JP5109835B2 - 進捗収集サーバ、進捗収集方法および進捗収集プログラム - Google Patents

進捗収集サーバ、進捗収集方法および進捗収集プログラム Download PDF

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Description

本発明は、進捗収集サーバ、進捗収集方法および進捗収集プログラムに関する。
従来より、複数の業務システムにまたがって実行される業務処理についての進捗情報を利用者に開示する手法として、サイトごとに分散して配置された進捗収集サーバが、進捗情報を収集して開示する手法が知られている。なお、サイトとは、例えば、自治体や民間企業などが該当する。また、進捗情報とは、業務処理における進捗状況を示す情報である。
具体的には、進捗収集サーバは、業務処理の内、自サイトにて実行される処理ステップについての進捗情報を収集して利用者に開示し、また、他サイトにて実行される処理ステップについての進捗情報を他の進捗収集サーバから収集して利用者に開示する。
例えば、住人「A」が自治体「Y」から転出し、住人「A」が自治体「X」に転入した場合に、自治体「X」の業務システムと自治体「Y」の業務システムとが税金に関する業務処理を実行する場合について説明する。すなわち、自治体「X」の業務システムは、住人「A」の税金に関する業務処理を実行する際に、自治体「Y」の業務システムと連携して業務処理を実行する。また、自治体「X」の進捗収集サーバは、住人「A」から進捗状況の問い合わせを受けたものとする。
ここで、上記の手法では、自治体「Y」の進捗収集サーバは、自治体「Y」にて実行される処理ステップについての進捗情報を自治体「X」の進捗収集サーバから要求され、自治体「A」の進捗収集サーバに進捗情報を送信する。また、自治体「X」の進捗収集サーバは、自治体「A」の業務システムにて実行される処理ステップについての進捗情報を収集し、また、自治体「Y」の進捗収集サーバから進捗情報を収集し、住人「A」に進捗情報を開示する。なお、進捗収集サーバに進捗情報を開示することは、当該進捗収集サーバが設置されたサイトにも進捗情報を送信することになる。
また、異なる組織間で業務の進捗状況を通知し合う際に、ワークフローの詳細度を落とした仮想ワークフローを用いて通知する手法が開示されている。
特開2000−293447号公報(第1−5頁、第1図)
ところで、上記した従来の手法では、進捗情報を開示しなければならない上流のサイトが複数ある場合に、適切な精度で進捗情報を開示することができないという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、進捗情報を開示しなければならない上流のサイトが複数ある場合に、適切な精度で進捗情報を開示することが可能である進捗収集サーバ、進捗収集方法および進捗収集プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、当該進捗収集サーバを識別する識別情報と、当該進捗収集サーバに対して進捗情報を送信する際に許容される進捗情報の精度を示す精度情報とを対応づけて記憶する精度情報記憶手段を備える。また、業務処理の進捗情報を収集することを要求する進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した当該業務処理について自サイトの進捗情報を収集する進捗情報収集手段を備える。また、前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求が自進捗収集サーバによって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバを識別する識別情報各々を当該進捗要求から取得し、取得した識別情報各々を検索キーとして前記精度情報記憶手段を検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する精度情報判定手段を備える。また、前記精度情報判定手段によって判定された精度情報が示す精度となるように、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を前記経路で返信する進捗情報返信手段を備える。
進捗情報を開示しなければならない上流のサイトが複数ある場合に、適切な精度で進捗情報を開示することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る進捗収集サーバ、進捗収集方法および進捗収集プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例1に係る進捗収集サーバの概要、進捗収集サーバの構成および処理の流れを順に説明し、その後、その他の実施例について説明する。
[進捗収集サーバの概要]
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る進捗収集サーバの概要を説明する。図1は、実施例1に係る進捗収集サーバの概要を説明するための図である。
実施例1に係る進捗収集サーバは、複数のサイト間で連携することで1つの業務処理が実行される場合に、サイトごとに設置され、業務処理についての進捗情報を収集する。
ここで、図1に示すように、実施例1に係る進捗収集サーバは、他の進捗収集サーバ各々について、進捗収集サーバに対して進捗情報を送信する際に許容される進捗情報の精度を示す精度情報を対応づけて記憶する。図1に示す例では、進捗収集サーバ「A」において、他サイト情報記憶部が、識別情報「X」に精度情報「社内」を対応付けて記憶する。なお、識別情報「X」は、進捗収集サーバ「X」を識別する情報である。
そして、実施例1に係る進捗収集サーバは、図1の(1)に示すように、進捗要求を受信すると、図1の(2)に示すように、自サイトの進捗状況情報を収集する。例えば、実際の業務フロー定義において、いずれの処理ステップが終了したかを収集する。なお、例えば、図1に示すように、進捗収集サーバ「A」は、利用者によって進捗収集サーバ「X」に進捗要求が入力された後に、進捗収集サーバ「X」と「Y」と「Z」とを含む経路にて進捗要求を受信する。
また、実施例1に係る進捗収集サーバは、経路に含まれる進捗収集サーバを識別する識別情報各々を進捗要求から取得し、図1に示す例では、識別情報「X」と「Y」と「Z」とを取得する。
そして、実施例1に係る進捗収集サーバは、取得した識別情報各々を検索キーとして他サイト情報記憶部を検索して精度情報各々を取得し、図1の(3)に示すように、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する。図1に示す例では、進捗収集サーバ「A」は、識別情報「X」と「Y」と「Z」とに対応付けられた精度情報の内、最も精度の低い精度情報が「社外」であると判定する。
そして、実施例1に係る進捗収集サーバは、図1の(4)に示すように、判定した精度情報が示す精度となるように、収集した進捗状況情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を経路にて返信する。例えば、進捗収集サーバ「A」は、精度情報「社外」であると判定すると、実際の業務フロー定義ではなく、実際の業務フロー定義を簡略化した業務フロー定義を用いた応答用の進捗情報を作成する。そして、進捗収集サーバ「A」は、簡略化した業務フロー定義と進捗情報とを受信した経路と同一の経路にて返信する。
このようなことから、実施例1に係る進捗収集サーバは、進捗情報を開示しなければならない上流のサイトが複数ある場合に、適切な精度で進捗情報を開示することが可能である。
[進捗収集サーバの構成]
次に、図2を用いて、図1に示した進捗収集サーバ200の構成を説明する。図2は、進捗収集サーバの構成を説明するためのブロック図である。
なお、以下では、具体例を示して説明する場合には、図3に示すように、進捗収集サーバ「α」と進捗収集サーバ「β」と進捗収集サーバ「γ」と進捗収集サーバ「δ」とを用いて説明する。なお、図3は、実施例1に係る進捗収集サーバ各々間での関係を説明するための図である。
ここで、進捗収集サーバ「α」は、サイト「X」に関する進捗情報を収集し、例えば、業務システム「A」についての進捗情報を収集する。また、進捗収集サーバ「β」は、サイト「Y」に関する進捗情報を収集し、例えば、業務システム「B」についての進捗情報を収集する。進捗収集サーバ「γ」は、サイト「W」に関する進捗情報を収集し、例えば、業務システム「C」についての進捗情報を収集する。また、進捗収集サーバ「δ」は、サイト「Z」に関する進捗情報を収集し、例えば、業務システム「D」についての進捗情報を収集する。
なお、サイトとは、例えば、自治体や民間企業などが該当する。また、進捗情報とは、サイトにて実行される業務処理の流れにおける進捗状況を示す情報である進捗状況情報と、進捗状況情報とともに開示される処理ステップの流れとして定義された情報である業務フロー定義とが含まれる。
また、以下では、図3の破線に示すように、所定の業務処理について、サイト「X」内にある業務システム「A」は、サイト「Y」内にある業務システム「B」と連携するものとして説明する。例えば、受付番号「12345」によって識別される業務処理について、図4の(1)に示すように、業務システム「A」は、処理ステップ「A1」を実行し、その後、業務システム「B」に処理ステップ「B」を実行してもらうものとして説明する。また、図4の(1)に示すように、業務システム「B」では、業務システム「A」における処理ステップ「B」として、処理ステップ「B1」と「C」と「D」と「B2」とを実行するものとして説明する。なお、図4は、実施例1に係る進捗収集サーバ各々において実行される業務フローの一例を説明するための図である。なお、図4において、●は、処理の開始を示し、◎は、処理の終了を示す。
