JP5116126B2 - たばこ製品の払出し機及びその払出し方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機等のたばこ製品の払出し機及びその払出し方法に関する。
たばこ製品の自動販売機は人手に頼ることなく、たばこ製品の販売を可能にする。それ故、この種の自動販売機は世界中にて多数使用され、自動販売機の一例は特許文献1に開示されている。
特開2007-94791号公報
一般的に、たばこ製品の自動販売機は屋外に設置されることが多い。このため、自動販売機の内部温度は外気温の影響を受け、特に夏場等にあっては、内部温度が外気温以上に上昇することもある。このため、特許文献1の自動販売機は空気循環装置を備えており、この空気循環装置は、自動販売機の内部空気を外気と置換し、内部空気の温度を外気温とほぼ同一に維持する。それ故、自動販売機内のシガレットパック等のたばこ製品の温度が外気温を超えて上昇することはなく、熱によるたばこ製品の品質劣化が防止される。
一方、シガレットパックの中には、香料付けシガレットパックが知られている。この香料付けシガレットパックの場合、そのフィルタシガレット内の刻みたばこにメンソール等の香料が添加されているか、フィルタシガレットのフィルタ又はフィルタシガレットの束を包み込むアルミ箔等の包材等に香料が付着されている。
このような香料付けシガレットパックによれば、フィルタシガレットの喫煙時、消費者は刻たばこ本来の風味や味覚に加え、香料が発する香気をも味わうことができる。それ故、近年、香料付けシガレットバックは多くの消費者に好まれている。
しかしながら、香料付けシガレットパックに使用される香料は周囲の温度が高くなればなるほど、揮発し易い。このため、香料付けシガレットパックが自動販売機内にて長期に保管されていると、シガレットパック内の香料が外気温の影響を受けて揮発し、香料付けシガレットパックにおける品質の維持が困難となる。
本発明の目的は、外気温に起因するたばこ製品への悪影響を低減し、たばこ製品の品質維持に好適した払出し機及びその払出し方法を提供する。
上記の目的を達成するため、本発明のたばこの払出し機は、商品払出し口を有するハウジングと、このハウジング内に配置され、たばこ製品を収容する収容セクションであって、たばこ製品の温度が所定の許容温度以上に上昇すると、前記たばこ製品は品質劣化を受ける、収容セクションと、払出し指令を受け取ったとき、収容セクションから商品払出し口にたばこ製品を払出す払出し装置と、ハウジング内に規定され、収容セクション内のたばこ製品のうち、商品出し口から遠い領域内にあるたばこ製品をその内部に位置付けた長期保管室と、ハウジング内に規定され、商品収容セクション内のたばこ製品のうち、商品出し口から近い領域内にあるたばこ製品をその内部に位置付けた払出し準備室と、長期保管室の温度を許容温度よりも低い温度に保管温度に冷却して維持する冷却装置と、払出し準備室の温度を保管温度より高く且つ外気温以下の払出し温度に維持する調整装置とを備える。
上述の払出し機によれば、長期保管室内のたばこ製品が長期に亘って保管されても、このたばこ製品の温度は長期保管室の温度と同一に維持される。そして、収容セクションからのたばこ製品の払出しに先立ち、たばこ製品は長期保管室から払出し準備室に移されているので、払出し準備室内のたばこ製品の温度は払出し準備室の温度、即ち、外気温と同等か、又は、外気温に近い温度に維持されている。それ故、たばこ製品が収容セクションから払い出されるとき、たばこ製品の温度と外気温との間の差は小さく、たばこ製品が急激な温度変化に晒されることはない。
具体的には、前述した許容温度は、たばこ製品の内部に含まれる揮発性の香料によって決定される。この場合、冷却装置は、長期保管室の温度を20℃以下の保管温度に維持するのが望ましい。なお、香料がメンソールの場合、保管温度は4〜10℃の範囲にあるのが好ましい。
一方、調整装置は、払出し準備室内の空気を前記ハウジング外の空気と置換させる換気装置であるか、又は、前記払出し準備室内の温度を保管温度と外気温との間の温度に維持する第2冷凍装置である。
