JP5114125B2 - 木質部材の接合金物及び接合構造 - Google Patents

木質部材の接合金物及び接合構造 Download PDF

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Description

この発明は、木造構造物で、主に柱梁の接合部に使用する木質部材の接合金物及び接合構造に関する。
木造構造物で、通し柱30の側面に梁20の端面をつけ合わせて、接合する構造では、柱側に梁受け金物50を取付け、梁受け金物50に合わせて切り欠き51、51を形成した梁20を、梁受け金物50に係止して、梁20の側面からピンを打ち、梁20と梁受け金物50を固定していた(図13。非特許文献1、特許文献1、2)。
また、梁に軸と垂直方向のパイプを埋設し、パイプに形成された軸方向の螺孔に、柱を貫通したボルトの先端部を螺合緊結する構造も提案されている(特許文献3の図3等)
住宅ジャーナル編「金物工法ハンドブック」39頁 日本建材新聞社・住宅ジャーナル 2006年2月20日 特開平10−331262 特開2004−316292 特開2006−46055
前記従来の技術の内、前者のものでは、梁は、梁受け金物に置かれるだけであり、梁受け金物と柱の接合は強固に形成できるが、梁と柱の接合を強固にすることはできなかった。また、後者のものでは、梁の端面から深い位置にパイプを埋める必要があり、従って、柱側からのボルトが長くなり、接合作業が繁雑になる問題があった。
然るにこの発明は、開口を幅広としたねじ孔を形成した第一金属板を第二部材(例えば、梁)の接合端面付近に形成するので、前記問題点を解決した。
即ちこの発明は、木製の第一部材の側面に、木製の第二部材の端面を接合する際に、第二部材に使用する金物であって、以下のような構成としたことを特徴とする木質部材の接合金物である。
(1) 第二部材の端面付近に位置する第一金属板と、第二部材の側面に沿って配置される第二金属板とを接合した。
(2) 前記第一金属板の長さ方向に複数の透孔を形成し、該透孔のうち、一部をねじ孔とし、他を前記ねじ孔より大径で、かつねじを形成しない貫通孔とした
(3)前記ねじ孔は、前記第一部材の側面を貫通したボルト材の先端部を固定できかつ、前記ねじ孔の開口を幅広に形成した。
(4) 第二金属板に第二部材と固定するための固定手段を形成した。
また、前記において、以下を特徴とした木質部材の接合金物である。
(1) 第一金属板を、第一部材の端面と平行に形成し、かつ第一部材の端面より所定距離内側に配置し、
(2) 第一金属板に円錐状のテーパー凹部を形成し、凹部の先端側にねじ孔を形成した。
また、他の発明は、木製の第一部材の一側面及び対向する他側面に、夫々木製の第二部材の端面を接合する構造であって、以下のように構成したことを特徴とする木質部材の接合構造である。
(1) 一方の第二部材の端面に、該第二部材に固定する一方の接合金物の第一金属板をませ、該第一金属板に、前記端面側が広いテーパー凹部を形成し、該テーパー凹部の基端に金属材料によるねじ孔を臨ませ、かつ前記第一金属板に、前記ねじ孔より大径の貫通孔を形成した。
(2) 他方の第二部材の端面に、該第二部材に固定する他方の接合金物の第一金属板をませ、該第一金属板に、前記一方の接合金物の第一金属板のねじ孔に対応して、該ねじ孔より大径の貫通孔を形成し、前記一方の接合金物の第一金属板の貫通孔に対応して、テーパー凹部を有するねじ孔を形成した。
(3) 第一部材の前記他側面から一側面に向けて、前記ねじ孔及び貫通孔に連通する接合透孔を形成した。
(4) 前記第一部材の一側面に、前記一方の接合金物の前記第一金属を対向し、前記第一部材の他側面に前記他方の接合金物の前記第一金属板を対向し、両接合金物で、貫通孔とねじ孔とを連通させる。
(5) 前記他方の接合金物の第一金属板の貫通孔に頭部を係止したボルトを前記接合透孔に挿通して、前記ボルトの先端を、前記一方の接合金物の第一金属板のねじ孔に螺合緊結した。更に、前記一方の接合金物の第一金属板の貫通孔に頭部を係止したボルトを、前記接合透孔に挿通して、前記ボルトの先端を、前記他方の接合金物の第一金属板のねじ孔に螺合緊結した。
前記における第一部材、第二部材の組合せは、「柱、梁」とするが「梁、柱」とすることもでき、同様な構造であれば他の部材同士の接合にも適用することができる。
