JP5110043B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測光装置及び撮像装置に関する。
従来より、一眼レフタイプの様々なデジタルカメラが考えられている。例えば、特許文献1の発明では、ファインダの像を画像センサによって撮像し、得られた画像データに基づいてシーンの解析を行う一眼レフカメラが、開示されている。
特開2006−203346号公報
ところで、一眼レフタイプのデジタルカメラには、ファインダの光路中に、オートフォーカス(以下、「AF」と称する)の検出点を示すAF枠やAFエリアの指標などをスーパーインポーズ表示するものがある。
このようなデジタルカメラにおいては、AF枠やAFエリアの指標などの像が解析用画像センサに映り込むと、解析結果に影響を与えるおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、光学系の光路中に指標が存在する場合でも、その影響を受けることなく正確な解析結果を得ることを目的とする。
本発明の測光装置は、光学系からの像を、該光学系の光路中に配置された表示と非表示とを切り替え可能な指標を介して撮像する撮像素子と、前記指標が表示された状態で前記撮像素子により撮像された第1の画像と、前記指標が非表示の状態で前記撮像素子により撮像された第2の画像との差に基づいて、前記撮像素子により撮像される前記第1の画像および前記第2の画像とは異なる第3の画像の補正を行う補正部とを備える。
なお、前記補正部は、前記差に基づいて、前記撮像素子によって撮像された画像における前記指標の像の位置を検出し、検出結果に基づいて前記補正を行っても良い。
また、前記補正部は、前記指標の像の位置に基づいて、前記第3の画像のうち、前記位置に対応する部分の画像に対して前記補正を行っても良い。
また、前記第1の画像および前記第2の画像は、同じ撮像条件で前記撮像素子により撮像されても良い。
本発明の撮像装置は、光学系からの像を、該光学系の光路中に配置された表示と非表示とを切り替え可能な指標を介して撮像する撮像素子と、前記指標が表示された状態で前記撮像素子により撮像された画像に基づいて、前記撮像素子の撮像面上に形成される前記指標の像の位置を検出する検出部と、前記検出部により検出した前記指標の像の位置を記録する記録部とを備える。
なお、前記検出部は、前記指標が表示された状態で前記撮像素子により撮像された第1の画像と、前記指標が非表示の状態で前記撮像素子により撮像された第2の画像とに基づいて、前記指標の像の位置を検出しても良い。
また、前記記録部に記録された前記指標の像の位置に基づいて、前記撮像素子により撮像される画像のうち、前記第1の画像および前記第2の画像とは異なる第3の画像の補正を行う補正部を備えても良い。
また、前記補正部は、前記指標の像の位置に基づいて、前記第3の画像のうち、前記位置に対応する部分の画像に対して前記補正を行っても良い。
また、前記第1の画像および前記第2の画像は、同じ撮像条件で前記撮像素子により撮像されても良い。
また、前記撮像装置の電源のオンおよびオフを制御する制御部を備え、前記検出部は、前記電源がオフされると前記指標の像の位置を検出し、前記記録部は、前記検出部による検出が行われると、前記指標の像の位置を記録しても良い。
本発明によれば、光学系の光路中に指標が存在する場合でも、その影響を受けることなく正確な解析結果を得ることができる。
本実施形態のカメラ100の機能ブロック図である。 AF枠表示板13に表示されるAF枠について説明する図である。 AF枠の位置検出を行う際のボディ側マイコン23の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のカメラ100の機能ブロック図である。カメラ100は一眼レフデジタルカメラである。図1に示すように、カメラ100は、レンズ部分と本体部分とからなり、レンズ部分は、繰出し可能な撮影レンズ1、絞り2、撮影レンズ1を駆動するレンズ駆動部3、撮影レンズ1の焦点距離を検出する距離検出部4、絞り2を制御する絞り制御部5、レンズ部分の各部を制御するレンズ側マイコン6を備える。また、カメラ100は、レンズ部分と本体部分とを電気的に接続する電気接点7を備える。
レンズ駆動部3は、焦点調節のために撮影レンズ1を繰出し、距離検出部4は、撮影レンズ1のレンズ繰出し量を検出し、撮影レンズ1が像を結ぶ距離を検出する。以上説明した各機能は、レンズ側マイコン6によって制御される。
