JP5108394B2 - オープンショーケース - Google Patents

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Description

本発明は、商品を陳列する商品陳列用空間部を形成する本体上部からキャノピー部が前方に向けて延設されたオープンショーケースに関する。
従来、店舗等に設置されるショーケースには、一般的にショーケースの前面上部に設けられた蛍光灯の前側を覆うように、ショーケースの左右幅方向に延びるキャノピー部(シェード)が設けられている。
この種のショーケースは、店舗等において左右方向に複数設置して使用されることが多いため、使用する際にこれら左右のキャノピー部の表面間に段差が生じて見栄えが悪くなることがないように、例えば隣り合う左右のキャノピー部同士を、その裏面先端部に跨って組み付けられる固定連結具により連結したもの等がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−210165号公報(第3頁、第4図)
しかしながら、上記特許文献1に記載のショーケース等にあっては、キャノピー部及びショーケースの製造誤差や該ショーケースを設置する床の状態等によって、左右のキャノピー部の高さ位置にずれが生じることがあり、このような場合、上記固定連結具等によりキャノピー部同士を連結しにくくなる虞があった。
そこで、左右のキャノピー部それぞれの高さ位置を合わせるために、例えばショーケースの底面に設けられたアジャスタを操作してショーケース全体の高さ位置を調整することが考えられるが、作業が大掛かりになるばかりか、各ショーケース全体の水平バランス等に影響が及んでしまう虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、オープンショーケースの設置現場において、ショーケース本体に設けられるキャノピー外装の高さ位置を容易に調整可能とするオープンショーケースを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のオープンショーケースは、
商品を陳列する商品陳列用空間部を形成する本体上部からキャノピー部が前方に向けて延設されたオープンショーケースであって、
前記キャノピー部は、前記本体上部の左右側から前方に向けて延設された前出し部材及び該前出し部材の外面を覆う外装部材から構成され、前記外装部材は、前記前出し部材に対する高さ位置を調整可能な高さ位置調整手段を介して前記前出し部材に取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、オープンショーケースの設置現場において、ショーケース本体の高さ位置を調整する等の大掛かりな作業を行うことなく、本体上部に設けられた高さ位置調整手段により、前出し部材に対する外装部材の左右端側の高さ位置をそれぞれ調整することができるため、左右に隣接配置されたオープンショーケースの外装部材同士の高さ位置を容易に揃えて整然と配置することができる。
本発明の請求項2に記載のオープンショーケースは、請求項1に記載のオープンショーケースであって、
前記高さ位置調整手段は、前記外装部材が取り付けられ、前記前出し部材に対して上下動自在に設けられた調整部材と、該調整部材を前記前出し部材に対して所定高さ位置に保持するための保持手段と、から構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、調整部材の前出し部材に対する高さ位置を調整するだけで、外装部材の高さ位置を容易に調整することができる。
本発明の請求項3に記載のオープンショーケースは、請求項2に記載のオープンショーケースであって、
前記前出し部材には、上向きに開口する凹部が設けられており、前記調整部材は、前記凹部内に上下動自在に嵌合されていることを特徴としている。
この特徴によれば、調整部材の上下位置を調整する際におけるガタツキが防止されるため、調整作業を容易に行うことができるばかりか、外装部材を前出し部材に取り付ける際に、該外装部材を取り付けた調整部材を凹部内に嵌合させることで、外装部材の荷重を支えながら高さ調整作業及び保持作業を行わずに済むため、作業性が向上する。
本発明の請求項4に記載のオープンショーケースは、請求項2または3に記載のオープンショーケースであって、
