JP5103890B2 - モータの製造方法、および、該方法で製造されたモータを備える記録ディスク駆動装置 - Google Patents
モータの製造方法、および、該方法で製造されたモータを備える記録ディスク駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5103890B2 JP5103890B2 JP2006339695A JP2006339695A JP5103890B2 JP 5103890 B2 JP5103890 B2 JP 5103890B2 JP 2006339695 A JP2006339695 A JP 2006339695A JP 2006339695 A JP2006339695 A JP 2006339695A JP 5103890 B2 JP5103890 B2 JP 5103890B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- manufacturing
- recording disk
- base portion
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Description
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電動式のスピンドルモータ1(以下、「モータ1」という。)を備える記録ディスク駆動装置60の内部構成を示す縦断面図である。記録ディスク駆動装置60はいわゆるハードディスク装置であり、情報を記録する円板状の記録ディスク4、記録ディスク4に対する情報の書き込みおよび(または)読み出しを行うアクセス部63、記録ディスク4を保持して回転する電動式のモータ1、並びに、記録ディスク4、アクセス部63およびモータ1を内部空間610に収容するハウジング61を備える。
次に、記録ディスク駆動装置60のモータ部品の製造の一例について説明する。本実施例においては、ハウジング61のベース部611にロータ部3およびステータ部が取り付けられた状態の部材がモータ部品に相当する。なお、モータ部品は、ベース部611に他の部材が取り付けられた状態であってもよい。
次に、記録ディスク駆動装置60のモータ部品の製造について説明する。
位量を調節することにより、より高精度に変位量を調節することができる。
弧状の領域より構成されても良い。
造ラインについて説明を行う。
具体的には、図10に示されているように、モータ部品の製造ライン上において、モータ部品のロータ部3と、ベース部611との平行度が測定される。平行度が所定の公差の範囲外であったモータ部品は、一連の製造ラインから独立したオフラインプロセスへと供給され、そのオフラインプロセス上においてロータ部3とベース部611との平行度が調整される。この際、製造ライン上で計測された平行度のデータが、オフラインプロセスへと供給され、そのデータに基づきレーザビームの照射領域が決定される。また、オフラインプロセス上で再度平行度の測定が行われ、その測定データに基づき平行度の調整が行われてもよい。
段を備え、パーティクルの飛散を防止してもよい。
Claims (20)
- ステータ部を直接的または間接的に支持するベース部と、記録ディスクをディスク載置面上に保持し、軸受部材を介して、中心軸を中心としてステータ部に対して相対的に回転可能に支持されるロータ部とを有する、記録ディスク駆動装置にて記録ディスクの回転駆動に使用される電動式のモータ、の製造方法であって、
前記ベース部は、
所定の回転軸を中心として回転移動することにより前記記録ディスクに対して進退するヘッドアセンブリが取り付けられるヘッドアセンブリ取付部と、
前記ヘッドアセンブリを前記記録ディスクに対して案内するランプが取り付けられるランプ取付部と、
を備え、
前記ステータ部および前記ロータ部が取り付けられた前記ベース部の一部である照射領域に、出力が略一定に保たれた集束エネルギービームを照射し、該照射領域およびその周辺を局部的に変形させることにより、前記集束エネルギービームが照射された方向へと前記ベース部を変位させることにより、前記ベース部と前記ロータ部との相対的な傾きを修正する照射工程を含み、
前記照射工程の前に、前記ベース部の所定の部位を変位部位として決定する判定工程を含み、
前記照射領域は、前記中心軸を中心とする半径方向にて前記中心軸よりも外側かつ前記変位部位よりも内側に位置するとともに、前記中心軸と前記変位部位を結ぶ直線に交差し、
前記集束エネルギービームが照射される前記照射領域を変化させることで、前記ベース部の変位量が調節されることを特徴とするモータの製造方法。 - 請求項1に記載のモータの製造方法であって、前記集束エネルギービームが照射される前記照射領域は、前記中心軸と、前記変位部位とを結ぶ直線を対称軸として略線対称であることを特徴とするモータの製造方法。
- ステータ部を直接的または間接的に支持するベース部と、記録ディスクをディスク載置面上に保持し、軸受部材を介して、ステータ部に対して中心軸を中心として相対的に回転可能に支持されるロータ部とを有する、記録ディスク駆動装置にて記録ディスクの回転駆動に使用される電動式のモータ、の製造方法であって、
前記ベース部は、
所定の回転軸を中心として回転移動することにより前記記録ディスクに対して進退するヘッドアセンブリが取り付けられるヘッドアセンブリ取付部と、
前記ヘッドアセンブリを前記記録ディスクに対して案内するランプが取り付けられるランプ取付部と、
を備え、
前記ベース部の部位を、変位部位として決定する判定工程と、
前記ステータ部および前記ロータ部が取り付けられた前記ベース部の一部である照射領域に、出力が略一定に保たれた集束エネルギービームを照射し、前記集束エネルギービームが照射されることにより前記ベース部を変位させる照射工程を含み、
前記照射領域は、前記中心軸を中心とする半径方向にて前記中心軸よりも外側かつ前記変位部位よりも内側に位置するとともに、前記中心軸と前記変位部位を結ぶ直線に交差し、
前記集束エネルギービームが照射される前記照射領域は、前記変位部位と前記中心軸とを結ぶ直線を対称軸として略線対称であることを特徴とするモータの製造方法。 - ステータ部を直接的または間接的に支持するベース部と、記録ディスクをディスク載置面上に保持し、軸受部材を介して、ステータ部に対して中心軸を中心として相対的に回転可能に支持されるロータ部とを有する、記録ディスク駆動装置にて記録ディスクの回転駆動に使用される電動式のモータ、の製造方法であって、
前記ベース部は、
所定の回転軸を中心として回転移動することにより前記記録ディスクに対して進退するヘッドアセンブリが取り付けられるヘッドアセンブリ取付部と、
前記ヘッドアセンブリを前記記録ディスクに対して案内するランプが取り付けられるランプ取付部と、
を備え、
前記ベース部の部位を、変位部位として決定する判定工程と、
