JP5105185B2 - 文書管理装置、文書処理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、文書管理装置、文書処理システム及びプログラムに関する。
文書を取り扱うワークフローとして、例えば、各種の申請書等の承認を行なうワークフロー(以下、「承認フロー」とも記す)がある。ワークフローは「業務の流れ」を意味する用語である。ワークフローを自動化するシステムは、ワークフローシステムと呼ばれる。承認フローではワークフローシステム上は電子文書が流れるが、実際の承認行為は、紙文書への押印という、承認者による人為的な作業を伴う。このため、ワークフローシステムにおいては、システムや承認者が取り扱う文書の形態として、電子文書と紙文書が混在することになる。電子文書とは、文書画像が画像の読み取り(スキャン)によって電子化された形態の文書をいう。紙文書とは、文書画像が用紙に印刷出力(プリント)された形態の文書をいう。
上記のようなワークフローシステムでは、業務の流れのなかで、処理の対象となる文書(以下、「処理対象文書」とも記す)の形態が、電子文書から紙文書に切り替わったり、紙文書から電子文書に切り替わったりする。そうした場合、処理対象文書の形態が電子文書であるか紙文書であるかに関わらず、処理対象文書の唯一性(オリジナル性)を保証することが必要となる。「処理対象文書の唯一性を保証する」とは、ある一つの文書をワークフローで処理する場合に、処理の対象としてよい文書が、電子文書と紙文書を含めて、ただ一つしか存在しないことを保証する、ということである。
電子文書と紙文書が混在する文書管理システムに関して、例えば特許文献1には、電子文書を紙文書として印刷出力する場合に、当該紙文書にID(IDの語義は識別子)情報を印刷しておき、当該紙文書の文書画像をスキャンしたときに、当該文書画像に含まれるID情報を読み取り、このID情報を用いて、紙文書と元の電子文書の整合をとる技術が開示されている。
特開2004−265140号公報
上記特許文献1に開示された技術では、電子文書を紙文書として印刷出力することにより、処理対象文書の形態を電子文書から紙文書に切り替えることができるものの、ID情報付きで印刷出力された紙文書を複写した場合に、同じID情報をもつ紙文書が複数存在した状況となる。このため、紙文書への印刷出力によって、処理対象文書の形態を電子文書から紙文書に切り替えた場合に、その紙文書を複写した段階で、処理対象文書の唯一性を保証できなくなる。
本発明は、処理の対象となる文書の形態が、電子文書から紙文書に切り替わる場合や、紙文書から電子文書に変わる場合に、いずれの文書形態であっても、処理対象文書の唯一性を保証することができる仕組みを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、一つの文書に関して、当該文書の形態を、文書画像の印刷によって電子文書から紙文書に切り替える場合と、文書画像の読み取りによって紙文書から電子文書に切り替える場合とを含む所定の業務の流れにおいて、前記文書画像の印刷によって生成される紙文書と、前記文書画像の読み取りによって生成される電子文書に、それぞれ固有の文書IDを付与する手段と、前記所定の業務で新規に作成された一つの文書に付与された文書IDを処理対象文書IDに設定する手段と、前記処理対象文書IDに設定された文書IDと同一の文書IDが付与された文書の形態を、前記所定の業務の流れの中で、電子文書から紙文書に、又は紙文書から電子文書に切り替える場合に、当該切り替え後の文書に付与される文書IDに合わせて前記処理対象文書IDの設定を更新する手段とを備える文書管理装置に係るものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の文書管理装置において、前記処理対象文書IDに設定された文書IDと異なる文書IDが付与された電子文書の印刷を許可する手段を備えることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の文書管理装置において、前記処理対象文書IDに設定された文書IDと異なる文書IDが付与された紙文書が、処理対象文書として電子化されることを禁止する手段を備えることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3記載の文書管理装置において、前記文書IDを付与する手段は、前記処理対象文書ID又は非処理対象文書IDに設定された文書IDと同一の文書IDが付与された文書を用いて、電子文書又は紙文書の形態で一つの文書が生成されるたびに、当該文書に対して新規に固有の文書IDを付与することを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の文書管理装置において、前記文書IDを付与する手段は、前記新規に作成された一つの文書に対して、当該文書から派生するすべての文書に統一的に適用される統一文書IDを設定するとともに、当該統一文書IDを含む固有の文書IDを個々の文書に付与することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、紙文書を生成する第1の文書生成装置と、電子文書を生成する第2の文書生成装置と、前記第1の文書生成装置で生成された紙文書と前記第2の文書生成装置で生成された電子文書を管理する文書管理装置とを有し、前記文書管理装置は、一つの文書に関して、当該文書の形態を、前記第1の文書生成装置を用いた文書画像の印刷によって電子文書から紙文書に切り替える場合と、前記第2の文書生成装置を用いた文書画像の読み取りによって紙文書から電子文書に切り替える場合とを含む所定の業務の流れにおいて、前記文書画像の印刷によって生成される紙文書と、前記文書画像の読み取りによって生成される電子文書に、それぞれ固有の文書IDを付与する手段と、前記所定の業務で新規に作成された一つの文書に付与された文書IDを処理対象文書IDに設定する手段と、前記処理対象文書IDに設定された文書IDと同一の文書IDが付与された文書の形態を、前記所定の業務の流れの中で、電子文書から紙文書に、又は紙文書から電子文書に切り替える場合に、当該切り替え後の文書に付与される文書IDに合わせて前記処理対象文書IDの設定を更新する手段とを備えることを特徴とする文書処理システムに係るものである。
請求項7に記載の発明は、コンピュータを、一つの文書に関して、当該文書の形態を、文書画像の印刷によって電子文書から紙文書に切り替える場合と、文書画像の読み取りによって紙文書から電子文書に切り替える場合とを含む所定の業務の流れにおいて、前記文書画像の印刷によって生成される紙文書と、前記文書画像の読み取りによって生成される電子文書に、それぞれ固有の文書IDを付与する手段と、前記所定の業務で新規に作成された一つの文書に付与された文書IDを処理対象文書IDに設定する手段と、前記処理対象文書IDに設定された文書IDと同一の文書IDが付与された文書の形態を、前記所定の業務の流れの中で、電子文書から紙文書に、又は紙文書から電子文書に切り替える場合に、当該切り替え後の文書に付与される文書IDに合わせて前記処理対象文書IDの設定を更新する手段として機能させるためのプログラムに係るものである。
請求項1、6、7に記載の発明によれば、処理の対象となる文書の形態が、電子文書から紙文書に切り替わる場合や、紙文書から電子文書に変わる場合に、いずれの文書形態であっても、処理対象文書の唯一性を保証することができる。