前記高さ位置調整手段は、前記調整部材の前後方向の傾きを調整可能に構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、高さ位置調整だけでなく、調整部材を介して外装部材の前後方向の傾きも調整できるため、左右の外装部材同士をきれいに揃えることができる。
本発明の請求項5に記載のオープンショーケースは、請求項2ないし4のいずれかに記載のオープンショーケースであって、
前記調整部材は、上下方向に延びる前片及び後片と、該前片及び後片の下端部間を連結する底片と、から上向き略コ字形に形成され、前記後片に前記外装部材の後端が取り付けられるとともに、前記前片は前記外装部材の裏面を下方から支持することを特徴としている。
この特徴によれば、調整部材の軽量化を図ることができるとともに、外装部材の前垂れを極力防止できる。
本発明の請求項6に記載のオープンショーケースは、請求項5に記載のオープンショーケースであって、
前記後片の上端からは水平片が前方に向けて延設されており、前記水平片には、前記外装部材の後端部と、前記本体上部のトップパネルの前端部とが設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、外装部材とトップパネルとが調整部材とともに上下動するため、高さ位置調整作業による外装部材とトップパネルとの位置ずれが防止される。
本発明の請求項7に記載のオープンショーケースは、請求項5または6に記載のオープンショーケースであって、
前記調整部材は、左右方向を向く前片及び後片と、該前片及び後片の下端部間を連結する底片と、から上向き略コ字形に形成され、
前記保持手段は、前記前出し部材と前記後片とを固定する固定ネジと、前記底片に螺合され、該底片から下方に突出した先端が前記前出し部材に当接される調整ネジと、から構成されることを特徴とする。
この特徴によれば、固定ネジによる調整部材の固定と調整ネジによる高さ位置調整とを個別に行うことができる。
本発明に係るオープンショーケースを実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、実施例におけるオープンショーケースを示す正面図であり、図2は、オープンショーケースを示す縦断側面図であり、図3は、調整部材を示す斜視図であり、図4は、前出し部材を示す斜視図であり、図5は、オープンショーケースの右端上方における調整部材を前出し部材に取り付けた状態を示す斜視図であり、図6は、図5におけるキャノピー外装の上下高さを調整する状態を示すA−A縦断側面図であり、図7は、図5におけるキャノピー外装の前後方向の角度調整を示すA−A縦断側面図である。以下、図1の紙面手前側をオープンショーケースの正面側とし、図2、図6、図7の紙面左側をオープンショーケースの正面側として説明する。
図1に示されるオープンショーケース1は、主に商店やスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の食品等を取り扱う販売店舗に左右に複数設置され、商品を低温に保ったまま保冷、または冷凍した状態で陳列するために設置される冷蔵ショーケースである。本実施例では、後述するキャノピー部17が、客等の目線よりも高い位置になるように、オープンショーケース1の上部における床面から約1900〜2000mmの高さ位置から前方に向けて延設されて構成されている。
図2に示すように、オープンショーケース1は、正面から開口された内箱2と、この内箱2と同じく正面側が開口され、内箱2を囲繞するように左右方向に設けられた外箱3とからなり、外箱3は発砲ウレタン樹脂材等からなる断熱部材と、この断熱部材の表裏面を覆うスチール金属等の表面板と、から構成されている。また、外箱3と内箱2との間には通風路4が形成され、この外箱3と内箱2によってショーケース本体5を成す。この通風路4内には、冷却装置6と送風機7を備えている。
また、正面側を開口した内箱2により囲まれた商品陳列用空間部としての冷蔵室8には、商品を陳列する陳列棚9が上下方向に複数設置され、下部に設けられた底板10にも商品(図示省略)を陳列可能になっており、商品を多数載置可能な構成となっている。更に、各陳列棚9の前端部下面には、直下の陳列棚9もしくは底板10に陳列された商品を照明可能な蛍光灯等の照明装置11が設けられている。
ショーケース本体5の下部には、通風路4に空気を取り込む吸込口12が形成されており、ショーケース本体5の上部には、冷却装置6によって冷却された冷気の冷気吹出口13が形成されている。この冷気吹出口13から、送風機7の稼動によって冷却装置6で冷却された冷気が吸込口12に向かって吹き出されて、ショーケース本体5の内箱2の正面側への開口を閉塞するエアーカーテン14が形成されている。
