JP5112326B2 - 3次元表示のための光学システム - Google Patents

3次元表示のための光学システム Download PDF

Info

Publication number
JP5112326B2
JP5112326B2 JP2008538467A JP2008538467A JP5112326B2 JP 5112326 B2 JP5112326 B2 JP 5112326B2 JP 2008538467 A JP2008538467 A JP 2008538467A JP 2008538467 A JP2008538467 A JP 2008538467A JP 5112326 B2 JP5112326 B2 JP 5112326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
lens
lenses
arrays
array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008538467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009515214A (ja
Inventor
ペテル−アンドレ レデルツ
マルセリヌス ピー シー エム クレイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2009515214A publication Critical patent/JP2009515214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5112326B2 publication Critical patent/JP5112326B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B30/00Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images
    • G02B30/20Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images by providing first and second parallax images to an observer's left and right eyes
    • G02B30/26Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images by providing first and second parallax images to an observer's left and right eyes of the autostereoscopic type
    • G02B30/27Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images by providing first and second parallax images to an observer's left and right eyes of the autostereoscopic type involving lenticular arrays
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/004Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements based on a displacement or a deformation of a fluid
    • G02B26/005Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements based on a displacement or a deformation of a fluid based on electrowetting
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/302Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/302Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays
    • H04N13/322Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays using varifocal lenses or mirrors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/398Synchronisation thereof; Control thereof
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/12Fluid-filled or evacuated lenses
    • G02B3/14Fluid-filled or evacuated lenses of variable focal length
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/302Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays
    • H04N13/305Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays using lenticular lenses, e.g. arrangements of cylindrical lenses
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/302Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays
    • H04N13/307Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays using fly-eye lenses, e.g. arrangements of circular lenses

Description

本発明は、画像及び/又はビデオ信号の3次元(3D)表示の分野に関する。特に、本発明は、2次元(2D)表示と共に使用するのに適した光学システムを提供する。更に、本発明は、3D表示デバイスと、2D画像に基づく3D効果を与える方法とを与える。
放送テレビシステムにおいて、3Dテレビ(3DTV)は、カラーテレビの導入に次ぐ革新的出来事であろう。(医療/産業上の)専門用途においては、3Dによる視覚化はすでに当たり前の技術である。商業的に次に注目されそうな分野は、エンターテインメント及び携帯通信における3Dによる視覚化である。
3Dディスプレイの1つのタイプは、例えば、[C. van Berkel, "Image preparation for 3D-LCD", Proc SPIE, Vol. 3639, pp. 84-91,1999]に記載される3D-LCDといった、自動立体表示マルチビューディスプレイである。このディスプレイは、特殊な3Dメガネの必要なしに、複数の観者に対して自由な3Dディスプレイを提供する。それは、いくつかの光学フロントエンドを備える標準的な2Dマトリクスディスプレイを有する。
こうしたディスプレイにおける深刻な問題は、分解能である。光学フロントエンドは、空間及び角分解能に対して2Dマトリクスディスプレイの元の空間分解能を分散させてしまう。角分解能は、「表示数」Nviewsと呼ばれる。現在のディスプレイは、Nviews〜10を持ち、係数10で空間分解能の損失をもたらす。
