JP5108320B2 - 樹脂材料計量方法及び樹脂材料計量装置 - Google Patents
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Description
特許文献1にはペレット状の油脂類を計量するための技術が開示されている。具体的には、下部がくびれたタンクの内部に貯蔵された原料(油脂類)を攪拌スクリューでタンク下方に押し出し、タンク下方の排出口から棒状に垂れ下がった原料の長さを、タンクの下方に設置された光学センサを用いて検出し、垂れ下がった原料の長さをコンピュータ(CPU)などを用いて重量に換算し、一定重量の原料が得られる状態を把握する。そして、一定の長さの原料を排出口付近に設置されたカッターを用いて切断する。
一方、例えば携帯電話端末などに用いられる小型の撮影用レンズを製造する場合には、プリフォームの重量について、0.1mg程度の計量精度が要求されるのが実情である。従って、より高精度な計量方法の開発が望まれていた。
本発明は、小型部品にも適用できる高精度の計量が可能な樹脂材料計量方法及び樹脂材料計量装置を提供することを目的とする。
(1) 液体状の樹脂材料を計量して所定の一定量の材料を得るための樹脂材料計量方法であって、
上端側に吐出口を有して鉛直方向に向かって形成され内部空間の断面積が一定のシリンダと、該シリンダの内部空間に挿入されるピストンとによって構成されるシリンダピストン機構を用い、前記シリンダの内部空間に流動性を有する樹脂材料を充填した後、
前記シリンダの内部空間の断面積と前記ピストンの移動ストロークとに基づいて決定される前記樹脂材料の容積の関係から、予め規定した容積の樹脂材料に相当する前記ピストンの移動ストローク長を求め、
前記シリンダ内の樹脂材料を、前記ピストンを前記鉛直方向に前記移動ストローク長分移動させて前記吐出口から上方に向けて吐出させ、
前記吐出された樹脂材料を前記シリンダ内の樹脂材料から切断することを特徴とする樹脂材料計量方法。 この樹脂材料計量方法によれば、シリンダの吐出口から吐出される樹脂の容積が、ピストンのストロークとシリンダの断面積とに基づいて正確に把握される。すなわち、吐出口から吐出される樹脂材料の実際の量は、それをシリンダの内部空間から押し出したピストンの移動距離(ストローク)に相当するシリンダ内の容積に等しくなる。つまり、シリンダの断面積が一定であるためにピストンの移動距離に比例する値として、吐出される樹脂材料の容積を容易にかつ正確に把握できる。これにより、吐出口から吐出された樹脂材料は、所定の樹脂量として切断により分離された量が、規定の一定量と高い精度で一致するようになる。
また、この樹脂材料計量方法によれば、吐出口から上方に向けて樹脂を吐出するので、重力により樹脂材料の密度が変化する等の計量精度の影響を軽減することができる。例えば、特許文献1に開示されているように、下方に向けて原料を吐出する場合には、吐出された原料に加わる重力の影響によって、吐出された原料の太さや形状が変化したり、吐出前の原料に加わる張力により密度にばらつきが生じる可能性がある。また、下向き吐出の場合は樹脂材料が棒状となってハンドリングが面倒になる。しかし、吐出口から上方に向けて樹脂を吐出する場合には、吐出された樹脂が自重で吐出口の周囲に溜まるため、吐出された樹脂の重量によってシリンダ内の樹脂に加わる力はほとんど変化しない。従って、より高精度の計量が可能になる。また、上向きに吐出すると樹脂材料が丸くなる傾向が強くなり、切り出した樹脂材料を圧縮する等の後工程で、ハンドリング性が高められ、樹脂材料の圧縮も容易となる。
(2) (1)記載の樹脂材料計量方法であって、
前記シリンダ内の樹脂材料の圧力を検出し、該検出される圧力値が、前記樹脂材料の吐出時における高い圧力値から、吐出終了後に所定の低い圧力値に戻ったときに前記樹脂材料の切断を行うことを特徴とする樹脂材料計量方法。
