JP2000293447A - 仮想ワークフロー管理方法 - Google Patents

仮想ワークフロー管理方法

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JP2000293447A
JP2000293447A JP10098099A JP10098099A JP2000293447A JP 2000293447 A JP2000293447 A JP 2000293447A JP 10098099 A JP10098099 A JP 10098099A JP 10098099 A JP10098099 A JP 10098099A JP 2000293447 A JP2000293447 A JP 2000293447A
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俊昭 阪口
Shiyunsuke Akifuji
俊介 秋藤
Masato Tamaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークフロー管理において最小限度の公開範囲
で本当に知りたい進捗を知ることができるようにする。
状況により実際のワークフロー定義が変更になっても外
からは変わらず見えるようにする。 【解決手段】仮想ワークフローを定義し実装ワークフロ
ー定義のノードとのリンクを設定する。案件の属性情報
に応じて実装ワークフロー定義を選択し投入処理を行
う。案件の進捗を仮想ワークフロー進捗に変換して返答
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のワークフロー
定義を利用してワークを管理するワークフローシステム
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来複数のワークフロー定義を用いたワ
ークフローシステムの例としては、特開平８−１２３７
４４がある。本例では、ワークフロー定義を階層的に、
または直列に組み合わせ、連携・直列連携を実現するワ
ークフローシステムの例を開示している。本例によれ
ば、ワークフローの定義に入口と出口を設け、これらの
間をリンクすることにより、複数の部署にまたがったワ
ークフロー定義を部署ごとに独立して管理することがで
きる。
【０００３】また他の組織など外部のワークフローシス
テムで実行中のフローの進捗状況を把握する手段を持つ
ワークフローシステムの例としては、特開平８−２２１
４７６がある。本例では、自己の組織から送付され他の
組織で実行中のワークフロー案件の進捗状況を簡単に把
握できるワークフローシステムの例を開示している。本
例によれば、案件を受信したワークフローサーバがワー
クフロー案件を記録管理するワークフローサーバ間管理
部に受信したことを通知することにより、進捗状況の把
握要求に対して、ワークフローサーバ間管理部を介し
て、他のワークフローサーバに送付した案件を追跡し、
進捗を把握することができる。
【０００４】また、進捗状況の詳細を知られずに他のワ
ークフロー管理システムと連携することのできるワーク
フローシステムの例としては、特開平９−２０４４６７
がある。本例では複数の人が関わる一連業務の流れであ
るアクティビティをワークフローに記述しておき、通信
相手に応じて複数のアクティビティをまとめて１つの対
外アクティビティとして提示することにより、進行状況
の詳細やワークフロー構成の詳細を外部に知られないよ
うにすることができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の技術においては、以下に述べる課題がある。
【０００６】まず第１に、特開平８−１２３７４４のワ
ークフロー管理システムでは、異なる組織間でワークフ
ローの案件をやり取りする場合、一方の組織で部署の改
編などでワークフロー定義が大幅に変わる場合、他の組
織もそれにあわせて連携先のワークフロー定義を変更す
る必要があり、ワークフローの保守工数が増大する。
【０００７】本発明の第１の目的は、ワークフロー定義
の変更を反映するための保守工数を削減することのでき
るワークフロー管理方法を提供することにある第２に、
進捗情報の詳細度を保ちながら必要なだけ情報の開示を
行うことが難しい。特開平８−１２３７４４のワークフ
ロー管理システムと特開平８−２２１４７６のワークフ
ローシステムを組み合わせて案件の進捗を把握する場
合、利用する部署が直接見えてしまうので、相手のドメ
インが社外である場合、社内の情報が外に漏れることと
なりセキュリティ上好ましくない。その点、特開平９−
２０４４６７のワークフロー管理システムではアクティ
ビティを複数まとめて１つのアクティビティとして提示
することにより情報の開示を制限している。しかし、複
数のアクティビティをまとめて提示することにより、そ
の中での進捗情報まで隠蔽されるため、外部から必要な
進捗状況を把握することは困難である。
【０００８】本発明の第２の目的は、最小限度の公開範
囲で、外部から必要とされる進捗情報を得ることのでき
るワークフロー管理方法を提供することにある。
【０００９】第３に、他のドメインからの案件を受け付
ける場合、業務の種類によってワークフロー定義が異な
る場合、特開平８−１２３７４４のワークフロー管理シ
ステムでは、それぞれの送付元のドメインから、業務ご
とに別々のワークフロー定義を指定する必要があり、各
業務ごとの定義を送付元のドメインに通知する手間がか