請求項2に記載の発明によれば、所定の業務で処理に対象になっていない電子文書を紙文書として印刷し、利用することができる。このため、文書を利用する際の利便性が向上する。
請求項3に記載の発明によれば、所定の業務で処理の対象になっていない紙文書が処理対象文書として電子化されることを防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、所定の業務で処理の対象となっている文書や処理の対象になっていない文書を用いて生成された文書の数(文書の利用回数や利用頻度など)を、文書IDを生成した数で把握することができる。
請求項5に記載の発明によれば、個々の文書に付与された文書IDに含まれる統一文書IDを抽出することにより、各々の文書が属する文書グループを特定することができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明の技術的範囲は以下に記述する実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
図1は本発明の実施の形態に係る文書処理システムの構成を示す図である。図示した文書処理システム1は、文書管理装置2と、文書蓄積装置3と、文書操作装置4と、文書画像入出力装置5と、文書作成装置6とを備えた構成となっている。各々の装置2〜6は、ネットワーク7を介して相互に通信可能に接続されている。
文書管理装置2は、文書画像入出力装置5で生成される文書や、文書作成装置6で作成される文書を管理するものである。文書蓄積装置3は、電子文書の蓄積に用いられるものである。文書操作装置4は、文書管理装置2に対して、文書の操作に係る各種の問い合わせを行なうとともに、この問い合わせに対する文書管理装置2からの応答を受けて、文書の操作を行なうものである。
文書画像入出力装置5は、文書画像を入力する機能と、文書画像を出力する機能を併せ持つものである。文書画像を入力する機能は、紙文書に記録された文書画像を光学的に読み取って電子情報に変換するスキャナ機能によって実現されるものである。文書画像を出力する機能は、電子化された文書画像を可視画像として用紙に印刷するプリンタ機能によって実現されるものである。このため、文書画像入出力装置5は、本文書処理システムにおいて、紙文書を生成する第1の文書生成装置と、電子文書を生成する第2の文書生成装置を兼ねるものとなる。文書画像入出力装置5は、例えば複写機、複合機などを用いて構成される。複合機とは、少なくとも複写機能とそれ以外の機能(例えば、ファクシミリ機能)を併せ持つものである。
文書作成装置6は、文書処理システム1で取り扱う文書を作成するものである。文書作成装置6による文書の作成は、例えば、文書蓄積装置3に蓄積された、雛形となる電子文書を読み出し、その電子文書に電子的な操作(例えば、キー入力操作など)によって必要事項を入力することにより行なわれる。雛形となる電子文書には、定型の文書内容の他に、個別の記入が必要となる空欄が設けられている。必要事項の入力操作は、この空欄を埋めるかたちで文書作成者(文書作成装置6の操作者)により行なわれる。
本発明に係る文書処理システム1は、種々の業務の流れの中で文書を管理するシステムとして適用されるものであるが、ここでは一例として、申請書の承認を行なう業務の流れの中で文書を管理するシステムに適用した場合について説明する。まず、申請書の承認を行なう業務の流れの中では、ある一つの文書に関して、当該文書の形態を、文書画像の印刷によって電子文書から紙文書に切り替える場合と、文書画像の読み取りによって紙文書から電子文書に切り替える場合とを含むものとなる。そのような場合に、本発明に係る文書処理システム1は、以下のような処理によって文書の管理を行なう。
(電子文書の新規作成操作に係る処理)
まず、本システムで取り扱う文書が申請書である場合、実際に何らかの許可を願い出たり希望を要求したりする目的で、申請を行なう申請者は、申請書の元になる電子文書を文書作成装置6で作成する。文書作成装置6で作成された電子文書は、文書画像入出力装置5で紙文書として印刷出力される。文書画像入出力装置5での印刷出力によって生成された紙文書の申請書には、申請者によって押印が行なわれる。その後、申請者は、押印付きの紙文書を原稿として文書画像入出力装置5にセットして、当該文書画像入出力装置5の操作部に設けられたスタートボタンを押下することにより、文書画像の読み取りを指示する。これにより、文書画像入出力装置5においては、申請者の押印を含む電子文書が生成される。
次いで、申請者は、文書画像入出力装置5で生成される電子文書を文書操作装置4にアップロードする操作を行なう。文書操作装置4に対する電子文書のアップロードは、文書画像入出力装置5で生成された電子文書を直接、文書操作装置4に転送する方式で行なってもよいし、文書画像入出力装置5で生成された電子文書を、文書作成装置6を経由して、文書操作装置4に転送する方式で行なってもよい。電子文書(申請書)のアップロード操作を受け付けた文書操作装置4は、この電子文書の申請書に関して文書の管理を依頼すべく、文書管理装置2に対して、電子文書の新規作成の問い合わせを行なう。そうした場合、文書管理装置2は、電子文書の新規作成に際して、図2に示すような処理を実行する。
まず、文書管理装置2は、文書操作装置4から電子文書の新規作成の問い合わせがあったかどうかを確認する(ステップS1)。そして、新規作成の問い合わせがあった場合は、その段階で固有の統一文書IDの値を採番し、その値を、当該統一文書IDと一対一の関係でエントリーされる文書管理表に登録(セット)する(ステップS2)。統一文書IDとは、新規に作成される文書(以下、「原文書」とも記す)と、当該文書から派生するすべての文書に統一的に適用される文書IDである。統一文書IDの値は、新規に作成される一つの文書に対して、新規に一つずつ採番されて設定される。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS2で採番した統一文書IDの値を含む処理対象文書IDの値を採番した後(ステップS3)、当該採番した処理対象文書IDの値を、新規作成の問い合わせに対する応答として、文書操作装置4に返信する(ステップS4)。ここで採番される処理対象文書IDの値は、新規に作成される文書に付与される固有の文書IDとなる。これにより、文書管理装置2は、文書操作装置4から電子文書の新規作成の問い合わせを受けるたびに、承認業務で新規に作成される文書に対して、固有の文書IDを付与することになる。これ以後、文書管理装置2は、承認業務で新規に作成される、ある一つの文書(原文書)から派生するすべての文書(紙文書、電子文書)に対して、原文書と共通の統一文書IDを含む固有の文書IDを、個々の文書IDと一対一の関係で付与する(詳細は後述)。文書管理装置2における文書IDの付与は、自装置への新規作成の問い合わせだけでなく、後述する印刷操作、複写操作、電子化操作等の問い合わせに際しても、それぞれ新規に採番した文書IDの値を、各々の問い合わせへの応答として、問い合わせ元の装置に返信することにより行なわれる。
統一文書IDの値は、本システム内でその文書が属する文書グループを一意に特定できる固有の値であればよい。統一文書IDとして取り得る値は、例えば数字やGUID(Global Unique Identifier)などが一例として挙げられる。ここでは、統一文書IDが「123」で採番されたものと仮定する。統一文書IDとは、概念としての文書のIDをいう。統一文書IDは、実在する文書の種類や個数に依存せず、これらすべてに適用されるIDである。文書管理表は、文書管理装置2で管理する文書に関連する文書情報が登録される表である。文書管理表は、文書管理装置2で管理する文書と一対一の関係で作成してもよいし、一つの文書管理表ですべての文書をまとめて管理してもよい。本発明の実施の形態においては、一例として、管理の対象となる一つの文書(原文書)ごとに一つの文書管理表が作成されるものとする。
