に出力する。受信IC70は、アンテナ60で受信した標準電波の受信信号を復調して、TCO信号として、制御IC20に出力する。なお、TCOは、Time Code Outの略語である。
受信IC70は、アンテナ60を用いて長波標準電波信号を受信して時刻情報を取得する制御を実行する受信用半導体装置である。
アンテナ60は、長波の標準電波を受信し、受信した標準電波を受信IC70に出力する。受信IC70は、アンテナ60で受信した標準電波の受信信号を復調して、TCO信号として、制御IC20に出力する。なお、TCOは、Time Code Outの略語である。
受信IC70は、同調回路71と、増幅回路72と、ミキサー回路73と、フィルター用水晶74Aを用いたIF増幅回路74と、包絡線検波回路75と、自動利得制御回路としてのAGC回路76と、二値化回路77と、PLL回路78と、VCO79と、アンテナ端子ANT1,ANT2と、制御ICからの制御信号が入力される入力端子INと、出力端子OUTと、フィルター用水晶74Aが接続される接続端子OSC3,4とを備えて構成されている。この受信IC70は、標準電波を受信する一般的な集積回路であるため、詳細な説明は省略する。なお、IFはIntermediate Frequency、AGCはAutoGain Control、PLLはphase locked loop、VCOはVoltage Controlled Oscillatorの略語である。
同調回路71は、コンデンサーを備えて構成され、同調回路71とアンテナ60とにより並列共振回路が構成される。同調回路71とアンテナ60とはアンテナ端子ANT1,ANT2を介して接続される。この同調回路71により、「JJY40」、「JJY60」、「WWVB」、「DCF77」、「MSF」、「BPC」の各標準電波を選択して受信可能に構成されている。なお、ユーザーがりゅうず11やボタン12等の操作部材を操作することで、制御IC20から信号端子D1、入力端子INを介して制御信号が受信IC70に入力されて、受信する標準電波の種類が選択される。
増幅回路72は、AGC回路76から入力する信号(AGC電圧)に応じてゲインを調整し、同調回路71から入力する受信信号を一定の振幅に増幅してミキサー回路73に入力する。ミキサー回路73は、前記受信信号をVCO79の信号とミキシングし、IFつまり中間周波数にダウンコンバートする。
IF増幅回路74は、ミキサー回路73から入力する受信信号をさらに増幅し、包絡線検波回路75に出力する。包絡線検波回路75は、図示しない整流器と、図示しないローパスフィルターとを備え、入力した受信信号を整流およびろ波し、ろ波して得られた包絡線信号を、AGC回路76および二値化回路77に出力する。
AGC回路76は、包絡線検波回路75から入力した包絡線信号に基づいて、増幅回路72にて受信信号を増幅する際のゲインを決定する信号を出力する。二値化回路77は、包絡線検波回路75から入力した包絡線信号と、基準電圧(閾値)とを比較して二値化信号、すなわち、TCO信号を出力する。TCO信号は、出力端子OUT、信号端子D2を介して制御IC20に入力され、RAM25に記憶される。
IF増幅回路74は、ミキサー回路73から入力する受信信号をさらに増幅し、包絡線検波回路75に出力する。包絡線検波回路75は、図示しない整流器と、図示しないローパスフィルターとを備え、入力した受信信号を整流およびろ波し、ろ波して得られた包絡線信号を、AGC回路76および二値化回路77に出力する。
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[ムーブメントの構成]
図4は、ムーブメント10の要部を示す裏面図であり、図5は、ムーブメント10の要部を示す断面図である。
ムーブメント10は、図5に示すように、地板80と、地板80の裏面側に取り付けられる輪列受け81と、輪列受け81の裏面側に配置される回路基板82と、回路基板82の裏面側に配置される耐磁板83と、耐磁板83の裏面側に配置される回路押さえ84とを備える。また、ムーブメント10は、地板80の表面側に配置される筒車押さえ85と、筒車押さえ85の表面側に配置される日車押さえ86と、日車押さえ86の表面側に配置される太陽電池87と備える。