かる。
【００１０】本発明の第３の目的は、ワークフローを用
いる業務の数が多くなっても、外部から依頼するための
ワークフロー定義の数を削減することのできるワークフ
ロー管理システムを提供することにある。
【００１１】第４に、複数のワークフロー案件を用いた
作業を管理する場合、ワークフロー定義で記述可能な定
型的な仕事のみで管理すべきフローを記述することが難
しい。即ち、従来の技術では、ワークフローシステムを
用いる業務において、独立した複数のワークフロー案件
を投入、管理する場合、作業者は個々のワークフロー案
件については管理することが可能だが、ワークフロー案
件相互に関連性がある場合、特開平８−１２３７４４に
示すようにそれぞれの案件に対応する定義同士を接続し
連携することで一連の業務の進捗を管理することが可能
である。しかし、案件相互の関連性が一定でない場合
は、定義同士を常に接続しておくことができず一連の業
務の進捗を継続して管理することができないので、記述
可能な業務に制約が生じる。
【００１２】本発明の第４の目的は、独立したワークフ
ロー案件を複数用いた業務でも案件をまたがった一連の
業務の進捗を管理できるワークフロー管理システムを提
供することにある。
【００１３】以上述べたように、本発明の目的は、構成
が変更されていくワークフロー管理システムを利用する
場合、利用する側に不必要な情報の変更を見せなくした
り、また利用する側も変更を意識する必要のないワーク
フロー管理方法を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では仮想ワークフローという概念を導入し、
それを実現する手段を提供する。
【００１５】ここでは実際にワークフロー管理システム
の中で業務の手続きを定義したものを実装ワークフロー
定義、実装ワークフロー定義に基づいた個々の事例とし
て生成される情報を実装ワークフロー案件と呼ぶ。仮想
ワークフローとは、この実装ワークフローに対して、そ
の中の一部の業務の手続きを取り出したフローである。
また、仮想ワークフローは、実際には複雑なワークフロ
ーを、利用目的に応じて、わかりやすく単純に、かつ明
確に表示できるようにしたものである。従って、仮想ワ
ークフローでは、各ノードの名称を、実装ワークフロー
で使用している名称と同一にする必要はなく、利用目的
に応じた名称を用いてワークフローを定義できる。
【００１６】具体的には、仮想ワークフロー定義とは、
実装ワークフロー定義を構成するノードの一部を使って
作ることのできる業務の流れの定義である。仮想ワーク
フロー案件は、仮想ワークフロー定義に基づいた個々の
事例として生成される情報である。
【００１７】本発明の仮想ワークフロー管理方法では、
上記のような仮想ワークフローの機能を実現するため
に、ワークフローを構成するノードのうち公開するノー
ドを指定し操作権限を設定するステップと、設定したノ
ードの順序を、上記定義中のノードの順列を用いて計算
し、ノード間を接続する仮想ワークフロー定義として登
録するステップとを有する。
【００１８】また、１つの仮想ワークフロー定義を場合
によって異なる実装ワークフロー定義に対応づけること
ができるように、仮想ワークフロー定義内に仮想ワーク
フロー属性を定義し、定義された属性を用いて、仮想ワ
ークフロー定義に対応する実装ワークフロー定義を決定
するステップと、決定された実装ワークフロー定義を用
いて実装ワークフロー案件を投入するとともに仮想ワー
クフロー案件を登録するステップを有する。
【００１９】また、仮想ワークフローの案件から必要で
最小限の進捗状況が把握できるようにするために、指定
された仮想ワークフロー案件に対応した実装ワークフロ
ー案件を取得するステップと、実装ワークフロー案件の
処理されているノードを取得するステップと、取得され
たノードと、仮想ワークフロー定義のノードと関連付け
られた実装ワークフロー定義のノードとを比較し、取得
ノードと一致するか、取得ノードより以前で最も近く、
かつ、関連付けられた仮想ノードに参照権限がある仮想
ワークフロー定義のノードの処理状況を進捗状況とする
ステップを有する。
【００２０】また、仮想ワークフローシステムを柔軟に
構成できるように、仮想ワークフロー定義の識別子情報
と、定義に含まれる各ノードの識別子情報と、各ノード
における操作権限情報からなる仮想ワークフロー定義情
報を格納する手段と、仮想ワークフロー定義のノードの
識別子情報、実装ワークフロー定義の識別子情報、及び
実装ワークフロー定義のノードとのリンクを示すリンク
識別子からなるワークフローリンク定義情報格納手段と
を有する。
【００２１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
より詳細に説明する。
【００２２】（仮想ワークフロー定義の例）最初に仮想
ワークフロー定義の一例について説明する。
【００２３】図２は本実施例で用いる仮想ワークフロー
定義と実装ワークフロー定義の一例である。ここでは実
際にワークフロー管理システムの中で業務の手続きを定
義したものを実装ワークフロー定義、実装ワークフロー
定義に基づいた個々の事例として生成される情報を実装
ワークフロー案件と呼ぶ。仮想ワークフローとは、この
実装ワークフローに対して、その中の一部の業務の手続
きを取り出したフローである。また、仮想ワークフロー
は、実際には複雑なワークフローを、利用目的に応じ
て、わかりやすく単純に、かつ明確に表示できるように
したものである。
