JP5105282B2 - 意匠板、意匠板の製造方法、及び、表示装置 - Google Patents

意匠板、意匠板の製造方法、及び、表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、表示装置などに用いられ、照射した照明光を透光させる意匠板、該意匠板の製造方法、及び、意匠板を備えた表示装置に関する。
従来から、時計における時刻表示部や、自動車における速度等表示部、携帯電話のディスプレイなどでは、その目的とする機能を発揮させるために照明光を内部から外部へ透過させる構造を有する表示装置を搭載させる場合がある。特に、近年表示部分において高級感を与えるために、照明光を透過させる意匠板として金属で形成されたものを使用した表示装置が開示されている。具体的には、車両表示器として、意匠板となる複数の穴が開けられたパンチングメタルと、所定の模様で光を透過させ、それ以外の範囲で遮蔽する遮蔽板と、照明光を遮蔽板を介してパンチングメタルに照射させる光源とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記のような意匠板において、電鋳法及びフォトリソグラフィ法によって、金属板に下面側よりも上面側の孔径が小さくなるような複数の小孔を形成する製造方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−4078号公報 特開2003−107173号公報
しかしながら、特許文献1、2の意匠板では、貫通孔の一方に入射した照明光は、貫通孔の軸方向に略平行で、側壁に反射せずに他方から出射するものの他に、側壁に一回以上反射した後に他方から出射するものあり、このような照明光は、貫通孔の軸方向に対して傾斜した方向性をもって他方側から出射することとなる。すなわち、上記のような意匠板では、光源から発せられる照明光を遮蔽板によって一部遮蔽して所望の像で表示しようとしても、意匠板を透光する照明光が顕著に拡散してしまい、これにより上記模様がぼやけて表示されてしまう問題があった。特に、特許文献2の意匠板では、貫通孔の孔径が一面側よりも他面側で小さくなるように形成されることで、より拡散するようにして一面側から他面側へ透光してしまう問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、意匠板の一面側から照射された照明光が、拡散して他面側へ出射してしまうことを抑えることが可能な意匠板、意匠板の製造方法、及び、意匠板を備えた表示装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る意匠板は、複数の積層板が厚さ方向に積層された略板状の本体部材に、厚さ方向に連通する多数の貫通孔が形成され、一面側から照明光を照射することで該貫通孔を通して他面側に透光させる意匠板であって、前記貫通孔の側壁は、照射される前記照明光の少なくとも一部について反射して前記他面側へ出射されることを規制する光規制部を備え、前記光規制部は、厚さ方向に複数形成された段差を有し、前記積層板のそれぞれに形成された多数の穴が連通することによって前記貫通孔が形成されており、各前記積層板で前記穴の径が変化することで前記段差が形成されていることを特徴としている。
本発明に係る意匠板の製造方法は、厚さ方向に連通する多数の貫通孔が形成され、一面側から照明光を照射することで該貫通孔を通して他面側に透光させる意匠板の製造方法であって、前記貫通孔が形成された略板状の本体部材を形成する本体形成工程と、該本体形成工程で形成された前記本体部材の前記貫通孔の側壁に、照射される照明光の少なくとも一部が反射して前記他面側へ出射するのを規制する光規制部を形成する光規制部形成工程と、を備え、前記本体形成工程は、少なくとも二種類以上の異なる材質の複数の積層板を厚さ方向に積層することによって前記本体部材を形成し、前記光規制部形成工程は、前記貫通孔の前記側壁にエッチング処理を施すことで各前記積層板間に段差を形成することによって行われることを特徴としている。
この発明に係る意匠板及び意匠板の製造方法によれば、本体部材の一面側に照射された照明光は、貫通孔に入射することになる。そして、入射した照明光の内、貫通孔の軸方向と略平行な一部は、貫通孔の側壁に反射することなく他面側へ出射されることとなる。一方、入射した照明光の内、貫通孔の軸方向に対して傾斜した方向性を有するものは、貫通孔の側壁に照射されることとなる。ここで、当該照明光は、側壁の光規制部に照射されることで、反射して他面側へ照射されることを制限することができる。このため、貫通孔から他面側へ出射される照明光の内、貫通孔の軸方向に対して傾斜した方向性を有する拡散成分を除去することができ、これにより照明光が拡散して他面側へ出射してしまうことを抑えることができる。
