JP5109410B2 - 光沢付与装置および光沢付与システム - Google Patents

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Description

本発明は、光沢付与装置および光沢付与システムに関する。
画像形成装置によって画像が形成された記録媒体の光沢を増加させる後処理技術が知られている。例えば、特許文献1には、転写シートの表面に熱可塑性樹脂からなる受像層を設け、その表面をベルト式定着装置に密着させて平滑にする技術が記載されている。
特開2002−91048号公報
本発明は、記録媒体の両面に光沢を付与したい場合に、第2の面の光沢をより損なわずに第1の面に光沢を付与することが可能となる技術を提供することを目的とする。
本発明は、記録媒体の第1の面とその反対の第2の面とに樹脂層を形成する樹脂層形成手段と、前記樹脂層形成手段により樹脂層が形成された記録媒体の第1の面を密着させながら当該記録媒体を搬送する無端の帯状部材と、前記帯状部材の裏面に接触し、当該帯状部材に密着した記録媒体の第1の面を当該帯状部材を介して加熱する加熱部材と、前記帯状部材および前記記録媒体を介して前記加熱部材と対向し、当該記録媒体を前記帯状部材に密着させる方向に加圧する加圧部材と、前記帯状部材により搬送される記録媒体の第2の面に前記樹脂層形成手段により形成された樹脂層の表面温度が、前記樹脂層のガラス転移温度に20度を加えた温度に達する前に当該記録媒体を冷却する冷却手段とを備える光沢付与装置を、その第1の構成として提供する。
また、本発明は、第1の面に樹脂層が形成された記録媒体の前記第1の面の反対の第2の面に樹脂層を形成する樹脂層形成手段と、前記樹脂層形成手段により樹脂層が形成された記録媒体の第1の面を密着させながら当該記録媒体を搬送する無端の帯状部材と、前記帯状部材の裏面に接触し、当該帯状部材に密着した記録媒体の第1の面を当該帯状部材を介して加熱する加熱部材と、前記帯状部材および前記記録媒体を介して前記加熱部材と対向し、当該記録媒体を前記帯状部材に密着させる方向に加圧する加圧部材と、前記帯状部材により搬送される記録媒体の第2の面に前記樹脂層形成手段により形成された樹脂層の表面温度が、前記樹脂層のガラス転移温度に20度を加えた温度に達する前に当該記録媒体を冷却する冷却手段とを備える光沢付与装置を、その第2の構成として提供する。
本発明は、前記第1または第2の構成において、前記加熱部材が、前記帯状部材の裏面に接触した部分と、当該裏面との間に間隙を有する部分とを形成し、前記冷却手段が、前記加熱部材と前記帯状部材とが形成する前記間隙において当該帯状部材の裏面に接触し、当該帯状部材から熱を吸収する熱吸収部材を備える構成を、第3の構成として提供する。
本発明は、前記第3の構成において、前記熱吸収部材が、前記帯状部材の裏面に接触する接触部と、当該接触部の熱を放散する熱放散部とを備え、前記熱放散部が、前記間隙の形状に応じた傾きを有する構成を、第4の構成として提供する。
本発明は、第1の面と第2の面とを有し、少なくとも前記第2の面に樹脂層が形成された所定の記録媒体と、前記記録媒体の前記第1の面と第2の面とに画像を表す樹脂層を形成する樹脂層形成手段と、前記記録媒体の第1の面に密着しながら該記録媒体を搬送する無端の帯状部材と、前記帯状部材の裏面に接触し、当該帯状部材に密着した記録媒体の第1の面を当該帯状部材を介して加熱する加熱部材と、前記帯状部材および前記記録媒体を介して前記加熱部材と対向し、当該記録媒体を前記帯状部材に対して加圧する加圧部材と、前記帯状部材により搬送される記録媒体の第2の面に形成された樹脂層の表面温度が、当該第2の面に形成された樹脂層のうちのガラス転移温度が最も低い樹脂層のガラス転移温度に20度を加えた温度に達する前に当該第2の面を冷却する冷却手段とを備える光沢付与システムを、その第の構成として提供する。
本発明の第1および第2の構成によれば、第2の面の樹脂層の表面温度が本発明の範囲を超えた場合に比べ、第2の面の光沢をより損なわずに第1の面に光沢を付与することが可能となる。
本発明の第3の構成によれば、同構成を有さない場合に比べ、加熱部材と熱吸収部材の間の距離を短くできるため、本発明において冷却手段が行う冷却をより迅速に実現することが可能となる。
本発明の第4の構成によれば、同構成を有さない場合に比べ、熱の放散をより効率的に行うことが可能となる。
