JP5107007B2 - 液体自動供給装置における弁開閉カウント方法 - Google Patents

液体自動供給装置における弁開閉カウント方法 Download PDF

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Description

本発明は、液体供給用の配管に設けられて電磁弁又は電磁弁を介して駆動されるエア駆動弁の点検または寿命時期を判断するために好適な液体自動供給装置における弁開閉カウント方法に関する。
例えば、半導体製造やフラットディスプレイ製造設備では、各種の液処理を効率よく行うため液体を液体貯蔵部から複数の供給ポイント、つまり各工程の処理部へ供給する液体自動供給装置が配設されている。この液体自動供給装置は、液体貯蔵部と各処理部とを接続している配管と、液体貯蔵部内の液体を配管に移送するためポンプや加圧手段と、配管に付設されている開閉弁と、各開閉弁を制御する制御装置とを備えている。また、開閉弁としては、電磁弁以外に、対象の液体が酸やアルカリ系の腐食性だと、エア駆動弁と該エア駆動弁に弁切換用圧縮気体を供給する電磁弁とを組として用いられている。
ところで、以上の液体自動供給装置では、定期メンテナンスを除いて日夜連続運転されるとともに、処理の複雑化に伴って供給ポイントの数が増えており、一旦トラブルが発生すると、装置全体を停止して修理しなければならないためトラブル発生は未然に防ぎたい。弁関係のトラブルは、液漏れで被害が拡大しやすいためなおさらである。この対策としては、経年変化つまり点検や寿命時期を予測することが考えられ、電磁弁であれば、例えば、特許文献1に開示されているような計数機能付き電磁弁を使用し、電磁弁の開閉回数を計数し、当該電磁弁の点検や寿命時期を認識して対処することである。
特許第2599782号公報
しかしながら、現在稼動中の液体自動供給装置において、使用されているエア駆動弁はもちろんのこと、電磁弁もほとんど計数機能を有していないため点検や寿命の時期を判断したり予測できない。また、使用中のエア駆動弁や電磁弁を全て交換することは稼動停止の点から現実的に不可能である。なお、上記制御装置には電磁弁の開閉回数をカウントするプログラムを内蔵したものもあるが、制御装置にそのようなプログラムを新たに組み込むとなると、制御装置の長期停止に加えて制御装置自体の運転に悪影響を及ぼす可能性もあり好ましくはない。
そこで、本発明の目的は、稼働中の液体自動供給装置に使用されているエア駆動弁や電磁弁について、それらの弁を取り換えたり稼動停止することなく、該電磁弁の開閉回数を計数できるようにし、例えば一定時間に計数した累積開閉回数を利用してエア駆動弁や電磁弁の点検または寿命時期を的確に判断できるようにすることにある。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、液体貯蔵部と複数の処理槽との間を配管及び、前記液体貯蔵部側又は/及び前記各処理槽側のエア駆動弁を介して接続するとともに、制御装置により制御される電磁弁から圧縮気体を前記各処理槽側のエア駆動弁に供給する液体自動供給装置に適用されて、
前記制御装置と前記各電磁弁とを接続している配線に後付けかつ着脱可能に配置される非接触型の直流電流センサーと、前記直流電流センサーの検出信号を計数するカウンタとを有し、前記カウンタが前記検出信号を計数し前記電磁弁の累積開閉回数として表示するのを利用して、
前記カウンタが一定時間tに計数した前記電磁弁の累積開閉回数をaとし、前記液体自動供給装置の使用開始からの通算時間をTとしたときに、前記電磁弁又は/及び該電磁弁で駆動される前記エア駆動弁の使用開始からの推定累積開閉回数Aを、A=a×T/tの式から算出し、
前記推定累積開閉回数Aに前記電磁弁の安全回数や予備回数を加味した危険開閉回数A1とし、該危険開閉回数A1と前記電磁弁又は/及び前記エア駆動弁の製品仕様として定められている寿命時期に相当する開閉回数Xとを比較して同電磁弁又は/及び前記エア駆動弁の点検や寿命時期を判断し、
前記直流電流センサーを前記配線から取り外して他の配線に取り付け、次の前記電磁弁やエア駆動弁の点検や寿命時期を順次判断可能としたことを特徴としている液体自動供給装置における弁開閉カウント方法である。
請求項2の発明は、液体貯蔵部と複数の処理槽との間を配管及び、前記液体貯蔵部側又は/及び前記各処理槽側の電磁弁を介して接続するとともに、前記各処理槽側の電磁弁を制御装置により制御する液体自動供給装置に適用されて、