また、カメラ部分は、撮影レンズ1からの光束を分岐するためのクイックリターンミラー11、焦点板12、AF枠表示板13、AF枠表示板13を照明するためのLED14、ペンタプリズム15を備えるとともに、ペンタプリズム15からの光束を分岐するためのハーフミラー16を備える。さらに、ハーフミラー16からの光束を構図確認に用いるための接眼レンズ17、後述する被写体の情報の取得するための再結像レンズ18、解析用撮像素子19を備える。
AF枠表示板13は、例えば、透明板に透明電極とPN液晶を挟んだ構造を有し、AF枠の表示と非表示とを切り換えることが可能な液晶表示素子を備える。また、LED14を点灯することにより、暗い視野の中で表示されているAF枠を、光らせる(照明する)ことができる。例えば、LED14として赤色LEDを備える際には、AF枠表示板13に表示されたAF枠は赤く点灯表示される。
また、解析用撮像素子19は、例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどのイメージセンサである。解析用撮像素子19の画素には、赤、緑、青などのオンチップカラーフィルタが、例えばベイヤ配列の配列で設けられる。そして、この解析用撮像素子19により、色情報を含む画像情報を得ることができる。
また、カメラ部分は、画像を撮像するための画像用撮像素子20、シャッタ21を備えるとともに、焦点検出に用いる光束を導くサブミラー22を備える。また、各部の制御に関わるボディ側マイコン23、焦点検出部24、シャッタ21を制御するシャッタ制御部25を備える。また、解析用撮像素子19を駆動する撮像素子駆動部26を備えるとともに、画像用撮像素子20により得られた画像に画像処理を施すための画像処理部27、画像用撮像素子20を駆動する撮像素子駆動部28を備える。また、AF枠表示板13の表示を制御する表示板制御部29、LED14を駆動するLED駆動部30を備える。
解析用撮像素子19による画像情報は、適宜画像処理部27による画像処理が施された後に、各種解析演算、測光演算、ボディ制御演算などに用いられる。
被写体からの光束は撮影レンズ1および絞り2を通過して、クイックリターンミラー11に導かれる。撮影時にはクイックリターンミラー11が跳ね上がるとともに、シャッタ21が開放され、被写体からの光束は撮影レンズ1により画像用撮像素子20の撮像面上に結像される。そして、画像用撮像素子20からの画像信号は不図示のA/D変換器によってデジタル信号化され、画像処理部27によって画像処理が施された後に、不図示のRAMに記憶される。
撮影時以外、すなわち構図確認中などには、クイックリターンミラー11は下がり、被写体からの光束の一部は、クイックリターンミラー11により反射され、焦点板12上に結像する。この像はAF枠表示板13およびペンタプリズム15を介してハーフミラー16に導かれ、ハーフミラー16を透過した光束は接眼レンズ17に到達する。ユーザは、接眼レンズ17を介してこの像を観察することにより、構図を確認することができる。また、このときユーザにより観察される像には、AF枠表示板13に表示されたAF枠の像が重畳される。一方、ハーフミラー16により反射された光束は、再結像レンズ18を介して解析用撮像素子19上に結像する。
解析用撮像素子19は、画像撮像用の画像用撮像素子20とは別に設けられ、被写体の画像を生成することが可能なCCDエリアセンサやCMOSエリアセンサである。この解析用撮像素子19は、クイックリターンミラー11が下がり、シャッタ21が閉じていて画像用撮像素子20による撮像が行われていない状態でも、被写体の画像を生成することができる。さらに、解析用撮像素子19は、露出制御用センサ、ホワイトバランス制御用センサなどの測光/測色センサおよび後述する被写体解析用センサを兼ねる。解析用撮像素子19からの画像信号は不図示のA/D変換器によってデジタル信号化され、不図示のRAMなどに記憶される。
ところで、撮影時以外、すなわち構図確認中などに、下がった状態のクイックリターンミラー11を透過した、被写体からの光束の一部は、サブミラー22によって焦点検出部24に導かれる。焦点検出部24は、撮影レンズ1を通過する光束を用いて、視差を有する被写体の2像を1対のイメージセンサアレー上に導き、イメージセンサアレーの画像出力から像の相対的ずれ量を算出して合焦状態を判別する、いわゆる位相差方式の焦点検出を行う。
ここまで説明した各部は、基本的に、ボディ側マイコン23によって制御される。ボディ側マイコン23の各制御プログラムは、不図示のROMなどに予め記憶されている。また画像用撮像素子20により生成されて記憶された画像は、メモリカードなどの外部記憶装置などにファイルとして出力され、ユーザの利用に供される。また、ボディ側マイコン23は、電気接点7を介して、レンズ側マイコン6と相互に接続される。そして、ボディ側マイコン23は、電気接点7を介して、レンズ側マイコン6を制御する。
