JP5113804B2 - ツイスター - Google Patents
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Description
プレスフレームは、ベッド101、アップライト102、連結ビーム(またはクラウン)105で構成されている。プレスフレームには、スライド104が昇降自在に配置されており、このスライド104を昇降させる主シリンダ106が設けられている。また、ねじり成形するための捩り型110がベッド101上に設置されており、捩りシリンダ120がガイド体125を介してスライド104の上部に取付けられている。
スライド104の下面には上部ダイホルダー118を介して上部回転ガイド108が取付けられている。ベッド101の上面には、下部ダイホルダー119を介して下部回転ガイド109が取付けられている。
捩り型110は上型111と下型112とからなり、上型111は上リテーナ113に入れられて、上部回転ガイド108で回転自在に保持されており、下型112は下リテーナ114に入れられて、下部回転ガイド109で回転自在に保持されている。上リテーナ113からは押下げ腕115が半径方向外側に延びている。
前側の押し杆131,131の下端同士も、後側の押し杆131,131の下端同士も、捩り下げビーム132と捩り戻しビーム133で連結されている。
捩り下げビーム132と捩り戻しビーム133の間には既述した上リテーナ113の押下げ腕115が嵌るようになっている。したがって、捩りシリンダ120を伸長させると、押し杵131を介して、捩り下げビーム132を押し下げるので、捩り型110を捩り下げ成形できる。また、捩りシリンダ120を収縮させると押し杵131を介して捩り戻しビーム133を引き上げるので、捩り型110を捩り戻すことができる。
図10は従来構造の平面図であり、下部ダイホルダー119の上面において、下リテーナ114が図面に現われてない下部回転ガイド(図9の符号109)で回転可能に支持されている。下リテーナ114の下面には弧状の歯車141が取付けられ、これに駆動用の平歯車142が噛み合っている。この平歯車142の軸143は傘歯車144を介して油圧モータ145に連結されている。
上記の2系統の油圧モータ・歯車系は、下部ダイホルダー119に取付けて固定されており、また油圧モータ145用の油圧配管および位置確認用の制御線はプレス本体(ベッドやアップライト)を経由して配管、配線し、油圧モータ145に着脱自在に接続している。
また、新しい型にするため新しい上下ダイホルダー118,119を入れたときは、改めて配管、配線をつながなくてはならない。
したがって、型替えの度に配管、配線を脱着する手間がかかるので生産性が劣るという問題がある。
第2発明のツイスターは、第1発明において、前記クラッチ機構が、前記歯車回転駆動系側の第1クラッチ体と前記クラッチ動力部側の第2クラッチ体を備えており、前記クラッチ動力部は、前記第2クラッチ体を前記第1クラッチ体に対し接合離間させるクラッチシリンダで構成されていることを特徴とする。
第3発明のツイスターは、第2発明において、前記クラッチシリンダはエアシリンダであって、エア駆動回路が接続されており、該エア駆動回路には前記クラッチシリンダの伸縮動作を制御する方向制御弁が介装されており、該方向制御弁が電磁駆動型であることを特徴とする。
第4発明のツイスターは、第3発明において、前記エア駆動回路は、前記方向制御弁と前記クラッチシリンダの間に絞りと逆止弁を組合せたスピードコントローラを介装していることを特徴とする。
第2発明によれば、クラッチシリンダを伸縮させることで、クラッチの接合離間ができるので、捩り型組立体ごと入れ替える型替え作業に際してツイスター本体側の歯車系動力部と下部ダイホルダー側の歯車回転駆動系との接合離間が容易に行える。
第3発明によれば、方向制御弁が電磁駆動型であるため、スイッチ操作のみで、エアシリンダで構成したクラッチシリンダへのエアの供給方向を切換えて、伸縮方向を制御できる。このため、クラッチの接合離間をスイッチ操作のみで行えるので、型替え時の手作業を軽減できる。
第4発明によれば、スピードコントローラの絞りでエアの供給量を規制できるので、クラッチシリンダの移動速度を適正に規制できるので、衝撃や騒音を発生することなく作業能率を高めることができる。
まず、図6および図7に基づき本発明の一実施形態であるツイスターの基本構成を説明する。
1はベッドで、その前後左右にアップライト2が立設されている。4本の各アップライト2は、それぞれタイロッドでベッド1に締結されている。各アップライト2,2の上部は、クラウン3に結合されている。これらのベッド1、アップライト2およびクラウン3で、プレスフレームが構成されている。
捩り型10は上型11と下型12とからなり、上型11は上リテーナ13に入れられて、上部回転ガイド7で回転自在に保持されており、下型12は下リテーナ14に入れられて、下部回転ガイド9で回転自在に保持されている。
上リテーナ13からは押下げ腕15が半径方向外側に延びている。図7で右側に延びた押下げ腕15は、図6では紙面裏側に延び、図7で左側に延びた押下げ腕15は、図6で紙面表側に延びている。
捩り機構20は、昇降杆21と、その下端に設けられた捩りビーム22と、昇降杆21の昇降手段とからなる。この捩り機構20は、スライド4に固定されて、スライド4と共に昇降するようになっている。
昇降杆21の昇降手段はモータ付ネジ棒や油圧シリンダを用いた機構など、種々の手段を採用することができる。
図1および図2に示すように、上下リテーナ13,14の対のうち、下リテーナ14の下面には、円弧状の歯車41が取付けられている。この歯車41を回転させると下リテーナ14が回転するのであるが、そのための歯車回転駆動系は、つぎのように構成されている。