現在の技術でも、切り替え可能なディスプレイを介して分解能損失は部分的には解決される。光学フロントエンドは、オン又はオフに切り替えられることができ、その切り替えが、分解能が低下した状態の3Dイメージング、又は完全な2D分解能を持つ2Dイメージングをもたらす。固定レンズに比べて調整可能レンズの屈折力が低いことが原因で、レンズに基づく現在の切り替え原理は、結果として、追加的な性能損失を生じさせる。
マルチビューディスプレイは、高品質な奥行き(depth)及び表示角度要件に合致するため、Nviews〜100を必要とする。これは、深刻な分解能損失をもたらす。
最後に、現在のディスプレイは、水平角分解能のみを与える。これは、通常の表示条件には十分である。しかしながら、いくつかの場合においては、表示が正常に機能しない。観者の垂直な動きが、3D画像における弾力性をもたらす。例えば文書作成などでそのディスプレイが90°回転される場合、又は(例えばソファからTVを見るため)観者が頭を回転させる場合、3D効果は失われる。垂直角分解能を追加することは、分解能損失の更に大きな係数をもたらす(例えば、総数にしてNviews:x* Nviews:y)。
国際公開第2004/075526 A2号は、平行化された光に基づき2D画像を与える2Dディスプレイアレイと、その前に配置されるスプリットスクリーンとを有する自動立体ディスプレイを記載する。スプリットスクリーンは、画像をスキャンし、連続的に出口角の範囲において画像を表示する。ディスプレイアレイのピクセルをアドレッシングする手段を用いて、ディスプレイアレイにおける表示画像をスキャンのタイミングと合わせることにより、画像のマルチビュー自動立体表示が実現可能となる。スプリットスクリーンは、ディスプレイアレイのピクセルに対して、ピクセルの平行化された光がレンズに軸外で入射し、レンズの焦点が制御可能であるよう配置される複数の円筒形レンズを持つレンチクラレンズとすることができる。時間的なマルチプレキシングは、非常に高フレームレートなディスプレイを必要とし、現在利用可能なフレームレートは、独立な表示数を制限する。
国際公開第03/081920 A2号は、2D画像を生成する2Dディスプレイと、その2Dディスプレイの前に配置される光学フロントエンドとに基づく3D表示デバイスを記載する。光学フロントエンドは、コレクタ板と、そのコレクタ板の前に配置される第1のフレネルタイプのレンズと、その第1のフレネルタイプのレンズの前に配置される第2のフレネルタイプのレンズとを含む。しかしながら、斯かるディスプレイは、フレネル光学機器から特定の距離に位置する画像平面で焦点を結ぶ画像しか提供しないことになる。
本発明の目的は、2D画像に奥行き情報を与えるものとして機能することができ、かつ分解能損失又は輝度損失のいずれにも苦しむことなく、様々な表示角度から見られることができる光学システムを提供することにある。
第1の側面によれば、本発明は、実質的に平行化された光により表される2次元画像に光学的奥行き情報を追加する光学システムを提供する。その光学システムは、
上記2次元画像の前に第1の距離で配置される光学レンズの第1のアレイと、
上記2次元画像の前に上記第1の距離より大きな第2の距離で配置される光学レンズの第2のアレイとを有し、光学レンズの上記第1及び第2のアレイにおける上記光学レンズの光学特性が、上記光学的奥行き情報に基づき調整可能である。
平行化された光により表される2次元画像は、例えば2Dディスプレイマトリクスにより与えられるような複数のピクセルを含む。
第1の側面によるその光学システムは、2D画像の前に配置され、その2D画像に光学的奥行きを与える光学フロントエンドとして機能することができる。その光学システムは、ほぼ平行化された光により表される2D画像を生み出すことができる2Dディスプレイに適用可能である。斯かるディスプレイは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)又は液晶オンシリコン(LCOS)技術に基づかれる2Dピクセルマトリクスの後に配置される平行化された光源に基づかれることができる。
その光学システムは、Nviewsに関係なく、下にある2Dディスプレイの分解能又は輝度のいずれも犠牲にすることがないマルチビュー3Dディスプレイを可能にする。実際の実施形態に応じて、得られる視覚的3D効果は、ボリュメトリックディスプレイ又はマルチビューディスプレイで得られることができるものと似たものとすることができる。ある実施形態では、水平及び垂直角分解能が共に得られることができるか、又はある実施形態では、水平角分解能だけが得られる。
第1の側面による光学システムを用いる場合、3D画像を与えるのにレンダリングは必要とされない。即ち、例えばRGBDビデオ信号(Philips Research 3Dビデオ標準)といった奥行き情報を備えるビデオ信号に基づき3D画像を提供するための強力な信号プロセッサ等は必要ない。斯かるRGBD信号における奥行きパートDは、例えば簡単な変換式に基づき、光学レンズのピクセルワイズの焦点距離を制御するのに使用される。RGBD信号の2D画像パートであるRGBは、従来の態様における光学システムの後段側の2Dディスプレイに適用される。
光学レンズの調整可能な光学特性により、光学レンズの任意の調整可能な光学特性又はパラメタが、光学レンズの焦点距離又は強度に影響を与えることを理解されたい。GRINレーザ又はいわゆる流体(fluid focus)レンズといった各光学レンズに個別的に電流を印加することにより例えば焦点距離といった光学特性を調整することができる斯かるアレイが存在する。
好ましい実施形態において、光学システム、即ち、光学レンズの2つのアレイはそれぞれ実質的にフラットである。即ち、各アレイは、1つの平面に広がるように配置される光学レンズを持つ。フラット2Dディスプレイと組み合わせると、これは特に好ましい。しかしながら、2Dディスプレイが曲面を持つ場合でも、2Dディスプレイの全体領域に対して、2Dディスプレイからその光学システムの光学レンズの第1のアレイまでの同じ距離を提供するよう、その光学システムは、対応する曲面に沿って好ましい形状とされる。
いくつかの実施形態において、上記光学レンズの第1及び第2のアレイにおける上記光学レンズは、第1の状態と第2の状態との間で切替られることができる。その場合、上記光学レンズは、上記第1の状態において屈折的であり、上記第2の状態において非屈折的である。斯かる簡単な光学特性調整により、第1又は第2のアレイのレンズのいずれかを屈折的であるよう選択しつつ、同じ位置にある他のアレイにおけるレンズを非屈折的であるよう選択することにより、奥行きを与えることができる実施形態を提供することが可能である。その場合、位置は、2D画像における2D空間座標に関連付けられる。こうして、2D画像の見かけの位置が、屈折レンズの位置にあることになる。好ましくは、斯かる実施形態が、受け入れ可能な奥行き分解能を可能にするよう、第1及び第2の層に似た光学レンズの複数のアレイを含む。
他の実施形態では、上記光学レンズの第1及び第2のアレイにおける上記光学レンズの焦点距離又は光学強度が、上記光学レンズの第1及び第2のアレイ間に配置される仮想的レンズをエミュレートするよう調整されることができる。好ましい実施形態では、レンズは連続的に調整可能である。仮想的レンズがエミュレートされることができるような実施形態では、レンズの2つのアレイのみを用いてかなりの奥行き分解能を提供することが可能である。そのレンズは、ターゲット最大画像奥行きにより与えられる距離に配置される。
上記光学レンズの光学特性が、各レンズに対して個別に調整可能である。こうして、例えばピクセルサイズに依存して2D画像の異なる領域が異なる奥行きに関連付けられるよう、レンズを調整することが可能である。従って、奥行き画像が、高速なディスプレイマトリクスを必要とすることになる時間的マルチプレキシングを必要とすることなく2D画像に適用されることができる。
好ましくは、上記光学レンズの第1及び第2のアレイにおける上記調整可能な光学レンズの形状は、馬の鞍の形状、フラネルタイプの形状、球面形状及びレンチクラ形状からなるグループから選択される。光学レンズの第1及び第2のアレイの両方に対して同じ形状のレンズを使用することが可能である。代替的に、光学レンズの第1及び第2のアレイが、異なるレンズ形状を持つこともできる。