文書管理表に登録される文書情報としては、図3に示すように、前述した統一文書IDや処理対象文書IDの他に、非処理対象文書ID、処理対象文書の形態などがある。処理対象文書IDとは、承認業務の流れの中でその時点で、処理の対象となっている文書(処理対象文書)に割り当てられているIDをいう。このため、処理の対象になっている文書に付与されている文書IDは、処理対象文書IDに該当するものとなる。処理対象文書IDは、処理対象文書を識別(一意に特定)するために用いられる。処理対象文書IDは、前述したように統一文書IDを含む固有の文書IDとなる。例えば、処理対象文書IDの値は、前述した統一文書IDの値に、所定の識別値を付加したものが適用される。したがって、ある一つの文書に対して、採番により付与された統一文書IDの値が「123」であると仮定すると、処理対象文書IDの値には、例えばハイフン付きの付番によって「123−1」が適用される。
処理対象文書の形態とは、承認業務の流れの中でその時点で、処理の対象となっている文書の形態をいう。文書の形態には、大きく分けて、「電子文書」と「紙文書」がある。また、その他の形態として、「削除済み」がある。非処理対象文書IDとは、承認業務の流れの中でその時点で、処理の対象になっていない文書に割り当てられているIDをいう。このため、処理の対象になっていない文書に付与されている文書IDは、いずれも非処理対象文書IDとして管理されるものとなる。非処理対象文書IDは、非処理対象文書を識別するために用いられる。非処理対象文書IDは、前述した処理対象文書IDと同様に、統一文書IDを含む固有の文書IDとなる。例えば、非処理対象文書IDの値は、前述した統一文書IDの値に、所定の識別値(例えばハイフン付きの付番)を付加したものが適用される。
文書管理表には、前述した4つの文書情報に加えて、例えば処理対象文書名を登録してもよい。処理対象文書名とは、概念としての文書の名称をいう。処理対象文書名は、実在する文書の形態や種類や個数に依存せず、これらすべてに適用される名称である。処理対象文書名と統一文書IDは、一対一の関係で文書管理表に登録される。
また、文書管理表に登録される他の文書情報として、例えば、複製文書の数、紙文書の存在期間・存在期限、処理対象文書が電子文書となる条件、各々の処理の履歴などを含めるようにしてもよい。その中で、紙文書の存在期間・存在期限に関しては、例えば、紙文書を印刷出力した段階から存在期間のカウントを開始し、その紙文書が廃棄されないまま存在期限を越えた段階で、状態不整合が発生したと判断し、しかるべき処理、例えば、その紙文書を用いた操作の問い合わせに対して警告し、操作指示を受け付けないような制御形態を採用してもよい。また、状態不整合が発生した場合は、状態不整合として判断された文書の文書情報に関して、ワークフローシステムのシステム管理者による状態の修正変更が可能な構成としてもよい。
その後、文書管理装置2は、文書操作装置4から電子文書の新規作成に係る操作が終了した旨の通知があったかどうかを確認する(ステップS5)。この操作終了の通知は、次のような処理によって行なわれる。すなわち、文書操作装置4は、文書管理装置2から処理対象文書IDの応答を受けると、この処理対象文書IDと同じ文書IDを新規作成の電子文書の申請書に割り当てた後、電子文書の新規作成操作が終了した旨を文書管理装置2に通知する。電子文書に対する文書IDの割り当て(電子文書と文書IDの関連付け)は、例えば、電子文書の属性情報の一つとして、文書IDを登録することにより行なわれる。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS3で採番した処理対象文書IDの値を、上記ステップS2で文書管理表に登録した統一文書IDに対応付けて、当該文書管理表に登録(セット)する(ステップS6)。文書管理装置2における処理対象文書IDの設定は、承認業務で新規に文書が作成されるたび(文書操作装置4から新規作成の問い合わせを受けるたび)に行なわれる。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS6で処理対象文書IDの値を登録した文書管理表に含まれる文書情報の中で、処理対象文書の形態を「電子文書」に設定(セット)する(ステップS7)。この段階では、一つの統一文書IDに対応する文書管理表の中で、処理対象文書ID、処理対象文書の形態がそれぞれ登録されるが、処理対象文書のみが存在しているので、非処理対象文書IDの値は、初期化されたままの状態(空欄の状態)、すなわち該当する文書IDが無しの状態となる。
(電子文書の印刷操作に係る処理)
新規に作成された電子文書の申請書の承認業務が開始されると、承認者による承認作業が発生する。承認作業は、例えば、紙文書として出力された処理対象文書に必要事項を手書き等で記入し、押印することで行なう。このため、承認作業を実行するにあたって、承認者は、電子文書の申請書を用紙に印刷する必要がある。電子文書を印刷するための操作は文書操作装置4で行なわれる。文書操作装置4は、承認者から電子文書の印刷操作を受け付けると、この電子文書に関して、文書管理表に登録されている文書情報に基づく処理を実行すべく、文書管理装置2に電子文書の印刷操作を問い合わせる。印刷操作の問い合わせでは、承認者による印刷操作で指定された電子文書に付与されている文書IDを文書管理装置2に通知する。そうした場合、文書管理装置2は、電子文書の印刷に際して、図4に示すような処理を実行する。
まず、文書管理装置2は、文書操作装置4から電子文書の印刷操作の問い合わせがあったかどうかを確認する(ステップS11)。そして、印刷操作の問い合わせがあった場合は、印刷操作の問い合わせに際して文書操作装置4から通知された文書IDを、文書管理装置2が管理している統一文書IDと照合する(ステップS12)。文書IDの照合は、文書操作装置4から通知された文書IDの値(例えば、「123−1」)から、そこに含まれる統一文書IDの値(例えば、「123」)を抽出し、当該抽出した文書IDの値と同じ値をもつ統一文書IDが、その段階で文書管理装置2が管理している文書管理表に登録されているかどうかを確認することで行なう。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS12の照合結果に基づいて、文書管理に使用している文書管理表の中に、該当する文書情報(統一文書IDが一致する文書情報)でエントリーされているものが存在するかどうかを判断する(ステップS13)。該当する文書情報でエントリーされているものが無い場合は、例外処理として、例えば、印刷操作の問い合わせがあった文書は管理の対象になっていない旨をメッセージ送信等で文書操作装置4に通知する処理を行なう(ステップS24)。
該当する文書情報でエントリーされているものが有る場合は、文書操作装置4から通知された文書IDに含まれる統一文書IDが登録されている文書管理表の中で、当該文書管理表に登録されている処理対象文書IDと非処理対象文書IDを照合相手として、文書操作装置4から通知された文書IDの照合を行なう(ステップS14)。