また、本発明に係る意匠板によれば、貫通孔の側壁に照射された照明光は、光規制部の段差に反射することにより段差形状に応じて一面側に反射することとなり、これにより拡散して他面側へ出射してしまうことを抑えることができる。更に、複数の積層板の穴の径の変化によって積層板の層間に段差が形成され、当該段差によって上記のように照明光が拡散して他面側へ出射してしまうことを抑えることができる。
また、本発明に係る意匠板の製造方法によれば、本体形成工程において、少なくとも二種類以上の異なる材質の複数の積層板を厚さ方向に積層することで本体部材を形成し、光規制部形成工程において、貫通孔の側壁にエッチング処理を施すことで、積層板の材質の違いに基づくエッチングスピードの差異により、穴の径を変化させることができ、これにより各積層板間に容易かつ確実に段差を形成することができる。
また、上記の意匠板において、 少なくとも二種類以上の異なる材質の前記積層板が厚さ方向に積層して構成されていることがより好ましいとされている。
また、上記の意匠板において、複数の前記段差は、略等しい大きさに設定されていることがより好ましいとされている。
また、上記の意匠板の製造方法において、前記本体形成工程は、二種類の異なる材質の複数の積層板を厚さ方向に交互に積層することがより好ましいとされている。
この発明に係わる意匠板及び意匠板の製造方法によれば、本体形成工程において、二種類の異なる材質の複数の積層板を厚さ方向に交互に積層することで、光規制部形成工程では、積層板の層数と対応する複数の略等しい大きさの段差が形成されることとなる。そして、いずれの段差の位置においても、その大きさが略等しいことで照射される照明光を同様に一面側へ反射させ、拡散して他面側へ出射されてしまうことを防止することができる。
また、上記の意匠板において、複数の前記段差は、少なくとも二種類以上の異なる大きさとなるように設定されていることがより好ましいとされている。
また、上記の意匠板の製造方法において、前記本体形成工程は、三種類以上の異なる材質の前記積層板を厚さ方向に積層することによって前記本体部材を形成していることがより好ましいとされている。
この発明に係わる意匠板及び意匠板の製造方法によれば、本体形成工程において、三種類以上の異なる材質の積層板を厚さ方向に積層することで、光規制部形成工程では、隣り合う積層板の材質に応じて少なくとも二種類以上の大きさの段差を形成することができる。そして、このように異なる大きさの複数の段差を有することで、様々角度で貫通孔に入射され、側壁に照射される照明光に対して、他面側に出射して拡散してしまうことを防ぐことができる。
また、上記の意匠板において、前記光規制部は、複数の前記段差間に設けられ、照射された前記照明光を散乱させるよう粗面に形成された壁面を有することがより好ましいとされている。
この発明に係わる意匠板によれば、光規制部において、複数の段差によって照射された照明光が他面側へ出射することを防止することができるとともに、段差間において照射された照明光にあっては粗面に形成された壁面によって拡散させることで、照明光が他面側へ出射することをさらに防止することができる。
また、上記の意匠板において、前記一面、前記他面、または、前記貫通孔の前記側壁の少なくとも一つには酸化防止材からなるコーティングが施されていることがより好ましいとされている。
また、上記の意匠板の製造方法において、前記一面、前記他面、または、前記貫通孔の前記側壁の少なくとも一つに酸化防止材からなるコーティングを行う酸化防止膜形成工程を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係わる意匠板及び意匠板の製造方法によれば、酸化防止膜形成工程によって一面、他面、または貫通孔の側壁に酸化防止材からなるコーティングを行うことで、当該コーティングが施された部分について酸化による本体部材の損傷を抑えることができる。
また、上記の意匠板において、前記一面または前記他面の少なくとも一方には、凹凸が形成されていることがより好ましいとされている。
また、上記の意匠板の製造方法において、前記一面、または、前記他面の少なくとも一方に凹凸を形成する凹凸形成工程を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る意匠板及び意匠板の製造方法によれば、凹凸形成工程によって一面または他面に凹凸を形成することで、当該凹凸が形成されている部分について高級感を与える意匠とすることができる。
