JP5115470B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関する。
特許文献1には、原画像の階調データを保存するメモリより書込み速度が高速なレジスタを、誤差拡散範囲の画素数に対応して備えており、着目画素が移動する際、レジスタのデータを着目画素の移動に応じてシフトし、レジスタの最終段の出力を着目画素の階調データに加えた上で、少ない階調表現に変化する技術が記載されている。
特許文献2には、誤差拡散処理を複数走査ラインの並列処理により行う際に必要とされる量子化誤差を格納しておくための誤差メモリを2値化処理部(並列処理)の数に関係なく、2値化処理回路内にだけ設ける技術が記載されている。
特開2000−299785号公報 特開2002−101304号公報
本発明は、本構成を有さない場合に比べ、少ないハード・リソースで画素値の誤差拡散処理を行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像処理装置では、(1)誤差拡散処理により予め定めた割合で拡散された量子化誤差が加算された注目画素の画素値を量子化する量子化手段と、(2)前記量子化手段による量子化により生じた前記注目画素の量子化誤差を算出する量子化誤差算出手段と、(3)前記誤差拡散処理により予め定められた割合で拡散された量子化誤差が加算された被誤差拡散画素の画素値に前記量子化誤差算出手段により算出された今回の前記量子化誤差を前記予め定めた割合で加算する加算手段と、今回の注目画素が予め定められた主走査方向にシフトするのに伴い、前記加算手段で加算された加算値を前記主走査方向にシフトするシフト手段と、を含み、前記注目画素の前記量子化誤差を予め定めた割合で拡散するために前記注目画素のシフト方向である主走査方向及び前記主走査方向に交差する方向である副走査方向に予め定められた複数の被誤差拡散画素に対応して設けられた、複数の誤差加算手段と、を備えると共に、前段の誤差拡散処理手段から前記量子化誤差が加算された前記被誤差拡散画素の画素値が入力されるように前記主走査方向に連結された複数の誤差拡散処理手段と、複数の前記誤差加算手段のうちの最後段の前記誤差拡散処理手段から出力された、前記量子化誤差が加算された前記被誤差拡散画素の画素値を記憶すると共に、当該記憶した画素値を次回の誤差拡散処理が実行されるときに、第1段の前記誤差拡散処理手段に出力する記憶手段と、を備える。
請求項2に記載の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記複数の誤差拡散処理手段に被誤差拡散画素の画素値が入力されるタイミングを調整する、タイミング調整手段をさらに備える。
請求項3に記載の画像処理装置は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、前記加算手段は、入力された前記注目画素の量子化誤差をシフト演算することにより前記予め定めた割合の前記量子化誤差を演算するシフト演算器を含む。
請求項4に記載の画像処理装置は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、前記加算手段は、入力された前記注目画素の量子化誤差に予め定められた係数を乗じることにより前記予め定めた割合の前記量子化誤差を乗算する乗算器を含む。
請求項1に記載の本発明によれば、本構成を有さない場合に比べ、少ないハード・リソースで画素値の誤差拡散処理を行うことができる、という効果が得られる。
請求項2に記載の本発明によれば、複数の誤差拡散処理手段に被誤差拡散画素の画素値が入力されるタイミングを一致させることができる、という効果が得られる。
請求項3に記載の本発明によれば、本構成を有さない場合に比べ、加算手段を小さく構成することができる、という効果が得られる。
請求項4に記載の本発明によれば、本構成を有さない場合に比べ、任意性をもたせることができる、という効果が得られる。
本実施の形態の画像処理装置は、画像データをプリンタ等で印刷する際に画像データの多階調化のために誤差拡散処理を行うものである。
まず、本実施の形態の画像処理装置の構成について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る画像処理装置の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。