【００２４】具体的には、仮想ワークフロー定義とは、
実装ワークフロー定義を構成するノードの一部を使って
作ることのできる業務の流れの定義である。仮想ワーク
フロー案件は、仮想ワークフロー定義に基づいた個々の
事例として生成される情報である。
【００２５】仮想ワークフロー定義２００は、仮想ワー
クフローノード２０２とアーク２０４、実装ワークフロ
ー定義２１４との定義リンク２０８からなる。仮想ワー
クフローノード２０２は、仮想ワークフローにおける１
つのステップを表し、アーク２０４はノード２０２間を
接続し、アーク２０４の矢印の元から先にステップが進
むことを表す。
【００２６】実装ワークフロー定義２１４は、実装ワー
クフローノード２１０と実アーク２１２からなる。実装
ワークフローノード２１０には、ワークフローの作業名
称が割り当てられるが、図２に示す「担当者１」のよう
に、処理を行う作業者を割り当ててもワークフローを定
義できる。
【００２７】定義リンク２０８には、さらに、実装ワー
クフローノード２１０の状態、たとえば処理の開始、終
了、判断の実行などの情報が、仮想ワークフローノード
２０２と対応づけられて格納される。
【００２８】仮想ワークフローノード２０２には実装ワ
ークフローノード２１０と同様に利用目的に応じた名称
を与えることができ、定義リンクによって対応づけられ
た実装ワークフローノード２１０の名称と独立に決める
ことができる。
【００２９】仮想ワークフロー定義２００は、定義リン
ク２０８を介して複数の実装ワークフロー定義２１４と
関連付けることが可能である。図２の例では、２つの実
装ワークフロー定義２１４ａ，ｂ中の「担当者１」２１
０、「事務」２１３、及び「企画」２１６の３つのノー
ドを１つの仮想ワークフロー定義２００で表わしてい
る。
【００３０】（機能ブロック構成）図１は本発明の実施
例を示す仮想ワークフローの管理方法の機能ブロック図
である。
【００３１】ユーザインタフェース処理部１００は、仮
想ワークフローシステム１０２の仮想ワークフロー処理
部１０１を呼び出す。仮想ワークフロー処理部１０１
は、仮想ワークフロー案件投入処理部１０４、仮想ワー
クフロー案件進捗取得処理部１０６、仮想ワークフロー
定義情報取得部１０７、仮想ワークフロー定義管理処理
部１０８から構成され、それぞれ仮想ワークフロー案件
の投入処理、仮想ワークフロー案件の進捗取得、仮想ワ
ークフロー定義の情報取得、仮想ワークフロー定義の登
録処理操作を行う。
【００３２】仮想ワークフロー案件操作処理部１０４
は、仮想ワークフロー定義格納部１１６や定義リンク格
納部１１８にある情報を参照し、仮想ワークフロー案件
格納部１１７にある仮想ワークフロー案件を更新した
り、実装ワークフロー案件操作処理部１１０を用いて実
装ワークフロー案件格納部１２２にある実装ワークフロ
ー案件を更新する。
【００３３】仮想ワークフロー案件進捗取得処理部１０
６は、仮想ワークフロー定義格納部１１６や定義リンク
格納部１１８や仮想ワークフロー案件格納部１１７にあ
る情報を参照し、実装ワークフロー案件進捗取得処理部
１１２を用いてワークフロー案件格納部１２２から進捗
情報を参照し、仮想ワークフロー案件の進捗情報を算出
する。
【００３４】仮想ワークフロー定義情報取得処理部１０
７は、実装ワークフロー定義管理処理部１１４を介して
実装ワークフロー定義格納部１２０にあるワークフロー
定義情報を参照し、また、仮想ワークフロー定義格納部
１１６の情報を参照して、仮想ワークフロー定義に関す
る情報を取得する。
【００３５】仮想ワークフロー定義管理処理部１０８
は、実装ワークフロー定義管理処理部１１４を介して実
装ワークフロー定義格納部１２０にあるワークフロー定
義情報を参照し、仮想ワークフロー定義格納部１１６、
定義リンク格納部１１８にある仮想ワークフロー定義情
報を更新する。
【００３６】図１１は、本発明を実施する計算機構成の
例である。本発明を適用する計算機システムは、クライ
アント・サーバシステムであって、クライアントからの
要求に基づいて本発明の処理がサーバで実行される。本
例では、仮想ワークフローサーバ１１０２と、ワークフ
ローサーバ１１０４と、ワークフロークライアント１１
０６がネットワークインタフェースとＬＡＮ１１１２を
介して接続され、他のワークフロー管理システム１１１
０とは外部ネットワークインタフェースとＷＡＮ１１０
８を介して接続されている。本例の場合、仮想ワークフ
ローサーバ１１０２は、仮想ワークフロー案件操作処理
部１０４、仮想ワークフロー案件進捗取得処理部１０
６、仮想ワークフロー定義管理処理部１０８、仮想ワー
クフロー定義格納部１１６、仮想ワークフロー案件格納
部１１７、定義リンク格納部１１８を含んでいる。本発
明は本構成に限るものではなく、仮想ワークフローサー
バ１１０２とワークフローサーバ１１０４が同一の計算
機としてもよい。また、仮想ワークフローサーバ１１０
２とワークフロークライアント１１０６が同一の計算機
であってもよい。また、計算機間のネットワークも異な
っていてもよい。
【００３７】図１２は、本発明の別の計算機構成例であ
る。（ａ）は、ワークフロークライアント、仮想ワーク
フローサーバ（以下仮想サーバ）１１０２が複数あり、
ワークフローサーバ１１０４が１つになっている例であ
る。このように複数の仮想サーバを用意することによ
り、仮想サーバの設置場所の制約に応じた仮想ワークフ
ローを提供することができる。つまり、部署の業務内容
や、ネットワークの帯域などに応じて必要なだけ定義情
報を公開できるようにすることができる。
