JP5116790B2 - 侵入検知システムおよびそのセンサー装置 - Google Patents

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Description

この発明は、侵入を監視したい領域や境界に電波を送受信するための漏洩伝送路を配置し、侵入を監視したい領域や境界への人その他の被監視物体の侵入を電波で監視する侵入検知システムおよびそのセンサー装置に関するものである。
従来の電波を用いた侵入検知システムにおいては、基準クロック信号から生成された参照用スペクトラム拡散信号をセンサー装置から送信用漏洩伝送路で出力し、受信用漏洩伝送路で受信したスペクトラム拡散信号と侵入物体の測定距離の対応した遅延時間の参照用スペクトラム拡散信号との相関をセンサー装置でとり、相関信号の信号レベルの変動量が設定値以上のときに侵入物体をセンサー装置で検知している(特開2004−306909号公報(特許文献1)、特開2007−179401号公報(特許文献2)を参照)。
特開2004−306909号公報(図1−3及びその説明) 特開2007−179401号公報(図4及びその説明)
侵入を監視したい領域や境界への人その他の被監視物体の侵入を複数セットの侵入物体検知システムで監視する場合、従来の侵入物体検知システムでは、一の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路から出力されたスペクトラム拡散信号と、近傍の他の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路から送信されたスペクトラム拡散信号との双方が、受信用漏洩伝送路で受信される場合が生じ、その場合、当該受信された両スペクトラム拡散信号間の相互干渉が発生して、誤検知することがあることがあり、この誤検知は、一の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路と近傍の他の侵入物体検知システムの受信用漏洩伝送路とを離すことにより無くなることが発明者等による開発の過程で判明した。そして、一の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路と近傍の他の侵入物体検知システムの受信用漏洩伝送路とを離すことにより前記誤検知は無くなるが、被監視物体の侵入を検知できないエリアが発生する問題が生じることも判明した。
例えば、前記誤検知を無くすために、図16に例示のように、センサー装置21aに接続された送信用漏洩伝送路13aおよび受信用漏洩伝送路15aの各始端と、センサー装置21bに接続された送信用漏洩伝送路13bおよび受信用漏洩伝送路15bの各始端とを距離dだけ離間すると、両始端間に検知できないエリアNDAが生じ、同様に、センサ装置―21aに接続された送信用漏洩伝送路13aおよび受信用漏洩伝送路15aの各終端と、センサー装置21bに接続された送信用漏洩伝送路13bおよび受信用漏洩伝送路15bの各終端とを距離dだけ離間すると、両終端間に検知できないエリアNDAが生じる。そして、白抜き矢印で示すように、前記両始端間に検知できないエリアNDAおよび両終端間に検知できないエリアNDAから、侵入を監視したい領域への被監視物体の侵入を防止できないという問題が生じる。
なお、前記干渉は、一の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路から出力されたスペクトラム拡散信号の信号間隔と近傍の他の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路から送信されたスペクトラム拡散信号の信号間隔とが同一の場合に顕著に生じ、前記両スペクトラム拡散信号の信号間隔を異なる信号間隔としても生じる場合がある。
この発明は、前述のような実情に鑑みてなされたもので、侵入を監視したい領域や境界への人その他の被監視物体の侵入を複数セットの侵入物体検知システムで監視する場合、一の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路の少なくとも一部と、他の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路の少なくとも一部とを近接設置しても、センサー装置が誤検知しないようにすることを目的とするものである。
この発明に係る侵入検知システムは、第1の送信用漏洩伝送路へ第1の送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信する第1の送信回路部、前記第1の送信用漏洩伝送路から第1の受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記第1のスペクトラム拡散信号の変調波を受信し当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知する第1の受信回路部を備えた第1のセンサー装置、および第2の送信用漏洩伝送路へ第2の送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信する第2の送信回路部、前記第2の送信用漏洩伝送路から第2の受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記第2のスペクトラム拡散信号の変調波を受信し当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知する第2の受信回路部を備えた第2のセンサー装置を備え、前記第1のセンサー装置と、前記第1の送信用及び受信用の各漏洩伝送路と、前記第2のセンサー装置と、前記第2の送信用及び受信用の各漏洩伝送路とにより監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知する侵入検知システムであって、前記第1の漏洩伝送路の少なくとも一部と前記第2の送信用漏洩伝送路の少なくとも一部とが近接設置され、前記第1の送信用スペクトラム拡散信号の信号間隔と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号の信号間隔とが同一であり、前記第1の送信用スペクトラム拡散信号と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号とが重ならないように前記第1の送信用スペクトラム拡散信号と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号とが周波数的にずれている侵入検知システムである。
