JP4651864B2 - スピンドルモータの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク載置面上に記録媒体ディスクを保持するハブが、動圧軸受を介して固定フレーム側に回転自在に支承されたディスク駆動装置、並びにディスク駆動装置の製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気ディスクや光ディスクなどのような各種記録媒体ディスクを、高密度・高精度に回転駆動させる必要が生じており、それに対応すべく、動圧軸受を備えたディスク駆動装置の提案が種々行われている。例えば図11に示されているハードディスク駆動装置(HDD)用のスピンドルモータにおいては、固定フレーム1の略中央部分に立設された固定軸2に対して、軸受スリーブ(軸受部材)3が回転自在に挿入されていて、これら固定軸2外周面と軸受スリーブ3の内周面との間の半径方向の微小隙間内に、オイルや磁性流体などの潤滑流体が注入されていることによって、軸方向に離して2箇所のラジアル軸受部RB,RBが形成されている。
【0003】
また、上記固定軸2の図示上端部分には、リング状のスラストプレート4が圧入・焼きバメ・ネジ止めなどによって接合されており、そのスラストプレート4の軸方向における両端面と、上記軸受スリーブ3、及びその軸受スリーブ3に取り付けられたカウンタープレート5とが、軸方向に微小隙間を介して対向配置されている。そして、それらの各微小隙間内に、上述したラジアル軸受部RBから連続するようにして潤滑流体が注入されており、これによって、上記スラストプレート4の軸方向両側に上下2箇所のスラスト動圧軸受部SBa,SBbが形成されている。
【0004】
このとき、上述した軸受スリーブ3は、図示上端側が開口状態で、かつ図示下端側が閉塞状態となった片袋空間を構成するように形成されていて、前記ラジアル軸受部RB,RBにそれぞれ形成されたラジアル動圧発生用溝のうちの少なくとも一方側のものは、上記軸受スリーブ3の片袋空間の内方側である図示上方側に向かってポンピング力を発生させるように非対称な溝形状をなすように形成されている。
【0005】
一方、前記軸受スリーブ3の外周面には、図示を省略した記録媒体ディスクを保持するための回転ハブ6が圧入・焼きバメなどにより接合されている。この回転ハブ6の外周面に形成されたディスク挿通面6aには、図示を省略した記録媒体ディスクが挿入されて半径方向に位置決めされるとともに、そのディスク挿通面6aの図示下端縁部から半径方向外方に向かってフランジ状に突出するように設けられたディスク載置面6b上に、上記記録媒体ディスクの内周部分が載置されることによって、当該記録媒体ディスクが軸方向に位置決めされた状態にセットされるようになっている。このようにして回転ハブ6のディスク載置面6b上にセットされた記録媒体ディスクは、当該回転ハブ6の図示上端部分にネジ止めされたクランパ(図示省略)の押圧力によって保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような動圧軸受を備えた各種ディスク駆動装置は、近年の軽薄短小化の要請から、特に、ノート型パソコンやモバイル情報端末機器に搭載されるものにおいて薄型化が急速に行われており、そのため、軸部材又は軸受部材と固定フレームとを接合する際において、軸方向の接合長さを十分に確保できなくなっている。その結果、ハブの回転駆動時に軸方向の振動を生じ易くなって、上述したディスク搭載面の固定フレームに対する平行度が、要求された規定の範囲内に収まらなくなる傾向が発生している。そして、そのディスク搭載面の平行度が低下してくると、ディスク駆動装置の歩留まりなどを低下させることとなってしまい、ディスク駆動装置の生産性又は信頼性を阻害する要因にもなりかねない。
【0007】
このようなディスク搭載面の平行度の低下の原因は、軸部材と軸受部材とを相対回転可能に装着した軸受組の状態で、上記軸部材又は軸受部材を固定フレームに接合する際において顕著に発生しやすくなっている。すなわち、上記軸部材と軸受部材とは、互いに軸受隙間分だけガタ付きを有して装着されていることから、その軸受組におけるガタ付き分だけ、軸部材又は軸受部材の接合時に、固定フレームとの間の位置関係に傾きを生じてしまい、上述したディスク搭載面と固定フレームの基準面とを治具で位置決めしていても、上記ガタ付きの分だけ傾いて接合されてしまうことから平行度が低下させられこととなる。
【0008】