本実施の形態の画像処理装置10は、制御部12、データ変換部14、ネットワークI/F(インターフェイス)16、記憶部18、及び誤差拡散処理部20を含んで構成されている。制御部12、データ変換部14、ネットワークI/F16、記憶部18、及び誤差拡散処理部20は、コントロールバスやデータバス等のバス22を介して互いに情報等の授受が可能に接続されている。
制御部12は、画像処理装置10の全体を制御するものであり、CPU24、ROM26、及びRAM28を含んで構成されている。CPU24では、入力された画像データに対する画像処理が実行される。ROM26は、当該画像処理に関するプログラム等の各種プログラムやパラメータ等が記憶されており、RAM28は、CPU24による画像処理プログラム等の各種プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられる。
データ変換部14は、画像データに基づく画像を形成するプリンタ(図示省略)等の解像度に、画像データの解像度を変換し、変換したデータにシェーディング補正等の予め定められた補正処理を施すためのものである。本実施の形態では、具体的一例としてデータ変換部14のページメモリ(図示省略)に8ビットの画素値が格納された状態になる。
ネットワークI/F16は、外部のネットワークと接続するためのネットワークインターフェイスである。本実施の形態では、ネットワークI/F16を介してコンピュータ等から画像データが入力されるためのものである。
なお、本実施の形態では、ネットワークI/F16を介して画像データが入力される他、図示を省略したスキャナ等により原稿を読み取った画像データが入力される。
記憶部18には、画素値と量子化値との対応関係(詳細後述)や画素値と被減算値との対応関係(詳細後述)等が予め記憶されている。
誤差拡散処理部20は、画像データの注目画素を量子化した量子化値と初期値との差である量子化誤差を注目画素の周辺画素(被誤差拡散画素)に拡散するためのものであり、誤差拡散処理回路30、誤差バッファ回路38、及び遅延回路40を含んで構成されている。誤差拡散処理回路30は、被誤差拡散画素に量子化誤差を拡散させるためのものであり、誤差加算回路32、量子化回路34、及び誤差演算回路36を含んで構成されている。誤差バッファ回路38は、次回に行う誤差拡散処理のために誤差加算回路32の出力値を記憶するためのものである(詳細後述)。遅延回路40は、誤差拡散処理の並列処理を行う場合に、誤差拡散処理回路30の各々に対応する注目画素の画素値が入力されるタイミングを一致させるためのものである(詳細後述)。
次に、本実施の形態の誤差拡散処理について図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施の形態の誤差拡散処理により注目画素の量子化誤差が拡散される領域(被誤差拡散画素)について説明する。図2に、本実施の形態の誤差ウインドウの具体的一例を示す。図2では、X方向(主走査方向)が、注目画素のシフト方向であり、本実施の形態では、プリンタ等による画像形成時におけるプリントヘッドのノズルの移動方向である。図4に示すように、注目画素のシフト方向(副走査方向の列)の並びの2画素、注目画素の次の副走査方向の列の5画素、さらに次の副走査方向の列の5画素が被誤差拡散画素である。このように、本実施の形態では、注目画素の量子化誤差を注目画素周辺の12画素に拡散(分配)する。
本発明の実施の形態に係る誤差拡散処理の一例の概略は、図3に示したフローチャートのようになる。
まず、ステップ100では、注目画素の画素値を量子化する。
次のステップ102では、注目画素の量子化値と、初期値(画像データの画素値)との差分である量子化誤差ΔPを算出する。
次のステップ104では、算出されたΔPを図2に示した被誤差拡散画素の各々に分配する。
次のステップ106では、次の注目画素の誤差拡散処理を行うために、注目画素を主走査方向にシフトする。
上記ステップ100〜106の処理により、1画素に対する誤差拡散処理が行われる。全画素に対し、上記ステップ100〜106の処理を繰り返した後、本処理を終了する。
当該誤差拡散処理の詳細を説明する。