前記制御装置と前記電磁弁とを接続している配線に後付けかつ着脱可能に配置される非接触型の直流電流センサーと、前記直流電流センサーの検出信号を計数するカウンタとを有し、前記カウンタが前記検出信号を計数し前記電磁弁の累積開閉回数として表示するのを利用して、
前記カウンタが一定時間tに計数した前記電磁弁の累積開閉回数をaとし、前記液体自動供給装置の使用開始からの通算時間をTとしたときに、前記電磁弁の使用開始からの推定累積開閉回数Aを、A=a×T/tの式から算出し、
前記電磁弁の安全回数や予備回数を前記推定累積開閉回数Aに加味して危険開閉回数A1とし、該危険開閉回数A1と前記電磁弁の製品仕様として定められている寿命時期に相当する開閉回数Xとを比較して同電磁弁の点検や寿命時期を判断し、
前記直流電流センサーを前記配線から取り外して他の配線に取り付け、次の前記電磁弁の点検や寿命時期を順次判断可能としたことを特徴としている液体自動供給装置における弁開閉カウント方法である。
以上の各発明において、直流電流センサーは、制御装置と電磁弁(のソレノイド)とを接続している配線に後付け可能に配置されるものであり、例えば、電流が制御装置から電磁弁に配線を通って流れると、その通電状態を検出し、所定の電圧信号などとして出力する構成である。カウンタは、直流電流センサーと一体型でも別体構成でもよい。通常は、計数部及び表示部を有し、計数部で直流電流センサーの検出信号を計数するとともに、表示部にその計数に対応した計数値を電磁弁の累積開閉回数として表示する。それにより、各発明は、後述するごとく液体自動供給装置で使用されているエア駆動弁や電磁弁の寿命時期などを判断するときに有益となる。
なお、特許文献1に開示されている計数機能付き電磁弁の場合は、ソレノイドへの通電および非通電の繰り返し動作により、電磁弁の作動と同期して計数が行われている。これに対して、本願各発明の場合は、特許文献1とは明らかに異なり、電磁弁の開閉作動回数を非接触型の直流電流センサーの検出信号と該信号を計数するカウンタで捕らえられるシステムであり、このシステムの工夫によって、既存装置の計測部を後付けして弁開閉を計数する方法が可能になっている。
請求項1の発明は、電磁弁及びエア駆動弁を組として有し、腐食性の液体を扱う場合に好適な態様である。これに対し、請求項2の発明は、エア駆動弁が省略されて、清水等の非腐食性液体を扱う場合に好適な態様である。各発明では、液体自動供給装置が稼動中であっても、制御装置と電磁弁とを接続している配線に直流電流センサーを後付けするだけで、電流が配線を介して制御装置から電磁弁に流れると、その通電状態を検出し、該検出信号をカウンタを介して計数し電磁弁の累積開閉回数として表示する。このため、各発明にあっては、例えば、稼働中の液体自動供給装置が計数機能付きの電磁弁を使用していなくとも、電磁弁の累積開閉回数を利用して該電磁弁や該電磁弁で駆動されるエア駆動弁の点検や寿命時期等を的確に判断できる。
加えて、各発明は、図3に例示される好適な判断方法を特定したもので、カウンタが一定時間tに計数した電磁弁の累積開閉回数aとし、液体自動供給装置の使用開始からの通算時間Tとすると、電磁弁又は該電磁弁で駆動されるエア駆動弁の使用開始からの推定累積開閉回数Aを、例えば(A=a×T/t)の式から算出する。そして、そのAに安全ないしは予備回数αを加算した危険開閉回数A1と、製品仕様として、定められている当該電磁弁や該電磁弁で駆動されるエア駆動弁の点検時期に達する開閉回数または寿命時期に達する開閉回数Xとを比較する。このため、この発明では、電磁弁やエア駆動弁の点検時期又は寿命時期を簡単かつ的確に判断することができる。
(図1〜図3の説明)図1は本発明を適用した液体自動供給装置を模式的に示している。同図の液体自動供給装置は、半導体製造プラントなどを想定したもので、液体を収容した薬液タンク1と、半導体基板等のワークを液処理する複数の処理槽2と、薬液タンク1と各処理槽2とを連通可能に接続している配管3と、配管3の一部にそれぞれ設けられた薬液タンク1側のエア駆動弁4及び弁切換用の電磁弁5、各処理槽2側のエア駆動弁4及び弁切換用の電磁弁5と、各電磁弁5を含め液体自動供給装置全体を制御する制御装置7と、各電磁弁5と制御装置7とを接続している配線6a〜6cと、各配線6a〜6cに配置された直流電流センサー8と、各直流電流センサー8に接続されたカウンタ9とを備えている。なお、符号13は配管3の上流側に設けられたフイルターである。
