JP5109677B2 - 保護方法、情報処理装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

保護方法、情報処理装置、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置の表示部に表示される情報を保護するための保護方法、情報処理装置、情報処理装置を機能させるためのプログラム及び記録媒体に関する。
近年、ビジネスにおいてはノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)または携帯電話機等の情報処理装置を職場以外に持ち運び、支援ツールとして有効に活用している。情報処理装置には顧客の情報、及び、作業内容等が記憶されており、必要に応じてこれを読み出して表示することで、職場以外においても情報を有効に利用することができる。
このような、情報処理装置は便利である反面、盗難または第3者の覗き見による情報の漏洩が問題となる。例えば特許文献1には、一定時間経過後にスクリーンセーバを起動し、第3者が覗き見できない手段を採用することによりセキュリティを向上させている。
特開2006−133595号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、スクリーンセーバが起動されるため、全ての情報を閲覧することができず、利便性が悪いという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、保護状態へ移行すべきかの判断制御及び表示項目別に表示情報を変更する制御を行うことにより、利便性を損なわず、一定のセキュリティレベルを確保することが可能な保護方法、情報処理装置、情報処理装置を機能させるためのプログラム及び記録媒体を提供することにある。
本発明に係る保護方法は、情報処理装置の表示部に表示される情報を保護するための保護方法において、保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを前記情報処理装置のプロセッサが判断する判断ステップと、記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を前記プロセッサが読み出し、表示部に表示する表示ステップと、前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを前記プロセッサが参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更ステップと、前記プロセッサが前記変更ステップにより変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示ステップとを備え、前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を変更する際の異なる変更タイミングを記憶しており、前記変更ステップは、前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、前記表示ステップにより表示した表示項目の表示情報を表示部へ継続して表示し、該表示部に前記表示項目の表示情報を表示してから前記表示項目に対応する変更タイミングを経過したか否かを判断し、変更タイミングを経過したと判断した場合に、前記表示部に表示した前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースを参照して変更情報に従い変更することを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、表示部に表示される情報を保護するための情報処理装置において、保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを判断する判断手段と、記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を読み出し、表示部に表示する表示手段と、前記判断手段により保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更手段と、該変更手段により変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示手段とを備え、前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を変更する際の異なる変更タイミングを記憶しており、前記変更手段は、前記判断手段により保護状態へ移行すると判断した場合に、前記表示手段により表示した表示項目の表示情報を表示部へ継続して表示し、該表示部に前記表示項目の表示情報を表示してから前記表示項目に対応する変更タイミングを経過したか否かを判断し、変更タイミングを経過したと判断した場合に、前記表示部に表示した前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースを参照して変更情報に従い変更することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、情報処理装置の表示部に表示される情報を保護するためのプログラムにおいて、情報処理装置に、保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを判断する判断ステップと、記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を読み出し、表示部に表示する表示ステップと、前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更ステップと、該変更ステップにより変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示ステップとを実行させ、前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を変更する際の異なる変更タイミングを記憶しており、前記変更ステップは、前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、前記表示ステップにより表示した表示項目の表示情報を表示部へ継続して表示し、該表示部に前記表示項目の表示情報を表示してから前記表示項目に対応する変更タイミングを経過したか否かを判断し、変更タイミングを経過したと判断した場合に、前記表示部に表示した前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースを参照して変更情報に従い変更することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、前記変更データベースは、表示項目毎に表示項目に関連する関連情報を記憶しており、前記変更ステップは、前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断し、時計部からの出力を参照し前記変更データベースに記憶した表示項目の変更タイミングに達したと判断した場合に、前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースに記憶した関連情報に基づき変更することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を消去するための消去情報を記憶しており、前記変更ステップは、前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断し、時計部からの出力を参照し前記変更データベースに記憶した表示項目の変更タイミングに達したと判断し、かつ前記変更データベースに前記表示項目に対応する消去情報が記憶されている場合に、前記表示項目の表示情報を消去することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、前記変更表示ステップにより表示した後に、表示項目及び認証のための認証情報を受け付ける受け付けステップと、該受け付けステップにより受け付けた認証情報が前記記憶部に記憶した認証情報に一致するか否かを判断する認証ステップと、該認証ステップにより、一致すると判断した場合に、前記受け付けステップにより受け付けた表示項目に対応する表示情報を、前記記憶部を参照して読み出す読み出しステップと、該読み出しステップにより読み出した表示情報を前記表示部に再表示する再表示ステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、情報処理装置の表示部に表示される情報を保護するためのプログラムが記録された情報処理装置での読み取りが可能な記録媒体において、情報処理装置に、保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを判断する判断ステップと、記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を読み出し、表示部に表示する表示ステップと、前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更ステップと、該変更ステップにより変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示ステップとを実行させ、前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を変更する際の異なる変更タイミングを記憶しており、前記変更ステップは、前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、前記表示ステップにより表示した表示項目の表示情報を表示部へ継続して表示し、該表示部に前記表示項目の表示情報を表示してから前記表示項目に対応する変更タイミングを経過したか否かを判断し、変更タイミングを経過したと判断した場合に、前記表示部に表示した前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースを参照して変更情報に従い変更することを特徴とする。