また、上記の意匠板において、前記一面または前記他面の少なくとも一方には、光沢を有するコーティングが施されていることがより好ましいとされている。
また、上記の意匠板の製造方法において、前記一面、または、前記他面の少なくとも一方に光沢を有するコーティングを行う光沢膜形成工程を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る意匠板及び意匠板の製造方法によれば、光沢膜形成工程によって一面または他面に光沢を有するコーティングを行うことで、当該コーティングが施された部分では光沢によって高級感を与える意匠とすることができる。
また、本発明の表示装置は、上記の意匠板と、前記一面側から該意匠板に向かって前記照明光を照射する光源と、該光源と前記意匠板との間に設けられ、前記光源から照射される前記照明光を制限して、所望の範囲のみ前記意匠板に照射させる制限手段とを備えることを特徴としている。
この発明に係る表示装置によれば、光源から照射され、制限手段によって制限され所望の範囲のみ意匠板に照射された照明光は、意匠板によって拡散を抑えて透光させることができ、これにより制限手段によって制限されなかった所望の範囲と対応する像を明確に表示することができる。
本発明の意匠板によれば、貫通孔の側壁に光制限部を備えることで、意匠板の一面側から照射された照明光が、拡散して他面側へ出射してしまうことを抑えることができる。
また、本発明の意匠板の製造方法によれば、本体形成工程及び光制限部形成工程を備えることで、意匠板の一面側から照射された照明光が、拡散して他面側へ出射してしまうことを抑えることが可能な意匠板を製造することができる。
また、本発明の表示装置によれば、上記意匠板を備えることで、所望の像をぼやけることなく明確に表示させることができる。
(第1の実施形態)
図1から図12は、この発明に係る実施形態を示している。図1に示すように、この実施形態の表示装置1は、時計の表示部、自動車の速度表示部、携帯電話のディスプレイなどに使用されるもので、照明光を照射する光源2と、光源2から照射された照明光Lの一部を制限する制限手段である遮蔽板3と、遮蔽板3で制限されなかった照明光Lが照射される意匠板10とを備える。光源2としては、拡散光を発する点光源、線光源、あるいは、多数のLEDなどで構成される面光源など、その目的に応じて様々なものを使用することが可能である。また、遮蔽板3は、略板状の部材で、表示する像と対応する形状で切り抜かれた開口3aを有している。なお、制限手段としては、遮断板3に限らず、例えば、バックライトとなる光源によって映像を映し出す液晶ディスプレイとしても良い。
図2及び図3に示すように、意匠板10は、厚さ方向に一面10a側から他面10b側へ貫通する多数の貫通孔11が形成された略板状の本体部材12によって構成されており、本体部材12は、略薄板状の積層板14が複数積層されて構成されている。図4に示すように、貫通孔11の径Dは、使用目的等に応じて適時変更可能であるが、使用者に貫通孔11の存在を気付かせないようにしつつ、照明光Lを好適に透光させるためには1μm以上200μm以下であることが好ましい。また、複数の貫通孔11の互いの間隔Wも同様に、使用目的に応じて適時変更可能であるが、1μm以上10mm以下程度であることが好ましく、特に、使用者に貫通孔11の存在を気付かせないようにして照明光Lを透光させるためには200μm以下であることが好ましい。
また、複数の積層板14は、本実施形態ではニッケルで形成された第一の積層板15と、銅で形成された第二の積層板16と、二種類の異なる材質で形成された二つの積層板14を交互に積層して構成されている。なお、積層板14を形成する材質としては、後述するようにニッケル及び銅に限るものでは無い。但し、一面10a側及び他面10b側に露出する第一の積層板15を形成する材質の方が、後述する光規制部形成工程におけるエッチングにおいてエッチングスピードが低い材質であることが好ましい。また、各積層板14の厚さT15、T16としては、それぞれ数十μmから数百μm程度であり、積層後の全体の厚さT1として数十μmから数mm程度となっている。なお、第一の積層板15と第二の積層板16との厚さT15、T16は、同じとしても異なるものとしても良く、層毎に様々変化するものとしても良い。
