JP5109344B2 - 磁気測定システム - Google Patents
磁気測定システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5109344B2 JP5109344B2 JP2006309763A JP2006309763A JP5109344B2 JP 5109344 B2 JP5109344 B2 JP 5109344B2 JP 2006309763 A JP2006309763 A JP 2006309763A JP 2006309763 A JP2006309763 A JP 2006309763A JP 5109344 B2 JP5109344 B2 JP 5109344B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- sensor
- axis
- sensitivity
- plane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Navigation (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Description
前記第2の磁気センサの3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる第2の平面を推定する手段と、前記推定された第1の平面と第2の平面との交叉線を抽出して、目標の運動コースを限定する手段と、を備えることを特徴とする
図1はこの発明の実施形態1の磁気測定システムを示すブロック図である。
Hx`=Hx・cosθ+Hy・sinθ
Hy`=−Hx・sinθ+Hy・cosθ ・・・(1)
Hz`=Hz
Hx゛=−Hz・sinφ+Hx`・cosφ
Hy゛=Hy` ・・・(2)
Hz゛=Hz・cosφ+Hx`・sinφ
ここで、H゛は一般的に以下のように書かれる。
Mx゛=M゛・cosγ・sinδ
My゛=M゛・cosγ・cosδ ・・・(5)
Mz゛=M゛・sinγ
ここで式(3)を式(4)に代入し、それに、式(5)を代入し、さらにa=1/tanγとおくと、次の不等式が導かれる。
(1)Mz゛が支配的な時(Mx゛/Mz゛≒0、My゛/Mz゛≒0)
この場合、磁気モーメントM゛が、Z゛軸に近い(X゛、Y゛平面より立っている)場合である。
z゛→0の時、(3)式より、Hx゛→0、Hy゛→0、となるため、Hz0の値が最小となる角度θ、φが目標の通過平面を決定する角度となる。
(2)Mz゛≒0の時
この場合、磁気モーメントM゛がZ軸に遠い(X゛、Y゛平面に寝ている)場合である。
z゛→0の時、(3)式より、Hz゛→0となるため、Hz0の値が最大となる角度θ、φが目標の通過平面を決定する角度となる。
(3)上記の2つの場合以外の時
z゛→0の時、(3)式より
次にこの発明の実施形態2について説明する。図4は、この実施形態磁気測定システムの構成を示すブロック図である。この実施形態磁気測定システムは、データ処理装置1と、2個の磁気センサ2a、2bと、から構成されている。2個の磁気のセンサ2a,2bを備える点で図1に示す磁気測定システムと相違する。磁気センサ2a,2bは、被測定磁性体が船舶である場合、海底あるいは海中に所定の距離をおいて設置される。
さらに実施形態3として、前記実施形態2の平面Qa,Qbの内、一方が既知の場合、例えば移動磁性体が海面上の船舶である場合は、平面Qaは海面(既知の水平面)であるとし、この場合は、図6に示すように1個の磁気センサ2のみにより、図2に示す処理を実行して、図6の平面Qbを推定し、同じくデータ処理装置1における画像処理等により、平面Qaと平面Qbの交叉線を抽出し、この交叉線を目標進路Pと特定できる。この場合は、一個の磁気センサで、目標進路P を特定できる。
前記した図5に示す実施形態2では、磁性体の運動コースPを3次元的に求めることができる。しかし、この3次元的に運動コースPを求めることができるのは、複数(2以上)の磁気センサに磁気波形が計測される場合でのみであり〔図12の(a)の場合〕、1つの磁気センサにしか波形が計測されなかった場合は、磁性体と磁気センサ間の距離を推定することができない〔図12の(b)の場合〕。
y(t)=Vt ・・・(11)
z(t)=0
この式(11)を、シングルダイポールモデルによる磁界計算式に適用すると各軸の磁界変化と3軸合成磁界変化は、時間tの関数として,次の式(12)のように表せる。
ここで、C1は、計測結果から得られる定数である。
ここでC2は定数である。
ここで、D(R)は磁性体Mgと磁気センサ2b間の距離であり、Rによって表すことができる。
Mminは、観測する磁性体の最小磁気モーメント
NOISEは、測定環境におけるノイズレベル
である。
前記した3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、この磁気センサで計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで、一意的に決する平面を推定する手段を有する、さらに他の実施形態5について説明する。
前記したように、図5に示す実施形態では、磁性体の運動コースPを3次元的に求めることができる。しかし、この3次元的に、運動コースPを求めることができるのは、複数(2以上)の磁気センサに磁気波形が計測される場合のみであり(図12の〔a〕の場合)、1つの磁気センサ2aにしか波形が計測されなかった場合、磁性体Mgと磁気センサ間の距離を推定することができない(図12の〔b〕の場合)。
nは、磁性体の持つダイポールの数、
Mi=(Mix、Miy、Miz)は、i番目のダイポールのモーメント
Δri=(xi、yi、zi)は、i番目のダイポールのモーメントの位置
である。
しかし、図17の点Uのように磁性体とセンサ間距離が大きくなると。
と近似された式(18)又は、式(19)のようにシングルダイホールモデルと同様の式になる。
2,2a、2b 磁気センサ
P 目標進路
Qa,Qb 推定平面
Mg 磁性体
Claims (8)
- 3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、
この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、
を備えることを特徴とする磁気測定システム。 - 3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、
この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、
この推定された平面と目標進路を含む既知の他の平面との交叉線を抽出して、目標の運動コースを限定する手段と、
を備えることを特徴とする磁気測定システム。 - 各々が3軸方向の感度を有し、異なる位置に配置され、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する第1、第2の磁気センサと、
これら第1、第2の磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
前記第1の磁気センサの3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる第1の平面を推定する手段と、
前記第2の磁気センサの3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる第2の平面を推定する手段と、
前記推定された第1の平面と第2の平面との交叉線を抽出して、目標の運動コースを限定する手段と、
を備えることを特徴とする磁気測定システム。 - 3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、
この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、
前記推定した平面上において、磁性体の運動速度、全磁気モーメント量、隣接磁気センサに計測される磁界値などを磁性体と磁気センサ間の距離の関数として求め、それぞれの実行値と比較することで妥当な磁性体と磁気センサ間の距離の範囲を求める手段と、
を備えることを特徴とする磁気測定システム。 - 3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、
この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、
前記磁性体の位置を測定する手段と、
前記推定した面と前記磁性体の位置データとから前記磁気センサ位置を逆算すする手段と、
を備えることを特徴とする磁気測定システム。 - 前記磁性体の進行方向に大きな磁気モーメントを持つものを使用するものであることを特徴とする請求項5記載の磁気測定システム。
- 3軸方向の感度を有し、磁性体が運動する時に発生する磁気を計測する磁気センサと、
この磁気センサで鉛直軸を中心とする感度軸と1つの水平軸を中心とする感度軸とを回転しながら計測した3軸方向の磁気波形データを取り込む手段と、
3軸方向の磁気波形データから、目標進路とセンサ座標とで一意的に決まる平面を推定する手段と、
前記3軸方向の磁気波形データから,前記磁性体と磁気センサ間の距離を推定する手段と、
を備えることを特徴とする磁気測定システム。 - 前記磁性体と前記磁気センサ間の距離の推定手段は、前記一意的に推定した平面上において、行うことを特徴とする請求項7記載の磁気測定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006309763A JP5109344B2 (ja) | 2005-11-17 | 2006-11-16 | 磁気測定システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005332296 | 2005-11-17 | ||
JP2005332296 | 2005-11-17 | ||
JP2006309763A JP5109344B2 (ja) | 2005-11-17 | 2006-11-16 | 磁気測定システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007163469A JP2007163469A (ja) | 2007-06-28 |
JP5109344B2 true JP5109344B2 (ja) | 2012-12-26 |
Family
ID=38246510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006309763A Active JP5109344B2 (ja) | 2005-11-17 | 2006-11-16 | 磁気測定システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5109344B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5597917B2 (ja) * | 2008-02-29 | 2014-10-01 | 株式会社島津製作所 | 目標体探査システム |
JP5228555B2 (ja) * | 2008-03-19 | 2013-07-03 | 株式会社島津製作所 | 目標体探査装置 |
TWI471524B (zh) * | 2011-12-13 | 2015-02-01 | Qisda Corp | 座標感測系統及座標感測方法 |
JP6052090B2 (ja) * | 2013-07-25 | 2016-12-27 | 株式会社島津製作所 | 磁気測定システム |
JP2016130711A (ja) * | 2015-01-15 | 2016-07-21 | 株式会社島津製作所 | 携帯型磁気検知器および磁気計測システム |
JP6739130B1 (ja) * | 2019-09-30 | 2020-08-12 | フジデノロ株式会社 | 磁気検出装置、検出方法、及び検出プログラム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59180700A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-13 | 株式会社島津製作所 | 船舶の座標検知装置 |
JP3032776B2 (ja) * | 1997-12-19 | 2000-04-17 | 防衛庁技術研究本部長 | 通過位置検出方法及び通過位置検出装置 |
-
2006
- 2006-11-16 JP JP2006309763A patent/JP5109344B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007163469A (ja) | 2007-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5109344B2 (ja) | 磁気測定システム | |
US7342399B1 (en) | Magnetic anomaly sensing-based system for tracking a moving magnetic target | |
EP3640681B1 (en) | Method and apparatus for estimating position | |
US7707004B2 (en) | Locating ferromagnetic objects in a single pass | |
US7656159B2 (en) | Locating stationary magnetic objects | |
CN109313258A (zh) | 用于车辆环境检测系统的增强的物体检测和运动状态估计 | |
CN106546235B (zh) | 一种基于载体补偿的磁性目标定位方法 | |
Afzal et al. | Multi‐Magnetometer Based Perturbation Mitigation for Indoor Orientation Estimation | |
CN105659107A (zh) | 光学追踪 | |
CN109717871A (zh) | 基于正交分布磁源的磁标记定位方法 | |
JP6739130B1 (ja) | 磁気検出装置、検出方法、及び検出プログラム | |
JP4631622B2 (ja) | 磁気測定システム | |
JP2009250737A (ja) | 電界測定システム | |
JP2024020294A (ja) | 地図データ記録媒体及び地図データの生成方法 | |
JP3410508B2 (ja) | 自立走行ロボット群システム | |
WO2020194021A1 (en) | Systems and methods for travel distance measurement | |
JP7360059B2 (ja) | 位置推定方法及び位置推定システム | |
JP7196921B2 (ja) | 非破壊検査装置、非破壊検査システム及び非破壊検査方法 | |
Chen et al. | Development of a magnetic tracking system for monitoring soil movements induced by geohazards | |
Walker et al. | Calibration and localization of AUV-acquired magnetic survey data | |
Białek et al. | Application of an artificial neural network for planning the trajectory of a mobile robot | |
KR20170092356A (ko) | 3축 지자기 센서의 방위각 보정 시스템 | |
Pushpalayam et al. | Noncontacting Position and Orientation Estimation of a Centimeter-Scale Robot Using an Active Electromagnet | |
JP2002272700A5 (ja) | ||
JP5597917B2 (ja) | 目標体探査システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120605 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120718 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120911 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120924 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5109344 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019 Year of fee payment: 3 |