まず、1誤差ウインドウ当りの誤差拡散処理について詳細に説明する。図4は、本実施の形態に係る1誤差ウインドウ当りの誤差拡散処理回路30の概略構成の一例を示す回路図である。1誤差ウインドウ当りの誤差拡散処理回路30は、被誤差拡散画素に対応して誤差加算回路32(または、誤差加算回路32’)を備えている。図4は、図2に示した誤差ウインドウに対応する、誤差拡散処理回路30であり、12個の誤差加算回路32を含んでいる。誤差加算回路32は、副走査方向に3列、配列されており、各列毎にシリアルに接続されている。なお、1列目は、2つ(主走査方向に2列)シリアル接続されており、主走査方向が2列目の誤差拡散処理回路30には、量子化回路34及び誤差演算回路36が接続されている。図4に示した全ての誤差加算回路32は、共通のCLK信号で動作する。
本実施の形態の誤差加算回路32の概略構成の一例を図5に示す。本実施の形態の誤差加算回路32は、シフト演算器42と、加算器44と、シフトレジスタ46と、を含んで構成されている。入力Bに対してシフト演算器42でシフト演算した演算値と、入力Aと、を加算器44で加算した加算値ZがCLK(クロック)信号の入力によりシフトレジスタ46でシフトされ、出力される。
図6に、本実施の形態の誤差加算回路32のその他の一例である誤差加算回路32’の概略構成を示す。図6に示した誤差加算回路32’は、図5に示した誤差加算回路32のシフト演算器42に代わり、乗算器48が含まれている。誤差加算回路32’では、入力Bに対して、係数αを乗算する。
なお、本実施の形態では、誤差加算回路32のシフト演算器42の段数や誤差加算回路32’の乗算器48の係数αは、対応する被誤差拡散画素毎に予め定められた割合で量子化誤差が拡散されるように、すなわち、予め定められた割合の量子化誤差が加算されるように予め設定されている。加算される量子化誤差の割合は、例えば、注目画素と被誤差拡散画素の位置や距離等により予め定められる。なお、シフト演算器42の段数や係数αは、予め定めておくだけではなく、例えば、記憶部18に、文字モードやグラフィックモード等の複数のモード毎に記憶しておき、ユーザの選択や画像データの画像を形成するモードにあわせて設定されるようにしてもよい。
次に具体的例を挙げて、図4に示した誤差拡散処理回路30の動作について詳細に説明する。なお、ここでは、画素毎の画素値を、図7に具体的例として示したように画素値PX、Yとする。
副走査方向1列目の誤差加算回路32には、画素値PX、1+n(n=0以上の整数)が順次入力される。副走査方向2列目の誤差加算回路32には、画素値PX、2+nが順次入力される。副走査方向3列目の誤差加算回路32には、画素値PX、3+nが順次入力される。
まず、図8に示したように、誤差加算回路32に画素値P1、1が入力され、誤差加算回路32に画素値P1、2が入力され、誤差加算回路32に画素値P1、3が入力される。ここでは、量子化回路34に注目画素の画素値が入力されないため、量子化及び量子化誤差の演算が行われない、従って、各誤差加算回路32〜3212に量子化誤差は入力されない。CLK信号が入力されると、画素値P1、1、画素値P1、2、及び、画素値P1、3はシフトする。
次では、図9に示したように、誤差加算回路32に画素値P2、1が入力され、誤差加算回路32に画素値P2、2が入力され、誤差加算回路32に画素値P2、3が入力される。ここでも、量子化回路34に注目画素の画素値が入力されないため、量子化及び量子化誤差の演算が行われない、従って、各誤差加算回路321〜12に量子化誤差は入力されない。CLK信号が入力されると、画素値P1、1、画素値P1、2、画素値P1、3、画素値P2、1、画素値P2、2、及び画素値P2、3はシフトする。
次では、図10に示したように、誤差加算回路32に画素値P3、1が入力され、誤差加算回路32に画素値P3、2が入力され、誤差加算回路32に画素値P3、3が入力される。ここでは、量子化回路34に注目画素の画素値P1、1が入力されるため、量子化回路34で量子化され、誤差演算回路36で量子化誤差が演算され、量子化値P1、1out及び量子化誤差ΔP1、1が出力される。本実施の形態では、量子化回路34は、8ビット値である画素P1、1の画素値を図11に具体的一例を示した画素値PX、Yと量子化値PX、Youtとの対応関係に従って、2ビット値に量子化する。また、誤差演算回路36は、注目画素の量子化値P1、1outと、量子化前の画素値P1、1との量子化誤差ΔP1、1を算出する。本実施の形態では、図12に具体的一例を示した画素値P1、1と被減算値Kとの対応関係に従って、被減算値Kを用意し、ΔP1、1=画素値P1、1−被減算値K、を演算することにより、量子化誤差ΔP1、1を算出する。