本発明の第の構成によれば、記録媒体の受像層を有する面に画像が形成された場合であっても、第2の面の光沢をより損なわずに第1の面に光沢を付与することが可能となる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態である光沢付与装置の全体構成を示すブロック図である。同図に示すように、光沢付与装置100の構成は、制御部10と、画像形成部20と、光沢付与部30とに大別される。本実施形態においては、樹脂層形成手段として画像形成部20を用いる。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置やメモリを備え、光沢付与装置100の各部の動作を制御する。また、制御部10は、ネットワーク等の通信手段を介して画像データを取得し、これを画像形成部20に供給する。なお、この画像データは、記録媒体の一方の面(以下「表面」という。)に形成される画像と、その反対の面(以下「裏面」という。)に形成される画像とを含むものである。
画像形成部20は、制御部10から取得した画像データに応じた画像を記録シートに形成する。本実施形態においては、画像形成部20としては、電子写真方式のものを用いている。すなわち、本実施形態の画像形成部20は、トナーを用いて画像を形成する。
画像形成部20は、より詳細には、搬送部21と、転写部22と、定着部23と、表裏反転部24とを備える。搬送部21は、画像を形成すべき記録シートを搬送する。転写部22は、搬送部21により搬送された記録シートにトナーを転写する。定着部23は、転写部22によりトナーが転写された記録シートを加熱および加圧し、トナーを定着させる。表裏反転部24は、必要に応じて、定着部23によりトナーが定着された記録シートの表裏を反転させる。
ここで、本実施形態における記録シートについて説明する。本実施形態における記録シートは、画像が形成されるシート状の記録媒体であり、その材質は紙(パルプ)のみに限定されない。本実施形態における記録シートとしては、パルプ等からなる基材層の表面に受像層を設けたものを用いる。受像層を有する記録シートのことを、以下では特に「光沢記録シート」という。なお、受像層を構成する樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、スチレン−アクリル酸エステル樹脂、スチレン−メタクリル酸エステル樹脂などを用いることができる。
光沢付与部30は、画像形成部20により画像が形成された記録シートの供給を受けて、この記録シートの表面および裏面に光沢を付与する後処理を行う。光沢付与部30は、より詳細には、記録シートの表面に光沢を付与する表面処理部31と、記録シートの裏面に光沢を付与する裏面処理部32とを備える。
図2は、画像形成部20および光沢付与部30の構成を側面方向から示す図である。なお、同図においては、記録シートの搬送経路を破線の矢印で示している。同図に示すように、画像形成部20は、複数の搬送ロール211と、一次転写ユニット221Y、221M、221C、221K、221CTと、中間転写ベルト222と、二次転写ロール223と、加熱ロール231と、加圧ロール232と、トレイ241と、複数の反転搬送ロール242とを備える。
搬送ロール211は、搬送部21の一部を構成する回転可能なロール状の部材である。搬送ロール211は、記録シートの搬送経路に沿って設けられ、記録シートを所定の速度で搬送する。また、搬送ロール211の一部には、記録シートの搬送タイミングを調整する機能を有するものがある。かかる搬送ロール211は、制御部10からの指示に応じて回転速度を変化させる。
一次転写ユニット221Y、221M、221C、221K、221CT、中間転写ベルト222および二次転写ロール223は、転写部22の一部を構成する。一次転写ユニット221Y、221M、221C、221Kおよび221CTは、それぞれ、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置および転写部材を備え、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)またはブラック(K)のトナーもしくは透明色のトナー(CT)により像を形成する。一次転写ユニット221Y、221M、221C、221Kおよび221CTは、それぞれ、トナーを中間転写ベルト222に転写する。なお、ここにおいて、透明色のトナーとは、色材を含まないトナーのことであり、例えば、低分子量のポリエステル樹脂にSiO(二酸化シリコン)やTiO(二酸化チタン)を外添したものである。このトナーのことを、以下では「クリアトナー(Clear Toner)」という。クリアトナーは原則としては無色透明であるが、添加剤等により不可避的に有色に見える場合も含まれるものとする。