この発明は、第1の送信用漏洩伝送路へ第1の送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信する第1の送信回路部、前記第1の送信用漏洩伝送路から第1の受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記第1のスペクトラム拡散信号の変調波を受信し当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知する第1の受信回路部を備えた第1のセンサー装置、および第2の送信用漏洩伝送路へ第2の送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信する第2の送信回路部、前記第2の送信用漏洩伝送路から第2の受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記第2のスペクトラム拡散信号の変調波を受信し当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知する第2の受信回路部を備えた第2のセンサー装置を備え、前記第1のセンサー装置と、前記第1の送信用及び受信用の各漏洩伝送路と、前記第2のセンサー装置と、前記第2の送信用及び受信用の各漏洩伝送路とにより監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知する侵入検知システムであって、前記第1の送信用漏洩伝送路の少なくとも一部と前記第2の送信用漏洩伝送路の少なくとも一部とが近接設置され、前記第1の送信用スペクトラム拡散信号の信号間隔と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号の信号間隔とが同一であり、前記第1の送信用スペクトラム拡散信号と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号とが重ならないように前記第1の送信用スペクトラム拡散信号と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号とが周波数的にずれているので、侵入を監視したい領域や境界への人その他の被監視物体の侵入を複数セットの侵入物体検知システムで監視する場合、一の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路の少なくとも一部と、他の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路の少なくとも一部とが近接設置されていることから、前記複数セットの侵入物体検知システムで監視する場合であっても、当該近接設置部分を相対的に離す必要がなく、当該近接設置部分における被検知物体の侵入を検知できないエリアが生じることを防ぐことができ、しかも、センサー装置が誤検知しないという効果がある。
この発明の実施の形態1を示す図で、侵入検知システムに使用するセンサー装置の一事例の内部構成を例示するブロック図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、侵入検知システムの一事例を例示するシステム構成図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1における送信用電圧制御発信器8の出力波形の事例を例示する図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1における送信スペクトラム拡散信号発生器7の出力波形の事例を例示する図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図1における送信用ミキサー8の出力波形の事例を例示する図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図2における送信用漏洩伝送路13aの出力波形の事例を例示する図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図2における送信用漏洩伝送路13bの出力波形の事例を例示する図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、図2における受信用漏洩伝送路15aの入力波形の事例を例示する図である。 この発明の実施の形態1を示す図で、実施の形態1の効果を説明する図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、侵入検知システムに使用するセンサー装置の他の事例の内部構成を例示するブロック図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、侵入検知システムの他の事例を例示するシステム構成図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、漏洩電波波形の事例を例示する図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、侵入検知システムの更に他の事例を例示するシステム構成図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、侵入検知システムに使用するセンサー装置の他の事例の内部構成を例示するブロック図である。 この発明の実施の形態5を示す図で、侵入検知システムの更に他の事例を例示するシステム構成図である。 従来の侵入物体検知システムを使用して、侵入を監視したい領域や境界への人その他の被監視物体の侵入を複数セットの侵入物体検知システムで監視する場合の問題を説明する図である。