上記光学システムは、上記光学レンズの第1及び第2のアレイにおける上記光学レンズを調整するよう機能する前に、上記光学的奥行き情報に関する形態学的フィルタリングを実行するよう構成されるプロセッサを有することができる。斯かる形態学的フィルタリングは、多くの斯かるアレイが使用される場合に、異なる奥行きにあるレンズの2つのアレイ間で複数回屈折される光線に伴う問題を解決するのに適用されることができる。2つの層だけが使用される場合、複数回の屈折はめったに起こらない。連続的に調整可能なレンズが使用されるとき、形態学的フィルタリングは、空間的な位置揃えのずれを解決するのにまだ有利に適用されることができる。第1のアレイにおける単一のレンズを通る光線が、2D画像座標で見たときわずかに異なる空間位置にある第2のアレイにおける複数の異なるレンズを通過する場合があるので、これらのことが起こる。
2D画像がピクセル化されている場合、上記光学レンズの第1及び第2のアレイにおける上記光学レンズのサイズは、好ましくは、上記2次元画像のピクセルサイズとほぼ等しいか、又はピクセルサイズより小さい。これは、ピクセルワイズな光学レンズの第1及び第2のアレイを可能にする。これらのレンズの光学特性が個別に調整可能である場合、高い奥行き分解能だけでなく高い空間分解能を備える奥行き画像を提供することが可能である。
上記光学システムは、好ましくは、上記2次元画像の前の第3の距離に配置される拡散器を有する。上記第3の距離は、上記第2の距離より大きい。好ましくは、その拡散器は、入射光線を任意のすべての垂直方向に屈折させるが、水平方向には屈折させない垂直拡散器である。斯かる拡散器は、観者が異なる垂直表示角度からディスプレイを観測することを可能にすることになる。
第2の側面によれば、本発明は、ピクセルの2次元画像へ光学的奥行き情報を適用する方法を提供する。その方法は、
上記2次元画像の前に第1の距離で配置される光学レンズの第1のアレイを適用するステップと、
上記2次元画像の前に上記第1の距離より大きな第2の距離で配置される光学レンズの第2のアレイを適用するステップと、
上記光学的奥行き情報に基づき、上記光学レンズの第1及び第2のアレイにおける上記光学レンズの光学特性を調整するステップとを有する。
原理上は、第1の側面に関して上述されたのと同じ利点、実施形態及び用途が、第2の側面にも同様にあてはまる。
第3の側面によれば、本発明は、奥行き情報を含むビデオ信号を受信するよう構成される3次元表示デバイスを与える。その3次元表示デバイスは、
上記ビデオ信号を表すほぼ平行化された光の2次元画像を表示するよう構成されるディスプレイと、
光学システムとを有し、上記光学システムが、
上記2次元画像の前に第1の距離で配置される光学レンズの第1のアレイと、
上記2次元画像の前に上記第1の距離より大きな第2の距離で配置される光学レンズの第2のアレイとを有し、光学レンズの上記第1及び第2のアレイにおける上記光学レンズの光学特性が、上記光学的奥行き情報に基づき調整可能である。
その表示デバイスは、RGBD信号を受信し、そのRGBパートを、2D画像を表示するよう構成されるディスプレイに適用することができる。一方、斯かる信号の奥行きパートDは、光学システムに適用され、その場合、2D画像に奥行き寸法を与えるよう、レンズの第1及び第2のアレイの光学特性を調整するのに、その奥行きパートDが使用される。第1の側面に関して示されるように、2Dディスプレイマトリクスを与えるのにLCD又はLCOSディスプレイ技術が使用されることができる。その場合、2Dディスプレイマトリクスの後に平行化された光を与えるのに、平行化された光源が使用される。
原理上は、第1の側面に関して上述されたのと同じ利点、実施形態及び用途が、第3の側面にも同様にあてはまる。
本発明は、3Dイメージング機能を含む任意のタイプの製品に適用可能であることを理解されたい。例えば、3DTVといったテレビセット、コンピュータディスプレイ、ハンドヘルドコンピュータ、携帯電話、携帯ゲーム機等、コマーシャル又はスポーツイベント若しくはコンサートといったパブリックイベントを見せる大画面ディスプレイに適用可能である。医療用途に関しては、本発明は、スキャン結果の3Dイメージングのための3Dディスプレイ、又は複雑な外科処置若しくはトレーニング目的での仮想現実手術において医師のナビゲーションを補助するための3Dディスプレイに適用されることができる。
以下、対応する図面を参照して、本発明がより詳細に説明される。
本発明は、様々な修正及び代替的な形態を受け入れることができるが、本書では、特殊な実施形態が、図面において例示を介して示され、詳細に説明されることになる。しかしながら、本発明は、開示される特定の形態に限定されるものではない点に留意されたい。本発明は、添付された請求項により規定される本発明の精神及び範囲に含まれるすべての修正、均等物、及び代替物を含むものである。
図1は、上面図において、本発明の1つの実施形態の背後にある原理を説明するものとして機能する。そこでは、平行化された光の2D画像の前に配置される光学レンズ30のスタックを備える光学フロントエンドを用いて、2D画像の奥行き次元が生成される。その2D画像は、例えばLCD又はLCOSといったピクセルの2D表示マトリクス20を平行な光線で照射する平行化された光源10により提供される。その2D表示マトリクス20は、こうした光線上に例えば通常のRGB画像といった2D画像をインプリントする。
2D表示マトリクス20の各ピクセル21の前に、光学レンズ30のスタックが奥行き方向に、即ち、表示マトリクス20により形成される平面に対して垂直に異なる距離で位置する。光学レンズ30は、非屈折(「オフ」)状態と屈折(「オン」)状態との間で調整されることができる調整可能な拡散器として機能する。光学レンズ31の1つを「オン」に切り替えつつ、光学レンズ30のスタックにおける残りの光学レンズを「オフ」にすることで、「オン」状態のレンズ31は屈折を起こす、即ち、ピクセル21を通る平行化された光の平行な光線に対して拡散器として機能する。ディスプレイの前にいる観者にとって、屈折を起こす光学レンズ31は、ピクセル21の見かけの位置として機能することになり、こうして、奥行き次元が、表示マトリクス20により与えられる2D画像に適用される。例えばRGBD信号に含まれるような奥行き情報は、2D画像の各ピクセルに対して、レンズ30のスタックにおいて屈折状態へと切り替えられる適切なレンズを選択するのに使用されることができる。一方、レンズ30のスタックにおける残りのレンズは、非屈折状態に切り替えられる。
図1は簡単化のため1つのピクセル21に対して揃えられた光学レンズ30しか図示しないが、光学レンズの同様なセットが、2D画像における好ましくはすべてのピクセルの前に配置されることを理解されたい。従って、2D表示マトリクス20により与えられる2D画像の各ピクセルに奥行き次元を適用することが可能であり、ディスプレイの前のすべての観者に対して、水平及び垂直視差なしに、及び分解能又は輝度損失なしにフル3D画像が与えられることになる。ディスプレイの表示角度は、光学レンズ(又は拡散器)30の強度により制約を受けることになる。図1において、7つの光学レンズ30のスタックが説明のために表示される。しかし、使用するレンズの数として何を選択するかは、所望の奥行き分解能に依存する。即ち、レンズのスタックにおけるレンズ数を増やすことは、より奥行き分解能を高くすることを意味する。その2D画像に最も近いレンズと、2D画像に対して最大距離にあるスタック内のレンズとの間の距離は、2D画像に適用されることができる奥行きの範囲を決定することになる。
異なる奥行きにある2つ又はそれ以上の光学レンズ間の光線が複数回屈折することを防止するため、2つ以上のレンズ層が使用される場合、奥行きパターンは、その2D画像を横切って滑らかに変化すべきである。効率的には、「オン」状態にある別の光学レンズの光コーンに光学レンズが位置する場合、「オン」状態にある光学レンズが存在すべきではない。即ち、オブジェクトが他のオブジェクトをふさぐべきではない。非常に複雑性の低い形態学フィルタを用いて奥行き情報を処理することにより、この要件は容易に合致されることができる。
