JP5111318B2 - メダカ用産卵床およびメダカの産卵方法 - Google Patents

メダカ用産卵床およびメダカの産卵方法 Download PDF

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Description

本発明は、メダカ用産卵床およびメダカの産卵方法に関し、特に、メダカの習性を利用して、簡易な構成であっても、メダカの産卵率が高く、かつ、使い勝手に優れたメダカ用産卵床およびそれを用いたメダカの産卵方法に関する。
従来、湖沼や河川における動植物生態系の改善技術に係り、殊に水質汚濁を改善して、プランクトンの発生により水浄化に有効な微生物の繁殖を促し、水生昆虫や動物の棲息域を確保すると共に、アユやブルーギルなどの魚類の産卵床を形成する浮遊産卵床が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
より具体的には、図4に示すように、竹や木材などの柱状植物等で構成され、水面での充分な浮力を発揮させる浮構造体102と、シュロ皮等の繊維材を交錯積層し、所定の厚さと密度を有するように、上記浮構造体102の浮格子枠103に絡まらせて一体化した産卵床本体104と、からなり、水面または水中に浮遊させて、魚類の産卵床101の構造としてある。
また、クロメダカと、シュロガヤツリを、同一水槽内で行う飼育・栽培システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
より具体的には、図5に示すように、水槽201の水面下ではクロメダカ202を飼育しながら、同水槽201の水面付近ではシュロガヤツリ203を栽培する飼育・栽培システムであって、水槽201の下部204を球状に、上部205を細筒状としたフラスコ状に形成し、同細筒部の下端をやや狭窄状とする構成としている。
さらに、所望の時期に、メダカ観賞が可能であって、かつメダカの産卵孵化が可能なように、メダカ産卵用擬似ホテイアオイを用いた飼育システムが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
より具体的には、図6に示すように、メダカ301の産卵時期に、疑似ホテイアオイ302を浮かべて、疑似ホテイアオイの根303に対して産卵を促すとともに、当該疑似ホテイアオイの根303の周囲に、図示しないものの、マジックテープ(登録商標)を巻きつけて構成してある。
特開2000−188991号公報 特開2004−261161号公報 特開2004−337140号公報
しかしながら、特許文献1に開示された浮遊産卵床は、湖沼や河川に浮遊させる必要があることから、構成が複雑になったり、サイズが大型となったりして、取り扱いが容易でないという問題が見られた。特に、メダカの飼育の場合、産卵後に、親メダカと隔離するために、浮遊産卵床を移動させる必要があるが、特許文献1に開示された浮遊産卵床では、容易に移動できないという問題が見られた。
また、シュロ皮等の繊維材を交錯積層した大型の産卵床本体であることから、メダカの産卵には適さないという問題が見られた。
すなわち、産卵直後に、メダカと、産卵床とを分離しないと、メダカが、産卵した卵を食してしまうという習性があり、産卵床を手軽かつ迅速に移動することが求められていたにもかかわらず、それに適応できないという問題が見られた。
また、特許文献2に開示された飼育・栽培システムは、フラスコ状の水槽を使用しなければならず、水槽の大きさや形態等についての制約が大きいという問題が見られた。
そればかりか、シュロガヤツリそのものからなる産卵床本体であることから、メダカの産卵効率が低く、かつ、産卵したメダカの卵の色との関係で、それを認識しにくいという問題も見られた。
さらに、特許文献3に開示されたメダカ産卵用擬似ホテイアオイを用いた飼育システムは、疑似ホテイアオイを用いなければならず、構成が複雑になったり、安定的に製造することが困難となったりするという問題が見られた。
また、疑似ホテイアオイの根の周囲に、マジックテープ(登録商標)を巻きつけているものの、メダカの産卵効率が未だ低いという問題が見られた。
そこで、本発明の発明者は鋭意検討した結果、産卵床が、所定開口径を有する部材から構成されているとともに、所定直径を有するメダカの通過孔を設けることにより、高い産卵率が得られるとともに、かつ、所定の浮き部材と組み合わせることによって、使い勝手が良好となることを見出し、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、メダカが産卵床に対して体をこすりつけて産卵するとともに、所定の開口箇所に侵入しやすいという習性を利用して、簡易な構成であっても、メダカの産卵率が高く、かつ、所定の浮き部材と組み合わせることによって、使い勝手に優れたメダカ用産卵床、およびそれを用いたメダカの産卵方法を提供することを目的としている。
本発明によれば、産卵床と、当該産卵床を水面下に位置させるための浮き部材と、を含むメダカ用産卵床であって、産卵床が、網状部材から構成されているとともに、当該網状部材の開口径を0.3〜8mmの範囲内の値とし、かつ、円相当径が10〜50mmであるメダカの通過孔を設けることを特徴とするメダカ用産卵床が提供され、上述した問題を解決することができる。
すなわち、メダカ用産卵床を、所定構造の産卵床と、当該産卵床を水面下に、確実に位置させるための浮き部材と、を含んで構成してあることから、簡易な構成とすることができるとともに、軽量で、優れた使い勝手性を得ることができる。
例えば、かかるメダカ用産卵床であれば、産卵直後に、産卵床を手軽かつ迅速に移動させ、メダカと、産卵床とを効果的に分離することができる。
また、かかるメダカ用産卵床であれば、複数個用意して、それを独立状態または連結状態で、一つの水槽で同時に用いることもできる。したがって、産卵の程度によって、個々のメダカ用産卵床として、別々の水槽に移して、そこで孵化させることもできるので、メダカを繁殖させる上での管理性も著しく向上する。
また、産卵床が、網状部材から構成されているとともに、当該網状部材の開口径を所定範囲内の値とし、かつ、円相当径が所定範囲であるメダカの通過孔を有することから、
メダカが通過孔に侵入しやすくなるとともに、メダカが体をこすりつけやすくなることから、高い産卵率を得ることができる。
さらに、産卵床が、所定の大きさの通過孔を備えることにより、その通過孔に出たり、入ったりするメダカの習性があって、メダカの動きが活発になるとともに、鑑賞性についても高めることができる。
その上、活発に動くオスのメダカおよび、メスのメダカが相互に興味をもって、結果として、さらに高い産卵率を得ることができる。
また、本発明のメダカ用産卵床を構成するにあたり、網状部材が短冊状であって、当該短冊状の網状部材を丸めて、ループをつくり、メダカの通過孔とすることが好ましい。
このように構成することによって、メダカの通過孔を効率的かつ簡易的に形成することができ、メダカが通過孔にさらに侵入しやすくなって、より高い産卵率を得ることができる。
なお、短冊状の網状部材を丸めて、所定の大きさのループをつくりやすくするとともに、そのままの形状を保持しやすいように、短冊状の網状部材の片側または両側において、短冊状の横幅方向に沿って、所定長さの切り込みを設けることも好ましい。
また、本発明のメダカ用産卵床を構成するにあたり、産卵床に設けてあるメダカの通過孔の数を2〜6個の範囲内の値とすることが好ましい。
このように複数のメダカの通過孔を設けることによって、複数のメダカが同時に産卵することが可能となって、メダカの産卵率をさらに高めることができる。
また、本発明のメダカ用産卵床を構成するにあたり、産卵床の色を青色または黒色とすることが好ましい。
このような産卵床の色であれば、メダカが生理的に反発することなく、安心して産卵することができる。
一方、メダカの卵の色は、通常、薄黄緑色であることから、産卵床の色が青色であれば、目視にて、産卵床に産み付けられたメダカの卵を確認することができる。よって、産卵直後に、産卵床を水槽外部に移動させ、メダカと、産卵床とを確実に分離することができる。
また、本発明のメダカ用産卵床を構成するにあたり、浮き部材を、発泡スチロールから構成することが好ましい。
このような浮き部材であれば、適当に遮光して、その下方に日陰を形成することから、メダカが生理的に反発することなく、下方に設けてある産卵床に対して、安心して産卵することができる。
また、このような浮き部材であれば、撥水性や経済性に優れているばかりか、標識や識別部材等を容易に付することができる。
また、本発明のメダカ用産卵床を構成するにあたり、浮き部材を、プレート状とすることが好ましい。
このような浮き部材であれば、産卵床を水面下の所定位置に精度良く配置することができるとともに、産卵後の取り扱いについても容易となる。
また、このようなプレート状の浮き部材であれば、水面に続く垂直孔やテーパ孔を容易に設けることができる。したがって、そこからエサを与えることにより、産卵床近辺にエサを集中的に撒くことができ、メダカへの集中性を高めて、ますます産卵率を高めることができる。
また、本発明のメダカ用産卵床を構成するにあたり、産卵床と、浮き部材とが、連結部材を介して、連結してあることが好ましい。