【００３８】（ｂ）は、ワークフロークライアント１１
０６、仮想サーバ１１０２が１つでワークフローサーバ
１１０４が複数の場合の例である。この場合は、実際は
利用内容に応じてワークフロークライアントが異なるワ
ークフローサーバを用いる必要があったのを、仮想サー
バを用いることにより１つのワークフローで代表させ、
実際の処理を分担させることができる。
【００３９】（定義情報の格納例）図３は仮想ワークフ
ロー定義情報の格納例、図４は実装ワークフロー定義情
報の格納例である。図３と図４を用いて、図２にあらわ
された構造がどのように格納されるかを説明する。
【００４０】図３（ａ）に示すように、仮想ワークフロ
ー定義格納部１１６は仮想ワークフロー定義のテーブル
３１０と定義に含まれる仮想属性テーブル３２０、仮想
ワークフローノードテーブル３３０からなる。仮想ワー
クフロー定義格納部１１６は、仮想ワークフローシステ
ムで管理する仮想ワークフロー定義を格納する。仮想属
性テーブル３２０と仮想ワークフローノードテーブル３
３０は、各仮想ワークフロー定義で定義され用いられる
仮想属性、仮想ノードの情報を格納する。仮想ワークフ
ロー定義１つに対して、１つの仮想属性テーブルと１つ
の仮想ワークフローノードテーブルが対応する。
【００４１】仮想ワークフロー定義テーブル３１０は、
仮想ワークフロー定義ＩＤ３１２、ノード数３１４、属
性数３１６からなるフィールドを持つレコードからな
る。
【００４２】仮想ワークフローノードテーブル３３０
は、ノードＩＤ３３２、ノード名称３３４、表示権限３
３６、照会権限３３８、投入権限３３９のフィールドを
持つレコードからなる。表示権限３３６、照会権限３３
８、投入権限３３９はそれぞれ、仮想ワークフローノー
ドの公開、ノードの進捗照会、ノードにおける案件投入
の操作権限の有無を格納する。操作権限はこれらに限る
ことなく、別の権限を設定することも可能である。仮想
ワークフローノードテーブル３３０は、仮想ワークフロ
ー定義テーブル３１０のレコード１つごとに１つ存在す
る。仮想ワークフローノードテーブル３３０のレコード
数はノード数３１４と一致する。
【００４３】仮想属性テーブル３２０は属性名称３２
２、データ型３２４からなるフィールドをもつレコード
からなる。仮想属性とは、仮想ワークフローにおける個
別の案件に関する情報で、実装ワークフロー定義の属性
と別に定義されるが、実装ワークフローの属性を別名で
定義したものとすることもできる。仮想属性テーブル３
２０は、仮想ワークフロー定義テーブル３１０のレコー
ド１つごとに１つ存在する。仮想属性テーブルのレコー
ド数は属性数３１６と一致する。
【００４４】図３（ｂ）に示すように、定義リンク格納
部１１８は、仮想定義系列テーブル３４０、および仮想
ノードリンクテーブル３５０からなる。
【００４５】仮想定義系列テーブル３４０は、仮想ワー
クフロー定義ＩＤ３４２、条件３４４、定義系列３４６
のフィールドをもつレコードからなる。仮想定義系列と
は、仮想ワークフロー定義に対応づけられる実装ワーク
フロー定義が条件に応じて複数存在する場合に、その１
つの対応のパターンを定めたものである。
【００４６】仮想ノードリンクテーブル３５０は、仮想
ノードＩＤ３５２、実装ワークフロー定義ＩＤ３５４、
リンクＩＤ３５６のフィールドをもつレコードからな
る。仮想ノードリンクテーブル３５０は、仮想定義系列
テーブル３４０のレコード１つごとに１つ存在する。
【００４７】仮想ノードリンクテーブルのレコード数
は、ノード数３１４と一致する。
【００４８】図４に示すように、実装ワークフロー定義
格納部１２０は、ワークフロー定義テーブル４１０と連
携先ワークフロー定義格納テーブル４２０、属性定義テ
ーブル４３０、ワークフローノードテーブル４５０とワ
ークフローノード遷移情報テーブル４７０からなる。
【００４９】ワークフロー定義テーブル４１０は、実定
義ＩＤ４１２，定義のノード数４１４，連携する定義の
数４１６，定義中で使用する属性の数４１８からなる。
連携先ワークフロー定義格納テーブル４２０は、連携定
義数４１６に対応してレコードが生成され、連携ＩＤ４
２２，連携元の定義中のノードＩＤ４２４，連携先の定
義ＩＤ４２６，連携先の定義のノードＩＤ４２８からな
る。
【００５０】属性定義テーブル４３０は、属性数４１８
に対応してレコードが生成され、属性名称４３２と属性
の型名４３４からなる。
【００５１】ワークフローノードテーブル４５０は、ワ
ークフロー定義のノード数４１４に対応してレコードが
生成され、ノードＩＤ４５２、ノードの名称４５４，リ
ンクＩＤ４５６、次に遷移するノード数４５８からな
る。
【００５２】ワークフローノード遷移情報テーブル４７
０は、次ノード数４５８に対応してレコードが生成さ
れ、遷移先のノードＩＤ４７６，遷移の条件４７８から
なる。
【００５３】図３のリンクＩＤ３５６の値と図４のリン
クＩＤ４５６の値が同じレコードは、それぞれのレコー
ドに対応する仮想ワークフロー定義と実装ワークフロー
定義が対応づけられていることを表している。
【００５４】（案件の格納例）図５はワークフロー案件
テーブルの例である。図５（ａ）は仮想ワークフロー案
件格納部１１７のテーブル、図５（ｂ）はワークフロー
案件格納部１２２のテーブルである。仮想ワークフロー
案件格納部１１７は、仮想ワークフロー定義に基づいて
生成された個別の案件を格納する。また、ワークフロー
案件格納部１２２は仮想ワークフロー案件に対応する実
装ワークフローの案件を格納する。