本発明にあっては、条件ファイルには保護状態に移行するか否かの条件が記憶される。この条件ファイル及び外部からの入力情報を参照し、表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを判断する。記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報が読み出され、これらの情報が表示部に表示される。保護状態へ移行すると判断した場合、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する。そして、変更された後の各表示項目の表示情報が表示部に表示される。
本発明にあっては、変更データベースは、表示項目毎に表示情報を変更する際の異なる変更タイミングを記憶している。保護状態へ移行すると判断し、かつ、時計部からの出力を参照し変更データベースに記憶した表示項目の変更タイミングに達した場合に、表示項目の表示情報を、変更データベースを参照して変更情報に従い変更する。
本発明にあっては、変更データベースは、表示項目毎に表示項目に関連する関連情報を記憶している。保護状態へ移行すると判断し、時計部からの出力を参照し前記変更データベースに記憶した表示項目の変更タイミングに達したと判断した場合に、表示項目の表示情報を、変更データベースに記憶した関連情報に基づき変更する。
本発明にあっては、変更データベースには、表示項目毎に表示情報を消去するための消去情報が記憶されている。保護状態へ移行すると判断し、時計部からの出力を参照し変更データベースに記憶した表示項目の変更タイミングに達したと判断し、かつ変更データベースに表示項目に対応する消去情報が記憶されている場合、表示項目の表示情報は消去される。
本発明にあっては、変更後の情報を表示した後に、表示項目及び認証のための認証情報を受け付ける。またこの受け付けた認証情報が記憶部に記憶した認証情報に一致するか否かを判断する。そして、一致すると判断した場合、受け付けた表示項目に対応する表示情報を、変更データベースを参照して読み出す。この読み出された表示情報は表示部に再表示される。
本発明にあっては、保護状態へ移行すると判断した場合、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する。そして、変更された後の各表示項目の表示情報を表示部に表示する。これにより、外部からの入力情報に従う保護状態への移行判断がなされ、また保護状態に移行した場合、表示項目別の変更情報に従い表示情報が変更される。従ってセキュリティレベルを維持しつつも、作業者は作業に必要な情報を入手することができる。
本発明にあっては、保護状態へ移行すると判断し、かつ、表示項目の変更タイミングに達した場合に、表示項目の表示情報を、変更データベースを参照して変更情報に従い変更する。これにより、表示項目別の変更タイミングに従い、表示情報が変更される。そしてより保護の重要性が高い表示項目については早期に表示情報を変更できる。その一方で、保護の重要性は低いが、作業者の作業にできるだけ必要な表示項目については、できるだけ長い時間、変更前の表示情報を提供することが可能となる。
本発明にあっては、保護状態へ移行すると判断し、表示項目の変更タイミングに達したと判断した場合に、表示項目の表示情報を、変更データベースに記憶した関連情報に基づき変更する。これにより、所定の表示項目の表示情報については、変更タイミング経過後、関連情報に基づき変更される。従って、保護状態においても何らかの関連情報に基づく情報が表示されることから、作業の利便性が向上する。
本発明にあっては、保護状態へ移行すると判断し、表示項目の変更タイミングに達したと判断し、かつ表示項目に対応する消去情報が記憶されている場合、表示項目の表示情報は消去される。これにより、保護レベルの高い表示項目については、所定時間経過後速やかに表示情報が消去される。
本発明にあっては、表示項目別の認証に成功した場合、受け付けた表示項目に対応する表示情報を、変更データベースを参照して読み出す。この読み出された表示情報は表示部に再表示される。これにより、表示項目別に必要な情報が再表示されるため、作業確認を行う作業者の利便性を向上させることができる。またその他の表示項目については引き続き、変更された情報が表示されるためセキュリティの維持も可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
実施の形態1
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は本実施の形態の概要を示す模式図である。本実施の形態において用いられる情報処理装置は、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA、または携帯電話機等である。以下ではノート型パーソナルコンピュータを用いた例につき説明し、以下ではノート型パーソナルコンピュータとしての情報処理装置をコンピュータ1と読み替えて説明する。コンピュータ1を所有する作業者は地点Aに存在する会社に所属する。地点Cに存在する顧客先へコンピュータ1を持参して出張し、工作機械の修理、各種設備の点検、部品の交換及び打ち合わせ等の作業を行う。
コンピュータ1には、具体的な作業内容、顧客先の情報及び自社の情報等が記憶されており、顧客先においてこれらの情報を表示部に表示しながら各種作業を行う。地点Aから地点Cに至る中途の地点Bにおいても、コンピュータ1を起動し、作業内容及び顧客の情報を確認する必要がある。例えば、顧客先に向かう電車内、または、途中で立ち寄ったレストランまたは他の顧客先等である。この場合、地点Aである作業者の会社内及び地点Cである顧客先の建物内とは異なり、地点Bでの情報の表示は第3者に覗き見される虞がある。コンピュータ1は地点A及び地点C以外の地点においては保護状態へ移行し、表示部に表示する情報を、以下に述べる処理により消去、変更、または放置する。
図2はコンピュータ1のハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ1は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、入力部13、表示部14、記憶部15、通信部16、時計部18、GPS(Global Positioning System)受信機19、カメラ191、及びマイク192等を含んで構成される。CPU11は、バス17を介してコンピュータ1のハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、記憶部15に格納された制御プログラム15Pに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。
記憶部15は例えばハードディスク等で構成され、上述した制御プログラム15Pの他、条件ファイル153、第1変更データベース(以下、DBで省略する)151、第2変更DB152、地図DB155、及び、作業ファイル記憶部154等が記憶されている。なお、これらの詳細については後述する。RAM12は半導体素子により構成され、CPU11の指示に従い必要な情報の書き込み及び読み出しを行う。表示部14は例えば液晶ディスプレイ等でありCPU11の指示に従い所定の情報を表示する。入力部13はキーボード及びマウス等から構成される。なお、表示部14上に入力部13を積層して情報の入力及び表示が可能なタッチパネル方式としても良い。
通信部16は有線または無線のLAN(Local Area Network)カード等であり、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等のプロトコルにより外部の図示しないコンピュータとの間で情報を送受信する。時計部18は現在日時の情報をCPU11へ出力する。GPS受信機19は、人工衛星(GPS衛星)からの電波を受信しコンピュータ1の現在位置(緯度、経度、及び標高を含む)と現在方位を測定する。なお、本実施の形態においては、GPS受信機19は図示しないUSB(Universal Serial Bus)スロットに接続されており、緯度及び経度の情報をCPU11へ随時出力する。
カメラ191はCCD(Charge Coupled Device)等により構成され取り込んだ画像データをCPU11へ出力する。このカメラ191は表示部14を囲む外枠に、その受光面を表示部14外枠から露出させて取り付けられている。カメラ191はコンピュータ1を操作する作業者及びその背景画像を取り込みCPU11へ出力する。なお、カメラ191はその受光面を動かすことができるものの他、USBスロット等に後付できるものであっても良い。
マイク192は外部から入力された音声信号を電気信号へ変換する。変換後の電気信号は図示しないA/D変換器によりデジタルデータへ変換されてCPU11へ出力される。なお、本実施の形態においては位置情報の取得方法としてGPS受信機を用いる形態につき説明するが、位置情報を取得することができるものであればこれに限るものではない。例えば、無線LANのアクセスポイントの情報、情報処理装置が携帯電話機の場合、携帯電話基地局の位置情報等を取得するようにしても良い。
図3は条件ファイル153のレコードレイアウトを示す説明図である。条件ファイル153は保護状態に移行するか否かの条件を記憶している。本実施の形態においては保護状態に移行するか否かの判断は、緯度及び経度(位置情報)により行っている。条件ファイル153は、非保護状態フィールド及び保護状態フィールドを含んで構成される。非保護状態フィールドには、作業者が所属する会社の地点A近傍の緯度及び経度が記憶されている。これは作業者が所属する会社の敷地内に属する緯度及び経度、または作業者が所属する会社の緯度及び経度から半径数m内に属する緯度及び経度等の情報であっても良い。
同様に非保護状態フィールドには顧客の所在地である地点C近傍の緯度及び経度が記憶されている。これも同様に、作業先の顧客会社の敷地内に属する緯度及び経度、または顧客会社の緯度及び経度から半径数m内に属する緯度及び経度等であればよい。本実施の形態においては作業者の所属する会社または作業先の会社の中心となる緯度及び経度から半径50m内に属する緯度及び経度が非保護状態に記憶されているものとする。
CPU11は、地図DB155を参照し、地図を表示部14に表示する。なお、地図DB155はカーナビゲーションに搭載される地図DBと同じく、各施設の緯度及び経度の情報の他、各地点を表示するための地図情報を記憶している。作業者は入力部13から作業者が所属する会社、作業先の会社を表示された地図上で指定する。CPU11は入力部13から入力された地図上の指定情報に基づき緯度及び経度を抽出し、地図DB155を参照し、当該指定された緯度及び経度から50m内の緯度及び経度を、登録地点として作業者が所属する会社、または作業先の会社等の情報に対応づけて条件ファイル153の非保護状態フィールドに記憶する。