また、図3の破線に示すように、業務システム「B」は、サイト「W」内にある業務システム「C」とサイト「Z」内にある業務システム「D」と連携するものとして説明する。例えば、受付番号「12345」によって識別される業務処理について、図4の(2)に示すように、業務システム「B」は、処理ステップ「B1」を実行するものとして説明する。また、その後、業務システム「B」は、業務システム「C」に処理ステップ「C」を実行してもらい、また、業務システム「D」に処理ステップ「D」を実行してもらい、その後、業務システム「B」は、処理ステップ「B2」を実行するものとして説明する。また、図4の(2)に示すように、業務システム「C」は、処理ステップ「C」として、処理ステップ「C1−1」から「C2−2」までの処理ステップを実行し、また、業務システム「D」は、処理ステップ「D」として、処理ステップ「D1−1」から「D2」までの処理ステップを実行するものとして説明する。
図2に戻ると、進捗収集サーバ200は、記憶部300と、制御部400とを有し、業務システム100と接続される。業務システム100は、一つまたは複数の処理ステップを実行し、また、他のサイト内にある業務システムと連携して一つの業務処理を実行する。
記憶部300は、制御部400による各種収集処理に必要なデータを記憶し、自サイト情報記憶部301と、他サイト情報記憶部302と、進捗情報記憶部303と、フロー定義対応付け情報記憶部304とを備える。
自サイト情報記憶部301は、返信処理部404と接続され、図5〜図8に示すように、自サイト内にて行われる処理ステップの流れに関する情報を記憶する。なお、図5は、実施例1における自サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「α」)を説明するための図である。図6は、実施例1における自サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「β」)を説明するための図である。図7は、実施例1における自サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「γ」)を説明するための図である。図8は、実施例1における自サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「δ」)を説明するための図である。
例えば、自サイト情報記憶部301は、自サイト内に存在する業務システムを一意に識別する情報である業務システムURI(Uniform Resource Identifier)に対応付けて、精度情報(後述)と業務フロー定義IDとファイル名との対応付けを記憶する。
ここで、業務システムURIとは、図7に示す例では、サイト「W」内にある業務システム「C」を識別する「http://gamma.jp/soap」が該当する。また、業務フロー定義IDとは、業務フロー定義を一意に識別する情報であり、図7に示す例では、「定義γ」や「定義γ−p」が該当する。また、業務フロー定義IDは、精度情報に対応付けられるものであって、図7に示す例では、業務フロー定義ID「定義γ」が精度情報「社内」に対応付けられ、業務フロー定義ID「定義γ−p」が精度情報「社外」に対応付けられる。
すなわち、「定義γ」によって識別される業務フロー定義は、精度情報判定部403によって精度情報「社内」であると判定されると、返信処理部404によって用いられる。また、「定義γ−p」によって識別される業務フロー定義は、精度情報判定部403によって精度情報「社外」であると判定されると、返信処理部404によって用いられる。
なお、以下では、精度情報「社内」に対応付けられた業務フロー定義は、実際に用いられている処理ステップの流れに対応する業務フロー定義である。また、精度情報「社外」に対応付けられた業務フロー定義は、精度情報「社内」に対応付けられた業務フロー定義を簡略化したものであるとして説明する。
ここで、業務フロー定義の違いについて、進捗収集サーバ「γ」を例に説明する。例えば、図9の(1)に示すように、実際に用いられる業務フローに対応する業務フロー定義が、処理ステップ「C1−1」から「C2−2」までを含む業務フロー定義が該当するとする。ここで、簡略化した業務フロー定義は、例えば、図9の(2)に示すように、処理ステップ「C1」と「C2」とのみを含む業務フロー定義が該当する。なお、図9は、精度情報による業務フロー定義の違いの一例について説明するための図である。
また、ファイル名とは、業務フロー定義IDによって一意に識別される業務フロー定義が格納されている任意の記憶部内の領域を識別する情報である。図7に示す例では、ファイル名「gamma.bpel」によって識別される領域に、「定義γ」によって識別される業務フロー定義が格納される。
なお、自サイト情報記憶部301に記憶されている情報は、利用者によって予め入力される。例えば、簡略化した業務フロー定義は、利用者によって予め作成され、自サイト情報記憶部301に入力される。また、自サイト情報記憶部301に記憶されている情報は、返信処理部404によって用いられる。
他サイト情報記憶部302(「精度情報記憶手段」とも称する)は、精度情報判定部403と接続され、図10〜図13に示すように、他の業務システム各々について、進捗収集サーバURI(「識別情報」とも称する)と精度情報とを対応付けて記憶する。なお、進捗収集サーバURIとは、他の業務システムにて実行された処理ステップについて進捗情報を収集する進捗収集サーバ200を識別する情報である。
なお、図10は、実施例1における他サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「α」)を説明するための図である。図11は、実施例1における他サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「β」)を説明するための図である。図12は、実施例1における他サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「γ」)を説明するための図である。図13は、実施例1における他サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「δ」)を説明するための図である。
また、精度情報(「開示レベル」とも称する)とは、進捗収集サーバ200に対して進捗情報を送信する際に許容される進捗情報の精度であり、図11に示す例では、「社内」や「社外」が該当する。なお、実施例1では、精度情報「社内」が、精度情報「社外」よりも精度の高い進捗情報を送信することが許容される精度であるとして説明する。
ここで、他サイト情報記憶部302について、進捗収集サーバ「β」を例にさらに説明する。サイト「Y」の業務システム「B」は、サイト「X」の業務システム「A」と、サイト「W」の業務システム「C」と、サイト「Z」の業務システム「D」と連携して業務処理を実行する(図3参照)。このため、進捗収集サーバ「β」が備える他サイト情報記憶部302は、図11に示すように、他サイト「X」「W」「Z」内にある業務システムを識別する業務システムURI各々について、進捗収集サーバURIと精度情報とを対応付けて記憶する。
他サイト情報記憶部302は、図11に示す例では、業務システムURI「http://gamma.jp/soap」について、進捗収集サーバURI「http://mon.gamma.jp/」と精度情報「社外」とを対応付けて記憶する。また、他サイト情報記憶部302は、図11に示す例では、同様に、業務システムURI「http://delta.com/gyomu」と業務システムURI「http://alpha.com/soap」とについても、進捗収集サーバURIと精度情報とを対応付けて記憶する。
なお、他サイト情報記憶部302に記憶されている情報は、利用者によって予め入力され、また、進捗情報収集部402と精度情報判定部403とによって用いられる。
進捗情報記憶部303は、進捗情報収集部402と接続され、進捗状況情報を記憶する。例えば、進捗情報記憶部303は、図14〜図17に示すように、進捗状況情報として、「業務ID名」と「業務ID値」とに対応付けて、「オリジナルアクティビティID」と、「時刻」と、「開始・終了」とを記憶する。なお、図14は、実施例1における進捗情報記憶部(進捗収集サーバ「α」)を説明するための図である。図15は、実施例1における進捗情報記憶部(進捗収集サーバ「β」)を説明するための図である。図16は、実施例1における進捗情報記憶部(進捗収集サーバ「γ」)を説明するための図である。図17は、実施例1における進捗情報記憶部(進捗収集サーバ「δ」)を説明するための図である。
なお、「業務ID名」と「業務ID値」とは、各業務システムによって行われる業務処理を他の業務処理から識別する情報であり、例えば、受付番号などの業務で用いる識別子が該当する。また、オリジナルアクティビティIDとは、実際に用いられる業務フローに対応する業務フロー定義に含まれる処理ステップの内一つの処理ステップを識別する情報が該当する。また、時刻とは、進捗状況情報が進捗情報記憶部303に格納された時刻である。また、「開始・終了」とは、オリジナルアクティビティIDによって識別される処理ステップが終了したか(または開始したか)を示す。