誤差演算回路36により演算された量子化誤差ΔP1、1は、誤差加算回路32〜3212に入力される。各誤差加算回路32〜3212では、シフト演算器42で予め定められた割合に演算された量子化誤差ΔP1、1が、加算器44で入力された各画素値に加算される。CLK信号が入力されると、各加算値Zはシフトする。
次では、図13に示したように、誤差加算回路32に画素値P4、1が入力され、誤差加算回路32に画素値P4、2が入力され、誤差加算回路32に画素値P4、3が入力される。ここでは、誤差加算回路32及び3212から、ΔP1、1が出力される。量子化回路34には注目画素の画素値P2、1に前回の量子化誤差ΔP1、1が加算されたP2、1+ΔP1、1が入力され、上述したように、量子化回路34で加算値の量子化が行われ、誤差演算回路36で量子化誤差が演算され、量子化値P2、1out及びΔP2、1が出力される。量子化誤差ΔP2、1は、誤差加算回路32〜3212に入力される。各誤差加算回路32〜3212では、シフト演算器42で予め定められた割合に演算された量子化誤差ΔP2、1が、加算器44で入力された各画素値+量子化誤差ΔP1、1に加算される。CLK信号が入力されると、各加算値Zはシフトする。
次では、図14に示したように、誤差加算回路32に画素値P5、1が入力され、誤差加算回路32に画素値P5、2が入力され、誤差加算回路32に画素値P5、3が入力される。ここでは、誤差加算回路32及び3212から、ΔP1、1+ΔP2、1が出力される。量子化回路34には注目画素の画素値P3、1に前回及び前々回の量子化誤差ΔP2、1及び量子化誤差ΔP1、1が加算されたP3、1+ΔP2、1+ΔP1、1が入力され、上述したように、量子化回路34で加算値の量子化が行われ、誤差演算回路36で量子化誤差が演算され、量子化値P3、1out及びΔP3、1が出力される。量子化誤差ΔP3、1は、誤差加算回路32〜3212に入力される。各誤差加算回路32〜3212では、シフト演算器42で予め定められた割合に演算された量子化誤差ΔP3、1が、加算器44で入力された各画素値+量子化誤差ΔP1、1+ΔP2、1に加算される。CLK信号が入力されると、各加算値Zはシフトする。
このように、図8〜図14の処理を繰り返し、注目画素の画素値Px、1の誤差拡散処理が終了すると、誤差拡散処理回路30には、次の副走査方向の列群が入力される、具体的には、誤差加算回路32に画素値P1、4が入力され、誤差加算回路32に画素値P1、5が入力され、誤差加算回路32に画素値P1、6が入力され、さらに、図8〜図14の処理を繰り返す。本実施の形態では、このようにして、全画素に対して誤差拡散処理を行う。
次に、複数の注目画素に対する上記誤差拡散処理の並列処理について詳細に説明する。本実施の形態は、副走査方向に並んだ複数の注目画素に対して並列処理を行うものであるため、具体的一例として、副走査方向に8列(8個)の注目画素に対して並列処理を行う場合について詳細に説明する。図15は、誤差拡散処理を8列並列処理で行う場合の概念図である。注目画素8画素のそれぞれに対応する誤差ウインドウW1〜誤差ウインドウW8が図15に示すように、主走査方向に並んで設けられる。
8個の注目画素が主走査方向に同時に1画素ずつシフトし、順次誤差拡散処理が行われる。処理が進む(注目画素がシフトする)に従い、誤差ウインドウW1の副走査方向2列目及び3列目に属する画素以外は、誤差拡散未着手画素被誤差拡散画素、注目画素、誤差拡散処理済画素と、処理工程に伴い、状態が順次変化しいていく。誤差ウインドウW1の副走査方向2列目及び3列目に属する画素は、誤差拡散未着手画素から被誤差拡散画素へのみ変化する。
図16に、誤差拡散処理を8列並列処理で行った場合の具体的一例(図15)を回路化したブロック図を示す。誤差ウインドウW1〜誤差ウインドウW8の各々に対応する誤差拡散処理回路33が図16に示すように、主走査方向にシリアル接続されている。誤差ウインドウW2〜誤差ウインドウW8では、前段の誤差ウインドウの副走査方向2列目及び3列目の最後段の誤差加算回路32(誤差加算回路32及び誤差加算回路3212)の出力が次段の誤差ウインドウの副走査方向1列目及び2列目の第1段の誤差加算回路32(誤差加算回路32及び誤差加算回路32)に入力される。