一方、保護状態フィールドには、非保護状態フィールドに記憶された緯度及び経度以外の緯度及び経度の情報が記憶されている。なお、本実施の形態においては説明のために保護状態フィールドを設けて説明したが、非保護状態フィールドのみを設けても良いことはいうまでもない。CPU11はGPS受信機19から出力される緯度及び経度を監視し、この緯度及び経度が、条件ファイル153に記憶した非保護状態フィールドに記憶した緯度及び経度以外と判断した場合に、保護状態へ移行する。
図4は第1変更DB151のレコードレイアウトを示す説明図であり、図5は第2変更DB152のレコードレイアウトを示す説明図である。なお、本実施の形態においては説明を容易にするために変更DBを第1変更DB151及び第2変更DB152の2つに分けているが1つのDBとするほか、さらに多くのDBに分散して記憶させるようにしても良い。図4の第1変更DB151は、表示項目フィールド、処理内容フィールド及び変更タイミングフィールドを含んで構成される。表示項目フィールドには表示部14に表示される作業ファイルの表示項目を記憶している。具体例を挙げて説明する。
図6は作業ファイルの表示イメージを示す説明図である。CPU11は作業ファイル記憶部154に記憶した作業ファイルを読み出し表示部14に表示する。作業ファイルは作業毎に作業ファイル記憶部154に記憶されており、作業者は対象となる作業に係る作業ファイルを入力部13から指定して表示部14に表示する。表示部14には、表示項目に対応する形で表示情報が列記されている。例えば、表示項目「書類種別」には表示情報「作業指示書」と表示されている。この表示項目は予めテンプレートして記憶されており、作業を受注した場合に作業者等が入力部13から表示項目に対応する表示情報を入力する。CPU11はこの入力された表示情報を表示項目に対応づけて作業ファイル記憶部154に記憶する。
表示項目「管理番号」には各作業を特定するための固有の識別番号である表示情報「XX001」が表示されている。表示項目の内、「顧客会社名」、「顧客住所」、「顧客地図」、「顧客部署名」、「顧客担当者」、及び「顧客電話番号」は顧客情報に対応する項目である。表示項目「顧客会社名」には表示情報「株式会社A」と表示され、表示項目「顧客住所」には作業地となる顧客の住所として表示情報「X県X市X町XX番地」と表示される。また表示項目「顧客地図」に対応させて、顧客住所に対応する地図が所定の縮尺で表示される。具体的には、CPU11は表示項目「顧客住所」の表示情報である住所に基づき、地図DB155を参酌し、所定の縮尺で顧客住所近傍の地図を検索して表示する。図6の例では株式会社A近傍の地図が表示されている。
表示項目「顧客部署名」には作業先の顧客が属する部署名として表示情報「開発部」と表示され、表示項目「顧客担当者」には作業先の顧客の氏名として表示情報「佐藤様」と表示され、表示項目「顧客電話番号」には作業先の顧客の電話番号として、表示情報「XX−XXXX−XXXX」が表示されている。表示項目「作業内容」には作業すべき大まかな内容として表示情報「定期点検作業」が表示されている。この作業内容はこのほか、緊急修理、新商品説明等の作業内容が表示される。
また表示項目「作業詳細」にはより具体的な作業内容として表示情報「機器A及びBのフィルタ交換」等の情報が表示される。表示項目「作業日時」には作業する日時の情報として表示情報「2007/10/20/9:20」と表示される。表示項目「作業者」には作業を担当する担当者の名称として表示情報「富士 太郎」と表示される。最後に表示項目「作業者連絡先」には作業者の携帯電話機等の番号、または、作業者が所属する会社の電話番号等として表示情報「12-3456-6789」と表示されている。作業者は表示部14に表示された情報を作業前または作業中に確認する。
図4に戻り、第1変更DB151について説明する。表示項目フィールドには上述した各表示項目が記憶されており、これに対応づけて、変更情報である処理内容及び変更タイミングが記憶されている。処理内容フィールドには表示項目別に処理内容が記憶されている。処理内容は、表示情報を何も変更しない放置、並びに、変更処理として表示情報自体を消去する消去及び表示情報を後述する関連情報に基づき変更する変更の3つが存在する。作業者はこの処理内容を入力部13から予め放置、消去または変更の内のいずれかから選択しておく。CPU11は入力された処理内容を表示項目に対応づけて第1変更DB151に記憶する。
保護する必要性が低い表示項目、例えば書類種別、管理番号等は、処理内容として放置が記憶されている。保護する必要性が高いものは変更処理を行うべく消去または変更と記憶されている。例えば、顧客会社名及び作業詳細等は消去と記憶されている。同様に、顧客住所等は変更と記憶されている。CPU11はこの表示項目別の処理内容に応じて対応する各表示情報を、放置、消去または変更する。
変更タイミングフィールドには、処理内容が消去または変更と記憶されている表示項目に対応づけて、消去または関連情報への変更の変更タイミングを秒単位で記憶している。例えば顧客情報については高いレベルでの保護の必要性があることから、3秒または5秒と記憶されている。例えば顧客会社名については変更タイミングが3秒、顧客住所については変更タイミングが5秒と記憶されている。なお、これらの変更タイミングは作業者が入力部13から適宜の値を入力する。CPU11は入力部13から入力された表示項目に対応する変更タイミングを第1変更DB151に記憶する。
顧客情報以外でも表示項目である作業詳細は変更タイミングが10秒、作業者連絡先の変更タイミングが15秒と記憶されている。CPU11は時計部18から出力される日時情報を参照し、表示情報を表示してから変更タイミングに達した時点で、各表示項目に係る表示情報を消去または関連情報に変更する。
第2変更DB152は表示項目フィールド及び関連情報フィールドを含んで構成される。表示項目フィールドには表示項目が記憶され、関連情報フィールドには、変更情報として表示項目に対応づけて表示情報に関連する関連情報が記憶されている。例えば、顧客住所に関しては、顧客の住所に対する「最寄り駅」が関連情報として記憶されている。CPU11はこの関連情報に基づき、表示情報の変更処理を行う。CPU11は作業ファイル記憶部154に記憶した作業ファイル内の顧客住所に基づき、地図DB155を参照し、最寄りの駅の情報を抽出する。この変更後の最寄り駅の情報が変更後の情報として表示される。この程度の関連性であれば、顧客の情報を保護しつつも、およその所在地を作業者は把握できるため、セキュリティ及び利便性の両立を図ることができる。
また顧客地図に対応して、抽出した最寄り駅の地図が関連情報として記憶されている。CPU11はこの関連情報「最寄り駅の地図」に基づき表示情報の地図を変更する。具体的には、CPU11は最寄り駅近傍の地図データを地図DB155から読み出し、顧客所在地の地図に変えて、この最寄り駅近傍の地図データを表示部14に表示する。表示項目「顧客担当者」には関連情報として「作業者」が記憶されている。CPU11は作業ファイル記憶部154に記憶した同一作業ファイル内の作業者の名称を変更後の表示情報として表示する。例えば図6の例では作業者「富士太郎」が顧客担当者として変更される。
表示項目「顧客電話番号」の関連情報は「作業者連絡先」と記憶されている。これも、表示項目「顧客担当者」と同じく、CPU11は作業ファイル記憶部154に記憶した同一作業ファイル内の作業者連絡先を変更後の表示情報として表示する。例えば図6の例では作業者連絡先「12-3456-6789」が顧客電話番号として変更される。このように、顧客担当者、顧客電話番号に変えて、関連情報として作業者、作業者連絡先に設定しておくことで、コンピュータ1が紛失した場合でも、作業者に電話がかかってくることになり、容易に回収が行える。また顧客に警察等から先に電話され、顧客の信用を失墜させてしまう事態も未然に防止することができる。
最後に、表示項目「作業者連絡先」に対応づけて関連情報「作業者の紛失管理部門の電話番号」が記憶されている。これは作業者が所属する紛失管理部門の電話番号「12-3456-6700」が統一的に予め第2変更DB152に記憶されている。CPU11は作業者連絡先を作業者の紛失管理部門の電話番号に変更する。これにより、拾得者がこの電話番号に参照して電話した場合、直接作業者が属する会社の紛失管理部門に連絡することができ、より早期に紛失したコンピュータ1の回収を行うことができる。なお、これらの変更する例はあくまで一例であり、表示情報を関連する情報に変更することができる形態であれば、これらに限定するものではない。
図7は一部表示情報が変更された作業ファイルの表示イメージを示す説明図であり、図8は表示情報が変更された後の作業ファイルの表示イメージを示す説明図である。図6乃至図8を用いて表示情報の変更遷移を説明する。図6は表示部14に表示された直後の表示イメージであり、図7は7秒後の表示イメージであり、図8は20秒後の表示イメージである。CPU11は対応する作業ファイルを作業ファイル記憶部154から読み出し図6の如く表示する。各表示項目に対応して表示情報が作業ファイルに記憶されたとおりに表示される。
CPU11は時計部18の出力及び第1変更DB151の変更タイミングフィールドを参照し、表示部14に表示情報を表示した時点から変更タイミングを経過した表示項目及び対応する処理内容を抽出する。例えば図7の如く7秒経過している場合、表示項目「顧客会社名」及び処理内容「消去」、表示項目「顧客住所」及び処理内容「変更」、表示項目「顧客地図」及び処理内容「変更」、並びに、表示項目「顧客電話番号」及び処理内容「変更」が抽出される。CPU11は処理内容が消去の表示項目に対応する表示情報を消去する。図7に示すように表示項目「顧客会社名」及び「顧客部署名」の表示情報が消去される。なお、図では理解を容易にするために消去した部分をアスタリスク「*」で示している。