このエアーカーテン14の一部が冷蔵室8内に供給されることで、冷蔵室8内は一定の低温を保つことができ、冷蔵室8内の陳列棚9や底板10に載置される商品(図示省略)を冷蔵・冷凍した状態で陳列できるようになっている。
冷気吹出口13の前方位置には、前方下方に向けて左右幅方向に延びる前部整流板15が延設されており、冷気吹出口13の後方位置には、前方下方に向けて左右幅方向に延びる後部整流板16が延設され、これら前部整流板15と後部整流板16によって冷気吹出口13から吹出される冷気の整流が助長されている。
ショーケース本体5の上面には、正面方向に向けて延びる金属材からなる前出し部材18が設けられている。この前出し部材18は、ショーケース本体5上面の左右端及び中央にそれぞれ設けられており(図1参照)、それぞれの前出し部材18のショーケース本体5上部前端(正面側)には、オープンショーケース1の左右幅方向に延びる外装部材としてのキャノピー外装19が取り付けられ、このキャノピー外装19と前出し部材18とによってキャノピー部17が構成されている。また、前出し部材18の上方には、ショーケース本体5の天板としてのトップパネル20が、前出し部材18の前部からショーケース本体5の後端にかけて設けられている。
次に、このキャノピー部17の詳細について説明する。尚、キャノピー部17の左右端は同一構成につき、主に右端のキャノピー部17について説明する。
図6に示すように、キャノピー外装19の後端部19aは、このキャノピー外装19の前出し部材18に対する高さ位置を調整可能な高さ位置調整手段21にキャノピーネジ22によって固着されており、キャノピー外装19は、この高さ位置調整手段21を介して前出し部材18に取り付けられている。
また、前出し部材18の前部下方には、冷蔵室8内を照明する蛍光ランプ23が配設されており、オープンショーケース1に載置された商品を手に取る買物客等が眩しくないように蛍光ランプ23の前方がキャノピー外装19によって覆われている。前出し部材18の前部下方のショーケース本体5左右端部には、左右に隣接配置されたオープンショーケース1を連結金具(図示省略)を介して連結する連結部24が設けられている。
キャノピー外装19は、金属板を側面視ラウンド状に加工することにより形成されており、その先端は前(正面側)下方に向けて湾曲されている。このため、キャノピー外装19の荷重は、全て後端部に設けられる高さ位置調整手段21を介して、前出し部材18によって片持ち状態で支持されている。また、キャノピー外装19が金属材からなる前出し部材18に支持されることによって、内部が発泡ウレタン樹脂材等からなる断熱部材で構成されている外箱3に直接キャノピー外装19が取り付けられるよりも、強度的に安定して支持される。
また、キャノピー外装19の後端部19aは、ラウンド形状に形成されている上端部よりも低位置に配置されるように、下方に向けて屈曲された後に更に後方(背面側)に向けて屈曲された側面視クランク状に形成されている。
更に、図5に示すように、後端部19aの左右端には、後述する調整ネジ27を上方に開放させるための切欠部19bが形成されており、この切欠部19bを通して調整ネジ27を上方から操作できるようになっている。尚、特に図示はしないが、キャノピー外装19の中央部においても同様の切欠部19bが形成されている。
高さ位置調整手段21は、キャノピー外装19の後端部19aがキャノピーネジ22より取り付けられ、前出し部材18に形成される凹部28内に上下動自在に嵌合される調整部材25と、この調整部材25を前出し部材18に対して所定高さ位置に保持するための保持手段としての固定ネジ26及び調整ネジ27と、から構成されている。
図3に示すように、調整部材25は、上下方向に延びる前片25a及び後片25bと、この前片25a及び後片25bの下端部間を連結する底片25cと、からの上向き略コ字形状に形成されている。後片25bの上部は、正面側に向かって屈折されて延びる水平片25dに形成されている。この水平片25dには、前述したキャノピーネジ22が螺着されるキャノピー孔25fが形成されており、該キャノピーネジ22によりキャノピー外装19の後端部19aを水平片25dに螺着できるようになっている。