図1に表示されるような拡散器30の光学レンズは、様々な方法で作成されることができる。図1に示される最も簡単なものは、(正、又は図示されるような負)レンズが、ウインドウベースの切り替え可能な2D-3Dディスプレイに対して切り替え可能なマトリクスレンズとして存在するものである。更に、フラットピクセルマトリクスにおいて容易に製造することができるフラネルレンズが使用されることができる。フラネルレンズは拡散器として使用されることができるだけなので、その品質/強度トレードオフは、広い表示角度を可能にする強度に完全に設定されることができる。
また、レンズの代わりに、例えば、アクティブ・バックライト・スキャニング・ウィンドウ技術で使用されるようなLCポリマゲルに基づかれる、他のタイプの拡散器が使用されることができる。これらは、アクティブマトリクスで作られることができる。
図2は、単一のピクセルに対する好ましい実施形態を示す。図1に示される実施形態は、受け入れ可能な奥行き分解能を与えるため、複数の調整可能な光学レンズ又は拡散器のスタックを必要とするという不利な点があるが、図2における実施形態は、光学レンズの2つのアレイだけを用いて同様の機能を提供する。図2において、第1の光学レンズ40は、平行化された光の2D画像のピクセルの前における第1の距離に配置されるが、第2の光学レンズ42は、その2D画像の前でより遠い第2の距離に配置される。焦点距離又は強度は、互いに独立した、第1及び第2の光学レンズ40、42の両方に基づき連続的に調整されることができる。全体の効果は、実際の第1及び第2の光学レンズの位置及び強度(焦点距離)に応じて、1つの仮想的な光学レンズ41がいくつかの他の位置に存在するとした場合と同じである。これは、図2において、2D画像のピクセルから第1及び第2の光学レンズ40、42を通る光線経路43と、対応する見かけの光線経路44との例により示される。
従って、図1において、オン/オフ光学レンズのスタックは、光学レンズの2つのピクセル・マトリクスアレイにより置き換えられることができる。1つのアレイは、所望の最小奥行きにあり、もう1つのアレイは、所望の最大奥行きにある。各光学レンズは、連続的に調整可能な焦点距離又は強度を持つ。こうして、2つの光学レンズの強度又は焦点距離を適切に調整することにより、(少なくとも2つのアレイ間の)任意の所望の奥行き位置に仮想的なレンズを構築することが可能である。
上述した方法は、仮想的な光学レンズ41が第1の光学レンズ40の位置又は第2の光学レンズ42の位置に正確に配置される場合に、うまく機能する。仮想的な光学レンズ41が第1の光学レンズの位置に配置される場合、屈折光線は、他の表示ピクセルに対応するレンズの第2のアレイの多くの異なるレンズを通過することになるが、これは問題ではない。なぜなら、この場合、第2のアレイにおけるすべてのレンズが、完全に「オフ」状態、即ち、非屈折状態であるからである。
図3は、仮想的レンズ51の中間位置に対する問題を説明する。第1のレンズ50及び第2のレンズ52は、適切な位置及び焦点距離(強度)で仮想的なレンズ51を作成することができる。しかし、斯かる仮想的レンズ51の有効な開口はあまりにも小さいことになる。第2の光学レンズ52における固定され限定された開口は、結果として、仮想的レンズ51に対するものより小さな開口を生じさせる。
これは、第2のレンズ52の開口を適切に大きくする(up-scaling)ことにより補償されることができる。適合的な開口の大きさ変更が実行されることができるが、斯かる適合的な開口の大きさ変更は、複雑な場合がある。第1に、ピクセルサイズより大きな任意の開口が、密集したピクセルマトリクスにおけるレンズのタイル化(tiling)を不可能にすることになる。
この問題に対するソリューションは、光学レンズの第1及び第2のアレイの両方に対して特殊なタイプの光学レンズを用いることである。この特殊なタイプの光学レンズは、適合的な強度と適合的な開口の大きさ変更とを組み合わせつつ、密集したピクセルタイル化ができる能力は維持する。この方法を用いると、垂直方向の運動視差を生成する能力は失われる。以下、光学レンズの2つのアレイ間の相互作用だけでなく、適切なタイプの光学レンズが論じられる。
図4の左側は、光学レンズの第1及び第2のアレイの両方の各ピクセルに対して使用されることになる光学レンズ60の好ましい形状の3Dスケッチを示す。即ち、「馬の鞍」形状レンズ60である。斯かるレンズ60は、入力する平行化された光をある方向における焦点へと傾けつつ、その方向に直交する方向に光を拡散させることになる。レンズを完全な「オフ」状態61に調整することにより、平行化された光線が、影響を受けないでレンズを通過することになり、こうして、ピクセルサイズ領域における平行化された光が、図4の真中のスケッチに描かれるように、レンズ通過後もピクセルサイズ62のままであることになる。一方、右側のスケッチは、完全に「オン」状態63に調整されるとき、レンズが平行化された光をライン状の焦点64へともたらすことを説明する。
「馬の鞍」形状のレンズは、h = x*yにより記述されることができる。ここで、hは、局所空間位置x、yでの高さ(又は厚み)である。x = y = 0は、レンズの中心を参照する。直線x = yに沿って、これは、正レンズを生み出し、y = -xに沿って、これは負レンズ(又はレンズ物質の屈折率とレンズが埋め込まれる基板とによってはその逆)を生み出す。斯かるレンズは、符号において異なる2つの焦点距離を同時に持つ。x及びyのスケールに応じて、実際の式は、幾分異なることができ、例えば定数を含むことができる。
図5は、ライン状のピクセルに対する好ましい光学システムを示し、その光学システムは、2D画像の各ピクセル72に対して「馬の鞍」形状の光学レンズの第1及び第2のアレイ70、71を含む。その2D画像は、平行化された光源73の光上にその2D画像をインプリントするピクセルのマトリクス72(例えば従来のLCDマトリクス)を備える空間光変調器により与えられる。第1のアレイ70の光学レンズは、それらが完全に「オン」に調整されるとき、その焦点のラインが、第2の光学アレイ71における多数の光学レンズを横切るような態様で方向付けられる。照射される部分は共に、必要とされる大きな開口レンズを形成する。
図5に示される図示される実施例において、第1のアレイ70の光学レンズは、ほとんど完全に「オン」に切り替えられる。即ち、ほとんど最大屈折状態にされる。従って、ほぼ最大開口が第2のアレイ71に対して必要とされる(アレイ70が完全に「オン」という例外的な場合、アレイ71は、通常完全に「オフ」であることになり、レンズの形状及びサイズは重要でなくなる)。実施例において、ピクセル72のマトリクスの中間ピクセルはアクティブであり、このピクセルを通る平行化された光線は、まっすぐな線で示される。こうした光線は、第1のアレイ70の真中の光学レンズでぶつかり、このアレイ70が「オン」に切り替えられるので、その光線は、図示されるようにこのレンズにおいて屈折される。屈折した光線は、第2のアレイ71の図示される7つのレンズすべてに入ることが示される。第2のアレイ71の図示される7つのレンズすべてを通る太い真っ直ぐな線は、その光線がアレイ71とぶつかる位置を示し、アレイ70の真中の光学レンズの焦点のラインに対応する。点線74は、アレイ71におけるレンズの断面を示し、そこでは、その断面は、奥行き方向にあり、焦点のラインに沿っている。この断面は、アクティブピクセルとアレイ70の真中のレンズとにより使用されるアレイ71におけるレンズの一部でしかない。図示されるように、この断面は、所望の形状及びサイズを正確に持ち、各個別のレンズよりも実質的に大きな開口を持つ。