CPU11は処理内容が変更の表示項目に対応する表示項目の関連情報を、第2変更DB152を参照して抽出する。本例では、表示項目「顧客住所」及び関連情報「最寄り駅」、表示項目「顧客地図」及び関連情報「最寄り駅の地図」、並びに、表示項目「顧客担当者」及び関連情報「作業者」を抽出する。CPU11は上述したように関連情報に基づき表示情報を変更する。図7に示す如く顧客住所は「X県X市X町XX番地」から最寄り駅の「XX駅」に変更され、顧客地図は顧客住所に基づく地図から、最寄り駅に基づく地図へ変更される。またCPU11は顧客担当者「佐藤様」を、作業ファイルの表示項目「作業者」に対応する「富士太郎」に変更する。さらにCPU11は顧客電話番号「XX−XXXX−XXXX」を、作業ファイルの表示項目「作業者連絡先」に対応する「12-3456-6789」に変更する。なお、表示項目「作業詳細」及び「作業者連絡先」に関しては、未だ変更タイミングを経過していないため、表示情報は変更されていない。
20秒を経過したと想定する。図8に示すように表示項目「作業詳細」及び「作業者連絡先」に関しても消去または変更処理が行われる。CPU11は時計部18の出力及び第1変更DB151の変更タイミングフィールドを参照し、表示部14に表示情報を表示した時点から変更タイミングを経過した表示項目及び対応する処理内容を抽出する。図8の如く20秒経過している場合、表示項目「作業詳細」及び処理内容「消去」、並びに、表示項目「作業者連絡先」及び処理内容「変更」が抽出される。図8に示すように表示項目「作業詳細」の表示情報が消去される。
CPU11は処理内容が変更の表示項目に対応する表示項目の関連情報を、第2変更DB152を参照して抽出する。図8の例では、表示項目「作業者連絡先」及び関連情報「作業者の紛失管理部門の電話番号」が抽出される。CPU11は上述したように関連情報に基づき表示情報を変更する。具体的には、当該例では予め関連情報である「作業者の紛失管理部門の電話番号」が第2変更DB152に記憶されているので、これを読み出し、表示部の対応する表示項目「作業者連絡先」に「12-3456-6700」と変更する。
以上のハードウェア構成において変更処理の手順を、フローチャートを用いて説明する。図9及び図10は変更処理の手順を示すフローチャートである。作業者は作業を確認するために、コンピュータ1を起動し、入力部13から表示対象となる作業ファイル名を入力する。CPU11は入力部13から入力された作業ファイル名を受け付ける(ステップS91)。CPU11は受け付けた作業ファイル名に対応する作業ファイルを作業ファイル記憶部154から読み出す(ステップS92)。CPU11は読み出した作業ファイルを表示部14へ表示する(ステップS93)。これにあわせて時計部18は日時情報をCPU11へ出力する(ステップS94)。CPU11は時計部18から出力される日時情報を受け付け、監視する。
CPU11はGPS受信機19から出力される現在の緯度及び経度を取得する(ステップS95)。CPU11は条件ファイル153を参照し、現在の緯度及び経度が、保護状態の緯度及び経度に属するか否かを判断する(ステップS96)。CPU11は現在の経度及び緯度が保護状態の緯度及び経度に属しないと判断した場合(ステップS96でNO)、セキュリティ上問題のない地域に属すると判断し処理を終了する。一方、CPU11は現在の経度及び緯度が保護状態の緯度及び経度に属すると判断した場合(ステップS96でYES)、第1変更DB151から各表示項目の処理内容を読み出す(ステップS97)。
CPU11は読み出した表示項目の処理内容が放置か否かを判断する(ステップS98)。CPU11は処理内容が放置であると判断した場合(ステップS98でYES)、当該表示項目に対応する表示情報を表示部14に継続的に表示し(ステップS99)、処理を終了する。CPU11は処理内容が放置でないと判断した場合(ステップS98でNO)、処理内容は消去であるか否かを判断する(ステップS101)。CPU11は処理内容が消去であると判断した場合(ステップS101でYES)、時計部18から出力される日時情報を参照し、ステップS93で表示が開始されてから変更タイミングを経過したか否かを判断する(ステップS102)。
CPU11は表示を開始してから変更タイミングを経過していない場合(ステップS102でNO)、変更タイミングを経過するまで待機する。一方、CPU11は表示を開始してから変更タイミングを経過したと判断した場合(ステップS102でYES)、表示項目に対応する表示情報を消去する(ステップS103)。表示部14の当該表示項目に対応する表示情報は消去される(ステップS104)。
ステップS101において、処理内容が消去でないと判断した場合(ステップS101でNO)、処理内容は変更であると判断し、ステップS93にて表示を開始してから変更タイミングを経過したか否かを判断する(ステップS105)。CPU11は表示を開始してから変更タイミングを経過していない場合(ステップS105でNO)、変更タイミングを経過するまで待機する。一方、CPU11は表示を開始してから変更タイミングを経過したと判断した場合(ステップS105でYES)、第2変更DB152を参照して変更処理を行う(ステップS106)。なおステップS106の処理は後述する。CPU11は変更後の表示項目に対応する表示情報へ変更した上で、表示部14に変更後の情報を表示する(ステップS107)。
図11及び図12は変更処理のサブルーチンにおける処理手順を示すフローチャートである。以下の処理はステップS106及びステップS107の各処理の詳細を示すものである。CPU11は表示項目に対応する関連情報を第2変更DB152から読み出す(ステップS111)。CPU11は読み出した関連情報が地域であるか否かを判断する(ステップS112)。なお、図5に示す第2変更DB152には記載していないが関連情報に対応づけて、当該関連情報の属性が記憶されている。例えば最寄り駅及び最寄り駅の地図は、地域の属性が付与されている。また作業者及び作業者連絡先等の他の表示項目に直接対応するものは、他の表示項目とする属性が付与されている。さらに、作業者の紛失管理部門の電話番号等は記憶部15から関連情報に対応する情報取得との属性が付与されている。CPU11は関連情報に対応するこれらの属性を参照しつつ以下の処理により表示項目に対応する表示情報を変更する。
CPU11は関連情報の属性が地域であると判断した場合(ステップS112でYES)、地図DB155を参照し、表示項目「顧客住所」の表示情報に基づき最寄り駅を検索する(ステップS113)。CPU11はさらに最寄り駅近傍の地図を地図DB155から読み出す(ステップS114)。CPU11は表示項目「顧客住所」の表示情報をステップS113で検索した最寄り駅に変更して、表示部14に表示する(ステップS115)。
CPU11は顧客地図をステップS114で読み出した地図に変更して、表示部14に表示する(ステップS116)。CPU11は関連情報の属性が地域でないと判断した場合(ステップS112でNO)、関連情報の属性が他の表示項目であるか否かを判断する(ステップS117)。CPU11は関連情報の属性が他の表示項目であると判断した場合(ステップS117でYES)、第2変更DB152を参照し、関連情報「作業者」に対応する他の表示項目「作業者」の表示情報を読み出す(ステップS118)。
CPU11は表示項目「顧客担当者」の表示情報を作業者に変更し、表示部14へ表示する(ステップS119)。CPU11は同様に、第2変更DB152を参照し、関連情報「作業者連絡先」に対応する他の表示項目「作業者連絡先」の表示情報を読み出す(ステップS121)。CPU11は表示項目「顧客電話番号」の表示情報を作業者連絡先に変更し、表示部14へ表示する(ステップS122)。
CPU11は関連情報の属性が他の表示項目でないと判断した場合(ステップS117でNO)、関連情報には、記憶部15から関連情報に対応する情報取得との属性が付与されていると判断し、記憶部15に予め記憶した関連情報である「作業者の紛失管理部門の電話番号」を読み出す(ステップS123)。CPU11は表示項目「作業者連絡先」の表示情報を読み出した作業者の紛失管理部門の電話番号に変更し、表示部14へ表示する(ステップS124)。
実施の形態2
実施の形態2は画像処理により保護状態へ移行するか否かを判断する形態に関する。図13はカメラ191から取り込んだ画像のイメージを示す説明図である。コンピュータ1の表示部14は液晶パネルを含む表示モジュール141、フロントキャビネット142及びバックキャビネット143を含んで構成される。表示モジュール141は矩形状の開口を有するフロントキャビネット142の当該開口から露出しており、CPU11からの制御に従い各種情報を表示するほか、カメラ191から取り込んだ画像を表示する。表示モジュール141はフロントキャビネット142とバックキャビネット143との間に配置される。
フロントキャビネット142の上側の長辺略中央部にはカメラ191を露出させるための開口が形成されている。カメラ191はフロントキャビネット142とバックキャビネット143との間に配置され、フロントキャビネット142の上側の長辺略中央部の開口から画像を取り込む。カメラ191は表示部14の画像の表示方向と同方向の画像を取り込む。図13に示すように、作業者の画像の他、ハッチングで示す背景画像がカメラ191により取り込まれ、表示部14に表示されている。なお、表示部14には、作業ファイルが表示されるが、本実施の形態では説明のため、取り込み画像を表示部14に表示した例を示している。また、本実施の形態においてはカメラ191の画像取り込み方向を、表示部14の画像の表示方向と同方向とする構成につき説明するが、これに限るものではなく、表示方向と反対側の画像を取り込んでも良い。この場合、カメラ191はバックキャビネット143に開口する穴からカメラ191のレンズを露出させ、表示部14の表示方向とは反対側の画像を取り込む。
本実施の形態においては作業者の画像領域以外の背景領域が、変化することに鑑み、外出時等、背景画像が異なった場合に、保護領域へ移行したと判断する。なお、本実施の形態においては説明を容易にするために、斜線で示す背景画像の左隅の領域を判断対象領域とする。表示部14の長手方向をx軸、x軸に交差する方向をy軸とする。そして、表示モジュール141の左上を原点座標(0,0)とし、原点座標から右へ向かう方向をx軸正方向、原点座標から下へ向かう方向をy軸正方向であるものとする。この場合、判断対象領域は(0,0)、(X,0)、(X,Y)及び(0,Y)で囲まれる領域である。
CPU11はカメラ191から取り込んだ判断対象領域の各画素の明度をRAM12に格納し、背景画像が変化したか否かを判断する。作業者は最初に、基本となる背景画像を登録すべく、作業者の属する会社のデスク上にてカメラ191により撮像を行う。撮像した判断対象領域の基本画像データは条件ファイル153に記憶される。この場合基本画像データ内の判断対象領域には、作業者のデスクの後側に存在する壁面等の画像が記憶される。CPU11は表示部14に作業ファイルが表示された後、カメラ191から画像データを取り込み、判断対象領域の画像データと基本となる記憶部15に記憶した基本画像データとの相関度を算出する。そして、CPU11は算出した相関度と条件ファイル153に記憶した閾値とを比較し、保護状態へ移行するか否かを判断する。
