JP5112392B2 - 汚染土壌中の有機塩素化合物の抽出方法 - Google Patents

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本発明は、ポリ塩化ビフェニル(PCB)などの有機塩素化合物で汚染された土壌から有機塩素化合物を抽出する方法に関する。
土壌汚染や地下水汚染の原因となる物質は多様であるが、とりわけPCBやダイオキシンなどの有機塩素化合物の占める割合が高いのが現状である。既に環境中へ放出された有機塩素化合物に対し、大気・水質などは恒常的なモニタリングと排出抑制が主な対策となるが、土壌に関しては積極的な浄化対策が望まれる。
従来から、汚染土壌の浄化方法として、焼却処理、熱脱着処理、洗浄抽出処理等などが実施されている。なかでも、大量に存在するPCB汚染土壌に対しては、環境負荷が少なく、温和な条件下で実施可能なオンサイト処理技術が要求される。かかる観点から、燃焼による熱や化学処理による分解方式でなく、電気分解によりPCBを分解し無害化する装置および方法が開発されている(特許文献1)。しかしながら、汚染土壌を直接電気分解することは効率的ではないため、本発明者らは、電気分解の前段階処理として、攪拌や超音波などにより物理的洗浄を行なって土粒子に付着した有機塩素化合物を分離する工程や、有機溶媒や界面活性剤による抽出を行なってPCBを土壌から液相に移行させる工程を組み込んだ方法やそれを実施するための装置を開発している(特許文献2)。しかしながら、有機溶媒による抽出は、高濃度では抽出率が優れているものの、低濃度にすると抽出率が低下してしまうという傾向や、また、その種類によっては毒性と臭気の問題があり、繰り返し使用によって周辺環境や作業環境に負荷を与えるという懸念がある。また、界面活性剤は、濃度によって抽出率への影響はないものの、抽出に適正な濃度レベルである1%にすると、汚染土壌抽出後の上澄み液に存在する界面活性剤がPCBと電極との接触を阻害して、電気分解効率を低下させてしまうという問題がある。
特開2002−345991号公報 特開2006−130395号公報
従って、本発明の課題は、環境への負荷や電気分解効率の低下を起こすことなく、汚染土壌から効率的に有機塩素化合物を抽出する方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、土壌中の有機塩素化合物の抽出溶媒として、ノニオン系界面活性剤とともにα−シクロデキストリンを添加した水溶液を用いることによって、有機溶媒を使用することなく汚染土壌中から有機塩素化合物を高い抽出率で抽出できること、しかも電気分解の阻害要因である界面活性剤の使用量を低減させることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は以下の発明を包含する。
(1) 有機塩素化合物で汚染された土壌に、ノニオン系界面活性剤とα−シクロデキストリンを含む水溶液を混合し、該水溶液に土壌中の有機塩素化合物を移行させることを特徴とする、汚染土壌中の有機塩素化合物の抽出方法。
(2) 前記水溶液中のノニオン系界面活性剤の濃度が0.5〜1.0%である、(1)に記載の抽出方法。
(3) 下記の工程を含む、有機塩素化合物で汚染された土壌の浄化方法。
(a) 有機塩素化合物で汚染された土壌に、ノニオン系界面活性剤とα−シクロデキストリンを含む水溶液を混合し、該水溶液に土壌中の有機塩素化合物を移行させる工程
(b) 有機塩素化合物を含む水溶液を土壌と固液分離後、電気分解する工程
(c) 固液分離後の土壌を脱水処理して回収する工程
(4) 前記水溶液中のノニオン系界面活性剤の濃度が0.5〜1.0%である、(3)に記載の浄化方法。
土壌からの有機塩素化合物の抽出溶媒として、ノニオン系界面活性剤のほかにα−シクロデキストリンを添加した水溶液を用いることによって、有機塩素化合物の分解技術の一つである電気分解の阻害要因である界面活性剤の濃度を低減させることができ、しかも抽出率は向上させることができる。抽出溶媒として有機溶媒を用いないので環境負荷が少なく、抽出後の有機溶媒の特殊な処理も不要である。
本発明の土壌の抽出方法および浄化方法の一態様を示す。 ノニオン系界面活性剤の濃度とPCB抽出率との関係を、シクロデキストリンの種類別に示す。
以下に、本発明について詳細に述べる。