第1モーター41、第2モーター42、第3モーター43は、図4に示すように、コア411、421、431と、コア411、421、431に巻かれたモーターコイル412、422、432と、コア411、421、431に連結されるステーター413、423、433と、ステーター413、423、433に形成された穴に配置されるローター414、424、434とを備える。これらの各モーター41、42、43は、地板80の裏面にねじ止めされている。図4、5では図示を略す第1輪列51、第2輪列52、第3輪列53は、地板80および輪列受け81間に配置されて軸支されている。
回路基板82の表面には、制御IC20と受信IC70とが搭載されている。なお、図4では回路基板82を略し、制御IC20、受信IC70を図示している。
図4は、ムーブメント10の要部を示す裏面図であり、図5は、ムーブメント10の要部を示す断面図である。
ムーブメント10は、図5に示すように、地板80と、地板80の裏面側に取り付けられる輪列受け81と、輪列受け81の裏面側に配置される回路基板82と、回路基板82の裏面側に配置される耐磁板83と、耐磁板83の裏面側に配置される回路押さえ84とを備える。また、ムーブメント10は、地板80の表面側に配置される筒車押さえ85と、筒車押さえ85の表面側に配置される日車押さえ86と、日車押さえ86の表面側に配置される太陽電池87と備える。
第1モーター41、第2モーター42、第3モーター43は、図4に示すように、コア411、421、431と、コア411、421、431に巻かれたモーターコイル412、422、432と、コア411、421、431に連結されるステーター413、423、433と、ステーター413、423、433に形成された穴に配置されるローター414、424、434とを備える。これらの各モーター41、42、43は、地板80の裏面にねじ止めされている。図4、5では図示を略す第1輪列51、第2輪列52、第3輪列53は、地板80および輪列受け81間に配置されて軸支されている。
回路基板82の表面には、制御IC20と受信IC70とが搭載されている。なお、図4では回路基板82を略し、制御IC20、受信IC70を図示している。
制御IC20は、図6にも示すように、能動領域210と、非能動領域220とを備える。能動領域210は、制御IC20を回路基板82の表面に直交する方向から視認する平面視で制御IC20の中心側の領域に設けられ、非能動領域220は、平面視で能動領域210の外周に設けられている。
ここで、能動領域210には、発振回路21、分周回路22、CPU23、ROM24、RAM25、第1モーター制御回路31、第2モーター制御回路32、第3モーター制御回路33等が配置され、非能動領域220には、入出力回路26に接続される入出力部となるパッド221や静電保護回路が配置される。入出力部には、接続端子OSC1、OSC2と、入力端子P1~P4と、電源端子VDD、VSSと、出力端子O1~O6と、信号端子D1、D2とが含まれる。すなわち、能動領域210には、アンテナ60での電波受信に影響するノイズを発生する可能性がある回路が配置され、非能動領域220には、電波受信に影響するノイズを発生しない回路が配置される。なお、静電保護回路は、パッド221と内部回路との間に組み込まれ、制御IC20の外部から侵入した静電圧が内部回路に加わることを防止する回路である。
受信IC70は、図4に示すように、能動領域710と、非能動領域720とを備える。受信IC70の能動領域710には、同調回路71、増幅回路72、ミキサー回路73、IF増幅回路74、包絡線検波回路75、AGC回路76、二値化回路77、PLL回路78、VCO79が配置され、非能動領域720には、アンテナ60や制御IC20と接続される入出力部であるパッドや静電保護回路が配置される。入出力部には、アンテナ端子ANT1、ANT2、入力端子IN、出力端子OUT、接続端子OSC3,OSC4が含まれる。すなわち、能動領域710には、アンテナ60の受信感度に影響を与えるノイズを発生する可能性がある回路が配置され、非能動領域720には、受信感度に影響を与えるノイズを発生しない回路が配置される。