【００５５】図５（ａ）に示す仮想ワークフロー案件格
納部１１７は、仮想ワークフロー案件テーブル５００，
実装案件ＩＤテーブル５２０、仮想案件属性テーブル５
１０からなる。
【００５６】仮想ワークフロー案件テーブル５００は、
仮想案件ＩＤ５０２、仮想定義ＩＤ５０４、属性数５０
６，対応する実装ワークフロー案件数５０８からなる。
実装案件ＩＤテーブル５２０は、実装の案件数５０８に
対応してレコードが生成され、実装案件ＩＤ５２２を格
納する。仮想案件属性テーブル５１０は、属性数５０６
に対応してレコードが生成され、属性の名称５１２と値
５１４からなる。
【００５７】図５（ｂ）に示す実装ワークフロー案件格
納部１２２は、実装ワークフロー案件テーブル５３０と
実装案件属性テーブル５４０からなる。
【００５８】実装ワークフロー案件テーブル５３０は、
実装案件ＩＤ５３２，実装定義ＩＤ５３４、実装ワーク
フロー案件の回覧属性数５３６，ノード状態５３８から
なる。実装案件属性テーブル５４０は、回覧属性数５３
６に対応してレコードが生成され、属性の名称５４２と
値５４４からなる。
【００５９】（ユーザインタフェース処理の例）図６は
ユーザインタフェース処理の例を示す。
【００６０】まず、ステップ６０２において機能の一覧
を表示し、実行する機能選択待ちになる(ステップ６０
４）。仮想定義登録が選択された場合は仮想ワークフロ
ーに登録する実装ワークフローのノード情報と条件を入
力し(ステップ６０６）、定義登録処理を呼び出す(ステ
ップ１０８）。
【００６１】仮想案件投入が選択された場合は、投入す
る仮想ワークフロー定義ＩＤの入力待ちになり(ステッ
プ６１２）、入力されたＩＤに対応する定義情報を取得
し（ステップ１０７）、投入に必要な情報を表示して
(ステップ６１６）投入情報入力待ちとなる（ステップ
６１８）。投入情報が入力されると、案件投入処理がな
される（ステップ１０６）。
【００６２】仮想案件進捗が選択された場合は、仮想ワ
ークフロー案件ＩＤの入力待ちになり（ステップ６２
８）、入力ＩＤを用いて案件進捗取得処理が実行され
（ステップ１０４）進捗情報が表示される（ステップ６
３２）。
【００６３】以上の処理の中で、本実施例の特徴である
定義登録処理（１０８）、定義情報取得処理（１０
７），案件投入処理（１０４）案件進捗取得処理（１０
６）について詳細に説明していく。
【００６４】（定義登録処理）図７は仮想ワークフロー
定義登録処理１０８のフローチャートである。本処理に
より仮想ワークフロー案件の雛形となる仮想ワークフロ
ー定義を、実装ワークフロー定義の情報を用いて登録す
る。
【００６５】本処理を呼び出す際の入力情報は、仮想ワ
ークフローとして定義したい実装ワークフローのノード
情報と、ノードの仮想ワークフローにおける名称、操作
権限である。
【００６６】処理が呼び出されると、ステップ６０６で
入力した実装ワークフロー定義のノード情報と、ノード
の仮想ワークフローにおける名称、操作権限を用いて仮
想ワークフロー定義が仮想ワークフロー定義格納部１１
６に登録される(ステップ７０４）。まずすでに登録し
た仮想定義ＩＤと重複しないＩＤを決定し、ＩＤ、定義
したいノードの数と、属性の数の1組が仮想ワークフロ
ー定義テーブル３１０に登録される。次にノード数に対
応する仮想ワークフローノードテーブル３３０が生成さ
れ、各ノードに対して仮想ノードＩＤ、ノードの名称
と、許容する権限の設定が登録される。次に属性数に対
応する仮想属性テーブル３２０が生成され、各属性に対
応する名称とデータの型が登録される。
【００６７】次に、仮想ワークフローノードと、仮想ワ
ークフローノードに対応する実装ワークフロー定義のノ
ードのリンク情報が定義リンク格納部１１８に登録され
る(ステップ７０６）。つまりステップ７０４で付与し
た仮想定義ＩＤと仮想ノードＩＤに対応して、実装ワー
クフロー定義格納部１２０で定義される実装定義のＩＤ
とノードのリンクＩＤの組が仮想ノードリンクテーブル
３５０に登録される。仮想属性テーブル３２０で定義し
た属性に応じて、仮想ノードに対応する実装ノードを変
えるための条件が入力情報に含まれる場合は、仮想定義
系列テーブル３４０に属性の条件３４４と、定義系列３
４６が格納され、それぞれの系列について仮想ノードと
実装ノードとのリンクが仮想ノードリンクテーブル３５
０に登録される。
【００６８】図１４に仮想ワークフロー定義登録の一画
面例を示す。（ａ）は、ステップ６０６の指定画面を示
す。仮想ワークフロー定義を登録するために必要な実装
ワークフロー定義が１４０４のように呼び出され、実装
ワークフロー定義の中で仮想ワークフローのノードとし
て登録するノードは網掛け１４０６で指定される。仮想
ワークフロー登録操作１４０８を呼び出すことにより、
（ｂ）に示す仮想ワークフロー定義１４１０が生成され
る。
【００６９】（定義情報取得処理）図８は仮想ワークフ
ロー定義情報取得処理１０７の手順を示す。本処理によ
り、仮想ワークフロー定義を用いて案件を投入する際に
必要な情報を取得する。
【００７０】本処理の入力情報は仮想ワークフロー定義
のＩＤである。処理が呼び出されると、処理部は入力さ
れた仮想ワークフロー定義ＩＤに対応する定義の条件と
なる属性を取り出す(ステップ８０２）。仮想ワークフ
ロー定義テーブル３１０、仮想属性テーブル３２０から
定義ＩＤに対応する仮想属性を取り出すことができる。
【００７１】次に仮想ワークフロー定義に対応する実装
ワークフロー定義を取り出し、実装ワークフロー案件の