相関度は例えば判断対象領域の取り込み画像データの平均明度と基本画像データの平均明度との差分とし、当該差分が所定閾値以上の場合に、保護状態へ移行すると判断すればよい。また、相関度を判断対象領域の取り込み画像データと基本画像データとの相関係数とし、当該相関係数が所定閾値以下の場合に、保護状態へ移行すると判断しても良い。以下では相関係数を用いた例について説明する。
基本画像データの明度に基づく系列及び取り込み画像の明度に基づく系列を用いた相関係数は−1から+1の値をとり、相関係数が+1に近いほど2つの系列の相関が同一ベクトル方向に強くなる。また相関係数が0に近づくほど2つの系列の相関は弱くなる。さらに相関係数が−1に近いほど2つの系列の相関が逆ベクトル方向に強くなる。CPU11は相関係数を算出し、算出した相関係数が条件ファイル153に記憶した閾値(例えば0.3)以下の場合に、外出したと判断し、保護状態へ移行する。さらに、セキュリティを強化すべく、条件ファイル153に、顔認識数を記憶しておき、認識した顔の数が例えば2以上の場合にも保護状態へ移行するようにしても良い。なお、顔認識プログラムは、予め顔を特徴づける画像データを条件ファイル153に記憶しておき、パターンマッチング等の公知の手法により実行すればよい。
図14は画像処理による保護状態への移行処理手順を示すフローチャートである。作業者は作業を確認するために、コンピュータ1を起動し、入力部13から表示対象となる作業ファイル名を入力する。CPU11は入力部13から入力された作業ファイル名を受け付ける(ステップS141)。CPU11は受け付けた作業ファイルを作業ファイル記憶部154から読み出す(ステップS142)。CPU11は読み出した作業ファイルを表示部14へ表示する(ステップS143)。これにあわせて時計部18は日時情報をCPU11へ出力する。CPU11は時計部18から出力される日時情報を受け付け、監視する。
CPU11は条件ファイル153に予め記憶した判断対象領域の基本画像データ、閾値、顔数を読み出し、また、顔認識プログラムを起動する(ステップS144)。さらにCPU11はカメラ191から判断対象領域の画像データを取り込む(ステップS145)。CPU11は、ステップS144で読み出した判断対象領域の基本画像データとステップS145にて取り込んだ判断対象領域の画像データとの相関係数を算出する(ステップS146)。CPU11は算出した相関係数がステップS144で読み出した閾値以下であるか否かを判断する(ステップS147)。
CPU11は相関係数が閾値以下であると判断した場合(ステップS147でYES)、作業者は自社のデスク以外での作業を行っていると判断し、保護状態へ移行する(ステップS149)。なお、ステップS149以降の処理は実施の形態1のステップS98以降の処理と同様であるので詳細な説明は省略する。CPU11は相関係数が閾値以下でないと判断した場合(ステップS147でNO)、顔認識プログラムにより認識した顔数が2以上であるか否かを判断する(ステップS148)。
CPU11は認識した顔数が2以上であると判断した場合(ステップS148でYES)、覗き見の可能性が高いと判断し、保護状態へ移行する(ステップS149)。一方CPU11は認識した顔数が2以上でないと判断した場合(ステップS148でNO)、一連の処理を終了する。なお、ステップS145乃至ステップS148の処理は、取り込んだ判断対象領域の画像をフレーム単位で実行するが、誤認識を防止すべく、相関係数が閾値以下とCPU11が所定時間(例えば5秒間)連続して判断した場合、または、顔数が2つ以上とCPU11が所定時間連続して判断した場合に、保護状態へ移行するようにしても良い。
本実施の形態2は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
実施の形態3は音声認識により保護状態へ移行するか否かを判断する形態に関する。実施の形態3においては、予めマイク192から取り込んだ所定時間分の音声データをFFT(Fast Fourier Transform)等により周波数領域のデータへ変換して記憶しておき、マイク192から取り込まれる音声データの周波数領域のデータとの相関度が閾値以下の場合に、外出先であると判断し、保護状態へ移行するものである。なお、本実施の形態においては音声情報として音声データをFFTした周波数領域のデータを用いる形態につき説明するが、音声情報としてマイク192から取り込んだ時間領域の音声データを用いても良い。この場合、予め条件ファイル153に時間領域の基準となる音声データを記憶し、比較する。作業者はまず基本となる音声データを取得すべく、自社内のデスク上にてマイク192から音声データを取り込む。CPU11はマイク192から入力される音声データを所定時間(例えば10秒間)記憶する。この場合、作業者の会社内で発生する音声データが記憶される。
CPU11はFFTにより周波数領域のデータへ変換し、変換後の基本となる周波数領域のデータを条件ファイル153に記憶する。またCPU11は入力部13から予め入力された閾値(例えば0.3)を条件ファイル153に記憶する。なお、本実施の形態においても相関度は相関係数であるものとして説明する。CPU11は作業ファイルを表示部14に表示した後、マイク192から音声データを取り込み、周波数領域のデータへ変換する。CPU11は相関係数を算出し、これが閾値以下の場合保護状態へ移行する。
図15は音声認識による保護状態への移行処理手順を示すフローチャートである。まず作業者は音声データの初期登録を行う。CPU11はマイク192から音声データを取り込み(ステップS151)、RAM12に記憶する。CPU11はFFTにより音声データを周波数領域のデータへ変換する(ステップS152)。CPU11は変換後の周波数領域のデータを基本データとして条件ファイル153に記憶する(ステップS153)。
その後、作業者は作業を確認するために、コンピュータ1を起動し、入力部13から表示対象となる作業ファイル名を入力する。CPU11は入力部13から入力された作業ファイル名を受け付ける(ステップS154)。CPU11は受け付けた作業ファイルを作業ファイル記憶部154から読み出す(ステップS155)。CPU11は読み出した作業ファイルを表示部14へ表示する(ステップS156)。これにあわせて時計部18は日時情報をCPU11へ出力する。CPU11は時計部18から出力される日時情報を受け付け、監視する。
CPU11は条件ファイル153に予め記憶した基本となる周波数領域のデータ、及び閾値を読み出す(ステップS157)。さらにCPU11はマイク192から音声データを所定時間分(例えば10秒)取り込む(ステップS158)。例えば電車内では、会社内とは異なる周波数特性を有する音声データを得ることができる。CPU11は取り込んだ音声データをFFTにより周波数領域のデータへ変換する(ステップS159)。CPU11は、ステップS157で読み出した基本となる周波数領域のデータと、ステップS159にて変換した周波数領域のデータとの相関係数を算出する(ステップS1510)。CPU11は算出した相関係数がステップS157で読み出した閾値以下であるか否かを判断する(ステップS1511)。
CPU11は相関係数が閾値以下であると判断した場合(ステップS1511でYES)、作業者は自社のデスク以外で作業を行っていると判断し、保護状態へ移行する(ステップS1512)。なお、ステップS1512以降の処理は実施の形態1のステップS98以降の処理と同様であるので詳細な説明は省略する。CPU11は相関係数が閾値以下でないと判断した場合(ステップS1511でNO)、一連の処理を終了する。保護状態へ移行するか否かの判断は、実施の形態1で述べた位置情報に基づく判断、実施の形態2で述べた画像処理による判断、または、実施の形態3で述べた音声認識による判断のいずれか一つを満たした場合に保護状態へ移行する他、これらの2つ、または3つを組み合わせ、これらの判断をアンド条件で満たした場合にのみ保護状態へ移行するようにしても良い。
本実施の形態3は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1及び2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態4
実施の形態4は顧客先において作業を開始する場合に、非保護状態へ移行する形態に関する。作業者が顧客先において作業を開始する場合、もはや保護状態を継続する必要はないので、非保護状態へ移行する。図16は実施の形態4に係る表示情報が変更された後の作業ファイルの表示イメージを示す説明図である。CPU11は表示情報と共に、表示部14に記憶部15から読み出した作業開始ボタン81を表示する。作業者は、作業を開始する場合、入力部13から作業開始ボタン81をクリックする。CPU11は作業開始ボタン81の入力を受け付け、ID及びパスワードの入力を受け付ける。
CPU11は作業者が入力部13から入力したID及びパスワードが、記憶部15に予め記憶したID及びパスワードに一致すると判断した場合、非保護状態へ移行し、対応する作業ファイルを作業ファイル記憶部154から読み出し、図6の如く表示部14に表示する。なお、本実施の形態においては顧客先近傍の緯度及び経度が条件ファイル153の非保護状態フィールドに記憶されていないものとして説明する。
図17は非保護状態への移行処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は実施の形態1で述べたステップS99、S104またはS107の放置、消去または変更処理の後、下記処理を行う。CPU11は図8の如く表示された変更後の作業ファイルに、図16に示す如く作業開始ボタン81をさらに表示する(ステップS171)。作業者が入力部13から作業開始に伴う情報として作業開始ボタン81を入力した場合、その入力を受け付ける(ステップS172)。CPU11は、記憶部15に予め記憶したID及びパスワードの入力画面を読み出し、表示部14に表示する(ステップS173)。CPU11は入力部13から入力されたID及びパスワードの入力を受け付ける(ステップS174)。