次に、上記ステップS14の照合結果に基づいて、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書ID又は非処理対象文書IDに一致するかどうかを判断する(ステップS15)。ここで不一致であれば、例外処理に移行する。この場合の例外処理としては、例えば、印刷操作の問い合わせがあった文書は管理の対象になっているが、不正な文書IDが付加されており操作を継続できないため、管理者による指示を仰ぐ旨をメッセージ送信等で文書操作装置4に通知し印刷操作をキャンセルさせる処理を行なう(ステップS24)。
また、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書ID又は非処理対象文書IDに一致した場合は、当該文書管理表に登録されている統一文書IDを含む、新規の文書IDの値を採番する(ステップS16)。例えば、文書管理表に登録されている統一文書IDの値が「123」で、処理対象文書IDの値が「123−1」で、非処理対象文書IDの値が「なし」となっていた場合は、統一文書IDの値を含むハイフン付きの付番として「123−2」という値を新規に採番する。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS16で採番した文書IDの値を、印刷操作の問い合わせに対する応答として、文書操作装置4に返信する(ステップS17)。ここでの応答は、処理対象文書IDに設定された文書IDと異なる文書IDが付与された電子文書の印刷を許可する意味をもつ。その理由は、文書管理装置2は、印刷操作の問い合わせで文書操作装置4から通知された文書IDが、処理対象文書ID又は非処理対象文書IDとして文書管理表に登録されている場合に、問い合わせへの応答として、新規に採番した文書IDを返信し、この文書IDを受け取った文書操作装置4では、当該文書IDを付加して、電子文書を紙文書に変換すべく、印刷操作を行なうからである。
その後、文書管理装置2は、文書操作装置4から電子文書の印刷に係る操作が終了した旨の通知があったかどうかを確認する(ステップS18)。この操作終了の通知は、次のような処理によって行なわれる。すなわち、文書操作装置4は、文書管理装置2から文書IDの応答を受けると、この文書IDと同じ文書IDを機械で読み取り可能な二次元コード画像に変換し、この二次元コードの画像を、印刷対象となる電子文書の文書画像に付加(合成)した後、当該電子文書の印刷を、例えばネットワーク7を介したリモート操作で文書画像入出力装置5に指示する。そして、文書画像入出力装置5で文書ID付き(コード付き)の文書画像が正常に用紙に印刷出力されたことを、例えばリモート操作に対する文書画像入出力装置5からの応答信号で確認すると、電子文書の印刷操作が終了した旨を文書管理装置2に通知する。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS14の照合結果に基づいて、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書IDに一致するものであるかどうかを判断する(ステップS19)。ここで不一致であれば、上記ステップS16で採番した文書IDの値を、文書管理表の中の非処理対象文書IDに追加で登録する(ステップS20)。
また、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書IDに一致した場合は、処理対象文書の形態が「電子文書」であることから、処理対象文書の形態を「電子文書」から「紙文書」に移行させる処理であると判断し、それまでに処理対象文書IDとされていた文書IDの値を、非処理対象文書IDに設定(セット)する(ステップS21)。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS16で採番した文書IDの値を、処理対象文書IDに設定(セット)する(ステップS22)。
次に、文書管理装置2は、処理対象文書の形態を「紙文書」に設定(セット)する(ステップS23)。これにより、文書管理表で管理されている処理対象文書の形態が、「電子文書」から「紙文書」に切り替わる。
上記一連の処理の中で、電子文書の印刷操作で印刷の対象に指定された電子文書が、例えば、文書ID=「123−1」が付与された電子文書であって、当該電子文書が文書管理表で処理対象文書に設定された文書であった場合は、上記ステップS19で肯定判定される。このとき、「123−1」の文書IDをもつ電子文書(処理対象文書)の印刷を指示した段階で、文書ID「123−1」に対応する1つの文書しか存在しないものとする。そうした場合は、ステップS21〜S23の処理にしたがって文書管理表の文書情報が更新されることにより、処理対象文書IDの値は、上記ステップS16で新規に採番された「123−2」に書き換えられる。また、非処理対象文書IDの値は「123−1」、処理対象文書の形態は「紙文書」に、それぞれ書き換えられる。これにより、文書管理装置2は、承認業務の流れの中で、処理対象文書の形態を電子文書から紙文書に切り替える場合に、当該切り替え後の文書に付与される電子文書に合わせて処理対象文書IDの設定(設定値)を更新することになる。
これに対して、電子文書の印刷操作で印刷の対象に指定された電子文書が、例えば、文書ID=「123−1」が付与された電子文書であって、当該電子文書が文書管理表で非処理対象文書に設定された文書であった場合は、上記ステップS19で否定判定される。このとき、「123−1」の文書IDをもつ電子文書(非処理対象文書)の印刷を指示した段階で、文書ID「123−1」、「123−2」、「123−3」に対応する3つの文書が存在するものとする。そうした場合は、ステップS20の処理にしたがって文書管理表の文書情報が更新されることにより、非処理対象文書IDには上記ステップS16で新規に採番される「123−4」という値の文書IDが追加される。このため、例えば、代理で承認権限を持つ代理承認者が、真の承認者との連絡を取らないままに、この承認作業を完了しようとして、不適切に電子文書の申請書を印刷した場合でも、この印刷によって生成された紙文書は非処理対象文書として文書管理装置2で認識されるため、今回の承認業務の流れの中で一切の効力を持たない。よって、不適切に印刷された紙文書の申請書を、誤って承認フローに流しても、これによって承認フローが再開されることはない。
(紙文書の複写操作に係る処理)
承認者は、上記電子文書の印刷操作にしたがって文書画像入出力装置5で印刷出力された処理対象の紙文書(処理対象文書IDが付与された紙文書)に必要事項を記入し、押印する。そして、例えば、事務関係者に控えを提供する目的などで、この紙文書の申請書を複写すべく、当該紙文書を原稿として文書画像入出力装置5にセットし、ボタン操作によって複写を指示する。この複写指示を受けた文書画像入出力装置5は、原稿としてセットされた紙文書の画像を読み取るとともに、当該文書画像に含まれる二次元コードを復号化して、当該紙文書に付与されている文書IDを取得する。例えば、原稿としてセットされた紙文書に「123−2」という文書IDが付与されていた場合は、この文書IDを取得する。そして、この紙文書に関して、文書管理表に登録されている文書情報に基づく処理を実行すべく、文書画像入出力装置5は文書管理装置2に紙文書の複写操作を問い合わせる。複写操作の問い合わせでは、文書画像入出力装置5が紙文書の文書画像から取得した文書IDを文書管理装置2に通知する。そうした場合、文書管理装置2は、紙文書の複写に際して、図5に示すような処理を実行する。