中間転写ベルト222は、無端の帯状部材であり、一次転写ユニット221Y、221M、221C、221Kおよび221CTにより転写されたトナーを支持したまま回転する。一次転写ユニット221Y、221M、221C、221Kおよび221CTにより転写されたトナーは、中間転写ベルト222と二次転写ロール223とが対向するニップ領域に移動される。二次転写ロール223は、中間転写ベルト222に転写されたトナーを搬送ロール211により搬送される記録シートの表面に転写する。
加熱ロール231および加圧ロール232は、定着部23の一部を構成する。加熱ロール231は、内部に熱源を有する回転可能なロール状の部材であり、記録シートに転写されたトナーを加熱する。なお、加熱ロール231による加熱は、トナーが容易に剥離しない程度であれば十分であり、後述する光沢付与部30による加熱と同等である必要はない。加圧ロール232は、加熱ロール231と対向してニップ領域を形成し、記録シートに対して加熱ロール231に向かう方向の圧力を加える。加圧ロール232による加圧は、トナーの定着を促進する。
トレイ241および反転搬送ロール242は、表裏反転部24の一部を構成する。トレイ241は、定着部23によりトナーが定着された記録シートを一時的に収容し、やがて反転搬送ロール242が形成する搬送経路(以下、この搬送経路を特に「反転搬送経路」という。)にこれを供給する。トレイ241は、記録シートを反転搬送経路に供給するときに、記録シートの表面が上方を向くように供給する。反転搬送ロール242は、トレイ241により供給された記録シートを搬送し、図2において点Aで示す位置において搬送ロール211が形成する搬送経路に供給する。記録シートは、表裏反転部24を介して再び同じ搬送経路に至ると、その表裏が反転される。すなわち、記録シートは、トナーの転写前に上方を向いていた面が、反転搬送経路を通過した後には下方を向くように姿勢を変化させる。
図3は、表面処理部31および裏面処理部32の構成を示す図である。表面処理部31は、加熱ロール311と、搬送ベルト312と、加圧ロール313と、ヒートシンク314と、複数の搬送ロール315、316とを備える。加熱ロール311は、内部にハロゲンランプ等の熱源を備えた回転可能なロール状の部材である。加熱ロール311は、その表面が所定の温度(例えば140〜170℃程度)となるように発熱して搬送ベルト312を加熱する。搬送ベルト312は、その表面が平滑性を有する無端の帯状部材である。搬送ベルト312の表面には、例えば、シリコンゴムによる層が形成されている。なお、搬送ベルト312の平滑性は、記録シートに付与すべき光沢の度合いに応じて適宜定められればよい。搬送ベルト312は、その裏面(記録シートに接しない面)において加熱ロール311および複数の搬送ロール315に接触し、適当な張力をもって張架される。加圧ロール313は、内部にハロゲンランプ等の熱源を備えた回転可能なロール状の部材である。加圧ロール313は、搬送ベルト312を介して加熱ロールと対向し、搬送される記録シートに対して加熱ロール311に向かう方向の圧力を加える。なお、加圧ロール313による加熱は、加熱ロール311による加熱よりも低温であり、例えば、その表面が50℃ないしそれ以下となる程度である。搬送ロール315は、回転可能なロール状の部材である。搬送ロール315、316は、その一部が図示せぬ駆動手段によって駆動され、搬送ベルト312を所定の搬送速度で回転移動させる。
ヒートシンク314は、搬送ベルト312を冷却することにより記録シートを冷却するものであり、フレーム部材3141と、熱吸収部材3142とを備える。フレーム部材3141は、ヒートシンク314の外枠を構成する部材である。熱吸収部材3142は、搬送ベルト312と接触し、搬送ベルト312の熱を吸収して放散する部材であり、複数の羽根状の部分を有する。なお、以下においては、熱吸収部材3142のうち、搬送ベルト312と接触する部分を「接触部」といい、羽根状の部分を「熱放散部」という。また、ヒートシンク314には、各熱放散部間の空気の流通を促進させる目的でファン等の送風手段を設けてもよい。