図14に示す例では、進捗情報記憶部303は、業務ID名「受付番号」と業務ID値「12345」とに対応付けて、オリジナルアクティビティID「A1」と時刻「2008/1/10 9:00」と開始・終了「終了」とを記憶する。
また、進捗情報記憶部303は、他のサイトと連携して業務処理が行われる場合には、連携した(呼び出した)業務システムを識別する呼び出した業務システムURIをさらに対応付けて記憶する。図14に示す例では、進捗情報記憶部303は、業務ID名「受付番号」と業務ID値「12345」とに対応付けて、オリジナルアクティビティID「B」と時刻「2008/1/10 9:00」とを対応付けて記憶する。また、進捗情報記憶部303は、業務ID名「受付番号」と業務ID値「12345」とに対応付けて、呼び出した業務システムURI「http://beta.com/soap」と開始・終了「開始」とを記憶する。
なお、進捗情報記憶部303に記憶されている情報は、自サイト内にある業務システム100についての進捗状況情報を制御部400によって入力され、また、進捗情報収集部402によって用いられる。
フロー定義対応付け情報記憶部304は、返信処理部404と接続され、図18および図19に示すように、オリジナルアクティビティIDに対応付けて、「業務フロー定義ID」と、「アクティビティID」との対応付けを記憶する。なお、図18は、実施例1におけるフロー対応付け定義情報記憶部(進捗収集サーバ「γ」)を説明するための図である。図19は、実施例1におけるフロー対応付け定義情報記憶部(進捗収集サーバ「δ」)を説明するための図である。なお、アクティビティIDとは、簡略化した業務フロー定義に含まれる処理ステップの内一つの処理ステップを識別する情報である。
また、フロー定義対応付け情報記憶部304に記憶されている「業務フロー定義ID」によって識別される業務フロー定義は、簡略化された業務フロー定義であり、例えば、精度情報「社外」に対応付けられた業務フロー定義が該当する。図18に示す例では、フロー定義対応付け情報記憶部304は、オリジナルアクティビティID「C1−3」に対応付けて、業務フロー定義ID「定義γ−p」とアクティビティID「C1」との対応付けを記憶する。すなわち、業務フロー定義γにおけるアクティビティID「C1−3」が終了している場合に、業務フロー定義γ−pにおけるアクティビティID「C1」が終了していると、返信処理部404に識別される。
なお、フロー定義対応付け情報記憶部304は、簡略化した業務フロー定義を備える進捗収集サーバ200が備える記憶部であり、例えば、図18および図19に示すように、進捗収集サーバ「γ」と進捗収集サーバ「δ」とを備える。
なお、フロー定義対応付け情報記憶部304に記憶されている情報は、利用者によって予め入力され、また、返信処理部404によって用いられる。
制御部400は、各種収集手順などを規定したプログラムなどを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の収集処理を実行する。また、制御部400は、業務システム100に接続され、自サイト内にある業務システム100から進捗状況情報を定期的に取得し、または、業務システム100から進捗状況情報を受信し、その後、進捗情報記憶部303に進捗状況情報を入力する。
また、制御部400は、進捗要求処理部401と、進捗情報収集部402と、精度情報判定部403と、返信処理部404とを備える。
進捗要求処理部401は、進捗情報収集部402と精度情報判定部403と返信処理部404とに接続され、利用者から検索キーを入力されると、入力された検索キーを進捗情報収集部402に送る。なお、検索キーとは、「業務ID名」と「業務ID値」とが該当する。例えば、進捗収集サーバ「α」では、進捗要求処理部401は、利用者から、業務ID名「受付番号」と業務ID値「12345」とを検索キーとして受け付ける。そして、進捗要求処理部401は、業務ID名「受付番号」と業務ID値「12345」とを検索キーとして、進捗情報収集部402に送る。
また、進捗要求処理部401は、他の進捗収集サーバ200から進捗要求を受信すると、進捗情報収集部402と精度情報判定部403とに進捗要求を送る。例えば、進捗収集サーバ「γ」では、進捗要求処理部401は、進捗収集サーバ「β」から進捗要求を受信し、進捗情報収集部402と精度情報判定部403とに受信した進捗要求を送る。ここで、進捗要求とは、業務処理の進捗情報を収集することを要求する情報であり、検索キーと、進捗収集サーバURIとが含まれる。
なお、進捗要求に含まれる進捗収集サーバURIには、自進捗収集サーバ200よりも経路の上流にある進捗収集サーバ200各々を識別する進捗収集サーバURIが含まれる。例えば、図20の「問い合わせ元一覧」に示すように、進捗収集サーバ「β」は、進捗収集サーバ「α」を識別する進捗収集サーバURIを受信する。なお、図20では、問い合わせ元一覧として記載してある「α」は、進捗収集サーバ「α」を識別する進捗収集サーバURIを示す。また、進捗収集サーバ「γ」と「δ」とは、進捗収集サーバ「α」と「β」を識別する進捗収集サーバURIを受信する。なお、図20は、実施例1に係る進捗収集サーバ200間にて送受信される進捗要求と進捗情報との一例を説明するための図である。
また、進捗要求処理部401(「送信手段」とも称する)について、他の進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIを進捗情報収集部402から受信した場合について説明する。なお、他の進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIを進捗情報収集部402から受信する場合とは、自業務システム100が他の業務システム100と連携している場合である。
ここで、進捗要求処理部401は、進捗情報収集部402から受信した進捗収集サーバURIによって識別される他の進捗収集サーバ200に対して、進捗要求を送信する。また、進捗要求処理部401は、進捗要求を送った先となる進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIを返信処理部404に送る。
例えば、図21に示すように、進捗収集サーバ「β」では、進捗要求処理部401は、進捗収集サーバ「γ」に対して、経路に含まれる進捗収集サーバを識別する進捗収集サーバURIと、業務ID名と、業務ID値とを含む進捗要求を送信する。なお、図21では、進捗収集サーバURIは、「問い合わせ経路」に対応する。
なお、図21に示す例において記載されている業務システムURIとは、呼び出された業務システムURIに対応し、いずれの業務システムにおいて行われている処理ステップについて進捗情報を要求しているかを明確にするために送られる。なお、図21は、実施例1で用いられる進捗要求の一例を説明するための図である。
例えば、進捗収集サーバ「α」では、進捗要求処理部401は、進捗情報収集部402から進捗収集サーバ「β」を識別する進捗収集サーバURI「http://mon.beta.com/」を受信すると、進捗収集サーバ「β」に対して、進捗要求を送る。なお、進捗収集サーバ「α」から進捗収集サーバ「β」に送られる進捗要求には、進捗収集サーバ「α」が利用者から受け付けた検索キーと、進捗収集サーバ「α」を識別する進捗収集サーバURIとが含まれる。そして、進捗要求処理部401は、進捗要求を送った先となる進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIを返信処理部404に送る。
また、例えば、進捗収集サーバ「β」では、進捗要求処理部401は、進捗情報収集部402から進捗収集サーバ「γ」と「δ」とを識別する進捗収集サーバURI各々を受信すると、進捗収集サーバ「γ」と「δ」とに対して、進捗要求を送る。なお、進捗収集サーバ「β」から進捗収集サーバ「γ」と「δ」に送られる進捗要求には、進捗収集サーバ「β」が進捗収集サーバ「α」から受信した進捗要求と、進捗収集サーバ「β」を識別する進捗収集サーバURIとが含まれる。つまり、例えば、進捗収集サーバ「β」から進捗収集サーバ「γ」と「δ」に送られる進捗要求には、業務ID名「受付番号」と業務ID値「12345」と、進捗収集サーバ「α」を識別する進捗収集サーバURIと、進捗収集サーバ「β」を識別する進捗収集サーバURIとが含まれる。そして、進捗要求処理部401は、進捗要求を送った先となる進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIを返信処理部404に送る。
また、進捗要求処理部401(「受信手段」とも称する)は、他の進捗収集サーバ200に対して進捗要求を送信した後に、進捗要求を送信した送信先となる他の進捗収集サーバ200から進捗情報を受信すると、受信した進捗情報を返信処理部404に送る。例えば、進捗収集サーバ「β」では、進捗要求処理部401は、進捗収集サーバ「γ」と進捗収集サーバ「δ」とから進捗情報を受信し、受信した進捗情報を返信処理部404に送る。また、例えば、進捗収集サーバ「α」では、進捗要求処理部401は、進捗収集サーバ「β」から進捗情報を受信し、受信した進捗情報を返信処理部404に送る。
