JP2010284654A - ツイスター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上下に昇降する昇降杆21と、昇降杆21の下端に設けられリテーナから延びた押下げ腕を嵌合する捩りビームを備えており、捩りビームは、上方の捩り下げビーム23と、その下方で平行に設けられた捩り戻しビーム24とからなり、捩り戻しビーム24の両端は、捩り下げビーム23の両端に揺動自在に取付けられており、捩り戻しビーム24を押下げ腕を嵌合した連結位置と押下げ腕から離間した開放位置との間で揺動動作させるロータリアクチュエータ42が設けられている。ロータリアクチュエータ42のエア駆動回路にはロータリアクチュエータ42の正逆回転を制御する方向制御弁53,63が介装されており、方向制御弁53,63が電磁駆動型である。
【選択図】図1
Description
プレスフレームは、ベッド101、アップライト102、連結ビーム(またはクラウン)105で構成されている。プレスフレームには、スライド104が昇降自在に配置されており、このスライド104を昇降させる主シリンダ106が設けられている。また、ねじり成形するための捩り型110がベッド101上に設置されており、捩りシリンダ120がガイド体125を介してスライド104の上部に取付けられている。
スライド104の下面には上部ダイホルダー118を介して上部回転ガイド108が取付けられている。ベッド101の上面には、下部ダイホルダー119を介して下部回転ガイド109が取付けられている。
捩り型110は上型111と下型112とからなり、上型111は上リテーナ113に入れられて、上部回転ガイド108で回転自在に保持されており、下型112は下リテーナ114に入れられて、下部回転ガイド109で回転自在に保持されている。上リテーナ113からは押下げ腕115が半径方向外側に延びている。
前側の押し杆131,131の下端同士も、後側の押し杆131,131の下端同士も、捩り下げビーム132と捩り戻しビーム133で連結されている。
捩り下げビーム132の両端にはブラケット134が取付けられ、捩り戻しビーム133の両端には連結ロッド135が取付けられている。連結ロッド135の上端は支承ピン136でブラケット134に対し着脱自在に取付けられている。支承ピン136は抜止め金具137でブラケット134に対し抜止めされている。
なお、138は捩り下げビーム132の下面に取付けられた間隔調整用のシムであり、多数枚のシム138がボルトで固定されている。
また、このような作業をする間、捩り戻しビーム133を床G上の置台139に仮置きして、型替え作業の邪魔にならないようにされている。
第2発明のツイスターは、第1発明において、前記アクチュエータが、揺動回転する主軸を有するロータリアクチュエータであり、2個の前記ロータリアクチュエータが前記捩り下げビームの両端に取付けられ、前記ロータリアクチュエータの主軸に、前記捩り戻しビームの両端に接続された連結板の基部が嵌合されていることを特徴とする。
第3発明のツイスターは、第2発明において、前記ロータリアクチュエータが、エア駆動アクチュエータであり、該ロータリアクチュエータに、エア駆動回路が接続されており、該エア駆動回路には前記ロータリアクチュエータの正逆回転を制御する方向制御弁が介装されており、該方向制御弁が電磁駆動型であることを特徴とする。
第4発明のツイスターは、第3発明において、前記エア駆動回路は、前記方向制御弁と前記ロータリアクチュエータの間に絞りと逆止弁を組合せたスピードコントローラが介装されていることを特徴とする。
第2発明によれば、ロータリアクチュエータを揺動回転させると連結板を介して接続された捩り戻しビームが揺動するので、リテーナから延びる押下げ腕を嵌合する連結位置と押下げ腕から離間した開放位置ので間で人手を用いることなく姿勢変更できる。このため、型替え作業に伴う重負荷作業を削減できるので生産性が向上する。
第3発明によれば、方向制御弁が電磁駆動型であるため、スイッチ操作のみで、ロータリアクチュエータへのエアの供給方向を切換えて、正逆回転を制御できる。このため、捩り戻しビームの連結位置と開放位置との間の姿勢変更をスイッチ操作のみで行えるので、型替え時の重負荷労働を解消できる。
第4発明によれば、スピードコントローラの絞りでエアの供給量を規制できるので、捩り戻しビームの揺動速度を適正に規制できるので、衝撃や騒音を発生することなく捩り戻しビームの姿勢変更を行うことができる。
まず、図5および図6に基づき本発明の一実施形態であるツイスターの基本構成を説明する。
1はベッドで、その前後左右にアップライト2が立設されている。4本の各アップライト2は、それぞれタイロッドでベッド1に締結されている。各アップライト2,2の上部は、クラウン3に結合されている。これらのベッド1、アップライト2およびクラウン3で、プレスフレームが構成されている。
捩り型10は上型11と下型12とからなり、上型11は上リテーナ13に入れられて、上部回転ガイド7で回転自在に保持されており、下型12は下リテーナ14に入れられて、下部回転ガイド9で回転自在に保持されている。
上リテーナ13からは押下げ腕15が半径方向外側に延びている。図6で右側に延びた押下げ腕15は、図5では紙面裏側に延び、図6で左側に延びた押下げ腕15は、図5で紙面表側に延びている。
捩り機構20は、昇降杆21と、その下端に設けられた捩りビーム22と、昇降杆21の昇降手段とからなる。なお、昇降手段は本発明では任意の手段を採用しうる。
スライド4の前端には、上下に長い基板31が取付けられており、この基板31には上下に延びるリニアガイド32が取付けられている。基板31の上端部には組付ブロック33を介して駆動モータ34が取付けられている。駆動モータ34の主軸にはカップリング35を介してネジ棒36が接続されている。またネジ棒36にはナット37が螺合されている。