ここで、第一の積層板15と第二の積層板16とには、互いに異なる径を有する穴15a、16aがそれぞれ多数形成されている。そして、図4に示すように、この穴15a、16aが互いに連通することで貫通孔11を形成するとともに、穴15a、16aの径の違いにより、第一の積層板15と第二の積層板16との間には段差17が形成されている。段差17の大きさΔDとしては、適宜設定可能であるが、照明光Lを一面10a側へ効果的に反射させつつ、軸方向に略平行な照明光Lを通過させるために、1μm以上100μm以下であることが好ましい。また、段差17間の壁面18は、粗面処理が施されている。そして、段差17及び粗面処理が施された壁面18は、後述するように、一面10a側から貫通孔11に入射して側壁11aに照射される照明光Lが他面10b側へ出射するのを規制する光規制部20を構成している。
次に、この実施形態の意匠板10の製造方法について図5から図11に基づいて説明する。図5に示すように、まず、準備工程として、意匠板10を製造するための基板21を準備する。基板21としては、ステンレスなどの金属板や、シリコンや石英などの半導体や絶縁体で形成された板上に、金属膜を形成して導電性を付与したものが選択される。次に、本体形成工程として、貫通孔11を有する略板状の本体部材12を形成する。すなわち、図6に示すように、基板21上にフォトレジスト22を堆積させる。フォトレジスト22の厚さとしては、最終的な本体部材12の厚さ以上となるようにする。なお、フォトレジスト22としては、ポジ型またはネガ型のいずれでも良い。例えば、ネガ型を使用した場合には、図7及び図8に示すように、マスクによって貫通孔11を形成しない位置に露光を行い、これにより貫通孔11を形成する位置にのみフォトレジスト22を形成する。ここで、図8は、図7に示す範囲Bの詳細図であり、図9から図11は、以降の工程における範囲Bでの詳細断面図を示している。
そして、該フォトレジスト22を電鋳型として、第一の積層板15及び第二の積層板16となる金属材料を積層していく。すなわち、図9に示すように、まず、最も一面10a側に位置する第一の積層板15となるニッケルを電鋳法により所定の厚さとなるまで析出させていく。次に、第二の積層板16となる銅を電鋳法により既に形成されている第一の積層板15上に所定の厚さとなるまで析出させていく。これを繰り返すことで、第一の積層板15と第二の積層板16とを所定の層数、フォトレジスト22パターンに応じて各積層板14の穴が連通して貫通孔11を形成するようにして積層させることができる。そして、全ての積層板14の積層が完了したら、図10に示すように、フォトレジスト22を除去して本体部材12を基板21から取り外す。
次に、光規制部形成工程として、本体部材12において貫通孔11の側壁11aに光規制部20を形成する。すなわち、第一の積層板15を形成する材料または第二の積層板16を形成する材料とでエッチングスピードが異なるエッチャントを用いてエッチングを行う。一面10a及び他面10bに露出する第一の積層板15を形成する材料について、第一の積層板15の間に介装された第二の積層板16を形成する材料よりエッチングスピードが低いエッチャントを用いる方が、一面10a及び他面10bのエッチングによる影響が小さい点で好ましい。すなわち、本実施形態では、第一の積層板15がニッケルで形成され、第二の積層板16が銅で形成されていることから、エッチャントとして例えば過硫酸アンモニウム水溶液とアンモニア水の混合物が選択される。これにより、図11に示すように、第二の積層板16において、露出する穴16aの内面が顕著にエッチングされることとなり、当該穴16aの外径が大きくなる。このため、貫通孔11をともに構成する第一の積層板15の穴15aの径に対して第二の積層板16の穴16aの径の方が大きくなり、これにより各積層板14間に光規制部20として段差17が形成されることとなる。また、各段差17間、すなわち各積層板14の穴の壁面18は、エッチングにより粗面となり、光規制部20として照射される照明光Lを拡散反射させることが可能となる。
以上のようにして製造された図2及び図3に示すような意匠板10においては、図12に示すように、光源2からの照明光Lが一面10a側から貫通孔11に入射されると、その内、貫通孔11の軸方向と略平行な一部は、貫通孔11の側壁11aに反射することなく他面10b側へ出射されることとなる。一方、入射した照明光Lの内、貫通孔11の軸方向に対して傾斜した方向性を有するものは、貫通孔11の側壁11aに照射されることとなる。ここで、当該照明光Lは、側壁11aの光規制部20において、段差17に照射されることで、段差17の形状に応じて一面10a側に反射することとなり、これにより反射して他面10b側へ照射されることを制限することができる。