以上説明した構成のカメラ100において、解析用撮像素子19による画像情報は、上述したように、各種解析演算、測光演算、ボディ制御演算などに用いられる。しかし、解析用撮像素子19には、AF枠表示板13に表示されたAF枠やAFエリアの指標などの像が写り込む場合がある。このような場合には、解析用撮像素子19による画像情報に誤差が発生することになり、この画像情報に基づく各種解析演算、測光演算、ボディ制御演算などの信頼性も低下するおそれがある。
そこで、ボディ側マイコン23は、解析用撮像素子19に写り込んだAF枠やAFエリアの指標などの像の位置を検出する。以下では、図2に示すように、A1からA15の合計15個のAF枠がAF枠表示板13に表示される場合を例に挙げて説明する。また、LED14として赤色LEDを備える場合を例に挙げて説明する。
ボディ側マイコン23によるAF枠の位置検出は、以下の何れかのタイミングで行われる。どのようなタイミングでAF枠の位置検出を行うかは、予め定められていても良いし、ユーザにより指定および変更可能としても良い。
1)カメラ100の電源がOFFされた場合
カメラ100の電源ON時や、カメラ100の動作中は、急に撮影動作に移行する可能性があるとともに、ユーザがファインダ(接眼レンズ17)により構図を確認している可能性がある。そのため、このような影響が最も低いと考えられるタイミングとして、カメラ100の電源がOFFされた場合にAF枠の位置検出を行う。
なお、必ずしもカメラ100の電源がOFFされる度にAF枠の位置検出を行う必要はない。例えば、数回に1回程度の割合で、AF枠の位置検出を行っても良い。
また、ボディ側マイコン23がカメラ100の電源を自動でOFFする、いわゆるオートOFFの場合と、不図示の操作部を介したユーザの操作によってカメラ100の電源がOFFされる場合との両方において、AF枠の位置検出を行っても良いし、何れかの場合のみAF枠の位置検出を行っても良い。
2)タイマーなどによる所定のタイミング
一週間ごとや、一ヶ月ごとなど、所定のタイミングでAF枠の位置検出を行う。
3)ユーザによる実行指示が行われた場合
不図示の操作部を介したユーザの操作によってAF枠の位置検出の実行指示が行われた場合に、AF枠の位置検出を行う。
以下、AF枠の位置検出を行う際のボディ側マイコン23の動作について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、ボディ側マイコン23は、表示板制御部29を制御して、AF枠表示板13にAF枠を表示する。ボディ側マイコン23は、図2に例示した合計15個のAF枠のうち、A1(左上)、A5(右上)、A11(左下)、A15(右下)の太枠で示したAF枠を、AF枠表示板13に表示する。
ステップS2において、ボディ側マイコン23は、LED駆動部30を制御して、AF枠照明用のLED14を点灯する。
ステップS3において、ボディ側マイコン23は、撮像素子駆動部26を制御して、解析用撮像素子19による撮像を行う。このとき、ボディ側マイコン23は、所定のゲインおよび所定の露光時間で解析用撮像素子19による撮像を行う。
ステップS4において、ボディ側マイコン23は、ステップS3の撮像により生成した画像を不図示のRAMに読み込む。このとき、必要が有れば、ボディ側マイコン23は、ステップS3の撮像により生成した画像に対して、画像処理部27による画像処理を施す。
ステップS5において、ボディ側マイコン23は、LED駆動部30を制御して、AF枠照明用のLED14を消灯する。
ステップS6において、ボディ側マイコン23は、撮像素子駆動部26を制御して、解析用撮像素子19による撮像を行う。このとき、ボディ側マイコン23は、ステップS3で説明した所定のゲインおよび所定の露光時間で解析用撮像素子19による撮像を行う。すなわち、ステップS2およびステップS6において、ボディ側マイコン23は、同ゲインかつ同露光時間で撮像を行う。ただし、ステップS2では、AF枠表示板13はLED14により照明されており、ステップS6では、AF枠表示板13はLED14により照明されていない。
ステップS7において、ボディ側マイコン23は、ステップS6の撮像により生成した画像を不図示のRAMに読み込む。なお、ステップS4において何らかの画像処理が行われている場合には、ボディ側マイコン23は、ステップS6の撮像により生成した画像に対して、画像処理部27による同様の画像処理を施す。
ステップS8において、ボディ側マイコン23は、表示板制御部29を制御して、AF枠表示板13へのAF枠の表示を終了する。
ステップS9において、ボディ側マイコン23は、ステップS4およびステップS7で読み込んだ画像に基づいて、AF枠の位置を求める。