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図1〜図9により説明する。図1は侵入検知システムに使用するセンサー装置の一事例の内部構成を例示するブロック図、図2は侵入検知システムの一事例を例示するシステム構成図、図3は図1における送信用電圧制御発信器8の出力波形の事例を例示する図、図4は図1における送信スペクトラム拡散信号発生器7の出力波形の事例を例示する図、図5は図1における送信用ミキサー8の出力波形の事例を例示する図、図6は図2における送信用漏洩伝送路13aの出力波形の事例を例示する図、図7は図2における送信用漏洩伝送路13bの出力波形の事例を例示する図、図8は図2における受信用漏洩伝送路15aの入力波形の事例を例示する図、図9は実施の形態1の効果を説明する図である。
図1において、侵入検知システムに使用するセンサー装置21は、基準クロック発生器1と、内/外部切替スイッチ2と、出力増幅器3と、入力増幅器4と、制御部17と、送信回路部18と、受信回路部19とで構成されている。
送信回路部18から送信用漏洩伝送路13へ送信用スペクトラム拡散信号の変調波が送信され、送信用漏洩伝送路13から受信用漏洩伝送路15へ漏洩したスペクトラム拡散信号の変調波は受信回路部19で受信され、受信回路部19で被検知物体の侵入の有無が判別され、被検知物体の侵入が検知される。
送信用漏洩伝送路13の終端には周知の送信用ターミネータ14が、受信用漏洩伝送路15の終端には周知の送信用ターミネータ16が、それぞれ設けられている。
送信回路部18は、送信用位相同期回路5と、送信用電圧制御発信器6と、送信用位相
同期回路7と、送信用ミキサー8とで構成されている。
受信回路部19は、受信用位相同期回路9と、受信用電圧制御発信器10と、受信用ミキサー11と、検知処理器12とで構成されている。
出力増幅器3は、基準クロック発生器1のクロックを外部に出力するための増幅器である。入力増幅器4は、外部から供給される基準クロックを増幅するための増幅器である。内/外部切替スイッチ2は、内部の基準クロック発生器1と入力増幅器4から出力される外部基準クロックを切り替えるためのスイッチで、選択された基準クロックを送信用位相同期回路5と送信用スペクトラム拡散信号発生器7と受信用位相同期回路9と検知処理器12に供給している。
送信用位相同期回路7と送信用電圧制御発信器6は、制御部17から指示された送信用ローカル周波数Fを作り出し、送信用ミキサー8で送信スペクトラム信号発生器7の変調を行っている。
送信用漏洩伝送路13は、送信用ミキサー8から出力される変調波を放射するための例えば漏洩ケーブルである。
受信用漏洩伝送路15は、送信用漏洩伝送路13からの漏洩電波を受信するための例えば漏洩ケーブルである。
受信用位相同期回路9と受信用電圧制御発信器10は、制御部17から指示された受信用ローカル周波数を作り出し、受信用ミキサー11で受信用漏洩伝送路16の受信電波を中間周波数に変換している。
検知処理器12は、受信用ミキサー11からの中間周波数を復調して、送信用漏洩伝送路13と受信用漏洩伝送路15間の侵入物体の電波の揺れを検知している。
制御部17は、内/外部切替スイッチ2の切り替えと同時に送信用位相同期回路5と受信用位相同期回路9の周波数の変更を行っている。
図2は、図1に図示の侵入検知システムを2セット使って、例えば図9に例示のような侵入を監視したい領域への被検知物体の侵入を検知する場合のシステム構成の事例であり、センサー装置A21a、センサー装置B21bの何れも、図1におけるセンサー装置21が使用されている。換言すれば、センサー装置A21aとセンサー装置B21bとはそれらの内部構成および機能が同じである。更に換言すれば、同じ構造同じ機能のセンサー装置がセンサー装置A21aおよびセンサー装置B21bに使用されている。
従って、図2における送信回路部18a,18b、および受信回路部19a,19bの各内部構成は図示省略してあるが、送信回路部18a,18bは何れも図1における送信回路部18が使用され、受信回路部19a,19bは何れも図1に受信回路部19が使用されている。
図2において、内部の基準クロック発生器1aが発生する基準クロックを使用するセンサー装置A(内部基準クロック)21aは、その内/外部切替スイッチ2aが内部の基準クロック発生器1aに接続する側に切り替えられている。
外部の基準クロック発生器1aが発生する基準クロックを使用するセンサー装置B(外部基準クロック)21bは、その内/外部切替スイッチ2bが外部(センサー装置A21a)の基準クロック発生器1aに接続する側に切り替えられている。
なお、非漏洩の同軸ケーブル20は、センサー装置A(内部基準クロック)21aの出力増幅器3aから出力される基準クロック発生器1aの基準クロックをセンサー装置B(外部基準クロック)21bに供給するために、センサー装置A(内部基準クロック)21の出力増幅器3aとセンサー装置B(外部基準クロック)21bの入力増幅器4bと接続するための同軸ケーブルである。
次に、図1〜図8を使って本実施の形態の動作を説明する。
送信用位相同期回路5は、制御部17から指示された周波数Fになるよう送信用電圧制御発振器6を制御し、この制御によって送信用電圧制御発振器6は図3に示すローカル周波数Fを送信用ミキサー8に出力する。
送信スペクトラム拡散信号発生器7は、基準クロック発生器1が発生した基準クロックに基づき基準クロックに同期して図4に示すΔf間隔のf、f、・・・、fのスペクトラム拡散信号を送信用ミキサー8に出力する。
送信用ミキサー8は、スペクトラム拡散信号を図5に示すように送信用ローカル周波数Fに乗せた変調波を送信用漏洩伝送路13に出力する。
送信用漏洩伝送路13で変調波を放射して、送信用漏洩伝送路13と受信用漏洩伝送路15間に侵入した物体で変動した変調波を受信用漏洩伝送路15にて受信して、受信用ミキサー11に出力する。