一方、払出し装置は、長期保管室と記払出し準備室との間に配置された排出装置を更に備えることができ、この排出装置は、払出し準備室内のたばこ製品の残数が所定数以下になっとき、長期保管室から前記払出し準備室へのたばこ製品を排出させる。この場合、払出し装置は、払出し準備室からのたばこ製品の払出し実績に基づき、払出し準備室内のたばこ製品の滞留を所定の期間内に収めるべく、たばこ製品の排出を制御する排出コントローラを更に備えているのが望ましい。排出装置及び排出コントローラは、払出し準備室内にて滞留するたばこ製品の期間の短縮を図る。
また、本発明は上述したたばこ製品のための払出し方法を提供し、この払出し方法は、収容セクション内のたばこ製品のうち、商品払出し口から遠い領域内にあるたばこ製品を許容温度よりも低い保管温度に冷却し、収容セクション低のたばこ製品のうち、商品払出し口から近い領域内にあるたばこ製品を保管温度よりも高く且つ外気温以下の払出し温度に維持する。
本発明のたばこの払出し機及びその払出し方法は、収容セクション内のたばこ製品のうち、長期保管室内のたばこ製品を保管温度に維持しているので、長期保管室内でのたばこ製品の品質劣化を防止できる。一方、払出し準備室内のたばこ製品は払出し温度に維持されているので、たばこ製品の払出し時、たばこ製品が急激な温度差を受けることなく、この温度差によるたばこ製品の品質劣化をも効果的に防止される。
第1実施例の自動販売機を概略的に示した図である。 シガレットパックの保管中、M(メンソール)/T(タール)の経時的な減少がシガレットパックの保管温度に依存することを示したグラフである。 第2実施例の自動販売機の一部を示した概略図である。 第3実施例の自動販売機の一部を示した概略図である。
図1の自動販売機は、たばこ製品、即ち、シガレットパックの払い出しに使用される。自動販売機はハウジング2を備え、このハウジング2はその前面に前扉(図示しない)を有し、この前扉は開閉可能である。
ハウジング2内にはたばこ収容セクションが配置され、このたばこ収容セクションは多数のたばこカラム4が含む。これらたばこカラム4内には多数のシガレットパック(図示しない)が収容されており、これらシガレットパックはたばこカラム4内にて上下に積み重ねられている。なお、個々のシガレットパックは透明なフィルムにより包み込まれており、このフィルムは、シガレットパック内のフィルタシガレットを湿気から保護する一方、シガレットパックの香気がシガレットパックから放出されるのを防止する。
各たばこカラム4はその下端部に払出し装置6をそれぞれ備えている。払出し装置6が販売コントローラ8から払出し指令を受け取ったとき、払出し装置6は対応するたばこカラム4から1個又は複数のシガレットパックを払出す。
詳しくは、消費者が前扉の料金投入口から料金を投入し、前扉の1つのたばこ選択ボタンを押して、購入するシガレットパックを選択したとき、販売コントローラ8は対応するたばこカラム4の払出し装置6に払出し指令を送信し、そして、この払出し指令に基づき、払出し装置6はたばこカラム4から所定個数のシガレットパックを払い出す。払出されたシガレットパックはハウジング2内の払出し皿に受け取られ、この払出し10から払出口10を通じて、購買者により取り出される。
なお、シガレットパックの払出しが繰り返される度に、たばこカラム4内のシガレットパックの列はたばこカラム4内を間欠的に降下する。たばこカラム4内のシガレットパックの残数が無くなったとき、たばこカラム4は販売コントローラ8に補給信号を送信する。販売コントローラ8が補給信号を受け取ったとき、販売コントローラ8は、空のたばこカラム4に対応するたばこ選択ボタンの一部、即ち、空マークを点灯させる。
上述した多数のたばこカラム4のうち、本実施例の場合には図1でみて左端に位置するたばこカラム4aが前述した香料付けシガレットパックの収容に使用されている。具体的には、この香料付けシガレットパックはメンソールパックであり、このメンソールパックは、フィルタシガレットの刻みたばこ、フィルタ、アルミ箔等の内包材又は外箱の内面にメンソールを含んでいる。
たばこカラム4aの上部はアッパジャケット12により覆われており、このアッパジャケット12はその内部を長期保管室14として規定する。この長期保管室14内に含まれるメンソールパックは払出し装置6から遠くに位置付けられ、その払出しまでに要する保管期間は長い。