ここで、能動領域210には、発振回路21、分周回路22、CPU23、ROM24、RAM25、第1モーター制御回路31、第2モーター制御回路32、第3モーター制御回路33等が配置され、非能動領域220には、入出力回路26に接続される入出力部となるパッド221や静電保護回路が配置される。入出力部には、接続端子OSC1、OSC2と、入力端子P1~P4と、電源端子VDD、VSSと、出力端子O1~O6と、信号端子D1、D2とが含まれる。すなわち、能動領域210には、アンテナ60での電波受信に影響するノイズを発生する可能性がある回路が配置され、非能動領域220には、電波受信に影響するノイズを発生しない回路が配置される。なお、静電保護回路は、パッド221と内部回路との間に組み込まれ、制御IC20の外部から侵入した静電圧が内部回路に加わることを防止する回路である。
受信IC70は、図4に示すように、能動領域710と、非能動領域720とを備える。受信IC70の能動領域710には、同調回路71、増幅回路72、ミキサー回路73、IF増幅回路74、包絡線検波回路75、AGC回路76、二値化回路77、PLL回路78、VCO79が配置され、非能動領域720には、アンテナ60や制御IC20と接続される入出力部であるパッドや静電保護回路が配置される。入出力部には、アンテナ端子ANT1、ANT2、入力端子IN、出力端子OUT、接続端子OSC3,OSC4が含まれる。すなわち、能動領域710には、アンテナ60の受信感度に影響を与えるノイズを発生する可能性がある回路が配置され、非能動領域720には、受信感度に影響を与えるノイズを発生しない回路が配置される。
回路基板82の裏面側に配置される耐磁板83は、図4に示すように、前記平面視で制御IC20の能動領域210と、受信IC70の能動領域710とに重ならない形状とされている。すなわち、耐磁板83は、能動領域210、能動領域710を避けるように凹部状に切り欠かれた切欠部831を備える形状とされている。本実施形態では、耐磁板83は、平面視で制御IC20の能動領域210に重ならず、非能動領域220の一部に重なる形状とされている。また、耐磁板83は、平面視で、受信IC70の能動領域710および非能動領域720とは重ならない形状とされている。
耐磁板83は、第1モーター41、第2モーター42、第3モーター43の各モーターコイル412、422、432と平面視で重なる部分に、穴部832、切欠部833、穴部834が形成されている。このため、耐磁板83は、各モーター41、42、43の少なくとも一部、具体的には各ステーター413、423、433やローター414、424、434等のモーターコイル412、422、432以外の部分と平面視で重なる形状とされている。
耐磁板83は、ボタン型の電池14やアンテナ60とも平面視で重ならない形状とされている。
耐磁板83は、第1モーター41、第2モーター42、第3モーター43の各モーターコイル412、422、432と平面視で重なる部分に、穴部832、切欠部833、穴部834が形成されている。このため、耐磁板83は、各モーター41、42、43の少なくとも一部、具体的には各ステーター413、423、433やローター414、424、434等のモーターコイル412、422、432以外の部分と平面視で重なる形状とされている。
耐磁板83は、ボタン型の電池14やアンテナ60とも平面視で重ならない形状とされている。
アンテナ60は、図4に示すように、アンテナコア61と、アンテナコア61に巻回されるアンテナコイル62とを備える。アンテナコア61は、例えばアモルファスの薄板を複数枚積層して構成され、略中央に形成される略矩形状の直線部611と、直線部611の両端側に略円弧状に湾曲して形成される湾曲部612とを備える。アンテナコイル62は、アンテナコア61の直線部611に巻装されている。
アンテナコア61の各湾曲部612は、プラスチック製のアンテナ枠613、614の凹溝部に収納されている。一方のアンテナ枠613には、アンテナコイル62の端部が接続されたアンテナ基板63が固定されている。
アンテナ60は、地板80の外周に沿って配置され、平面視でアンテナ60の地板80中心側のスペース、すなわちアンテナ枠613、614間のスペースに、制御IC20および受信IC70と、第2モーター42とが配置されている。
第1モーター41、第3モーター43と、アンテナコイル62との間には、制御IC20および受信IC70が配置されている。このため、少なくとも、第1モーター41、第3モーター43と、アンテナコイル62との距離は、制御IC20とアンテナコイル62との距離よりも大きくされ、アンテナ60に対する第1モーター41、第3モーター43の影響を少なくできる。
アンテナコア61の各湾曲部612は、プラスチック製のアンテナ枠613、614の凹溝部に収納されている。一方のアンテナ枠613には、アンテナコイル62の端部が接続されたアンテナ基板63が固定されている。
アンテナ60は、地板80の外周に沿って配置され、平面視でアンテナ60の地板80中心側のスペース、すなわちアンテナ枠613、614間のスペースに、制御IC20および受信IC70と、第2モーター42とが配置されている。
第1モーター41、第3モーター43と、アンテナコイル62との間には、制御IC20および受信IC70が配置されている。このため、少なくとも、第1モーター41、第3モーター43と、アンテナコイル62との距離は、制御IC20とアンテナコイル62との距離よりも大きくされ、アンテナ60に対する第1モーター41、第3モーター43の影響を少なくできる。
[実施形態の作用効果]
耐磁板83は、切欠部831を備えて、制御IC20の能動領域210と平面視で重ならない形状とされているので、制御IC20の能動領域210で発生するノイズが耐磁板83に伝わってアンテナ60のアンテナコイル62に入り、受信感度が低下することを防止できる。すなわち、能動領域210には、発振回路21や分周回路22などのクロック信号によるノイズが発生する回路が設けられているが、そのノイズが耐磁板83に伝わることを防止できるので、クロック信号によるノイズがアンテナ60の受信感度に影響することを防止できる。
また、耐磁板83は、各モーター41、42、43の少なくとも一部、具体的にはステーター413、423、433やローター414、424、434と重なるため、外部磁界がモーター41、42、43の駆動に影響することを防止できる。さらに、面積の広い1枚の耐磁板83を用いることができるので、ムーブメント10の組立工程も簡略化できる。
耐磁板83は、切欠部831を備えて、制御IC20の能動領域210と平面視で重ならない形状とされているので、制御IC20の能動領域210で発生するノイズが耐磁板83に伝わってアンテナ60のアンテナコイル62に入り、受信感度が低下することを防止できる。すなわち、能動領域210には、発振回路21や分周回路22などのクロック信号によるノイズが発生する回路が設けられているが、そのノイズが耐磁板83に伝わることを防止できるので、クロック信号によるノイズがアンテナ60の受信感度に影響することを防止できる。
また、耐磁板83は、各モーター41、42、43の少なくとも一部、具体的にはステーター413、423、433やローター414、424、434と重なるため、外部磁界がモーター41、42、43の駆動に影響することを防止できる。さらに、面積の広い1枚の耐磁板83を用いることができるので、ムーブメント10の組立工程も簡略化できる。
能動領域210からのノイズが耐磁板83に伝わることを防止できるので、制御IC20が搭載された回路基板82の裏面に耐磁板83を近接あるいは接触させることもでき、ムーブメント10つまりは電子時計1を薄型化できる。さらに、耐磁板83には、穴部832、切欠部833、穴部834が形成され、これらの穴部832、切欠部833、穴部834にモーターコイル412、422、432を配置しているので、この点でもムーブメント10を薄型化できる。
耐磁板83は、制御IC20の非能動領域220に平面視で重ねることができるので、制御IC20の配置位置の自由度を向上できる。また、非能動領域220には入出力部となるパッド221や静電保護回路が配置されているので、非能動領域220が平面視で耐磁板83に重なった場合でも、耐磁板83にノイズが伝わることがなく、アンテナ60の受信感度が低下することを防止できる。
耐磁板83は、制御IC20の非能動領域220に平面視で重ねることができるので、制御IC20の配置位置の自由度を向上できる。また、非能動領域220には入出力部となるパッド221や静電保護回路が配置されているので、非能動領域220が平面視で耐磁板83に重なった場合でも、耐磁板83にノイズが伝わることがなく、アンテナ60の受信感度が低下することを防止できる。
耐磁板83は、回路基板82に搭載された受信IC70の能動領域710に重ならない形状を備えるため、受信IC70の能動領域710でノイズが発生した場合でも、そのノイズが耐磁板83を伝わってアンテナコイル62に入ることを防止でき、受信感度の低下をさらに防止できる。
第1モーター41および第3モーター43と、アンテナ60のアンテナコイル62との間に、制御IC20、受信IC70を配置しているので、第1モーター41および第3モーター43をアンテナコイル62から離して配置できる。このため、第1モーター41、第3モーター43で発生するノイズが、アンテナコイル62に入ることを防止でき、アンテナ60の受信感度の低下をさらに防止できる。特に、駆動周期が短い秒針5用の第1モーター41をアンテナコイル62から離して配置できるので、アンテナ60の受信感度の低下を効果的に防止できる。
[変形例]
なお、本開示は前述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本開示に含まれるものである。
例えば、耐磁板83は、切欠部831を形成して制御IC20、受信IC70と平面視で重ならないように形成していたが、切欠部831の代わりに穴部を形成してもよい。
耐磁板83は、制御IC20の能動領域210の一部に重なっていたが、能動領域210および非能動領域220の全面と重ならない形状としてもよい。また、耐磁板83は、平面視で受信IC70の非能動領域720の一部に重なる形状としてもよい。
さらに、耐磁板83は、少なくとも制御IC20の能動領域210と平面視で重ならなければよく、例えば、受信IC70の能動領域710と平面視で重なるものでもよい。すなわち、受信IC70は電波を処理するICであるため、アンテナ60の受信周波数に影響しないように制御することができる。このため、受信IC70は耐磁板83と平面視で重なっていてもアンテナ60の受信感度への影響は小さい。一方、制御IC20は、CPU23等が様々なクロックで動作するため、周波数の制御が難しく、受信IC70に比べてアンテナ60の受信感度への影響が大きい。したがって、耐磁板83は、少なくとも制御IC20の能動領域210と平面視で重ならないものであればよく、受信IC70が耐磁板83と平面視で重なっていても、アンテナ60の受信感度の低下を抑制できる。
耐磁板83は、モーターコイル412、422、432が配置される穴部832、切欠部833、穴部834を備えるものに限定されない。
なお、本開示は前述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本開示に含まれるものである。
例えば、耐磁板83は、切欠部831を形成して制御IC20、受信IC70と平面視で重ならないように形成していたが、切欠部831の代わりに穴部を形成してもよい。
耐磁板83は、制御IC20の能動領域210の一部に重なっていたが、能動領域210および非能動領域220の全面と重ならない形状としてもよい。また、耐磁板83は、平面視で受信IC70の非能動領域720の一部に重なる形状としてもよい。
さらに、耐磁板83は、少なくとも制御IC20の能動領域210と平面視で重ならなければよく、例えば、受信IC70の能動領域710と平面視で重なるものでもよい。すなわち、受信IC70は電波を処理するICであるため、アンテナ60の受信周波数に影響しないように制御することができる。このため、受信IC70は耐磁板83と平面視で重なっていてもアンテナ60の受信感度への影響は小さい。一方、制御IC20は、CPU23等が様々なクロックで動作するため、周波数の制御が難しく、受信IC70に比べてアンテナ60の受信感度への影響が大きい。したがって、耐磁板83は、少なくとも制御IC20の能動領域210と平面視で重ならないものであればよく、受信IC70が耐磁板83と平面視で重なっていても、アンテナ60の受信感度の低下を抑制できる。
耐磁板83は、モーターコイル412、422、432が配置される穴部832、切欠部833、穴部834を備えるものに限定されない。
制御IC20や受信IC70の回路構成は前記実施形態に限定されず、他の回路や他の入出力部を含んでいてもよい。また、制御IC20や受信IC70はそれぞれ1つのICで構成されていたが、複数のICで構成されていてもよい。