第2のアレイ71の前のある距離の位置に配置される垂直拡散器75が図5に示される。この垂直拡散器75は、異なる高さからディスプレイを表示することを可能にする。2つの光学レンズアレイ70、71が、主に水平方向に光を屈折させ、従って垂直屈折が非常に制限されるという理由で、これが必要とされる。完全な拡散器が、入力光線を任意の方向に屈折させる場合(例えば研磨されたガラス)、垂直拡散器は入力光線を任意の方向に屈折させるが、それも垂直にのみである。(通常、従来のレンチクラ3Dディスプレイにおける方向に垂直に)正確に方向付けされるとき、3Dディスプレイに使用されるような通常のレンチクラアレイがこの目的のために使用されることができる。
図6は、図5において図示される光学システムのシミュレーションから生じる光線を示す。図6は、第1及び第2のアレイ80、81のレンズが共に50%「オン」にされるとき、即ち、第1及び第2のアレイ80、81が共に部分的に屈折状態にされるとき、最も関連する状態に対する結果を示す。図5においてわかるように、垂直拡散器82は、レンズ81の第2のアレイの前に位置する。簡単化のため、図6は、1つのピクセルだけがアクティブ、従って、第1のアレイ80の1つのレンズのみがアクティブであるような状態を示す。見かけのピクセル位置83が、第1のアレイ80と第2のアレイ81との中間に示される。そのシミュレーションは、何らかの光線が誤った後退方向に屈折していることを示す。これは、こうした光線が、誤ってレンズと正確にその縁部分でぶつかっているからである。これは重要ではない。なぜなら、斯かる光線の数は非常に少ないからである。
図7は、図5による馬の鞍レンズ60のフレネルバージョンであるレンズ90を示す。この場合「フレネル」であるとは、図7にはっきり示されるように、もとのレンズ60が、水平方向に沿って複数のサブレンズにスライスされることを意味する。その態様は、局所表面方向が実質的にレンズ60とレンズ90とに対して同じであるようにされる。フレネルタイプのレンズは、図6のシミュレーションにおいてレンズ81の第2のアレイにも使用された。フレネルレンズは、例えば、反対側アレイにも使用される「馬の鞍」形状レンズと共に、第1及び第2のアレイのいずれかにおいて使用されるか、又はフレネルレンズが第1及び第2のアレイの両方において使用されることができるか、のいずれかである。フレネルレンズの薄い構造が、それらを容易に調整可能なものとする。また、サブレンズの数に応じて、その垂直屈折はほぼゼロである。これは、システムデザインを容易にすることができるが、より望ましくない屈折をいくらか生じさせる。それは、図6においても望ましくない反射光線として表示される。図7の真中のスケッチは、「オフ」状態、即ち、非屈折状態であるよう調整される調整可能なフレネルレンズ91を通り移動する平行化された光線を示す。見て分かるように、光線92は、屈折することなくレンズを通過している。右側のスケッチは、「オン」状態、即ち屈折状態である調整可能なフレネルレンズに対する光線93を示す。ここで、光線94は、異なる方向に屈折していることがわかる。
更に別の代替例として、同じ又はより好適な特性を持つ調整可能又は切り替え可能なホログラフィックタイプのレンズが使用されることができる。これは、可能性として、例えばスペクトル純度又はコヒーレンスといった、平行化されたバックライトに関する追加的な要件を含む。
図8は、奥行き方向に2D画像から異なる距離d1、d2の位置にある第1及び第2のレンズ100、102を示す。レンズ100、102は、通常の負レンズであり、行われる計算は、馬の鞍形状のレンズに対してよりも実質的に簡単である。しかしながら、その結果は、図1及び図2に基づく実施形態が効果的に同じであることを既に示したように、同じである。2つのレンズ100、102は、単一の仮想的な有効なレンズ101を、第1及び第2のレンズ100、102の中間の見かけの位置deffに生じさせる。光線103は、2D画像からレンズ100、102を通る経路に従う。仮想レンズを通るその見かけの経路は、符号104で示される。第1のレンズ、仮想レンズ、及び第2のレンズの焦点距離は、それぞれ以下f1、feff及びf2で表されることになる。C = 1/fとして焦点距離に対して規定される、対応する光学強度C1、Ceff、及びC2が、以下の計算において使用されることになる。
負レンズに対して、Cは、0以上として規定される。ここでは、第1及び第2の(即ち実際の)レンズの強度が、
Figure 0005112326
として規定される。
ここで、αは共に、0から1の間で自由に調整可能であり、Cmaxは、レンズに対する最大強度を表す。更に、仮想的なレンズ強度に対して、
Figure 0005112326
であることがわかる。仮想的なレンズの位置は、
Figure 0005112326
で与えられる。所望の量に対して、
Figure 0005112326
が成り立ち、
Figure 0005112326
であることがわかる。
これらは共に、0から1までの区間内にあり、従って、これらの値は実現可能である。更に、ディスプレイ表示角度は、(通常、ピクセルサイズに等しい)レンズ開口Wlensを焦点距離(1/Cmax)で割ったものに関連し、従ってディスプレイ表示角度βは、
Figure 0005112326
と書きかえられることができる。
図9は、調整可能なレンズ110、111の第1及び第2のアレイを備える実施形態を介してβのより正確な計算を示す。各アレイは、屈折率nsubstrateの基板に関する上位部分及び下位部分と、調整可能な屈折率nsubstrate + Δnを備える部分とを持つ。ここで、Δnは、調整可能である。レンズの第1及び第2のアレイの間の隙間は空気であり、即ち、屈折率
Figure 0005112326
である。図9は、レンズ上部の断面における2つの層の上面図を示す(図4におけるレンズ60の上部)。
deff = d1であるような簡単な状況だけを想定する。なぜなら、そのシステムは、すべてのdeffに対して同じ動作をするからである。この簡単な状況において、レンズ110の第1のアレイは、最大限「オン」に切り替えられ(Cmax)、レンズの第2のアレイは、完全に「オフ」に切り替えられる。これは、第1のレンズ110に対して、その下位部分112に対する屈折率が、nsubstrate + Δnで表されることを意味し、第1のレンズ110の上位部分113に対する屈折率が、nON = nsubstrateで与えられることを意味する。第2のレンズ111に対して、その下位部分114に対する屈折率は、その上位部分115と同じくnsubstrateである。なぜなら、第2のレンズは、「オフ」に切り替えられているからである。
さらに、最大限左方向に行く光線が示される(ここでの断面は、図4に示されるレンズ60の上部で選択されている。仮に例えばレンズの下部が断面として選択される場合、光線は、最大限右方向に移動したであろう)。
図9にも示されるように、第2のレンズ層を去るような角度は、表示角度の半分即ちβ/2に関係する。詳述はしないが、第1及び第2のレンズ110、111に対してnsubstrateが同じであることを仮定すると、ディスプレイ表示角度βが、
Figure 0005112326
と書き換えられることが得られる。
ここで、γは、レンズ形状に直接関係する、図9においてスケッチされる第1のレンズ110の下位部分112と上位部分113との間の角度である。
例えば、現在のLC切り替え可能なレンズを用いると、Δn〜0.3であり、従って、表示角度はおよそβ〜0.6γとなる。
図10は、バックライトに関する追加的な制御及びレンズの再度の形状調整を用いて、図6における見かけとしての望ましくない反射がどのように最小化されることができるかを示す。基本的に、レンズの縁に当たる光線の可能性が最小化される。グリッド、バリア又は回折格子120が、入射光をレンズ121の中央領域だけへと空間的に制限する目的で、第1のレンズ121の前に導入されていることがわかる。更に、各レンズは、各レンズの正確な部分のみを光線が通過することを確実にするため、再度形状が整えられる。その形状再調整(re-shaping)は、図9に示されるレンズの形状との比較により明らかにわかる。図10に示されるその厚い光線は、図9に示されるような形状を備えるレンズの場合、第2のレンズ層で反射を経験することができる光線を示す。