ボディ側マイコン23は、まず、ステップS4で読み込んだAF枠表示板13がLED14により照明されている画像と、ステップS7で読み込んだAF枠表示板13がLED14により照明されていない画像とのそれぞれについて、ベイヤ画像をRGBの3色の画像に変換する。
LED14は、上述したように、赤色LEDである。したがって、RGBの3色の画像のうち、R画像について、AF枠表示板13がLED14により照明されている画像の画素値から、AF枠表示板13がLED14により照明されていない画像の画素値を差し引けば、解析用撮像素子19に写り込んだAF枠の位置に対応する画素の出力のみが残る。
なお、上述した差分の値が所定値を下回る場合には、AF枠表示板13がLED14により照明されている画像と、AF枠表示板13がLED14により照明されていない画像との間に十分な差異がないと判断することができる。このような場合には、以降の演算を行っても、AF枠の位置検出を正確に行うことは困難である。そのため、このような場合には、以降の演算を中止する、以降の演算の結果を記憶しない、ステップS1からの処理をやり直す、ユーザに対してエラーを報知する、などのイレギュラー処理を行うのが好ましい。
一方、上述した差分の値が所定値を上回る場合には、AF枠表示板13がLED14により照明されている画像と、AF枠表示板13がLED14により照明されていない画像との間に十分な差異があると判断することができる。このような場合には、ボディ側マイコン23は、注目点の画素座標を求める。例えば、図2の点P1からP4の4つの注目点の画素座標を求める。画素座標は、公知のエッジ検出やテンプレートマッチングなどにより求めることができる。以下、左上のAF枠A1の左上の点である点P1の座標を(X1,Y1)、右上のAF枠A5の右上の点である点P2の座標を(X2,Y2)、左下のAF枠A11の左下の点である点P3の座標を(X3,Y3)、右下のAF枠A15の右下の点である点P4の座標を(X4,Y4)とする。
ボディ側マイコン23は、上述した点P1からP4の4つの注目点の画素座標に基づいて、図2に例示した合計15個のAF枠全体の中心位置、角度ずれ、倍率ずれなどを求めることにより、AF枠の位置を求める。
中心位置(Cx,Cy)は以下の式1および式2により求められる。
Cx=(X1+X2+X3+X4)/4・・・(式1)
Cy=(Y1+Y2+Y3+Y4)/4・・・(式2)
角度ずれ(θ)は、以下の式3により求められる。
θ=Arctan{((Y2+Y4)/2)−((Y1+Y3)/2)/((X2+X4)/2)−((X1+X3)/2)}・・・(式3)
横方向倍率ズレ(Mx)、縦方向倍率ズレ(My)は以下の式4および式5により求められる。
Mx={(X2−X2+X4−X3)/2}/(設計上のX2−X1画素数)・・・(式4)
My={(Y1−Y3+Y2−Y4)/2}/(設計上のY1−Y3画素数)・・・(式5)
このようにして、図2に例示した合計15個のAF枠全体を代表し、AF枠の位置を示すパラメータを求めることができる。
なお、上述した演算方法は一例であり、より多くの点を検出し、精度を高めても良い。例えば、中央のAF枠A8についても同様の処理を行い、中心位置をより直接的に検出しても良い。また、解析用撮像素子19に写り込むAF枠やAFエリアの指標などの像が、解析用撮像素子19の結像面内で収差などの影響を受ける場合には、AF枠ごとに位置を求めても良い。また、各種重み付け演算を適用しても良いし、以前に行ったAF枠の位置検出の結果を加味しても良い。
ステップS10において、ボディ側マイコン23は、ステップS9で求めたAF枠の位置を示すパラメータを記憶する。このとき、ボディ側マイコン23は、EEPROMなど、不揮発性の記憶デバイスにパラメータを記憶する。さらに、ボディ側マイコン23は、必要に応じて、カメラ100の電源をOFFして、一連の処理を終了する。
以上説明したように記憶されたパラメータの利用方法について説明する。パラメータは、パラメータの記憶以降に、解析用撮像素子19による撮像が行われる際に以下のように利用される。
1)解析用撮像素子19による撮像により生成される画像の補正
ボディ側マイコン23は、パラメータに基づいて、解析用撮像素子19による撮像により生成される画像の補正を行うことにより、解析用撮像素子19に写り込むAF枠の像の影響を抑える。
カメラ100による撮像が行われる際には、例えば、レリーズ釦の半押し中に解析用撮像素子19による撮像が行われる。解析用撮像素子19には、AF枠表示板13に表示されたAF枠の像が写り込んでいるので、ボディ側マイコン23は、パラメータに基づいて、AF枠が写り込んでいる画素を特定し、特定した画素の画素値を演算により補正する。