この水平片25dの上面には、トップパネル20の前端部が載置されるため(図6参照)、調整部材25の前出し部材18に対する上下動に伴い、キャノピー外装19とトップパネル20の前端部と上下動する。つまり、調整部材25の高さ位置を調整することによりキャノピー外装19とトップパネル20との間で位置ずれが生じることが無い。また、キャノピー外装19の上端部とトップパネル20の上面とは面一に配置されるとともに、キャノピー外装19を螺着しているキャノピーネジ22の頭部がトップパネル20により上方から隠蔽されるので、オープンショーケース1の上部の美観を保つことができる。
調整部材25の前片25aの上端からは、前方(正面側)に向かって延びる支持片25eが連設されており、この支持片25eによってキャノピー外装19の裏面における後端部19aよりも前方位置が下方から支持されている。この支持片25eにより、キャノピー外装19の裏面における後端部19aよりも前方位置を下方から支持することで、キャノピー外装19は、水平片25dと支持片25eとの前後2点で支持されることになるので、キャノピー外装19の先端が所定位置よりも下方に垂れてしまう前垂れ現象の発生が防止されている。
更に、後片25bには、固定ネジ26が螺入される固定孔25gが設けられている。この固定孔25gには、後述する前出し部材18に設けられた後板18dを介して固定ネジ26が後方(背面側)から前側に向けて水平方向に螺着され、該固定ネジ26を締めて調整部材25と前出し部材18とを固定することで、調整部材25を凹部28内における所望の高さ位置で固定(保持)できるようになっている。
また、底片25cには、調整ネジ27が螺入される調整孔25hが設けられている。この調整ネジ27は、先端が底片25c下方に突出して前出し部材18の底板18a(図6参照)に当接するまで上方から下方に向けて垂直方向に螺入される。よって、調整ネジ27を締緩することで、調整ネジ27が締緩されたリード分調整部材25が上下動自在となる。このように、調整部材25に水平方向を向く固定ネジ26と垂直方向を向く調整ネジ27とを別々に設けることによって、固定ネジ26による調整部材25の固定作業と、調整ネジ27による高さ位置調整作業とを個別に行うことができる。
更に、調整ネジ27の先端が底板18aに当接することで、水平片25dと支持片25eとでキャノピー外装19を支持することにより掛かる荷重が、凹部28の底面、つまり前出し部材18の底板18a上面により下方から支持されるので、調整部材25の高さ位置を固定している固定ネジ26にキャノピー外装19の荷重が掛かって、調整部材25の高さ位置が下方にずれることが防止されている。
尚、調整部材25にはキャノピー孔25fと固定孔25gとが2つずつ設けられており、どちらを使用しても構わないが、図5に示すように、左右端に設けられたキャノピー部17の調整部材25の調整を行う際に、キャノピー外装19の切欠部19bによって調整が行い易くなる側を使用するのが望ましい。更に、キャノピー部17の中央に設けられた調整部材25の場合も左右端に設けられたキャノピー部17と同様に、調整部材25の調整が行い易いように、切欠部19bの位置によって決定すればよい。
図4に示すように、前出し部材18は底板18aの左右端から上方に延びる左右の側板18b,18bが設けられている。この側板18b,18bの一部は、前出し部材18の前部において、それぞれ内方に屈曲された前板18cと後板18dを形成している。
これにより、前出し部材18に側板18b,18bと前板18cと後板18dとで上向きに開口される凹部28が形成される。この凹部28には、図5に示すように、調整部材25が嵌合される。また、後板18dには、固定ネジ26が上下方向に摺動自在に挿通される縦孔18eが設けられており、凹部28内に上方から上下動自在に嵌合された調整部材25は、固定ネジ26及び縦孔18eによって上下方向にガイドされる。
このように、調整部材25の前片25a及び後片25bそれぞれの内面には、それぞれ前板18cと後板18dとの外面がそれぞれ当接し、調整部材25の上下位置の調整する際におけるガタツキが防止されるので、高さ位置調整作業を容易に行うことができるばかりか、キャノピー外装19を前出し部材18に取り付ける際に、キャノピー外装19を取り付けた調整部材25を凹部28内に嵌合させることで、キャノピー外装19の荷重を支持しながら高さ調整及び保持作業を行わずに済むため、作業性が向上する。
また、調整部材25は、凹部28への嵌合と、キャノピー外装19を水平片25d及び支持片25eの2箇所で支持するために側面視略コ字状とされていることで、軽量化が図られている。