CPU11は入力部13から入力されたID及びパスワードが、記憶部15に予め記憶したID及びパスワードに一致するか否かを判断する(ステップS175)。なお、ID及びパスワードを用いた認証に限るものではなく、指紋等の生体認証を行うようにしても良い。CPU11はID及びパスワードが一致しないと判断した場合(ステップS175でNO)、不正な処理であるとして処理を終了する。一方、CPU11はID及びパスワードが一致すると判断した場合(ステップS175でYES)、保護状態から非保護状態へ移行させるべく、ステップS171で表示している変更後の作業ファイルに対応する変更前の作業ファイルを作業ファイル記憶部154から読み出し、図6の如く変更前の作業ファイルを表示する(ステップS176)。
これにあわせてCPU11は時計部18から出力される日時情報を参照し、現在の日時情報を作業開始日時として記憶部15に記憶する(ステップS177)。CPU11は、作業開始ボタン81と同様に、作業終了に伴う作業終了ボタン(図示せず)を表示部14に表示する。作業者は作業を行い、当該作業が終了した場合は、入力部13を通じて作業終了ボタンを操作する。CPU11は作業終了ボタンの入力を入力部13から受け付けたか否かを判断する(ステップS178)。
CPU11は作業終了ボタンの入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS178でNO)、作業終了ボタンの入力を受け付けるまで待機する。一方CPU11は作業終了ボタンの入力を受け付けたと判断した場合(ステップS178でYES)、時計部18から出力される日時情報を参照し、現在の日時情報を作業終了日時として記憶部15に記憶する(ステップS179)。CPU11は、入力部13から入力された作業者によるコメント、作業ファイルに記憶されている管理番号、ステップS177で記憶した作業開始日時及びステップS179で記憶した作業終了日時を対応づけて記憶部15に記憶する(ステップS1710)。これにより、実際に作業を開始した場合は、本実施の形態に係る保護状態が非保護状態へ移行することから、消去または変更前の情報が正しく表示され、作業効率を低下させる虞もない。また、作業開始ボタン81及び作業終了ボタンの入力をトリガに作業開始日時及び作業終了日時を管理することとしたので、一連の処理において作業報告書も作成することが可能となる。CPU11は入力部13から管理番号が入力された場合、記憶部15から当該管理番号に対応する、コメント、作業ファイルに記憶されている管理番号、作業開始日時及び作業終了日時を作業報告書として表示部14に表示または図示しないプリンタに出力する。
本実施の形態4は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態5
実施の形態5は変更処理後に認証を経て表示項目毎に表示情報を再表示する形態に関する。図18は実施の形態5に係るコンピュータ1のハードウェア構成を示すブロック図である。実施の形態1の構成に加えて指紋入力部193が接続されており、さらに記憶部15には指紋記憶部156が記憶されている。CPU11は指紋入力部193から入力された指紋情報を受け付け、予め指紋記憶部156に記憶した作業者の指紋情報と比較し、一致するか否かの判断を行う。本実施の形態においては指紋を用いた認証を行う例につき説明するが、カメラ191を介した顔認証、虹彩認証の他、マイク192を用いた音声認証、静脈認証等の生体認証であっても良い。その他、入力部13から入力されるID及びパスワードを用いた認証の他、タッチパネルにより構成される入力部13から入力された手書き文字または記号等を予め記憶した文字または記号等と比較することにより認証を行うようにしても良い。
図19は実施の形態5に係る表示情報が変更された後の作業ファイルの表示イメージを示す説明図である。実施の形態4の構成に加えて、所定の表示項目にリンク82が付与されている。CPU11は第1変更DB151の処理内容フィールドを参照し、処理内容が消去または変更の表示項目を抽出する。CPU11は抽出した表示項目にリンク82、82、・・・を設定し、表示部14に表示項目に対応させてリンク82を視覚的に示す下線を表示する。作業者は、特定の表示項目に係る表示情報の確認を希望する場合、表示項目に対応するリンク82を入力部13からクリックする。
CPU11は入力部13から表示項目に係るリンク82の入力を受け付けた場合、表示項目に係るリンク82に対応する表示情報を表示させるべく指紋入力を促す画面を表示する。図20は指紋入力を促進する画面のイメージを示す説明図である。CPU11は記憶部15に記憶した定型文に、表示が意図される表示項目名を付与して、表示部14に表示する。本例では、表示項目「顧客会社名」に対応するリンク82の表示が要求されているので「顧客会社名を表示します。指紋を入力してください。」とする情報がポップアップウィンドウとして表示される。
CPU11は認証後、正当な作業者であると判断した場合、リンク82に対応する表示項目をもとに、作業ファイル記憶部154に記憶した作業ファイルから、表示項目に対応する表示情報を読み出す。CPU11は読み出した表示情報を消去または変更されている情報に変えて、表示部14の表示項目に対応する箇所に表示する。本例では、顧客会社名が消去されているが、作業ファイル内の表示項目「顧客会社名」に対応する株式会社A(図6参照)が再表示される。また例えば、表示項目「顧客住所」が「XX駅」に変更されている場合、作業ファイルに当初記憶されていた表示項目に係る表示情報「X県X市X町XX番地」が読み出されて、表示部14に再表示される。
図21は再表示処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は実施の形態1で述べたステップS99、S104またはS107の放置、消去または変更処理の後、下記処理を行う。CPU11は第1変更DB151の処理内容フィールドを参照し、消去または変更が記憶されている表示項目を抽出する(ステップS211)。CPU11は抽出した表示項目にリンク82を設定する(ステップS212)。CPU11はリンク82が設定されたことを示す下線を各表示項目に記述する。CPU11は入力部13から表示項目に係るリンク82の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS213)。
CPU11はリンク82の入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS213でNO)、入力を受け付けるまで待機する。一方CPU11はリンク82の入力を入力部13から受け付けたと判断した場合(ステップS213でYES)、記憶部15に記憶した指紋入力を促進する画面を表示部14に表示する(ステップS214)。CPU11は指紋入力部193から指紋情報の入力を受け付ける(ステップS215)。CPU11は受け付けた指紋情報と、記憶部15に予め記憶した指紋情報とが一致するか否かを判断する(ステップS216)。
CPU11は指紋情報が一致しないと判断した場合(ステップS216でNO)、不正なアクセスであると判断し、処理を終了する。一方CPU11は指紋情報が一致すると判断した場合(ステップS216でYES)、作業ファイル記憶部154に記憶した作業ファイルから、ステップS213で受け付けたリンク82に係る表示項目に対応する表示情報を読み出す(ステップS217)。CPU11は表示項目に対応させて表示部14に表示情報を再表示する(ステップS218)。これにより保護状態に移行した場合でも、必要に応じてセキュリティを維持しつつ再表示でき利便性を高めることができる。しかも他の表示項目に係る表示情報は引き続き消去または変更されたままであるので、機密性も保持することが可能となる。
本実施の形態5は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至4と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態6
実施の形態6は再表示した表示情報を再び消去または変更する処理に関する。図22は実施の形態6に係る変更処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態5のステップS218による再表示処理の後、以下の処理を行う。CPU11は再表示されている表示項目の変更タイミングを、第1変更DB151を参照して読み出す(ステップS221)。CPU11はこれに伴い時計部18から出力される日時情報を取得する(ステップS222)。CPU11はステップS218により再表示してからステップS221で読み出した変更タイミングを経過したか否かを判断する(ステップS223)。
CPU11は再表示してから変更タイミングを経過していないと判断した場合(ステップS223でNO)、変更タイミングを経過するまで待機する。一方、CPU11は変更タイミングを経過したと判断した場合(ステップS223でYES)、再表示している表示項目の処理内容を、第1変更DB151を参照して読み出す(ステップS224)。CPU11は読み出した処理内容が消去であるか否かを判断する(ステップS225)。CPU11は消去であると判断した場合(ステップS225でYES)、ステップS218により再表示した表示項目に対応する表示情報を再び消去する処理を行う(ステップS226)。
これにより、当該表示項目に関しては再び図8の保護状態へ移行する。一方、CPU11は処理内容が消去でないと判断した場合(ステップS225でNO)、実施の形態1で述べた如く第2変更DB152を参照し、表示項目に対応する表示情報を関連情報に基づき再び変更する処理を行う(ステップS227)。これにより、当該表示項目に関しては再び図8の保護状態へ移行する。従って、利便性を高めつつも、変更タイミングを経過した場合再び表示項目別に保護状態へ移行することが可能となる。
本実施の形態6は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至5と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態7
図23は実施の形態7に係るコンピュータ1の構成を示すブロック図である。実施の形態7に係るコンピュータ1を動作させるためのプログラムは、本実施の形態7のように、CD−ROM等の可搬型記録媒体1Aで提供することも可能である。さらに、コンピュータプログラムを、インターネットまたは携帯電話網を含む通信網(図示せず)を介してサーバコンピュータ(図示せず)からダウンロードすることも可能である。以下に、その内容を説明する。