1.汚染土壌中の有機塩素化合物の抽出方法
本発明の汚染土壌中の有機塩素化合物の抽出方法は、有機塩素化合物で汚染された土壌に、ノニオン系界面活性剤とα−シクロデキストリンを含む水溶液を混合し、該水溶液に土壌中の有機塩素化合物を移行させることを特徴とする。
本発明の抽出方法で有機塩素化合物を抽出する対象となる汚染土壌としては、有機塩素化合物を含む土壌であれば特に制限はなく、一般の表層土壌のほか、地下土壌、汚泥(産業廃棄物汚泥および一般廃棄物汚泥)、河川・湖沼・港湾の底泥なども含む。
また、本発明の抽出方法で抽出する有機塩素化合物は、代表的には、コプラナーPCBに代表されるポリ塩化ビフェニル(PCB)をいうが、ポリ塩化ジベンゾ−P-ジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)などのダイオキシン類、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、ジクロロエチレン、トリクロロエタン、四塩化炭素、及びジクロロメタンなどの有機塩素系溶剤、DDT類、BHC類、アルドリン、エンドリン、ディルドリン、ヘプタクロルなどの有機塩素系農薬も含まれる。
本発明の抽出方法は、上記汚染土壌から有機塩素化合物を抽出するにあたり、ノニオン系界面活性剤とα−シクロデキストリンを含む水溶液を抽出溶媒として使用することを特徴とする。
ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなど);グリセリン脂肪酸エステル(例えば、グリセロールモノステアレート、グリセロールモノオレエートなど);ソルビタン脂肪酸エステル(例えば、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエートなど);ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノヤシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエートなど);ポリオキシエチレン脂肪酸エステル(例えば、ポリエチレングリコールモノラウレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレングリコールジステアレート、ポリエチレングリコールモノオレエートなど);ポリオキシエチレン誘導体(例えば、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールなど);ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル(例えば、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビットなど);プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ショ糖脂肪酸エステル(ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステルなど)、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。これらのノニオン系界面活性剤は、1種単独で使用することもできるが、2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。本発明においては、ノニオン系界面活性剤としてポリオキシエチレンアルキルエーテルが好適に使用することができる。
抽出溶媒として用いる水溶液中のノニオン系界面活性剤の濃度は、0.5〜1.0%、好ましくは0.5〜0.7%、より好ましくは0.5%である。また、水溶液中のα−シクロデキストリンの濃度は、0.1〜0.3%、より好ましくは0.1〜0.2%である。
後述する実施例に示すように、本発明の抽出方法は、ノニオン系界面活性剤とα−シクロデキストリンを組み合わせて使用することによって、電気分解の阻害要因となるノニオン系界面活性剤の濃度を低減、具体的には、1%から0.5%まで低減させることでき、かつ、ノニオン系界面活性剤単独よりも優れた抽出率が得られる。
抽出溶媒のpHは、抽出を阻害しない限り特に制限はされないが、好ましくは4.0〜9.0、より好ましくは5.6〜8.5の範囲に適宜調節する。