ねじ孔の開口を幅広に形成した接合金物を形成したので、第二部材の接合面にねじ孔を臨ませて接合金物を収容し、第二部材の接合面を第一部材の側面に当設し、第一部材側から挿入したボルトをねじ孔に螺合すれば、ボルトの緊結で、第二部材を引き寄せ第一部材と第二部材との接合を強固にできる。従って、例えば、簡易な接合金物で剛接合を実現できる効果がある。
また、接合金物のねじ孔の開口を幅広に形成したので、別途にナットを不要として、ボルトの先端をねじ孔に案内して第一部材と第二部材との合わせ作業を簡略化できる効果がある。また、ねじ孔を円錐状のテーパー凹部とすれば、ねじ孔に弾性を付与して、ボルトとねじ孔の螺合の緩みを防止できる。
この発明は、木製の柱(第一部材)30の一側面30aに、木製の梁(第二部材)20の接合端面21を接合して、接合構造40を構成する(図3(c)、図6(a)(b))。
梁(第二部材)20の接合端面21に、接合金物15を固定してある。
(1) 接合金物15は、接合端面21側が広く形成されたテーパー凹部4、4を形成し、テーパー凹部4の基端にねじ孔6、6を形成して、接合端面21側に向けて臨ませてある。従って、接合金物15では、すり鉢のようなテーパー凹部4の底にねじ孔6が配置された構造である。ここで、テーパー凹部4とねじ孔6の組合せは複数配置する(図1)。
(2) 柱(第一部材)30で、一側面30aの対向する他側面30bから一側面30aに向けて、ボルト37の軸部が挿入できる貫通孔(接合透孔)31、31を形成する。貫通孔31の他側面30b側に、ボルト37の頭部37bを係止できる縁33を有する台形の開口部33(ボルト37の頭部37bを収容できる)を加工する。柱30の他側面30aから、貫通孔31内にボルト37を挿通する(図2)。
(3) 柱(第一部材)30の一側面30aに梁(第二部材)20の接合端面21を合わせ、柱(第一部材)30の一側面30aに、梁(第二部材)20の接合端面21を当設し、ボルト37の頭部37bを貫通孔31の縁33に係止して、ボルト37の先端37aを、接合金物15のねじ孔6に螺合緊結する(図3(a)(b))。
(4) この際、ボルト37の先端37aは、ねじ孔6の芯に一致しなくとも、ボルト37の先端37bがテーパー凹部4に触れれば(図1(e))、ボルト37は、ねじ孔31に案内される(図3(b)(c))。また、一旦締めれば、接合金物15は、ねじ孔6及びテーパー凹部4に弾性が付与されているので、締めたボルト37とねじ孔6との螺合が緩むおそれが無い。
図1〜図6に基づきこの発明の第一の実施例を説明する。この実施例は木製の第一部材の一側面に第二部材の端面を接合する構造である。
[1]接合金物15
高さHの金属板材(鋼板)を屈曲して、巾Dの第一金属板1の両側縁3、3に、第一金属板1の裏面2a側に向けて、直角に第二金属板(長方形)11、11を連設した構造の接合金物15を構成する(図1)。第二金属板11は、第一金属板1の同じ裏面2a側に連設してあり、略平行に並列されている。
第一金属板1の表面2から裏面2a側に向けて、部分円錐状のテーパー凹部4、4を形成し、テーパー凹部4の先端側に筒状部5を形成し、筒状部5の内側にねじを切り、ねじ孔6を形成する(図1(e))。テーパー凹部4は表面2側に向けて径が大きくなり広がった形状で、第一金属板1の高さ方向に等間隔Lで3つ形成する。
両第二金属板11、11の同じ位置に、3つのピン固定孔12、12を形成する。ピン固定孔12、12は、ねじ孔6、6とほぼ同じ高さに形成されて、中央のピン固定孔12が第一金属板1側に近づいた位置に、上下のピン固定孔12、12とずれて配置してある。また、第二金属板11の角部13、13は丸めてある。
また、接合金物15の高さHは、梁の上下から突出しないように、即ち梁せいをHとした場合、H≦H とする(図3(a))。
また、この接合金物15は、通常は、以下のように製造する。即ち、ピン固定孔12、12、筒状部5に対応する下孔を空けた金属板材をプレスにより、第一金属板1にテーバー凹部4と筒状部5とを形成すると共に、第二金属板11、11部分を折り曲げて形成する。続いて、筒状部5、5にねじを切り、ねじ孔6、6を形成して完成する。
[2]柱と梁の接合構造40
