JP5109344B2 - 磁気測定システム - Google Patents

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Description

この発明は航行する船舶、走行する自動車等の運動中の磁性体の磁気を測定し、移動経路を求める磁気測定システムに関する。
従来、船舶などの磁気測定システムは、海底、海中等に複数の磁気センサを配置し、これら磁気センサにより運動する船舶等磁性体の磁気をZ軸または全磁力(3軸合成値)の波形を計測し、その磁気強度から磁性体が磁気センサの近傍を通過したことを判断している(例えば特許文献1参照)。複数の磁気センサで計測された場合は、その計測時間の差から磁性体の運動コースを見積もることが出来る。また本願の発明者は他の発明者とともに、それぞれ3軸方向に感度を持つ第1と第2の磁気センサと、この第1と第2の磁気センサより、運動中の被測定対象磁性体の発する磁界データを取り込む手段と、取り込んだ第1の磁気センサに係る磁界の強度データと第2に磁気センサに係る磁界の強度データ、及び第1の磁気センサによる被測定対象磁性体の接近時刻データと、第2の磁気センサによる被測定対象磁性体の接近時刻データ、及び第1の磁気センサに係る磁気ベクトルの変化データと第2の磁気センサに係る磁気ベクトルの変化データとから、被測定対象磁性体の位置、運動コース及び向きを判別する手段とを備える磁気測定システムを創出し、すでに出願している(特願2005−255785)。
特公平4−25600号公報
従来磁気測定システムでは、同一平面内に配置された2つの磁気センサで運動中の磁性体の磁気が計測された場合に、それぞれ時間経過とともに得られる波形ピーク時点の相違から船舶がどちらの方向に移動しているかわかる。しかしながら、この種の磁気測定システムでは2つの磁気センサのいずれもの右側を通るコース、いずれもの左側を通るコース、一方の右側を通り、他方の左方を通るコース、一方の左側を通り。他方の右側を通るコースの別を知り得る等、細かいコースを特定することができないという問題があった。
また、上記すでに出願済の磁気測定システムでは、2つの3軸磁気センサよりの検出磁気により、2個の磁気センサの右・右、左・左、右・左、及び左・右の数個のコースを特定できるが、1つの磁気センサのみでは、磁性体の位置、運動コースを特定できないし、2つの磁気センサで計測された場合でも、磁性体の位置は厳密な限定はできないという問題が残されていた。
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、1つの磁気センサを用いて磁性体の目標進路が含まれる平面を一的に求めうる磁気測定システムを提供することを目的とする。
また、この発明は、2個の磁気センサを用いて、磁性体の運動コース及び向きを特定し得る磁気測定システムを提供することを目的とする。
この発明の請求項1に係る磁気測定システムは、3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、を備えることを特徴とする。
また、この発明の請求項2に係る磁気測定システムは、3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、この推定された平面と目標進路を含む既知の他の平面との交叉線を抽出して、目標の運動コースを限定する手段と、を備えることを特徴とする
また、この発明の請求項3に係る磁気測定システムは、各々が3軸方向の感度を有し、異なる位置に配置され、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する第1、第2の磁気センサと、これら第1、第2の磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、前記第1の磁気センサの3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる第1の平面を推定する手段と、
前記第2の磁気センサの3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一的に決まる第2の平面を推定する手段と、前記推定された第1の平面と第2の平面との交叉線を抽出して、目標の運動コースを限定する手段と、を備えることを特徴とする
また、この発明の請求項4に係る磁気測定システムは、3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、前記推定した平面上において、磁性体の運動速度、磁気モーメント量、隣接磁気センサに計測される磁界値などを磁性体と磁気センサ間の距離の関数として求め、それぞれの実行値と比較することで妥当な磁性体と磁気センサ間の距離の範囲を求める手段と、を備えることを特徴とする。
この発明の請求項に係る磁気測定システムは、3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、前記磁性体の位置を測定する手段と、前記推定した面と前記磁性体の位置データとから前記磁気センサ位置を逆算する手段と、を備えることを特徴とする。
この発明の請求項に係る磁気測定システムは、請求項に記載のものにおいて、前記磁性体が進行方向に大きな磁気モーメントを持つものを使用するものであることを特徴とする。
この発明の請求項7に係る磁気測定システムは、3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、前記3軸方向の磁気波形データから,前記磁性体と磁気センサ間の距離を推定する手段と、を備えることを特徴とする。
また、この発明の請求項に係る磁気測定システムは、請求項に記載のものにおいて、前記磁性体と前記磁気センサ間の距離の推定手段が、前記一意的に推定した平面上において、行うことを特徴とする。
この発明において、目標進路とは、運動している目標移動体が、どの線上を、どの向きに進行しているかを示すものである。
請求項1に係る発明によれば3軸方向に感度を有する1つの磁気センサにより運動中の磁性体の運動コース及び向きを2次元平面に限定することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、3軸方向に感度を有する1つの磁気センサにより、海面などの既知2次元平面を運動中の磁性体の運動コースを限定することができる。
また、請求項3に係る発明によれば3軸方向に感度を有する2つの磁気センサによる、運動進路を含む、それぞれ2次元平面の交又線より、3次元空間を運動中の磁性体の運動コースを限定することができる。
また、請求項に係る発明によれば、磁性体が運動するときに発生する磁気を1個の磁気センサで計測できない場合であっても、磁性体と磁気センサ間の距離の妥当な範囲を定量的に求めることができる。
また、請求項、請求項に係る発明によれば、短時間で、より正確に、磁気センサ位置を決定することが出来る。
また、請求項,請求項に係る発明によれば、磁性体が運動する時に発生する磁気を1つのセンサでしか計測できない場合であっても、磁性体と磁気センサ間の距離を推定することが出来る。