この樹脂材料計量方法によれば、吐出口の近傍で実際に樹脂材料に加わっている圧力を検出し、この圧力が所定圧力に戻ったときに切断機構を用いて樹脂を切断するので、樹脂材料の粘度や樹脂材料とシリンダ内壁との摩擦などの影響を受けることなく、切断により取り出される樹脂材料、すなわちプリフォームの量を常に一定に維持できる。一般に、ピストンでシリンダ内の樹脂材料を吐出口から吐出させる際には、ピストンの押圧によって樹脂材料に圧力が加わり、樹脂材料が圧縮された状態で前記吐出口から吐出される。従って、ピストンの移動が停止した直後のタイミングでは、まだ規定量の樹脂材料が吐出口から吐出されていない可能性があり、圧力の低下を待って、樹脂材料の圧縮が解除された後に切断することで、このような問題を解消することができる。
(3) (1)又は(2)記載の樹脂材料計量方法であって、
前記シリンダの内径が、0.5mm〜5mmであることを特徴とする樹脂材料計量方法。 この樹脂材料計量方法によれば、内径の小さいシリンダを用いるので、シリンダ内における樹脂の密度などのばらつきの影響による吐出量の変化が生じにくくなる。従って、より高精度の計量が可能になる。
(4) (1)〜(3)のいずれか1項記載の樹脂材料計量方法であって、
前記樹脂材料は熱可塑性ポリマーであり、前記樹脂材料をガラス転移点以上の温度に加熱した状態で吐出することを特徴とする樹脂材料計量方法。
この樹脂材料計量方法によれば、ガラス転移点以上の温度に加熱された樹脂材料を取り出すので、樹脂材料が流路途中で硬化して詰まりや滞留を引き起こすことがなく、円滑な流動性を示し、圧縮成形工程にかかる所要時間を短縮できる。また、樹脂の溶融及び固化の繰り返しによって生じる特性の劣化も防止できる。
(5) (1)〜(4)のいずれか1項記載の樹脂材料計量方法であって、
前記ピストン移動による吐出−樹脂切断毎に、前記シリンダへ樹脂材料を供給することを特徴とする樹脂材料計量方法。 この樹脂材料計量方法によれば、樹脂材料の吐出毎に樹脂材料をシリンダ内に供給するので、安定した計量が行え、測定精度が向上する。
(6) (1)〜(4)のいずれか1項記載の樹脂材料計量方法であって、
前記ピストン移動による吐出−樹脂切断動作を2回以上行った後に、前記シリンダへの樹脂材料供給を一度行うことを特徴とする樹脂材料計量方法。
この樹脂材料計量方法によれば、複数回、計量を行いつつ樹脂材料を吐出した後、シリンダへの樹脂材料の供給を纏めて1回行うので、シリンダ内の樹脂材料を複数回分の吐出量とすることができ、樹脂材料の計量サイクルを短縮できる。
(7) (1)〜(6)のいずれか1項記載の樹脂材料計量方法であって、
前記切断されて取り出される樹脂材料がプラスチックレンズ形成用のプリフォームであることを特徴とする樹脂材料計量方法。 この樹脂材料計量方法によれば、プラスチックレンズ形成用のプリフォームを取り出す場合を想定している。従って、プリフォームの容積及び重量は非常に小さく、高い計量精度が要求され、廃材を減らすことが重要となるが、これらを満足する仕様にできる。
(8) 液体状の樹脂材料を計量して所定の一定量の材料を得るための樹脂材料計量装置であって、
上端側に吐出口を有して鉛直方向に向かって形成され内部空間の断面積が一定のシリンダと、
前記シリンダの内部空間に挿入されるピストンと、
前記シリンダの内部空間に流動性を有する樹脂材料を充填する樹脂材料充填手段と、
前記シリンダの内部空間の断面積と前記ピストンの移動ストロークとに基づいて決定される前記樹脂材料の容積の関係から、予め規定した容積の樹脂材料に相当する前記ピストンの移動ストローク長を求め、前記シリンダ内の樹脂材料を、前記ピストンを前記鉛直方向に前記移動ストローク長分移動させて前記吐出口から上方に向けて吐出させる制御部と、
前記吐出された樹脂材料を前記シリンダ内の樹脂材料から切断する樹脂材料切断手段と、
を備えたことを特徴とする樹脂材料計量装置。 この樹脂材料計量装置によれば、吐出口から吐出される樹脂材料の容積が、ピストンのストロークとシリンダの横断面積とに基づいて把握される。すなわち、吐出口から吐出される樹脂材料の実際の量は、それをシリンダの内空間から押し出したピストンの移動距離(ストローク)に相当するシリンダ内の容積に等しく、シリンダの内部空間の横断面積が一定であるため、実際にはピストンの移動距離に比例する値として、吐出される樹脂材料の量を容易に把握できる。その結果、高精度の計量が実現する。