図23に示すコンピュータ1の図示しない記録媒体読み取り装置に、保護状態へ移行するか否かの判断をさせ、表示情報を表示させ、表示情報を変更させ、変更後の表示情報を表示させるプログラムが記録された可搬型記録媒体1Aを、挿入して記憶部15の制御プログラム15P内にこのプログラムをインストールする。または、かかるプログラムを、通信部16を介して外部の図示しないサーバコンピュータからダウンロードし、記憶部15にインストールするようにしても良い。かかるプログラムはRAM12にロードして実行される。これにより、上述のようなコンピュータ1として機能する。
本実施の形態7は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至6と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
(付記1)
情報処理装置の表示部に表示される情報を保護するための保護方法において、
保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを前記情報処理装置のプロセッサが判断する判断ステップと、
記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を前記プロセッサが読み出し、表示部に表示する表示ステップと、
前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを前記プロセッサが参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更ステップと、
前記プロセッサが前記変更ステップにより変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示ステップと
を備えることを特徴とする保護方法。
(付記2)
表示部に表示される情報を保護するため情報処理装置において、
保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを判断する判断手段と、
記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を読み出し、表示部に表示する表示手段と、
前記判断手段により保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更手段と、
該変更手段により変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記3)
情報処理装置の表示部に表示される情報を保護するためのプログラムにおいて、
情報処理装置に、
保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを判断する判断ステップと、
記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を読み出し、表示部に表示する表示ステップと、
前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更ステップと、
該変更ステップにより変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示ステップと
を実行させるプログラム。
(付記4)
前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を変更する際の異なる変更タイミングを記憶しており、
前記変更ステップは、
前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断し、かつ、時計部からの出力を参照し前記変更データベースに記憶した表示項目の変更タイミングに達した場合に、前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースを参照して変更情報に従い変更する
ことを特徴とする付記3に記載のプログラム。
(付記5)
前記変更データベースは、表示項目毎に表示項目に関連する関連情報を記憶しており、
前記変更ステップは、
前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断し、時計部からの出力を参照し前記変更データベースに記憶した表示項目の変更タイミングに達したと判断した場合に、前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースに記憶した関連情報に基づき変更する
ことを特徴とする付記4に記載のプログラム。
(付記6)
前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を消去するための消去情報を記憶しており、
前記変更ステップは、前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断し、時計部からの出力を参照し前記変更データベースに記憶した表示項目の変更タイミングに達したと判断し、かつ前記変更データベースに前記表示項目に対応する消去情報が記憶されている場合に、前記表示項目の表示情報を消去する
ことを特徴とする付記4または5に記載のプログラム。
(付記7)
前記変更表示ステップにより表示した後に、表示項目及び認証のための認証情報を受け付ける受け付けステップと、
該受け付けステップにより受け付けた認証情報が前記記憶部に記憶した認証情報に一致するか否かを判断する認証ステップと、
該認証ステップにより、一致すると判断した場合に、前記受け付けステップにより受け付けた表示項目に対応する表示情報を、前記変更データベースを参照して読み出す読み出しステップと、
該読み出しステップにより読み出した表示情報を前記表示部に再表示する再表示ステップと
を含むことを特徴とする付記6に記載のプログラム。
(付記8)
前記変更ステップは、
前記再表示ステップにより表示項目に対応する表示情報を再表示した後に、時計部からの出力を参照し前記変更データベースに記憶した前記表示項目の変更タイミングに達したと判断した場合に、前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースを参照して変更情報に従い再び変更する
ことを特徴とする付記7に記載のプログラム。
(付記9)
前記条件ファイルは、保護状態への移行に関する位置情報を記憶しており、
前記判断ステップは、
外部から現在の位置情報を取得するステップと、
該ステップにより取得した位置情報及び前記条件ファイルに記憶した位置情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを判断するステップ
を含むことを特徴とする付記3乃至8のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記10)
前記条件ファイルは、保護状態への移行に関する画像情報を記憶しており、
前記判断ステップは、
外部から画像情報を取得するステップと、
該ステップにより取得した画像情報と前記条件ファイルに記憶した画像情報とを比較し、相関度を算出するステップと、
該ステップにより算出した相関度と前記条件ファイルに記憶した閾値とに基づき、保護状態へ移行するステップ
を含むことを特徴とする付記3乃至8のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記11)
前記条件ファイルは、保護状態への移行に関する音声情報を記憶しており、
前記判断ステップは、
外部から音声情報を取得するステップと、
該ステップにより取得した音声情報と前記条件ファイルに記憶した音声情報とを比較し、相関度を算出するステップと、
該ステップにより算出した相関度と前記条件ファイルに記憶した閾値に基づき、保護状態へ移行するステップ
を含むことを特徴とする付記3乃至8のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記12)
前記判断ステップは、
外部から作業開始に伴う情報の入力を受け付けるステップと、
該ステップにより、作業開始に伴う情報の入力を受け付けた場合に、保護状態から非保護状態へ移行するステップと
を含むことを特徴とする付記9乃至11のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記13)
情報処理装置の表示部に表示される情報を保護するためのプログラムが記録された情報処理装置での読み取りが可能な記録媒体において、
情報処理装置に、
保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを判断する判断ステップと、
記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を読み出し、表示部に表示する表示ステップと、
前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更ステップと、
該変更ステップにより変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示ステップと
を実行させる記録媒体。
本実施の形態の概要を示す模式図である。 コンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 条件ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 第1変更DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 第2変更DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 作業ファイルの表示イメージを示す説明図である。 一部表示情報が変更された作業ファイルの表示イメージを示す説明図である。 表示情報が変更された後の作業ファイルの表示イメージを示す説明図である。 変更処理の手順を示すフローチャートである。 変更処理の手順を示すフローチャートである。 変更処理のサブルーチンにおける処理手順を示すフローチャートである。 変更処理のサブルーチンにおける処理手順を示すフローチャートである。 カメラから取り込んだ画像のイメージを示す説明図である。 画像処理による保護状態への移行処理手順を示すフローチャートである。 音声認識による保護状態への移行処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る表示情報が変更された後の作業ファイルの表示イメージを示す説明図である。 非保護状態への移行処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態5に係るコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態5に係る表示情報が変更された後の作業ファイルの表示イメージを示す説明図である。 指紋入力を促進する画面のイメージを示す説明図である。 再表示処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態6に係る変更処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態7に係るコンピュータの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 コンピュータ