例えば、図12に示されているような動圧軸受装置を備えたディスク駆動用モータ11に搭載された記録媒体ディスク12の搭載高さの変動要因を考えてみる。なお、この図12に示されたディスク駆動用モータ11は、固定フレーム13の取付基準面13aが図示を省略したドライブシャーシ側に固定される構造になされている。
【0009】
まず、上記ディスク駆動用モータ11の定格回転時における記録媒体ディスク12の搭載高さの変動要因としては、図12(a)に示されているようなスラスト軸受部14における軸方向の浮上量hがある。浮上時には、モータ姿勢によってスラスト軸受部14に加わる負荷が変動したり、各軸受部を構成している部品の加工精度や組立精度のバラツキによって、上記記録媒体ディスク12の搭載高さも変動を受けやすい。また、図12(b)に示されているように、上記記録媒体ディスク12を保持している回転ハブ15が、軸部材16に対して正確な直角度を備えていない場合においても、記録媒体ディスク12が振れ状態となって搭載高さが変動する。さらに、図11(c)に示されているように、固定フレーム13に対して軸受装置の全体が正確な直角度を有していない場合も、記録媒体ディスク12の搭載高さの変動要因となる。さらに、記録媒体ディスク2の搭載高さに関するその他の変動要因として、回転フラッターや動圧軸受装置の回転振れなどもあるが、それらは1μm以下の微少量であり、直接的な影響はない。
【0010】
さらに、ディスク駆動用モータ11が回転停止状態にある場合においては、図13(a)に示されているように、記録媒体ディスク12が取付基準面13aに対して完全に平行状態となることはほとんどあり得ない。これは、図13(b)及び(c)に示されているように、マグネットとコア巻線を含む駆動磁気回路による磁気吸引力や、モータ姿勢、回転体部分のアンバランスなどによって、軸部材16が軸受隙間の分だけ傾斜して停止することとなるからである。
【0011】
以上のような実状に鑑みて、本発明は、ディスク搭載面の平行度を、容易かつ正確に改修することができるようにしたディスク駆動装置、並びにディスク駆動装置の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、ハードディスク駆動装置に用いられるスピンドルモータでは、固定フレームのハードディスク駆動装置の内部空間には臨まない外側底面の適宜の位置に、レーザ光を照射するレーザーフォーミング加工が施されていることによって、前記固定フレームの基準面に対する上記ディスク搭載面の平行度が規定範囲内に収められる程度に、上記固定フレームが少なくとも軸方向に変位させられている。
【0013】
すなわち、ハブのディスク搭載面の平行度を改修するにあたって、機械的なフォーミング加工を採用しても、スプリングバックの発生などから高精度な改修は極めて困難となっているが、このような請求項1にかかるディスク駆動装置によれば、レーザーフォーミング加工を採用していることによって、ディスク搭載面の平行度の改修が容易かつ正確に行われる。
【0014】
このような作用は、スピンドルモータのような軸固定型及び軸回転型のいずれにおいても、同様に得られる。
【0015】
さらに、ハードディスク駆動装置に用いられるスピンドルモータでは、固定フレームの少なくともレーザーフォーミング加工部位には、レーザーフォーミング加工に適する鉄系材質からなる補助フレーム部材又は中間部材が配設されていることから、固定フレーム自体の材質が自由に選択されるようになっている。
【0016】
さらにまた、スピンドルモータでは、固定フレームの前記外側底面上の、任意の円周上の少なくとも一部に前記レーザ光を照射し、前記固定フレームが前記レーザーフォーミング加工が施された側に向かって変位されている。これにより、ハードディスク駆動装置の内部を清浄に保ったまま、前記ディスク搭載面の平行度を規定範囲内に収めるよう、あらゆる方向に前記ディスク載置面の平行度を調節することができる。
【0017】
一方、請求項1にかかるハードディスク駆動装置に用いられるスピンドルモータの製造方法では、動圧軸受側に対して、前記軸部材を予め組み付けることによって軸受組を構成しておき、その軸受組に構成された軸部材又は軸受部材を、前記固定フレーム又はハブに接合した後、前記ハブを回転させながら、前記固定フレームの基準面に対する前記ディスク搭載面の平行度を測定し、その平行度の測定結果が規定範囲外となったものに関して、前記固定フレームの外側底面の適宜の位置にレーザ光を照射するレーザーフォーミング加工を施し、前記ディスク搭載面の平行度が規定範囲内に収まる程度に、前記固定フレームを少なくとも軸方向に変位させるようにしている。
すなわち、ハブのディスク搭載面の平行度を改修するにあたって、機械的なフォーミング加工を採用しても、スプリングバックの発生などから高精度な改修は極めて困難となっているが、このような請求項1にかかるスピンドルモータの製造方法によれば、レーザーフォーミング加工を採用していることによって、ディスク搭載面の平行度の改修が容易かつ正確に行われる。
【0018】
また、請求項2にかかるスピンドルモータの製造方法では、上記請求項1に加えて、固定フレームの少なくともレーザーフォーミング加工部位に、レーザーフォーミング加工に適する鉄系材質からなる補助フレーム部材又は中間部材を配設しておくようにしていることから、固定フレーム自体の材質が自由に選択されるようになっている。
【0019】
さらに、請求項3にかかるスピンドルモータの製造方法では、上記請求項1に加えて、固定フレームの前記外側底面上の、任意の円周上の少なくとも一部に前記レーザ光を照射し、前記固定フレームが前記レーザーフォーミング加工が施された側に向かって変位させるようにしている。これにより、ハードディスク駆動装置の内部を清浄に保ったまま、前記ディスク搭載面の平行度を規定範囲内に収めるよう、あらゆる方向に前記ディスク載置面の平行度を調節することができる。
さらに、請求項4にかかるスピンドルモータの製造方法では、上記請求項3に加えて、前記固定フレームと、前記レーザ光とを相対的に移動させながら前記レーザーフォーミング加工が施される。
さらに、請求項5にかかるスピンドルモータの製造方法では、上記請求項4に加えて、前記固定フレームを回転しつつ、前記固定フレームの上方の固定位置から、前記平行度の前記測定結果に応じて、所定の照射時間だけ前記レーザ光が照射される。これにより、レーザーフォーミング加工を施す位置および領域を容易に変更することができ、あらゆる方向に前記ディスク載置面の平行度を調節することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、ハードディスク駆動装置(HDD)のモータに適用した場合の実施形態を説明する。
【0025】
まず、図4に示されている実施形態におけるハードディスク駆動装置(HDD)用のスピンドルモータの全体の概略構造は、前述した図2と同様であるので、モータ全体の構造に関する説明は省略するが、このようなハードディスク駆動装置(HDD)用のスピンドルモータは、例えば図1及び図2に示されているような薄板状のドライブケースDC内に取り付けられる。
【0026】
すなわち、上記ドライブケースDC内に取り付けられたハードディスク駆動装置(HDD)用のスピンドルモータには、図1及び図2に示されているような記録媒体ディスクDが、前述した回転ハブ6に対してネジ止めにより固定されている。そして、上記記録媒体ディスクDには、当該記録媒体ディスクDに対して記録・再生を行うランプロード(ロードアンドロード)方式の記録再生ヘッドHが、キャリッジH1から延出するヘッドアームH2を介して付設されている。この記録再生ヘッドHは、記録媒体ディスクDの両面を挟み込むようにして半径方向に往復移動されるようになっている。
【0027】
一方、図3及び図4に示されているように、上記ハードディスク駆動装置(HDD)用のスピンドルモータの固定フレーム1に対して、固定軸(軸部材)2を接合するにあたっては、まず、上記固定軸2を軸受スリーブ(軸受部材)3内に組み付けた軸受組DBとして予め組み立てておく。この軸受組DBは、前述したように、固定軸2に対して、軸受スリーブ3が回転自在に装着されたものであって、これら固定軸2の外周面と軸受スリーブ3の内周面との間の半径方向の微小隙間内には、オイルや磁性流体などの潤滑流体が注入されていることによって、軸方向に離して2箇所のラジアル軸受部RB,RBが形成されている。また、上記固定軸2の図示上端部分には、リング状のスラストプレート4が圧入・焼きバメ・ネジ止めなどによって接合されていて、そのスラストプレート4の軸方向における両端面と、上記軸受スリーブ3、及びその軸受スリーブ3に取り付けたカウンタープレート5とが、軸方向に微小隙間を介して対向配置されている。そして、それらの各微小隙間内には、上述したラジアル軸受部RBから連続するようにして潤滑流体が注入されており、上記スラストプレート4の軸方向両側に上下2箇所のスラスト動圧軸受部SBa,SBbが形成されている。
【0028】
このとき、上述した軸受組DBに組み付けられた軸受スリーブ3は、図示下端側が開口状態で、かつ図示上端側が閉塞状態となった片袋空間を構成するように形成されていて、上述したラジアル軸受部RB,RBにそれぞれ形成されたラジアル動圧発生用溝のうちの少なくとも一方側のものが、回転駆動時において、上記軸受スリーブ3の片袋空間の内方側である図示上方側に向かってポンピング力を発生させるように非対称な溝形状をなすように形成されている。