また、吐出口から上方に向けて樹脂を吐出するので、重力により樹脂材料の密度が変化する等の計量精度の影響を軽減することができる。
(9) (8)記載の樹脂材料計量装置であって、
前記シリンダ内の樹脂材料の圧力を検出する圧力センサを備え、
前記制御部が、前記圧力センサで検出される圧力値が前記樹脂材料の吐出時における高い圧力値から吐出終了後に所定の低い圧力値に戻ったときに前記樹脂材料切断手段により前記樹脂材料の切断を行うことを特徴とする樹脂材料計量装置。
この樹脂材料計量装置によれば、吐出口の近傍で実際に樹脂材料に加わっている圧力を検出し、この圧力が所定圧力に戻ったときに切断機構を用いて樹脂を切断するので、樹脂材料の圧縮が解除されずに圧縮状態のまま切断されることがなくなり、樹脂材料の粘度や樹脂材料とシリンダ内壁との摩擦などの影響を受けることなく、切断により取り出される樹脂材料の量を常に一定に維持できる。
(10) (8)又は(9)記載の樹脂材料計量装置であって、
前記シリンダの内径が、0.5mm〜5mmであることを特徴とする樹脂材料計量装置。
この樹脂材料計量装置によれば、内径の小さいシリンダを用いるので、シリンダ内における樹脂の密度などのばらつきの影響による吐出量の変化が生じにくくなる。従って、より高精度の計量が可能になる。
(11) (8)〜(10)のいずれか1項記載の樹脂材料計量装置であって、
前記シリンダ内の樹脂材料をガラス転移点以上の温度に加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする樹脂材料計量装置。 この樹脂材料計量装置によれば、ガラス転移点以上の温度に加熱された樹脂材料を取り出すので、樹脂材料が流路途中で硬化して詰まりや滞留を引き起こすことがなく、円滑な流動性を示し、圧縮成形工程にかかる所要時間を短縮できる。また、樹脂の溶融及び固化の繰り返しによって生じる特性の劣化も防止できる。
図1は圧縮成形用プリフォーム計量装置の一構成例を示す正面図である。
圧縮成形用プリフォーム計量装置100は、プリプラ式射出成形機と共通する構成を有しており、本発明に係る樹脂材料計量装置が搭載されている。本実施形態においては、特に圧縮成形用のプリフォーム(一定量の樹脂の塊)を成形することを例に説明する。本実施形態においてはカメラ付き携帯電話端末等に用いられる撮影用のプラスチックレンズを製造することを想定しており、このプラスチックレンズは、例えば直径が2mm程度の非常に小型なもので、図1に示す圧縮成形用プリフォーム計量装置100は、極めて少量材料からなるプリフォームの生成に適するように構成されている。
なお、吐出口15から吐出される樹脂材料30は、シリンダ10内部で加熱手段であるヒータ28により、予めガラス転移点以上の温度に加熱されている。
ピストン11の移動を停止した後で、樹脂材料30の圧力状態が安定すると、樹脂材料30に加わる圧力が常圧に戻るので、検出される圧力が所定値以下に低下する。そのため、圧力が低下して安定した時刻t3において、カッター14が駆動され、堆積した樹脂材料30Bが切断される。
すなわち、樹脂材料30を吐出口15から吐出する前は、図6(a)に示すように吐出口15付近には樹脂材料30が存在せず、図2のステップS6以降の制御により樹脂材料30を吐出口15から吐出することにより、図6(b)に示すように吐出口15の位置及びその周囲に堆積した樹脂材料30Bが生成される。そして、ステップS10でカッター14を駆動するときには、樹脂材料30Bはガラス転移点Tg以上の温度を保持された塊状となる。そして、刃14a及び刃14bの双方が吐出口15の左右からそれぞれ水平方向に移動して吐出口15に接近し、図6(c)に示すように樹脂材料30Bの下側に入り込んで刃14aと刃14bとが接触する。これにより樹脂材料30Bが切断される。
図7に示すグラフの横軸は、シリンダ10の貫通孔10aの上端側に配置された圧力センサの吐出口15からの距離であり、縦軸は各位置における計量ばらつき量を表している。図7に示すような特性例の場合には、計量ばらつきが最小になる距離αに相当する位置に、圧力センサ13を設置すればよい。