以下、実施の形態により、この発明をさらに詳細に説明する。
<実施形態1>
図1はこの発明の実施形態1の磁気測定システムを示すブロック図である。
この磁気測定システムは、データ処理装置1と、1個の磁気センサ2とから構成されている。磁気センサ2は、x、y、zの3軸の感度を有する3軸磁気センサである。この実施形態では、被測定対象磁性体が船舶である場合を想定しており、磁気センサ2は、海底、あるいは海中に設置される。データ処理装置1は、例えば陸上の管理棟に設置され、磁気センサ2からの測定データ、つまり磁界の強さデータHx、Hy、Hzを取り込み、記憶し、所望の演算を実行する。所望の演算は、航行中の船舶の移動進路(目標進路)を推定あるいは限定するための演算である。
この実施形態磁気測定システムにおいて、測定を行う場合の処理動作を、図2に示すフロー図を参照して説明する。測定処理動作が開始されると、先ずステップST1においてサンプルタイムが到来したか否かを判定し、サンプルタイム到来でステップST2へ移行する。ステップST2において磁気センサ2での、検出磁界H(t)=(Hx、Hy、Hz)を取り込み、データ処理装置1に内蔵の記憶部に記憶する。この検出磁界データの取り込みをサンプルタイム毎に行う。次にステップST3へ移行する。
ステップST3においては、運動コース推定か否か判定する。運動コース推定処理への移行でない場合は、ステップST1へ戻り、サンプルタイム到来毎に磁気測定を継続する。一方運動コース推定処理への移行が可能な場合はステップST4へ移行する。ここでの運動コース推定処理へ移行可能な場合は、データ処置装置1において、設定所定時間毎の到来であってもよいし、入力操作によって設定するものであってもよい。
ステップST4においては、角度θ、φを0とし、初期状態とする。次にステップST5へ移行する。ここで、磁気センサ2において、図7に示す3軸方向の計測結果Hx,Hy,Hzが得られる場合、センサ感度の軸を図8に示すようにZ軸を中心に角度θ、図9に示すようにY軸を中心に角度φによって回転させる。先ず、ステップST5において、感度軸角θを回転させ、続いてステップST6において、感度軸角φを回転させる。次ぎに、ステップST7へ移行する。
ステップST7において、計測波形H(t)=(Hx、Hy、Hz)、角度θ回転後の波形H`(t)、角度φ回転後の波形H゛(t)とし、各t(時間)について、次の計算を行い、回転後の磁界を計測する。

Hx`=Hx・cosθ+Hy・sinθ
Hy`=−Hx・sinθ+Hy・cosθ ・・・(1)
Hz`=Hz

Hx゛=−Hz・sinφ+Hx`・cosφ
Hy゛=Hy` ・・・(2)
Hz゛=Hz・cosφ+Hx`・sinφ

ここで、H゛は一般的に以下のように書かれる。
この磁気モーメントM゛(Mx゛,My゛,Mz゛)は図11に示す。
次にステップST8へ移行する。ステップST8においては、図11に示す磁気モーメントM゛のXY平面よりZ軸方向への角度γの範囲を想定する。ここでは、目標進路と磁気センサ2の座標から一意的に決まる平面に対する目標の磁気モーメントの角度を限定する。
角度θ、φ回転後、目標進路と磁気センサが同一手面上にあった場合、上記(3)式においてz゛→0となる。この時、以下の式を満たす変数RHzをおく。
この時、運動中の磁性体の磁気モーメントM゛が図11のような状態の時、磁気モーメントM゛の各式は次のようになる。

Mx゛=M゛・cosγ・sinδ
My゛=M゛・cosγ・cosδ ・・・(5)
Mz゛=M゛・sinγ

ここで式(3)を式(4)に代入し、それに、式(5)を代入し、さらにa=1/tanγとおくと、次の不等式が導かれる。
RHzは、式(4)から求まる測定値であり、RHzを求めると、次にステップST9へ移行する。ステップST7において得られた磁気データH゛(t)は、θ、φ推定用の磁気データとして追加保存され(ステップST15)、また、ステップST8において得られた磁気モーメントM゛は、γ値推定用のデータとして追加保存される(ステップST16)。これら追加保存されたデータは、後のステップST13,ST14で読み込みされ使用される。
ステップST9においては、φが最終の値であるか否か判定し、最終値でない場合は、ステップST10へ移行し、角度φをΔφだけ変化させてステップST6へ戻り、再度角度φを回転する。また、ステップST9において角度φが最終値である場合にステップST11へ移行し、角θが最終の値であるか否か判定する。最終の値でない場合は、ステップST12へ移行し、角度θをΔθだけ変化させてステップST5に戻り、再度θを回転する。以上の処理を繰り返し、角度θ、φを少しずつ変化させ、その回転の度にステップST7,ST8で磁気H゛(t)と、RHzを算出する。
そして、ステップST11において角θが最終値と判定された場合、ステップST13へ移行する。ここで、上記式(6)から、角度γの値を出して来る。つまり、角度θ、φ回転の度に、RHzを計測結果から算出し(6)式から角度γの下限値・上限値などを求め、総合的に角度γの範囲を推定する。次にステップST14へ移行する。ステップST14おいては、角度γの範囲から目標の通過平面を求める。ここでは、次に(6)式によって限定された角度γの範囲を参照して目標の通過平面を求める。以下の説明において、変数Hz0を次のように定義する。
式(7)の左辺の第2項は、角度θ、φ回転の度に計算するに関して、ある計算値、最小値/(最大値−最小値)であり、ある計算値が最小値に近いほど、小となり、Hz0は1に近いものとなる。一方ある計算値が最大値に近いほど大となり、Hz0は0に近いものとなる。
この実施形態では、目標の通過平面を求めるのに、以下のように、磁気モーメントが支配的な時、磁気モーメントMz゛が0に近い時、そのいずれでもない時に、分けている。いずれでもない時を、さらに細かく設定してもよい。

(1)Mz゛が支配的な時(Mx゛/Mz゛≒0、My゛/Mz゛≒0)

この場合、磁気モーメントM゛が、Z゛軸に近い(X゛、Y゛平面より立っている)場合である。

z゛→0の時、(3)式より、Hx゛→0、Hy゛→0、となるため、Hz0の値が最小となる角度θ、φが目標の通過平面を決定する角度となる。

(2)Mz゛≒0の時

この場合、磁気モーメントM゛がZ軸に遠い(X゛、Y゛平面に寝ている)場合である。
z゛→0の時、(3)式より、Hz゛→0となるため、Hz0の値が最大となる角度θ、φが目標の通過平面を決定する角度となる。

(3)上記の2つの場合以外の時
z゛→0の時、(3)式より
となる。
r゛は時間の関数であるので、目標が速度Vで等速直線運動をした場合、センサと目標の最近接距離をrcpa、最近接時間をtcpaとすると、r(t)゛は以下のようになる。






は測定値である}、その決定係数(R値)を求める。ここでの回帰分析は、式(10)における左辺の測定値と右辺の(t―tcpaを、それぞれ縦軸と横軸に取って、時間tの経過とともに、二次元座標上に両者の一致点をプロットし、各プロット点が直線上に近づいている度合い、つまり決定係数R値を求める。この決定係数が最も1に近くなる角度θ、φが目標の通過平面を決定する角度となる。
実際には、(6)式によって限定された角度γの範囲を参照し、上記の3つの理論を組み合わせ総合的に目標の通過平面を決定する角度θ、φを決定する。
以上の処理により、図3に示すように磁性体の目標進路Pと磁気センサ2の位置を含む平面Qを推定できる。
<実施形態2>
次にこの発明の実施形態2について説明する。図4は、この実施形態磁気測定システムの構成を示すブロック図である。この実施形態磁気測定システムは、データ処理装置1と、2個の磁気センサ2a、2bと、から構成されている。2個の磁気のセンサ2a,2bを備える点で図1に示す磁気測定システムと相違する。磁気センサ2a,2bは、被測定磁性体が船舶である場合、海底あるいは海中に所定の距離をおいて設置される。
データ処理装置1では、磁気センサ2a,2bからの測定データである磁界の強さデータHxa、Hya,Hza及びHxb,Hyb,Hzbを取り込み、記憶し、所望の演算を実行する。
この実施形態2の磁気測定システムにおいて、測定処理動作が開始されると、データ処理装置1において、磁気センサ2aからの取り込みデータと、磁気センサ2aの座標位置、磁気センサ2bからの取り込みデータと磁気センサ2bの座標位置に基づいて、それぞれの磁気センサ2a,2bにつき図2に示すフロー図の処理を実行し、図5に示す磁性体の目標進路Pと磁気センサ2aの位置を含む平面Qaと、目標進路Pと磁気センサ2bの位置を含む平面Qbとを推定する。
次に2つの平面Qa,Qbの交叉線がデータ処理装置1における立体画像処理により抽出され、目標進路Pとして特定できる。
<実施形態3>
さらに実施形態3として、前記実施形態2の平面Qa,Qbの内、一方が既知の場合、例えば移動磁性体が海面上の船舶である場合は、平面Qaは海面(既知の水平面)であるとし、この場合は、図6に示すように1個の磁気センサ2のみにより、図2に示す処理を実行して、図6の平面Qbを推定し、同じくデータ処理装置1における画像処理等により、平面Qaと平面Qbの交叉線を抽出し、この交叉線を目標進路Pと特定できる。この場合は、一個の磁気センサで、目標進路P を特定できる。
なお、上記各実施形態では、磁気センサ2,2a,2bを固定配置し、磁性体が運動する場合について、説明したが、逆に磁性体を固定し、磁気センサが移動する場合であってもよく、この発明における、磁性体の運動には、磁気センサとの間の相対的運動も含むものである。
<実施形態4>
前記した図5に示す実施形態2では、磁性体の運動コースPを3次元的に求めることができる。しかし、この3次元的に運動コースPを求めることができるのは、複数(2以上)の磁気センサに磁気波形が計測される場合でのみであり〔図12の(a)の場合〕、1つの磁気センサにしか波形が計測されなかった場合は、磁性体と磁気センサ間の距離を推定することができない〔図12の(b)の場合〕。
このような場合、前記した実施形態磁気測定システムの図2に示したフロー図の処理実行による演算に関して、計測波形から磁性体の運動速度V、全磁気モーメントM、隣接センサに計測される磁界値Hnextなどを磁性体とセンサ間の距離Rの関数として求め、それぞれの実効値と比較することで、妥当な距離Rの値の範囲をもとめることができる。
これが、可能な実施形態4の磁気測定システムについて説明する。この、実施形態測定システムの構成は、図4に示すものと同様であり、図5に示す第1の磁気センサ2aの3軸方向の磁気波形データから目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる第1の平面Qaを推定する演算機能、第2の磁気センサ2bの3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる第2の平面Qbを推定する演算機能、推定された第1の平面と第2の平面との交叉線を抽出して、目標の運動コースを限定する演算機能を有する。
そして、この実施形態では、さらに以下の演算処理を実行する。
先ず、磁気センサ2a,2bの計測波形に関しては、それぞれ図2に示す演算処理を実行し、そして計測座標を図13に示すような座標〔回転後の座標〕に回転させる。
この、回転座標において、移動中の艦船などの磁性体Mgの変位は、次式(11)のように表される。
x(t)=R
y(t)=Vt ・・・(11)
z(t)=0
この式(11)を、シングルダイポールモデルによる磁界計算式に適用すると各軸の磁界変化と3軸合成磁界変化は、時間tの関数として,次の式(12)のように表せる。
この式(12)のHz(t)の式を用いて、計測波形を近似又は半値幅を求めることにより、式〔13〕が得られる。
V=C1・R ・・・(13)
ここで、C1は、計測結果から得られる定数である。
また、計測した3軸合成値の最大値Htmaxとすると、Htmax=Ht(0)となるので、この関係から、式(14)が得られる。
M=C2・Htmax・R ・・・(14)
ここでC2は定数である。
さらに、磁気センサが2個以上組み込まれているシステムの場合、波形が計測された磁気センサ2aと隣接する磁気センサ2bにて計測された磁界の最大値Hnextは,式(15)のように計算される。
Hnext=Htmax・{R/D(R)} ・・・(15)
ここで、D(R)は磁性体Mgと磁気センサ2b間の距離であり、Rによって表すことができる。
上記の式(13)、(14)、(15)について、観測する磁性体Mgに関して、各値の最大値や最小値が分かっている場合、例えば以下の式(16)のような不等式が成立する。
ここで、Vmaxは、観測する磁性体の最大速度、
Mminは、観測する磁性体の最小磁気モーメント
NOISEは、測定環境におけるノイズレベル
である。
Vmax、Mminは,磁性体が船である場合は、船種などにより、ある程度わかる値である。観測する条件に応じて、これらの値を設定し、式(16)から距離Rの妥当な範囲を定量的に求める。
この実施形態測定システムでは、磁性体が運動する時に発生する磁気を1個の磁気センサでしか計測できない場合であっても、磁性体と磁気センサ間の距離の妥当な範囲を定量的に求めることが出来る。
<実施形態5>
前記した3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、この磁気センサで計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで、一意的に決する平面を推定する手段を有する、さらに他の実施形態5について説明する。
一般に、磁気測定システムにおいて,磁性体の運動を解析し、求める場合、システムに組み込まれている磁気センサの位置を正確に求める必要がある。例えば艦船などの船体磁気を測定するシステムの場合、磁気センサ位置の精度は船体磁気の評価に大きく影響する。前記した図1、図4に示す実施形態磁気測定システムにおいても同様である。
磁気センサ2aが目視などで確認できない位置〔例えば地中や海中〕に設置されている時、図14に示すように、従来の磁気センサ位置確認システムでは、磁性体Mgに磁気センサ2a上の近傍を数回通過させ、磁気センサ2aで計測される磁気波形の強度やピーク値を与える時間等に注目し、磁気センサ2aの位置を決定している。この時、この磁性体Mgの位置はレーザ測距方式やGPS方式など既存の測位技術を用いて磁界と同時に測定している。
そのため地磁気などの影響により計測される磁気波形のピーク値を与える時間が必ずしも磁性体の最近時間とは限らず、決定される磁気センサ位置は正確さに欠け、この方法で正確なセンサ位置を決定するためには、何度も磁性体に磁気センサ近傍を通過させる必要があり、長時間この作業を繰り返さねばならない。
以下に、示す実施形態5の磁気測定システムでは、上記不具合も解消できる。
この実施形態5の磁気測定システムは、図15に示すように、地中に磁気センサ2a(2b)を埋設し、地上の管理棟11内にデータ処理装置1を備えており、このデータ処理装置1に、磁気センサ2a(2b)の計測データが取り込めるようになっている。地上ではGPSアンテナ12を備えた磁性体Mgが磁気センサ2a上を移動可能としており、磁性体(移動体)Mgの位置データはGPSアンテナ12より、管理棟11上のGPSアンテナ13を経て、データ処理装置1内に取り込まれるようになっている。
また、この実施形態では、磁気センサ位置の検出精度を高めるために、磁性体Mgとして、進行方向に大きく着磁し、磁気モーメントMを大きくしたものを使用する。この磁性体Mgとしては、進行方向に磁界を発生する磁気発生装置を備えていてもよい。また、移動体自体は、同様の進行方向に、磁界を発生する磁気発生装置を搭載した非磁性体であってもよい。
この実施形態磁気測定システムでは、図1、図4で示した実施形態と同様に、磁性体が運動する時に発生する磁気を、3軸方向の感度を有する磁気センサで計測し、この計測した磁気波形データをデータ処理装置に取り込み、3軸方向の磁気波形データから目標進路とセンサ座標とで一意的に決する平面を推定する際に、運動する磁性体Mgが進行方向に大きな磁気モーメントを持つようにしており、推定演算精度が上がり、より正確に、目標進路とセンサ座標から、一意的に決する平面を求めることができる。
また、この平面上では、磁気センサ2aと磁性体Mgの位置関係は図11に示したものと同様になる。
ここで、磁気モーメントMは、M≒(0,Mg,0)となるので、3軸合成磁界Htの変化は時間tの関数として式(17)のように、表せる。
t=0のとき、Htは最大値となるため、磁気波形のピーク値を与える時間が磁性体Mgの最近接時間となり、この時間での磁性体Mgの位置データと、図1、図4の磁気測定システムで示した演算により求めた平面(Qa)とから磁気センサ2aの位置を逆算して求める。
この実施形態5の磁気測定処理システムによれば、短時間に正確に、磁気センサ位置を決定(確認)することができる。
<実施形態6>
前記したように、図5に示す実施形態では、磁性体の運動コースPを3次元的に求めることができる。しかし、この3次元的に、運動コースPを求めることができるのは、複数(2以上)の磁気センサに磁気波形が計測される場合のみであり(図12の〔a〕の場合)、1つの磁気センサ2aにしか波形が計測されなかった場合、磁性体Mgと磁気センサ間の距離を推定することができない(図12の〔b〕の場合)。
このような場合、前記した実施形態1の磁気計測システムの図2に示したフロー図の処理実行による演算に関して、計測波形と、計測波形から算出されたパラメータとから計算されシンプルダイボール波形を比較し、磁性体と磁気センサ間の距離を見積もることができる。
これが可能な実施形態6の磁気測定システムについて説明する。この実施形態磁気測定システムの構成は、やはり、図4に示すものと同様である。そして図5に示す第1の磁気センサ(2a)の3軸方向の磁気波形から目的進路とセンサ座標とで一意的に決まる第1の平面(Qa)を推定する演算機能、第2の磁気センサ(2b)の3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる第2の平面(Qa)を推定する演算機能、推定された第1の平面と第2の平面との交叉線を検出して、目標コースを限定する機能を有する。
この実施形態6の磁気測定システムでは、上記機能に加えて、この実施形態固有の機能を備えている。そこで先ず、この固有の機能の基本原理について説明する。
一般的に磁性体は、図16に示すように複数の磁気ダイポールM1、・・・・、Mnを持つと考えられ、計測される磁界H=(Hx、Hy、Hz)は式(18)のようにマルチダイポールモデルにて説明される(Hy、Hzも同様に表される)。
ここで、 r(x、y、z)は、磁性体と磁気センサ間隔、
nは、磁性体の持つダイポールの数、
=(Mix、Miy、Miz)は、i番目のダイポールのモーメント
Δr=(x、y、z)は、i番目のダイポールのモーメントの位置
である。

しかし、図17の点Uのように磁性体とセンサ間距離が大きくなると。
≒Δr+Δr
と近似された式(18)又は、式(19)のようにシングルダイホールモデルと同様の式になる。
ここでM=(Mx、y、)は全磁気モーメントを示す。
実際に、図17の点S、点Uの計測波形は図18のようになる。この点S、Uの特性の差異を利用して、磁性体と磁気センサ間の距離を推定できる。
すなわち、計測波形が、図18の(a)のように凹凸がある場合は、両者間の距離が図17のrのように小であり、計測波形が図18の(b)のRuのように正規分布でなめらかな場合は、両者間の距離が図17のように大である。
次にこの原理を利用した実施形態について、説明する。
磁性体Mgが磁気センサ2aからR離れた点を速度をVで運動した時にシングルダイホールモデルによる3軸合成磁界は、磁界tの関数として、次の式(20)で表される。
この式(20)にて計測された磁気波形を近似し、相関を調べる。
この近似を目標進路とセンサ座標から一意的に波形平面上にて行えば、より早く正確に距離を推定出来る。
この実施形態によれば、磁性体が運動する時の発生する磁気を1つの磁気センサでしか計測できない場合であっても、磁性体と磁気センサ間の距離を推定することができる。
この発明の実施形態1の磁気測定システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態磁気測定システムにおける測定処理を説明するフロー図である。 同実施形態磁気測定システムにおける目標進路を含む平面の推定を説明する図である。 この発明の実施形態2の磁気測定システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態磁気測定システムにおける目標進路を含む2平面の推定により、目標進路を特定する説明図である。 この発明の実施形態3の実施形態磁気測定システムにおける目標進路を含む2平面の推定により、目標進路を特定する説明図である。 各実施形態磁気測定システムにおける磁気センサの検出磁界の変化を示す波形図である。 上記各実施形態磁気測定システムにおける磁気センサの検出磁界の回転を説明する図である。 上記各実施形態磁気測定システムにおける磁気センサの検出磁界の回転を説明する図である 上記各実施形態磁気測定システムにおける磁気センサの検出磁界の回転による目標進路を含む平面の推定を説明する図である。 上記各実施形態磁気測定システムにおける磁気センサの検出磁界の回転による運動磁性体の磁気モーメントの変化を説明する図である。 2個の磁気センサを用いて磁性体の目標方向を求める場合において、両方の磁気センサに磁気波形が計測される場合と、一方の磁気センサのみに磁気波形が計測される場合とを、説明する図である。 この発明の実施形態4の磁気測定システムに関し、計測座標の回転後の状態を示す図である。 一般的な、磁性体を移動さして、磁気センサの位置を確認する場合を説明する図である。 この、発明の実施形態5の磁気測定システムにおいて、磁気センサの位置を確認する場合を説明する図である。 磁性体のマルチダイポールモデルを説明する図である。 この、発明の実施形態6の磁気測定システムにおいて、磁性体の位置と磁気センサとの距離の相違する場合を説明する図である。 同実施形態6に関する磁性体の位置と磁気センサとの距離の相違する点S,点Uにおける磁気センサの計測波形を示す図である。
符号の説明
1 データ処理装置
2,2a、2b 磁気センサ
P 目標進路
Qa,Qb 推定平面
Mg 磁性体

Claims (8)

  1. 3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、
    この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
    3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、
    を備えることを特徴とする磁気測定システム。
  2. 3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、
    この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
    3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、
    この推定された平面と目標進路を含む既知の他の平面との交叉線を抽出して、目標の運動コースを限定する手段と、
    を備えることを特徴とする磁気測定システム。
  3. 各々が3軸方向の感度を有し、異なる位置に配置され、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する第1、第2の磁気センサと、
    これら第1、第2の磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
    前記第1の磁気センサの3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる第1の平面を推定する手段と、
    前記第2の磁気センサの3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一的に決まる第2の平面を推定する手段と、
    前記推定された第1の平面と第2の平面との交叉線を抽出して、目標の運動コースを限定する手段と、
    を備えることを特徴とする磁気測定システム。
  4. 3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、
    この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
    3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、
    前記推定した平面上において、磁性体の運動速度、磁気モーメント量、隣接磁気センサに計測される磁界値などを磁性体と磁気センサ間の距離の関数として求め、それぞれの実行値と比較することで妥当な磁性体と磁気センサ間の距離の範囲を求める手段と、
    を備えることを特徴とする磁気測定システム。
  5. 3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、
    この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
    3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、
    前記磁性体の位置を測定する手段と、
    前記推定した面と前記磁性体の位置データとから前記磁気センサ位置を逆算すする手段と、
    を備えることを特徴とする磁気測定システム。
  6. 前記磁性体の進行方向に大きな磁気モーメントを持つものを使用するものであることを特徴とする請求項5記載の磁気測定システム。
  7. 3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、
    この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
    3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、
    前記3軸方向の磁気波形データから,前記磁性体と磁気センサ間の距離を推定する手段と、
    を備えることを特徴とする磁気測定システム。
  8. 前記磁性体と前記磁気センサ間の距離の推定手段は、前記一意的に推定した平面上において、行うことを特徴とする請求項7記載の磁気測定システム。
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