まず、文書管理装置2は、文書画像入出力装置5から紙文書の複写操作の問い合わせがあったかどうかを確認する(ステップS31)。そして、複写操作の問い合わせがあった場合は、複写操作の問い合わせに際して文書画像入出力装置5から通知された文書IDを、文書管理装置2が管理している統一文書IDと照合する(ステップS32)。文書IDの照合は、文書画像入出力装置5から通知された文書IDの値(例えば、「123−2」)から、そこに含まれる統一文書IDの値(例えば、「123」)を抽出し、当該抽出した文書IDの値と同じ値をもつ統一文書IDが、その段階で文書管理装置2が管理している文書管理表に登録されているかどうかを確認することで行なう。
次に、文書管理装置2は、文書管理に使用している文書管理表の中に、該当する文書情報(統一文書IDが一致する文書情報)でエントリーされているものが存在するかどうかを判断する(ステップS33)。該当する文書情報でエントリーされているものが無い場合は、例外処理として、例えば、複写操作の問い合わせがあった文書は管理の対象になっていない旨をメッセージ送信等で文書画像入出力装置5に通知する処理を行なう(ステップS40)。
該当する文書情報でエントリーされているものが有る場合は、文書画像入出力装置5から通知された文書IDに含まれる統一文書IDが登録されている文書管理表の中で、当該文書管理表に登録されている処理対象文書IDと非処理対象文書IDを照合相手として、文書操作装置4から通知された文書IDの照合を行なう(ステップS34)。例えば、文書管理表に登録されている処理対象文書IDが「123−2」で、非処理対象文書IDが「123−1」であれば、各々の文書IDを照合相手として、文書画像入出力装置5から通知された文書IDとの照合を行なう。
次に、上記ステップS34の照合結果に基づいて、文書画像入出力装置5から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書ID又は非処理対象文書IDに一致するかどうかを判断する(ステップS35)。ここで不一致であれば、ステップS40の例外処理に移行する。この場合の例外処理としては、例えば、複写操作の問い合わせがあった文書は管理の対象になっているが、不正な文書IDが付加されており操作を継続できないため、管理者による指示を仰ぐ旨をメッセージ送信等で文書画像入出力装置5に通知するとともに複写操作をキャンセルさせる処理を行なう(ステップS40)。
また、文書画像入出力装置5から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書ID又は非処理対象文書IDに一致した場合は、当該文書管理表に登録されている統一文書IDを含む、新規の文書IDの値を採番する(ステップS36)。例えば、文書管理表に登録されている統一文書IDの値が「123」で、処理対象文書IDの値が「123−2」で、非処理対象文書IDの値が「123−1」となっていた場合は、統一文書IDの値を含むハイフン付きの付番として「123−3」という値を新規に採番する。ここで、文書画像入出力装置5から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書IDと一致した場合は、処理対象文書の形態が「紙文書」であることから、処理対象文書を複写する処理であると判断する。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS36で採番した文書IDの値を、複写操作の問い合わせに対する応答として、文書画像入出力装置5に返信する(ステップS37)。
その後、文書管理装置2は、文書画像入出力装置5から紙文書の複写に係る操作が終了した旨の通知があったかどうかを確認する(ステップS38)。この操作終了の通知は、次のような処理によって行なわれる。すなわち、文書画像入出力装置5は、文書管理装置2から文書IDの応答を受けると、この文書IDと同じ文書IDを例えば上記同様に二次元コードに変換し、この二次元コードの画像を、原稿の紙文書から読み取った文書画像に付加(合成)した後、当該文書画像を用紙に印刷出力し、これが正常に行なわれると、紙文書の複写操作が終了した旨を文書管理装置2に通知する。その際、文書画像入出力装置5は、紙文書から読み取った文書画像に含まれる二次元コードの画像を、文書管理装置2から受け取った文書IDを示す二次元コードの画像に置き換える(差し替える)かたちで、文書画像にコード画像を付加する。このため、文書画像入出力装置5での複写によって生成された紙文書には、原稿となる紙文書に付与されていた文書ID(処理対象文書ID)とは異なる文書IDが付与されることになる。したがって、この紙文書は、今回の処理フローで処理の対象とされない、非処理対象文書として取り扱われるため、承認業務の流れの中で一切の効力を持たない。よって、控えを目的に複写された紙文書の申請書を、誤って承認フローに流しても、これによって承認フローが再開されることはない。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS36で採番した文書IDの値を、文書管理表の中の非処理対象文書IDに追加で登録する(ステップS39)。例えば、文書管理表に非処理対象文書IDとして「123−1」が登録されている状況で、新規に採番した文書IDの値が「123−3」であれば、当該文書IDを非処理対象文書IDに追加登録する。これにより、文書管理表の非処理対象文書IDには「123−1」、「123−3」という2つの文書IDが登録された状態となる。また、文書管理表の処理対象文書IDには、複写原稿として使用された紙文書に付与されている「123−2」という文書IDが登録された状態となる。
(紙文書の電子化操作に係る処理)
承認者は、承認作業(必要事項の記入、押印などの作業)を終えると、承認フローを次のステップへ移行させるために、承認済みの紙文書の申請書を電子化(アップロード)するための操作を行なう。紙文書の電子化を行なって、承認者は、承認済みの紙文書を原稿として文書画像入出力装置5にセットして、当該文書画像入出力装置5の操作部に設けられたスタートボタンを押下することにより、文書画像の読み取りを指示する。これにより、文書画像入出力装置5においては、承認者の押印を含む紙文書の文書画像が電子化されて生成される。
次いで、承認者は、文書画像入出力装置5で生成される紙文書の文書画像を文書操作装置4にアップロードする操作を行なう。文書操作装置4に対する文書画像のアップロードは、文書画像入出力装置5で生成された文書画像を直接、文書操作装置4に転送する方式で行なう。これにより、文書画像入出力装置5で生成された紙文書の文書画像が、電子文書として文書操作装置4にアップロードされる。このとき、紙文書の文書画像に含まれるコード画像(文書IDを示す画像)を、アップロード前又はアップロード後に消去しておく。文書画像のアップロード操作を受け付けた文書操作装置4は、この文書画像の元の紙文書(処理対象文書)に関して文書の管理を依頼すべく、文書管理装置2に対して、紙文書の電子化操作の問い合わせを行なう。電子化操作の問い合わせでは、承認者によるアップロード操作で原稿に用いた紙文書(文書画像)に付与されている文書IDを文書管理装置2に通知する。文書IDは、文書画像入出力装置5が紙文書から読み取った文書画像に含まれるコード画像を復号化することで取得する。そうした場合、文書管理装置2は、紙文書の電子化に際して、図6に示すような処理を実行する。