誤差ウインドウW1では、副走査方向2列目及び3列目の最後段の誤差加算回路32(誤差加算回路32及び誤差加算回路3212)には、誤差バッファ回路38及び誤差バッファ回路38が接続されている。誤差バッファ回路38及び誤差バッファ回路38は、入力された誤差加算回路32及び誤差加算回路3212の出力値を記憶する。すなわち、誤差バッファ回路38は、画素値Px、7+8nに誤差拡散処理により量子化誤差が加算された加算値を記憶し、誤差バッファ回路38は、画素値Px、8+8nに誤差拡散処理により量子化誤差が加算された加算値を記憶する。誤差バッファ回路38及び誤差バッファ回路38の具体的一例としては、FIFO(First In First Out)回路が挙げられる。この場合、段数は、主走査方向(X方向)の用紙幅/プリンタの解像度になる。
このように、本実施の形態の画像処理装置10には、誤差バッファ回路38が2個備えられている。誤差バッファ回路38の数は、誤差ウインドウWの副走査方向(Y方向)の画素数によって定められる。具体的には、副走査方向の画素数−1個に定められる。例えば、誤差ウインドウWの副走査方向の画素数が4個である場合は、4−1=3個に定められる。
誤差バッファ回路38及び誤差バッファ回路38は誤差ウインドウW8の副走査方向1列目及び2列目の第1段の誤差加算回路32(誤差加算回路32及び誤差加算回路32)に接続されている。前回の誤差拡散処理により誤差バッファ回路38及び誤差バッファ回路38に記憶された画素値Px、7+8nに量子化誤差が加算された加算値(記憶値M1)及び画素値Px、8+8nに量子化誤差が加算された加算値(記憶値M2)がそれぞれ、誤差加算回路32及び誤差加算回路32に入力される。
また、本実施の形態の画像処理装置10は、遅延回路40を備えている。遅延回路40は、誤差ウインドウW1〜誤差ウインドウW8に画素値Px、1+8n〜画素値Px、8+8nが入力されるタイミングを一致させるためのものである。本実施の形態では、誤差ウインドウW1〜誤差ウインドウW8各々の副走査方向3列目の第1段の誤差加算回路32(誤差加算回路32)に画素値Px、1+8n〜画素値Px、8+8nが入力されるタイミングを一致させるために、誤差ウインドウW1〜誤差ウインドウW7各々の誤差加算回路32に接続されている。
ページメモリ(図示省略)から取り出された画素値Px、2+8n〜画素値Px、8+8nは、それぞれ固有段数の遅延回路40を通して誤差ウインドウW1〜誤差ウインドウW7に入力される。誤差ウインドウW8には、遅延回路40を通さずに画素値Px、1+8nが入力される。
誤差拡散処理を8列並列処理で行う場合の動作について詳細に説明する。
主走査方向(画像)の端部である副走査方向1列目〜8列目の画素に対して、誤差拡散処理を行う場合、記憶値M1及び記憶値M2はいずれも「0」になる。従って、誤差ウインドウW7及び誤差ウインドウW8からは量子化誤差値が出力されず、誤差ウインドウW6〜誤差ウインドウW1からは各々量子化値Px、1out〜量子化値Px、6outが出力される。また、誤差バッファ回路38には画素値Px、7に量子化誤差が加算された加算値が記憶(記憶値M1)され、誤差バッファ回路38には画素値Px、8に量子化誤差が加算された加算値が記憶(記憶値M2)される。
主走査方向の終端部では、仮想的に画素値が「0」である画素があるものとみなして同様に誤差拡散処理を行う。主走査方向に配列された全ての画素に対して誤差拡散処理が行われると、次の副走査方向8列分の並列処理を行う。
次の並列処理では、誤差ウインドウW8の誤差加算回路32には、記憶値M1が入力され、誤差加算回路32には記憶値M2が入力される。従って、今回の並列処理では、誤差ウインドウW8〜誤差ウインドウW1からは各々量子化値Px、7out〜量子化値Px、14outが出力される。当該並列処理を全画素に対して誤差拡散処理が行われるまで繰り返す。なお、副走査方向の終端部では、主走査方向の端部と同様に、仮想的に画素値が「0」である画素があるものとみなして同様に誤差拡散処理を行う。
なお、本実施の形態では誤差ウインドウWの大きさを主走査方向5画素×副走査方向3画素としたが、これに限らず、その他の大きさでもよいし、注目画素の位置もその他であってもよい。また、被誤差拡散画素の画素数も本実施の形態に限定されない。また、文字モードやグラフィックモード等の複数のモード毎にウインドウWの大きさを予め設定し、記憶部18等に記憶しておきモードに合わせて変更するようにしてもよい。なお、この場合、ウインドウの大きさにより各被誤差酢酸画素に対応するシフト演算器42の段数や乗算器48の係数は変化する。
また、本実施の形態では、並列度が8(8列)の並列処理について詳細に説明したが、並列処理の並列度はこれに限定されずその他の数であってもよい。