投入に必要な属性を取り出す(ステップ８０４）。仮想
定義系列テーブル３４０、仮想ノードリンクテーブル３
５０、ワークフロー定義テーブル４１０、属性定義テー
ブル４３０から必要な属性を取り出すことができる。次
にステップ８０２とステップ８０４で取り出した属性を
仮想ワークフロー定義の情報として値を返す（ステップ
８０６）。
【００７２】以上により仮想ワークフロー定義の情報と
して、必要な属性を取得することができる。本処理によ
り、実装ワークフロー定義の内容に変更があった場合で
も、仮想ワークフロー定義を変更せずに実装ワークフロ
ー定義の変更内容に応じて設定属性を得ることができる
ので、ワークフロー定義の保守工数を減らすことが可能
になる。
【００７３】（案件投入処理）図９は仮想ワークフロー
案件投入処理１０４の手順を示す。本処理により仮想ワ
ークフロー案件を投入する。
【００７４】本処理の入力情報は、投入する仮想ワーク
フロー定義のＩＤと、投入する仮想ノードと、設定する
属性の値である。投入する仮想ノードが先頭ノードでな
い場合は、仮想案件ＩＤも入力情報となる。処理が呼び
出されると、処理部はまず、選択した仮想ワークフロー
定義の指定ノードに投入権限があるかどうかの判定を行
う（ステップ９０２）。仮想ワークフローノードテーブ
ル３３０の投入権限３３９より、ノードの投入権限をチ
ェックすることができる。
【００７５】次に設定する仮想属性の値から、使用する
定義系列を決定する（ステップ９０４）。仮想定義系列
テーブル３４０の条件３４４に仮想属性の値を適用する
ことにより、使用する定義系列３４６を決定することが
できる。
【００７６】次に定義系列に対応した仮想ノードリンク
テーブル３５０から投入指定した仮想ノードに対応する
実装定義ＩＤ３５４とリンクＩＤ３５６を取り出す（ス
テップ９０６）。
【００７７】次にワークフロー定義テーブル４１０から
指定された実装ワークフロー定義ＩＤに対応する実装ワ
ークフロー定義を決定する（ステップ９０８）。
【００７８】次に、決定した実装ワークフロー定義に入
力された属性値を用いて案件を投入する（ステップ９１
０）。実装案件の投入は、ワークフロー案件操作手段１
１０によって行われ、ワークフロー案件格納部１２２に
格納される。
【００７９】次に仮想ワークフロー案件格納部１１７に
仮想案件を登録する（ステップ９１２）。すでに登録し
た仮想案件ＩＤと重複しない仮想案件ＩＤを決定し、仮
想定義ＩＤ、属性数、実装案件数、対応する実装案件Ｉ
Ｄを仮想ワークフロー案件テーブル５００に登録する。
また、属性数に対応して仮想案件属性テーブル５１０を
生成し、入力情報である仮想属性名称と値を設定する。
また、対応する実装案件ＩＤを実装案件ＩＤテーブル５
２０に設定する。仮想案件ＩＤが入力情報としてある場
合は、入力された仮想案件ＩＤの実装案件数を1増や
し、対応する実装案件ＩＤテーブル５２０に実装案件Ｉ
Ｄを追加する。
【００８０】以上により仮想ワークフローの案件投入処
理が行われる。仮想定義情報取得処理と本処理により、
実装ワークフロー定義の内容に変更があった場合でも、
仮想ワークフロー定義を変更せずに実装ワークフロー定
義の変更内容に応じて投入処理を行うことができるの
で、ワークフロー定義の保守工数を減らすことが可能に
なる。
【００８１】（進捗取得処理）図１０は仮想ワークフロ
ー案件進捗取得処理１０６の手順を示す。本処理により
投入された仮想ワークフロー案件がどこまで処理された
かの情報を取得する。
【００８２】本処理の入力情報は、仮想案件のＩＤであ
る。処理が呼び出されると、本処理部は仮想ワークフロ
ー案件テーブル５００と実装案件ＩＤテーブル５２０か
ら指定された仮想案件ＩＤ５０２に対応する実装案件Ｉ
Ｄ５２２を取得する（ステップ１００２）。
【００８３】次に実装ワークフロー案件テーブル５３０
から実装案件の状態を表すノード状態５３８と実装案件
の定義ＩＤ５３４を取得する（ステップ１００４）。
【００８４】次にワークフロー定義テーブル４１０から
取得した実装ワークフロー定義ＩＤに対応するワークフ
ローノードテーブル４５０を求め、案件の状態と一致す
るノードＩＤ４_82T２に対応するリンクＩＤの値を求め
る。（ステップ１００６）。リンクＩＤが設定されてい
ない場合は、ワークフローノードテーブル４５０の1つ
前のレコードのリンクＩＤを参照し、値が設定されてい
るノードまで繰り返す。
【００８５】次に実装ワークフロー定義ＩＤと得られた
リンクＩＤに対応する仮想ノードＩＤを仮想ノードリン
クテーブル３５０から求める（ステップ１００７）。仮
想案件に対応する実装案件が複数ある場合、仮想ノード
が複数になるが、得られた仮想ノードＩＤでもっとも値
の大きいものを求める。
【００８６】次に得られたノードに対応する仮想ノード
が参照権限を持っているかをチェックする（ステップ１
００８）。参照権限を持っていない場合は、さらに1つ
前のノードについてチェックする（ステップ１００
９）。参照権限を持っている場合は、得られた仮想ノー
ドＩＤを処理の結果である案件の進捗状況とする（ステ
ップ１０１０）。
【００８７】以上のようにして、仮想ワークフロー案件
の進捗取得処理が行われる。本処理により、進捗情報が
必要な実装ワークフロー定義のノードのみを仮想ワーク
フロー定義のノードとして定義した上で仮想ワークフロ
ーの進捗状況を表示することができるので、やりとりす
る相手へ社内の手続き情報が漏れるのを防ぎながら相手
が本当に必要な進捗を通知することが可能になる。