まず、文書管理装置2は、文書操作装置4から紙文書の電子化操作の問い合わせがあったかどうかを確認する(ステップS41)。そして、電子化操作の問い合わせがあった場合は、電子化操作の問い合わせに際して文書操作装置4から通知された文書IDを、文書管理装置2が管理している統一文書IDと照合する(ステップS42)。文書IDの照合は、文書操作装置4から通知された文書IDの値(例えば、「123−2」)から、そこに含まれる統一文書IDの値(例えば、「123」)を抽出し、当該抽出した文書IDの値と同じ値をもつ統一文書IDが、その段階で文書管理装置2が管理している文書管理表に登録されているかどうかを確認することで行なう。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS42の照合結果に基づいて、文書管理に使用している文書管理表の中に、該当する文書情報(統一文書IDが一致する文書情報)でエントリーされているものが存在するかどうかを判断する(ステップS43)。該当する文書情報でエントリーされているものが無い場合は、例外処理として、例えば、電子化操作の問い合わせがあった文書は管理の対象になっていない旨をメッセージ送信等で文書操作装置4に通知する処理を行なう(ステップS54)。
該当する文書情報でエントリーされているものが有る場合は、文書操作装置4から通知された文書IDに含まれる統一文書IDが登録されている文書管理表の中で、当該文書管理表に登録されている処理対象文書IDと非処理対象文書IDを照合相手として、文書操作装置4から通知された文書IDの照合を行なう(ステップS44)。
次に、上記ステップS44の照合結果に基づいて、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書ID又は非処理対象文書IDに一致するかどうかを判断する(ステップS45)。ここで不一致であれば、ステップS54の例外処理に移行する。この場合の例外処理としては、例えば、電子化操作の問い合わせがあった文書は管理の対象になっているが、不正な文書IDが付加されており操作を継続できないため、管理者による指示を仰ぐ旨をメッセージ送信等で文書操作装置4に通知する処理を行なう(ステップS54)
また、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書ID又は非処理対象文書IDに一致した場合は、当該文書管理表に登録されている統一文書IDを含む、新規の文書IDの値を採番する(ステップS46)。例えば、文書管理表に登録されている統一文書IDの値が「123」で、処理対象文書IDの値が「123−2」で、非処理対象文書IDの値が「123−1」、「123−3」、「123−4」となっていた場合は、統一文書IDの値を含むハイフン付きの付番として「123−5」という値を新規に採番する。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS46で採番した文書IDの値を、電子化操作の問い合わせに対する応答として、文書操作装置4に返信する(ステップS47)。
その後、文書管理装置2は、文書操作装置4から紙文書の電子化に係る操作が終了した旨の通知があったかどうかを確認する(ステップS48)。この操作終了の通知は、次のような処理によって行なわれる。すなわち、文書操作装置4は、文書管理装置2から文書IDの応答を受けると、この文書IDと同じ文書IDを、電子化の対象になっている電子文書(紙文書の文書画像)に付与した後、電子化の操作が終了した旨を文書管理装置2に通知する。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS44の照合結果に基づいて、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書IDに一致するものであるかどうかを判断する(ステップS49)。ここで不一致であれば、上記ステップS46で採番した文書IDの値を、文書管理表の中の非処理対象文書IDに追加で登録する(ステップS50)。ここでの非処理対象文書IDの追加登録は、処理対象文書IDに設定された文書IDと異なる文書IDが付与された紙文書が、処理対象文書として電子化されることを禁止する意味をもつ。その理由は、紙文書の電子化操作の問い合わせに際して、新規に採番した文書IDを非処理対象文書IDとして登録するということは、今回の電子化操作で生成される電子文書を処理対象文書として取り扱わないことを意味するからである。
また、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書IDに一致した場合は、処理対象文書の形態が「紙文書」であることから、処理対象文書の形態を「紙文書」から「電子文書」に移行させる処理であると判断し、それまでに処理対象文書IDとされていた文書IDの値を、非処理対象文書IDに設定(セット)する(ステップS51)。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS46で採番した文書IDの値を、処理対象文書IDに設定(セット)する(ステップS52)。
次に、文書管理装置2は、処理対象文書の形態を「電子文書」に設定(セット)する(ステップS53)。これにより、文書管理表で管理されている処理対象文書の形態が、「紙文書」から「電子文書」に切り替わる。
上記一連の処理の中で、紙文書の電子化操作で電子化の対象に指定された紙文書が、例えば、文書ID=「123−2」が付与された電子文書であって、当該電子文書が文書管理表で処理対象文書に設定された文書であった場合は、上記ステップS49で肯定判定される。このとき、「123−2」の文書IDをもつ紙文書(処理対象文書)のアップロードを指示した段階で、文書ID「123−1」、「123−1」、「123−3」、「123−4」に対応する4つの文書が存在するものとする。そうした場合は、ステップS51〜S53の処理にしたがって文書管理表の文書情報が更新されることにより、処理対象文書IDの値は上記ステップS46で新規に採番される「123−5」に設定される。また、非処理対象文書IDには、「123−1」、「123−3」、「123−4」に「123−2」が追加され、処理対象文書の形態は「電子文書」に書き換えられる。これにより、文書管理装置2は、承認業務の流れの中で、処理対象文書の形態を紙文書から電子文書に切り替える場合に、当該切り替え後の文書に付与される電子文書に合わせて処理対象文書IDの設定(設定値)を更新することになる。
これに対して、紙文書の電子化操作で電子化の対象に指定された紙文書が、例えば、文書ID=「123−2」が付与された電子文書であって、当該電子文書が文書管理表で非処理対象文書に設定された文書であった場合は、上記ステップS49で否定判定される。このとき、「123−2」の文書IDをもつ紙文書(処理対象文書)のアップロードを指示した段階で、文書ID「123−1」、「123−1」、「123−3」、「123−4」に対応する4つの文書が存在するものとする。そうした場合は、ステップS50の処理にしたがって文書管理表の文書情報が更新されることにより、非処理対象文書IDには上記ステップS46で新規に採番される「123−5」という値の文書IDが追加される。このため、例えば、処理対象文書であった紙文書を電子化した後に、当該紙文書を誤ってもう一度電子化しようとした場合に、最初の電子化に係る処理で、当該紙文書が非処理対象文書として文書管理表に登録されるため、その後の電子化に係る処理では、当該紙文書が非処理対象文書として取り扱われる。したがって、ある一つの文書IDが付与された紙文書(処理対象文書)を、処理対象文書として電子化できる回数は1回に制限される。
(電子文書の削除操作に係る処理)