このため、貫通孔11から他面10b側へ出射される照明光Lの内、貫通孔11の軸方向に対して傾斜した方向性を有する拡散成分を除去することができ、これにより照明光Lが拡散して他面10b側へ出射してしまうことを抑えることができる。また、段差17間において照射された照明光Lにあっては粗面に形成された壁面18によって拡散させることで、照明光Lが他面10b側へ出射することをさらに防止することができる。このため、図1に示すように、光源2から照明光Lを発し、遮蔽板3によって遮蔽し、所望の範囲のみを意匠板10に照射すれば、意匠板10によって拡散を抑えて透光させることができ、これにより遮蔽板3によって遮蔽されなかった所望の範囲と対応する像を明確に表示することができる。
また、本実施形態の製造方法では、本体形成工程において、少なくとも二種類以上の異なる材質の複数の積層板14を厚さ方向に積層することで本体部材12を形成し、光規制部形成工程において、貫通孔11の側壁11aにエッチング処理を施すことで、積層板14の材質の違いに基づくエッチングスピードの差異により、穴の径を変化させることができ、これにより各積層板14間に容易かつ確実に光規制部20を構成する段差17及び粗面となる壁面18を形成することができる。
なお、上記においては、第一の積層板15をニッケルとし、第二の積層板16を銅としたが、これに限るものでは無く、例えば、ニッケル化合物、金、クロム、銅などの金属材料からそれぞれ選択し、また、それぞれ選択した金属材料に対してエッチングスピードが異なるエッチャントを選択すれば良い。また、上記においては、第一の積層板15と第二の積層板16を交互に積層させるものとしたが、これに限るものでは無く、第一の積層板15、第二の積層板16及び第三の積層板14と、三種類以上の異なる材質の積層板14を厚さ方向に積層させるものとしても良い。この場合には各積層板14を形成する材料のエッチングスピードの差異により少なくとも二種類以上の大きさの段差17を形成することができる。このため、様々な角度で貫通孔11に入射され、側壁11aに照射される照明光Lに対して、他面10b側に出射して拡散してしまうことを防ぐことができる。また、このような場合において、図13に示すように、各積層板14が厚さT14a、T14b、T14cのようにそれぞれ異なる厚さとなるように設定しても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図14から図17は、本発明の第2の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図14に示すように、この実施形態の意匠板30は、基本的な構造は第1の実施形態の意匠板30と同様であるが、他面30bに凹凸模様31が形成されている点で異なっている。このような凹凸模様31としては、具体的には、例えば、放射状に形成されたものなどが挙げられる。そして、このような凹凸模様31を金属材料で形成された意匠板30の他面30bに形成することにより当該凹凸模様31が形成されている他面30bについて高級感を与えることができる。
このような意匠板30では、図15に示すように、まず準備工程において、第1の凹凸形成工程として、準備した基板32の表面に意匠板30に形成する所望の凹凸模様31を反転させた凹凸模様32aを形成しておく。そして、図16及び図17に示すように、基板32の表面上において、上記同様の本体形成工程及び光規制部形成工程を実施することで、他面30bに所望の凹凸模様31を形成することができる。
なお、上記においては、意匠板30において他面30bに形成するものとしたが、一面30aに形成するものとしても良く、あるいは、図18に示すように、両面30a、30bに形成するものとしても良い。両面30a、30bに凹凸模様31を形成する場合、上記のように準備工程において第一の凹凸形成工程として、基板32表面に凹凸模様31を形成した後に、本体形成工程を行うことで一面30aまたは他面30bの一方に凹凸模様31を形成することができ、また、他方には本体形成工程後に、第二の凹凸形成工程として機械加工によって凹凸模様33を形成すれば良い。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図19は、本発明の第3の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図19に示すように、この実施形態の意匠板40は、基本的な構造は第1の実施形態の意匠板40と同様であるが、一面40a(不図示)、他面40b、及び、貫通孔11の側壁11aに耐酸化材で形成されたえコーティング41が施されている点で異なっている。具体的には、耐酸化材としては、ロジウムや銀などが挙げられ、光規制部形成工程後に、例えばメッキ処理を施すことによって全体的にコーティングを行うことができる。
このような意匠板40においては、コーティング41により酸化による本体部材12の損傷を抑えることができる。また、ロジウムや銀などの材料でコーティング41されていることで、コーティング41自体が光沢を有するものとすることができる。このため、外部に露出する一面40a及び他面40bにおいては、光沢を与えて高級感を付与することができる。なお、上記においては、一面40a、他面40b、貫通孔11の側壁11aの全てにコーティングするものとしたが、これに限るものでは無く、いずれか一つを選択してコーティングするものとしても良い。
例えば、光規制部形成工程実施後に、図20に示すように、貫通孔11の側壁11a及び一面40aにレジスト膜50を成膜する。その後ロジウムや銀などの材料でコーティング41を行うことで、表示装置の一構成として外部に露出する他面40bのみ選択的に光沢を与えるとともに、貫通孔11の側壁11aにおいては、コーティングを行わず、光規制部20による機能を効果的に発揮させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記各実施形態においては、貫通孔11の側壁11aには、光規制部20として段差17及び粗面に形成された壁面18を有し、具体的にはエッチングにより段差17及び壁面18を形成するものとしたがこれに限るものでは無く、例えば、照射された照明光を散乱させることが可能な膜を貫通孔11の側壁11aに形成するものとしても良い。具体的には、例えば、蒸着などの手法により貫通孔11の側壁11aにアルミニウム膜を形成した後に、アルマイト処理を行うことで、側壁11aを粗面に形成された壁面とすることができ、照射された照明光を散乱させ、反射して他面側へ出射されてしまう照明光を低減させることができ、同様の効果を奏する。
この発明の第1の実施形態の表示装置の概略を示す全体図である。 この発明の第1の実施形態の意匠板を示す斜視図である。 この発明の第1の実施形態の意匠板を示す断面図である。 図3の範囲Aにおける詳細を示す断面図である。 この発明の第1の実施形態の意匠板の製造工程において、準備工程の説明図である。 この発明の第1の実施形態の意匠板の製造工程において、本体形成工程でフォトレジストを堆積させる際の説明図である。 この発明の第1の実施形態の意匠板の製造工程において、本体形成工程でフォトレジストを露光した際の説明図である。 図7の範囲Bにおける詳細を示す断面図である。 この発明の第1の実施形態の意匠板の製造工程において、本体形成工程で電鋳を行っている際の説明図である。 この発明の第1の実施形態の意匠板の製造工程において、本体形成工程で基板及びフォトレジストを除去する際の説明図である。 この発明の第1の実施形態の意匠板の製造工程において、光規制部形成工程の説明図である。 この発明の第1の実施形態の意匠板において、照明光を透光させた状態を示す説明図である。 この発明の第1の実施形態の変形例の意匠板の詳細を示す断面図である。 この発明の第2の実施形態の意匠板を示す断面図である。 この発明の第2の実施形態の意匠板の製造工程において、準備工程及び本体形成工程の説明図である。 この発明の第2の実施形態の意匠板の製造工程において、本体形成工程の説明図である。 この発明の第2の実施形態の意匠板の製造工程において、本体形成工程の説明図である。 この発明の第2の実施形態の変形例の意匠板を示す断面図である。 この発明の第3の実施形態の意匠板の詳細を示す断面図である。 この発明の第3の実施形態の変形例の意匠板の製造工程の説明図である。
符号の説明
1 表示装置
2 光源
3 遮蔽板(制限手段)
10、30、40 意匠板
11 貫通孔
11a 側壁
12 本体部材
14 積層板
17 段差
18 壁面
20 光規制部
31、33 凹凸模様
41 コーティング
L 照明光

Claims (15)

  1. 複数の積層板が厚さ方向に積層された略板状の本体部材に、厚さ方向に連通する多数の貫通孔が形成され、一面側から照明光を照射することで該貫通孔を通して他面側に透光させる意匠板であって、
    前記貫通孔の側壁は、照射される前記照明光の少なくとも一部について反射して前記他面側へ出射されることを規制する光規制部を備え、
    前記光規制部は、厚さ方向に複数形成された段差を有し、
    前記積層板のそれぞれに形成された多数の穴が連通することによって前記貫通孔が形成されており、各前記積層板で前記穴の径が変化することで前記段差が形成されていることを特徴とする意匠板。
  2. 請求項1に記載の意匠板において、
    少なくとも二種類以上の異なる材質の前記積層板が厚さ方向に積層して構成されていることを特徴とする意匠板。
  3. 請求項1又は2に記載の意匠板において、
    複数の前記段差は、略等しい大きさに設定されていることを特徴とする意匠板。
  4. 請求項1又は2に記載の意匠板において、
    複数の前記段差は、少なくとも二種類以上の異なる大きさとなるように設定されていることを特徴とする意匠板。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の意匠板において、
    前記光規制部は、複数の前記段差間に設けられ、照射された前記照明光を散乱させるよう粗面に形成された壁面を有することを特徴とする意匠板。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の意匠板において、
    前記一面、前記他面、または、前記貫通孔の前記側壁の少なくとも一つには酸化防止材からなるコーティングが施されていることを特徴とする意匠板。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の意匠板において、
    前記一面または前記他面の少なくとも一方には、凹凸が形成されていることを特徴とする意匠板。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の意匠板において、
    前記一面または前記他面の少なくとも一方には、光沢を有するコーティングが施されていることを特徴とする意匠板。
  9. 厚さ方向に連通する多数の貫通孔が形成され、一面側から照明光を照射することで該貫通孔を通して他面側に透光させる意匠板の製造方法であって、
    前記貫通孔が形成された略板状の本体部材を形成する本体形成工程と、
    該本体形成工程で形成された前記本体部材の前記貫通孔の側壁に、照射される照明光の少なくとも一部が反射して前記他面側へ出射するのを規制する光規制部を形成する光規制部形成工程と、を備え、
    前記本体形成工程は、少なくとも二種類以上の異なる材質の複数の積層板を厚さ方向に積層することによって前記本体部材を形成し、
    前記光規制部形成工程は、前記貫通孔の前記側壁にエッチング処理を施すことで各前記積層板間に段差を形成することによって行われることを特徴とする意匠板の製造方法。
  10. 請求項9に記載の意匠板の製造方法において、
    前記本体形成工程は、二種類の異なる材質の複数の積層板を厚さ方向に交互に積層することを特徴とする意匠板の製造方法。
  11. 請求項9に記載の意匠板の製造方法において、
    前記本体形成工程は、三種類以上の異なる材質の前記積層板を厚さ方向に積層することによって前記本体部材を形成していることを特徴とする意匠板の製造方法。
  12. 請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の意匠板の製造方法において、
    前記一面、前記他面、または、前記貫通孔の前記側壁の少なくとも一つに酸化防止材からなるコーティングを行う酸化防止膜形成工程を備えることを特徴とする意匠板の製造方法。
  13. 請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の意匠板の製造方法において、
    前記一面、または、前記他面の少なくとも一方に凹凸を形成する凹凸形成工程を備えることを特徴とする意匠板の製造方法。
  14. 請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の意匠板の製造方法において、
    前記一面、または、前記他面の少なくとも一方に光沢を有するコーティングを行う光沢膜形成工程を備えることを特徴とする意匠板の製造方法。
  15. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の意匠板と、
    前記一面側から該意匠板に向かって前記照明光を照射する光源と、
    該光源と前記意匠板との間に設けられ、前記光源から照射される前記照明光を制限して、所望の範囲のみ前記意匠板に照射させる制限手段と、を備えることを特徴とする表示装置。
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