半導体装置は、制御IC20や受信IC70等の集積回路に限らず、半導体素子やMEMS等でもよい。なお、MEMSは、Micro Electro Mechanical Systemsの略語である。
前記実施形態では、3つのモーターを設けていたが、1つあるいは2つのモーターを設けてもよいし、例えば、サブダイヤルに配置される小針を備える場合のように、4つ以上のモーターを設けてもよい。すなわち、モーターの数や指針の数、さらにはボタン数などは、電子時計の種類などに応じて設定すればよい。
半導体装置は、制御IC20や受信IC70等の集積回路に限らず、半導体素子やMEMS等でもよい。なお、MEMSは、Micro Electro Mechanical Systemsの略語である。
前記実施形態では、3つのモーターを設けていたが、1つあるいは2つのモーターを設けてもよいし、例えば、サブダイヤルに配置される小針を備える場合のように、4つ以上のモーターを設けてもよい。すなわち、モーターの数や指針の数、さらにはボタン数などは、電子時計の種類などに応じて設定すればよい。
[本開示のまとめ]
本開示の電子時計は、標準電波を受信するアンテナと、指針と、前記指針を駆動するモーターと、能動領域を備える半導体装置が表面に搭載された回路基板と、前記回路基板の裏面側に配置され、前記回路基板の表面に直交する方向から見た平面視で前記モーターの少なくとも一部と重なり、前記半導体装置の前記能動領域とは重ならない形状を備える耐磁板と、を備えることを特徴とする。
本開示の電子時計によれば、耐磁板は、半導体装置の能動領域と重ならない形状とされているので、半導体装置の能動領域で発生するノイズが耐磁板に伝わってアンテナに入り、受信感度が低下することを防止できる。また、耐磁板は、モーターの少なくとも一部と重なるため、外部磁界がモーターの駆動に影響することを防止できる。
本開示の電子時計は、標準電波を受信するアンテナと、指針と、前記指針を駆動するモーターと、能動領域を備える半導体装置が表面に搭載された回路基板と、前記回路基板の裏面側に配置され、前記回路基板の表面に直交する方向から見た平面視で前記モーターの少なくとも一部と重なり、前記半導体装置の前記能動領域とは重ならない形状を備える耐磁板と、を備えることを特徴とする。
本開示の電子時計によれば、耐磁板は、半導体装置の能動領域と重ならない形状とされているので、半導体装置の能動領域で発生するノイズが耐磁板に伝わってアンテナに入り、受信感度が低下することを防止できる。また、耐磁板は、モーターの少なくとも一部と重なるため、外部磁界がモーターの駆動に影響することを防止できる。
本開示の電子時計において、前記半導体装置の前記能動領域には、発振回路、分周回路が配置され、前記能動領域以外の非能動領域には、入出力部、静電保護回路が配置されることが好ましい。
本開示の電子時計によれば、能動領域に配置された発振回路、分周回路でクロック信号によるノイズが発生しても、そのノイズが耐磁板に伝わることを防止できるので、クロック信号によるノイズがアンテナの受信感度に影響することを防止できる。また、非能動領域には入出力部や静電保護回路が配置されているので、非能動領域が平面視で耐磁板に重なった場合でも、耐磁板にノイズが伝わることがなく、アンテナの受信感度が低下することを防止できる。
本開示の電子時計によれば、能動領域に配置された発振回路、分周回路でクロック信号によるノイズが発生しても、そのノイズが耐磁板に伝わることを防止できるので、クロック信号によるノイズがアンテナの受信感度に影響することを防止できる。また、非能動領域には入出力部や静電保護回路が配置されているので、非能動領域が平面視で耐磁板に重なった場合でも、耐磁板にノイズが伝わることがなく、アンテナの受信感度が低下することを防止できる。
本開示の電子時計において、前記回路基板の前記表面には、前記アンテナによる受信処理を制御する受信用半導体装置が搭載され、前記耐磁板は、前記平面視で前記受信用半導体装置の能動領域とは重ならない形状を備えることが好ましい。
回路基板に受信用半導体装置が搭載された場合に、耐磁板は受信用半導体装置の能動領域に重ならない形状を備えるため、受信用半導体装置の能動領域でノイズが発生した場合でも、そのノイズが耐磁板を伝わってアンテナに入り、受信感度が低下することを防止できる。