図4は、ヒートシンク314、加熱ロール311および搬送ベルト312を部分的に拡大して示した図である。同図に示すように、加熱ロール311は、ロール状、すなわち円形の部材であるため、搬送ベルト312と接触した部分と、搬送ベルト312と接触しない部分とを有する。加熱ロール311と搬送ベルト312とが接触しない部分には、これらの間に間隙(空隙)を生じる。ここで、加熱ロール311について搬送ベルト312の直線部分と垂直に交わる接線Lを想定し、この接線Lよりも加熱ロール311の中心側に生じる間隙を「間隙部」とする。すなわち、ここでいう間隙部は、加熱ロール311と搬送ベルト312との間にある略三角柱状の空間である。
本実施形態において、ヒートシンク314のフレーム部材3141および熱吸収部材3142は、各々の少なくとも一部がこの間隙部に存在する。すなわち、フレーム部材3141および熱吸収部材3142は、その一部がこの間隙部に入り込むような形状を有している。また、熱吸収部材3142の熱放散部は、この間隙部の形状に応じた傾きを有している。本実施形態でいえば、熱放散部は、上述した三角柱のうちの加熱ロール311の形状に沿って湾曲した曲面に応じた傾斜を有している。また、フレーム部材3141についても同様であり、加熱ロール311と向かい合う面がこの間隙部の形状に応じた傾きを有している。
裏面処理部32は、加熱ロール321と、搬送ベルト322と、加圧ロール323と、ヒートシンク324と、複数の搬送ロール325、326とを備える。なお、裏面処理部32は、記録シートの搬送経路(破線)を軸にして表面処理部31の上下を反転させた構成となっている。すなわち、裏面処理部32の各構成要素は、表面処理部31の同名の構成要素と同様の構成であり、その上下や移動の方向が異なるのみである。
光沢付与装置100の構成は、以上のとおりである。この構成のもと、光沢付与装置100は、記録シートの両面に画像データに応じた画像を形成し、両面に光沢を付与するための後処理を施す。なお、制御部10は、定着部23による定着後において、裏面に画像が形成されていない記録シートを表裏反転部24に搬送させる一方、表面と裏面とに画像が形成された記録シートを光沢付与部30に搬送させる制御を行う。
画像形成部20は、記録シートが光沢記録シートである場合とそうでない場合とで異なる動作を行う。記録シートが光沢記録シートでない場合、画像形成部20は、画像データに応じた画像をイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナーを用いて形成し、さらに、記録シートの表面および裏面にクリアトナーを転写および定着させて、記録シートの表面および裏面にトナーによる層を形成する。この層のことを、以下では「トナー層」という。なお、トナー層は、記録シートの一部に形成されてもよいし、面全体に形成されてもよい。
一方、記録シートが光沢記録シートである場合、画像形成部20は、画像データに応じた画像をイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナーを用いて形成するものの、クリアトナーの転写および定着を行わない。
本実施形態において、「樹脂層」とは、記録シート表面の受像層およびトナー層を指すが、トナー層や受像層が樹脂以外の成分を含む場合、これらも含めて「樹脂層」というものとする。
後処理において、光沢付与部30は、制御部10からの指示にしたがって、記録シートの表面に光沢を付与する処理を行い、その後、記録シートの裏面に光沢を付与する処理を行う。以下では、この後処理における光沢付与部30の動作を説明する。
光沢付与部30に記録シートが搬送されると、表面処理部31は、加熱ロール311により記録シートの表面を加熱する。記録シート表面の樹脂層(トナー層または受像層)は、搬送ベルト312からの熱を受けて、やがて溶融する。記録シート表面の樹脂層は、溶融すると搬送ベルト312の表面に密着した状態となる。このとき、記録シート裏面の樹脂層の温度は、記録シート表面の樹脂層の温度よりも低くなっている。
記録シートは、搬送ロール315、316の回転に応じて搬送される。記録シートは、その表面が搬送ベルト312に密着するため、搬送ベルト312とともに移動する。すると、記録シートの先端は、やがて搬送ベルト312を介してヒートシンク314と対向する位置に到達する。この位置の搬送ベルト312は、ヒートシンク314により冷却されるため、この位置に到達した記録シート表面も同様に冷却される。このとき、記録シート表面の樹脂層は、搬送ベルト312に密着したまま固化するため、搬送ベルト312の表面に応じた光沢を付与される。その後、記録シートは、搬送ロール316と対向する位置において搬送ロール315から剥離する。