【００８８】（他の仮想ワークフロー定義の例）なお、
本発明は本例に限ることなく、１つの実装フローの流れ
を複数のの仮想フローで表すことも可能である。
【００８９】図２では複数の実装ワークフロー定義が互
いに連携している場合、１つの仮想フローを登録する例
を示したが、図１３では他の仮想ワークフロー定義を複
数設ける場合のデータ例を示す。
【００９０】図１３（ａ）に仮想ワークフロー定義の例
を示す。（ａ）では仮想ワークフロー２００ａ、２００
ｂは実装ワークフロー２１４ａ、２１４ｂのノードから
構成されている。従来の場合、実際は１つの実装ワーク
フロー定義を条件によって異なったフローとして見せる
ことはできなかったが、本発明の仮想ワークフロー定義
を複数登録し、条件により使い分けることで実現するこ
とができる。これにより、たとえば同じ実装フローを操
作する顧客のニーズに応じて公開する仮想フローとして
見せることが可能になる。（ｂ）は、条件として顧客を
区別するユーザＩＤ１３０４とそれに対応する仮想ワー
クフロー定義ＩＤ１３０６の対応を定義したテーブル１
３０２である。仮想ワークフロー案件の投入時にユーザ
ＩＤを入力情報として追加することにより本例を実現す
る。
【００９１】図１５は本例における仮想ワークフロー定
義情報取得処理１０７の変形例を示す。本処理の入力情
報は仮想ワークフロー案件を投入するユーザのユーザＩ
Ｄである。処理が呼び出されると、処理部は入力された
ユーザＩＤに対応する仮想ワークフロー定義ＩＤをテー
ブル１３０２より取得する。その後の処理は図8におけ
る処理と同様である。
【００９２】
【発明の効果】本発明により、以下の効果が得られる。
【００９３】まず、仮想ワークフロー定義を用いること
により、外部の会社とワークフローをやりとりする場合
に、実装ワークフロー定義を直接利用して連携を行わな
いため、内部の手続きが変更になっても、外部に変更を
通知する必要がなく、保守工数を減らすことができる。
【００９４】また、進捗情報が必要な実装ワークフロー
定義のノードのみを仮想ワークフロー定義のノードとリ
ンクしておくことにより、やりとりする相手へ社内の手
続き情報が漏れるのを防ぎながら相手が本当に必要な進
捗を通知することが可能になる。
【００９５】また、１つの仮想ワークフロー定義で複数
の実装ワークフロー定義を代表させることができるの
で、会社ごとや、扱う案件の種類ごとに手続きが異なっ
ても、１つの定義で済み、管理する定義の数を減らすこ
とができる。
【００９６】また、逆に１つの実装ワークフロー定義を
複数の仮想ワークフロー定義に見せることができるの
で、たとえば仮想ワークフローシステムのユーザに応じ
て見せ方を変えることが可能で、ユーザのニーズに合わ
せて必要なワークフロー情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の構成例である。
【図２】ワークフロー定義の例である。
【図３】仮想ワークフロー定義情報の格納例である。
【図４】実装ワークフロー定義情報の格納例である。
【図５】ワークフロー案件テーブルの例である。
【図６】ユーザインタフェース処理の例である。
【図７】仮想ワークフロー定義登録処理のアルゴリズム
である。
【図８】仮想ワークフロー定義情報取得処理のアルゴリ
ズム
【図９】仮想ワークフロー案件投入処理のアルゴリズム
【図１０】仮想ワークフロー案件進捗取得処理のアルゴ
リズムである。
【図１１】本発明の計算機構成例である。
【図１２】本発明の別の計算機構成例である。
【図１３】他の仮想ワークフロー定義の例である。
【図１４】仮想ワークフロー定義登録の画面例である。
【図１５】他の仮想ワークフロー定義情報取得処理の例
である。
【符号の説明】
１００…ユーザインタフェース処理部、１０１…仮想ワ
ークフロー処理部、１０２…仮想ワークフローシステ
ム、１０４…仮想ワークフロー案件投入処理部、１０６
…仮想ワークフロー案件進捗取得処理部、１０７…仮想
ワークフロー定義情報取得部、１０８…仮想ワークフロ
ー定義管理処理部、１１０…実装ワークフロー案件操作
処理部、１１２…実装ワークフロー案件進捗取得処理
部、１１４…実装ワークフロー定義管理処理部、１１６
…仮想ワークフロー定義格納部、１１７…仮想ワークフ
ロー案件格納部、１１８…定義リンク格納部、１２０…
実装ワークフロー定義格納部、１２２…ワークフロー案
件格納部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉樹 正人 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Ｆターム(参考） 5B049 AA06 CC32 EE31 5B089 GA11 GA21 GB01 GB03 JA16 JB16 KA13 KA17 KB06 KC14 KC44

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】処理装置を用いて、業務の流れを定義する
    ワークフロー定義情報に基づいてワークの流れを管理す
    るワークフロー管理方法であって、 目的に応じて定義された仮想ワークフロー案件に対応し
    た実際の業務である実装ワークフロー案件を取得するス
    テップと、 実装ワークフロー案件の処理されているノードを取得す
    るステップと、 前記取得された処理済ノードと、仮想ワークフロー定義
    のノードと関連付けられた実装ワークフロー定義のノー
    ドとを比較し、前記取得ノードと一致するか、前記取得