前記ステータ部および前記ロータ部が取り付けられた前記ベース部の一部である照射領域に、出力が略一定に保たれた集束エネルギービームを照射し、前記集束エネルギービームが照射されることにより前記ベース部を変位させる照射工程を含み、
前記照射領域は、前記中心軸を中心とする半径方向にて前記中心軸よりも外側かつ前記変位部位よりも内側に位置するとともに、前記中心軸と前記変位部位を結ぶ直線に交差し、
前記集束エネルギービームは、前記照射領域が、前記変位部位に対応する点と前記中心軸とを結ぶ直線を対称軸として略線対称な形状になる様に、照射制御されることを特徴とするモータの製造方法。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載のモータの製造方法であって、前記照射領域は中心軸を中心とする略円弧形状であることを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項5に記載のモータの製造方法であって、前記照射領域の形状である前記円弧形状の円弧角度を変化させることにより、前記ベース部が変位する変位量を調節することを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載のモータの製造方法であって、前記照射領域は直線状の形状であることを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項7に記載のモータの製造方法であって、前記照射領域の長さを変化させることにより、前記ベース部が変位する変位量を調節することを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項1乃至8のいずれかに記載のモータの製造方法であって、前記照射領域は複数の微小領域が配列されて構成されていることを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項1乃至9のいずれかに記載のモータの製造方法であって、前記ベース部には複数の前記照射領域が設けられることを特徴するモータの製造方法。
- 請求項10に記載のモータの製造方法であって、複数の前記照射領域が、前記中心軸を中心とする円における半径方向に離間して配置されることを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項11に記載のモータの製造方法であって、複数の前記照射領域が、前記中心軸を中心とする円における周方向に離間して配置されることを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項2乃至12のいずれかに記載のモータの製造方法であって、前記ロータ部と、前記ベース部との相対的な傾きを測定し、前記ベース部の前記ロータ部に対する相対的な傾きが最大となる前記ベース部上の部位が、前記変位部位として設定されることを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項13に記載のモータの製造方法であって、前記相対的な傾きに応じて、前記照射領域が変更されることを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項13乃至14のいずれかに記載のモータの製造方法であって、前記記録ディスクが保持される前記ロータ部の前記ディスク載置面に、少なくとも3つの第1基準位置を配置し、前記ベース部に少なくとも3つの第2基準位置を配置し、前記判定工程において、前記第1基準位置により定義される第1平面と、前記第2基準位置より定義される第2平面との相対的な傾きを計測し、前記第1平面の前記第2平面に対する傾きが最大となる前記ベース部上の位置を前記変位部位として設定することを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項1乃至15のいずれかに記載のモータの製造方法であって、前記ベース部は、プレス加工により形成されることを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項1乃至16のいずれかに記載のモータの製造方法であって、前記照射領域は、前記ベース部の前記ステータ部が載置される側とは反対側に配置されることを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項1乃至17のいずれかに記載のモータの製造方法であって、前記集束エネルギービームは、YAGレーザ素子よりパルス発振モードで照射されるレーザビームであり、前記レーザビームのピークパワー、パルス幅、パルス間隔は略一定に保たれており、前記照射領域における前記レーザビームのスポット径が略一定であることを特徴とするモータの製造方法。
- 請求項1乃至18のいずれかに記載のモータの製造方法で製造されたモータを備える記録ディスク駆動装置であって、前記記録ディスク駆動装置は垂直磁化記録方式の磁気ディスク駆動装置であることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
- 請求項19に記載の記録ディスク駆動装置であって、前記集束エネルギービームが照射される前記ベース部の前記照射領域には、該ベース部を構成する素材が融解した融解痕が形成され、該融解痕はシート状の部材により覆われることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006339695A JP5103890B2 (ja) | 2006-12-18 | 2006-12-18 | モータの製造方法、および、該方法で製造されたモータを備える記録ディスク駆動装置 |
US11/753,138 US7908739B2 (en) | 2006-05-24 | 2007-05-24 | Motor assembly and method of manufacturing thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006339695A JP5103890B2 (ja) | 2006-12-18 | 2006-12-18 | モータの製造方法、および、該方法で製造されたモータを備える記録ディスク駆動装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008152858A JP2008152858A (ja) | 2008-07-03 |
JP2008152858A5 JP2008152858A5 (ja) | 2010-02-12 |
JP5103890B2 true JP5103890B2 (ja) | 2012-12-19 |
Family