受信用位相同期回路9と受信用電圧制御発信器10と受信用ミキサー11は、受信した変調波を検知処理器19で処理するために必要となる周波数まで下げる。
検知処理器19は、受信用ミキサー11の出力を入力して侵入物体による変調波の変動を検出する。
センサー装置A(内部基準クロック)21は、制御部17aの制御により内/外部切替スイッチ2aを内部の基準クロック発生器1a側に設定すると同時に、送信回路部18aの送信用位相同期回路5と受信回路部19aの受信用位相同期回路9に、周波数Fを送受信できるローカル周波数を設定する。
また、送信回路18aから出力された変調波は、送信用漏洩伝送路13aから電波として放射して、受信用漏洩伝送路15aで受信する。図6は、送信用漏洩伝送路13aからの変調波の波形を示すもので、ローカル周波数Fは変調波の中心周波数で、Δfはスペクトラム拡散信号の間隔を示す。
センサー装置B(外部基準クロック)21bは、制御部17bの制御により内/外部切替スイッチ2bを外部の入力増幅器4b側に設定すると同時に、送信回路18bと受信回路部19bに、周波数(F−n×Δf/2)[n:奇数倍]を送受信できる周波数Fを設定する。
また、送信回路19bから送信された変調波は、送信用漏洩伝送路13bから電波として放射して、受信用漏洩伝送路15bで受信する。図7は、送信用伝送路13bからの変調波の波形を示す。
非漏洩の同軸ケーブル20により、出力増幅器3aと入力増幅器4bとを接続して、出力増幅器3aから出力される基準クロック発生器1aの基準クロックを入力増幅器4bに供給して、第1のセンサー装置A(内部基準クロック)21aと第2のセンサー装置B(内部基準クロック)21bの基準クロックを統一する。即ち、第1のセンサー装置A(内部基準クロック)21aにおける送信スペクトラム拡散信号の基準となる基準クロックと第2のセンサー装置B(内部基準クロック)21bにおける送信スペクトラム拡散信号の基準となる基準クロックとが同じ基準クロック発生器1aから供給される。
本実施の形態1では、例えば、第1のセンサー装置A(内部基準クロック)21aに接
続され第1の送信用漏洩伝送路13aに並設された第1の受信用漏洩伝送路15aと、第2のセンサー装置B(外部基準クロック)21bに接続され第2の受信用漏洩伝送路15bに並設された送信用漏洩伝送路13bとが近い位置に設置されると、第1の受信用漏洩伝送路15aには、送信用漏洩伝送路13aの漏洩電波と送信用漏洩伝送路13bの漏洩電波の両方を図8に示すように受信することとなるが、第1のセンサー装置A(内部基準クロック)21aで使用する基準クロックと第2のセンサー装置B(外部基準クロック)21bで使用する基準クロックとを同じ基準クロック発生器1aから供給することにより両クロック信号を同一にし、更に、第1のセンサー装置A(内部基準クロック)21aで発生するスペクトラム拡散信号と第2のセンサー装置B(外部基準クロック)21bで発生するスペクトラム拡散信号とを周波数的にずらす、例えばスペクトラム拡散信号の信号間隔Δfの1/2ずらす、ことで、第1の受信用漏洩伝送路15aが受信した送信用漏洩伝送路13aの漏洩電波におけるスペクトラム拡散信号と第1の受信用漏洩伝送路15aが受信した送信用漏洩伝送路13bの漏洩電波スペクトラム拡散信号とが重なることがなく、当該両スペクトラム拡散信号の干渉を防止することができる。
従来のセンサー装置を使用した侵入検知システムを複数セット設置して被検知物体の侵入を検知する場合は、各システムにおけるセンサー装置の基準クロックが別々であるため、基準クロックの変動(温度、電圧等)で、前記両スペクトラム拡散信号が重なることがあり、両スペクトラム拡散信号の干渉が発生することから、当該干渉が生じないように、図16に示すように、第1のセンサー装置21aに接続された第1の送信用漏洩伝送路13aおよび第1の受信用漏洩伝送路15aの各始端と、第2のセンサー装置21bに接続された第2の送信用漏洩伝送路13bおよび第2の受信用漏洩伝送路15bの各始端とを距離dだけ離間する必要があり、両始端間に検知できないエリアNDAが生じ、同様に、第1のセンサー装置21aに接続された第1の送信用漏洩伝送路13aおよび第1の受信用漏洩伝送路15aの各終端と、第2のセンサー装置21bに接続された第2の送信用漏洩伝送路13bおよび第2の受信用漏洩伝送路15bの各終端とを距離dだけ離間する必要があり、両終端間に検知できないエリアNDAが生じ、その結果、白抜き矢印で示すように、前記両始端間に検知できないエリアNDAおよび両終端間に検知できないエリアNDAから、侵入を監視したい領域への被監視物体の侵入を防止できないという問題が生じる。
これに対し、本実施の形態1では前述のように前記干渉が生じないので、図9に例示のように、第1のセンサー装置21aに接続された第1の送信用漏洩伝送路13aおよび第1の受信用漏洩伝送路15aの各始端と、第2のセンサー装置21bに接続された第2の送信用漏洩伝送路13bおよび第2の受信用漏洩伝送路15bの各始端とを離間する必要がなくなり、両始端間には図16における検知できないエリアNDAは生じない。同様に、第1のセンサー装置21aに接続された第1の送信用漏洩伝送路13aおよび第1の受信用漏洩伝送路15aの各終端と、第2のセンサー装置21bに接続された第2の送信用漏洩伝送路13bおよび第2の受信用漏洩伝送路15bの各終端とを離間する必要がなくなり、両終端間には図16における検知できないエリアNDAは生じない。
従って、本実施の形態1によれば、侵入を監視したい領域や境界への人その他の被監視物体の侵入を複数セットの侵入物体検知システムで監視する場合、一の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路の少なくとも一部と、他の侵入物体検知システムの送信用漏洩伝送路の少なくとも一部とを近接設置しても、センサー装置が誤検知しないようにすることが可能となる。