抽出温度も特に制限されず、好ましくは10〜40℃、より好ましくは20〜30℃の範囲で適宜設定することができる。
抽出は、汚染土壌と抽出溶媒を混合することによって行う。土壌と抽出溶媒との割合は、汚染土壌に含まれている有機塩素化合物量に応じて、適宜設定すればよく、特に制限はされないが、土壌1重量部に対する抽出溶媒の割合として、例えば、3〜5重量部、より好ましくは4重量部を例示することができる。
上記の汚染土壌と抽出溶媒を混合は、土壌が抽出溶媒によく分散して接触面積が大きくなるような条件下での混合であればよく、例えば攪拌混合、振盪混合、または超音波処理下での混合を挙げることができるが、好ましくは攪拌混合である。攪拌混合を行う場合は、攪拌速度を200〜300rpmで行うことが好ましい。
このように汚染土壌と上記抽出溶媒とを混合することにより、土壌中の有機塩素化合物を効率よくかつ速やかに抽出溶媒(水溶液)へ移行させることができる。本発明の抽出方法によれば、10〜15分間、好ましくは10分間で土壌から有機塩素化合物を抽出することが可能である。
上記のような抽出操作は、汚染土壌に含まれている有機塩素化合物量に応じて回数を増やしてもよく、例えば2〜5回繰り返してもよい。
後述する実施例に示すように、抽出溶媒としてノニオン系界面活性剤とα−シクロデキストリンを含む水溶液を使用する場合、ノニオン系界面活性剤のみを含む水溶液に使用する場合に比べて抽出率を有意に向上させ、界面活性剤の使用量を低減させることが出来る。結果としてその後の工程で行なう有機塩素化合物の電気分解を効率よく行なうことができる。
2.汚染土壌の浄化方法
上記のとおり、本発明の抽出方法は汚染土壌から効率よく有機塩素化合物を抽出除去できるので土壌の浄化方法にも有効に利用することができる。
従って、本発明によればまた、有機塩素化合物を汚染土壌から分離するともに無害化する汚染土壌の浄化方法もまた提供される。
本発明の汚染土壌の浄化方法は、上記の抽出方法を用いて容器内で汚染土壌にノニオン系界面活性剤とα−シクロデキストリンを含む水溶液を混合し、該水溶液に土壌中の有機塩素化合物を移行させた後、有機塩素化合物を含有した上澄み液を別の容器に移し、該容器内に通電させることにより有機塩素化合物の電気分解を行なって脱塩素化し、一方、有機塩素化合物が除去された土壌を脱水処理して回収することにより行なう。
すなわち、本発明の汚染土壌の浄化方法は、基本的に下記の(a)〜(c)の工程を含む:
(a) 有機塩素化合物で汚染された土壌に、ノニオン系界面活性剤とα−シクロデキストリンを含む水溶液を混合し、該水溶液に土壌中の有機塩素化合物を移行させる工程(抽出工程)
(b) 有機塩素化合物を含む水溶液を土壌と固液分離後、電気分解する工程(脱塩素化工程)
(c) 固液分離後の土壌を脱水処理して回収する工程(再生工程)
(a)の抽出工程は、汚染土壌から有機塩素化合物を抽出する工程であり、先の1.で説明した方法に従って実施することができる。当該抽出工程により、汚染土壌から有機塩素化合物を分離して抽出溶媒である水溶液中に移行させることができる。また、本工程においては、土粒子に付着した有機塩素化合物を土粒子から分離しやすくし、その後の工程の電気分解に要する時間を短縮化するために、超音波を発生させてもよい。
(b)の脱塩素化工程では、(a)の抽出工程で有機塩素化合物が移行した水溶液を土壌と固液分離後、電気分解することにより無害化する。固液分離は、静置または遠心分離することにより行なう。通常、所定時間静置すれば、有機塩素化合物が分離された土粒子は容器内に沈積し、難溶性の有機塩素化合物は上澄み液内を浮遊した状態となる。
固液分離により回収した有機塩素化合物を含有する水溶液(液相)は、電気分解に供する。電気分解することにより、陰極には脱塩素化された無害のビフェニルが付着し、陽極には塩素イオンと水中のカルシウムやカリウムなどからなる塩化化合物が付着する。また、電気分解も電気分解槽内に超音波を発生させながら行なってもよい。
図1は、本発明の汚染土壌の抽出・浄化方法の一実施形態を示したものである。前記抽出方法を行なうための抽出装置は、混和槽、当該混和槽にノニオン系界面活性剤とα−シクロデキストリンを含有する水溶液を注入するための管、当該に汚染土壌を投入するためのホッパー、および攪拌部材を少なくとも備える。抽出装置の実施形態として、例えば、容器内に鉛直方向の隔壁を設けておき、隔壁の一側側には先端にプロペラを備えた撹拌部材を設置しておき、隔壁の一方の側には水中ポンプを設置しておく。隔壁の他の一方の側には予めノニオン系界面活性剤とα−シクロデキストリンを含有する水溶液が入っており、土砂投入ホッパーから汚染土壌を投入する。汚染土壌から有機塩素化合物を分離し、該有機塩素化合物が浮遊する上澄み液ができた段階で隔壁の上部から他の一方の側へ上澄み液を流入させる。この上澄み液(洗浄液)を水中ポンプでポンプアップしながら電気分解装置へ送る。一方、抽出装置を構成する混和槽内に沈積した有機塩素化合物が分離除去された土壌は、例えば容器内に設置したサンドポンプにてポンプアップするなどして脱水装置に送り、回収する。脱水回収された土砂は別途工事の埋め戻し土などに有効利用することが可能となる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。但し、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)PCB抽出試験
蒸留水にノニオン系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル:エマルゲン1108(花王社製))とα-シクロデキストリンを添加して洗浄液を作製した。まず、蒸留水にノニオン系界面活性剤の濃度が0、0.1、0.5、1.0%となるように添加し、このノニオン系界面活性剤濃度の異なる蒸留水にそれぞれα−シクロデキストリンを0.2%となるように添加した(試験ケースNo.1〜4)。
また、α−シクロデキストリンに代えて、β−シクロデキストリンを0.2%となるように添加した洗浄液(試験ケースNo.5〜8)、γ−シクロデキストリンを0.3%となるように添加した洗浄液(試験ケースNo.9〜12)、シクロデキストリンを添加しない洗浄液(試験ケースNo.13〜15)も同様にして作製した。
50mLのガラス製共栓付遠心沈殿管に濃度既知(平均443mg/kg)のPCB含有土壌試料を10g、上記で調製したノニオン系界面活性剤濃度の異なる各洗浄液40mLを入れ、往復振とう機を用いて200rpmの条件で10分間振とうすることによって洗浄した。この洗浄操作は4回行なった。1回洗浄ごとに静置した上澄み液を採取し、遠心分離機により2000rpmで10分間遠心分離を行ない、液相を50 mLガラス製ネジ口瓶に分取した。
上記の液相10mlをサンプリングし、これにn−ヘキサン100mlを添加し、10分間の振とうして抽出した。抽出後の試料を、ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS)にかけ、液相中のPCB濃度を測定した。測定したPCB濃度から求めた液相(抽出液)中のPCB含有量と初期のPCB土壌含有量からPCB抽出率を算出した。結果を表1に示す。
また、図2に、ノニオン系界面活性剤の濃度とPCB抽出率との関係を、シクロデキストリンの種類別に示す。図2に示されるように、ノニオン系界面活性剤単独を1.0%濃度で使用した場合PCB抽出率が約69%であるのに対し、α-シクロデキストリン(0.2%)を併用するとPCB抽出率が約87%と飛躍的に増加し、しかも、ノニオン系界面活性剤の使用濃度を0.5%にしても約PCB抽出率が約86%とほぼ同じあった。

Claims (2)

  1. PCBで汚染された土壌に、ノニオン系界面活性剤とα-シクロデキストリンを含む水溶液を混合し、該水溶液に土壌中のPCBを移行させることを特徴とする、汚染土壌中のPCBの抽出方法であって、前記水溶液中のノニオン系界面活性剤の濃度が0.5〜1.0%、α-シクロデキストリンの濃度が0.1〜0.3%である、上記抽出方法。
  2. 下記の工程を含む、PCBで汚染された土壌の浄化方法。
    (a) PCBで汚染された土壌に、ノニオン系界面活性剤とα-シクロデキストリンを含む水溶液を混合し、該水溶液に土壌中のPCBを移行させる工程であって、前記水溶液中のノニオン系界面活性剤の濃度が0.5〜1.0%、α-シクロデキストリンの濃度が0.1〜0.3%である工程
    (b) PCBを含む水溶液を土壌と固液分離後、電気分解する工程
    (c) 固液分離後の土壌を脱水処理して回収する工程
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