AF枠表示板13に表示されたAF枠に対応する画素の画素位置を(An,Bn)(nの集合でAF枠に対応する画素の設計に基づく画素位置の集合を示す)で表す点の集合とすると、この(An,Bn)を、パラメータを用いて座標変換することにより、補正対象画素を特定することができる。補正対象画素の画素位置を(Cn,Dn)とすると、(Cn,Dn)は、以下の式6により求められる。
Figure 0005110043
ボディ側マイコン23は、このようにして求めた(Cn,Dn)の画素のRGBの値、あるいは、YCbCrの値を補正する。補正には、(Cn,Dn)の画素の画素値を別の値に置き換える方法と、(Cn,Dn)の画素の画素値自体を補正する方法と、(Cn,Dn)の画素の画素値を無視する方法とがある。
(Cn,Dn)の画素の画素値を別の値に置き換える場合には、例えば、周辺画素の画素値などを用いて置き換えを行う。このとき、補正対象画素の近傍に別の補正対象画素が存在する場合には、その画素を除く周辺画素の画素値を用いるのが好ましい。
(Cn,Dn)の画素の画素値自体を補正する場合には、パラメータに基づいて、(Cn,Dn)の画素の画素値に所定の値を加減したり、所定のゲインを乗じたりすることにより、画素値を補正する。
(Cn,Dn)の画素の画素値を無視する場合には、解析用撮像素子19による画像情報を用いて、各種解析演算、測光演算、ボディ制御演算などを行う際に、その画素の値を無視することにより、各種演算の信頼性が低下するのを抑えることができる。
上述したように補正を行った後の画像情報に基づいて、各種解析演算、測光演算、ボディ制御演算などを行うことにより、AF枠表示板13に表示されたAF枠の像が解析用撮像素子19に写り込んでいても、正確な解析結果を得ることができる。
例えば、補正後の画像情報を用いて顔検出演算を行う際には、正確に顔検出を行うことができる。また、補正後の画像情報を用いて、予め記憶した被写体の色や輝度パターン情報を記憶して、次々入力される解析用画像の中で、記憶した情報と最も類似度の高い部分を探索する、いわゆるテンプレートマッチングによる追尾演算を行う際には、正確な追尾演算を行うことができる。また、補正後の画像情報を用いて測光演算を行う際には、部分的な輝度低下などの影響を抑えて、より正確な測光演算を行うことができる。
2)解析用撮像素子19の出力に基づく焦点調節
解析用撮像素子19による画像情報に含まれるAF枠の位置情報を用いて、焦点検出部24による焦点検出を行う際には、解析用撮像素子19による画像情報に含まれるAF枠の位置情報を、パラメータを用いて補正する。そして、焦点検出部24は、補正後のAF枠の位置情報を用いて焦点検出を行うことにより、より正確な焦点検出を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、光学系からの像を、該光学系の光路中に配置された表示と非表示とを切り替え可能な指標を介して撮像する撮像素子を備え、指標が表示された状態で撮像素子により撮像された第1の画像と、指標が非表示の状態で撮像素子により撮像された第2の画像との差に基づいて、撮像素子により撮像される第1の画像および第2の画像とは異なる第3の画像の補正を行う。したがって、第3の画像を解析に用いることにより、光学系の光路中に指標が存在する場合でも、その影響を受けることなく正確な解析結果を得ることができる。
また、上述した指標の位置は、経時変化や外的な衝撃などによりわずかに変化する場合がある。このような状況であっても、上述した処理を行うことにより、正確な解析結果を得ることができる。
なお、本実施形態で説明した各処理は一例であり、本発明はこの例に限定されない。例えば、図2に示したAF枠は一例であり、これ以外のレイアウトやサイズであっても、本発明を同様に適用することができる。
また、AF枠表示板13およびLED14の構成や組み合わせについても一例であり、これ以外の構成や組み合わせであっても、本発明を同様に適用することができる。例えば、LED14に代えて、複数のAF枠のそれぞれを独立に照明可能な照明装置を備えても良いし、照明の色を変更可能な照明装置を備えても良い。この場合、例えば、ユーザに対してエラーを報知する際などに、AF枠を照明する照明の色を変更することにより報知を行うことができる。また、AF枠表示板13およびLED14に代えて、AF枠の表示および照明を同時に行うことが可能な自発光型の表示素子を備えても良い。