なお、本実施の形態1は、前述のように、第1の送信用漏洩伝送路へ第1の送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信する第1の送信回路部、前記第1の送信用漏洩伝送路から第1の受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記第1のスペクトラム拡散信号の変調波を受信し当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の
侵入を検知する第1の受信回路部を備えた第1のセンサー装置、および第2の送信用漏洩伝送路へ第2の送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信する第2の送信回路部、前記第2の送信用漏洩伝送路から第2の受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記第2のスペクトラム拡散信号の変調波を受信し当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知する第2の受信回路部を備えた第2のセンサー装置を備え、前記第1の送信用スペクトラム拡散信号の信号間隔と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号の信号間隔とが同一であり、前記第1の送信用スペクトラム拡散信号と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号とが重ならないように前記第1の送信用スペクトラム拡散信号と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号とが周波数的にずれている侵入検知システムである。
また、前記第1の送信用スペクトラム拡散信号および前記第2の送信用スペクトラム拡散信号が同じ基準クロックに基づいて生成侵入検知システムである。
また、前記基準クロックが一の基準クロック発生器から出力されるクロックである侵入検知システムである。
また、前記送信用スペクトラム拡散信号の信号間隔Δfより少ない周波数だけ前記第1の送信用スペクトラム拡散信号と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号とが周波数的にずれている侵入検知システムである。
また、前記基準クロック発生器が前記第1のセンサー装置に設けられ、前記基準クロック発生器の出力が非漏洩の同軸ケーブルを介して前記第2のセンサー装置に基準クロックとして供給される侵入検知システムである。
また、送信用漏洩伝送路へ送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信し、前記送信用漏洩伝送路から受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記変調波を受信して当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知するセンサー装置において、基準クロックを発生する基準クロック発生器、この基準クロック発生器の出力端に接続され前記基準クロック発生器が発生した基準クロックを外部に出力する出力増幅器、外部からの基準クロックを入力する入力増幅器、および前記基準クロック発生器が発生した基準クロックおよび前記入力増幅器が入力する外部からの基準クロックの何れかを選択的に送信スペクトラム拡散信号発生器に供給する切換スイッチを備え、前記送信スペクトラム拡散信号発生器が前記切換スイッチを介して選択的に供給された基準クロックに基づいて前記送信スペクトラム拡散信号を生成するセンサー装置である。
また、内部の基準クロックを外部に出力するための出力増幅器と外部からの基準クロックを入力するための入力増幅器と内部の基準クロックと入力増幅器からの外部の基準クロックを選択するためのスイッチとそのスイッチを制御する制御部と本装置間の基準クロックを供給するための同軸ケーブルを備えた電波を用いた干渉抑圧機能つき侵入物体検知装置である。
また、電波を用いた侵入検知システム内における干渉波抑圧装置であって、2台以上の同装置が設置された場合、送信するためのローカル周波数を切り替える位相同期回路と電圧制御発信器、受信するためのローカル周波数を切り替える位相同期回路と電圧制御発信器を備え、内部と外部の基準クロックを選択するためのスイッチ制御と同時に装置間のスペクトラム拡散信号が重ならないようにローカル周波数を制御する制御部を備えた電波を用いた干渉抑圧機能つき侵入物体検知装置である。
実施の形態2.
以下、実施の形態2を図10〜図12により説明する。図10は侵入検知システムに使用するセンサー装置の他の事例の内部構成を例示するブロック図、図11は侵入検知システムの他の事例を例示するシステム構成図、図12は漏洩電波波形の事例を例示する図である。
図10に例示のセンサー装置21は、出力増幅器3を内/外部切替スイッチ2の出力側に接続したものであり、その他については実施の形態1における図1と同じ構成である。
図11は、図10のセンサー装置を3台接続した場合のシステム図である。図11に例示してあるように、第1のセンサー装置A(内部基準クロック)21aは、制御部17aの制御により内/外部切替スイッチ2aを内部の基準クロック発生器1a側に設定すると同時に、送信回路部18aおよび受信回路部19aに周波数Fを送信および受信できる周波数を設定する。
非漏洩の同軸ケーブル20−1により、出力増幅器3aと入力増幅器4bとを接続して、出力増幅器3aから出力される基準クロック発生器1aの基準クロックを入力増幅器4bに供給して、第1のセンサー装置A(内部基準クロック)21aと第2のセンサー装置B(外部基準クロック)21bの基準クロックを統一にする。
第2のセンサー装置B(外部基準クロック)21bは、制御部17bの制御により内/外部切替スイッチ2bを外部の入力増幅器4b側に設定すると同時に、送信回路部18bおよび受信回路部19bに、図12に例示してあるように、スペクトラム拡散信号が第1のセンサー装置A(内部基準クロック)21aと重ならないように約(F−(3n+1)×Δf/3)[n:整数倍]となる周波数を送信および受信できる周波数に設定する。