【0029】
このような軸受組DBに組み付けられた固定軸2の図示下端部分は、軸受スリーブ3の下端開口部から突出しているが、その固定軸2の下方突出部分が、固定フレーム1に貫通形成された取付孔1a内に、圧入・焼きバメなどにより挿通されることによって接合されるようになっている。
【0030】
なお、上述のようにして軸受組DBになされた固定軸2を固定フレーム1に接合する前に、ステータ組7や、駆動マグネット8などの駆動系が装着され、それにより一旦、ハードディスク駆動装置(HDD)用スピンドルモータを完成させておく。そして、次に述べるような自動平行度改修装置を用いて、上記回転ハブ6のディスク搭載面6bの平行度が測定されるとともに、その平行度の測定結果に対応して、レーザーフォーミング加工が固定フレーム1に施されて平行度が自動的に改修されるようになっている。
【0031】
すなわち、上記自動平行度改修装置においては、図5に示されているように、上述した構成のハードディスク駆動装置(HDD)用スピンドルモータMが、保持治具21により、固定フレーム1側を上にするようにして裏返しに固定される。そして、上記ハードディスク駆動装置(HDD)用スピンドルモータMの駆動系に対して、所定の駆動電流を供給するモータ駆動回路22が設けられていて、当該モータ駆動回路22によって、回転ハブ6が一定速度で回転駆動されるようになっている。
【0032】
また、上記ハードディスク駆動装置(HDD)用スピンドルモータMの回転ハブ6の軸方向直下位置には、平行度検出器としてのオートコリメーター23が配置されていて、そのオートコリメーター23から発せられる検出光が、上記回転ハブ6のディスク載置面6b上に照射されるとともに、その反射光がオートコリメーター23により再度受光されることによって、上記ディスク載置面6bの軸方向変位量、つまり平行度の測定が行われるようになっている。この平行度検出器としてのオートコリメーター23による平行度の測定結果は、演算アンプ23aを通して、後述するレーザ照射制御装置24に出力される。
【0033】
さらに、上記回転ハブ6の外周面側に設けられたディスク挿通面には、円周方向の原点位置となる位置検出部としてのマーキング又は凹部(図示省略)が付されていて、そのマーキング又は凹部が、上記回転ハブ6のディスク挿通面6aに対して半径方向に対向するように配置された回転検出器(図示省略)によって検出されるようになっている。そして、その回転検出器によって上記マーキング又は凹部が検出されたときのタイミング信号が、後述するレーザ照射制御装置24に出力される。
【0034】
さらにまた、上記ハードディスク駆動装置(HDD)用スピンドルモータMの固定フレーム1の上方側には、YAGレーザー発振装置25のレーザー照射口25aが、上記固定フレーム1から軸方向に適宜の距離をあけるようにして配置されている。このYAGレーザー発振装置25は、当該YAGレーザー発振装置25の本体部25bから延出する光ファイバー25cの先端部分に設けられた上記レーザー照射口25aから、加工用のレーザー光25dを発するように構成されたものであって、上記固定フレーム1の半径方向における予め定められた適宜の位置に対して、加工用のレーザー光25dを照射することにより、いわゆるレーザーフォーミング加工を施すようにした装置である。なお、レーザーフォーミング加工については、例えば、精密工学学会誌Vol.67,No.2,2001の第300頁以降を参照することができる。
【0035】
上記YAGレーザー発振装置25のレーザー照射口25aは、上記ハードディスク駆動装置(HDD)用スピンドルモータMの固定フレーム1の直上位置において、X−Yステージ26により水平面内で任意な位置に移動されるように構成されている。上記X−Yステージ26は、後述するレーザ照射制御装置24からの位置制御信号をステージコントローラー26aを介して受けることによって、適宜の水平面内位置に移動され停止されるようになっている。
【0036】
