JP4248916B2 - 支障物検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、漏洩同軸ケーブル、漏洩導波管等の漏洩伝送路を利用した支障物検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、例えば特開平10−95338号公報に記載された従来の支障物検知装置の構成を示すブロック図である。図4において、例えばバス等の車両が通行する道路を挟んで漏洩同軸ケーブル等の送信用漏洩伝送路1と受信用漏洩伝送路2とが配置されている。そして、送信用漏洩伝送路1の一端に接続された信号発生器3からパルス変調された変調信号が放射される。この放射された変調信号を受信用漏洩伝送路2を介して信号受信器4が受信する。信号受信器4が受信した受信信号の波形を低域通過フィルタ4aを介して包絡線(以下、エンベロープという)を取り出す。記憶手段4bには予め障害物(侵入者)がないときの信号波形のエンベロープが記憶されており、このエンベロープが基準波形とされる。そして、検知手段4cでは受信された信号波形のエンベロープが得られる度に、得られたエンベロープと基準波形との差分量を求める。障害物がある場合には、その位置で電波が遮断されるので、強度の大小にかかわらずにその位置について受信強度がある比率だけ減少する。従って、差分量波形には支障物の位置が現れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の支障物検知装置は以上のように構成されている。従って、受信された信号波形のエンベロープと基準波形との差分量を一つの検知手段で求めて、差分量波形により支障物の検知を行うので、測定範囲が広くなると解析時間が長くなるという問題点があった。
この発明は以上のような問題点を解消するためになされたもので、解析時間を短縮することができる支障物検知装置を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる支障物検知装置は、車両が通行する路線に沿って配置されて送信スペクトル拡散信号を放射する送信用漏洩伝送路と、路線を挟んで送信用漏洩伝送路と対向して配置され、送信スペクトル拡散信号を受信する受信用漏洩伝送路と、基準クロック信号を発生する基準クロック発生手段と、基準クロック信号から送信用拡散符号を生成し、送信用拡散符号で変調された送信スペクトル拡散信号を出力し、送信用拡散符号の一周期毎にパルス信号を出力する送信スペクトル拡散信号発生手段と、支障物を測定しようとする路線を複数の領域に分割して、路線の起点から各領域までの測定距離に対応した測定距離信号及び各測定距離に対応した遅延時間を出力し、パルス信号によりスイッチ信号を出力する制御手段と、この制御手段からのスイッチ信号により作動されて基準クロック信号を出力するスイッチ手段と、遅延時間により所定の測定距離に対応するように設定され、制御手段からの遅延時間に対応した参照用拡散符号をスイッチ手段が出力する基準クロック信号から生成し、参照用拡散符号で拡散変調された参照スペクトル拡散信号を出力する複数の参照スペクトル拡散信号発生手段と、この参照スペクトル拡散信号発生手段と対応し、受信用漏洩伝送路が受信した送信スペクトル拡散信号と参照スペクトル拡散信号との相関をとり、位相が一致したときに相関信号を出力する複数の相関手段と、遅延時間に対する相関信号の信号レベルの変動量が設定値以上のときに路線内に支障物が存在することを検知する検知手段とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は実施の形態1の構成を示すブロック図である。図1において、5はバスや電車等の車両が通行する路線に沿って配置された送信用漏洩伝送路で、漏洩同軸ケーブルや漏洩導波管等で構成されて、後述の送信スペクトル拡散信号を放射する。6は送信用漏洩伝送路5と対向するように路線を挟んで配置された受信用漏洩伝送路で、漏洩同軸ケーブルや漏洩導波管等で構成されて、後述の送信スペクトル拡散信号を受信する。7は基準クロック信号を出力する基準クロック発生手段、8は制御手段で、後述のスイッチ手段9に起動信号を出力する。
【0008】
9はスイッチ手段で、制御手段8からの起動信号で作動して基準クロック発生手段7からの基準クロック信号を出力する。10は送信スペクトル拡散信号発生手段で、基準クロック信号から送信用拡散符号を生成し、送信用拡散符号で変調された送信スペクトル拡散信号を発生して、送信用漏洩伝送路5へ送信する。11a〜11cは支障物を測定しようとする路線を複数の領域に分割して、路線の起点から各領域までの測定距離に対応する遅延時間に設定された複数の参照スペクトル拡散信号発生手段で、各測定距離に対応した遅延時間を設定して参照用拡散符号を基準クロック信号から生成し、参照用拡散符号で拡散変調された参照スペクトル拡散信号を出力する。ここで、例えば参照スペクトル拡散信号発生手段11aは路線の0m〜10mの領域、参照スペクトル拡散信号発生手段11bは10m〜20mの領域、及び参照スペクトル拡散信号発生手段11cは20m〜30mの領域に対応した遅延時間が設定されている。
【0009】
12a〜12cは各遅延時間毎に各参照スペクトル拡散信号発生手段11a〜11cと対応した相関手段で、受信用漏洩伝送路6が受信した送信スペクトル拡散信号と参照スペクトル拡散信号発生手段11a〜11cから出力された参照スペクトル拡散信号とスペクトル逆拡散により相関をとり、位相が一致したときに相関信号を出力する。13は各相関手段12a〜12cから各相関信号が入力される検知手段で、各相関信号の信号レベルの変動量が設定値以上のときに路線内に支障物が存在することを検知する。設定値は、例えば支障物が路線内に存在しないときの相関信号のレベルに対して20%増とする。14,15は各漏洩伝送路5,6の終端に設けられた終端器で、各スペクトル拡散信号の反射を防止する。
【0010】
次に動作について説明する。図1において、制御手段8から起動信号が出力されるとスイッチ手段9が作動する。スイッチ手段9の作動により基準クロック信号発生手段7から出力された基準クロック信号が送信スペクトル拡散信号発生手段10及び参照スペクトル拡散信号発生手段11a〜11cに入力される。送信スペクトル拡散信号発生手段10では、基準クロック信号から生成した送信用拡散符号で拡散変調された送信スペクトル拡散信号を発生する。そして、送信スペクトル拡散信号は送信用漏洩伝送路5から路線を介して受信用漏洩伝送路6へ向けて放射される。受信用漏洩伝送路6で受信された送信スペクトル拡散信号と、参照スペクトル拡散信号発生手段11a〜11cから出力された参照スペクトル拡散信号との位相が一致するか否かの相関を相関手段12a〜12cでとる。両スペクトル拡散信号の位相が一致した相関手段12a〜12cから相関信号が出力される。このようにして、相関手段12a〜12cから各遅延時間(測定距離)に対応した相関信号が順次検知手段13へ入力される。検知手段13では各遅延時間(測定距離)に対する相関信号の信号レベルの変動量が予め設定した設定値以上のときに路線内に支障物が存在するものとして検知する。
【0011】
以上のように、受信用漏洩伝送路6が受信した送信スペクトル拡散信号と参照スペクトル拡散信号発生手段11a〜11cから出力された参照スペクトル拡散信号との相関を複数の相関手段12a〜12cでとり、位相が一致したときに出力される相関信号の信号レベルの変動量が設定値以上のときに路線内に支障物が存在することを検知することにより、複数の相関手段12a〜12cで相関をとるので、解析時間を短縮することができる。
【0012】
実施の形態2.
図2は実施の形態2の構成を示すブロック図である。図2において、5〜7,14,15は実施の形態1のものと同様のものである。16は制御手段で、支障物を測定しようとする路線を複数の領域に分割して、路線の起点から各領域までの測定距離に対応した測定距離信号及び各測定距離に対応した遅延時間を出力し、後述のスイッチ手段17の起動信号を出力する。17は制御手段16からの起動信号で作動するスイッチ手段で、基準クロック発生手段7からの基準クロック信号を出力する。18は送信スペクトル拡散信号発生手段で、スイッチ手段17からの基準クロック信号から送信用拡散符号を生成し、送信用拡散符号で変調された送信スペクトル拡散信号を発生して、送信用漏洩伝送路5へ送信する。19a〜19cは制御手段16からの各遅延時間に対応するように設定された複数の参照スペクトル拡散信号発生手段で、遅延時間に対応した参照用拡散符号をスイッチ手段17からの基準クロック信号から生成し、参照用拡散符号で拡散変調された参照スペクトル拡散信号を出力する。20a〜20cは各参照スペクトル拡散信号発生手段19a〜19cと対応した複数の相関手段で、送信スペクトル拡散信号と参照スペクトル拡散信号との相関をとって、位相が一致したときに相関信号を出力する。21は検知手段で、各相関手段20a〜20cから入力された遅延時間に対する相関信号の信号レベルの変動量が設定値以上のときに路線内に支障物が存在することを検知する。さらに、検知手段21は各相関手段20a〜20cからの相関信号による支障物の検知が終了すると、検知終了信号を制御手段17に出す。
【0013】
次に動作について説明する。図2において、最初に制御手段16からの遅延時間に対応するように、参照スペクトル拡散信号発生手段19a〜19cの位相設定が行われる。続いて、制御手段16から起動信号が出されるとスイッチ手段17が作動する。スイッチ手段17の作動により基準クロック発生手段16から出力された基準クロック信号が送信スペクトル拡散信号発生手段18及び参照スペクトル拡散信号発生手段19a〜19cに入力される。送信スペクトル拡散信号発生手段18では、基準クロック信号から生成した送信用拡散符号で拡散変調された送信スペクトル拡散信号を発生する。そして、送信スペクトル拡散信号は送信用漏洩伝送路5から路線を介して受信用漏洩伝送路6へ向けて放射される。相関手段20a〜20cでは漏洩伝送路6で受信された送信スペクトル拡散信号と、参照スペクトル拡散信号発生手段19a〜19cから出力された参照スペクトル拡散信号とをスペクトル逆拡散により相関をとり、位相が一致したときに相関信号が出力される。このようにして、相関手段20a〜20cから各遅延時間に対応した相関信号が検知手段21へ順次入力される。検知手段21では各遅延時間に対する相関信号の信号レベルの変動量が予め設定した設定値以上のときに路線内に支障物が存在するものとして検知する。そして、検知手段21は相関手段20a〜20cからの相関信号による支障物の検知が終了すると、検知終了信号を出す。
【0014】
検知手段21から検知終了信号を受けた制御手段16は、次に路線内の支障物を測定しようとする領域の測定距離に対応した測定距離信号及び各測定距離に対応した遅延時間を出力する。これにより、送信スペクトル拡散信号発生手段18から送信スペクトル拡散信号が送信用漏洩伝送路5へ送信される。さらに、各参照スペクトル拡散信号発生手段19a〜19cから参照スペクトル拡散信号が出力され、続いて相関手段20a〜20cから出力された相関信号により検知手段21で支障物の検知が行われる。
以上のように、制御手段16により設定された遅延時間に対応した参照スペクトル拡散信号を各参照スペクトル拡散信号発生手段19a〜19cから出力することにより、受信用漏洩伝送路6が受信した送信スペクトル拡散信号と参照スペクトル拡散信号発生手段19a〜19cから出力された参照スペクトル拡散信号とを複数の相関手段20a〜20cで相関をとる。そして、位相が一致したときに出力される相関信号の信号レベルの変動量が設定値以上のときに路線内に支障物が存在することを検知することにより、複数の相関手段20a〜20cで相関をとるので、解析時間を短縮することができる。
また、制御手段16により参照スペクトル拡散信号発生手段19a〜19cに遅延時間を設定することにより、路線内の支障物を測定しようとする領域の測定距離を設定できるので、広範囲の検知を行うことができる。
【0015】
実施の形態2において、検知手段21で相関手段20a〜20cからの相関信号による支障物の検知が終了すると、検知手段21から検知終了信号が出されて、制御手段16が次の領域の測定距離に対応した測定距離信号を検知手段21に出力し、次の各測定距離に対応した遅延信号を参照スペクトル拡散信号発生手段19a〜19cに出力するものについて説明したが、参照スペクトル拡散信号発生手段19a〜19cの遅延時間を次の領域の測定距離に対応するように遅延時間を再設定する必要がなければ、検知手段21から検知終了信号を出力しなくてもよい。
【0016】
実施の形態3.
図3は実施の形態3の構成を示すブロック図である。図3において、5〜7,14,15は実施の形態1のものと同様のものである。22は基準クロック発生手段7から基準クロック信号が入力される送信スペクトル拡散信号発生手段で、基準クロック信号から送信用拡散符号を生成して、送信用拡散符号で拡散変調された送信スペクトル拡散信号を送信用漏洩伝送路5へ出力し、送信用拡散符号の一周期毎にパルス信号を出力する。23は制御手段で、支障物を測定しようとする路線を複数の領域に分割して、路線の起点から各領域までの測定距離に対応した測定距離信号及び各測定距離に対応した遅延時間を出力し、送信スペクトル拡散信号発生手段22からのパルス信号により後述のスイッチ手段24の起動信号を出力する。24は制御手段23からの起動信号により作動するスイッチ手段で、基準クロック発生手段7からの基準クロックを出力する。
【0017】
25a〜25cは制御手段23からの各遅延時間に対応するように設定された複数の参照スペクトル拡散信号発生手段で、遅延時間に対応した参照用拡散符号を生成して、参照用拡散符号で拡散変調された参照スペクトル拡散信号を出力する。26a〜26cは各参照スペクトル拡散信号発生手段25a〜25cと対応した複数の相関手段で、送信スペクトル拡散信号と参照スペクトル拡散信号とをスペクトル逆拡散により位相が一致したときに相関信号を出力する。27は各相関手段26a〜26cから入力された遅延時間に対する相関信号の信号レベルが設定値以上のときに路線内に支障物が存在することを検知する検知手段である。さらに、検知手段27は各相関手段26a〜26cからの相関信号による支障物の検知が終了すると、検知終了信号を制御手段23へ出す。
【0018】
次に動作について説明する。図3において、制御手段23からの遅延時間に対応するように、各参照スペクトル拡散信号発生手段25a〜25cが設定される。送信スペクトル拡散信号発生手段22では基準クロック発生手段7からの基準クロック信号から送信用拡散符号を生成する。そして、送信用拡散符号で拡散変調された送信スペクトル拡散信号を発生して送信用漏洩伝送路5へ送信する。送信スペクトル拡散信号は送信用漏洩伝送路5から路線を介して受信用漏洩伝送路6へ向けて放射される。一方、送信スペクトル拡散信号発生手段22から、送信用拡散符号の一周期毎にパルス信号が出力される。制御手段23に送信スペクトル拡散信号発生手段22からパルス信号が入力されると、スイッチ信号がスイッチ手段24へ出力される。制御手段23からのスイッチ信号によりスイッチ手段24が作動して基準クロック発生手段7からの基準クロック信号が出力される。各参照スペクトル拡散信号発生手段25a〜25cでは、それぞれ設定された遅延時間に対応した参照用拡散符号を生成して、参照用拡散符号で拡散変調された参照スペクトル拡散信号を出力する。
【0019】
相関手段26a〜26cでは、受信用漏洩伝送路6で受信された送信スペクトル拡散信号と、参照スペクトル拡散信号発生手段25a〜25cから出力された参照スペクトル拡散信号との相関をとり、位相が一致したときに相関信号が出力される。このようにして、相関手段26a〜26cから各遅延時間に対応した相関信号が検知手段27へ順次入力される。検知手段27では各遅延時間に対する相関信号の信号レベルの変動量が予め設定した設定値以上のときに路線内に支障物が存在するものとして検知する。そして、検知手段27は相関手段26a〜26cからの相関信号による支障物の検知が終了すると、検知終了信号を出す。
検知手段27から検知終了信号を受けた制御手段23は、次に路線内の支障物を測定しようとする領域の測定距離に対応した測定距離信号及び各測定距離に対応した遅延時間を出力する。これにより、送信スペクトル拡散信号発生手段22から送信スペクトル拡散信号が送信用漏洩伝送路5へ送信される。さらに、各参照スペクトル拡散信号発生手段25a〜25cから参照スペクトル拡散信号が出力され、続いて相関手段26a〜26cから出力された相関信号により検知手段27で支障物の検知が行われる。
【0020】
以上のように、制御手段23により設定された遅延時間に対応した参照スペクトル拡散信号を各参照スペクトル拡散信号発生手段25a〜25cから出力することにより、受信用漏洩伝送路6が受信した送信スペクトル拡散信号と参照スペクトル拡散信号発生手段25a〜25cから出力された参照スペクトル拡散信号とを複数の相関手段26a〜26cで相関をとる。そして、位相が一致したときに出力される相関信号の信号レベルの変動量が設定値以上のときに路線内に支障物が存在することを検知することにより、複数の相関手段26a〜26cで相関をとるので、解析時間を短縮することができる。
また、制御手段23により参照スペクトル拡散信号発生手段25a〜25cの遅延時間を設定することにより、路線内の支障物を測定しようとする領域の測定距離を設定できるので、広範囲の検知を行うことができる。
さらに、送信スペクトル拡散信号発生手段22で生成された送信用拡散符号の一周期毎にパルス信号を出力し、パルス信号により作動されたスイッチ手段24から参照スペクトル拡散信号発生手段25a〜25cに基準クロック信号を出力させるので、送信用拡散符号と受信用拡散符号との位相差の決定を容易に行うことができる。
【0021】
実施の形態3において、検知手段27で相関手段26a〜26cからの相関信号による支障物の検知が終了すると、検知手段27から検知終了信号が出されて、制御手段23が次の測定距離に対応した測定距離信号を検知手段27に出力し、次の領域の測定距離に対応した遅延信号を参照スペクトル拡散信号発生手段25a〜25cに出力するものについて説明したが、参照スペクトル拡散信号発生手段25a〜25cの遅延時間を次の領域の測定距離に対応するように遅延時間を再設定する必要がなければ、検知手段27から検知終了信号を出力しなくてもよい。
【0022】
【発明の効果】
この発明によれば、受信用漏洩伝送路が受信した送信スペクトル拡散信号と参照スペクトル拡散信号発生手段から出力された参照スペクトル拡散信号との相関を複数の相関手段でとり、位相が一致したときに出力される相関信号の信号レベルの変動量が設定値以上のときに路線内に支障物が存在することを検知することにより、複数の相関手段で相関をとるので、解析時間を短縮することができる。
また、制御手段により設定された遅延時間に対応した参照スペクトル拡散信号を各参照スペクトル拡散信号発生手段から出力し、受信用漏洩伝送路が受信した送信スペクトル拡散信号と参照スペクトル拡散信号とを複数の相関手段で相関をとり、位相が一致したときに出力される相関信号の信号レベルの変動量が設定値以上のときに路線内に支障物が存在することを検知することにより、複数の相関手段で相関をとるので、解析時間を短縮することができる。また、制御手段により参照スペクトル拡散信号発生手段に遅延時間を設定することにより、路線内の支障物を測定しようとする測定距離を設定できるので、広範囲の検知を行うことができる。
さらに、送信スペクトル拡散信号発生手段で生成された送信用拡散符号の一周期毎にパルス信号を出力し、パルス信号により作動されたスイッチ手段から参照スペクトル拡散信号発生手段に基準クロックを出力させるので、送信用拡散符号と受信用拡散符号との位相差の決定を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3の構成を示すブロック図である。
【図4】 従来の支障物検知装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 送信用漏洩伝送路、6 受信用漏洩伝送路、
7 基準クロック発生手段、8,16、23 制御手段、
9,17,24 スイッチ手段、
10,18,22 送信スペクトル拡散信号発生手段、
11a〜11c,19a〜19c,25a〜25c 参照スペクトル拡散信号発生手段、
12a〜12c,20a〜20c,26a〜26c 相関手段、
13、21、27 検知手段。

Claims (1)

  1. 車両が通行する路線に沿って配置されて送信スペクトル拡散信号を放射する送信用漏洩伝送路と、上記路線を挟んで上記送信用漏洩伝送路と対向して配置され、上記送信スペクトル拡散信号を受信する受信用漏洩伝送路と、基準クロック信号を発生する基準クロック発生手段と、上記基準クロック信号から送信用拡散符号を生成し、上記送信用拡散符号で拡散変調された上記送信スペクトル拡散信号を出力し、上記送信用拡散符号の一周期毎にパルス信号を出力する送信スペクトル拡散信号発生手段と、支障物を測定しようとする上記路線を複数の領域に分割して、上記路線の起点から上記各領域までの測定距離に対応した測定距離信号及び上記各測定距離に対応した遅延時間を出力し、上記パルス信号によりスイッチ信号を出力する制御手段と、この制御手段からの上記スイッチ信号により作動されて上記基準クロック信号を出力するスイッチ手段と、上記遅延時間により所定の測定距離に対応するように設定され、上記制御手段からの上記遅延時間に対応した参照用拡散符号を上記スイッチ手段が出力する上記基準クロック信号から生成し、上記参照用拡散符号で拡散変調された参照スペクトル拡散信号を出力する複数の参照スペクトル拡散信号発生手段と、この参照スペクトル拡散信号発生手段と対応し、上記受信用漏洩伝送路が受信した上記送信スペクトル拡散信号と上記参照スペクトル拡散信号との相関をとり、位相が一致したときに相関信号を出力する複数の相関手段と、上記遅延時間に対する上記相関信号の信号レベルの変動量が設定値以上のときに上記路線内に上記支障物が存在することを検知する検知手段とを備えた支障物検知装置。
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