図22に示すように、進捗収集サーバ「β」では、進捗要求処理部401は、進捗収集サーバ「γ」から、進捗情報を受信する。なお、業務フロー定義が記載される形式については、後述するため、ここでは説明を省略する。なお、図22は、実施例1に係る進捗収集サーバが受信する進捗情報の一例を説明するための図である。
進捗情報収集部402(「進捗情報収集手段」とも称する)は、進捗情報記憶部303と進捗要求処理部401と返信処理部404とに接続される。
また、進捗情報収集部402は、進捗要求を受信すると、検索キーを取得する。例えば、進捗収集サーバ「β」と「γ」と「δ」とでは、進捗情報収集部402は、進捗要求処理部401から進捗要求を受信すると、受信した進捗要求から、検索キーとして業務ID名「受付番号」と業務ID値「12345」とを識別する。
また、進捗情報収集部402は、進捗要求処理部401から受け付けた検索キーや、進捗要求処理部401から受信した進捗要求から取得した検索キーを用いて、進捗情報記憶部303から進捗状況情報を取得する。
例えば、進捗収集サーバ「α」では、進捗情報収集部402は、検索キーとして業務ID名「受付番号」と業務ID値「12345」とを受付ける。そして、進捗情報収集部402は、図14に示す例では、検索キーに合致する進捗状況情報として、オリジナルアクティビティID「A1」と開始・終了「終了」との対応付けを取得する。また、進捗情報収集部402は、オリジナルアクティビティID「B」と呼び出した業務システムURI「http://beta.com/soap」と開始・終了「開始」との対応付けを取得する。
また、例えば、進捗収集サーバ「γ」では、進捗情報収集部402は、進捗要求を受信すると、検索キーを識別し、例えば、検索キーとして業務ID名「受付番号」と業務ID値「12345」とを識別する。そして、進捗情報収集部402は、図16に示す例では、検索キーに合致する進捗状況情報すべてを取得し、例えば、オリジナルアクティビティID「C1−1」と開始・終了「終了」との対応付けなどを取得する。
また、進捗情報収集部402は、進捗情報記憶部303から取得した進捗状況情報を返信処理部404に送る。例えば、進捗収集サーバ「α」では、オリジナルアクティビティID「A1」と開始・終了「終了」などを返信処理部404に送る。また、例えば、進捗収集サーバ「γ」では、オリジナルアクティビティID「C1−1」と開始・終了「終了」との対応付けなどを返信処理部404に送る。
また、進捗情報収集部402は、呼び出した業務システムURIを進捗情報記憶部303から取得した場合に、読み出した業務システムURIに対応する進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIを他サイト情報記憶部302から取得し、進捗要求処理部401に送る。
例えば、進捗収集サーバ「α」では、進捗情報収集部402は、呼び出した業務システムURI「http://beta.com/soap」を取得したので、図10に示すように、「http://beta.com/soap」に対応する進捗収集サーバURIとして「http://mon.beta.com/」を他サイト情報記憶部302から取得する。そして、進捗情報収集部402は、進捗収集サーバ「β」を識別する進捗収集サーバURI「http://mon.beta.com/」を進捗要求処理部401に送る。
精度情報判定部403(「精度情報判定手段」とも称する)は、他サイト情報記憶部302と進捗要求処理部401と返信処理部404とに接続される。また、精度情報判定部403は、進捗要求を進捗要求処理部から受信すると、進捗要求が自進捗収集サーバ200によって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURI各々を進捗要求から取得する。つまり、精度情報判定部403は、進捗要求から、上流にある進捗収集サーバを識別する進捗収集サーバURI各々を取得する。
例えば、進捗収集サーバ「β」では、進捗要求から、経路に含まれる進捗収集サーバ「α」を識別する進捗収集サーバURI「http://mon.alpha.com/」を取得する(図20参照)。また、例えば、進捗収集サーバ「γ」や「δ」では、進捗要求から、経路に含まれる進捗収集サーバ「α」を識別する進捗収集サーバURI「http://mon.alpha.com/」と進捗収集サーバ「β」を識別する進捗収集サーバURI「http://mon.beta.com/」とを取得する(図20参照)。
また、精度情報判定部403は、取得した進捗収集サーバURI各々を検索キーとして他サイト情報記憶部302を検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する。例えば、進捗収集サーバ「β」では、精度情報判定部403は、進捗収集サーバURI「http://mon.alpha.com/」に対応付けられた精度情報「社内」を取得し、取得した精度情報が一つであるため、精度情報「社内」であると判定する。
また、例えば、進捗収集サーバ「γ」では、精度情報判定部403は、進捗収集サーバURI「http://mon.alpha.com/」に対応付けられた精度情報「社内」と、進捗収集サーバURI「http://mon.beta.com/」に対応付けられた精度情報「社外」とを取得する。そして、精度情報判定部403は、精度情報「社内」と「社外」との内、最も精度が低いことを示す精度情報が「社外」であると判定する。また、同様に、進捗収集サーバ「δ」では、精度情報判定部403は、精度情報「社内」であると判定する。
また、精度情報判定部403は、判定した精度情報を返信処理部404に送る。例えば、進捗収集サーバ「β」では、精度情報判定部403は、精度情報「社内」を返信処理部404に送る。また、例えば、進捗収集サーバ「γ」では、精度情報判定部403は、精度情報「社外」を返信処理部404に送る。また、例えば、進捗収集サーバ「δ」では、精度情報「社内」を返信処理部404に送る。
返信処理部404(「進捗情報返信手段」とも称する)は、自サイト情報記憶部301とフロー定義対応付け情報記憶部304と進捗要求処理部401と精度情報判定部403とに接続され、進捗情報収集部402から進捗状況情報すべてを受信する。例えば、進捗収集サーバ「γ」では、返信処理部404は、オリジナルアクティビティID「C2−2」と開始・終了「終了」との対応付けなどを進捗情報収集部402から受信する。
また、返信処理部404は、精度情報判定部403によって判定された精度情報が示す精度となるように、進捗情報収集部402によって収集された進捗状況情報から応答用の進捗状況情報を作成する。
具体的には、返信処理部404は、精度情報判定部403によって判定された精度情報に対応する業務フロー定義を取得する。また、返信処理部404は、フロー定義対応付け情報記憶部304に記憶されている対応付けを用いて、精度情報判定部403によって判定された精度情報に対応する業務フロー定義における進捗状況情報を取得する。そして、返信処理部404は、取得した業務フロー定義と進捗状況情報とを併せて応答用の進捗情報を作成する。
例えば、進捗収集サーバ「γ」では、返信処理部404は、精度情報「社外」に対応する業務フロー定義IDとファイル名とを自サイト情報記憶部301から取得し、例えば、業務フロー定義ID「定義γ−p」とファイル名「gammaSimple.bpe」とを取得する。そして、返信処理部404は、業務フロー定義「定義γ−p」をファイル名「gammaSimple.bpe」によって識別される領域から読み出して取得する。
また、例えば、進捗収集サーバ「γ」では、返信処理部404は、図18に示す例では、アクティビティID「C2」を取得する。つまり、返信処理部404は、フロー定義対応付け情報記憶部304から、業務フロー定義「定義γ−p」について、進捗情報収集部402によって収集されたオリジナルアクティビティID「C1−1」〜「C2−2」に対応するアクティビティID「C1」と「C2」とを取得する。そして、返信処理部404は、業務フロー定義と、取得したアクティビティまたはオリジナルアクティビティすべてを併せて、応答用の進捗情報を作成する。
また、返信処理部404は、返信処理部404は、進捗要求を送った先の進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIを進捗要求処理部401から受信したかを判定する。つまり、返信処理部404は、他の進捗収集サーバ200に対して進捗要求が送信されているかを判定する。ここで、返信処理部404は、進捗要求を送った旨の情報を進捗要求処理部401から受信していないと判定する場合には、進捗要求を受信した経路にて、応答用の進捗情報と業務フロー定義とを返信する。
例えば、進捗収集サーバ「γ」では、返信処理部404は、精度情報が「社外」であると判定されたので、進捗収集サーバ「β」に対して、図23に示すように、実際の業務フロー定義ではなく、精度情報「社外」に対応付けられた簡略化した業務フロー定義とアクティビティID「C2」とを併せた応答用の進捗情報を経路にて返信する。なお、図23は、実施例1における返信処理部を説明するための図である。
また、例えば、返信処理部404は、進捗要求を送った先の進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIを進捗要求処理部401から受信したと判定した場合には、進捗要求処理部401から進捗情報を受信する。例えば、進捗収集サーバ「β」では、返信処理部404は、図23に示すように、精度情報「社外」に対応付けられた簡略化した業務フロー定義とアクティビティID「C2」とを併せた進捗情報を進捗要求処理部401から受信する。
また、返信処理部404は、進捗情報をすべて受信したかを判定する。例えば、進捗要求を送った先の進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIとして、進捗収集サーバ「γ」を識別する進捗収集サーバURIと進捗収集サーバ「δ」を識別する進捗収集サーバURIとを受信した場合について説明する。返信処理部404は、進捗要求処理部401から、進捗収集サーバ「γ」からの進捗情報と、進捗収集サーバ「δ」からの進捗情報とを受信したかを判定する。そして、返信処理部404は、すべてを受信したと判定すると、図23に示すように、進捗情報収集部402によって収集された進捗状況情報を併せた進捗情報と、進捗要求処理部401から受信した他の進捗収集サーバからの進捗情報とを一つにまとめて経路で返信する。
また、返信処理部404は、自進捗収集サーバ200が利用者から検索キーを受け付けた場合には、進捗情報を利用者に開示する。
[業務フロー定義について]
上記したように、実施例1では、業務システム各々は、何らかの処理ステップの流れに基づき処理が実行されるとして説明した。例えば、処理ステップの流れとは、WS−BPEL(Business Process Execution Language)で記述される。なお、通常の業務システムではその実際の動作をWS−BPELを用いて記述できない場合もある。そのような場合には、チェックポイント(業務の流れにおいて進捗状況を把握したい場所)の順序関係が記述できればよく、例えば、次に述べるような方法でWS−BPELに対応づけることで記述すればよい。
ここで、業務フロー定義の作成手法について簡単に説明する。例えば、図24の(1)に示すように、WS−BPELを用いて記述されている処理ステップの流れから、図24の(2)に示すように、業務システムにおけるチェックポイントの順序のみを抽出する。例えば、WS−BPELを用いて記述されている業務フローから、invoke、receive、reply、flow、ifタグのみを抽出し擬似的な(syntaxは正しいが実際にはBPELエンジンで実行できない)WS−BPELである擬似BPELを作成する。そして、擬似BPELを利用者に開示する業務フロー定義とする。
なお、receive(他システムからデータを受信する)、invoke(他システムにデータを送信する、または送信し結果を受信する)、reply(他システムに返答する)とは、BPELにおいて、他システムとのデータのやりとりの記述に用いられる語句である。なお、図24の(2)に示す処理ステップの流れそのものを用いてもよい。なお、図24は、実施例1におけるWS―BPELを用いた業務フロー定義を作成する手法の一例を説明するための図である。
また、WS−BPELを用いて記述できない業務システムでは、例えば、他システムへの業務データ送信が発生するときはinvokeまたはreplyに、業務データを受信するときはreceiveに、それぞれ対応させる。また、WS−BPELのsequence、flow、ifなどのアクティビティを用いてチェックポイントの順序を記述する。また業務データの入力ないし出力を伴わないチェックポイントを表現するときもreceiveに対応させ表現する。また、進捗情報では、アクティビティIDとして、BPEL定義におけるinvoke、receive、replyのXPath表現を用いてもよい(参考文献:加藤など、クロスサイトプロセスのモニタリングビューを提供するメタモデルと識別子情報に関する検討、情報処理学会研究報告 2006-DD-58、2006年11月)。
また、図25と図26とを用いて、複数の業務フロー定義を統合する例を示した。なお、図25は、実施例1に係る進捗収集サーバ各々における業務フロー定義の一例を説明するための図である。図26は、実施例1における複数の業務フロー定義を統合した業務フロー定義の一例を説明するための図である。
具体的には、図25に、進捗収集サーバ「β」と進捗収集サーバ「γ」と進捗収集サーバ「δ」とにおける業務フロー定義の一例を示した。また、図26に、進捗収集サーバ「γ」と進捗収集サーバ「δ」と進捗収集サーバ「β」における業務フロー定義とを統合した業務フロー定義の一例を示した。
[進捗収集サーバによる処理]
次に、図27を用いて、実施例1に係る進捗収集サーバ200の処理の流れを説明する。なお、図27は、実施例1に係る進捗収集サーバの処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図27に示すように、進捗収集サーバ200では、他の進捗収集サーバ200から進捗要求受信すると(ステップS101肯定)、進捗情報収集部402は、進捗状況情報を収集する(ステップS102)。例えば、進捗収集サーバ「γ」では、進捗情報収集部402は、オリジナルアクティビティID「C2−2」終了・開始「終了」を取得する。
そして、進捗要求処理部401は、他のサイトに依頼した業務があるかを判定する(ステップS103)。具体的には、進捗要求処理部401は、進捗情報収集部402から、他の進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIを受信した場合にはありと判定し、進捗収集サーバURIを受信しなかった場合にはなしと判定する。ここで、進捗要求処理部401は、ありと判定した場合には(ステップS103肯定)、進捗要求を他の進捗収集サーバ200に送信する。例えば、進捗収集サーバ「α」では、進捗要求処理部401は、進捗収集サーバ「β」に対して進捗要求を送信する(ステップS104)。
そして、進捗要求処理部401によってなしと判定され(ステップS103否定)、あるいは、進捗要求が送信されると(ステップS104)、精度情報判定部403は、精度情報を識別する(ステップS105)。例えば、進捗収集サーバ「γ」では、精度情報判定部403は、精度情報が「社外」であると識別する(図12参照)。
そして、返信処理部404は、業務フロー定義IDを取得する(ステップS106)。つまり、例えば、進捗収集サーバ「γ」では、返信処理部404は、精度情報「社外」に対応する業務フロー定義IDを自サイト情報記憶部301から取得し、例えば、業務フロー定義ID「定義γ−p」を取得する。
そして、返信処理部404は、業務フロー定義を取得し(ステップS107)、精度情報に対応する応答用の進捗情報を作成する(ステップS108)。つまり、例えば、返信処理部404は、フロー定義対応付け情報記憶部304から、業務フロー定義「定義γ−p」について、オリジナルアクティビティID「C2−2」に対応するアクティビティID「C2」を取得する(図18参照)。そして、返信処理部404は、業務フロー定義IDとアクティビティID「C2」とを併せて応答用の進捗情報を作成する。
ここで、進捗収集サーバ200では、進捗要求を送信したかを判定する(ステップS109)。つまり、上記したステップS103にて、ありと判定して(ステップS103肯定)進捗要求を送信したかを判定する。ここで、進捗要求を送信しなかったと判定すると(ステップS109否定)、返信処理部404は、進捗情報を経路にて返信する(ステップS110)。
一方、進捗要求を送信したと判定すると(ステップS109肯定)、進捗要求処理部401は、他の進捗収集サーバ200から進捗情報を受信する(ステップS111)。そして、返信処理部404は、進捗要求処理部401から進捗情報を受信し、すべての進捗情報を受信したかを判定する(ステップS112)。つまり、例えば、進捗収集サーバ「β」では、返信処理部404は、進捗収集サーバ「γ」からの進捗情報と、進捗収集サーバ「δ」からの進捗情報と、自サイト内の進捗情報とを受信したかを判定する。ここで、すべて受信していないと判定すると(ステップS112否定)、受信したと判定するまで判定処理を繰り返す。
また、すべて受信したと判定する場合には(ステップS112肯定)、返信処理部404は、下流から受信した進捗情報を統合する(ステップS113)。すなわち、返信処理部404は、進捗情報収集部402によって収集された進捗状況情報から作成された進捗情報と、進捗要求処理部401によって受信された進捗情報とを一つにまとめる(図23参照)。そして、返信処理部404は、進捗情報を経路にて返信する(ステップS110)。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、進捗収集サーバ200は、他サイトに設置された進捗収集サーバ200各々について、進捗収集サーバURIと精度情報とを対応づけて記憶する。また、進捗収集サーバ200は、進捗要求を受信すると、進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した業務処理について自サイトの進捗情報を収集する。また、進捗収集サーバ200は、進捗要求が自進捗収集サーバ200によって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURI各々を進捗要求から取得し、取得した進捗収集サーバURI各々を検索キーとして検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する。また、進捗収集サーバ200は、判定した精度情報が示す精度となるように、収集した進捗情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を経路で返信するする。この結果、進捗情報を開示しなければならない上流のサイトが複数ある場合に、適切な精度で進捗情報を開示することが可能である。
また、実施例1によれば、進捗収集サーバ200は、自サイトについての進捗情報と、他の進捗収集サーバ200から受信した進捗情報とをまとめて一つの進捗情報にして経路で返信する。この結果、多段的に分散される業務について、下流にある進捗収集サーバ200から送られる進捗情報をまとめたうえで上流に返信することが可能である。
さて、これまで、実施例1として、他の進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIにのみ対応付けられた精度情報を用いる手法について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、他の進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIと業務処理の種類との組み合わせに対応付けられた精度情報を用いてもよい。
そこで、以下では、実施例2として、他の進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURIと業務処理の種類との組み合わせに対応付けられた精度情報を用いる手法について説明する。なお、以下では、実施例1に係る進捗収集サーバ200と同様の点については、簡単に説明し、または、説明を省略する。
すなわち、実施例2では、他サイト情報記憶部302は、他サイトに設置された進捗収集サーバ200各々について、進捗収集サーバURIに業務処理の種類を組み合わせた組み合わせと、精度情報とを対応づけて記憶する。例えば、図28によれば、他サイト情報記憶部302は、進捗収集サーバURIに対応付けて、業務処理の種類である「業務種類の種類」と、精度情報とを対応付けて記憶する。なお、「業務種類の種類」と精度情報との対応付けは、利用者によって予め入力されるものである。
図28に示す例では、他サイト情報記憶部302は、進捗収集サーバURI「http://mon.gamma.jp/」と業務処理の種類「A」との組み合わせに対応付けて、精度情報「社外」を記憶する。なお、業務処理の種類とは、例えば、「業務ID名」と「業務ID値」とを用いてもよく、また、「業務ID名」のみを用いてもよい。また、「業務ID名」と「業務ID値」とは別に、業務処理の種類を識別する情報を用いてもよい。
また、業務処理の種類としては、「業務ID名」と「業務ID値」とは別の情報を用いてもよい。なお、その場合には、例えば、利用者から検索キーとともに業務処理の種類とを受付けて用いる。
そして、実施例2では、精度情報判定部403は、進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理の種類を識別し、当該進捗要求から取得した進捗収集サーバURI各々に識別した当該業務処理の種類を組み合わせた組み合わせを検索キーとして他サイト情報記憶部302を検索して精度情報各々を取得する。例えば、精度情報判定部403は、進捗収集サーバURIが「http://mon.gamma.jp/」であり、かつ、業務処理の種類が「A」である場合に、精度情報「社外」を取得する。また、例えば、精度情報判定部403は、進捗収集サーバURIが「http://mon.gamma.jp/」であり、かつ、業務処理の種類が「B」である場合に、精度情報「社内」を取得する(図28参照)。
[実施例2の効果]
このように、実施例2によれば、進捗収集サーバ200は、問い合わせを受けた業務の種類をも考慮した精度にて、進捗情報を開示することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に、その他の実施例について説明する。
[進捗要求の送信]
例えば、実施例1では、進捗要求処理部401は、呼び出した他の進捗収集サーバ200がある場合に、必ず進捗要求を送信する手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、進捗要求を送信しなくてもよい。
具体的には、進捗要求処理部401は、精度情報判定部403によって判定される精度情報が、閾値によって示される精度よりも高い精度を示す精度情報である場合にのみ、他の進捗収集サーバ200に対して進捗要求を送信してもよい。なお、この閾値は、利用者によって予め設定されるものである。
これにより、実施例3によれば、精度情報が低い場合には、他の進捗収集サーバ200から進捗情報を取得することなく、自己の進捗情報のみを用いて進捗情報を開示するので、開示処理を迅速に行うことが可能である。
[業務フロー定義]
例えば、実施例1では、精度情報「社内」に対応付けられた業務フロー定義として、実際に用いられている処理ステップの流れに対応する業務フロー定義を用いる手法について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、実際に用いられている処理ステップの流れに対応する業務フロー定義を簡略化したものを用いてもよい。この場合、例えば、「社外」に対応する業務フロー定義は、「社内」に対応する業務フロー定義を簡略化したものになる。つまり、実際に用いられている処理ステップの流れを、二段階簡略化した業務フロー定義となる。
[精度情報]
例えば、実施例1では、精度情報として、「社内」と「社外」の二つを用いる手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、三つ以上の種類の精度情報を用いてもよい。例えば、数値を用いて、三つ以上の精度情報を用いてもよい。
[返信する進捗情報]
例えば、実施例1では、呼び出した業務システムがある場合に、他の進捗収集サーバ200から受信した進捗情報すべてと、自進捗収集サーバ200にて収集した進捗情報とを一つにまとめて返信する手法について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、一部の進捗情報のみを先に返信してもよく、また、進捗情報をすべて別個に返信してもよい。
例えば、進捗収集サーバ200は、進捗要求を送信した後所定の時間内に進捗情報を受信した場合には、進捗情報収集部402によって収集された進捗情報と、他の進捗収集サーバ200によって受信された進捗情報とを一つにまとめて経路で返信する。一方、例えば、進捗収集サーバ200は、進捗要求を送信した後所定の時間内に進捗情報を受信しなかった場合には、受信しなかった進捗情報よりも先に、その他の進捗情報を経路で返信する。
これにより、実施例4によれば、多段的に分散される業務について、他の進捗収集サーバから進捗情報が返信されるのが遅い場合には、自己の進捗情報を先に返信することができ、要求者に進捗情報を迅速に開示することが可能である。
[サイト内にある業務システム]
実施例1では、各サイト内に、業務システムが一つあるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、二つ以上の業務システムがあってもよい。
[実施例の組み合わせについて]
また、実施例1では、例えば、経路に含まれる進捗収集サーバ各々に対応付けられる精度情報の内、最も低い精度情報を用いて進捗情報を返信する手法に、(1)下流にある進捗収集サーバからの進捗情報をまとめて上流に返信する手法を併せて説明した。また、実施例2では、例えば、(2)進捗収集サーバと業務処理の種類との組み合わせに開示レベルを対応付けて用いる手法について説明した。しかし、本発明はこのような実施例の組み合わせに限定されるものではない。例えば、経路に含まれる進捗収集サーバ各々に対応付けられる精度情報の内、最も低い精度情報を用いて進捗情報を返信する手法に、(1)(2)および実施例3にて説明した手法の内、任意の手法を組み合わせて実施してもよい。
[システム構成]
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。例えば、進捗情報を取得する処理を、サイトを管理する管理者が手動で取得して進捗情報記憶部302に入力してもよい。また、例えば、利用者が記憶部に入力する情報を手動にて予め入力するのではなく、公知の手法にて自動的に入力してもよい。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図1〜図28)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図2に示す例を用いて説明すると、進捗収集サーバ200と業務システム100とを一つの装置としてもよい。
[コンピュータ]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図29を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する進捗収集プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。なお、図29は、実施例1に係る進捗収集サーバのプログラムを説明するための図である。
同図に示すように、実施例1における進捗収集サーバ3000は、操作部3001、マイク3002、スピーカ3003、ディスプレイ3005、通信部3006、CPU3010、ROM3011、HDD3012、RAM3013をバス3009などで接続して構成されている。
ROM3011には、上記の実施例1で示した進捗要求処理部401と、進捗情報収集部402と、精度情報判定部403と同様の機能を発揮する制御プログラム、つまり、同図に示すように、進捗要求処理プログラム3011aと、進捗情報収集プログラム3011bと、精度情報判定プログラム3011cと、返信処理プログラム3011dとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム3011a〜3011dについては、図29に示した進捗収集サーバの各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU3010が、これらのプログラム3011a〜3011dをROM3011から読み出して実行することにより、図29に示すように、各プログラム3011a〜3011dについては、進捗要求処理プロセス3010aと、進捗情報収集プロセス3010bと、精度情報判定プロセス3010cと、返信処理プロセス3010dとして機能するようになる。なお、各プロセス3010a〜3010dは、図2に示した、進捗要求処理部401と、進捗情報収集部402と、精度情報判定部403と、返信処理部404とにそれぞれ対応する。
そして、HDD3012には、自サイト情報テーブル3012aと、他サイト情報テーブル3012bと、進捗情報テーブル3012cと、フロー対応付け情報テーブル3012dとが設けられている。なお、各テーブル3012a〜3012dは、図2に示した、自サイト情報記憶部301と、他サイト情報記憶部302と、進捗情報記憶部303と、フロー定義対応付け情報記憶部304とにそれぞれ対応する。
そして、CPU3010は、自サイト情報テーブル3012aと、他サイト情報テーブル3012bと、進捗情報テーブル3012cと、フロー対応付け情報テーブル3012dとを読み出してRAM3013に格納し、RAM3013に格納された自サイト情報データ3013aと、他サイト情報データ3013bと、進捗情報データ3013cと、フロー対応付け情報データ3013dとを用いて、進捗収集プログラムを実行する。
[その他]
なお、本実施例で説明した進捗収集サーバは、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上の実施例1〜3を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)複数のサイト間で連携することで1つの業務処理が実行される場合に、サイトごとに設置され、設置された自サイトにて実行された業務処理の進捗状況を示す進捗情報を収集する進捗収集サーバであって、
他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、当該進捗収集サーバを識別する識別情報と、当該進捗収集サーバに対して進捗情報を送信する際に許容される進捗情報の精度を示す精度情報とを対応づけて記憶する精度情報記憶手段と、
業務処理の進捗情報を収集することを要求する進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した当該業務処理について自サイトの進捗情報を収集する進捗情報収集手段と、
前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求が自進捗収集サーバによって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバを識別する識別情報各々を当該進捗要求から取得し、取得した識別情報各々を検索キーとして前記精度情報記憶手段を検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する精度情報判定手段と、
前記精度情報判定手段によって判定された精度情報が示す精度となるように、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を前記経路で返信する進捗情報返信手段と、
を備えたことを特徴とする進捗収集サーバ。
(付記2)前記精度情報記憶手段は、他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、前記識別情報に前記業務処理の種類を組み合わせた組み合わせと、前記精度情報とを対応づけて記憶し、
前記精度情報判定手段は、前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理の種類を識別し、当該進捗要求から取得した識別情報各々に当該業務処理の種類を組み合わせた組み合わせを検索キーとして前記精度情報記憶手段を検索して精度情報各々を取得することを特徴とする付記1に記載の進捗収集サーバ。
(付記3)前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した業務処理について他の進捗収集サーバと連携して業務処理を行っている場合に、当該他の進捗収集サーバに対して進捗要求を送信する送信手段と、
前記送信手段によって前記進捗要求が送信された先となる他の進捗収集サーバから、前記進捗情報を受信する受信手段と、
をさらに備え、
前記進捗情報返信手段は、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報と、前記受信手段によって受信された進捗情報とを一つにまとめて前記経路で返信することを特徴とする付記1または2に記載の進捗収集サーバ。
(付記4)前記進捗情報返信手段は、
前記送信手段によって前記進捗要求が送信された後所定の時間内に前記受信手段によって前記進捗情報が受信された場合には、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報と、当該受信手段によって受信された進捗情報とを一つにまとめて前記経路で返信し、
当該送信手段によって当該進捗要求が送信された後所定の時間内に当該受信手段によって当該進捗情報が受信されなかった場合には、当該受信手段によって受信する進捗情報より先に、当該進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報を当該経路で返信することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の進捗収集サーバ。
(付記5)前記送信手段は、前記精度情報判定手段によって判定される精度情報が閾値によって示される精度よりも高い精度を示す精度情報である場合にのみ、他の進捗収集サーバに対して前記進捗要求を送信することを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の進捗収集サーバ。
(付記6)複数のサイト間で連携することで1つの業務処理が実行される場合に、サイトごとに設置され、設置された自サイトにて実行された業務処理の進捗状況を示す進捗情報を収集する進捗収集処理コンピュータに実行させる進捗情報収集プログラムであって、
業務処理の進捗情報を収集することを要求する進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した当該業務処理について自サイトの進捗情報を収集する進捗情報収集ステップと、
前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求が自進捗収集サーバによって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバを識別する識別情報各々を当該進捗要求から取得する取得ステップと、
他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、当該進捗収集サーバを識別する識別情報と、当該進捗収集サーバに対して進捗情報を送信する際に許容される進捗情報の精度を示す精度情報とを対応づけて記憶する精度情報記憶部から、前記取得ステップによって取得された識別情報各々を検索キーとして検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する精度情報判定ステップと、
前記精度情報判定ステップによって判定された精度情報が示す精度となるように、前記進捗情報収集ステップによって収集された進捗情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を前記経路で返信する進捗情報返信ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする進捗収集プログラム。
実施例1に係る進捗収集サーバの概要を説明するための図である。 実施例1に係る進捗収集サーバの構成を説明するためのブロック図である。 実施例1に係る進捗収集サーバ各々間での関係を説明するための図である。 実施例1に係る進捗収集サーバ各々において実行される業務フローの一例を説明するための図である。 実施例1における自サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「α」)を説明するための図である。 実施例1における自サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「β」)を説明するための図である。 実施例1における自サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「γ」)を説明するための図である。 実施例1における自サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「δ」)を説明するための図である。 精度情報による業務フロー定義の違いの一例について説明するための図である。 実施例1における他サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「α」)を説明するための図である。 実施例1における他サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「β」)を説明するための図である。 実施例1における他サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「γ」)を説明するための図である。 実施例1における他サイト情報記憶部(進捗収集サーバ「δ」)を説明するための図である。 実施例1における進捗情報記憶部(進捗収集サーバ「α」)を説明するための図である。 実施例1における進捗情報記憶部(進捗収集サーバ「β」)を説明するための図である。 実施例1における進捗情報記憶部(進捗収集サーバ「γ」)を説明するための図である。 実施例1における進捗情報記憶部(進捗収集サーバ「δ」)を説明するための図である。 実施例1におけるフロー対応付け定義情報記憶部(進捗収集サーバ「γ」)を説明するための図である。 実施例1におけるフロー対応付け定義情報記憶部(進捗収集サーバ「δ」)を説明するための図である。 実施例1に係る進捗収集サーバ間にて送受信される進捗要求と進捗情報との一例を説明するための図である。 実施例1で用いられる進捗要求の一例を説明するための図である。 実施例1に係る進捗収集サーバが受信する進捗情報の一例を説明するための図である。 実施例1における返信処理部を説明するための図である。 実施例1におけるWS―BPELを用いた業務フロー定義を作成する手法の一例を説明するための図である。 実施例1に係る進捗収集サーバ各々における業務フロー定義の一例を説明するための図である。 実施例1における複数の業務フロー定義を統合した業務フロー定義の一例を説明するための図である。 実施例1に係る進捗収集サーバの処理の流れを説明するためのフローチャートである。 実施例2における他サイト情報記憶部を説明するための図である。 実施例1に係る進捗収集サーバのプログラムを説明するための図である。
符号の説明
100 業務システム
200 進捗収集サーバ
300 記憶部
301 自サイト情報記憶部
302 他サイト情報記憶部
303 進捗情報記憶部
304 フロー定義対応付け情報記憶部
400 制御部
401 進捗要求処理部
402 進捗情報収集部
403 精度情報判定部
404 返信処理部

Claims (6)

  1. 複数のサイト間で連携することで1つの業務処理が実行される場合に、サイトごとに設置され、設置された自サイトにて実行された業務処理の進捗状況を示す進捗情報を収集する進捗収集サーバであって、
    他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、当該進捗収集サーバを識別する識別情報と、当該進捗収集サーバに対して進捗情報を送信する際に許容される進捗情報の精度を示す精度情報とを対応づけて記憶する精度情報記憶手段と、
    業務処理の進捗情報を収集することを要求する進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した当該業務処理について自サイトの進捗情報を収集する進捗情報収集手段と、
    前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求が自進捗収集サーバによって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバを識別する識別情報各々を当該進捗要求から取得し、取得した識別情報各々を検索キーとして前記精度情報記憶手段を検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する精度情報判定手段と、
    前記精度情報判定手段によって判定された精度情報が示す精度となるように、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を前記経路で返信する進捗情報返信手段と、
    を備えたことを特徴とする進捗収集サーバ。
  2. 前記精度情報記憶手段は、他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、前記識別情報に前記業務処理の種類を組み合わせた組み合わせと、前記精度情報とを対応づけて記憶し、
    前記精度情報判定手段は、前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理の種類を識別し、当該進捗要求から取得した識別情報各々に当該業務処理の種類を組み合わせた組み合わせを検索キーとして前記精度情報記憶手段を検索して精度情報各々を取得することを特徴とする請求項1に記載の進捗収集サーバ。
  3. 前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した業務処理について他の進捗収集サーバと連携して業務処理を行っている場合に、当該他の進捗収集サーバに対して進捗要求を送信する送信手段と、
    前記送信手段によって前記進捗要求が送信された先となる他の進捗収集サーバから、前記進捗情報を受信する受信手段と、
    をさらに備え、
    前記進捗情報返信手段は、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報と、前記受信手段によって受信された進捗情報とを一つにまとめて前記経路で返信することを特徴とする請求項1または2に記載の進捗収集サーバ。
  4. 前記進捗情報返信手段は、
    前記送信手段によって前記進捗要求が送信された後所定の時間内に前記受信手段によって前記進捗情報が受信された場合には、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報と、当該受信手段によって受信された進捗情報とを一つにまとめて前記経路で返信し、
    当該送信手段によって当該進捗要求が送信された後所定の時間内に当該受信手段によって当該進捗情報が受信されなかった場合には、当該受信手段によって受信する進捗情報より先に、当該進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報を当該経路で返信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の進捗収集サーバ。
  5. 前記送信手段は、前記精度情報判定手段によって判定される精度情報が閾値によって示される精度よりも高い精度を示す精度情報である場合にのみ、他の進捗収集サーバに対して前記進捗要求を送信することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の進捗収集サーバ。
  6. 複数のサイト間で連携することで1つの業務処理が実行される場合に、サイトごとに設置され、設置された自サイトにて実行された業務処理の進捗状況を示す進捗情報を収集する進捗収集処理コンピュータに実行させる進捗情報収集プログラムであって、
    業務処理の進捗情報を収集することを要求する進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した当該業務処理について自サイトの進捗情報を収集する進捗情報収集ステップと、
    前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求が自進捗収集サーバによって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバを識別する識別情報各々を当該進捗要求から取得する取得ステップと、
    他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、当該進捗収集サーバを識別する識別情報と、当該進捗収集サーバに対して進捗情報を送信する際に許容される進捗情報の精度を示す精度情報とを対応づけて記憶する精度情報記憶部から、前記取得ステップによって取得された識別情報各々を検索キーとして検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する精度情報判定ステップと、
    前記精度情報判定ステップによって判定された精度情報が示す精度となるように、前記進捗情報収集ステップによって収集された進捗情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を前記経路で返信する進捗情報返信ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする進捗収集プログラム。
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