    ノードより以前で最も近く、かつ、関連付けられた仮想
    ノードに参照権限がある仮想ワークフローノードの処理
    状況を進捗状況として出力するステップからなることを
    特徴とする仮想ワークフロー管理方法。
  2. 【請求項２】前記仮想ワークフロー管理方法に先立っ
    て、 ワークフローを構成するノードのうち公開するノードを
    指定し操作権限を設定するステップと、 上記設定したノードの順序を、上記定義中のノードの順
    列を用いて計算し、ノード間を接続する仮想ワークフロ
    ー定義として登録するステップと、を有することを特徴
    とする請求項１記載の仮想ワークフロー管理方法。
  3. 【請求項３】前記仮想ワークフロー管理方法に先立っ
    て、 前記仮想ワークフロー定義に定義された属性を用いて、
    前記仮想ワークフロー定義に対応するワークフロー定義
    を決定するステップと、 前記決定されたワークフロー定義を用いてワークフロー
    案件を投入するステップを有することを特徴とする請求
    項１記載の仮想ワークフロー管理方法。
  4. 【請求項４】業務の流れを定義するワークフロー定義情
    報を参照して、ワークの流れを管理するワークフロー管
    理システムであって、 少なくとも仮想ワークフロー定義の識別子情報と、定義
    に含まれるノードの識別子情報と、各ノードにおける操
    作権限情報からなる仮想ワークフロー定義情報を格納す
    る手段と、 仮想ワークフロー定義のノードの識別子情報と実装ワー
    クフロー定義の識別子情報と実装ワークフロー定義のノ
    ードとのリンクに対応するリンクの識別子からなるワー
    クフローリンク定義情報格納手段とを有することを特徴
    とする仮想ワークフロー管理システム。
  5. 【請求項５】前記仮想ワークフロー管理方法において、 仮想ワークフロー定義情報を選択するための情報を入力
    するステップと、 入力情報に基づいて使用する仮想ワークフロー定義を決
    定するステップを有することを特徴とする請求項1記載
    の仮想ワークフロー管理方法。
  6. 【請求項６】クライアントとサーバからなるワークフロ
    ーシステムにおいて、前記サーバは、 前記クライアントからの指示に基づいて利用目的に応じ
    て定義された仮想ノードからなる仮想ワークフロー定
    義、実際の業務に対応する実装ノードからなる実装ワー
    クフロー定義、および前記仮想ワークフロー定義と前記
    実装ワークフロー定義との対応関係示すワークフローリ
    ンク定義を保持し、 前記ワークフローリンク定義に基づいて、前記クライア
    ントから指示された仮想ノードに対応する実装ノードを
    検索し、 前記検索された実装ノードの処理状況を、前記指示され
    た仮想ノードの進捗状況として前記クライアントに出力
    することを特徴とする仮想ワークフロー管理方法。
  7. 【請求項７】クライアントとサーバからなる仮想ワーク
    フロー管理システムにおいて、前記サーバは、 前記クライアントからの指示に基づいて利用目的に応じ
    て定義された仮想ノードからなる仮想ワークフロー定
    義、実際の業務に対応する実装ノードからなる実装ワー
    クフロー定義、および前記仮想ワークフロー定義と前記
    実装ワークフロー定義との対応関係示すワークフローリ
    ンク定義を保持する手段、 前記ワークフローリンク定義に基づいて、前記クライア
    ントから指示された仮想ノードに対応する実装ノードを
    検索する手段、 前記検索された実装ノードの処理状況を、前記指示され
    た仮想ノードの進捗状況として前記クライアントに出力
    する手段を有することを特徴とする仮想ワークフロー管
    理システム。
  8. 【請求項８】クライアントとサーバからなるワークフロ
    ーシステムにおける前記サーバが実行する仮想ワークフ
    ロー管理方法のプログラムを格納した計算機で読取り可
    能な記憶媒体であって、前記管理方法は、 前記クライアントからの指示に基づいて利用目的に応じ
    て定義された仮想ノードからなる仮想ワークフロー定
    義、実際の業務に対応する実装ノードからなる実装ワー
    クフロー定義、および前記仮想ワークフロー定義と前記
    実装ワークフロー定義との対応関係示すワークフローリ
    ンク定義を保持し、 前記ワークフローリンク定義に基づいて、前記クライア
    ントから指示された仮想ノードに対応する実装ノードを
    検索し、 前記検索された実装ノードの処理状況を、前記指示され
    た仮想ノードの進捗状況として前記クライアントに出力
    することを特徴とする計算機読取り可能な記憶媒体。
  9. 【請求項９】前記仮想ワークフロー定義は、前記仮想ノ
    ード毎に、前記実装ワークフロー定義に対する操作権限
    の種類を示す情報を保持することを特徴とする請求項６
    記載の仮想ワークフロー管理方法。
  10. 【請求項１０】前記仮想ワークフロー定義に含まれる前
    記仮想ノードのそれぞれは、複数の前記実装ワークフロ
    ー定義に含まれる前記実装ノードに対応することを特徴
    とする請求項６記載の仮想ワークフロー管理方法。
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