ここで、薬液タンク1は、過酸化水素や硫酸等の液体を収容しており、タンク上蓋を貫通してタンク上から下側に配置された挿入管10及びタンク上蓋に設けられた不図示の気体導入部などを有している。薬液タンク1には、窒素等の圧縮気体11が前記気体導入部を介してタンク内へ導入されていて、タンク内がその圧縮気体11により常に加圧されている。なお、このような加圧手段は、薬液タンク1内の液体を配管3側へ移送するものであるが、これに代えて薬液タンク1内の液体を配管3側へポンプにより移送してもよい。
各処理槽2は、供給ポイントであり、便宜上2つだけ図示したが、実際は10〜40個という多数が設けられている。各処理槽は、計量手段を備えた大小様々な槽形状をなし、それぞれ独立又は連続的にワークを液処理するところである。また、各処理槽2は、配管3に対し何れもが後述するエア駆動弁4を介して接続されるとともに、槽内液体の液位を検出する不図示の液面センサーを有している。各液面センサは、不図示の配線を介して制御装置7の対応部に接続されており、例えば、槽内の液体が廃液に伴って少なくなったとき制御装置7へ新たな液体を供給するよう液体要求用の信号を送ったり、槽内の液体が所定値に達したとき制御装置7へ供給停止用の信号を送るようになっている。
配管3は、直列配置の共通配管3aと共通配管3aに対し並列配置の専用配管3bとからなる。すなわち、共通配管3aは、一端が挿入管10の上端に接続されるとともに、他端が各処理槽2に沿って配置されている。専用配管3bは、共通配管3aと各処理槽2とをそれぞれ接続しており、処理槽の数に対応した複数により構成されている。
各エア駆動弁4は、バルブ構造のうち、各電磁弁5から供給される圧縮空気により閉弁から開弁に切り換えられるタイプである。具体的には、例えば、上流側通路と下流側通路とを弁座側開口部を介して接続している本体部と、該本体部に対し弁座側開口部を開閉する弁プラグをステムなどを介して往復移動させるダイヤフラム式操作部と、該操作部に連設された圧力室とを備え、圧力室の内部圧力が供給される圧縮空気により増大すると、弁プラグがステムなどを介して一方へ移動して開弁となり、逆に、圧力室の内部圧力が減少すると、弁プラグがステムなどを介して他方へ移動して閉弁となる構成である。なお、共通配管3aに介在されたエア駆動弁4は、弁開度を調整する調整弁として構成されることもある。
電磁弁5は、電磁石の吸引力を応用して弁を開閉するもので、導電性コイルを巻回したソレノイドSに対し固定的に設けられた固定鉄心及び可動的に設けられた可動鉄心と、可動鉄心に連動して変位されるスプール等の弁機構とを備え、ソレノイドが通電されることにより固定鉄心に電磁力が発生して、可動鉄心が固定鉄心側に吸引される構造である。具体的には、例えば、3ポートの単動式シングルソレノイドであり、常時閉型として使用した場合、ソレノイドに通電しない消磁時には圧縮空気用供給ポートが閉じ、他の2つのポート(シリンダポートと排気ポートと)が繋がり、ソレノイドに通電した励磁時には供給ポートとシリンダポートとが繋がり、排気ポートが閉じる。また、各電磁弁5において、供給ポートには圧縮気体(エア)12を供給する配管14a〜14cが接続され、シリンダポートには圧縮気体(エア)12をエア駆動弁4の各加圧室に供給する配管15a〜15cが接続されている。なお、実際には、各圧縮気体12が同じ圧縮気体源から供給されるようになっている。
また、各電磁弁5のソレノイドSは、制御装置7の電気供給部に対して配線6a〜6cで接続されている。そして、制御装置7は、例えば、上記した液面センサーからの信号に基づいて対応する処理槽2に新たな液体を供給するときに、対応する電磁弁5に配線6a〜6cを介して通電する。
以上の配線6a〜6cには、図2に示されるように、非接触型の直流電流センサー8が着脱ないしは後付け可能に配置されている。各直流電流センサー8は、その検出信号を計数し当該電磁弁の累積開閉回数として表示するカウンタ9を有している。ここで、各直流電流センサー8は公知のものであり、クランプした対応する配線6a〜6cに電流が流れると、所定の電圧信号を出力するタイプである。該直流電流センサー8は、本体部8aが分割部8bを有し、分割部8bを外した状態で、本体部8aのクランプ部に配線6a〜6cの対応部を配置した後、分割部8bが本体部8aに装着されることで、当該配線の対応部を本体部8aのクランプ部と分割部8bのクランプ部との間に拘束する。