一方、上記レーザ照射制御装置24には、上述した平行度検出器としてのオートコリメーター23から出力される測定信号を、予め記憶した変位実績値と比較する演算器24aが設けられている。この演算器24a内に記憶された変位実績値は、半径方向において予め定められた円周上の各位置に関して、加工用レーザー光25dの出力パワー及び出力時間を種々変更して照射させながら、上記固定フレーム1の軸方向変位量を計測しておいたものである。そして、その円周方向の各位置における変位実績値に対して、上述したオートコリメーター23から実際に得られている現時点の測定信号を比較し、その比較結果から、固定フレーム1に必要な軸方向変位量、すなわち照射すべき加工用レーザー光25dの円周方向の位置(検出された原点位置からの回転角度)と、出力パワーと、出力時間とが、上記演算器24aにおいて算出されるようになっている。
【0037】
なお、上記固定フレーム1に対する加工用レーザー光25dの照射位置を半径方向に変更した場合には、それに対応した半径方向位置に関する変位実績値を、予め測定しておくこととなる。
【0038】
このようにして、レーザー照射制御装置24の演算器24aにおいて算出された照射すべき加工用レーザー光25dの出力パワー及び出力時間は、前記YAGレーザー発振装置25からの、それぞれ出力パワー及び出力時間を各々調整する発光パワー調整回路24b及び発光時間調整回路24cに入力され、それら発光パワー調整回路24b及び発光時間調整回路24cから、上記YAGレーザー発振装置25に対して必要な駆動制御信号が発せられるようになっている。
【0039】
すなわち、図6にも示されているように、上記YAGレーザー発振装置25からは、必要なタイミングで、必要な出力パワーの加工用のレーザー光25dが、必要な時間にわたって上記固定フレーム1に対して発せられるように構成されていて、その加工用のレーザー光25dが照射された固定フレーム1は、当該加工用のレーザー光25dの照射側(図示上側)に反り返るように変形して軸方向の変位が行われ、前記回転ハブ6のディスク搭載面6bの平行度が、予め定められた規定範囲内に収められるように、上記平行度の改修が行われるようになっている。
【0040】
このとき、上述したレーザー光25dの照射は、回転ハブ6を回転させながら振れ精度を測定する際に、当該回転ハブ6の回転状態をそのままに維持させつつ行っても良いし、上記回転ハブ6の振れ精度の測定を完了した後に、回転ハブ6の回転を停止させておいた上で行っても良い。また、この実施形態では、光ファイバー25cのレーザー照射口25a側を円周方向の適宜の角度範囲内で移動させるようにしているが、ガルバノミラー等を用いてレーザー光25dを円周方向の適宜の角度範囲内で移動させながら照射するようにしても良い。
【0041】
このようなディスク搭載面6bの平行度を改修するにあたって、機械的なフォーミング加工を採用しても、スプリングバックの発生などから高精度な改修は極めて困難となっているが、上述した実施形態によれば、レーザーフォーミング加工を採用していることによって、ディスク搭載面6bの平行度の改修が容易かつ正確に行われる。
【0042】
また、上記実施形態におけるレーザーフォーミング加工に用いているレーザー発振装置として、YAGレーザー発振装置25が用いられていることから、安価かつ小型の装置で、レーザーフォーミング加工が確実に行われるようになっている。
【0043】
さらにまた、本実施形態におけるレーザ照射制御装置24では、演算器24aにおいて算出された照射すべき加工用レーザー光25dの出力パワー及び出力時間に基づいて、発光パワー調整回路24b及び発光時間調整回路24cから、YAGレーザー発振装置25に対して必要な駆動制御信号が発せられるようになっていることから、装置の簡易化を図りつつ、レーザーフォーミング加工が確実に行われるようになっている。
【0044】
一方、図7に示されている自動平行度改修装置では、上述した図5にかかる装置と異なる構成として、ハードディスク駆動装置(HDD)用スピンドルモータMが、回転テーブル31に保持されており、その回転テーブル31の回転動作によって任意の回転位置に位置決めされるように構成されている。また、ハードディスク駆動装置(HDD)用スピンドルモータMの固定フレーム1の直上位置には、YAGレーザー発振装置25のレーザー照射口25aが一定の位置に不動状態で配置されている。また、平行度検出器として、水平面内に配列された3個の非接触変位計33が用いられている。このような自動平行度改修装置を用いても、上述した装置と同様にして、ディスク搭載面6bの平行度の改修が容易かつ正確に行われる。
【0045】
一方、本発明は、図8に示されているような軸回転型の動圧軸受装置を備えたハードディスク駆動装置(HDD)用スピンドルモータMに対しても同様に適用可能である。
この図8に示された軸回転型のモータにおいては、回転ハブ46を回転軸(軸部材)42に接合することとなるが、その接合にあたって、まず上記回転軸42を固定の軸受スリーブ(軸受部材)43内に組み付けて軸受組DBを予め組み立てておく。この軸受組DBは、固定の軸受スリーブ43内に、上記回転軸42が回転自在に挿入されたものであって、これら軸受スリーブ43の内周面と回転軸42の外周面との間の半径方向の微小隙間内には、オイルや磁性流体などの潤滑流体が注入されていることによって、軸方向に離して2箇所のラジアル軸受部RB,RBが形成されている。また、上記回転軸42の図示下端部分には、リング状のスラストプレート44が圧入・焼きバメ・ネジ止めなどによって接合されていて、そのスラストプレート44の軸方向における両端面と、上記軸受スリーブ43、及びその軸受スリーブ43に取り付けたカウンタープレート45とが、軸方向に微小隙間を介して対向配置されている。そして、それらの各微小隙間内には、上述したラジアル軸受部RBから連続するようにして潤滑流体が注入されており、上記スラストプレート44の軸方向両側に上下2箇所のスラスト動圧軸受部SBa,SBbが形成されている。
【0046】
このとき、上述した軸受組DBに組み付けられた軸受スリーブ43は、図示上端側が開口状態で、かつ図示下端側が閉塞状態となった片袋空間を構成するように形成されていて、上述したラジアル軸受部RB,RBにそれぞれ形成されたラジアル動圧発生用溝のうちの少なくとも一方側のものが、回転駆動時において、上記軸受スリーブ43の片袋空間の内方側である図示上方側に向かってポンピング力を発生させるように非対称な溝形状をなすように形成されている。
【0047】
このような軸受組DBに組み付けられた回転軸42の図示上端部分は、軸受スリーブ43の下端開口部から突出しているが、その回転軸42の下方突出部分に対して、図示を省略した記録媒体ディスクを保持するための回転ハブ46が接合される。すなわち、上記回転ハブ46の回転中心位置には取付孔46aが軸方向に貫通形成されていて、その回転ハブ46の取付孔46aが、圧入・焼きバメなどによって上記回転軸42側に挿入され接合される。
【0048】
なお、ディスク駆動装置に組み付けられた上記回転ハブ46には、外周面側に設けられたディスク挿通面46aに対して記録媒体ディスクが挿入されて半径方向に位置決めされるとともに、そのディスク挿通面46aから半径方向外方にフランジ状に突出するように設けられたディスク載置面46b上に、上記記録媒体ディスクの内周側部分が載置されて、当該記録媒体ディスクが軸方向に位置決めされた状態にセットされるようになっている。また、このようにして回転ハブ46のディスク載置面46b上にセットされた記録媒体ディスクは、クランパ(図示省略)の押圧力によって保持される。
【0049】
このようにして、軸受組DBになされた回転軸42に対して回転ハブ46を接合した後又は前において、ステータ組47や駆動マグネット48などの駆動系が装着され、それにより一旦、ディスク駆動装置を完成させておく。そして、前述した実施形態と同様にして、図5又は図7に示されているような自動平行度改修装置を用いて、上記回転ハブ46のディスク搭載面46bの平行度が測定されるとともに、その平行度の測定結果に対応して、レーザーフォーミング加工が固定フレーム41に施されて振れ精度が自動的に改修されるようになっている。
【0050】
また、図9及び図10に示されている実施形態も、軸回転型の動圧軸受装置を備えたディスク駆動装置に対して本発明を適用したものであるが、これらの各実施形態では、固定フレーム41の材質が、樹脂材やアルミニウムなどのレーザー加工に適しない材質で形成されている場合であって、図9の実施形態においては、軸受スリーブ43側に対して、レーザーフォーミング加工に適する材質、例えばステンレス鋼などの鉄系材質からなる補助フレーム部材51を介在して固定フレーム41を接合させるように構成されている。本実施形態における上記補助フレーム部材51は、横断面略L字状の円筒状部材から構成されている。
【0051】
さらに、図10に示されている実施形態では、固定フレーム41の一部に埋設された中間部材61が、ステンレス鋼などの鉄系材質のようなレーザーフォーミング加工に適する材質から構成されている。このような図9又は図10に示されている実施形態によれば、上記補助フレーム部材51又は中間部材61に対して、レーザーフォーミング加工が施され、ディスク搭載面46bの平行度の改修作用が、上記補助フレーム部材51又は中間部材61において行われるようになっており、固定フレーム41自体の材質が自由に選択可能となってる。
【0052】
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのは言うまでもない。
