JP5109835B2 - 進捗収集サーバ、進捗収集方法および進捗収集プログラム - Google Patents
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Description
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る進捗収集サーバの概要を説明する。図1は、実施例1に係る進捗収集サーバの概要を説明するための図である。
次に、図2を用いて、図1に示した進捗収集サーバ200の構成を説明する。図2は、進捗収集サーバの構成を説明するためのブロック図である。
上記したように、実施例1では、業務システム各々は、何らかの処理ステップの流れに基づき処理が実行されるとして説明した。例えば、処理ステップの流れとは、WS−BPEL(Business Process Execution Language)で記述される。なお、通常の業務システムではその実際の動作をWS−BPELを用いて記述できない場合もある。そのような場合には、チェックポイント(業務の流れにおいて進捗状況を把握したい場所)の順序関係が記述できればよく、例えば、次に述べるような方法でWS−BPELに対応づけることで記述すればよい。
次に、図27を用いて、実施例1に係る進捗収集サーバ200の処理の流れを説明する。なお、図27は、実施例1に係る進捗収集サーバの処理の流れを説明するためのフローチャートである。
上記したように、実施例1によれば、進捗収集サーバ200は、他サイトに設置された進捗収集サーバ200各々について、進捗収集サーバURIと精度情報とを対応づけて記憶する。また、進捗収集サーバ200は、進捗要求を受信すると、進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した業務処理について自サイトの進捗情報を収集する。また、進捗収集サーバ200は、進捗要求が自進捗収集サーバ200によって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバ200を識別する進捗収集サーバURI各々を進捗要求から取得し、取得した進捗収集サーバURI各々を検索キーとして検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する。また、進捗収集サーバ200は、判定した精度情報が示す精度となるように、収集した進捗情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を経路で返信するする。この結果、進捗情報を開示しなければならない上流のサイトが複数ある場合に、適切な精度で進捗情報を開示することが可能である。
このように、実施例2によれば、進捗収集サーバ200は、問い合わせを受けた業務の種類をも考慮した精度にて、進捗情報を開示することが可能である。
例えば、実施例1では、進捗要求処理部401は、呼び出した他の進捗収集サーバ200がある場合に、必ず進捗要求を送信する手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、進捗要求を送信しなくてもよい。
例えば、実施例1では、精度情報「社内」に対応付けられた業務フロー定義として、実際に用いられている処理ステップの流れに対応する業務フロー定義を用いる手法について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、実際に用いられている処理ステップの流れに対応する業務フロー定義を簡略化したものを用いてもよい。この場合、例えば、「社外」に対応する業務フロー定義は、「社内」に対応する業務フロー定義を簡略化したものになる。つまり、実際に用いられている処理ステップの流れを、二段階簡略化した業務フロー定義となる。
例えば、実施例1では、精度情報として、「社内」と「社外」の二つを用いる手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、三つ以上の種類の精度情報を用いてもよい。例えば、数値を用いて、三つ以上の精度情報を用いてもよい。
例えば、実施例1では、呼び出した業務システムがある場合に、他の進捗収集サーバ200から受信した進捗情報すべてと、自進捗収集サーバ200にて収集した進捗情報とを一つにまとめて返信する手法について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、一部の進捗情報のみを先に返信してもよく、また、進捗情報をすべて別個に返信してもよい。
実施例1では、各サイト内に、業務システムが一つあるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、二つ以上の業務システムがあってもよい。
また、実施例1では、例えば、経路に含まれる進捗収集サーバ各々に対応付けられる精度情報の内、最も低い精度情報を用いて進捗情報を返信する手法に、(1)下流にある進捗収集サーバからの進捗情報をまとめて上流に返信する手法を併せて説明した。また、実施例2では、例えば、(2)進捗収集サーバと業務処理の種類との組み合わせに開示レベルを対応付けて用いる手法について説明した。しかし、本発明はこのような実施例の組み合わせに限定されるものではない。例えば、経路に含まれる進捗収集サーバ各々に対応付けられる精度情報の内、最も低い精度情報を用いて進捗情報を返信する手法に、(1)(2)および実施例3にて説明した手法の内、任意の手法を組み合わせて実施してもよい。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。例えば、進捗情報を取得する処理を、サイトを管理する管理者が手動で取得して進捗情報記憶部302に入力してもよい。また、例えば、利用者が記憶部に入力する情報を手動にて予め入力するのではなく、公知の手法にて自動的に入力してもよい。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図1〜図28)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図29を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する進捗収集プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。なお、図29は、実施例1に係る進捗収集サーバのプログラムを説明するための図である。
なお、本実施例で説明した進捗収集サーバは、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、当該進捗収集サーバを識別する識別情報と、当該進捗収集サーバに対して進捗情報を送信する際に許容される進捗情報の精度を示す精度情報とを対応づけて記憶する精度情報記憶手段と、
業務処理の進捗情報を収集することを要求する進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した当該業務処理について自サイトの進捗情報を収集する進捗情報収集手段と、
前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求が自進捗収集サーバによって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバを識別する識別情報各々を当該進捗要求から取得し、取得した識別情報各々を検索キーとして前記精度情報記憶手段を検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する精度情報判定手段と、
前記精度情報判定手段によって判定された精度情報が示す精度となるように、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を前記経路で返信する進捗情報返信手段と、
を備えたことを特徴とする進捗収集サーバ。
前記精度情報判定手段は、前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理の種類を識別し、当該進捗要求から取得した識別情報各々に当該業務処理の種類を組み合わせた組み合わせを検索キーとして前記精度情報記憶手段を検索して精度情報各々を取得することを特徴とする付記1に記載の進捗収集サーバ。
前記送信手段によって前記進捗要求が送信された先となる他の進捗収集サーバから、前記進捗情報を受信する受信手段と、
をさらに備え、
前記進捗情報返信手段は、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報と、前記受信手段によって受信された進捗情報とを一つにまとめて前記経路で返信することを特徴とする付記1または2に記載の進捗収集サーバ。
前記送信手段によって前記進捗要求が送信された後所定の時間内に前記受信手段によって前記進捗情報が受信された場合には、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報と、当該受信手段によって受信された進捗情報とを一つにまとめて前記経路で返信し、
当該送信手段によって当該進捗要求が送信された後所定の時間内に当該受信手段によって当該進捗情報が受信されなかった場合には、当該受信手段によって受信する進捗情報より先に、当該進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報を当該経路で返信することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の進捗収集サーバ。
業務処理の進捗情報を収集することを要求する進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した当該業務処理について自サイトの進捗情報を収集する進捗情報収集ステップと、
前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求が自進捗収集サーバによって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバを識別する識別情報各々を当該進捗要求から取得する取得ステップと、
他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、当該進捗収集サーバを識別する識別情報と、当該進捗収集サーバに対して進捗情報を送信する際に許容される進捗情報の精度を示す精度情報とを対応づけて記憶する精度情報記憶部から、前記取得ステップによって取得された識別情報各々を検索キーとして検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する精度情報判定ステップと、
前記精度情報判定ステップによって判定された精度情報が示す精度となるように、前記進捗情報収集ステップによって収集された進捗情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を前記経路で返信する進捗情報返信ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする進捗収集プログラム。
200 進捗収集サーバ
300 記憶部
301 自サイト情報記憶部
302 他サイト情報記憶部
303 進捗情報記憶部
304 フロー定義対応付け情報記憶部
400 制御部
401 進捗要求処理部
402 進捗情報収集部
403 精度情報判定部
404 返信処理部
Claims (6)
- 複数のサイト間で連携することで1つの業務処理が実行される場合に、サイトごとに設置され、設置された自サイトにて実行された業務処理の進捗状況を示す進捗情報を収集する進捗収集サーバであって、
他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、当該進捗収集サーバを識別する識別情報と、当該進捗収集サーバに対して進捗情報を送信する際に許容される進捗情報の精度を示す精度情報とを対応づけて記憶する精度情報記憶手段と、
業務処理の進捗情報を収集することを要求する進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した当該業務処理について自サイトの進捗情報を収集する進捗情報収集手段と、
前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求が自進捗収集サーバによって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバを識別する識別情報各々を当該進捗要求から取得し、取得した識別情報各々を検索キーとして前記精度情報記憶手段を検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する精度情報判定手段と、
前記精度情報判定手段によって判定された精度情報が示す精度となるように、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を前記経路で返信する進捗情報返信手段と、
を備えたことを特徴とする進捗収集サーバ。 - 前記精度情報記憶手段は、他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、前記識別情報に前記業務処理の種類を組み合わせた組み合わせと、前記精度情報とを対応づけて記憶し、
前記精度情報判定手段は、前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理の種類を識別し、当該進捗要求から取得した識別情報各々に当該業務処理の種類を組み合わせた組み合わせを検索キーとして前記精度情報記憶手段を検索して精度情報各々を取得することを特徴とする請求項1に記載の進捗収集サーバ。 - 前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した業務処理について他の進捗収集サーバと連携して業務処理を行っている場合に、当該他の進捗収集サーバに対して進捗要求を送信する送信手段と、
前記送信手段によって前記進捗要求が送信された先となる他の進捗収集サーバから、前記進捗情報を受信する受信手段と、
をさらに備え、
前記進捗情報返信手段は、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報と、前記受信手段によって受信された進捗情報とを一つにまとめて前記経路で返信することを特徴とする請求項1または2に記載の進捗収集サーバ。 - 前記進捗情報返信手段は、
前記送信手段によって前記進捗要求が送信された後所定の時間内に前記受信手段によって前記進捗情報が受信された場合には、前記進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報と、当該受信手段によって受信された進捗情報とを一つにまとめて前記経路で返信し、
当該送信手段によって当該進捗要求が送信された後所定の時間内に当該受信手段によって当該進捗情報が受信されなかった場合には、当該受信手段によって受信する進捗情報より先に、当該進捗情報収集手段によって収集された進捗情報から作成された進捗情報を当該経路で返信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の進捗収集サーバ。 - 前記送信手段は、前記精度情報判定手段によって判定される精度情報が閾値によって示される精度よりも高い精度を示す精度情報である場合にのみ、他の進捗収集サーバに対して前記進捗要求を送信することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の進捗収集サーバ。
- 複数のサイト間で連携することで1つの業務処理が実行される場合に、サイトごとに設置され、設置された自サイトにて実行された業務処理の進捗状況を示す進捗情報を収集する進捗収集処理コンピュータに実行させる進捗情報収集プログラムであって、
業務処理の進捗情報を収集することを要求する進捗要求を受信すると、当該進捗要求にて指定された業務処理を識別し、識別した当該業務処理について自サイトの進捗情報を収集する進捗情報収集ステップと、
前記進捗要求を受信すると、当該進捗要求が自進捗収集サーバによって受信されるまでの経路に含まれる進捗収集サーバを識別する識別情報各々を当該進捗要求から取得する取得ステップと、
他サイトに設置された進捗収集サーバ各々について、当該進捗収集サーバを識別する識別情報と、当該進捗収集サーバに対して進捗情報を送信する際に許容される進捗情報の精度を示す精度情報とを対応づけて記憶する精度情報記憶部から、前記取得ステップによって取得された識別情報各々を検索キーとして検索して精度情報各々を取得し、取得した精度情報各々の内最も精度が低いことを示す精度情報を判定する精度情報判定ステップと、
前記精度情報判定ステップによって判定された精度情報が示す精度となるように、前記進捗情報収集ステップによって収集された進捗情報から応答用の進捗情報を作成し、作成した進捗情報を前記経路で返信する進捗情報返信ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする進捗収集プログラム。
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