また、誤差加算回路32及び誤差加算回路32’の何れを用いるかは、画像処理装置10の仕様等により定めればよい。なお、誤差加算回路32を用いる場合は、回路構成が小さくなる。また、誤差加算回路32’を用いる場合は、任意性がもたせられる。
また、画像データが例えば、CMLK等のカラーデータの場合は、各色毎に画素値の誤差拡散処理を行えばよい。
このように本実施の形態では、注目画素の量子化誤差を拡散する誤差拡散処理回路30を備えており、誤差拡散処理回路30は12個の被誤差拡散画素を含む誤差拡散ウインドウWに対して注目画素の誤差を拡散する。誤差拡散処理回路30は、量子化回路34、誤差演算回路36、及び各被誤差拡散画素に対応する誤差加算回路32を含んでいる。誤差加算回路32は、シフト演算器42、加算器44、及びシフトレジスタ46を含んでいる。シフト演算器42は入力された量子化誤差ΔPを予め定められた割合にシフト演算し、加算器44に出力する。加算器44は、シフト演算器42の出力値と、入力された以前に行われた誤差拡散処理により量子化誤差が累積加算された画素値Px、Yと、を加算し、シフトレジスタ46に出力する。CLK信号が入力すると、シフトレジスタ46は加算器44から入力された入力値を主走査方向にシリアル接続された誤差加算回路32に出力する。
本実施の形態では、誤差加算回路32の出力値が主走査方向にシリアル接続された次の誤差加算回路32の入力値になるため、出力値を退避させるためのメモリ等を設けなくてよい。従って、本構成を有しない場合に比較して、少ないハード・リソースで画素値の誤差拡散処理が行われる。
また、本実施の形態では全ての被誤差拡散画素に対応する誤差加算回路32は略同一の構成であるたため、各被誤差加算回路32における演算を同時に開始させるとともに、同時に終了させられ、同タイミングで動作する。また、全誤差加算回路32に同タイミングで量子化誤差ΔPが入力するため、被誤差拡散画素の注目画素からの距離(位置)によらず、同タイミングで動作する。同タイミングで動作することによりディレイがないため、高速動作し、スループットが向上する。
また、本実施の形態の誤差拡散方式は、量子化誤差を被誤差拡散画素に拡散する分配方式であるため、被誤差拡散画素の位置により時間がかかる集中方式の場合に比べ、短時間で誤差拡散処理が行われる。
さらに、本実施の形態では、8列並列処理するため、8個の誤差拡散処理回路30が主走査方向にシリアル接続されている。各誤差拡散処理回路30の誤差加算回路32及び誤差加算回路32には、前段の誤差拡散処理回路30の誤差拡散回路32及び誤差加算回路3212の出力値が入力される。各誤差拡散処理回路の誤差加算回路32には、対応する画素値PX、Yが遅延回路40により同タイミングで入力される。最後段の誤差拡散処理回路30の誤差加算回路32及び誤差加算回路3212の出力値は、誤差バッファ回路38及び誤差バッファ回路32に記憶値M1及び記憶値M2として記憶される。誤差バッファ回路38及び誤差バッファ回路32は第1段の誤差拡散処理回路30の誤差加算回路32及び誤差加算回路32に接続されており、前回の並列処理の際に記憶した記憶値M1及びM2を出力する。
本実施の形態では、並列度にかかわらず、誤差拡散処理回路30には、前段の誤差拡散処理回路30の出力値がそのまま入力値となるため、注目画素がシフトする際に出力値を退避させるためのメモリ等を設けなくてよい。従って、並列度にかかわらず本構成を有しない場合に比較して、少ないハード・リソースで画素値の誤差拡散処理が行われる。
また、誤差バッファ回路38を備える数は、並列度にかかわらず、誤差ウインドウWの副走査方向の画素数に依存するため、誤差拡散処理の並列度が上がっても変わらない。従って、誤差バッファ回路38の肥大化等の問題が生じない。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る誤差ウインドウを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る誤差拡散処理の処理フローの一例の概略を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る1誤差ウインドウ当りの誤差拡散処理回路の概略構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る1画素当りの誤差拡散処理回路の概略構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る1画素当りの誤差拡散処理回路の概略構成のその他の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る誤差拡散処理を説明するための画素値の具体的一例示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る1誤差ウインドウ当りの誤差拡散処理の具体的一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る1誤差ウインドウ当りの誤差拡散処理の具体的一例を説明するための図8に続く説明図である。 