【0053】
例えば、上述した実施形態では、レーザー発振装置としてYAGレーザー発振装置が用いられているが、それ以外のレーザー発振装置も同様に採用することができる。
また本発明は、上述した各実施形態のようなハードディスク駆動装置(HDD)のみならず、他の多種多様な装置におけるディスク駆動装置に対しても同様に適用することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、ハードディスク駆動装置に用いられるスピンドルモータは、固定フレーム側の外側底面の適宜の位置にレーザ光を照射するレーザーフォーミング加工を施して、ディスク搭載面の平行度が規定範囲内に収められる程度に上記固定フレームを少なくとも軸方向に変位させており、機械的なフォーミング加工を採用しても困難なディスク搭載面の平行度の改修を、レーザーフォーミング加工によって行うことによって、ディスク搭載面の平行度の改修を容易かつ正確に行うようにしたものであるから、ハードディスク駆動装置の生産性及び信頼性を向上させることができる。
【0055】
また、このスピンドルモータは、軸固定型又は軸回転型の動圧軸受を用いた装置であって、このような軸固定型及び軸回転型のいずれにおいても、上述した効果を同様に得ることができる。
【0056】
さらに、このスピンドルモータは、固定フレームの少なくともレーザーフォーミング加工部位に、レーザーフォーミング加工に適する鉄系材質からなる補助フレーム部材又は中間部材を配設して、固定フレーム自体の材質を自由に選択可能としたものであるから、上述した効果を更に高めることができる。
【0057】
さらに、このスピンドルモータは、固定フレームの外側底面上の、任意の円周上の少なくとも一部にレーザ光を照射し、固定フレームを、レーザーフォーミング加工を施した側に向かって変位させる。これにより、ハードディスク駆動装置の内部を清浄に保ったまま、前記ディスク搭載面の平行度を規定範囲内に収めるよう、あらゆる方向に前記ディスク載置面の平行度を調節することができ、ハードディスク駆動装置の生産性及び信頼性を確実に向上させることができる。
【0058】
一方、請求項1にかかる、ハードディスク駆動装置に用いられるスピンドルモータの製造方法は、軸受組になされた回転軸に対してハブを接合した後、当該ハブを回転させながらディスク搭載面の平行度を測定し、その平行度の測定結果が規定範囲外となったものに関して、上記固定フレームの外側底面の適宜の位置にレーザ光を照射するレーザーフォーミング加工を施し、ディスク搭載面の平行度が規定範囲内に収まる程度に、上記固定フレームを少なくとも軸方向に変位させるようにして、機械的なフォーミング加工を採用しても困難なディスク搭載面の平行度の改修を、レーザーフォーミング加工によって行うことによって、ディスク搭載面の平行度の改修を容易かつ正確に行うようにしたものであるから、ハードディスク駆動装置の生産性及び信頼性を向上させることができる。
【0059】
また、請求項2にかかるスピンドルモータの製造方法は、上記請求項1に加えて、固定フレームの少なくともレーザーフォーミング加工部位に、レーザーフォーミング加工に適する鉄系材質からなる補助フレーム部材又は中間部材を配設して、固定フレーム自体の材質を自由に選択可能としたものであるから、上述した効果を更に高めることができる。
【0060】
一方、請求項3にかかるスピンドルモータの製造方法は、上記請求項1に加えて、固定フレームの外側底面上の、任意の円周上の少なくとも一部にレーザ光を照射し、固定フレームをレーザーフォーミング加工を施した側に向かって変位させる。これにより、ハードディスク駆動装置の内部を清浄に保ったまま、前記ディスク搭載面の平行度を規定範囲内に収めるよう、あらゆる方向に前記ディスク載置面の平行度を調節することができ、ハードディスク駆動装置の生産性及び信頼性を確実に向上させることができる。
【0061】
さらに、請求項4にかかるにかかるスピンドルモータの製造方法では、上記請求項3に加えて、前記固定フレームと、前記レーザ光とを相対的に移動させながら前記レーザーフォーミング加工が施される。
さらに、請求項5にかかるハードディスク駆動装置の製造方法では、上記請求項4に加えて、前記固定フレームを回転しつつ、前記固定フレームの上方の固定位置から、前記平行度の前記測定結果に応じて、所定の照射時間だけ前記レーザ光が照射される。
これにより、レーザーフォーミング加工を施す位置および領域を容易に変更することができ、あらゆる方向に前記ディスク載置面の平行度を調節することができる。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるディスク駆動装置の一例としてのハードディスク駆動装置(HDD)の構造を表した縦断面説明図である。
【図2】図1に示されたハードディスク駆動装置(HDD)の構造を表した水平縦断面説明図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるディスク駆動装置の接合組立て工程を表した縦断面説明図である。
【図4】図3に示されている実施形態におけるディスク駆動装置の接合組立て後の状態を表した縦断面説明図である。
【図5】本発明の一実施形態における自動平行度改修装置の概略構成を表したブロック線図である。
【図6】本発明の一実施形態における振れ改修工程を表した縦断面説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態における自動平行度改修装置の概略構成を表したブロック線図である。
【図8】本発明の他の実施形態における振れ改修工程を表した縦断面説明図である。
【図9】本発明の更に他の実施形態における振れ改修工程を表した縦断面説明図である。
【図10】本発明の更に他の実施形態における振れ改修工程を表した縦断面説明図である。
【図11】ディスク駆動装置の一例としてのハードディスク駆動装置(HDD)用のスピンドルモータの構造例を表した縦断面説明図である。
【図12】動圧軸受装置を備えたディスク駆動装置に搭載された記録媒体ディスクの回転駆動時における搭載高さの変動要因を表した模式図である。
【図13】動圧軸受装置を備えたディスク駆動装置に搭載された記録媒体ディスクの回転停止時における搭載高さの変動要因を表した模式図である。
【符号の説明】
DC ドライブケース
D 記録媒体ディスク
H 記録再生ヘッド
1 固定フレーム
1a 取付孔
2 固定軸(軸部材)
3 軸受スリーブ(軸受部材)
6 回転ハブ
RB ラジアル軸受部
SBa,SBb スラスト動圧軸受部
22 モータ駆動回路
23 オートコリメーター
24 レーザ照射制御装置
25 YAGレーザー発振装置
25d 加工用レーザー光
26 X−Yステージ
31 回転テーブル
33 非接触変位計
41 固定フレーム
42 回転軸(軸部材)
43 軸受スリーブ(軸受部材)
46 回転ハブ
46b ディスク載置面
DB 軸受組
51 補助フレーム部材
61 中間部材
Claims (5)
- 軸部材と軸受部材とを相対回転可能に装着して動圧軸受を形成する一方、記録媒体ディスクをディスク載置面上に保持するハブを、前記動圧軸受を介して固定フレームに回転自在に支承させるようにした、内部空間が構成されたハードディスク駆動装置に用いられるスピンドルモータの製造方法において、
前記動圧軸受に対して、前記軸部材を予め組み付けることによって軸受組を構成しておき、
前記軸受組に構成された前記軸部材又は前記軸受部材を、前記固定フレーム又は前記ハブに接合した後、
前記ハブを回転させながら、前記固定フレームの基準面に対する前記ディスク搭載面の平行度を測定し、
前記平行度の測定結果が規定範囲外となったものに関して、前記固定フレームの前記ハードディスク駆動装置の内部空間には臨まない外側底面の適宜の位置にレーザ光を照射するレーザーフォーミング加工を施し、
前記ディスク搭載面の前記平行度が規定範囲内に収まる程度に、前記固定フレームを少なくとも軸方向に変位させるようにしたことを特徴とするスピンドルモータの製造方法。 - 前記固定フレームの少なくとも前記レーザーフォーミング加工が施される部位に、前記レーザーフォーミング加工に適する鉄系材質からなる補助フレーム部材又は中間部材を配設しておくようにしたことを特徴とする請求項1記載のスピンドルモータの製造方法。
- 前記固定フレームの前記外側底面上の、任意の円周上の少なくとも一部に前記レーザ光を照射し、前記固定フレームを前記レーザーフォーミング加工が施された側に向かって変位させることを特徴とする請求項1記載のスピンドルモータの製造方法。
- 前記固定フレームと、前記レーザ光とを相対的に移動させながら前記レーザーフォーミング加工を施すことを特徴とする、請求項3記載のスピンドルモータの製造方法。
- 前記固定フレームを回転しつつ、前記固定フレームの上方の固定位置から、前記平行度の前記測定結果に応じて、所定の照射時間だけ前記レーザ光を照射することを特徴とする、請求項4に記載のスピンドルモータの製造方法。
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