承認ワークフローが終了すると、処理対象文書として文書管理表に登録されている電子文書(承認済みの申請書)は、例えば文書操作装置4のデータベースに保管される。その後、社内規定などによって、電子文書の保管期間が所定時間に到達した後に、当該電子文書を廃棄するものとする。そうした場合、ワークフローシステムのシステム管理者は、この電子文書の申請書を廃棄するために、文書操作装置4に対して電子文書の削除を指示する操作を行なう。文書操作装置4は、システム管理者から電子文書の削除操作を受け付けると、この電子文書に関して文書の管理を依頼すべく、文書管理装置2に対して、電子文書の削除操作の問い合わせを行なう。削除操作の問い合わせでは、システム管理者が削除の対象として指定した電子文書に付与されている文書IDを文書管理装置2に通知する。そうした場合、文書管理装置2は、電子文書の削除に際して、図7に示すような処理を実行する。
まず、文書管理装置2は、文書操作装置4から電子文書の削除操作の問い合わせがあったかどうかを確認する(ステップS61)。そして、削除操作の問い合わせがあった場合は、削除操作の問い合わせに際して文書操作装置4から通知された文書IDを、文書管理装置2が管理している統一文書IDと照合する(ステップS62)。文書IDの照合は、文書操作装置4から通知された文書IDの値(例えば、「123−5」)から、そこに含まれる統一文書IDの値(例えば、「123」)を抽出し、当該抽出した文書IDの値と同じ値をもつ統一文書IDが、その段階で文書管理装置2が管理している文書管理表に登録されているかどうかを確認することで行なう。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS62の照合結果に基づいて、文書管理に使用している文書管理表の中に、該当する文書情報(統一文書IDが一致する文書情報)でエントリーされているものが存在するかどうかを判断する(ステップS63)。該当する文書情報でエントリーされているものが無い場合は、例外処理として、例えば、削除操作の問い合わせがあった文書は管理の対象になっていない旨をメッセージ送信等で文書操作装置4に通知する処理を行なう(ステップS73)。
該当する文書情報が登録されている場合は、文書操作装置4から通知された文書IDに含まれる統一文書IDが登録されている文書管理表の中で、当該文書管理表に登録されている処理対象文書IDと非処理対象文書IDを照合相手として、文書操作装置4から通知された文書IDの照合を行なう(ステップS64)。
次に、上記ステップS64の照合結果に基づいて、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書ID又は非処理対象文書IDに一致するかどうかを判断する(ステップS65)。ここで不一致であれば、ステップS73の例外処理に移行する。この場合の例外処理としては、例えば、削除操作の問い合わせがあった文書は管理の対象になっているが、不正な文書IDが付加されており操作を継続できないため、管理者による指示を仰ぐ旨をメッセージ送信等で文書操作装置4に通知する処理を行なう(ステップS73)。
また、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書ID又は非処理対象文書IDに一致した場合は、通知を受けた文書IDをもつ電子文書の削除を許可する旨を、削除操作の問い合わせに対する応答として、文書操作装置4に返信する(ステップS66)。
その後、文書管理装置2は、文書操作装置4から電子文書の削除に係る操作が終了した旨の通知があったかどうかを確認する(ステップS67)。この操作終了の通知は、次のような処理によって行なわれる。すなわち、文書操作装置4は、文書管理装置2から削除許可の応答を受けると、自装置のデータベースに保管されている削除対象の電子文書を削除した後、電子文書の削除操作が終了した旨を文書管理装置2に通知する。
次に、文書管理装置2は、上記ステップS64の照合結果に基づいて、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書IDに一致するものであるかどうかを判断する(ステップS68)。ここで不一致であれば、文書管理表の非処理対象文書IDに登録されている文書IDの中から、文書操作装置4から通知を受けた文書IDを削除する(ステップS69)。
また、文書操作装置4から通知された文書IDが、文書管理表に登録されている処理対象文書IDに一致した場合は、処理対象文書の形態が「電子文書」であることから、処理対象文書を削除する処理であると判断し、それまでに処理対象文書IDとされていた文書IDの値を、非処理対象文書IDに設定(セット)する(ステップS70)。
次に、文書管理装置2は、文書管理表の処理対象文書IDを初期化する(ステップS71)。
次に、文書管理装置2は、処理対象文書の形態を「削除済み」に設定(セット)する(ステップS72)。これにより、文書管理表で管理されている処理対象文書の形態が、「電子文書」から「削除済み」に切り替わる。
上記一連の処理の中で、電子文書の削除操作で削除の対象に指定された電子文書が、例えば、文書ID=「123−5」が付与された電子文書であって、当該電子文書が文書管理表で処理対象文書に設定された文書であった場合は、上記ステップS68で肯定判定される。このとき、「123−5」の文書IDをもつ電子文書の削除操作を問い合わせた段階で、文書ID「123−1」、「123−1」、「123−3」、「123−4」に対応する4つの文書が存在するものとする。そうした場合は、ステップS70〜72の処理にしたがって文書管理表の文書情報が更新されることにより、処理対象文書IDの値は、初期化によって空欄の状態となる。また、非処理対象文書IDには、「123−1」、「123−2」、「123−3」、「123−4」に「123−5」が追加され、処理対象文書の形態は「削除済み」に書き換えられる。
これに対して、紙文書の電子化操作で電子化の対象に指定された紙文書が、例えば、文書ID=「123−5」が付与された電子文書であって、当該電子文書が文書管理表で非処理対象文書に設定された文書であった場合は、上記ステップS68で否定判定される。そうした場合は、ステップS69の処理にしたがって文書管理表の文書情報が更新されることにより、文書管理表の非処理対象文書IDの中から、「123−5」という文書IDが削除される。
図8は文書管理表に登録される文書情報の遷移と管理の対象となる文書の遷移を示す図である。図8においては、新規に作成された電子文書(原文書)に対して、統一文書ID「123」を含む新規の文書ID「123−1」が付与され、この文書IDの値が最初に処理対象文書IDに設定される。その後、処理対象文書となっている文書ID「123−1」の電子文書を印刷操作によって印刷すると、当該印刷によって生成される紙文書に対して、統一文書ID「123」を含む新規の文書ID「123−2」が付与され、この文書IDの値が処理対象文書IDに設定されるとともに、文書ID「123−1」が非処理対象文書IDに設定される。
その後、処理対象文書となっている文書ID「123−2」の紙文書を複写操作によって複写すると、当該複写によって生成される紙文書に対して、統一文書ID「123」を含む新規の文書ID「123−3」が付与されるとともに、当該文書IDの値が非処理対象文書IDに追加で登録される。その後、非処理対象文書となっている文書ID「123−1」の電子文書を印刷操作によって印刷すると、当該印刷によって生成される紙文書に対して、統一文書ID「123」を含む新規の文書ID「123−4」が付与されるとともに、当該文書IDの値が非処理対象文書IDに追加で登録される。その後、処理対象文書となっている文書ID「123−2」の紙文書を電子化操作によって電子化すると、当該電子化によって生成される電子文書に対して、統一文書ID「123」を含む新規の文書ID「123−5」が付与され、この文書IDの値が処理対象文書IDに設定されるとともに、文書ID「123−2」が非処理対象文書IDに追加で登録される。
なお、紙文書の削除操作に係る処理に関しては、例えば、紙文書を裁断によって廃棄する文書廃棄装置(シュレッダー等)を用いて、紙文書を削除する。その場合も、文書操作装置4は、文書管理装置2に対して紙文書の削除操作の問い合わせを行ない、この問い合わせを受けて、文書管理装置2は、基本的に上記図7と同様の処理を行なう。その場合は、削除対象となる紙文書に付与されている文書IDのコード画像を文書廃棄装置で読み取って文書IDの値に変換(復号化)し、文書廃棄装置から文書管理装置2に文書IDを通知して紙文書の削除操作を問い合わせるものとする。また、文書廃棄装置は、上記のネットワーク7に接続され、このネットワーク7を介して他の装置と通信するものとする。
また、前述した紙文書の電子化操作に係る処理によって、処理対象文書の形態を「紙文書」から「電子文書」に移行させる場合は、紙文書の電子化を先に済ませておき、その後、電子化のために原稿として用いた紙文書を文書廃棄装置で廃棄し、かつ当該廃棄が終了した旨の通知を文書廃棄装置から受けた段階で、文書管理装置2が、電子化の対象となっている電子文書の文書IDを処理対象文書IDにセットするように処理してもよい。
また、上記実施の形態においては、処理対象文書として最初に文書管理表に登録される文書の形態が電子文書である場合を例に挙げているが、これに限らず、処理対象文書として最初に文書管理表に登録される文書の形態は紙文書であってもよい。
また、上記実施の形態で説明した文書管理装置2が実行する、文書管理方法に係る各々の処理は、電子計算機(コンピュータ)を用いてソフトウェアで実現することもでき、このためのプログラムやこのプログラムを格納した記録媒体を発明として抽出することも可能である。プログラムは、コンピュータ読取り可能な記憶媒体に格納されて提供されてもよいし、有線又は無線による通信手段を介した配信により提供されてもよい。
本発明の実施の形態に係る文書処理システムの構成を示す図である。 電子文書の新規作成操作に係る処理の手順を示すフローチャートである。 文書管理表に登録される文書情報の一例を示す図である。 電子文書の印刷操作に係る処理の手順を示すフローチャートである。 紙文書の複写操作に係る処理の手順を示すフローチャートである。 紙文書の電子化操作に係る処理の手順をフローチャートである。 電子文書の削除操作に係る処理の手順を示すフローチャートである。 文書管理表に登録される文書情報の遷移と管理の対象となる文書の遷移を示す図である。
符号の説明
1…文書処理システム、2…文書管理装置、3…文書蓄積装置、4…文書操作装置、5…文書画像入出力装置、6…文書作成装置、7…ネットワーク

Claims (7)

  1. 一つの文書に関して、当該文書の形態を、文書画像の印刷によって電子文書から紙文書に切り替える場合と、文書画像の読み取りによって紙文書から電子文書に切り替える場合とを含む所定の業務の流れにおいて、前記文書画像の印刷によって生成される紙文書と、前記文書画像の読み取りによって生成される電子文書に、それぞれ固有の文書IDを付与する手段と、
    前記所定の業務で新規に作成された一つの文書に付与された文書IDを処理対象文書IDに設定する手段と、
    前記処理対象文書IDに設定された文書IDと同一の文書IDが付与された文書の形態を、前記所定の業務の流れの中で、電子文書から紙文書に、又は紙文書から電子文書に切り替える場合に、当該切り替え後の文書に付与される文書IDに合わせて前記処理対象文書IDの設定を更新する手段と
    を備える文書管理装置。
  2. 前記処理対象文書IDに設定された文書IDと異なる文書IDが付与された電子文書の印刷を許可する手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の文書管理装置。
  3. 前記処理対象文書IDに設定された文書IDと異なる文書IDが付与された紙文書が、処理対象文書として電子化されることを禁止する手段を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の文書管理装置。
  4. 前記文書IDを付与する手段は、前記処理対象文書ID又は非処理対象文書IDに設定された文書IDと同一の文書IDが付与された文書を用いて、電子文書又は紙文書の形態で一つの文書が生成されるたびに、当該文書に対して新規に固有の文書IDを付与する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の文書管理装置。
  5. 前記文書IDを付与する手段は、前記新規に作成された一つの文書に対して、当該文書から派生するすべての文書に統一的に適用される統一文書IDを設定するとともに、当該統一文書IDを含む固有の文書IDを個々の文書に付与する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の文書管理装置。
  6. 紙文書を生成する第1の文書生成装置と、
    電子文書を生成する第2の文書生成装置と、
    前記第1の文書生成装置で生成された紙文書と前記第2の文書生成装置で生成された電子文書を管理する文書管理装置とを有し、
    前記文書管理装置は、
    一つの文書に関して、当該文書の形態を、前記第1の文書生成装置を用いた文書画像の印刷によって電子文書から紙文書に切り替える場合と、前記第2の文書生成装置を用いた文書画像の読み取りによって紙文書から電子文書に切り替える場合とを含む所定の業務の流れにおいて、前記文書画像の印刷によって生成される紙文書と、前記文書画像の読み取りによって生成される電子文書に、それぞれ固有の文書IDを付与する手段と、
    前記所定の業務で新規に作成された一つの文書に付与された文書IDを処理対象文書IDに設定する手段と、
    前記処理対象文書IDに設定された文書IDと同一の文書IDが付与された文書の形態を、前記所定の業務の流れの中で、電子文書から紙文書に、又は紙文書から電子文書に切り替える場合に、当該切り替え後の文書に付与される文書IDに合わせて前記処理対象文書IDの設定を更新する手段と
    を備える
    ことを特徴とする文書処理システム。
  7. コンピュータを、
    一つの文書に関して、当該文書の形態を、文書画像の印刷によって電子文書から紙文書に切り替える場合と、文書画像の読み取りによって紙文書から電子文書に切り替える場合とを含む所定の業務の流れにおいて、前記文書画像の印刷によって生成される紙文書と、前記文書画像の読み取りによって生成される電子文書に、それぞれ固有の文書IDを付与する手段と、
    前記所定の業務で新規に作成された一つの文書に付与された文書IDを処理対象文書IDに設定する手段と、
    前記処理対象文書IDに設定された文書IDと同一の文書IDが付与された文書の形態を、前記所定の業務の流れの中で、電子文書から紙文書に、又は紙文書から電子文書に切り替える場合に、当該切り替え後の文書に付与される文書IDに合わせて前記処理対象文書IDの設定を更新する手段と
    として機能させるためのプログラム。
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