また、裏面処理部32は、表面処理部31と同様に動作し、記録シートの裏面に光沢を付与する。
本発明の発明者は、上述した光沢付与部30を用いて、記録シートの表面の光沢を評価する実験を行った。まず、第1の実験は、ガラス転移温度(Tg)が異なる複数のクリアトナーを調製し、裏面処理部32において記録シートの表面(搬送ベルト322に密着していない面)の温度が最高となる位置(加熱ロール321と対向する位置と接触部材3242と対向する位置の間)で記録シートの表面のクリアトナー層の表面温度をジャパンセンサー社製赤外線放射温度計(TMZ51-500-15E10)にて計測し、加熱ロール321による加熱温度を変化させながらその温度と光沢の関係を求めるものである。なお、本実験において、トナーの調製は特開2003−330220号公報に記載された樹脂微粒子分散液(1)の調製方法(段落0107以降参照)に準拠した方法により行い、スチレンとn−ブチルアクリレートの配合比を変えることによって、ガラス転移温度が50℃、60℃、70℃であるクリアトナーa、b、cをそれぞれ用意した。トナーのガラス転移温度の測定には示差走査熱量測定装置を用いた。また、記録シートとしては、富士ゼロックス社製コート紙(商品名:Jコート)を用いた。また、光沢の評価は、目視による主観評価とし、「良(○)」、「可(△)」、「不可(×)」の3段階で評価した。
第1の実験の実験結果は、図5に示すとおりであった。すなわち、ガラス転移温度が50℃であるクリアトナーaにおいては、表面温度が65℃の場合に良好な光沢として視認され、70℃の場合に許容し得るレベル、75℃以上の場合に許容し得ないレベルの光沢として視認された。また、ガラス転移温度が60℃であるクリアトナーbにおいては、表面温度が75℃以下の場合に良好な光沢として視認され、80℃の場合に許容し得るレベル、85℃以上の場合に許容し得ないレベルの光沢として視認された。また、ガラス転移温度が70℃であるクリアトナーcにおいては、表面温度が85℃以下の場合に良好な光沢として視認され、90℃の場合に許容し得るレベル、95℃の場合に許容し得ないレベルの光沢として視認された。
また、第2の実験として、以下に示す実験を行った。すなわち、記録シートとして受像層を有する光沢記録シートを用いるとともに、記録シートの表面の一部にガラス転移温度が70℃であるトナーにより画像を形成し、トナー層が形成された部分(以下「画像部」という。)と受像層が露出している部分(以下「非画像部」という。)とで温度と光沢の関係を求めた。なお、温度を計測する位置と光沢の評価方法は、第1の実験と同様とし、受像層としては、特許文献1に記載された受像層43(段落0039以降参照)と同様のものを用い、そのガラス転移温度は61℃であった。
第2の実験の実験結果は、図6に示すとおりであった。すなわち、非画像部においては、表面温度が75℃以下の場合に良好な光沢として視認され、80℃の場合に許容し得るレベル、85℃以上の場合に許容し得ないレベルの光沢として視認された。また、画像部においては、表面温度が85℃以下の場合に良好な光沢として視認され、90℃の場合に許容し得るレベル、95℃の場合に許容し得ないレベルの光沢として視認された。
つまり、本実施形態の裏面処理部32を用いることにより、記録シートの表面のトナー像の表面温度がトナー層のガラス転移温度(すなわちトナー層を形成するトナーのガラス転移温度)に20℃を加えた温度以下となるときに冷却を開始した場合に、表面の光沢が許容し得る程度に維持されることが確認された。また、本実施形態の裏面処理部32を用いることにより、記録シートの表面のトナー層の表面温度がトナー層のガラス転移温度に15℃を加えた温度以下となるときに冷却を開始した場合に、表面の光沢が良好に維持されることが確認された。また、受像層を有する面にトナー層が形成されている場合には、受像層とトナー層のガラス転移温度のうちガラス転移温度が低い方のガラス転移温度に20℃を加えた温度以下となるときに冷却を開始した場合に、表面の光沢が許容し得る程度に維持されることが確認された。
[第2実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態は、上述した第1実施形態と異なる光沢付与部を採用する一方で、その他の構成については、第1実施形態の光沢付与装置100と同様である。そこで、本実施形態においては、第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、その他の部分については、適宜説明を省略する。
本実施形態の光沢付与部は、より低温であることが要求される面から記録シートを冷却する点において、第1実施形態の光沢付与部30と相違する。
図7は、本実施形態の光沢付与部の構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態の光沢付与部40は、表面処理部41と、裏面処理部42とを備える。表面処理部41は、加熱ロール411と、第1搬送ベルト412と、加圧ロール413と、第2搬送ベルト414と、ヒートシンク415と、複数の搬送ロール416とを備える。また、裏面処理部42は、加熱ロール421と、第1搬送ベルト422と、加圧ロール423と、第2搬送ベルト424と、ヒートシンク425と、複数の搬送ロール426とを備える。なお、裏面処理部42は、記録シートの搬送経路(破線)を軸にして表面処理部41の上下を反転させた構成となっている。すなわち、裏面処理部32の各構成要素は、表面処理部31の同名の構成要素と同様の構成であり、その上下や移動の方向が異なるのみである。
表面処理部41の構成のうち、加熱ロール411、第1搬送ベルト412および加圧ロール413の構成は、加熱ロール311、搬送ベルト312および加圧ロール313のそれぞれの構成とほぼ同様である。第2搬送ベルト424は、第1搬送ベルト412と同様の帯状部材であり、第1搬送ベルト412とともに第1搬送ベルト412とほぼ同じ速度で移動される。ヒートシンク415は、フレーム部材4151と接触部材4152とを備え、第2搬送ベルト424を冷却することにより記録シートの裏面を冷却する。搬送ロール416は、回転可能なロール状の部材であり、第1搬送ベルト412または第2搬送ベルト424のいずれかを回転移動させる。
[変形例]
以上、第1および第2の実施形態を例示して本発明を説明したが、本発明の実施は、これらの実施形態によるものに限定されるものではない。そこで、以下においては、上述した実施形態に適用可能な変形例を説明する。なお、以下に示す変形は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
上述した実施形態においては、光沢付与部に表面処理部と裏面処理部とを設ける構成とし、表面処理部は裏面処理部の上下を反転させた構成とした。しかし、表面処理部は、裏面処理部と異なる構成により光沢を付与するものであってもよい。また、表面処理部および裏面処理部のいずれか一方に代えて、表裏反転部24のような記録シートの表裏を反転させる手段を設けてもよい。
また、第2実施形態の構成の一部を第1実施形態の構成に置き換えて実施してもよい。例えば、第2実施形態のヒートシンク415は、第1実施形態のヒートシンク314のように傾斜した構成にしてもよい。
また、第1実施形態においては、ヒートシンク314を間隙部の形状に応じた形状としたが、この形状については種々の態様がある。
図8は、ヒートシンクの他の態様を示す図である。同図に示すように、ヒートシンク50は、フレーム部材51と、熱吸収部材52とを備える。フレーム部材51は、加熱ロール311の円弧に沿った形状の側面を有する。なお、この側面は、加熱ロール311と僅かな間隙を有しており、接触していない。熱吸収部材52は、接触部521と、複数の熱放散部522とを備える。接触部521は、その一部が間隙部に入り込むような形状を有しており、熱放散部522は、搬送ベルト312の直線部分に対して垂直となるように設けられている。
なお、例えば、加熱ロール311に相当する部材が円形でない場合であっても、当該部材が搬送ベルト312との間に間隙を生じるような形状であれば、ヒートシンクを構成する部材をその間隙の形状に応じた形状とすることができる。
また、上述した実施形態においては、記録シートを冷却するための冷却手段としてヒートシンクを用いたが、もちろん、冷却手段はその他の態様であってもよい。例えば、いわゆるヒートパイプでもよいし、記録シートや搬送ベルトに冷気を送る構成であってもよい。
また、上述した実施形態は、光沢付与部を備える光沢付与装置を示したものであるが、光沢付与部のみを独立した光沢付与装置として構成してもよいし、クリアトナーによる樹脂層を形成する構成(例えば、上述の一次転写ユニット221CT、中間転写ベルト222、二次転写ロール223、加熱ロール231および加圧ロール232に相当する構成)と光沢付与部とを独立の光沢付与装置として構成してもよい。また、この場合においては、光沢付与装置は、有色のトナーによる画像形成部に対して着脱可能な構成としてもよいし、インクジェット方式やオフセット印刷方式など、電子写真方式以外の方式で形成された画像に光沢を付与する光沢付与装置として用いてもよい。
また、所定の光沢記録シートを用いるようにした光沢付与システムとして本発明を実施してもよい。
光沢付与装置の全体構成を示すブロック図である。 画像形成部および光沢付与部の構成を示す図である。 表面処理部および裏面処理部の構成を示す図である。 ヒートシンク、加熱ロールおよび搬送ベルトの一部を示す図である。 第1の実験の実験結果を示す図である。 第2の実験の実験結果を示す図である。 光沢付与部の構成を示す図である。 ヒートシンクの構成を示す図である。
符号の説明
100…光沢付与装置、10…制御部、20…画像形成部、30、40…光沢付与部、31、41…表面処理部、32、42…裏面処理部、311、321…加熱ロール、312、322…搬送ベルト、313、323…加圧ロール、314、324…ヒートシンク、3141、3241…フレーム部材、3142、3242…接触部材、315、325…搬送ロール

Claims (5)

  1. 記録媒体の第1の面とその反対の第2の面とに樹脂層を形成する樹脂層形成手段と、
    前記樹脂層形成手段により樹脂層が形成された記録媒体の第1の面を密着させながら当該記録媒体を搬送する無端の帯状部材と、
    前記帯状部材の裏面に接触し、当該帯状部材に密着した記録媒体の第1の面を当該帯状部材を介して加熱する加熱部材と、
    前記帯状部材および前記記録媒体を介して前記加熱部材と対向し、当該記録媒体を前記帯状部材に密着させる方向に加圧する加圧部材と、
    前記帯状部材により搬送される記録媒体の第2の面に前記樹脂層形成手段により形成された樹脂層の表面温度が、前記樹脂層のガラス転移温度に20度を加えた温度に達する前に当該記録媒体を冷却する冷却手段と
    を備えることを特徴とする光沢付与装置。
  2. 第1の面に樹脂層が形成された記録媒体の前記第1の面の反対の第2の面に樹脂層を形成する樹脂層形成手段と、
    前記樹脂層形成手段により樹脂層が形成された記録媒体の第1の面を密着させながら当該記録媒体を搬送する無端の帯状部材と、
    前記帯状部材の裏面に接触し、当該帯状部材に密着した記録媒体の第1の面を当該帯状部材を介して加熱する加熱部材と、
    前記帯状部材および前記記録媒体を介して前記加熱部材と対向し、当該記録媒体を前記帯状部材に密着させる方向に加圧する加圧部材と、
    前記帯状部材により搬送される記録媒体の第2の面に前記樹脂層形成手段により形成された樹脂層の表面温度が、前記樹脂層のガラス転移温度に20度を加えた温度に達する前に当該記録媒体を冷却する冷却手段と
    を備えることを特徴とする光沢付与装置。
  3. 前記加熱部材は、
    前記帯状部材の裏面に接触した部分と、当該裏面との間に間隙を有する部分とを形成し、
    前記冷却手段は、
    前記加熱部材と前記帯状部材とが形成する前記間隙において当該帯状部材の裏面に接触し、当該帯状部材から熱を吸収する熱吸収部材を備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光沢付与装置。
  4. 前記熱吸収部材は、
    前記帯状部材の裏面に接触する接触部と、当該接触部の熱を放散する熱放散部とを備え、
    前記熱放散部が、前記間隙の形状に応じた傾きを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の光沢付与装置。
  5. 第1の面と第2の面とを有し、少なくとも前記第2の面に樹脂層が形成された所定の記録媒体と、
    前記記録媒体の前記第1の面と第2の面とに画像を表す樹脂層を形成する樹脂層形成手段と、
    前記記録媒体の第1の面に密着しながら該記録媒体を搬送する無端の帯状部材と、
    前記帯状部材の裏面に接触し、当該帯状部材に密着した記録媒体の第1の面を当該帯状部材を介して加熱する加熱部材と、
    前記帯状部材および前記記録媒体を介して前記加熱部材と対向し、当該記録媒体を前記帯状部材に対して加圧する加圧部材と、
    前記帯状部材により搬送される記録媒体の第2の面に形成された樹脂層の表面温度が、当該第2の面に形成された樹脂層のうちのガラス転移温度が最も低い樹脂層のガラス転移温度に20度を加えた温度に達する前に当該第2の面を冷却する冷却手段と
    を備えることを特徴とする光沢付与システム。
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