このように構成することによって、産卵床と、浮き部材とを、強固かつ簡易的に連結することができるとともに、連結部材を錘として機能させ、産卵床を水面下の所定位置に精度良く配置することができる。
なお、水中でさびないように、ステンレス製やアルミニウム製の金属製連結部材であることが、より好ましい。
また、本発明の別の態様は、産卵床と、当該産卵床を水面下に位置させるための浮き部材と、を含むメダカ用産卵床を用いたメダカの産卵方法であって、
産卵床を、網状部材から構成するとともに、当該網状部材の開口径を0.3〜8mmの範囲内の値とし、かつ、円相当径が10〜50mmであるメダカの通過孔を設けたメダカ用産卵床を準備する工程と、
水槽内に、メダカ用産卵床と、メダカと、を収容する工程と、
水温10〜40℃の温度条件で、メダカを育成する工程と、
を含むことを特徴とするメダカの産卵方法である。
すなわち、網状部材から構成されているとともに、当該網状部材の開口径を所定範囲内の値とし、かつ、円相当径が所定範囲であるメダカの通過孔を有する産卵床と、当該産卵床を水面下に位置させるための浮き部材と、を含んだメダカ用産卵床を用いることによって、メダカの習性を利用して、高い産卵率を得ることができる。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、図1〜図3に例示するように、産卵床10と、当該産卵床10を水面下に位置させるための浮き部材12と、を含むメダカ用産卵床14であって、産卵床10が、網状部材10aから構成されているとともに、当該網状部材10aの開口径(t1)を0.3〜8mmの範囲内の値とし、かつ、円相当径(t2)が10〜50mmであるメダカの通過孔10bを設けることを特徴とするメダカ用産卵床14である。
そして、図1(a)〜(b)は、所定の網状部材10aからなるメダカの通過孔10bの数が1個のメダカ用産卵床14の写真を示しており、図2(a)〜(b)は、所定の網状部材10aからなるメダカの通過孔10bの数が3個のメダカ用産卵床14の写真を示しており、さらに、図3(a)〜(b)は、所定の網状部材10aからなるメダカの通過孔10bが、半ループのメダカ用産卵床14の写真を示している。
以下、産卵床と、浮き部材と、に分けて、第1の実施形態のメダカ用産卵床について、具体的に説明する。
1.産卵床
(1)網状部材
まず、図1等に例示する産卵床10を、網状部材(ネット状部材と称する場合がある。)10aから構成するとともに、その開口径(t1)を0.3〜8mmの範囲内の値とすることを特徴とする。
この理由は、このような開口径を有する網状部材であれば、メダカの大きさや種類にかかわらず、メダカが体をこすりつけやすくなるとともに、産卵した卵が付着しやすくなるためである。
より具体的には、かかる開口径が、0.3mm未満の値になると、メダカが体をこすりつけにくくなったり、産卵した卵が落下しやすくなったりするためである。特に、体長が大きいメダカや、頭部や尾ひれ等が部分的に大きいメダカにあっては、過度に開口径が小さい網状部材に対しては、体をこすりつけにくくなるためである。
一方、かかる開口径が、8mmを超えた値になっても、メダカが体をこすりつけにくくなったり、産卵した卵が落下しやすくなったりするためである。特に、体長が2〜6mm程度の普通サイズまたはそれより小さいメダカにあっては、過度に開口径が大きい網状部材に対して、体をこすりつけにくくなるためである。
したがって、網状部材の開口径を0.6〜6mmの範囲内の値とすることが好ましく、1〜5mmの範囲内の値とすることがより好ましく、2〜4mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、網状部材10aの開口径(t1)は、図1および2に示すように、開口形状が略四角の場合には、数箇所における対角線の長さの平均値を意味し、開口形状が略円形や楕円の場合には、数箇所における直径や長径の平均値を意味する。
したがって、網状部材の開口径としては、例えば、ノギスを用いて直接的に3箇所以上測定し、その平均値を採用することもできるし、あるいは、スケール付きの顕微鏡写真として3箇所以上測定し、それから間接的に平均値を算出することもできる。
(2)色
また、図1等に例示する産卵床10の色については、特に制限されるものではないが、例えば、青色または黒色とすることが好ましい。
この理由は、このような産卵床の色であれば、メダカが生理的に反発することなく、安心して産卵することができるためである。
一方、メダカの卵の色は、通常、薄黄緑色であることから、産卵床の色が青色または黒色であれば、目視にて、産卵床に産み付けられたメダカの卵を確認することができるためである。
逆に、産卵床10の色が、緑色や黄色、あるいは透明等であると、目視にて、産卵床に産み付けられたメダカの卵を確認することが困難となる場合があるためである。
なお、産卵床の色に関して、産卵床を構成する網状部材の全体に着色してあっても良く、あるいは、産卵床を構成する網状部材の産卵予定箇所のみを部分的に着色してあっても良い。
さらに、産卵床を着色するにあたり、網状部材の構成材料中に着色剤(蛍光剤を含む。)を添加してもよく、あるいは、網状部材の構成材料の周囲のみを着色しても良い。
(3)材質
また、図1等に例示する産卵床10を構成する網状部材10aの材質については特に制限されるものではないが、例えば、アミド樹脂、オレフィン樹脂(ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等)、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂等の少なくとも一つであることが好ましい。
特に、アミド樹脂やオレフィン樹脂であれば、軽量であって、かつ水中で所定形状を保持しやすく、さらには、安価であって、耐久性にも優れていることから好ましい材質である。
(4)メダカの通過孔
また、図1等に例示する産卵床10において、円相当径が10〜50mmであるメダカの通過孔10bを設けることを特徴とする。
この理由は、このような円相当径を有する通過孔を設けることによって、メダカの性質上、その大きさにかかわらず、内部に侵入しやすくなって、その中で休息するとともに、産卵しやすくなるためである。
より具体的には、かかる円相当径が10mm未満の値になると、メダカが侵入しにくくなって、産卵率が著しく低下するためである。
一方、かかる円相当径が50mmを超えた値になると、逆に、メダカが侵入しにくくなったり、休息しなくなったりするためである。
したがって、メダカの通過孔を15〜45mmの範囲内の値とすることが好ましく、20〜40mmの範囲内の値とすることがより好ましく、25〜35mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、メダカの通過孔の円相当径は、開口形状が略四角の場合には、その対角線の長さの平均値を意味し、図1および図2に示すように、開口形状が略円形や楕円の場合には、その直径や長径の複数箇所における平均値を意味する。
さらに、メダカの通過孔が、図3に示すように、半ループであって、開口形状が略半円の場合には、その半径の複数箇所における平均値を意味する。
したがって、メダカの通過孔の円相当径としては、例えば、ノギスを用いて直接的に3箇所以上測定し、その平均値を採用することもできるし、あるいは、スケール付きの顕微鏡写真として3箇所以上測定し、それから間接的に平均値を算出することもできる。
また、図1等に示すように、網状部材10aが短冊状であって、当該短冊状の網状部材10aを丸めて、ループ(半ループも含む。)をつくり、メダカの通過孔10bとしてあることが好ましい。
この理由は、このように短冊状の網状部材を丸めて、ループ(半ループも含む。)をつくることによって、メダカの通過孔を効率的かつ簡易的に形成することができるためである。
したがって、メダカが、ループであるメダカの通過孔にさらに侵入しやすくなって、より高い産卵率を得ることができる。
なお、図1等に示すように、短冊状の網状部材を丸めて、所定の大きさのループをつくるとともに、そのまま保持しやすいように、短冊状の網状部材の片側または両側において、所定長さの切り込みを設けることも好ましい。
また、図2に示すように、産卵床10に設けてあるメダカの通過孔10bの数が、2〜6個であることが好ましい。
この理由は、このように複数のメダカの通過孔を設けることによって、複数のメダカが同時に侵入することができ、メダカの産卵率をさらに高めることができるためである。
すなわち、メダカの通過孔の数が2個未満となると、メダカの数にもよるが、産卵率が低下する場合があるためであり、一方、メダカの通過孔の数が6個を超えると、産卵床の大きさが過度になって、取り扱いが困難となる場合があるためであり、
したがって、産卵床に設けてあるメダカの通過孔の数を、2〜5個とすることがより好ましく、3〜4個とすることがさらに好ましい。
2.浮き部材
(1)形態
また、図1等に示すように、浮き部材12の形態についても特に制限されるものではないが、例えば、プレート状であることが好ましい。
この理由は、このような浮き部材であれば、産卵床を水面下の所定位置に精度良く配置することができるとともに、産卵後の取り扱いについても容易となるためである。
また、このような浮き部材であれば、撥水性や経済性に優れているばかりか、標識や識別部材等を容易に付することができる。
さらに、このようなプレート状の浮き部材であれば、水面に続く垂直孔やテーパ孔を容易に設けることができる。したがって、そこからエサを与えることにより、産卵床近辺にエサを集中的に撒くことができ、メダカへの集中性を高めて、ますます産卵率を高めることができる。
したがって、浮き部材がプレート状である場合、その厚さを8〜50mmの範囲内の値とすることが好ましく、その厚さを15〜40mmの範囲内の値とすることがより好ましく、その厚さを20〜30mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、浮き部材の平面形状についても特に制限されるものでなく、例えば、円形、楕円形、多角形、さらには異形であっても良い。
(2)材質
また、図1等に例示するように、浮き部材12が、発泡スチロールから構成してあることが好ましい。
この理由は、このような浮き部材であれば、適当に遮光して、その下方に日陰を形成することから、メダカが生理的に反発することなく、下方に設けてある産卵床に対して、安心して産卵することができるためである。
また、このような浮き部材であれば、撥水性や経済性に優れているばかりか、標識や識別票を容易に付することができるためである。
なお、発泡スチロール以外の他の浮き部材としては、木片、プラスチック片、中空ボール、船型浮き部材等が挙げられる。
3.連結部材
また、図1等に例示するように、産卵床10と、浮き部材12とが、連結部材16を介して、連結してあることが好ましい。
この理由は、このように構成することによって、産卵床と、浮き部材とを、強固かつ簡易的に連結することができるとともに、連結部材を錘として機能させ、産卵床を水面下の所定位置に精度良く配置することができるためである。
また、連結部材を所定長さ延長し、産卵床と、浮き部材との連結のみならず、産卵床を所定形状に保持するための保持部材として、機能させることも好ましい。すなわち、網状部材から構成された産卵床の一部または全体を、連結部材でもって、補強してあることが好ましい。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、産卵床と、当該産卵床を水面下に位置させるための浮き部材と、を含むメダカ用産卵床を用いたメダカの産卵方法であって、産卵床を、網状部材から構成するとともに、当該網状部材の開口径を0.3〜8mmの範囲内の値とし、かつ、円相当径が10〜50mmであるメダカの通過孔を設けたメダカ用産卵床を準備する工程と、水槽内に、メダカ用産卵床と、メダカと、を収容する工程と、水温10〜40℃の温度条件で、メダカを育成する工程と、を含むことを特徴とするメダカの産卵方法である。
以下、各工程に分けて、第2の実施形態のメダカの産卵方法について、具体的に説明する。
1.メダカ用産卵床の準備工程
第1の実施形態で説明したメダカ用産卵床を準備する工程である。したがって、メダカ用産卵床についての、ここでの更なる説明は省略する。
2.メダカの収容工程
所定大きさの水槽内に、第1の実施形態で説明したメダカ用産卵床と、メダカと、を収容する工程である。
ここで、水槽の形態としては、特に制限されるものではないが、例えば、発泡スチロールやオレフィン樹脂を代表とする樹脂製の箱型容器や、ガラス製の箱型容器であることが好ましい。
また、水槽の付属品として、エアレーション装置、温度管理装置、清浄装置、遮光装置、照明装置等を備えることも好ましい。
一方、水槽内に収容するメダカの種類は特に制限されるものでなく、例えば、クロメダカ、ヒメダカ、アオメダカ、シロメダカ、アルビノ、透明メダカ等の一種または二種以上の組み合わせである。
また、その大きさについても特に制限されるものでなく、例えば、体長が0.3〜5cmの範囲内の値であることが好ましい。
3.メダカの育成工程
メダカの育成工程は、所定温度として、水温10〜40℃の温度条件で、メダカを飼育する工程である。
すなわち、例えば、エアレーション装置を動作させ、空気をバブリングしながら、温度管理装置を動作させて、水温10〜40℃の温度条件で、市販のメダカ用飼料を用いて、所定期間メダカを育成する工程である。
この理由は、水温が10℃未満となると、メダカの種類にもよるが、動きが急激に低下し、産卵率が著しく低下する場合があるためである。一方、水温が40℃をこえると、生存可能範囲を超え、死滅したり、産卵率が著しく低下したりする場合があるためである。
したがって、メダカを育成するにあたり、水温を15〜30℃の範囲内の値とすることがより好ましく、水温を20〜28℃の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
4.メダカの産卵工程
メダカの産卵工程は、メダカを育成する途中で、メダカ用産卵床に対して、産卵させる工程である。
そして、メダカが産卵した場合、産卵直後に、産卵床を水槽外部に移動させ、メダカと、産卵床とを確実に分離することに留意する。
すなわち、メダカの習性で、産卵した卵を食してしまう場合があるためである。
この点、本発明のメダカ用産卵床であれば、簡易構造であって、かつ軽量であることから、産卵床を水槽外部に移動させることを、容易に取り扱うことが可能である。
なお、産卵床の色を、青色または黒色とすることによって、メダカが生理的に反発することなく、安心して産卵することができるという効果を得ることができる。
また、メダカの卵の色は、通常、薄黄緑色であることから、産卵床の色が青色または黒色であれば、目視にて、産卵床に産み付けられたメダカの卵を確認することができ、産卵床を水槽外部にさらに迅速に移動させることもできる。
[実施例1]
1.メダカ用産卵床の準備工程
開口径が4mmである青色網状部材(ポリプロピレン樹脂製)の原反を切断し、3枚の短冊状部材(縦:10cm、横:3cm)を準備した。
また、短冊状部材の両側に、2cm間隔で、長さ1cmの切り込みをそれぞれ設けた。
次いで、円相当径が30mmであるループを形成しながら、直径1mmの針金で、プレート状(縦:5cm、横:3cm、厚さ:2cm)の発泡スチロール製の浮き部材に取り付けた。
これを順次繰り返し、3つのループをメダカの通過孔として形成し、実施例1のメダカ用産卵床とした。
2.メダカ用産卵床を用いた育成工程
長さ30cm、横20cm、深さ18cmの発泡スチロール製の水槽を準備し、6000cm3の井戸水(一日天日放置)を収容した。
また、かかる水槽には、エアレーション装置および温度管理装置を付属品として配置した。
次いで、水槽内に、体長が約3.5cmである5匹のクロメダカ(オス2匹、メス3匹)を収容し、水温25〜30℃の温度条件で、市販のメダカ用飼料を用いて、約1週間、産卵育成実験を行った。
3.メダカ用産卵床の評価
(1)産卵率の評価
メダカ用産卵床1個に対する産卵数を測定し、産卵率を、以下の判断基準で評価した。
◎:メダカ用産卵床1個に対する産卵数が50個以上である。
○:メダカ用産卵床1個に対する産卵数が20個以上である。
△:メダカ用産卵床1個に対する産卵数が5個以上である。
×:メダカ用産卵床1個に対する産卵数が5個未満である。
(2)メダカの活発性評価
メダカの通過孔を介して、水槽内でのメダカの動きを目視観察し、メダカの活発性を以下の判断基準で評価した。
◎:全てのメダカが動いていることを、常時認識することができる。
○:全てのメダカが動いていることを、長時間にわたって認識することができる。
△:全てのメダカが動いていることを、時々認識することができる。
×:全てのメダカが動いていることを、ほとんど認識することができない。
(3)産卵の認識評価
メダカが産卵した卵を目視で観察し、産卵の認識性を以下の判断基準で評価した。
◎:メダカが産卵した卵を目視で、顕著かつ迅速に認識することができる。
○:メダカが産卵した卵を目視で、十分に認識することができる。
△:メダカが産卵した卵を目視で、ほぼ認識することができる。
×:メダカが産卵した卵を目視で、認識することができない。
(4)メダカ用産卵床の移動性評価
メダカが産卵した後のメダカ用産卵床の移動性を、以下の判断基準で評価した。
◎:メダカが産卵した後のメダカ用産卵床を極めて迅速に移動することができる。
○:メダカが産卵した後のメダカ用産卵床を迅速に移動することができる。
△:メダカが産卵した後のメダカ用産卵床をゆっくりであれば移動することができる。
×:メダカが産卵した後のメダカ用産卵床を移動することができない。
[実施例2〜4]
実施例2〜4においては、表1に示すように、網状部材の開口径、メダカの通過孔の数、およびメダカの通過孔の円相当径を変えて、実施例1と同様に、メダカ用産卵床の準備工程、メダカ用産卵床を用いた育成工程、およびメダカ用産卵床の評価を実施した。
[比較例1〜3]
比較例1〜3においては、表1に示すように、網状部材の開口径、メダカの通過孔の数、およびメダカの通過孔の円相当径を変えて、実施例1と同様に、メダカ用産卵床の準備工程、メダカ用産卵床を用いた育成工程、およびメダカ用産卵床の評価を実施した。
[比較例4]
比較例4においては、図5に示すメダカ用産卵床を準備し、実施例1と同様に、メダカ用産卵床を用いた育成工程、およびメダカ用産卵床の評価を実施した。
[比較例5]
比較例5においては、図6に示すメダカ用産卵床を準備し、実施例1と同様に、メダカ用産卵床を用いた育成工程、およびメダカ用産卵床の評価を実施した。
以上述べたように、本発明のメダカ用産卵床によれば、簡易な構成であっても、メダカの産卵率が高く、かつ、使い勝手に優れたメダカ用産卵床を提供することができるようになった。
特に、青色または黒色のメダカ用産卵床を用いることにより、メダカが生理的に反発することなく、安心して産卵することができるとともに、目視にて、産卵床に産み付けられたメダカの卵を確認することができるようになった。よって、所定色のメダカ用産卵床を用いることにより、産卵直後に、産卵床を水槽外部に移動させ、メダカと、産卵床とを確実に分離することができる。
また、本発明のメダカ用産卵床を用いたメダカの産卵方法によれば、網状部材から構成されているとともに、当該網状部材の開口径を所定範囲内の値とし、かつ、円相当径が所定範囲であるメダカの通過孔を有する産卵床と、当該産卵床を水面下に位置させるための浮き部材と、を含んだメダカ用産卵床を用いることによって、メダカの習性を利用して、高い産卵率を得ることができるようになった。
よって、今日、絶滅危惧種に指定されているメダカを、効果的に繁殖させたり、あるいは、容易に交配して、鑑賞用メダカ等を増殖させたりすることができる。
図1(a)〜(b)は、本発明のメダカ用産卵床の態様の一つ(メダカの通過孔が1つ)を説明するために供する図である(写真)。 図2(a)〜(b)は、本発明のメダカ用産卵床の態様の一つ(メダカの通過孔が3つ)を説明するために供する図である(写真)。 図3(a)〜(b)は、本発明のメダカ用産卵床の態様の一つ(メダカの通過孔が半ループ)を説明するために供する図である(写真)。 図4は、従来の浮遊産卵床の一つを説明するために供する図である。 図5は、従来のクロメダカと、シュロガヤツリを、同一水槽内で行う飼育・栽培システムを説明するために供する図である。 図6は、メダカ産卵用擬似ホテイアオイを用いた飼育システムを説明するために供する図である。
符号の説明
10:産卵床
10a:網状部材
10b:メダカの通過孔
12:浮き部材
14:メダカ用産卵床
16:連結部材

Claims (8)

  1. 産卵床と、当該産卵床を水面下に位置させるための浮き部材と、を含むメダカ用産卵床であって、
    前記産卵床を、網状部材から構成するとともに、当該網状部材の開口径を0.3〜8mmの範囲内の値とし、かつ、円相当径が10〜50mmであるメダカの通過孔を設けることを特徴とするメダカ用産卵床。
  2. 前記網状部材が短冊状であって、当該短冊状の網状部材を丸めて、ループをつくり、前記メダカの通過孔とすることを特徴とする請求項1に記載のメダカ用産卵床。
  3. 前記産卵床に設けてあるメダカの通過孔の数を、2〜6個の範囲内の値とすることを特徴とする請求項1または2に記載のメダカ用産卵床。
  4. 前記産卵床の色を、青色または黒色とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のメダカ用産卵床。
  5. 前記浮き部材を、発泡スチロールから構成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のメダカ用産卵床。
  6. 前記浮き部材を、プレート状とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のメダカ用産卵床。
  7. 前記産卵床と、前記浮き部材とが、連結部材を介して、連結してあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のメダカ用産卵床。
  8. 産卵床と、当該産卵床を水面下に位置させるための浮き部材と、を含むメダカ用産卵床を用いたメダカの産卵方法であって、
    前記産卵床を、網状部材から構成するとともに、当該網状部材の開口径を0.3〜8mmの範囲内の値とし、かつ、円相当径が10〜50mmであるメダカの通過孔を設けたメダカ用産卵床を準備する工程と、
    水槽内に、前記メダカ用産卵床と、メダカと、を収容する工程と、
    水温10〜40℃の温度条件で、メダカを育成する工程と、
    を含むことを特徴とするメダカの産卵方法。
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