別の実施形態においては、調整可能なレンズのアレイが、使用されることができる。そこでは、各レンズの光学特性を個別に調整することはできないが、むしろ一様に、即ち、アレイのすべてのレンズの光学特性が、すべて同じ特性を持つよう一度に調整されることができる。こうして、一様に調整可能なレンズの2つの斯かる一様なアレイを用いる実施形態を提供することができる。これらの実施形態に対して、時間的なマルチプレキシングを用いて、完全な奥行き画像が表示されることができる。最初に、ディスプレイマトリクスが背景オブジェクトを表示する。一方、レンズの2つのアレイは、最小奥行きでこの画像を投影するよう調整される。それから、2つのアレイは、連続的に後から前へと調整され、一方ディスプレイマトリクスは、各奥行に対して適切なオブジェクトを表示する。これは、例えば高速なLCDタイプのマトリクスといった高速なディスプレイマトリクスと、比較的簡単な画像処理とを必要とする。
請求項において、図面への参照符号は、明確さのためだけに含まれる。図面における例示的な実施形態への参照は、いかなる態様でも請求項の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
複数のオン/オフ切り替え可能な拡散器のスタックを備える実施形態の原理を示す図である。 2つの調整可能なレンズ間に見かけ上位置する仮想レンズを提供することができる2つの連続的に調整可能なレンズを備える実施形態の原理を示す図である。 仮想レンズの限られた開口に関する図2の構成に伴う問題を示す図である。 馬の鞍形状での好ましい調整可能レンズと、「オフ」状態及び完全に「オン」に切り替えられた状態での平行化された光に関するその効果とを示す図である。 第2の層が「オフ」に切り替えられた状態で第1の層が「オン」に切り替えられた2つのレンズアレイを含む好ましい実施形態における光線の例を示す図である。 第1及び第2のレンズアレイにおけるレンズが共に50%「オン」にされた場合の好ましい実施形態におけるシミュレーションされた光線の例を示す図である。 図4に示されるレンズの代替例として、調整可能なフレネルタイプのレンズと、「オフ」状態及び完全に「オン」に切り替えられた状態での平行化された光に関するその効果とを示す図である。 2つのレンズとその2つのレンズの間に見かけ上位置する仮想レンズとに対する、焦点距離と奥行き方向における距離とを規定する図である。 第2のアレイのレンズが完全に「オフ」に切り替えられた状態で第1のアレイのレンズが完全に「オン」に切り替えられた状態である、調整可能なフレネルタイプのレンズの2つのアレイに対する様々なパラメタを示す図である。 フレネルタイプのレンズが使用される場合における、内部反射を防ぐためのバックライト及びレンズ形状の適合を示す図である。

Claims (12)

  1. 略平行化された光により表される2次元画像に光学的奥行き情報を追加する光学システムであって、
    前記2次元画像の前に第1の距離で配置される光学レンズの第1のアレイと、
    前記2次元画像の前に前記第1の距離より大きな第2の距離で配置される光学レンズの第2のアレイとを有し、
    光学レンズの第1及び第2のアレイにおける前記光学レンズの焦点距離が、前記光学的奥行き情報に基づき、前記光学レンズの第1及び第2のアレイ間に配置される仮想的レンズをエミュレートするよう調整されることができる、
    光学システム。
  2. 前記光学レンズの第1及び第2のアレイにおける前記光学レンズが、第1の状態と第2の状態との間で切替可能であり、前記光学レンズは、前記第1の状態において屈折的であり、前記第2の状態において非屈折的である、請求項1に記載の光学システム。
  3. 前記光学レンズの光学特性が、各レンズに対して個別に調整可能である、請求項1に記載の光学システム。
  4. 前記光学レンズの第1のアレイにおける前記光学レンズの光学特性が、連続的に調整可能であり、前記光学レンズの第2のアレイの光学特性が、連続的に調整可能である、請求項1に記載の光学システム。
  5. 前記光学レンズの第1及び第2のアレイにおける前記調整可能な光学レンズの形状が、馬の鞍の形状、フラネルタイプの形状、球面形状及びレンチクラ形状からなるグループから選択される、請求項1に記載の光学システム。
  6. 前記光学レンズの第1及び第2のアレイにおける前記光学レンズを調整するよう機能する前に、前記光学的奥行き情報に関する形態学的フィルタリングを実行するよう構成されるプロセッサを更に有する、請求項1に記載の光学システム。
  7. 前記平行化された光により表される2次元画像が、複数のピクセルを含む、請求項1に記載の光学システム。
  8. 前記光学レンズの第1及び第2のアレイにおける前記光学レンズのサイズが、前記2次元画像のピクセルサイズとほぼ等しいか、又はピクセルサイズより小さい、請求項2に記載の光学システム。
  9. 拡散器が、前記2次元画像の前の第3の距離に配置され、前記第3の距離は、前記第2の距離より大きい、請求項1に記載の光学システム。
  10. 前記光学レンズが、前記略平行化された光を拡散させるように機能する、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光学システム。
  11. 略平行化された光により表される2次元画像へ光学的奥行き情報を適用する方法において、
    前記2次元画像の前に第1の距離で配置される光学レンズの第1のアレイを適用するステップと、
    前記2次元画像の前に前記第1の距離より大きな第2の距離で配置される光学レンズの第2のアレイを適用するステップと、
    前記光学的奥行き情報に基づき、前記光学レンズの第1及び第2のアレイにおける前記光学レンズの焦点距離を前記光学レンズの第1及び第2のアレイ間に配置される仮想的レンズをエミュレートするよう調整するステップとを有する、方法。
  12. 奥行き情報を含むビデオ信号を受信するよう構成される3次元表示デバイスであって、
    前記ビデオ信号を表す略平行化された光の2次元画像を表示するよう構成されるディスプレイと、
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の光学システムとを有し、
    前記ビデオ信号の前記奥行き情報が、前記光学システムにより用いられる、3次元表示デバイス。
JP2008538467A 2005-11-02 2006-10-26 3次元表示のための光学システム Expired - Fee Related JP5112326B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP05110261.4 2005-11-02
EP05110261 2005-11-02
PCT/IB2006/053947 WO2007069099A2 (en) 2005-11-02 2006-10-26 Optical system for 3-dimensional display

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009515214A JP2009515214A (ja) 2009-04-09
JP5112326B2 true JP5112326B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=38042991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008538467A Expired - Fee Related JP5112326B2 (ja) 2005-11-02 2006-10-26 3次元表示のための光学システム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7692859B2 (ja)
EP (1) EP1946180B1 (ja)
JP (1) JP5112326B2 (ja)
CN (1) CN101300520B (ja)
TW (1) TW200720704A (ja)