なお、昇降杆21の昇降手段はモータ付ネジ棒の代りに油圧シリンダを用いた機構など、種々の手段を採用することができる。
捩り下げビーム23の両側には、取付ブロック41が固定され、この取付ブロック41の側面にエア駆動のロータリアクチュエータ42が取付けられている。ロータリアクチュエータ42の主軸43にはボス44が外挿され、ボス44には捩り戻しビーム24の連結板25の基部26が嵌合されている。
前記取付ブロック41の上部は、昇降杆21の側面に対し、十文字に交差する2本のキー48で相対回転不能に拘束され、かつ4本のボルト49で強固に固定されている。
取付ブロック41における連結板25の基部26を収容する空間の上端面は水平に形成されており、連結板25の揺動角度を規制するストッパー50となっている。
同図において、42a,42bは前側の捩り戻しビーム24の右側および左側のロータリアクチュエータであり、42c,42dは後側の捩り戻しビーム24の右側および左側のロータリアクチュエータである。
2個の方向制御弁53,63には、エア配管58を介してエア源60が接続されている。そして、エア配管58には減圧弁59が介装されている。
スピードコントローラ54,55,64,65は可変絞りと逆止弁の組合せで構成された弁で、逆止弁により一方向のみの流れを許容し、絞りにより許容された方向の流量を規制するものである。
図4に示す方向制御弁53,63は電磁弁であるから操作盤上のスイッチ操作により、I位置とII位置との間で切換えできる。
図示のI位置の場合、高圧エアはエア配管51,61からロータリアクチュエータ42a〜42dに供給され、エア配管52,62内のエアは大気解放され、捩り戻しビーム24は下に降りた連結位置にもたらされる。
連結位置Aにおいては、上リテーナ13の押下げ腕15を捩り下げビーム23と捩り戻しビーム24との間に挟んでいるので、昇降杆21を下降させることによって、捩り成形をすることができる。そして、型替えする場合は、捩り戻しビーム24を開放位置Bにすると、押下げ腕15は捩り戻しビーム24と全く干渉しないので、上下リテーナ13,14、またそれらを組付けている上下ダイホルダー6,8ごと交換することが容易に行える。
新たな上下ダイホルダー6,8のセット後は、捩り戻しビーム24を連結位置Aにすると、押下げ腕15を捩り下げビーム23と捩り戻しビーム24との間に嵌合させ、直ちに次のプレス作業に備えることができる。
上記実施形態では、捩りビーム22を揺動させるロータリアクチュエータ42は、1個の捩りビーム22に2個用いたが、出力の大きいロータリアクチュエータ42を用いて1個で揺動させるようにしてもよい。
また、エア駆動のロータリアクチュエータを用いる代りに電動のロータリアクチュエータを用いてもよい。
21 昇降杆
23 捩り下げビーム
24 捩り戻しビーム
42 ロータリアクチュエータ
51,52,61,62 エア配管
53,63 方向制御弁
54,55,64,65 スピードコントローラ
59 減圧弁
60 エア源
Claims (4)
- 捩り型を加圧緊締するプレス機構と捩り型を入れたリテーナを捩って素材を捩り成形する捩り機構とを備えており、
該捩り機構は、上下に昇降する昇降杆と、該昇降杆の下端に設けられ前記リテーナから延びた押下げ腕を嵌合する捩りビームを備えており、
該捩りビームは、上方の捩り下げビームと、その下方で平行に設けられた捩り戻しビームとからなり、
前記捩り戻しビームの両端は、前記捩り下げビームの両端に揺動自在に取付けられており、
前記捩り戻しビームを前記押下げ腕を嵌合した連結位置と前記押下げ腕から離間した開放位置との間で揺動動作させるアクチュエータが設けられている
ことを特徴とするツイスター。 - 前記アクチュエータが、揺動回転する主軸を有するロータリアクチュエータであり、
2個の前記ロータリアクチュエータが前記捩り下げビームの両端に取付けられ、
前記ロータリアクチュエータの主軸に、前記捩り戻しビームの両端に接続された連結板の基部が嵌合されている
ことを特徴とする請求項1記載のツイスター。 - 前記ロータリアクチュエータが、エア駆動アクチュエータであり、
該ロータリアクチュエータに、エア駆動回路が接続されており、
該エア駆動回路には前記ロータリアクチュエータの正逆回転を制御する方向制御弁が介装されており、該方向制御弁が電磁駆動型である
ことを特徴とする請求項2記載のツイスター。 - 前記エア駆動回路は、前記方向制御弁と前記ロータリアクチュエータの間に絞りと逆止弁を組合せたスピードコントローラが介装されている
ことを特徴とする請求項3記載のツイスター。
Priority Applications (1)
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JP2009137910A JP2010284654A (ja) | 2009-06-09 | 2009-06-09 | ツイスター |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015001204A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | 株式会社神戸製鋼所 | ギヤポンプ及びギヤポンプの運転方法 |
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- 2009-06-09 JP JP2009137910A patent/JP2010284654A/ja active Pending
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