柱(第一部材)30の一側面に、梁(第二部材)の端面を接合する接合構造について説明する(図2、図3)。
(1) この発明の実施に使用する柱30は、梁20を接合する側面を一側面30aとし、対向他側を他側面30bとする。一側面30aから他側面30bに向けて平行な接合透孔31、31を形成し、接合透孔31の他側面30b側の開口を大径した開口部32を形成する。貫通孔31は、接合金物40のねじ孔6、6に合わせて、間隔Lで形成されている(図2、図3(a)、図4)。
(2) また、この発明の実施に使用する梁20は、接合端面21から、接合金物15の第二金属板11、11を収容するスリット23、23を形成する。当然、スリット23、23は、第二金属板11の巾Dに合わせて、梁20の側面22に平行な形状に形成されている。両スリット23、23間の接合端面21側を所定長さLだけ切除して、金物収容部24を形成し、両スリット23、23を連通させる。金物収容部24には接合金物15の第一金属板1と柱30側のボルト37の先端部が収容される。また、梁20の側面22に、接合金物15のピン固定孔12、12に対応した接合透孔25、25を形成する(図2、図3(a)、図4)。
続いて、梁20のスリット23、23及び金物収容部24内に接合金物15、15を挿入して、接合金物15の第二金属板11、11のピン固定孔12、12と、梁20の接合透孔25、25を一致させ、梁20の側面22からドリフトピン36、36を打ち込み、接合透孔25、25及びピン固定孔12、12を貫通して、他側の接合透孔25に至らせ、接合金物15を梁20に固定する(図2、図4、図3(a))。この状態で、第一金属板1の表面2と梁20の接合端面21との間に距離L(L≒5mm)の間隙42が形成される。
(3) 続いて、柱30の一側面30aに、梁20の接合端面21を対応させる。この状態で、柱30の他側面30bから接合透孔31、31に、座金38を入れたボルト37を挿入し、ボルト37の先端37aを接合金物15のテーパー凹部4に当てて、ねじ孔6に案内してねじ孔6にボルト37の先端37aを挿入して螺合する(図3(b))。この際に、ボルト37の軸(接合透孔31)とねじ孔6との軸が正確に一致していない場合であっても、ボルト37の先端37aがテーパー凹部4に当たる程度に合わせてあれば、ボルト37の先端37aはテーパー凹部4の表面に沿ってねじ孔6に導かれるので、梁20と柱30とを合わせる作業を簡略化できる(図1(e))。とりわけ、この作業をする際には、作業足場が備わっていないので、ナットを不要とし、ボルト37を正確に合わせる必要が無い(大まかに挿入することによる)ので、柱30と梁20の接合作業を大幅に効率化できる。
更に、ボルト37を締めれば、接合金物15とともに梁20が柱30側に引き寄せられ、梁20の接合端面21と柱30の一側面30aとは強く押しつけられて接合され、接合構造40を形成する(図3(c)、図4)。
この際、間隙42を形成したので、接合金物15の第一金属板1の表面2のみが柱30の一側面30aに押さえつけられることはない。従って、前記間隙42は、ドリフトピン36をボルト37の軸方向(水平方向)に引っ張った場合に、梁20の強度(接合透孔25が変形する可能性)を考慮して設定するが、通常は、2mm〜10mm程度で形成する。ボルト37を締めた状態で、接合金物15の第一金属板1が柱30の一側面30aに当接せず、できるだけ柱30の一側面30aに近い位置で接合されれば接合構造40が安定する。
この状態で、ボルト37の頭部37bと座金38は開口部32の縁33に押さえられた状態で開口部32内に収容される。また、テーパー凹部4が円錐状の筒となっているのでばねとなり、螺合したボルト37の先端37aとねじ孔6との緩みを防止できる(図1(e))。
(4) 以上のようにして形成した接合構造40では、ピン接合ではなく、剛接合としての条件を満たした門型の木造ラーメン構造を構成することもできる(図5(a)(b))。
[3]他の実施例
(1) 前記実施例において、接合金物15の第二金属板11を長方形に形成したが、平行四辺形に形成すれば、柱30に対して梁20が斜めに接合されるいわゆる登り梁にも適用できる(図5(b))。
(2) また、前記実施例において、梁20のスリット23、23は、梁の上下に貫通させたので、接合金物15を梁20に取り付ける際に、接合端面21側のみならず上方又は下方からも挿入できるので、組み立て作業を簡略化できるが、上下を塞いで、接合端面21側からの穴状に形成することもできる(図示していない)。
(3) また、前記実施例において、柱30の上面(接合端面)30cに梁20の下面を接合する接合構造40に適用することもできる(図6(a))。この場合、柱30にスリット23、金物収容部24同様の切欠を形成して、接合金物15を収容して固定する。梁20には、接合透孔31と同様な接合透孔26、26を形成して、接合透孔26にボルト37を挿入して、接合金物15のねじ孔6に螺合緊結する。
(4) また、前記実施例において、第一金尾板1にテーパー凹部4(ねじ孔6)を3つ形成したが、接合部分で要求される強度により、2つあるいは4つ以上とすることもできる(図示していない)。
(5) また、前記実施例において、柱30と梁20との接合に使用したが、他の部材の接合部に同様に適用することもできる。例えば、土台44の接合端面45を柱30の側面30aに接合する構造に適用することもできる(図6(b))。
この場合、土台44は梁20の場合と同様に接合端面45に接合金物15を取り付けて、柱30は側面30a、30b間に接合透孔31を形成する。コンクリート製の基礎46に、柱30の下面を載せて、基礎46に埋設したアンカーボルトなどを使って、柱30を基礎46に固定する。続いて、土台44の接合端面45を柱30に付け、接合透孔31、31にボルト37を挿入して、ボルト37を土台44内の接合金物のねじ孔6に螺合緊結して、土台と柱の接合構造40を構成する(図6(b))。尚、ここで使用した接合金物15はねじ孔6を2つ形成した構造であり、柱30の接合透孔31も、同様にねじ孔6に対応させる。
(6) また、前記実施例において、柱30の一側面30aに梁20の接合端面21を合わせて、接合透孔31とテーパー凹部4とを概略合わせた後に、柱30の接合透孔31、31にボルト37を挿入したが、予め柱30の接合透孔31にボルト37を挿入して、柱30の一側面30aに梁20の接合端面21を合わせることもできる。
(7) また、前記実施例において、梁20に予め接合金物15を固定したが、柱30の一側面に接合金物15を固定し、その後に、接合金物15が金物収容部24内に収容されるように、梁20の接合端面を柱30の一側面30aに対向させて、接合金物15と梁20とを接合することもできる(図示していない)。
(8)また、前記実施例において、ピン固定孔12、12をねじ孔6、6と同じ高さとし、中央のピン固定孔12を上下のピン固定孔12からずれた位置に配置したが、ピン固定孔12、12の数と配置は任意である。
図7〜図12に基づきこの発明の第二の実施例を説明する。この実施例は木製の第一部材の一側面及び他側面に夫々第二部材の端面を接合する構造である。
[1]接合金物15、15A
実施例1と同様に、高さHの金属板材(鋼板)を屈曲して、巾Dの第一金属板1の両側縁3、3に、第一金属板1の裏面2a側に向けて、直角に第二金属板(長方形)11、11を連設した構造の接合金物15を構成する(図1)。第二金属板11は、第一金属板1の同じ裏面2a側に連設してあり、略平行に並列されている。
第一金属板1の表面2から裏面2a側に向けて、部分円錐状のテーパー凹部4、4を形成し、テーパー凹部4の先端側に筒状部5を形成し、筒状部5の内側にねじを切り、ねじ孔6を形成する(図1(e)参照)。テーパー凹部4は表面2側に向けて径が大きくなり広がった形状としてある。
また、第一金属板1の同一直線9上に(第一金属板1の長さ方向に)、前記ねじ孔6より大径の貫通孔7、7を穿設する。ねじ孔6、6及び貫通孔7、7は、同一直線9上で、貫通孔7、ねじ孔6、貫通孔7、ねじ孔6の順で、等間隔Lで交互に配置される。更に、天地を逆転した2つの接合金物で、第一金属板1を重ねた場合に、一方の第一金属板1の貫通孔7、ねじ孔6と他方の第一金属板1のねじ孔6、貫通孔7とが互いに連通できるように配置されている。
両第二金属板11、11の同じ位置に、ピン固定孔12、12を4つ形成する。ピン固定孔12、12は、第一金属板1に形成したねじ孔6及び貫通孔7とほぼ同じ高さ位置で、上下方向で同じ平面位置で、4つが配置されている。また、第二金属板11の角部13、13は丸めてある。