一方、たばこカラム4aの下部はロアジャケット16により覆われており、このロアジャケット16はその内部を払出し準備室18として規定する。この払出し準備室18は、長期保管室14の下側に隣接し配置されており、払出し準備室18内に含まれるメンソールパックは払出し装置6の近に位置付けられ、その払出しまでの保管期間は長期保管室14内のメンソールパックに比べて短い。
長期保管室14は冷却装置20に循環管路22を介して接続されている。詳しくは、冷却装置20は冷凍回路及び循環ファンを含み、循環管路22を通じて長期保管室14内に冷却空気を供給する。具体的には、冷却装置20は、長期保管室14内の温度、即ち、長期保管室14内のメンソールパックの温度を例えば20℃以下、好ましくは、4〜10℃に維持する。
ここで、メンソールパック、即ち、その内部のフィルタシガレットが20℃以下の低温状態に維持される理由は以下の保管試験の結果に基づく。
先ず、保管試験を受けるフィルタシガレット、シガレットサンプルが製造された。このシガレットサンプルは、シガレット、フィルタ及びこれらシガレット及びフィルタを互いに接続するチップペーパを含み、チップペーパは通気孔を有していない。
シガレットサンプルのシガレットは、l-メントールを含む刻たばこを巻紙によりロッド形状に包み込んで成形され、一方、フィルタは、フィルタ繊維のトウを包材によりロッド形状に包み込んで成形されている。これらシガレット及びフィルタの成形には製造機MMC4000(株式会社三條機械製作所性)が使用された。
具体的には、シガレットは59mmの長さを有し、その刻たばこにはシガレット1本当たり、3mgのl-メントールが添加されている。これに対し、フィルタは25mmの長さを有する。そして、トウのフィラメントデニールは4g/9000mであり、フィルタのトータルデニールは3500g/9000mであった。なお、フィルタには可塑剤としてのトリアセチンが6Wt%、添加されている。
製造されたシガレットサンプルは所定の本数毎に包装され、これにより、多数のサンプルグループ、即ち、サンプルパックが製造された。
この後、サンプルパックは5℃,22℃,55℃の恒温室内にそれぞれ分けて保管され、保管期間が1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月経過する度に、それぞれの恒温室から所定個数ずつ取り出された。そして、取り出されたサンプルパック内のシガレットサンプルは、リニア型の喫煙機SM400(フィルトローナ社製)を使用し且つISOの標準喫煙条件に従う喫煙試験を受け、この喫煙試験にて、シガレットサンプル1本当たりの主流煙中に含まれるタールの量(T)及びl-メントールの量(M)がそれぞれ測定された。
図2は、タールの量(T)に対するl-メントールの量(M)の比、即ち、M/Tの経時変化を示す。
図2から明らかなように、5℃で保管されたシガレットサンプルの場合、2ヶ月の保管期間が経過しても、M/Tの減少は確認されない。しかしながら、22℃で保管されたシガレットサンプルの場合、M/Tが経時的に僅かに減少していることが分かる。これは、刻たばこに添加されたl-メントールが揮散し、サンプルパック外に放出されたか、又は、揮散したl-メントールがサンプルパックの包装材料に吸着されたことに起因すると考えられる。
一方、55℃で保管されたシガレットサンプルの場合、M/Tの経時的減少は著しい。具体的には、5℃で2ヶ月保管されたシガレットサンプルのM/Tに対し、55℃で2ヶ月保管されたシガレットサンプルのM/Tは約1/3に減少している。
上述の試験結果から明らかなように、メンソール等の揮発性香料の経時的な減少を抑制するには、長期保管室14内にて、メンソールパックを20℃以下の冷温状態にて保管するのが望ましい。また、長期保管室14内のメンソールパックの温度と外気温との間の差が著しく拡大するのを避けるには、長期保管室14内にて、メンソールパックは4〜10℃の低温状態に維持されているのがより望ましい。 一方、払出し準備室18は換気装置24に接続されている。この換気装置24は、払い出し準備室18からハウジング2の外部に延びる一対の循環管路26a,26bを有し、循環管路26aに循環ファン28が配置されている。循環ファン28が駆動されたとき、ハウジング2外の外気は循環経路26aを通じて払出し準備室18内に導入され、一方、払出し準備室18内の空気は、循環経路26bを通じてハウジング2外に排出される。即ち、払出し準備室18内の空気は外気と置換され、払出し準備室18内の温度、即ち、払出し準備室18内のメンソールパックは常時、外気温と同一温度に維持される。
上述した第1実施例の自動販売機によれば、たばこカラム4a内に収容されているメンソールパックのうち、長期保管室14内に位置付けられたメンソールパックは4〜10℃の温度に冷却された状態にある。それ故、長期保管室14内のメンソールパックが外気温の上昇に起因する不具合を被ることはない。つまり、メンソールパックからのメンソールの揮散が防止され、メンソールパックの品質は安定して維持される。
一方、たばこカラム4aから払出されたメンソールパックは、その払出しの直前まで払出し準備室18内に位置付けられ、この払出し準備室18内の温度は外気温と同一の温度に維持されている。それ故、払出されたメンソールパックの温度と外気温との間に差が生じないので、払出されたメンソールパックは急激な温度変化に起因する品質劣化を被ることもない。
次に、図3及び図4を参照しながら、第2及び第3実施例の自動販売機について説明する。これら第2及び第3実施例の自動販売機について説明するにあたり、既に説明した自動販売機のパーツと同一の機能を発揮するパーツには同一の参照符号を付し、これらパーツの説明を省略する。
図3に示されるように、第2実施例の自動販売機は払出し準備装置30を更に備えている。この払出し準備装置30は、長期保管室14と払出し準備室18との間を仕切るようにたばこカラム4aに配置され、前述した払出し装置6と同様な構造を有する。払出し準備装置30は、払出し準備室18内のメンソールパックの残数が所定個数以下になったときに作動され、長期保管室14から払出し準備室18内に所定個数のメンソールパックを排出する。
詳しく、払出し装置6及び払出し準備装置30は、排出コントローラ32を介して前述した販売コントローラ8に電気的に接続されている。排出コントローラ32は、販売コントローラ8から払出し装置6に向けて送信される払出し信号を中継し、そして、この払出し信号を計数することで、払出し準備室18内のメンソールパックの残数を検出する。そして、払出し準備室18内のメンソールパックの残数が所定の数に達したとき、排出コントローラ32は払出し準備装置30に作動信号を送信する。払出し準備装置30が作動信号を受け取ったとき、払出し準備装置30は作動し、長期保管室14から払出し準備室18内に所定個数のメンソールパックを排出する。
たばこカラム4aに上述の払出し準備装置30が備えられていれば、払出し準備室18内にて外気に晒されるメンソールパックの個数を少なくできる。
更に、排出コントローラ32は、払出し準備室18内でのメンソールパックの滞留を所定の期間内に収める機能を有することができる。具体的には、たばこカラム4aからのメンソールパックの払出し実績、即ち、たばこカラム4aの払出し装置6に向けて送信される払出し信号の時間間隔に基づき、排出コントローラ32は払出し準備装置30の作動を制御する。ここで、メンソールパックの滞留期間は長期保管室14から払出し準備室18内に排出されたメンソールパックの温度が払出し準備室18内の温度まで上昇するのに要求される時間と、この後のメンソールパックが払出し準備室18から払出されるまでの経過時間との合計を最少にすべく設定される。
排出コントローラ32が上述の機能を有していれば、払出し準備室18内においてメンソールパックが外気温に晒される期間が最少となり、外気温に起因するメンソールパックの品質劣化は効果的に抑制される。
図4に示されるように、第3実施例の自動販売機は、前述した冷却装置20及び換気装置24に代えて空調装置34を備えている。この空調装置34は、冷却装置20と同一の機能を発揮する第1冷却セクション34aと、換気装置24に対応する第2冷却セクション34bとを含む。第2冷却セクション34bは、循環管路36を通じて払出し準備室18に接続され、払出し準備室18に冷気を供給する。払出し準備室18に供給される冷気の温度は、第1冷却セクション34aから長期保管室14に供給される冷気の温度よりも高く且つ外気温よりも低い。
ここで、払出し準備室18内の温度は、メンソールパック内のメンソールの揮散を抑制し、且つ、払出し準備室18からのメンソールパックが払出された時、メンソールパックが急激な温度変化に晒されることのない値に設定されている。それ故、払出し準備室18に供給される冷気の温度は、外気温に応じて調整されるのが好ましい。
第3実施例の自動販売機の場合、払出し準備室18内のメンソールパックは外気温に晒されることがないので、メンソールパックからのメンソールの揮散がより効果的に抑制される。
本発明は上述の第1〜第3実施例に制約されるものではなく、更なる変形が可能である。
例えば、メンソールパック以外の香料付けシガレットパックを収容するたばこカラム4のみならず、ハウジング2内の全てのたばこカラム4もまた、長期保管室14及び払出し準備室18を備えることができる。
また、本発明は自動販売機に限らず、店内に設置され、販売員により操作される払出し機にも同様に適用可能である。
2 ハウジング
4、4a たばこカラム(収容セクション)
6 払出し装置
14 長期保管室
18 払出し準備室
20 冷却装置
24 換気装置
26 循環管路
30 払出し準備装置
32 排出コントローラ
34 空調装置

Claims (9)

  1. 商品払出し口を有するハウジングと、
    前記ハウジング内に配置され、たばこ製品を収容する収容セクションであって、前記たばこ製品の温度が所定の許容温度以上に上昇すると、前記たばこ製品は品質劣化を受ける、収容セクションと、
    払出し指令を受け取ったとき、前記収容セクションから前記商品払出し口にたばこ製品を払出す払出し装置と、
    前記ハウジング内に規定され、前記収容セクション内のたばこ製品のうち、前記商品出し口から遠い領域内にあるたばこ製品をその内部に位置付けた長期保管室と、
    前記ハウジング内に規定され、前記商品収容セクション内のたばこ製品のうち、前記商品出し口から近い領域内にあるたばこ製品をその内部に位置付けた払出し準備室と、
    前記長期保管室の温度を前記許容温度よりも低い温度に保管温度に冷却して維持する冷却装置と、
    前記払出し準備室の温度を前記保管温度より高く且つ外気温以下の払出し温度に維持する調整装置と
    を備える、たばこの払出し機。
  2. たばこ製品はその内部に揮発性の香料を含む、請求項1のたばこの払出し機。
  3. 前記冷却装置は、前記長期保管室の温度を20℃以下の保管温度に維持する、請求項2のたばこの払出し機。
  4. 前記調整装置は、前記払出し準備室内の空気を前記ハウジング外の空気と置換させる換気装置である、請求項3のたばこの払出し機。
  5. 前記調整装置は、前記払出し準備室内の温度を前記保管温度と外気温との間の温度に維持する第2冷凍装置である、請求項3のたばこの払出し機。
  6. 前記冷却装置及び前記調整装置は1つの空調装置としてユニット化されている、請求項5のたばこの払出し機。
  7. 前記長期保管室と前記払出し準備室との間に配置された排出装置を更に備え、この排出装置は、前記払出し準備室内のたばこ製品の残数が所定数以下になっとき、前記長期保管室から前記払出し準備室へのたばこ製品を排出させる、請求項3のたばこの払出し機。
  8. 前記払出し準備室からのたばこ製品の払出し実績に基づき、前記払出し準備室内のたばこ製品の滞留を所定の期間内に収めるべく、たばこ製品の排出を制御する排出コントローラを更に備える、請求項7に記載のたばこ払出し機。
  9. 払出し指令に基づき、ハウジング内の収容セクション内のたばこ製品を前記ハウジングの商品払出し口に払い出すたばこ払出し方法であって、前記たばこ製品はその温度が所定の許容温度以上に上昇すると、品質劣化を受ける、
    前記たばこ払出し方法は、
    前記収容セクション内のたばこ製品のうち、前記商品払出し口から遠い領域内にあるたばこ製品を前記許容温度よりも低い保管温度に冷却し、
    前記収容セクション低のたばこ製品のうち、前記商品払出し口から近い領域内にあるたばこ製品を前記保管温度よりも高く且つ外気温以下の払出し温度に維持する。
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