1A 可搬型記録媒体
11 CPU
13 入力部
14 表示部
15 記憶部
15P 制御プログラム
16 通信部
18 時計部
19 GPS受信機
151 第1変更DB
152 第2変更DB
153 条件ファイル
154 作業ファイル記憶部
155 地図DB
191 カメラ
192 マイク
193 指紋入力部

Claims (7)

  1. 情報処理装置の表示部に表示される情報を保護するための保護方法において、
    保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを前記情報処理装置のプロセッサが判断する判断ステップと、
    記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を前記プロセッサが読み出し、表示部に表示する表示ステップと、
    前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを前記プロセッサが参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更ステップと、
    前記プロセッサが前記変更ステップにより変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示ステップとを備え、
    前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を変更する際の異なる変更タイミングを記憶しており、
    前記変更ステップは、
    前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、前記表示ステップにより表示した表示項目の表示情報を表示部へ継続して表示し、
    該表示部に前記表示項目の表示情報を表示してから前記表示項目に対応する変更タイミングを経過したか否かを判断し、
    変更タイミングを経過したと判断した場合に、前記表示部に表示した前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースを参照して変更情報に従い変更する
    ことを特徴とする保護方法。
  2. 表示部に表示される情報を保護するための情報処理装置において、
    保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを判断する判断手段と、
    記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を読み出し、表示部に表示する表示手段と、
    前記判断手段により保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変
    更するための変更情報を記憶した変更データベースを参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更手段と、
    該変更手段により変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示手段と
    を備え、
    前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を変更する際の異なる変更タイミングを記憶しており、
    前記変更手段は、
    前記判断手段により保護状態へ移行すると判断した場合に、前記表示手段により表示した表示項目の表示情報を表示部へ継続して表示し、
    該表示部に前記表示項目の表示情報を表示してから前記表示項目に対応する変更タイミングを経過したか否かを判断し、
    変更タイミングを経過したと判断した場合に、前記表示部に表示した前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースを参照して変更情報に従い変更する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 情報処理装置の表示部に表示される情報を保護するためのプログラムにおいて、
    情報処理装置に、
    保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを判断する判断ステップと、
    記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を読み出し、表示部に表示する表示ステップと、
    前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更ステップと、
    該変更ステップにより変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示ステップと
    を実行させ、
    前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を変更する際の異なる変更タイミングを記憶しており、
    前記変更ステップは、
    前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、前記表示ステップにより表示した表示項目の表示情報を表示部へ継続して表示し、
    該表示部に前記表示項目の表示情報を表示してから前記表示項目に対応する変更タイミングを経過したか否かを判断し、
    変更タイミングを経過したと判断した場合に、前記表示部に表示した前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースを参照して変更情報に従い変更する
    プログラム。
  4. 前記変更データベースは、表示項目毎に表示項目に関連する関連情報を記憶しており、
    前記変更ステップは、
    前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断し、時計部からの出力を参照し前記変更データベースに記憶した表示項目の変更タイミングに達したと判断した場合に、前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースに記憶した関連情報に基づき変更する
    ことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を消去するための消去情報を記憶しており、
    前記変更ステップは、前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断し、時計部からの出力を参照し前記変更データベースに記憶した表示項目の変更タイミングに達したと判断し、かつ前記変更データベースに前記表示項目に対応する消去情報が記憶されている場合に、前記表示項目の表示情報を消去する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のプログラム。
  6. 前記変更表示ステップにより表示した後に、表示項目及び認証のための認証情報を受け付ける受け付けステップと、
    該受け付けステップにより受け付けた認証情報が前記記憶部に記憶した認証情報に一致するか否かを判断する認証ステップと、
    該認証ステップにより、一致すると判断した場合に、前記受け付けステップにより受け付けた表示項目に対応する表示情報を、前記記憶部を参照して読み出す読み出しステップと、
    該読み出しステップにより読み出した表示情報を前記表示部に再表示する再表示ステップと
    を含むことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  7. 情報処理装置の表示部に表示される情報を保護するためのプログラムが記録された情報処理装置での読み取りが可能な記録媒体において、
    情報処理装置に、
    保護状態に移行するか否かの条件を記憶した条件ファイル、及び、外部からの入力情報を参照し、前記表示部に表示される情報を保護する保護状態へ移行するか否かを判断する判断ステップと、
    記憶部に記憶した表示項目及び各表示項目に対応する表示情報を読み出し、表示部に表示する表示ステップと、
    前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、表示項目毎に表示情報を変更するための変更情報を記憶した変更データベースを参照して、各表示項目の表示情報を変更情報に従い変更する変更ステップと、
    該変更ステップにより変更された後の各表示項目の表示情報を前記表示部へ表示する変更表示ステップと
    を実行させ、
    前記変更データベースは、表示項目毎に表示情報を変更する際の異なる変更タイミングを記憶しており、
    前記変更ステップは、
    前記判断ステップにより保護状態へ移行すると判断した場合に、前記表示ステップにより表示した表示項目の表示情報を表示部へ継続して表示し、
    該表示部に前記表示項目の表示情報を表示してから前記表示項目に対応する変更タイミングを経過したか否かを判断し、
    変更タイミングを経過したと判断した場合に、前記表示部に表示した前記表示項目の表示情報を、前記変更データベースを参照して変更情報に従い変更する
    記録媒体。
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