ID=39654861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006339695A Expired - Fee Related JP5103890B2 (ja) | 2006-05-24 | 2006-12-18 | モータの製造方法、および、該方法で製造されたモータを備える記録ディスク駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5103890B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016110675A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | 日本電産株式会社 | スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および、スピンドルモータのベースユニットの製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05159501A (ja) * | 1991-12-06 | 1993-06-25 | Hitachi Ltd | 磁気ヘッド |
JPH0833299A (ja) * | 1994-07-11 | 1996-02-02 | Fujitsu Ltd | モータ及びこれを有するディスク装置 |
JPH08153386A (ja) * | 1994-11-28 | 1996-06-11 | Minebea Co Ltd | ハードディスクドライブ用ベースの製造方法 |
JP4651864B2 (ja) * | 2001-06-15 | 2011-03-16 | 日本電産株式会社 | スピンドルモータの製造方法 |
JP4484497B2 (ja) * | 2003-11-14 | 2010-06-16 | 三洋電機株式会社 | 角形密閉二次電池およびその製造方法 |
-
2006
- 2006-12-18 JP JP2006339695A patent/JP5103890B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008152858A (ja) | 2008-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009180318A (ja) | 流体動圧軸受装置、スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および軸受装置の製造方法 | |
JP2009166065A (ja) | レーザ加工方法、軸受装置、スピンドルモータ、およびディスク駆動装置 | |
JP2016110675A (ja) | スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および、スピンドルモータのベースユニットの製造方法 | |
CN106971744A (zh) | 盘装置及其制造方法 | |
US7652850B2 (en) | Rotating disk type storage unit with reduced vibration | |
JP5103890B2 (ja) | モータの製造方法、および、該方法で製造されたモータを備える記録ディスク駆動装置 | |
JP2007317272A (ja) | モータ部品、モータ部品の製造方法、および、モータ部品製造装置 | |
JP2007317272A5 (ja) | ||
KR100403586B1 (ko) | 광픽업 장치 및 그 조립방법 | |
US7908739B2 (en) | Motor assembly and method of manufacturing thereof | |
JP2010178612A (ja) | スピンドルモーター | |
JP2008152858A5 (ja) | ||
JP3592354B2 (ja) | ダイナミック溝ベアリングの製造方法及びそのような方法に用いる金型 | |
JP2010054030A (ja) | 軸受装置の製造方法、軸受装置および情報記録再生装置 | |
US8631677B2 (en) | Production method of rotating device having thrust dynamic pressure generating site on which a thrust pressure pattern is formed and rotating device produced by said production method | |
JP4800047B2 (ja) | 流体軸受装置およびその製造方法、スピンドルモータおよび記録再生装置 | |
JP5181342B2 (ja) | 軸受装置、軸受装置の製造方法および情報記録再生装置 | |
JPH10262355A (ja) | ディスク記憶装置用スピンドルモータの製造方法 | |
JP2010193579A (ja) | モータの製造方法、モータユニットの製造方法、モータユニットおよび記録ディスク駆動装置 | |
JP2010054029A (ja) | 軸受装置および情報記録再生装置 | |
JP4651864B2 (ja) | スピンドルモータの製造方法 | |
JP2011153705A (ja) | 回転機器の生産方法及びその方法で生産された回転機器 | |
US20230290378A1 (en) | Base member, spindle motor including base member, hard disk drive device, and method for manufacturing base member | |
US20090196154A1 (en) | Method for manufacturing a bearing mechanism, electric motor and storage disk drive apparatus | |
US20150340057A1 (en) | Disk drive unit and method of manufacturing the same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091218 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110920 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120806 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20120814 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120904 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120917 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5103890 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |