JP5110903B2 - スリーブ製造方法、動圧軸受装置及びスリーブ製造装置 - Google Patents

スリーブ製造方法、動圧軸受装置及びスリーブ製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、HD(ハードディスク)等の記録媒体を回転駆動するモータの中で、軸受隙間に生じる流体の動圧作用で軸部材を非接触支持するスリーブを製造するスリーブ製造方法及びスリーブ製造装置に関する。
動圧軸受装置は、情報機器、例えばHDD(ハードディスクドライブ)等の磁気ディスク装置、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM/RAM等の光ディスク装置等のスピンドルモータ、あるいはレーザープリンタのポリゴンモータ用として使用されている。
1.8インチ以下の小型HDDでは、その多くがモバイル機器への使用を目的としているため、2.5インチHDDや3.5インチHDDに比べ、耐衝撃性や静音性等、厳しい仕様が要求されている。上記各種HDD内部のモータには、高回転精度の他、高速化、低コスト化、低騒音化等が求められているが、モータに対するこれらの要求性能を決定する構成要素の1つにモータのスピンドルを支持する軸受がある。
近年モータの軸受(スリーブ)には従来のボールベアリングに替わり、軸または軸受部品の一方に動圧発生用の溝が形成された動圧型の流体軸受が採用されている。この流体軸受は、軸受と回転軸との間に空気、又は潤滑油を充填させた構成となっており、回転軸は軸受とは非接触状態で回転するため、金属間の摩擦による騒音の発生はなく、高い耐衝撃性、低い振動性といった優れた特徴を有している。そのため、上記要求性能に優れた特性を有する動圧軸受の使用が検討され、あるいは実際に使用されている。
この動圧溝形状の形成法には以下のような方法がある。
旋盤などで軸受用のガイド穴を貫通させた被加工物に対して、ガイド軸の先端近傍の外周面に被加工物内径よりも僅かに径が大きくなるよう硬質のボールを相互に接触するよう放射状に複数配置した溝加工用ツールを軸方向に移動させ押し込み、回転方向と軸方向にそれぞれ回転速度と移動速度を与え、転造加工する方法で溝の形状を成形する。(特許文献1参照)
また、外周面に溝形状凸部を有し且つ軸方向に複数のスリットを有した硬質材料で形成された割り金型を、中央に貫通穴を有した略円筒状の軟質材料の被加工物に挿入し、被加工物の他方側の開口部から先端部が窄まったシャフトを押し込むことにより、割り金型の外径を広げ、溝形状凸部が軟質材料の内周面に食い込むことにより凹部溝形状を形成する方法もある。(特許文献2参照)
特開平7-299524号公報 特開2004-148385号公報
しかしながら上記特許文献1に記載された従来の方法では、転造加工のため、溝形状の加工の際に被加工物の形状に歪みが生じ、再度切削等の加工を施す必要があり、工程数が多くなりコスト高となる。また、溝加工用ツールの回転速度と軸方向の移動速度のバランスを調整することが困難であり、それぞれの速度の変化により溝形状が変化してしまうため、精度にバラツキが生じやすい。また、一つあたりの加工時間が長くかかるため生産性が悪い。
上記特許文献2に記載された方法では、割り金型の凸部の深さや挿入するシャフトの径などを変えることにより所望の溝深さを成形することは可能であるが、割り金型にスリットが入っているため、連続した溝形状を一度で成型することはできず、一度挿入した金型を取り外し、軸周りに回転させて再度挿入するか、または形状の異なる割り金型を挿入して溝形状をつなぎ合わせる等、2段階以上の工程を要する。さらに、複数回加工を行うことにより溝深さや形状など連続して等しくなるように高精度に成形することは困難である。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は溝形状を高精度に、かつ短時間で効率良く形成することができるとともに、さらには工程数を少なくすることにより製造コストを低減することが可能であるスリーブ製造方法、動圧軸受装置及びスリーブ製造装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
本発明に係る第1の特徴は、成型金型を用いて、軸部材の外周を回転自在に支持するスリーブを製造するスリーブ製造方法であって、前記成型金型は、略円筒状の外周面に動圧溝を形成するために用いられる凸部が形成されたコア部を有する第1金型と、前記コア部が嵌め込まれる第2金型とを備えており、前記コア部の外周面と前記第2金型の内周面との間に、前記コア部よりも熱膨張率の小さい前記スリーブを配置する工程と、少なくとも前記コア部及び前記スリーブを加熱することにより、前記凸部に対応する前記動圧溝を前記スリーブの内周面に転写させ、前記第2金型でスリーブの外形を形成する転写工程と、前記コア部及び前記スリーブを冷却することにより、前記スリーブを前記第1金型及び前記第2金型から取り除く型除去工程とを具備することを要旨とする。
かかる特徴によれば、スリーブ及びコア部が加熱させられると、スリーブが軟化、あるいは溶融し、その状態で前記第2金型を利用して前記スリーブの加圧を行うと、前記スリーブの内周面はコア部の凸部に埋入する。一方、スリーブの熱膨張率がコア部の熱膨張率よりも小さい。このため、スリーブ及びコア部が冷却させられると、コア部は前記スリーブよりも大幅に縮むことにより、埋入された凸部とスリーブの内周は引き離されるとともに、当該凸部が埋入されていた部分に動圧溝が形成される。これにより、コア部及びスリーブを加熱・冷却するだけで、スリーブの内周面に動圧溝が形成されるため、従来技術よりも動圧溝を形成するための工数及び製造時間を少なくすることができ、製造コストを低減させることができる。また、動圧溝を形成するための凸部を有するコア部が従来技術のように「割り金型」ではなく、コア部及びスリーブを加熱・冷却して動圧溝を形成するにより、当該凸部に対応する動圧溝を連続して形成することができるため、従来よりも高精度にスリーブを製造することができる。
すなわち、本発明の特徴によれば、従来技術よりも動圧溝を形成するための工数及び製造時間を少なくすることができ、製造コストを低減させることができると共に、高精度にスリーブを製造することができる。
本発明に係る第2の特徴は、本発明に係る第1の特徴に係り、第2金型は、スリーブを、コア部と同心に設置され、型除去工程は、コア部及びスリーブを冷却することにより生じるコア部とスリーブの内周面との隙間を保ちながら第1金型から取り除いた後、第2金型から取り除くことであることを要旨とする。
本発明に係る第3の特徴は、本発明に係る第2の特徴に係り、スリーブの動圧溝が形成される成型材料は、金属ガラスであることを要旨とする。
本発明に係る第4の特徴は、本発明に係る第1の特徴又は第2の特徴のいずれかに係り、前記凸部は前記スリーブの内周方向に沿う複数列の内周動圧溝を形成するために用いられる第1凸部を有し、前記転写工程では、前記第1凸部に対応する前記内周動圧溝のそれぞれが同時に形成されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、第1凸部に対応する内周動圧溝のそれぞれが同時に形成されることにより、複数の内周動圧溝を有するスリーブをより短時間で製造することができる。
本発明に係る第5の特徴は、本発明に係る第1の特徴から第4の特徴の何れかに係り、前記コア部は、前記コア部の中心軸の半径方向に延びて広径した鍔状のフランジ部を外周面に有し、前記凸部は、前記フランジ部に配置され、前記スリーブの一端面に一端面動圧溝を形成するために用いられる第2凸部を有し、前記転写工程では、前記第2凸部に対応する前記一端面動圧溝が形成されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、コア部及びスリーブを加熱、加圧、冷却するだけで、内周動圧溝だけではなく、一端面動圧溝も高精度に製造することができる。
本発明に係る第6の特徴は、本発明に係る第5の特徴に係り、前記凸部は、前記第2金型に配置され、前記スリーブの前記一端面とは逆側の他端面に他端面動圧溝を形成するために用いられる前記第3凸部を有し、前記転写工程では、前記第3凸部に対応する前記他端面動圧溝が形成されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、コア部及びスリーブを加熱、加圧、冷却するだけで、内周動圧溝、一端面動圧溝だけではなく、さらに他端面動圧溝も高精度に製造することができる。
本発明に係る第7の特徴は、本発明に係る第6の特徴に係り、前記転写工程では、前記第1凸部、前記第2凸部及び前記第3凸部のそれぞれに対応する動圧溝が同時に形成されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、内周動圧溝、一端面動圧溝及び他端面動圧溝のそれぞれが同時に形成されることにより、それぞれ機能の異なる動圧溝を短時間で製造することができる。
本発明に係る第8の特徴は、本発明に係る第1の特徴から第7の特徴のいずれかに係るスリーブ製造方法によって製造されたスリーブと、前記スリーブの内周に対して一定の隙間を空けた状態で前記スリーブに挿入される軸部材と、前記隙間に供給された流体とを備え、前記軸部材が中心軸周りで回転させられて前記流体が前記動圧溝に流れ込むことよって、前記軸部材が前記スリーブから離間させられる動圧軸受装置であることを要旨とする。
本発明に係る第9の特徴は、本発明に係る第8の特徴に係る動圧軸受装置と、前記軸部材に回転力を与えるロータマグネットと、前記ロータマグネットに磁界を与えるステ−タコイルとを備えるモータであることを要旨とする。
本発明に係る第10の特徴は、成型金型を用いて、軸部材の外周を回転自在に支持するスリーブを製造するスリーブ製造装置であって、前記成型金型は、略円筒状の外周面に動圧溝を形成するために用いられる凸部が形成されたコア部を有する第1金型と、前記コア部が嵌め込まれる第2金型とを備えており、前記コア部の外周面と前記第2金型の内周面との間に、前記コア部よりも熱膨張率の小さい前記スリーブを配置する配置部と、加熱した前記コア部及び前記スリーブに対し、溶融又は軟化した前記スリーブを前記第2金型により加圧して前記凸部に対応する前記動圧溝を前記スリーブの内周面に転写させ、前記第2金型でスリーブの外形を形成する転写部と、前記コア部を冷却させることにより前記スリーブを前記第1金型及び前記第2金型から取り除く除去部とを具備することを要旨とする。
物質はそれぞれ固有の熱膨張率を有するため、加熱時と冷却時の温度変化における体積変化は物質により異なる。そこで、本発明では、この熱膨張率の違いを利用して成型を行うことを特徴としており、成型材料と金型の熱膨張率が異なる部材を利用すれば、成型材料とコア部との間に数μm程度の隙間ができ、成型後に金型を取り除くことが容易となり、スリーブ製造の工程数を減らすことができる。
また、本発明の動圧軸受部品の製造方法の中で成型材料に金属ガラスを使用する方法において、金属ガラスは過冷却状態において、液体状態よりも粘性係数が高く水飴のような状態であり、金属ガラスはこの過冷却状態を長く保持することができるため、この溶融状態の間に成型をすることが可能であり、材料の融点よりも低い温度で成型を行うことが可能である。
また、多くの金属では、溶融状態から凝固する際に、原子または分子が凝集して結晶化するため体積が収縮してしまうが、金属ガラスは条件により液体状態と同様に原子分布がランダムな状態のまま凝固するため、凝固時の体積収縮は小さく、100ナノメートル程度の微細な凹凸形状を持った型の形状でも正確に転写することができ、高精度にスリーブを成型することが可能である。
よって、本発明の製造方法において、金属ガラス材料を用いて成型を行うと高精度に溝形状や外形を成型することができ、同時に回転軸方向に複数段の溝形状を成型することも可能である。
以上により、本発明に係る動圧軸受部品製造方法によれば、溝形状と外形形状の成型が一度で行え、且つ転造等のように加工時の形状の歪みなどが発生せず、後処理をする必要がないため短時間で効率よく部品を製造することができる。
本発明によって製造されたスリーブは、高精度に成型された動圧溝形状を有しているため、設計思想に基づく高回転精度でシャフトを安定的に回転支持することができる。
また、本発明により製造されたスリーブは高精度の溝形状を有しているため、回転軸に対して軸振れや軸の偏り等が起こらず、安定して回転支持されるため、低騒音で信頼性の高いモータを製造することができる。
本発明の特徴によれば、溝形状を高精度に、かつ短時間で効率良く形成することができるとともに、さらには工程数を少くすることにより製造コストを低減することができる。
以下に本発明の第1実施形態の動圧軸受スリーブの製造方法について、図1〜図4を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る流体動圧軸受部品であるスリーブの製造方法が適用された動圧軸受スリーブの製造装置を示した図である。この製造装置は、略円柱状のコア部1aを備えた下金型1(第1金型)と、コア部1aが嵌め込まれ、下金型1に対し相対的にスライド可能な上金型2(第2金型)とを備えている。なお、下金型1及び上金型2は、成型金型を構成する。
下金型1のコア部1aは、スリーブの内周方向に沿う複数列のラジアル溝形状4a(内周動圧溝)を形成するために用いられる凸部溝形状1b(第1凸部)を外周面に有している。この凸部溝形状1bはヘリングボーンと呼ばれる溝形状となっており、凸部の高さはおよそ5μm程度である。また、前記凸部溝形状1bは回転軸方向に複数列形成されている。
下金型1と上金型2の間で成型される成型材料3は、中央にコア部1aの外径よりも若
干径の大きい貫通穴を有し、円筒状に形成されており、下金型1のコア部1aに挿入する
ことが可能である。また、成型材料3の熱膨張率は、少なくとも下金型よりも小さいものとする。成型材料3は、スリーブを構成する。
次に、この実施形態に係る動圧軸受スリーブの製造装置を用いて、スリーブ及びスリーブ内周面の溝形状を製造する方法について図1と図2−a〜図2−dを用いて説明する。図2は本発明による動圧軸受スリーブの成型工程を示す図であり、図2−aは下金型1に対して成型材料3と上金型2を設置し、加熱しながら上金型2に圧力を印加し、成型材料3を加圧した状態を示す。図2−bは図2−aで加熱、加圧した後、成型材料が冷却された後の状態を示す。図2−cは冷却後、成型材料3から金型を取り外す状態を示す。図2−dは図2−a〜図2−cの工程により成型された動圧軸受スリーブを表す。
本発明に係る製造工程を以下(1)〜(4)に示す。
(1)図1に示すように、成型材料3の中央貫通穴を前記下金型1のコア部1aに挿入す
る。
(2)次に、図2−aに示すように、上金型2を下金型1に対し、上部方向から被せるように組み合わせる。この時、コア部1aと上金型2が同心円になるように設置する。
(3)次ぎに、成型材料3を上金型2と下金型1の間で加熱し、加圧する。この時、下金型1のコア部1aのヘリングボーン形状の凸部溝形状1bに成型材料3の内周面が食い込み、成型材料3の内周面には凹部溝形状が形成され、ラジアル方向の動圧を発生させる溝となっている。また、上金型2で外形形状を形成する(転写工程)。
(4)このようにして成型材料3の外形形状と、内周面凹部溝形状が成型された後、上
金型2及び下金型1及び成型材料3を冷却する。冷却することにより、下金型1、上金型2及び成型材料3は温度差により各々体積が変化する。前述したように、成型材料3の熱膨張率は少なくとも下金型コア部1aよりも小さいため、図2−bに示すように、成型材料3の内径よりも下金型1のコア部1aの外径の方がより収縮が大きい。よってこの熱による変化の違いを利用して、図2−cに示すように、成型材料3から下金型1を取り外すことができる。
図2−dは以上説明した本発明に係る動圧軸受スリーブの製造方法により得られたスリーブ4であり、外形形状と共に内周面にラジアル溝形状4aが形成されている。ここで、コア部1aには凸部溝形状1bがコア部1aの内周方向に沿って複数列形成されている。このため、コア部1a及び成型材料3が加熱され、加圧した後冷却することにより、複数列の凸部溝形状1bに対応するラジアル溝形状4aが成型材料3に同時に形成される。
尚、上記実施例では、成型材料3を上金型2と下金型1の間に挿入した後、加熱・加圧して成型をしたが、あらかじめ上金型2と下金型1を合わせた状態で溶融した成型材料3を流し込んでも同様の効果が得られる。
成型材料3には、少なくとも下金型より熱膨張率が小さい材料が用いられるが、特に金属ガラスが最適である。以下、金属ガラスを用いた場合の動圧軸受スリーブの製造方法について説明する。
下金型1のコア部1aは、例えばアルミ合金などを使用する。
熱膨張率は、温度変化1℃あたりの物体の長さ・体積が膨張する割合を示したものである。温度の上昇により長さが変化する割合を線膨張率(線膨張係数)といい、線膨張率をαとすると 長さLの物体はΔT温度が変化すると、以下の式、
ΔL=α・L・ΔT (1)
に表されるように、ΔLだけ長さが変化する。
成型材料3の内周面の直径が約3mm程度の場合、室温に対して300℃程度まで加熱し、室温へ冷却すると前記下金型1のコア部1aの半径は1.490mm、成型材料の貫通穴の半径が1.495mmとなる。コア部1aと成型材料3との間には約5μm程度の隙間が形成される。また、前記隙間が形成されると同時に、成型材料3の内周部には前記隙間と同等の、約5μmの凹部溝形状が形成される。
成型後に上記隙間ができることにより、下金型1のコア部1aは成型材料3から容易に取り外すことができる。その後、上金型2を成型材料3から取り外すことにより、図2−dに示すように、内周面に凹部ラジアル溝形状4aを備えたスリーブ4が製造される。
かかる特徴によれば、成型材料3及びコア部1aが加熱させられると、成型材料3の一部が溶融、又は軟化する。その後成型材料3を加圧すると成型材料3の内周はコア部1aの凸部に埋入される。一方、成型材料3の熱膨張率がコア部1aの熱膨張率よりも小さい。このため、成型材料3及びコア部1aが冷却させられると、コア部1aがより大幅に縮むことにより、埋入された凸部が成型材料3の内周から引き離されるとともに、当該凸部が埋入されていた部分に動圧溝が形成される。これにより、コア部1a及び成型材料3を加熱、加圧、冷却するだけで、成型材料3の内周面に動圧溝が形成されるため、従来技術よりも動圧溝を形成するための工数及び製造時間を少なくすることができ、製造コストを低減させることができる。また、動圧溝を形成するための凸部を有するコア部が従来技術のように「割り金型」ではなく、コア部及びスリーブを加熱・冷却して動圧溝を形成するにより、当該凸部に対応する動圧溝を連続して形成することができるため、従来よりも高精度にスリーブを製造することができる。
すなわち、本発明の特徴によれば、従来技術よりも動圧溝を形成するための工数及び製造時間を少なくすることができ、製造コストを低減させることができると共に、高精度にスリーブを製造することができる。
以上説明した本発明に係る動圧軸受スリーブの製造方法によれば、外形形状と動圧溝形状の成型が同時に行えるので製造工程が少ないため、低コストで部品製作を行うことができる。更に、成型材料に金属ガラスを用いることにより高精度な溝形状を持った動圧軸受のスリーブ4を形成することが可能である。
スリーブは流体軸受装置においてハブが安定して回転するために高精度で形成されている必要があるが、本発明に係る製造方法を用いてスリーブの製造を行うことにより、短時間で高精度なスリーブを製造することが可能である。
図3は本発明に係る動圧軸受スリーブの製造に用いる下金型11を示している。図3に示す下金型11のコア部1aは、コア部1aの中心軸の半径方向に延びて広径した鍔上のフランジ部を有する。そのフランジ部にスラスト動圧溝(一端面動圧溝)を形成するための凸部溝形状11b(第2凸部)が形成されている点が図2で説明した実施の形態と異なる。図4は図3の工程により成型されたスリーブを示す。この下金型11を用いて、図2と同様にスリーブを成型した場合、図4に示すスラスト動圧溝4bがスリーブの上面にラジアル動圧溝と同時に成型することができる。従って、スリーブの外形形状、ラジアル動圧溝及びスラスト動圧溝を短時間に精度良く得ることができる。
図5は本発明による動圧軸受スリーブの成型工程を示す図であり、上面内周側に凸部溝形状が形成された上金型2'を用いて成型を行う工程を示している。図5に示すように、上金型2'の内部上面にスラスト動圧溝(他端面動圧溝)を形成するための凸部溝形状2a'(第3凸部)が形成されている点が図2で説明した実施の形態と異なる。この上金型2'を用いて、図2と同様にスリーブを成型する場合、図4に示すようにスリーブ4の面上にスラスト動圧溝4bを外形形状(又はラジアル動圧溝)と同時に形成することができる。従って、ラジアル動圧溝4aと同様、短時間で高精度な外形と溝形状を有するスリーブを得ることができる。
次に、本発明に係る動圧軸受スリーブの製造方法に基づくスリーブ4を用いた記録媒体駆動装置について図6を用いて説明する。図6に示すように記録媒体駆動装置は、ベース基板13にスピンドルモータ8と情報を記録する記録媒体(ディスク)Dを備え、スピンドルモータ8の一部品であるスリーブ4はベース基板13に圧入され、固定されている。
スピンドルモータ8は、シャフト9aを有する軸周りに回転可能なハブ9と、シャフト9a(軸部材)を回転自在に支持するラジアル軸受部4aを有するスリーブ4と、これらの間に充填され回転時にシャフト9aに対して動圧を発生する潤滑油14(流体)と、ハブ9の外周に固定された永久磁石10(ロータマグネット)と、永久磁石10を囲むように配置されたステータ12とを備えた構造となっている。なお、ステータ12はコイル12aとステータコア12bとで構成されている。また、回転時や衝撃が加わった際などに潤滑油14が漏れ出ないように図示しないシール部が備わっている。
スリーブ4にはシャフト9aが回転自在に挿入されており、スリーブ4の内周面側にはヘリングボーンと呼ばれるラジアル動圧溝4aが複数列設けられてシャフト9aの軸受部となっている。また、抜け止め4cにより、回転時にハブ9が外れることがないようハブ9はスリーブ4に回転自在に固定されている。また、スリーブ4の上面にはスラスト動圧軸受部4bが形成されており、回転時にハブ9の底面に対して動圧を発生させ、上下方向を支持した構成となっている。
スリーブ4は流体軸受を構成する部品であり、ハブ9が安定して回転保持されるために高精度な外形形状、溝形状、溝深さであることが重要である。
本発明に係る動圧軸受スリーブの製造方法により製造されたスリーブは外形形状、内周面及び動圧溝形状を同時に成型できるため形状の精度がよく、また、成型材料に金属ガラスを用いるとさらに高精度な外形形状及び溝形状を成型することができる。
このような構成のスピンドルモータ8を回転させる場合について説明する。スピンドルモータ8のコイル12aに所定の電流が供給されるとステータコア12bが励磁され磁界が発生し永久磁石10に回転力が与えられる。その結果、ハブ9、シャフト9a、ディスクD、永久磁石10が回転する。この時、シャフト9aとスリーブ4との間に充填されている潤滑油14が動圧溝にかき集められ、シャフト9aは非接触状態で浮上し支持され回転を行う。
以上説明したように、本発明に係る第1実施形態の動圧軸受スリーブの製造方法により製造したスリーブは外形形状、内周面及び動圧溝を同時に成型できるため精度が良く、低コストで製造することができる。また、成型材料に金属ガラスを用いることにより更に高精度な溝形状を有するスリーブの成型を行うことができる。そして、本発明により成型されたスリーブをスピンドルモータへ適用すれば、高精度な溝形状により、高回転精度で信頼性の高いモータを得ることが可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る動圧スリーブ製造方法の第2実施形態を図7−a及び図7−bを参照して説明する。
図7−a、図7−bは本発明に係る動圧軸受スリーブの製造装置を示す図であり、
図7−aは本発明に係る動圧軸受スリーブの製造方法の第2実施形態が適用された動圧軸受スリーブの製造装置を示す。製造装置は、外周面に凸部溝形状11b'を備えたコア部11a'を有する下金型11'と下金型11'に対して、相対的にスライド可能な上金型22を具備する。図7−bは、図7−aの製造装置を用いてスリーブを成型する工程を示す。
図7−a、図7−bに示すように、コア部11a'よりも若干径の大きい貫通孔を有したスリーブ筒体7を下金型11'に設置する。次に、コア部11a'とスリーブ筒体7の隙間に成型材料6を挿入する。上金型22を取り付けることによりスリーブ筒体外形を固定し、少なくとも下金型コア部11a'及びコア成型材料6を加熱する。但し、成型材料6の熱膨張率は、下金型11'よりも小さいものとする。
加熱により成型材料6を軟化状態、又は溶融状態にし、下金型コア部11a'とスリーブ筒体7の隙間に対し、成型材料6を図示しない冶具を用いて上部方向から押し込むように加圧する。従って、コア部11a'とスリーブ筒体7の隙間に押し込まれた成型材料6は、スリーブ筒体7に接合され、更にコア部11a'の凸部溝形状11b'が転写される。
その結果、スリーブ筒体7の内周部に成型材料6がインサート成型される。その後、コア部11a'および成型材料6を冷却する。この時、前述したように、成型材料6の熱膨張率は下金型11'の熱膨張率よりも小さいため、冷却後の収縮は下金型11'の方が大きい。そのため、第1実施形態の時と同様、下金型コア部11a'と成型材料の間に隙間が形成され、下金型11'を成型材料6から容易に取り外すことができる。
このようにして、本発明による第2実施形態の動圧スリーブの製造方法を用いてスリーブの製造を行うと、短時間で精度良くラジアル溝形状の成型を行うことが可能である。
また、図8−aは内側に凸部溝形状を有する上金型22'を用いて動圧軸受スリーブの製造を行う製造装置を示しており、図8−bは図8−aの製造装置を用いてスリーブを製造する工程を示している。
図8−aに示すように、上金型22'の上部内周面に凸部溝形状22a'が形成されている点が図7で説明した実施の形態と異なる。この上金型22'を用いて、スリーブ筒体7の上金型22'に対する高さと、隙間に押し込む成型材料6の量を調整する。図7に示す実施の形態と同様に、スリーブ筒体7、成型材料6、上金型22'を設置する。続いて、図8−bに示すように、少なくとも下金型コア部11a'と成型材料6を加熱する。成型材料6が軟化状態、又は溶融状態となった時、成型材料6を図7−aの工程と同様に、図示しない冶具によって押し込む。この時、スラスト軸受部分にも成型材料6が流れ込むように加圧する。従って、ラジアル動圧溝と同時にスラスト動圧溝を成型することが可能である。
以上説明したように、本発明に係る第2実施形態の動圧軸受スリーブの製造方法を用いると、複数列の動圧溝を一度で成型できるため、精度の良い溝形状を得ることができる。また、成型材料に金属ガラスを用いると、更に精度の高い溝形状を得ることができる。また、複数列の溝形状を同時に成型することができるため、短時間でスリーブの製造を行うことができ、低コストでの部品製造を行うことができる。
なお、凸部溝形状1b、11a、11b'、2a'、11b、22a'は、凸部を構成する。
なお、上記製造方法を用いたスリーブ製造装置(不図示)は、コア部の外周面と下金型の内周面との間に、コア部よりも熱膨張率の小さい成型材料を配置する配置部(不図示)と、加熱したコア部及び成型材料に対し、成型材料が溶融又は軟化した状態で加圧されコア部凸部に成型材料の内周面が圧接されることにより、凸部に対応する動圧溝をスリーブの内周面に転写させる転写部(不図示)と、コア部及び成型材料を冷却させることにより成型材料をコア部及び下金型から取り除く除去部(不図示)とを具備する。
本発明に係る第1実施形態の動圧軸受スリーブの製造装置を示す図である。 本発明に係る動圧軸受スリーブの製造工程を示す図である。 本発明に係る動圧軸受スリーブの成型工程を示す図である。 本発明に係る動圧軸受スリーブの成型工程を示す図である。 本発明に係る製造方法により製造された動圧軸受スリーブを示す図である。 本発明に係る動圧軸受スリーブの製造装置を示す図である。 本発明に係る製造方法により製造された動圧軸受スリーブを示す図である。 本発明に係る動圧軸受スリーブの製造装置である下金型を示す図である。 本発明に係る第1実施形態の記録媒体駆動装置を示す概略断面図である。 本発明に係る第2実施形態の動圧軸受スリーブの製造装置を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の動圧軸受スリーブの成型工程を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の動圧軸受スリーブの製造装置を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の動圧軸受スリーブの成型工程を示す図である。
符号の説明
1、1'、11、11' 下金型
1a、11a' コア部
1b、11a、11b' 凸部溝形状(ラジアル)
2、2'、22、22' 上金型
2a'、11b、22a' 凸部溝形状(スラスト)
3、3'、7 成型材料
4 スリーブ
4a ラジアル動圧溝
4b スラスト動圧溝
4c 抜け止め
6 スリーブ筒体
8 スピンドルモータ(モータ)
9 ハブ
9a シャフト(軸体)
10 永久磁石
12 ステータ
12a コイル
12b ステータコア
13 ベース基板
14 潤滑油
D ディスク(記録媒体)

Claims (10)

  1. 成型金型を用いて、軸部材の外周を回転自在に支持するスリーブを製造するスリーブ製造方法であって、
    前記成型金型は、略円筒状の外周面に動圧溝を形成するために用いられる凸部が形成されたコア部を有する第1金型と、前記コア部が嵌め込まれる第2金型とを備えており、
    前記コア部の外周面と前記第2金型の内周面との間に、前記コア部よりも熱膨張率の小さい前記スリーブを配置する工程と、
    前記コア部及び前記スリーブを加熱することにより、前記凸部に対応する前記動圧溝を前記スリーブの内周面に転写させ、前記第2金型でスリーブの外形を形成する転写工程と、
    前記コア部及び前記スリーブを冷却することにより、前記スリーブを前記第1金型及び前記第2金型から取り除く型除去工程と
    を具備することを特徴とするスリーブ製造方法。
  2. 前記第2金型は、前記コア部と同心に設置され、
    前記型除去工程は、
    前記スリーブを、前記コア部及び前記スリーブを冷却することにより生じる前記コア部と前記スリーブの内周面との隙間を保ちながら前記第1金型から取り除いた後、前記第2金型から取り除くことを特徴とする請求項1のスリーブ製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のスリーブ製造方法であって、
    前記スリーブの前記動圧溝が形成される成型材料は、金属ガラスであることを特徴とするスリーブ製造方法。
  4. 請求項1又は請求項2の何れかに記載のスリーブ製造方法において、
    前記凸部は、前記スリーブの内周方向に沿う複数列の内周動圧溝を形成するために用いられる第1凸部を有し、
    前記転写工程で、前記第1凸部に対応する前記内周動圧溝のそれぞれが同時に形成されることを特徴とするスリーブ製造方法。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載のスリーブ製造方法であって、
    前記コア部は、前記コア部の中心軸の半径方向に延びて広径した鍔状のフランジ部を外周面に有し、
    前記凸部は、前記フランジ部に配置され、前記スリーブの一端面に一端面動圧溝を形成するために用いられる第2凸部を有し、
    前記転写工程では、前記第2凸部に対応する前記一端面動圧溝が形成されることを特徴とするスリーブ製造方法。
  6. 請求項5に記載のスリーブ製造方法であって、
    前記凸部は、前記第2金型に配置され、前記スリーブの前記一端面とは逆側の他端面に他端面動圧溝を形成するために用いられる前記第3凸部を有し、
    前記転写工程では、前記第3凸部に対応する前記他端面動圧溝が形成されることを特徴とするスリーブ製造方法。
  7. 請求項6に記載のスリーブ製造方法であって、
    前記転写工程では、前記第1凸部、前記第2凸部及び前記第3凸部のそれぞれに対応する動圧溝が同時に形成されることを特徴とするスリーブ製造方法。
  8. 請求項1から請求項7の何れかに記載のスリーブ製造方法によって製造されたスリーブと、前記スリーブの内周に対して隙間を空けた状態で前記スリーブに挿入される軸部材と、前記隙間に供給された流体とを備え、
    前記軸部材が中心軸周りで回転させられて前記流体が前記動圧溝に流れ込むことよって、前記軸部材が前記スリーブから離間させられる動圧軸受装置。
  9. 請求項8に記載の動圧軸受装置と、
    前記軸部材に回転力を与えるロータマグネットと、
    前記ロータマグネットに磁界を与えるステ−タコイルと
    を備えることを特徴とするモータ。
  10. 成型金型を用いて、軸部材の外周を回転自在に支持するスリーブを製造するスリーブ製造装置であって、
    前記成型金型は、略円筒状の外周面に動圧溝を形成するために用いられる凸部が形成されたコア部を有する第1金型と、前記コア部が嵌め込まれる第2金型とを備えており、
    前記コア部の外周面と前記第2金型の内周面との間に、前記コア部よりも熱膨張率の小さい前記スリーブを配置する配置部と、
    前記コア部及び前記スリーブを加熱することにより、前記凸部に対応する前記動圧溝を前記スリーブの内周面に転写させ、前記第2金型でスリーブの外形を形成する転写工程と、
    少なくとも前記コア部及び前記スリーブを冷却することにより、前記スリーブを前記第1金型及び前記第2金型から取り除く型除去工程と
    を具備することを特徴とするスリーブ製造装置。
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