前述の動作は、ピストン11の移動による一度の吐出毎に、シリンダ10へ樹脂材料を供給するものであったが、本処理手順においては、ピストン11の移動により吐出動作を2回以上行った後、シリンダ10への材料供給を一度行うようにしている。
本処理手順を図8に示した。図8に示す処理手順を行うための制御対象の装置の構成については図1に示すものと同様である。
ステップS21では、電動モータ19を駆動してシリンダ10内でピストン11を下降させ、シリンダ10の貫通孔10a内に可塑化機構12から樹脂材料30を注入する。
ステップS24では、吐出した樹脂材料の個数が所望の個数に達したか否かを判断する。1回の樹脂材料のシリンダ注入で得られるプリフォームの総数は、シリンダ10の貫通孔10a内に注入された樹脂材料の容積とプリフォーム単体の容積に応じて最大個数が決まる。ここでは、樹脂材料からなるプリフォームが所望の個数となるまでステップ22を繰り返し行う。
この方式によれば、複数回、計量を行いつつ樹脂材料を吐出した後、シリンダ10への樹脂材料の供給を纏めて1回行うので、シリンダ10内の樹脂材料を複数回分の吐出量とすることができ、樹脂材料の吐出サイクルを短縮できる。また、複数回吐出を繰り返しても、ピストン11は一方向に移動するだけであり、計量精度を損なうことなく連続吐出が可能となる。
図9は図1に示す装置に用いるカッターの変形例の構成を示す断面図で、図9(a)に示す変形例においては、支持板52とそれに固定された刃53とでカッターを構成している。また、支持板52はプレート27の上に、薄板状の断熱材51を介して配置してある。このため、プレート27の温度が上昇しても刃53の温度上昇は抑制される。刃53の温度は、シリンダの温度が樹脂材料のガラス転移点温度Tg+50℃以上であるのに対して、Tg〜Tg+50℃までと、相対的に低い温度に維持されることにより、樹脂材料30の切断が確実となる。
図12(a)に示すように、先ず3つの金型41、42、43を互いに離間させた状態で、図1の装置から抽出された1つのプリフォーム30Cを金型43内に配置された金型41の上に投入し、プリフォーム30Cを加熱する。次に、図12(b)に示すように、金型41,43を金型42に向けて移動して、プリフォーム30Cを金型43内で、金型41と金型42との間でプレスして、製品形状に整形する。そして、加圧状態のままプリフォーム30Cを冷却した後、金型41,42を開き、圧縮成形されたプリフォーム(製品30D)を取り出す。これにより、所望形状の製品30D、例えばプラスチックレンズが出来上がる。なお、プリフォーム30C投入時の金型温度はガラス転移点Tgより高くても低くても良いが、高くなっている方が、プリフォーム30Cの加熱が短時間で済むため好ましい。また、冷却時にプリフォーム30Cは収縮するので、この冷却に合わせてプレスを行う方が金型形状を高精度で転写できる。また、プリフォームがTgよりもかなり高い場合は、型温をTg程度で一定にすることもできる。
なお、上述した樹脂材料計量方法は適宜な変更が可能である。例えば、シリンダ10内に樹脂材料を注入する際にピストン11を固定して樹脂を注入したり、1ショット目の始めに樹脂の注入後にピストン11を上方にストロークさせることでピストン上方を樹脂で満たすこと等が可能である。
10a 内空間
10b 下端部
10c 上端部
11 ピストン
12 可塑化機構
12a スクリュー
12b 流路
13 圧力センサ
14 カッター
14a,14b 刃
15 吐出口
16 支持板
17,18 ガイド
19 電動モータ
20 ボールネジ
21 変位センサ
22 カッター駆動部
23 可塑化機構駆動部
24 制御部
25 装置フレーム
26 逆止弁
27 プレート
28 ヒータ
30 樹脂材料
30B 堆積した樹脂材料
30C プリフォーム
30D 製品
41,42,43 金型
51 断熱材
52,55 支持板
53 刃
56 冷却水路
61 レーザ光源
62 プリズム
63 レーザ光
A1,A2,A3,A4,A5 矢印
Claims (11)
- 液体状の樹脂材料を計量して所定の一定量の材料を得るための樹脂材料計量方法であって、
上端側に吐出口を有して鉛直方向に向かって形成され内部空間の断面積が一定のシリンダと、該シリンダの内部空間に挿入されるピストンとによって構成されるシリンダピストン機構を用い、前記シリンダの内部空間に流動性を有する樹脂材料を充填した後、
前記シリンダの内部空間の断面積と前記ピストンの移動ストロークとに基づいて決定される前記樹脂材料の容積の関係から、予め規定した容積の樹脂材料に相当する前記ピストンの移動ストローク長を求め、
前記シリンダ内の樹脂材料を、前記ピストンを前記鉛直方向に前記移動ストローク長分移動させて前記吐出口から上方に向けて吐出させ、
前記吐出された樹脂材料を前記シリンダ内の樹脂材料から切断することを特徴とする樹脂材料計量方法。 - 請求項1記載の樹脂材料計量方法であって、 前記シリンダ内の樹脂材料の圧力を検出し、該検出される圧力値が、前記樹脂材料の吐出時における高い圧力値から、吐出終了後に所定の低い圧力値に戻ったときに前記樹脂材料の切断を行うことを特徴とする樹脂材料計量方法。
- 請求項1又は請求項2記載の樹脂材料計量方法であって、
前記シリンダの内径が、0.5mm〜5mmであることを特徴とする樹脂材料計量方法。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の樹脂材料計量方法であって、
前記樹脂材料は熱可塑性ポリマーであり、前記樹脂材料をガラス転移点以上の温度に加熱した状態で吐出することを特徴とする樹脂材料計量方法。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の樹脂材料計量方法であって、
前記ピストン移動による吐出−樹脂切断毎に、前記シリンダへ樹脂材料を供給することを特徴とする樹脂材料計量方法。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の樹脂材料計量方法であって、
前記ピストン移動による吐出−樹脂切断動作を2回以上行った後に、前記シリンダへの樹脂材料供給を一度行うことを特徴とする樹脂材料計量方法。 - 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の樹脂材料計量方法であって、
前記切断されて取り出される樹脂材料がプラスチックレンズ形成用のプリフォームであることを特徴とする樹脂材料計量方法。 - 液体状の樹脂材料を計量して所定の一定量の材料を得るための樹脂材料計量装置であって、
上端側に吐出口を有して鉛直方向に向かって形成され内部空間の断面積が一定のシリンダと、
前記シリンダの内部空間に挿入されるピストンと、
前記シリンダの内部空間に流動性を有する樹脂材料を充填する樹脂材料充填手段と、
前記シリンダの内部空間の断面積と前記ピストンの移動ストロークとに基づいて決定される前記樹脂材料の容積の関係から、予め規定した容積の樹脂材料に相当する前記ピストンの移動ストローク長を求め、前記シリンダ内の樹脂材料を、前記ピストンを前記鉛直方向に前記移動ストローク長分移動させて前記吐出口から上方に向けて吐出させる制御部と、
前記吐出された樹脂材料を前記シリンダ内の樹脂材料から切断する樹脂材料切断手段と、
を備えたことを特徴とする樹脂材料計量装置。 - 請求項8記載の樹脂材料計量装置であって、
前記シリンダ内の樹脂材料の圧力を検出する圧力センサを備え、
前記制御部が、前記圧力センサで検出される圧力値が前記樹脂材料の吐出時における高い圧力値から吐出終了後に所定の低い圧力値に戻ったときに前記樹脂材料切断手段により前記樹脂材料の切断を行うことを特徴とする樹脂材料計量装置。 - 請求項8又は請求項9記載の樹脂材料計量装置であって、
前記シリンダの内径が、0.5mm〜5mmであることを特徴とする樹脂材料計量装置。 - 請求項8〜請求項10のいずれか1項記載の樹脂材料計量装置であって、
前記シリンダ内の樹脂材料をガラス転移点以上の温度に加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする樹脂材料計量装置。
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