また、第二金属板11、11の上下縁11a、11aより、最も近い側に位置するピン固定孔12、12に向けて案内切欠14、14を形成する。案内切欠14は第一金属板1側の縁14aを略鉛直に形成し、先端縁11b側の縁14bを斜めに形成して上下縁11a側に開いた形状にしてある。
また、第二金属板11、11で、貫通孔7、7の近傍に、半円状の操作開口17、17を形成する。操作開口17は、取付作業中に、貫通孔7の縁に係止したボルト37の頭部37bを回転させるための工具を操作する手段で、形状、大きさ及び位置は任意であり、また、上方、下方又は横方向から操作可能であれば、操作開口17は不要である。
また、接合金物15の高さHは、梁の上下から突出しないように、即ち、梁せいをHとした場合、H≦H とする(図8(a)、図9(a))。
また、この接合金物15は、通常は、以下のように製造する。即ち、ピン固定孔12、12、操作開口17、筒状部5に対応する下孔を空けた金属板材をプレスにより、第一金属板1にテーバー凹部4と筒状部5とを形成すると共に、第二金属板11、11部分を折り曲げて形成する。続いて、筒状部5、5にねじを切り、ねじ孔6、6を形成して完成する。
[2]柱と梁の接合構造40
柱(第一部材)30の両側面30a、30bに、2つの梁(第二部材)20、20の端面21を夫々接合する接合構造40について説明する(図8、図9)。
(1) この発明の実施に使用する柱30は、前記実施例1と同様に、梁20を接合する側面を一側面30aとし、対向他側を他側面30bとする。一側面30aから他側面30bに向けて平行な接合透孔31、31を形成する。貫通孔31は、接合金物40のねじ孔6、6、貫通孔7、7に合わせて、間隔Lで形成されている(図8、図9)。
(2) また、この発明の実施に使用する梁20は、前記実施例1と同様に、接合端面21から、接合金物15の第二金属板11、11を収容するスリット23、23を形成する。当然、スリット23、23は、第二金属板11の巾Dに合わせて、梁20の側面22に平行な形状に形成されている。両スリット23、23間の接合端面21側を所定長さLだけ切除して、金物収容部24を形成し、両スリット23、23を連通させる。金物収容部24には接合金物15の第一金属板1と柱30側のボルト37の先端部が収容される。また、梁20の側面22に、接合金物15のピン固定孔12、12に対応した接合透孔25、25を形成する(図8、図9)。
(3) 続いて、接合金物15の一番上の貫通孔7に、第二金続板11側から、座金38を入れたボルト37を通して、柱30の一側面30aに、接合金物15を当て、ボルト37を、対応する柱30の接合透孔31に挿入して、ボルト37の先端37aを他側面30b側に突出させる。
同時に、柱30の他側面30bに、接合金物15A(接合金物15を上下反転して配置したもの)を当てて、ボルト37の先端37aを、接合金物15Aの対応するねじ孔6(一番上に位置するねじ孔6)に当て、接合金物15側の操作開口17等からボルト37の頭部37bを回転させて、ボルト37をねじ孔6にねじ込み、接合金物15、15A、柱30を仮止めする。
この際に、ボルト37の軸(接合透孔31)とねじ孔6との軸が正確に一致していない場合であっても、ボルト37の先端37aがテーパー凹部4に当たる程度に合わせてあれば、ボルト37の先端37aはテーパー凹部4の表面に沿ってねじ孔6に導かれるので、接合金物15、15Aと柱30とを合わせる作業を簡略化できる(図1(e)参照)。
この状態で、接合金物15、15Aは支えなくとも柱30に保持されているので、以下同様に、接合金物15、15Aの貫通孔7、7からボルト37を挿入して、柱30の接合透孔31を通ってボルト37の先端37bを対応するねじ孔6に螺合する。総てのボルト37、37を所定の力で緊結して、柱30への接合金物15、15Aの固定を完了する(図8(a))。
(4) 続いて、梁20、20の一番上の接合透孔25にドリフトピン36(36A)を打ち込む。柱30の接合金物15、15Aの上方から、梁20の接合端面21が柱30の側面30a、30bに添うように下降させれば、梁20のスリット23、23及び金物収容部24内に接合金物15、15Aが挿入され、梁20のドリフトピン36を案内切欠14に添って、一番上のピン固定孔12に係止すれば、接合金物15、15Aに梁20、20が夫々載置される。
ドリフトピン36Aをピン固定孔12に係止すれば、同時に、接合金物15、15Aのピン固定孔12、12と、梁20の接合透孔25、25が総て一致するので、梁20の側面22からドリフトピン36、36を打ち込み、接合透孔25、25及びピン固定孔12、12を貫通して、他側の接合透孔25に至らせ、梁20、20を接合金物15、15Aに固定する(図9(a)(b))。
(5) 以上のようにして、柱30と梁20、20とは、接合金物15、15Aを介して固定され、接合構造40を形成する(図9)。この状態で、テーパー凹部4が円錐状の筒となっているのでばねとなり、螺合したボルト37の先端37aとねじ孔6との緩みを防止できる(図1(e)参照)。
(6) また、以上のようにして形成した接合構造40では、実施例1と同様に、ピン接合ではなく、剛接合としての条件を満たした門型の木造ラーメン構造を構成することもできる(図5(a)(b)参照)。
[3]他の実施例
(1) 前記実施例において、予め柱30に接合金物15、15Aを固定してその後に梁20を架設したが、前記実施例1と同様に、梁20に予め接合金物20を固定し、その後に梁20を柱30に固定することもできる。この場合には、第二金属板11側から各貫通孔7、7に総てボルト36、36(必要ならば座金38も)を通した状態で、接合金物15、15Aを梁20、20に固定する(図示していない)。
(2) また、前記実施例において、一つの接合金物15を上下反転させて、接合金物15Aとして、柱30の一側面30a側、他側面30b側に対応させたが、予め柱30の一側面30a側の接合金物15と、柱30の他側面30b側の接合金物16とを別々に製造することもできる。
この実施例を梁せいが低い梁20に適用する接合金物で説明する(図10、図11)。一方の接合金物15では、第一金属板1にねじ孔6、貫通孔7、ねじ孔6の順に間隔Lで配置する。他方の接合金物16では、同じ高さで、貫通孔7、ねじ孔6、貫通孔7の順に間隔Lで配置する。また、前記実施例では案内切欠14を第二金属板11の上下両縁11a、11aに形成したが、上側の縁11aにのみ案内切欠14を形成する(図10(b)、図11(b))。
この場合も、接続金物15、16の貫通孔7に座金38を通したボルト37を挿通して、柱30の接続孔31にボルト37を挿通して、他側の接続金物16、15のねじ孔6にボルト37の先端37aを螺合緊結する。これにより、柱30の側面30a、30bに接続金物15、16を予め固定する(図12(a))。その後、前記同様に接続金物15、16に梁20、20を架設して固定する(図12(a)、鎖線図示20、31A)。
また、この場合、一方の接合金物15の第一金属板1にねじ孔6のみを3つ形成し、他方の接合金物16の第一金属板1に貫通孔7のみ3つ形成することもできる(図12(b))。柱30の他側面30bには、前記実施例1と同様に接合透孔31に連通する大径の開口部32を形成しておき、接合透孔31に挿入したボルト37の頭部37bと座金38とを収容する。この場合も予め柱30の一側面30aに接続金物15を当てて、接合透孔16に挿通したボルト37の先端37aを接続金物15のねじ孔6に当てて、螺合緊結して柱30の一側面30aに接続金物15を固定する(図12(b))。その後、接続金物15に梁20を架設固定する(図12(b)、鎖線図示20)。
(3) また、前記実施例における他の実施例は、前記実施例1と同様である(図示していない)。
この発明の第1の実施例の接合金物で、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は平面図、(e)は(b)のA−A線における拡大断面図である。 この発明の第1の実施例で、柱と梁とを接合する前の状態の斜視図である。 同じくこの発明の第1の実施例で、一部を破切した正面図で、(a)は接合前、(b)梁を当接した状態、(c)は接合が完了した状態、を夫々表す。 図3(c)のB−B線における断面図である。 (a)(b)は他の接合構造の正面図である。 この発明の第1の実施例の他の実施例の概略した正面図で、(a)は柱の上面に梁の下面を接合した状態、(b)は接合した状態を夫々表す。 この発明の第2の実施例の接合金物で、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は平面図である。 同じくこの発明の第2の実施例で、接合途中を表し、(a)は一部を破切した正面図で、(b)はC−C断面図である。 同じく接合完了後を表し、(a)は一部を破切した正面図で、(b)はD−D断面図である。 この発明の第2の実施例の他の接合金物で、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は平面図である。 この発明の第2の実施例の他の接合金物で、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は平面図である。 (a)(b)は、この発明の第2の実施例で、柱に接合金物を固定した状態の一部を破切した正面図である。 従来の梁受け金物の斜視図である。
符号の説明
1 第一金属板
2 第一金属板の表面
2a 第一金属板の裏面
3 第一金属板の側縁
4 テーパー凹部
6 ねじ孔
7 貫通孔
11 第二金属板
12 第二金属板のピン固定孔
15、15A、16 接合金物
20 梁(第二部材)
21 梁の接合端面
22 梁の側面
23 梁のスリット
24 梁の金物収容部
25 梁の接合透孔
26 梁の接合透孔
30 柱(第一部材)
30a 柱の一側面
30b 柱の他側面
31 柱の接合透孔
32 柱の接合透孔の開口部
36 ドリフトピン
37 ボルト
37a ボルトの先端部
37b ボルトの頭部
38 座金
40 接合構造
42 間隙
44 土台
45 土台の接合端面
46 コンクリート製の基礎
50 梁受け金物(従来例)
51 梁の切り欠き(従来例)

Claims (3)

  1. 木製の第一部材の側面に、木製の第二部材の端面を接合する際に、第二部材に使用する金物であって、以下のような構成としたことを特徴とする木質部材の接合金物。
    (1) 第二部材の端面付近に位置する第一金属板と、第二部材の側面に沿って配置される第二金属板とを接合した。
    (2) 前記第一金属板の長さ方向に複数の透孔を形成し、該透孔のうち、一部をねじ孔とし、他を前記ねじ孔より大径で、かつねじを形成しない貫通孔とした
    (3)前記ねじ孔は、前記第一部材の側面を貫通したボルト材の先端部を固定できかつ、前記ねじ孔の開口を幅広に形成した。
    (4) 第二金属板に第二部材と固定するための固定手段を形成した。
  2. 以下を特徴とした請求項1記載の木質部材の接合金物。
    (1) 第一金属板を、第一部材の端面と平行に形成し、かつ第一部材の端面より所定距離内側に配置し、
    (2) 第一金属板に円錐状のテーパー凹部を形成し、凹部の先端側にねじ孔を形成した。
  3. 木製の第一部材の一側面及び対向する他側面に、夫々木製の第二部材の端面を接合する構造であって、以下のように構成したことを特徴とする木質部材の接合構造。
    (1) 一方の第二部材の端面に、該第二部材に固定する一方の接合金物の第一金属板をませ、該第一金属板に、前記端面側が広いテーパー凹部を形成し、該テーパー凹部の基端に金属材料によるねじ孔を臨ませ、かつ前記第一金属板に、前記ねじ孔より大径の貫通孔を形成した。
    (2) 他方の第二部材の端面に、該第二部材に固定する他方の接合金物の第一金属板をませ、該第一金属板に、前記一方の接合金物の第一金属板のねじ孔に対応して、該ねじ孔より大径の貫通孔を形成し、前記一方の接合金物の第一金属板の貫通孔に対応して、テーパー凹部を有するねじ孔を形成した。
    (3) 第一部材の前記他側面から一側面に向けて、前記ねじ孔及び貫通孔に連通する接合透孔を形成した。
    (4) 前記第一部材の一側面に、前記一方の接合金物の前記第一金属を対向し、前記第一部材の他側面に前記他方の接合金物の前記第一金属板を対向し、両接合金物で、貫通孔とねじ孔とを連通させる。
    (5) 前記他方の接合金物の第一金属板の貫通孔に頭部を係止したボルトを前記接合透孔に挿通して、前記ボルトの先端を、前記一方の接合金物の第一金属板のねじ孔に螺合緊結した。更に、前記一方の接合金物の第一金属板の貫通孔に頭部を係止したボルトを、前記接合透孔に挿通して、前記ボルトの先端を、前記他方の接合金物の第一金属板のねじ孔に螺合緊結した。
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