次に、このように構成された高さ位置調整手段21を用いたキャノピー外装19の高さ位置調整方法を説明する。先ず、図6に示すように、固定ネジ26が緩んでいる状態において、調整ネジ27を上方から正逆回転させることで、左右に隣接配置されたオープンショーケース1(図1参照)それぞれのキャノピー外装19の高さ位置を比較しながら、凹部28、つまり前出し部材8に対する調整部材25の高さ位置を調整し、これによりキャノピー外装19の高さ位置が左右に隣接配置されたオープンショーケース1の高さ位置と同一となったら固定ネジ26を締めて調整部材25を固定する。このように、調整部材25の前出し部材18に対する高さ位置を調整するだけで、キャノピー外装19の高さ位置を容易に調整することができる。
また、本実施例では上記のように調整ネジ27による高さ位置調整の後に固定ネジ26を締めたが、図7に示すように、高さ位置調整手段21は、固定ネジ26を締めた後に調整ネジ27を正逆回転させることによって、固定ネジ26側を支点として、調整部材25を前後方向に傾かせることができ、これによりキャノピー外装19の前後方向の傾きが調整される。
尚、上記キャノピー外装19の高さ位置調整及び前後方向の傾き調整を行う際には、調整部材25が上向き略コ字状に形成されているとともに、キャノピー外装19の後端部19aには上方から調整部材25に設けられた調整ネジ27を容易に正逆回転操作が可能なように切欠部19bが形成されていることから、天板であるトップパネル20を開けるだけでオープンショーケース1の上方から高さ位置調整手段21の調整を上方から容易に行うことができる。
このようにキャノピー外装19の前後方向の傾きを調整可能に構成されていることにより、キャノピー外装19の高さ位置調整だけでなく、調整部材25を介してキャノピー外装19の前後方向の傾きも調整できるため、隣り合うキャノピー外装19の表面同士をよりきれいに揃えることができる。
以上のように、上記オープンショーケース1を構成することで、オープンショーケース1の設置現場において、ショーケース本体5のアジャスタを操作して高さ位置を調整する等の大掛かりな作業を行うことなく、ショーケース本体5上部に設けられた高さ位置調整手段21により、前出し部材18に対するキャノピー外装19の左右端側の高さ位置をそれぞれ調整することができるため、左右に隣接配置されたオープンショーケース1のキャノピー外装19同士の高さ位置を容易に揃えて整然と配置することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、オープンショーケースとして、主に商店やスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の食品等を取り扱う販売店舗に複数配置され、商品を低温に保ったまま保冷、または冷凍した状態で陳列するために設置される冷蔵ショーケースを一例として説明したが、正面が開口しており商品を陳列するショーケースであれば常温、または高温で陳列するショーケースであっても全て含まれており、また、単体で配置されていてもよい。
また、前記実施例では、キャノピー外装19はスチール金属等の板状部材で構成された側面視ラウンド形状に形成されているとしたが、例えばキャノピー外装19を構成する材質はポリエチレンやアクリル樹脂等の合成樹脂でもよく、側面視略コ字形状や前下方に向けて断面視直線状に傾斜していてもよい。
また、前記実施例では、高さ位置調整手段21を側面視コ字形状の調整部材25と、調整ネジ27と、固定ネジ26と、で構成してキャノピー外装19の高さ位置を調整可能としたが、高さ位置調整手段は、例えば前出し部材18の前部で前後に垂直に設けられた2本のボルトと、それぞれのボルトに螺着されて設けられる各上下2個のナットと、により構成し、キャノピー外装19の後端部19aを各ボルトに挿通させるとともに、後端部19aを表面側と裏面側から上下2個のナットを緊締して挟持し、キャノピー外装19の後端部19aを前後各2個のナットで保持するようにしてもよい。このようにすれば、キャノピー外装19の高さ位置を調整する際には、前後各2個のナットのリードを締緩することによってキャノピー外装19の高さ位置を調整可能とすることができ、前後方向の傾きを調整する際には、前出し部材18の前部に設けられた前後2本のボルトのうち、一方のボルトに設けられた2個のナットでキャノピー外装19の後端部19aを挟持した後に、他方のボルトに設けられた2個のナットを締緩することによって、一方のボルトに設けられた2個のボルトで狭持されたキャノピー外装の後端部19aの一点を軸としてキャノピー外装19を前後方向に傾かせて、キャノピー外装19の前後方向の傾きを調整することができる。