本発明の実施の形態に係る1誤差ウインドウ当りの誤差拡散処理の具体的一例を説明するための図9に続く説明図である。 本発明の実施の形態に係る画素値と量子化値との対応関係の具体的一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る画素値と被減算値との対応関係の具体的一例を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る1誤差ウインドウ当りの誤差拡散処理の具体的一例を説明するための図10に続く説明図である。 本発明の実施の形態に係る1誤差ウインドウ当りの誤差拡散処理の具体的一例を説明するための図13に続く説明図である。 本発明の実施の形態に係る誤差拡散処理を8列並列処理で行った場合の具体的一例を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態に係る誤差拡散処理を8列並列処理で行った場合の具体的一例を回路化したブロック図である。
符号の説明
10 画像処理装置
12 制御部
14 データ変換部
18 記憶部
20 誤差拡散処理部
30 誤差拡散処理回路
32、32’ 誤差加算回路
34 量子化回路
36 誤差演算回路
38 誤差バッファ回路
40 遅延回路
42 シフト演算器
46 シフトレジスタ
48 乗算器

Claims (4)

  1. (1)誤差拡散処理により予め定めた割合で拡散された量子化誤差が加算された注目画素の画素値を量子化する量子化手段と、(2)前記量子化手段による量子化により生じた前記注目画素の量子化誤差を算出する量子化誤差算出手段と、(3)前記誤差拡散処理により予め定められた割合で拡散された量子化誤差が加算された被誤差拡散画素の画素値に前記量子化誤差算出手段により算出された今回の前記量子化誤差を前記予め定めた割合で加算する加算手段と、今回の注目画素が予め定められた主走査方向にシフトするのに伴い、前記加算手段で加算された加算値を前記主走査方向にシフトするシフト手段と、を含み、前記注目画素の前記量子化誤差を予め定めた割合で拡散するために前記注目画素のシフト方向である主走査方向及び前記主走査方向に交差する方向である副走査方向に予め定められた複数の被誤差拡散画素に対応して設けられた、複数の誤差加算手段と、を備えると共に、前段の誤差拡散処理手段から前記量子化誤差が加算された前記被誤差拡散画素の画素値が入力されるように前記主走査方向に連結された複数の誤差拡散処理手段と、
    複数の前記誤差加算手段のうちの最後段の前記誤差拡散処理手段から出力された、前記量子化誤差が加算された前記被誤差拡散画素の画素値を記憶すると共に、当該記憶した画素値を次回の誤差拡散処理が実行されるときに、第1段の前記誤差拡散処理手段に出力する記憶手段と、
    を備えた、画像処理装置。
  2. 前記複数の誤差拡散処理手段に被誤差拡散画素の画素値が入力されるタイミングを調整する、タイミング調整手段をさらに備えた、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記加算手段は、入力された前記注目画素の量子化誤差をシフト演算することにより前記予め定めた割合の前記量子化誤差を演算するシフト演算器を含む、
    請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記加算手段は、入力された前記注目画素の量子化誤差に予め定められた係数を乗じることにより前記予め定めた割合の前記量子化誤差を乗算する乗算器を含む、
    請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
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