また、各直流電流センサー8は、本体部8aに設けられたリード線8cを介して対応するカウンタ9に接続されている。各カウンタ9は、表示部9aを有し、直流電流センサー8の検出信号(配線6a〜6cに通電されたときに検出する検出信号で、電磁弁が開弁に切り換えられた状態)を計数し、当該電磁弁の累積開閉回数として表示部9aに表示するようになっている。符号9bはスイッチである。なお、直流電流センサー8の原理は、例えば特開2003−302423号公報に記載されている構成とほぼ同じである。カウンタ9は、直流電流センサー8の検出信号(上記した電圧信号)をカウントして表示部9aに逐次表示する構成であればよい。
(判断方法)図3は以上の電磁弁の開閉カウント方法で得られた累積開閉回数を利用して、該電磁弁やエア駆動弁の点検や寿命時期を判断するときの手順例を示している。ここで、この例では、稼動している液体自動供給装置に対し本発明の直流電流センサー8及びカウンタ9を後付けした場合を想定している。また、液体自動供給装置に用いられている電磁弁5は、製造元の弁仕様として、ソレノイドSに1回通電されたとき開閉回数1とした場合、点検時期となるまでの開閉回数Yと、寿命時期となるまでの開閉回数Xとが分かっているものとする。
ステップST1では、上記各直流電流センサー8がそれぞれ配線6a〜6cに電流が流されたとき、その検出信号を対応するカウンタ9に送信する。ステップST2では、各カウンタ9が対応する直流電流センサー8からの検出信号を計数し、一定時間tに得られた検出信号を計数し、表示部9aに該電磁弁の累積開始回数aとして表示する。なお、ここでの一定時間tは、直流電流センサーを取り付けたときからの時間、或いは使用後における一定範囲の時間どちらでもよい。
ステップST3では、当該液体自動供給装置の使用開始からの通算時間Tとすると、前記電磁弁8の使用開始からの推定累積開閉回数Aを、(A=a×T/t)の式から算出する。ステップST4では、得られた推定累積開閉回数Aに安全回数ないしは予備回数αを加算した危険開閉回数A1を算出する。
ステップST5では、前記危険開閉回数A1と、当該電磁弁8又はエア駆動弁4の製品仕様として定められている寿命時期に達する開閉回数Xとを比較する。そして、この構造では、危険開閉回数A1が寿命用開閉回数Xに比べて同じか大きくなると、装置全体或いは全ての電磁弁を停止し、当該電磁弁又は/及び該電磁弁で駆動されるエア駆動弁を交換することになる。勿論、ステップST5では、開閉回数Xに代えて、当該電磁弁8又はエア駆動弁4の製品仕様として定められている点検時期に達する開閉回数Yと、前記危険開閉回数A1とを比較して点検時期を判断するようにしてもよい。
以上の判断方法は、この種の液体自動供給装置が稼動中において、その電磁弁及び該電磁弁で駆動されるエア駆動弁の開閉頻度に一定のパターンないしは周期があることに着目し完成されたものである。利点は、稼働中の液体自動供給装置であっても、本発明に係る弁開閉カウント方法を適用して、電磁弁又は/及び該電磁弁で駆動されるエア駆動弁の点検時期や寿命時期を簡単かつ的確に判断でき、それにより弁関係のトラブル発生をより確実に防止できる。しかも、この判断方法では、例えば、電磁弁8及びエア駆動弁4が多数使用されている装置構造でも、直流電流センサー8及びカウンタ9が1組以上あれば、それを順次に取り外して異なる電磁弁に使用することによって全ての電磁弁8又は/及び該電磁弁で駆動されるエア駆動弁4の点検時期や寿命時期を判断することができることである。換言すると、この判断方法では、電磁弁8の点検時期や寿命時期を判断したり、その判断結果をエア駆動弁4にも類推適用する構成である。
(図4の説明)図4は図1に示した液体自動供給装置の形態の変形例を示している。この変形例では、上記形態と作用的に同じ部材ないしは部位に同じ符号を付して重複した説明を省く。この変形例では、上記形態に対しエア駆動弁を省略して配管3に電磁弁18を付設した構成と、各直流電流センサー8の検出信号を共通のカウンタ9Aで計数したり累積開閉回数として表示する点で変更されている。
すなわち、図4の電磁弁18は、常時閉式の2ポート弁又は3ポート弁(3ポート弁の場合は例えばポートの一つを塞いで2ポート弁として用いる)からなり、消磁(非通電)時には閉弁状態になり、励磁(通電)時には開弁状態となる。また、電磁弁18は、配管3のうち共通配管3aの上流側及び専用配線3bに設けられている。そして、制御装置7Aは、例えば、上記した各処理槽2側に設けられている液面センサーからの信号に基づいて対応する処理槽2に新たな液体を供給するときに、対応する電磁弁18に配線16a〜16cを介して通電する。
以上の配線16a〜16cには、非接触型の直流電流センサー8が着脱ないしは後付け可能に配置されている。各直流電流センサー8は、クランプした対応する配線16a〜16cに電流が流れると、それを検出し、電圧信号として配線17a〜17cを介して制御装置7側に設けられたカウンタ9Aに送信する。カウンタ9Aは、その検出信号を計数し、当該電磁弁の累積開閉回数として表示することになる。
なお、本発明は、以上の形態及び変形例に制約されるものではなく、請求項で特定した要件を充足すればよく、細部は以上の具体例を参照して種々変形したり展開可能なものである。
本発明を適用した液体自動供給装置を模式的に示す構成図である。 図1の電流検出センサー及びカウンタを示す構成図である。 本発明を利用して電磁弁の交換時期を判断する手順例を示す図である。 図1に示した液体自動供給装置の形態の変形例を模式的に示す構成図である。
符号の説明
1…薬液タンク(液体貯蔵部)
2…処理槽(処理部)
3…配管(3aは共通配管、3bは専用配管)
4…エア駆動弁
5,18…電磁弁
6a〜6c…配線
7…制御装置
8…直流電流センサー
9,9A…カウンタ
14a〜14c…配管
15a〜15c…配管
16a〜16c…配線
17a〜17c…配線

Claims (2)

  1. 液体貯蔵部と複数の処理槽との間を配管及び、前記液体貯蔵部側又は/及び前記各処理槽側のエア駆動弁を介して接続するとともに、制御装置により制御される電磁弁から圧縮気体を前記各処理槽側のエア駆動弁に供給する液体自動供給装置に適用されて、
    前記制御装置と前記各電磁弁とを接続している配線に後付けかつ着脱可能に配置される非接触型の直流電流センサーと、前記直流電流センサーの検出信号を計数するカウンタとを有し、前記カウンタが前記検出信号を計数し前記電磁弁の累積開閉回数として表示するのを利用して、
    前記カウンタが一定時間tに計数した前記電磁弁の累積開閉回数をaとし、前記液体自動供給装置の使用開始からの通算時間をTとしたときに、前記電磁弁又は/及び該電磁弁で駆動される前記エア駆動弁の使用開始からの推定累積開閉回数Aを、A=a×T/tの式から算出し、
    前記推定累積開閉回数Aに前記電磁弁の安全回数や予備回数を加味した危険開閉回数A1とし、該危険開閉回数A1と前記電磁弁又は/及び前記エア駆動弁の製品仕様として定められている寿命時期に相当する開閉回数Xとを比較して同電磁弁又は/及び前記エア駆動弁の点検や寿命時期を判断し、
    前記直流電流センサーを前記配線から取り外して他の配線に取り付け、次の前記電磁弁やエア駆動弁の点検や寿命時期を順次判断可能としたことを特徴とする液体自動供給装置における弁開閉カウント方法。
  2. 液体貯蔵部と複数の処理槽との間を配管及び、前記液体貯蔵部側又は/及び前記各処理槽側の電磁弁を介して接続するとともに、前記各処理槽側の電磁弁を制御装置により制御する液体自動供給装置に適用されて、
    前記制御装置と前記電磁弁とを接続している配線に後付けかつ着脱可能に配置される非接触型の直流電流センサーと、前記直流電流センサーの検出信号を計数するカウンタとを有し、前記カウンタが前記検出信号を計数し前記電磁弁の累積開閉回数として表示するのを利用して、
    前記カウンタが一定時間tに計数した前記電磁弁の累積開閉回数をaとし、前記液体自動供給装置の使用開始からの通算時間をTとしたときに、前記電磁弁の使用開始からの推定累積開閉回数Aを、A=a×T/tの式から算出し、
    前記電磁弁の安全回数や予備回数を前記推定累積開閉回数Aに加味して危険開閉回数A1とし、該危険開閉回数A1と前記電磁弁の製品仕様として定められている寿命時期に相当する開閉回数Xとを比較して同電磁弁の点検や寿命時期を判断し、
    前記直流電流センサーを前記配線から取り外して他の配線に取り付け、次の前記電磁弁の点検や寿命時期を順次判断可能としたことを特徴とする液体自動供給装置における弁開閉カウント方法。
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