また、本実施形態の図3で説明した一連の処理は一例であり、本発明はこの例に限定されない。例えば、図3の例では、AF枠表示板13にAF枠が表示されている状態で、LED14により照明を行って撮像した画像と、LED14により照明を行わずに撮像した画像とを取得する例を挙げたが、LED14により照明を行わずに画像を撮像する際に、AF枠表示板13へのAF枠の表示を行わなくても良い。すなわち、AF枠表示板13にAF枠を表示し、かつ、LED14により照明を行って撮像した画像と、AF枠表示板13にAF枠を表示せず、かつ、LED14により照明を行わずに撮像した画像とを取得して、同様の処理を行っても良い。さらに、LED14を常に消灯状態として、AF枠表示板13にAF枠を表示して撮像した画像と、AF枠表示板13にAF枠を表示せずに撮像した画像とを取得して、同様の処理を行っても良い。
また、本実施形態において、AF枠表示板13にAF枠が表示されている状態で、LED14により照明を行って撮像した画像のみから、AF枠の位置を求めても良い。さらに、AF枠表示板13にAF枠が表示されている状態で、LED14により照明を行わずに撮像した画像のみから、AF枠の位置を求めても良い。
また、本実施形態において、解析用撮像素子19により連続して撮像した画像を動画像として記憶する際にも、本発明を有効に利用することができる。このような場合には、解析用撮像素子19による撮像が行われる度に、上述した補正を行っても良い。また、動画像として記憶する場合にのみ上述した補正を行っても良い。
また、本実施形態で例示したカメラ100は、一例であり、他の構成のカメラにも本発明を同様に適用することができる。例えば、銀塩カメラや、レンズとボディとが一体となって構成されたカメラにも本発明を同様に適用することができる。
13…AF枠表示板,14…LED,19…解析用撮像素子,23…ボディ側マイコン

Claims (7)

  1. 学系の光路中に配置され表状態と非表示状態とを切り替え可能な指標と、
    前記光学系からの像を前記指標を介して撮像する第1撮像素子と、
    前記光学系からの像を前記指標を介しないで撮像する前記第1撮像素子とは異なる第2撮像素子と、
    前記指標が表示された状態で前記第1撮像素子により撮像された解析対象の画像とは異なる第1の画像と、前記指標が非表示の状態で前記第1撮像素子により撮像された解析対象の画像とは異なる第2の画像との差に基づいて、前記指標の位置に対応する情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記情報を用いて、前記第1撮像素子により撮像される前記第1の画像および前記第2の画像とは異なる解析対象の画像である第3の画像における前記指標の影響を低減する補正を行う補正部と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮像装置の電源のオンおよびオフを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記電源がオフされると前記記憶部に前記情報を記憶させるように前記記憶部を制御する
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記第1の画像と、前記第2の画像との差に基づいて、前記指標の位置に対応する前記情報を検出する検出部を備え、
    前記制御部は、前記検出部により検出された前記情報を前記記憶部に記憶させるように前記記憶部を制御する
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置において、
    前記制御部は、前記電源がオフされると前記検出部が前記指標の位置に対応する前記情報を検出するように制御する
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置において
    前記情報は、前記指標の中心位置、角度ずれ及び倍率ずれのうち少なくとも1つである
    ことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮像装置において、
    前記第3の画像は、前記第1の画像及び前記第2の画像よりも後に取得された画像である
    ことを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の撮像装置において、
    前記補正部は、前記記憶部に記憶された前記情報を用いて、前記指標の位置の設計値を座標変換することにより補正対象画素位置を特定し、前記第3の画像における前記補正対象画素位置の画素について前記指標の影響を低減する補正を行う
    ことを特徴とする撮像装置。
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