回路基板に受信用半導体装置が搭載された場合に、耐磁板は受信用半導体装置の能動領域に重ならない形状を備えるため、受信用半導体装置の能動領域でノイズが発生した場合でも、そのノイズが耐磁板を伝わってアンテナに入り、受信感度が低下することを防止できる。
本開示の電子時計において、前記アンテナはアンテナコイルを備え、前記モーターは複数設けられ、前記複数のモーターのうちの少なくとも一つのモーターと前記アンテナコイルとの距離は、前記半導体装置と前記アンテナコイルとの距離よりも大きいことが好ましい。
モーターで発生するノイズは、半導体装置に比べて、アンテナの受信感度低下に影響するため、少なくとも一つのモーターを半導体装置に比べてアンテナコイルから離すことでモーターによる影響を低減できる。
モーターで発生するノイズは、半導体装置に比べて、アンテナの受信感度低下に影響するため、少なくとも一つのモーターを半導体装置に比べてアンテナコイルから離すことでモーターによる影響を低減できる。
1…電子時計、2…外装ケース、3…文字板、5…秒針、6…分針、7…時針、8…日車、10…ムーブメント、11…りゅうず、12…ボタン、13…水晶振動子、14…電池、20…制御IC、21…発振回路、22…分周回路、23…CPU、24…ROM、25…RAM、26…入出力回路、27…バス、28…制御回路、31…第1モーター制御回路、32…第2モーター制御回路、33…第3モーター制御回路、41…第1モーター、42…第2モーター、43…第3モーター、51…第1輪列、52…第2輪列、53…第3輪列、60…アンテナ、61…アンテナコア、62…アンテナコイル、63…アンテナ基板、70…受信IC、71…同調回路、72…増幅回路、73…ミキサー回路、74…IF増幅回路、74A…フィルター用水晶、75…包絡線検波回路、76…AGC回路、77…二値化回路、78…PLL回路、80…地板、81…輪列受け、82…回路基板、83…耐磁板、84…回路押さえ、85…筒車押さえ、86…日車押さえ、87…太陽電池、210…能動領域、220…非能動領域、221…パッド、411…コア、412…モーターコイル、413…ステーター、414…ローター、421…コア、422…モーターコイル、423…ステーター、424…ローター、431…コア、432…モーターコイル、433…ステーター、434…ローター、611…直線部、612…湾曲部、613…アンテナ枠、614…アンテナ枠、710…能動領域、720…非能動領域、831…切欠部、832…穴部、833…切欠部、834…穴部。
Claims (4)
- 標準電波を受信するアンテナと、
指針と、
前記指針を駆動するモーターと、
能動領域を備える半導体装置が表面に搭載された回路基板と、
前記回路基板の裏面側に配置され、前記回路基板の表面に直交する方向から見た平面視で前記モーターの少なくとも一部と重なり、前記半導体装置の前記能動領域とは重ならない形状を備える耐磁板と、を備える
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1に記載の電子時計において、
前記半導体装置の前記能動領域には、発振回路、分周回路が配置され、
前記能動領域以外の非能動領域には、入出力部、静電保護回路が配置される
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1または請求項2に記載の電子時計において、
前記回路基板の前記表面には、前記アンテナによる受信処理を制御する受信用半導体装置が搭載され、
前記耐磁板は、前記平面視で前記受信用半導体装置の能動領域とは重ならない形状を備える
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電子時計において、
前記アンテナはアンテナコイルを備え、
前記モーターは複数設けられ、
前記複数のモーターのうちの少なくとも一つのモーターと前記アンテナコイルとの距離は、前記半導体装置と前記アンテナコイルとの距離よりも大きい
ことを特徴とする電子時計。
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