WO (1) WO2007069099A2 (ja)

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090046037A1 (en) * 2007-08-17 2009-02-19 The University Of British Columbia High resolution display of 3d images
US7898740B2 (en) 2008-04-09 2011-03-01 Seereal Technologies S.A. Tunable optical array device comprising liquid cells
EP3541070B8 (en) * 2008-06-27 2023-12-20 Leia Inc. Autostereoscopic display device and method
WO2010127285A2 (en) * 2009-04-30 2010-11-04 Tetracam, Inc. Method and apparatus for providing a 3d image via media device
KR101615111B1 (ko) * 2009-06-16 2016-04-25 삼성전자주식회사 다시점 영상 표시 장치 및 방법
GB2484232B (en) 2009-07-23 2015-10-28 Hewlett Packard Development Co Display with an optical sensor
US20110080472A1 (en) * 2009-10-02 2011-04-07 Eric Gagneraud Autostereoscopic status display
TWI416385B (zh) * 2009-12-18 2013-11-21 Au Optronics Corp 三維互動立體顯示器之指示物位置判斷方法
US20110157322A1 (en) * 2009-12-31 2011-06-30 Broadcom Corporation Controlling a pixel array to support an adaptable light manipulator
US8854531B2 (en) 2009-12-31 2014-10-07 Broadcom Corporation Multiple remote controllers that each simultaneously controls a different visual presentation of a 2D/3D display
US8823782B2 (en) 2009-12-31 2014-09-02 Broadcom Corporation Remote control with integrated position, viewer identification and optical and audio test
US9247286B2 (en) 2009-12-31 2016-01-26 Broadcom Corporation Frame formatting supporting mixed two and three dimensional video data communication
CN101750747B (zh) * 2010-02-01 2013-04-24 刘武强 三维立体成像方法、系统和成像设备
KR101832266B1 (ko) * 2011-03-31 2018-02-27 삼성전자주식회사 입체 영상 표시 장치
JP2012255980A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Fujitsu Ltd 立体画像生成装置
DE102011077344B4 (de) * 2011-06-10 2015-07-09 Airbus Operations Gmbh Passagierkabine für ein Luft- oder Raumfahrzeug
CN102223564A (zh) * 2011-07-13 2011-10-19 黑龙江省四维影像数码科技有限公司 2d/3d可切换、景深可调显示模组
JP2013101308A (ja) * 2011-10-17 2013-05-23 Panasonic Corp 表示装置及びその制御方法
TW201326972A (zh) 2011-12-30 2013-07-01 Ind Tech Res Inst 顯示裝置
US9191578B2 (en) * 2012-06-29 2015-11-17 Broadcom Corporation Enhanced image processing with lens motion
JP2016505870A (ja) 2012-11-16 2016-02-25 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. バンディング効果が軽減した反射型若しくは半透過型オートステレオスコピックディスプレイ
EP2736011B1 (en) 2012-11-26 2019-04-24 Nokia Technologies Oy Method, apparatus and computer program product for generating super-resolved images
KR20150130411A (ko) 2013-03-11 2015-11-23 코닌클리케 필립스 엔.브이. 자동입체 디스플레이 디바이스
US20150002642A1 (en) * 2013-07-01 2015-01-01 RWD Consulting, LLC Vehicle visibility improvement system
TWI514049B (zh) 2014-04-03 2015-12-21 Ind Tech Res Inst 顯示器結構
US10453183B2 (en) * 2015-04-28 2019-10-22 Sony Corporation Image processing apparatus and image processing method
CN106303315B (zh) 2015-05-30 2019-08-16 北京智谷睿拓技术服务有限公司 视频显示控制方法和装置、显示设备
CN106303498B (zh) * 2015-05-30 2018-10-16 北京智谷睿拓技术服务有限公司 视频显示控制方法和装置、显示设备
CN106303499B (zh) 2015-05-30 2018-10-16 北京智谷睿拓技术服务有限公司 视频显示控制方法和装置、显示设备
CN106254857B (zh) * 2015-12-31 2018-05-04 北京智谷睿拓技术服务有限公司 光场显示控制方法和装置、光场显示设备
CN108508616B (zh) * 2018-05-17 2024-04-16 成都工业学院 一种3d显示系统及3d显示装置
US11303355B2 (en) 2018-05-30 2022-04-12 Apple Inc. Optical structures in directional free-space optical communication systems for portable electronic devices
US10705347B2 (en) * 2018-05-30 2020-07-07 Apple Inc. Wafer-level high aspect ratio beam shaping
US10700780B2 (en) 2018-05-30 2020-06-30 Apple Inc. Systems and methods for adjusting movable lenses in directional free-space optical communication systems for portable electronic devices