前記下リテーナ14の歯車41には捩り戻し歯車42が噛み合っている。この捩り戻し歯車42は2個の下リテーナ14に対応して、2個設けられ、ツイスター本体の前方と後方に分けて配置されている。
さらに図3に基づき詳述する。捩り戻し歯車42は軸43に固定されており、軸43の両端は軸受44で支持されている。また、軸43の一端には伝動ギヤ45が取付けられている。
なお、上下リテーナ13,14の対は2個配置されているが、その間の符号16は金型11,12の中央部を固定する金型固定ホルダーである。また、2ヵ所の上下リテーナ13,14の左右両側の符号17,17は、カセットストッパであり、スライド4が下降したとき、上下のストップを当ててスライド4を停止させ金型を加圧状態にするものである。
クラッチ機構は、クラッチギヤ52とクラッチ動力部を構成するクラッチシリンダ62を備えている。
駆動モータ50とクラッチシリンダ62は、固定部材61を介してプレス本体、具体的にはアップライト2に固定されている。
クラッチ機構は、既述のごとくクラッチギヤ52を備えており、このクラッチギヤ52には、駆動モータ50の駆動ギヤ51から動力が供給されている。
そして、前記従動ギヤ49の正面には直径方向に延びるクラッチ用凹部が形成され、第1クラッチ体49aとして構成されている。
また、クラッチギヤ52の正面にはクラッチ板54が複数本のボルト55でスプリング56を介して取付けられている。クラッチ板54の前面には直径方向に延びるクラッチ用凸部が形成され、第2クラッチ体54aとして構成されている。
また、固定部材61には既述したクラッチシリンダ62が固定されて、クラッチシリンダ62のピストンロッド62aには連結ロッド63によって前記クラッチギヤ52が結合されている。
また、クラッチシリンダ62を収縮させると、クラッチギヤ52の第2クラッチ体54aが従動ギヤ49の第1クラッチ体49aから抜け出て動力伝達を遮断できるようになっている。
各方向制御弁73には、エア配管78を介してエア源80が接続されている。そして、エア配管78には減圧弁79が介装されている。
スピードコントローラ74,75は可変絞りと逆止弁の組合せで構成された弁で、絞りにより流量を規制し、各クラッチシリンダ62の回転速度をコントロールするものである。
図5に示す方向制御弁73は電磁弁であるから操作盤上のスイッチ操作により、I位置とII位置との間で切換えできる。
図示のI位置の場合、高圧エアはエア配管71から各クラッチシリンダ62ピストン側画室に供給され、一方でクラッチシリンダ62のロッド側画室内のエアはエア配管72を通じて大気解放されて、クラッチシリンダ62が伸長する。このため、クラッチギヤ52が従動ギヤ49と噛み合い動力伝達状態となる。
また、型替え後の上下リテーナ13,14の回転位置合せなどの調整も容易に行える。
また、上記のクラッチ接断動作は、スイッチ操作のみで行えるので、作業者に負担をかけることはない。つまり、従来必要であった配管、配線の付け替え作業は必要なくなるので、生産性が大きく向上する。
42 捩り戻し歯車
49 従動ギヤ
49a 第1クラッチ体
50 駆動モータ
51 駆動ギヤ
52 クラッチギヤ
54 クラッチ板
54a 第2クラッチ体
62 クラッチシリンダ
71,72 エア配管
73 方向制御弁
74,75 スピードコントローラ
79 減圧弁
80 エア源
Claims (4)
- 上下の金型を入れた上下のリテーナを上下部の回転ガイドで支承し、かつ上下部の回転ガイドを上下部のダイホルダーに組付けた捩り型組立体を有するツイスターであって、
該捩り型組立体は、ツイスター本体に出し入れ可能であり、
前記下リテーナを前記下部回転ガイド上で回転させる歯車回転駆動系と、該歯車回転駆動系に回動動力を与える歯車系動力部と、前記歯車回転駆動系と前記歯車系動力部との間の動力伝達を接断制御するクラッチ機構と、該クラッチ機構を作動させるクラッチ動力部とを備えており、
前記歯車回転駆動系は前記下部ダイホルダーに設けられており、
前記クラッチ機構は前記下部ダイホルダーとツイスター本体の間に設けられており、
前記歯車系動力部と前記クラッチ動力部はツイスター本体に設けられている
ことを特徴とするツイスター。 - 前記クラッチ機構が、
前記歯車回転駆動系側の第1クラッチ体と前記クラッチ動力部側の第2クラッチ体を備えており、前記クラッチ動力部は、前記第2クラッチ体を前記第1クラッチ体に対し接合離間させるクラッチシリンダで構成されている
ことを特徴とする請求項1記載のツイスター。 - 前記クラッチシリンダはエアシリンダであって、エア駆動回路が接続されており、
該エア駆動回路には前記クラッチシリンダの伸縮動作を制御する方向制御弁が介装されており、該方向制御弁が電磁駆動型である
ことを特徴とする請求項2記載のツイスター。 - 前記エア駆動回路は、前記方向制御弁と前記クラッチシリンダの間に絞りと逆止弁を組合せたスピードコントローラを介装している
ことを特徴とする請求項3記載のツイスター。
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JP2009137911A JP5113804B2 (ja) | 2009-06-09 | 2009-06-09 | ツイスター |
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Family Applications (1)
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JP2009137911A Active JP5113804B2 (ja) | 2009-06-09 | 2009-06-09 | ツイスター |
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