また、前記実施例では、本発明の保持手段が調整ネジ27及び固定ネジ26により構成されていたが、少なくとも調整部材25を前出し部材18に対して所定高さ位置に保持(固定)することが可能な固定ネジ26が設けられていれば、調整ネジ27は必ずしも設けなくてもよい。
さらに、前記実施例では、調整部材25を前出し部材18に対して所定高さ位置に保持することが可能な保持手段の一例として、調整部材25を前出し部材18に対して所定高さ位置に螺着により保持することが可能なネジ部材(ボルト)にて構成されていたが、保持することができるものであれば、例えば係止ピン等を適用してもよい。
実施例におけるオープンショーケースを示す正面図である。 オープンショーケースを示す縦断側面図である。 調整部材を示す斜視図である。 前出し部材を示す斜視図である。 オープンショーケースの右端上方における調整部材を前出し部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図5におけるキャノピー外装の上下高さを調整する状態を示すA−A縦断側面図である。 図5におけるキャノピー外装の前後方向の角度調整を示すA−A縦断側面図である。
符号の説明
1 オープンショーケース
2 内箱
3 外箱
5 ショーケース本体
8 冷蔵室(商品陳列用空間部)
17 キャノピー部
18 前出し部材
18e 縦孔
19 キャノピー外装(外装部材)
19b 切欠部
21 高さ位置調整手段
25 調整部材(高さ位置調整手段)
25a 前片
25b 後片
25c 底片
25d 水平片(後片)
25e 支持片
25g 固定孔
25h 調整孔
26 固定ネジ(保持手段、高さ位置調整手段)
27 調整ネジ(保持手段、高さ位置調整手段)
28 凹部

Claims (7)

  1. 商品を陳列する商品陳列用空間部を形成する本体上部からキャノピー部が前方に向けて延設されたオープンショーケースであって、
    前記キャノピー部は、前記本体上部の左右側から前方に向けて延設された前出し部材及び該前出し部材の外面を覆う外装部材から構成され、前記外装部材は、前記前出し部材に対する高さ位置を調整可能な高さ位置調整手段を介して前記前出し部材に取り付けられていることを特徴とするオープンショーケース。
  2. 前記高さ位置調整手段は、前記外装部材が取り付けられ、前記前出し部材に対して上下動自在に設けられた調整部材と、該調整部材を前記前出し部材に対して所定高さ位置に保持するための保持手段と、から構成されることを特徴とする請求項1に記載のオープンショーケース。
  3. 前記前出し部材には、上向きに開口する凹部が設けられており、前記調整部材は、前記凹部内に上下動自在に嵌合されていることを特徴とする請求項2に記載のオープンショーケース。
  4. 前記高さ位置調整手段は、前記調整部材の前後方向の傾きを調整可能に構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載のオープンショーケース。
  5. 前記調整部材は、上下方向に延びる前片及び後片と、該前片及び後片の下端部間を連結する底片と、から上向き略コ字形に形成され、前記後片に前記外装部材の後端が取り付けられるとともに、前記前片は前記外装部材の裏面を下方から支持することを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のオープンショーケース。
  6. 前記後片の上端からは水平片が前方に向けて延設されており、前記水平片には、前記外装部材の後端部と、前記本体上部のトップパネルの前端部とが設けられることを特徴とする請求項5に記載のオープンショーケース。
  7. 前記調整部材は、左右方向を向く前片及び後片と、該前片及び後片の下端部間を連結する底片と、から上向き略コ字形に形成され、
    前記保持手段は、前記前出し部材と前記後片とを固定する固定ネジと、前記底片に螺合され、該底片から下方に突出した先端が前記前出し部材に当接される調整ネジと、から構成されることを特徴とする請求項5または6に記載のオープンショーケース。
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