非漏洩の同軸ケーブル20−2により、出力増幅器3bと入力増幅器4cとを接続して、出力増幅器3bから出力される基準クロック発生器1aの基準クロックを入力増幅器4cに供給して、第1のセンサー装置A(内部基準クロック)21aと第2のセンサー装置B(外部基準クロック)21bと第3のセンサー装置C(外部基準クロック)21cの基準クロックを統一にする。
第3のセンサー装置C(外部基準クロック)21cは、制御部17cの制御により内/外部切替スイッチ2cを外部の入力増幅器4c側に設定すると同時に、送信回路部18cおよび受信回路部19cに、図12に例示してあるように、スペクトラム拡散信号が第1のセンサー装置A(内部基準クロック)21aと第2のセンサー装置B(外部基準クロック)21bと重ならないように約(F−(3n+2)×Δf/3)[n:整数倍]となる周波数を送信および受信できる周波数に設定する。
なお、前述の実施の形態1では、図2に例示のように、2台のセンサー装置21a,21bを接続した場合について述べたが、本実施の形態2では、図12に示すように、一のクロック信号発生器1aの出力クロック信号を共通に使用できるように3台あるいは3台以上のセンサー装置を接続可能としたもので、スペクトラム拡散信号が重ならないように前記ローカル周波数を設定すれば、3台あるいは3台以上のセンサー装置の接続が可能となる。
なお、本実施の形態2は、前述のように、送信用漏洩伝送路へ送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信し、前記送信用漏洩伝送路から受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記変調波を受信して当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知するセンサー装置において、基準クロックを発生する基準クロック発生器、外部からの基準クロックを入力する入力増幅器、前記基準クロック発生器が発生した基準クロックおよび前記入力増幅器が入力する外部からの基準クロックの何れかを選択的に送信スペクトラム拡散信号発生器に供給する切換スイッチ、および前記切換スイッチにより前記基準クロック発生器が発生した基準クロックが送信スペクトラム拡散信号発生器に供給されると前記基準クロック発生器が発生した基準クロックを外部に出力する出力増幅器を備え、前記送信スペクトラム拡散信号発生器が前記切換スイッチを介して選択的に供給された基準クロックに基づいて前記送信スペクトラム拡散信号を生成するセンサー装置である。
また、電波を用いた侵入検知システム内における干渉波抑圧装置であって、内部の基準
クロックと外部の基準クロックを選択するスイッチの出力側に基準クロックを外部に出力するための出力増幅器を備えた設備で、外部の基準クロックを外部に出力することが可能な電波を用いた干渉抑圧機能つき侵入物体検知装置である。
実施の形態3.
以下、実施の形態3を、侵入検知システムの更に他の事例を例示する図13により説明する。
前述の実施の形態1,2では、出力増幅器と入力増幅器と内/外部切替スイッチにより各センサー装置に基準クロックを共用する場合について述べたが、本実施の形態3では、図13に例示してあるように、基準クロック発生器1aを有する第1のセンサー装置21aは、前述の実施の形態1,2における入力増幅器4aおよび内/外部切替スイッチ2aを設けられておらず、それぞれ基準クロック発生器1aの出力端に入力端が直接接続された出力増幅器3−1、3−2が設けられ、送信回路部18aおよび受信回路部19aは前記ローカル周波数Fを送信および受信できる周波数に固定して基準クロック出力側機能のみとしてある。
第2のセンサー装置(外部基準クロック)21bは、前述の実施の形態1,2における基準クロック発生器1bと出力増幅器3bと内/外部切替スイッチ2bとが設けられておらず、基準クロックは、第1のセンサー装置21aの基準クロック発生器1aから同軸ケーブル20−1により供給され、制御部17bにより送信回路部18bおよび受信回路部19bはスペクトラム拡散信号が重ならない前記ローカル周波数に設定される。
第3のセンサー装置21cは、第2のセンサー装置21bと同一構成であり、送信回路部18cおよび受信回路部19cの前記ローカル周波数を、制御部17cにより、第1のセンサー装置21aおよび第2のセンサー装置21bの各スペクトラム拡散信号と重ならないように設定する。
第1のセンサー装置21aのように基準クロック発生器1aを有するセンサー装置と、第2および第3のセンサー装置2b,2cのように基準クロック発生器が設けられておらず外部の他のセンサー装置(第1のセンサー装置21a)の基準クロック発生器の出力クロック信号を共用できるセンサー装置とに分けることで、構造を簡略化できる装置を得ることができる。
なお、本実施の形態3は、前述のように、送信用漏洩伝送路へ送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信し、前記送信用漏洩伝送路から受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記変調波を受信して当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知するセンサー装置において、基準クロックを発生する基準クロック発生器、およびこの基準クロック発生器の出力端に接続され前記基準クロック発生器が発生した基準クロックを外部に出力する複数個の出力増幅器を備え、前記基準クロック発生器が発生した基準クロックに基づいて送信スペクトラム拡散信号発生器が前記送信スペクトラム拡散信号を生成するセンサー装置である。
また、内部の基準クロックを外部に出力するための出力増幅器と2個以上備えた装置と外部からの基準クロックを入力するための入力増幅器を備えた装置と装置間の基準クロックを供給するための同軸ケーブルを備えた電波を用いた干渉抑圧機能つき侵入物体検知装置である。
実施の形態4.
以下、実施の形態4を、侵入検知システムに使用するセンサー装置の他の事例の内部構成を例示する図14により説明する。
前述の実施の形態1〜3では、一のセンサー装置で基準クロック発生器1,1aが発生
した基準クロックを出力増幅器3,3a,3−2から出力して、他のセンサー装置では外部から供給される前記一のセンサー装置で基準クロック発生器1,1aが発生した基準クロックを入力増幅器4にて入力する場合について例示したが、本実施の形態4では、図14に例示してあるように、光出力器29を設け、基準クロック発生器1の基準クロックを光に変換して出力する。また、光入力器30を設け、光に変換された外部の導構造の他のセンサー装置における基準クロック発生器1からの基準クロックを電気信号に変換するようにしたもので、各センサー装置間を光ケーブルで接続することで同じ基準クロック発生器1の基準クロックを複数のセンサー装置で共用でき、各センサー装置間の距離が離れていても基準クロックを一のセンサー装置から他のセンサー装置へ基準クロックを供給することができる。
なお、本実施の形態4は、前述のように、前記基準クロック発生器の出力が光出力器で光信号に変換されたクロックが伝送されて光入力器により電気信号に変換され、この光入力器により光信号から電気信号に変換されたクロックに基づいて前記送信用スペクトラム拡散信号が生成される侵入検知システムである。
また、送信用漏洩伝送路へ送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信し、前記送信用漏洩伝送路から受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記変調波を受信して当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知するセンサー装置において、基準クロックを発生する基準クロック発生器、この基準クロック発生器の出力端に接続され前記基準クロック発生器が発生した基準クロックを光信号に変換して外部に出力する光出力装置、外部からの光信号の基準クロックを入力し電気信号の基準クロックに変換する光入力器、および前記基準クロック発生器が発生した基準クロックおよび前記光入力器の出力である外部からの基準クロックの何れかを選択的に送信スペクトラム拡散信号発生器に供給する切換スイッチを備え、前記送信スペクトラム拡散信号発生器が前記切換スイッチを介して選択的に供給された基準クロックに基づいて前記送信スペクトラム拡散信号を生成するセンサー装置である。
また、電波を用いた侵入検知システム内における干渉波抑圧装置であって、基準クロックを光に変換して出力する光出力器と光に変換された外部からの基準クロックをクロック信号に変換するための光入力器と本装置間の基準クロックを供給するための光ケーブルを備えた電波を用いた干渉抑圧機能つき侵入物体検知装置である。
実施の形態5.
以下、実施の形態5を、侵入検知システムの更に他の事例を例示する図15により説明する。
前述の実施の形態1〜4では、センサー装置間を同軸ケーブルや光ケーブルで接続して、各センサー装置が別々の場所や盤に設置される場合に適用できる事例ついて述べたが、本実施の形態5では、図10に例示してあるように、基準クロック発生器1aの出力を出力増幅器3−1,3−2で増幅されたクロックが、プリント基板でできたバックプレーン31を介して前記第2および第3のセンサー装置21b,21cに供給されるようにしたものである。
なお、プリント基板でできたバックプレーン31に、基準クロック発生器1と出力増幅器3−1〜3−3を搭載し、第1〜第3のセンサー装置32−1〜32−3をコネクタ接続することにより、基準クロック発生器1の出力を、第1〜第3のセンサー装置32−1〜32−3の基準クロックとするようにしてもよく、その場合は複数台のセンサー装置を同一ユニットに収めることができ、小型化することができる。
なお、本実施の形態5は、前述のように、前記基準クロック発生器の出力がプリント基板を介して前記第2のセンサー装置に供給される侵入検知システムである。
また、電波を用いた侵入検知システム内における干渉波抑圧装置であって、複数台の本装置を基準クロックと出力増幅器を備え基板でできたバックプレーンに接続することを特徴とする電波を用いた干渉抑圧機能つき侵入物体検知装置である。
なお、図1〜図16の各図中、同一符合は同一又は相当部分を示す。
1,1a,1b,1c 基準クロック発生器、
2,2a,2b,2c 内/外部切替スイッチ、
3,3a,3b,3c,3−1,3−2,3−3 出力増幅器、
4,4a,4b,4c 入力増幅器、
5 送信用位相同期回路、
6 送信用電圧制御発信器、
7 送信用位相同期回路、
8 送信用ミキサー、
9 受信用位相同期回路、
10 受信用電圧制御発信器、
11 受信用ミキサー11、
12 検知処理器、
13,13a,13b,13c 送信用漏洩伝送路、
14 送信用ターミネータ、
15,15a,15b,15c 受信用漏洩伝送路、
16 送信用ターミネータ、
17 制御部、
18,18a,18b,18c 送信回路部、
19,19a,19b,19c 受信回路部、
20,20−1,20−2 同軸ケーブル、
21,22a,21b,21c センサー装置、
29 光出力器、
30 光入力器、
31 バックプレーン(プリント基板)、
32−1〜32−3 センサー装置。

Claims (11)

  1. 第1の送信用漏洩伝送路へ第1の送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信する第1の送信回路部、前記第1の送信用漏洩伝送路から第1の受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記第1のスペクトラム拡散信号の変調波を受信し当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知する第1の受信回路部を備えた第1のセンサー装置、および
    第2の送信用漏洩伝送路へ第2の送信用スペクトラム拡散信号の変調波を送信する第2の送信回路部、前記第2の送信用漏洩伝送路から第2の受信用漏洩伝送路へ漏洩した前記第2のスペクトラム拡散信号の変調波を受信し当該受信した変調波に基づいて被検知物体の侵入を監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知する第2の受信回路部を備えた第2のセンサー装置を備え、
    前記第1のセンサー装置と、前記第1の送信用及び受信用の各漏洩伝送路と、前記第2のセンサー装置と、前記第2の送信用及び受信用の各漏洩伝送路とにより監視したい領域への前記被検知物体の侵入を検知する侵入検知システムであって、
    前記第1の送信用漏洩伝送路の少なくとも一部と前記第2の送信用漏洩伝送路の少なくとも一部とが近接設置され、
    前記第1の送信用スペクトラム拡散信号の信号間隔と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号の信号間隔とが同一であり、
    前記第1の送信用スペクトラム拡散信号と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号とが重ならないように前記第1の送信用スペクトラム拡散信号と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号とが周波数的にずれている
    侵入検知システム。
  2. 請求項1に記載の侵入検知システムにおいて、
    前記第1の送信用スペクトラム拡散信号および前記第2の送信用スペクトラム拡散信号が同じ基準クロックに基づいて生成される
    ことを特徴とする侵入検知システム。
  3. 請求項2に記載の侵入検知システムにおいて、
    前記基準クロックが一の基準クロック発生器から出力されるクロックである
    ことを特徴とする侵入検知システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一に記載の侵入検知システムにおいて、
    前記送信用スペクトラム拡散信号の信号間隔Δfより少ない周波数だけ前記第1の送信用スペクトラム拡散信号と前記第2の送信用スペクトラム拡散信号とが周波数的にずれている
    ことを特徴とする侵入検知システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載の侵入検知システムにおいて、
    前記基準クロック発生器が前記第1のセンサー装置に設けられ、前記基準クロック発生器の出力が非漏洩の同軸ケーブルを介して前記第2のセンサー装置に基準クロックとして供給される
    ことを特徴とする侵入検知システム。
  6. 請求項3または請求項4に記載の侵入検知システムにおいて、
    前記基準クロック発生器の出力が光出力器で光信号に変換されたクロックが伝送されて光入力器により電気信号に変換され、この光入力器により光信号から電気信号に変換されたクロックに基づいて前記送信用スペクトラム拡散信号が生成される
    ことを特徴とする侵入検知システム。
  7. 請求項3または請求項4に記載の侵入検知システムにおいて、
    前記基準クロック発生器の出力がプリント基板を介して前記第2のセンサー装置に供給される
    ことを特徴とする侵入検知システム。
  8. 請求項1に記載の侵入検知システムにおけるセンサー装置として使用されるセンサー装置であって
    基準クロックを発生する基準クロック発生器、
    この基準クロック発生器の出力端に接続され前記基準クロック発生器が発生した基準クロックを外部に出力する出力増幅器、
    外部からの基準クロックを入力する入力増幅器、および
    前記基準クロック発生器が発生した基準クロックおよび前記入力増幅器が入力する外部からの基準クロックの何れかを選択的に送信スペクトラム拡散信号発生器に供給する切換スイッチを備え、
    前記送信スペクトラム拡散信号発生器が前記切換スイッチを介して選択的に供給された基準クロックに基づいて前記送信スペクトラム拡散信号を生成する
    ことを特徴とするセンサー装置。
  9. 請求項1に記載の侵入検知システムにおけるセンサー装置として使用されるセンサー装置であって
    基準クロックを発生する基準クロック発生器、
    外部からの基準クロックを入力する入力増幅器、
    前記基準クロック発生器が発生した基準クロックおよび前記入力増幅器が入力する外部からの基準クロックの何れかを選択的に送信スペクトラム拡散信号発生器に供給する切換スイッチ、および
    前記切換スイッチにより前記基準クロック発生器が発生した基準クロックが送信スペクトラム拡散信号発生器に供給されると前記基準クロック発生器が発生した基準クロックを外部に出力する出力増幅器
    を備え、
    前記送信スペクトラム拡散信号発生器が前記切換スイッチを介して選択的に供給された基準クロックに基づいて前記送信スペクトラム拡散信号を生成する
    ことを特徴とするセンサー装置。
  10. 請求項1に記載の侵入検知システムにおけるセンサー装置として使用されるセンサー装置であって
    基準クロックを発生する基準クロック発生器、および
    この基準クロック発生器の出力端に接続され前記基準クロック発生器が発生した基準クロックを外部に出力する複数個の出力増幅器を備え、
    前記基準クロック発生器が発生した基準クロックに基づいて送信スペクトラム拡散信号発生器が前記送信スペクトラム拡散信号を生成する
    ことを特徴とするセンサー装置。
  11. 請求項1に記載の侵入検知システムにおけるセンサー装置として使用されるセンサー装置であって
    基準クロックを発生する基準クロック発生器、
    この基準クロック発生器の出力端に接続され前記基準クロック発生器が発生した基準クロックを光信号に変換して外部に出力する光出力装置、
    外部からの光信号の基準クロックを入力し電気信号の基準クロックに変換する光入力器、および
    前記基準クロック発生器が発生した基準クロックおよび前記光入力器の出力である外部からの基準クロックの何れかを選択的に送信スペクトラム拡散信号発生器に供給する切換スイッチを備え、
    前記送信スペクトラム拡散信号発生器が前記切換スイッチを介して選択的に供給された基準クロックに基づいて前記送信スペクトラム拡散信号を生成する
    ことを特徴とするセンサー装置。
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