CN109725430B (zh) * 2019-03-06 2023-04-07 成都工业学院 一种虚聚混合成像的立体显示装置
US11549799B2 (en) 2019-07-01 2023-01-10 Apple Inc. Self-mixing interference device for sensing applications
CN111240034B (zh) * 2020-03-25 2021-06-15 北京航空航天大学 一种3d显示装置
CN112099113B (zh) * 2020-09-25 2021-09-21 清华大学 一种用于图像传感器的超表面微透镜阵列
CN112505942B (zh) * 2021-02-03 2021-04-20 成都工业学院 一种基于后置投影光源的多分辨率立体显示装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997022033A1 (en) 1995-12-09 1997-06-19 Street Graham S B Autostereoscopic display
GB9623682D0 (en) * 1996-11-14 1997-01-08 Philips Electronics Nv Autostereoscopic display apparatus
JP2000298293A (ja) * 1999-04-15 2000-10-24 Mr System Kenkyusho:Kk 光変調装置およびそれを用いた3次元像再生装置
WO2001020386A2 (en) 1999-09-17 2001-03-22 Mems Optical, Inc. An autostereoscopic display and method of displaying three-dimensional images, especially color images
US7224526B2 (en) * 1999-12-08 2007-05-29 Neurok Llc Three-dimensional free space image projection employing Fresnel lenses
US20040212550A1 (en) * 1999-12-16 2004-10-28 Zhan He Three-dimensional volumetric display
WO2003071335A2 (en) * 2002-02-20 2003-08-28 Koninklijke Philips Electronics N.V. Display apparatus
GB0207014D0 (en) * 2002-03-25 2002-05-08 Living Ad Ltd Production of simulated 3-D images
GB2398130A (en) 2003-02-05 2004-08-11 Ocuity Ltd Switchable active lens for display apparatus
EP1597907A2 (en) * 2003-02-21 2005-11-23 Koninklijke Philips Electronics N.V. Autostereoscopic display
GB2403815A (en) 2003-07-10 2005-01-12 Ocuity Ltd Birefringent lens array structure
GB2406730A (en) 2003-09-30 2005-04-06 Ocuity Ltd Directional display.
JP4687073B2 (ja) * 2004-11-01 2011-05-25 株式会社ニコン 液晶光学素子アレイおよび液晶装置
WO2007052183A1 (en) * 2005-11-02 2007-05-10 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical system for 3 dimensional display

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007069099A2 (en) 2007-06-21
CN101300520A (zh) 2008-11-05
JP2009515214A (ja) 2009-04-09
WO2007069099A3 (en) 2007-09-27
CN101300520B (zh) 2012-11-14
US20080278809A1 (en) 2008-11-13
US7692859B2 (en) 2010-04-06
TW200720704A (en) 2007-06-01
EP1946180B1 (en) 2012-12-12
EP1946180A2 (en) 2008-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5112326B2 (ja) 3次元表示のための光学システム
US7123287B2 (en) Autostereoscopic display
JP5879334B2 (ja) マルチ・ビュー表示装置
JP3966830B2 (ja) 立体表示装置
US8310524B2 (en) Stereoscopic image display apparatus
US20100033813A1 (en) 3-D Display Requiring No Special Eyewear
JP6925342B2 (ja) 自動立体視表示デバイス及び表示方法
CN108008540B (zh) 一种三维显示系统
CN108803053B (zh) 三维光场显示系统
JP2009515213A (ja) 3次元表示のための光学システム
EP2802148A1 (en) Display device for time-sequential multi-view content
TW200952463A (en) Autostereoscopic image output device
KR20160058955A (ko) 자동 입체 디스플레이 디바이스
JP2010237416A (ja) 立体表示装置
KR101975246B1 (ko) 다시점 영상 디스플레이 장치 및 그 제어 방법
US9967554B2 (en) Multi-viewer autostereoscopic tabletop display with dynamic parallax barrier and directional backlight
KR20160120199A (ko) 디스플레이 장치 및 그 제어방법
KR20140111553A (ko) 입체 디스플레이 장치 및 그 디스플레이 방법
EP1083757A2 (en) Stereoscopic image display apparatus
US20110211050A1 (en) Autostereoscopic display of an image
CN113325601B (zh) 一种高视点密度光场立体显示装置
Jang et al. 100-inch 3D real-image rear-projection display system based on Fresnel lens
CN115016137B (zh) 一种均衡分辨率的三维投影显示系统
WO2024017761A1 (en) Tileable horizontal parallax light field display
KR20050016344A (ko) 자동 입체 디스플레이

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120511

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121010

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees