JP5103441B2 - 料金管理装置、料金管理システムおよび料金管理方法 - Google Patents

料金管理装置、料金管理システムおよび料金管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザ端末からのコンピュータリソース提供要求に応じてインスタンスを提供するコンピュータリソース提供システムにおける料金管理装置、料金管理システムおよび料金管理方法に関する。
近年、コンピュータリソースを仮想化して仮想マシンを起動する仮想化装置のコンピュータリソースを、ネットワークを介して時間単位でユーザに利用可能に提供するコンピュータリソース提供システムが普及してきている。クラウドサービスなどとも呼ばれるこのようなサービスによれば、ユーザは、コンピュータのハードウェアやソフトウェアを買い取りやリースではなく、従量制の支払いにより利用したり、必要な時に必要なだけ利用したりすることが可能である(例えば、非特許文献1)。
例えば、このようなコンピュータリソースを提供するコンピュータリソース提供装置には、OS(Operating System)やそのOSにおけるGUI(Graphical User Interface)のデスクトップ環境を提供するデスクトッププログラム、各種サーバプログラム、アプリケーションプログラムなどの複数種類のイメージファイルが予め記憶されている。ユーザから送信されるコンピュータリソース提供要求を受信したコンピュータリソース提供装置は、仮想化装置が自身のコンピュータリソースを分割して起動する仮想マシン上にユーザ端末から指定された任意のイメージファイルを展開させ、起動した仮想マシンをインスタンスとしてユーザ端末に提供する。ユーザ端末はネットワークを介して仮想マシンに接続し、利用することができる。例えば、インスタンスにデスクトップ環境を構築すれば、ユーザはネットワークに接続可能なコンピュータ端末を利用してどこからでも同一のデスクトップ環境を利用することが可能となる。このように、コンピュータリソース提供システムを利用すればシンクライアント環境を実現することも可能であるし、複数のインスタンス毎に、ウェブサーバ、AP(アプリケーション)サーバ、DB(データベース)サーバなどを構築し、デスクトップから各サーバを制御してウェブサービスを稼働させ、ネットワークに公開することなども可能である。
このようなコンピュータリソース提供システムでは、コンピュータリソースの提供量に応じて従量課金による利用料金が算出される。算出された利用料金は、例えばクレジットカード決済によってポストペイ方式で支払われる他に、ユーザによって予め購入されたプリペイド方式の電子マネーや、オンラインショッピングなどの際にユーザに付与されたポイントなどによって支払われることが考えられる。この場合、コンピュータリソース料金を管理する料金管理装置にプリペイド方式で蓄積され記憶されたユーザ毎の利用残高が記憶され、コンピュータリソースの利用料金が引き落とされる。ここで、ユーザの利用残高が、提供中の複数のインスタンスの利用料金の総額を下回れば、提供されているインスタンスは解放されユーザ端末からの接続を拒否するようになる。
"amazon web services"、[online]、[平成21年4月1日検索]、インターネットURL:http://aws.amazon.com/
しかしながら、上述のようにユーザがコンピュータリソース提供システムによって複数のインスタンスを利用している場合、ユーザにとってインスタンス毎にそのインスタンスを存続させる優先順位が異なることが考えられる。例えば、他の各種インスタンスを制御するために用いるデスクトッププログラムが動作するインスタンスは、他のプログラムが動作するインスタンスと比較して長期間の存続性が要求される場合がある。このような場合でも、上述のような利用残高からコンピュータリソースの利用料金が引き落とされるプリペイド方式であれば、ユーザの利用残高が提供中の複数のインスタンスの利用料金の総額を下回ると、優先順位に関わらず全てのインスタンスが解放されることとなる。ここで、プリペイド方式の従量課金によりコンピュータリソースが提供される場合、定められた優先順位に応じて、インスタンスが解放されることが望ましい。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、ユーザ端末からのコンピュータリソース提供要求に応じてプリペイド方式の従量課金によりインスタンスを提供するコンピュータリソース提供システムにおいて、定められた優先順位に応じてインスタンスを解放する料金管理装置、料金管理システムおよび料金管理方法を提供する。
上述した課題を解決するために、本発明は、ネットワークを介して接続されたユーザ端末から、コンピュータリソースの提供単位であるインスタンス毎のコンピュータリソース提供要求を受信し、受信したコンピュータリソース提供要求に応じたインスタンスをユーザ端末に提供するコンピュータリソース提供装置に接続され、ユーザ端末に提供されたインスタンスに基づくコンピュータリソース利用料金を管理する料金管理装置であって、ユーザ端末を識別するユーザ識別情報に対応付けて、コンピュータリソース利用料金に対して支払われる対価の利用残高が予め記憶される利用残高記憶部と、ユーザ識別情報と、ユーザ端末に提供されているインスタンスを識別するインスタンス識別情報と、インスタンスの提供を存続させる優先順位の高低を示す優先度とが対応付けられたインスタンス情報が、ユーザ端末に提供されている複数のインスタンス毎に記憶されるインスタンス情報記憶部と、優先度毎に、利用残高が定められた閾値を下回った場合に優先度に対応付けられたインスタンスを解放することを示す優先度閾値が記憶される優先度別解放閾値記憶部と、利用残高が、優先度閾値未満であるか否かを判定する残高判定部と、残高判定部によって、利用残高が優先度閾値未満であると判定されると、インスタンス情報記憶部に記憶されたインスタンスのうち、優先度に対応付けられたインスタンスを解放対象として検出する解放対象検出部と、解放対象検出部が検出した解放対象のインスタンスを、コンピュータリソース提供装置に解放させるインスタンス解放部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、インスタンス情報記憶部に記憶されたインスタンス情報は、インスタンスの利用用途に応じて定められたグループのうち、対応するインスタンスが属するグループを示す情報を含み、解放対象検出部は、優先度に対応付けられた複数のインスタンスを検出した場合には、グループ毎にインスタンスを解放対象として検出することを特徴とする。
また、本発明は、残高判定部は、一定時間毎に、一定時間経過後の利用残高の予測値が、優先度閾値未満であるか否かを判定し、利用残高の予測値が、優先度閾値未満であると判定した場合には、警告情報を生成してユーザ端末に送信することを特徴とする。
また、本発明は、利用残高記憶部に記憶される利用残高には、インスタンスがユーザ端末に提供される際にユーザ端末に表示された広告に応じて加算されるポイントが含まれることを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して接続されたユーザ端末から、コンピュータリソースの提供単位であるインスタンス毎のコンピュータリソース提供要求を受信し、受信したコンピュータリソース提供要求に応じたインスタンスをユーザ端末に提供するコンピュータリソース提供装置に接続され、ユーザ端末に提供されたインスタンスに基づくコンピュータリソース利用料金を管理する料金管理装置と、ユーザ端末に送信する広告情報が記憶された広告サーバ装置とを備えた料金管理システムであって、料金管理装置は、ユーザ端末を識別するユーザ識別情報に対応付けて、コンピュータリソース利用料金に対して支払われる対価の利用残高が予め記憶される利用残高記憶部と、ユーザ識別情報と、ユーザ端末に提供されているインスタンスを識別するインスタンス識別情報と、インスタンスの提供を存続させる優先順位の高低を示す優先度とが対応付けられたインスタンス情報が、ユーザ端末に提供されている複数のインスタンス毎に記憶されるインスタンス情報記憶部と、優先度毎に、利用残高が定められた閾値を下回った場合に優先度に対応付けられたインスタンスを解放することを示す優先度閾値が記憶される優先度別解放閾値記憶部と、利用残高が、優先度閾値未満であるか否かを判定する残高判定部と、残高判定部によって、利用残高が優先度閾値未満であると判定されると、インスタンス情報記憶部に記憶されたインスタンスのうち、優先度に対応付けられたインスタンスを解放対象として検出する解放対象検出部と、解放対象検出部が検出した解放対象のインスタンスを、コンピュータリソース提供装置に解放させるインスタンス解放部と、を備え、広告サーバ装置は、コンピュータリソース提供装置によってユーザ端末にインスタンスが提供される際に、ユーザ端末に広告情報を出力し、出力した広告情報に応じた対価を、広告情報を出力したユーザ端末のユーザ識別情報に対応付けられて料金管理装置の利用残高記憶部に記憶された利用残高に加算することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して接続されたユーザ端末から、コンピュータリソースの提供単位であるインスタンス毎のコンピュータリソース提供要求を受信し、受信したコンピュータリソース提供要求に応じたインスタンスをユーザ端末に提供するコンピュータリソース提供装置に接続され、ユーザ端末に提供されたインスタンスに基づくコンピュータリソース利用料金を管理し、ユーザ端末を識別するユーザ識別情報に対応付けて、コンピュータリソース利用料金に対して支払われる対価の利用残高が予め記憶される利用残高記憶部と、ユーザ識別情報と、ユーザ端末に提供されているインスタンスを識別するインスタンス識別情報と、インスタンスの提供を存続させる優先順位の高低を示す優先度とが対応付けられたインスタンス情報が、ユーザ端末に提供されている複数のインスタンス毎に記憶されるインスタンス情報記憶部と、優先度毎に、利用残高が定められた閾値を下回った場合に優先度に対応付けられたインスタンスを解放することを示す優先度閾値が記憶される優先度別解放閾値記憶部とを備えた料金管理装置の料金管理方法であって、利用残高が、優先度閾値未満であるか否かを判定するステップと、利用残高が優先度閾値未満であると判定すると、インスタンス情報記憶部に記憶されたインスタンスのうち、優先度に対応付けられたインスタンスを解放対象として検出するステップと、検出した解放対象のインスタンスを、コンピュータリソース提供装置に解放させるステップと、を備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、コンピュータリソース提供要求に応じたインスタンスをユーザ端末に提供するコンピュータリソース提供装置に接続された料金管理装置が、ユーザ端末を識別するユーザ識別情報に対応付けて利用残高を予め記憶し、ユーザ端末に提供されているインスタンスを識別するインスタンス識別情報と、インスタンスの提供を存続させる優先順位の高低を示す優先度とが対応付けられたインスタンス情報を、ユーザ端末に提供されている複数のインスタンス毎に記憶し、ユーザの利用残高が優先度に対応する閾値未満であると判定すると、優先度に応じたインスタンスを解放させるようにしたので、ユーザの利用残高が減少した場合に一律に全てのインスタンスが解放されることなく、定められた優先順位に応じてインスタンスを解放させることが可能となる。
本発明の一実施形態によるコンピュータリソース提供システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によりユーザ端末に表示される入力画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態によるインスタンス情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態によるサイズ別コンピュータリソース利用料金情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による利用残高のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による解放閾値のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による料金管理装置の動作例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるコンピュータリソース提供システムの動作例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるコンピュータリソース提供システム1の構成を示すブロック図である。コンピュータリソース提供システム1は、ユーザ端末100と、コンピュータリソース提供装置200と、複数台のコンピュータ仮想化装置210−N(コンピュータ仮想化装置210−1、コンピュータ仮想化装置210−2、コンピュータ仮想化装置210−3、・・・)と、料金管理装置300と、広告サーバ400とを備えている。ここで、複数台のコンピュータ仮想化装置210−Nは同様の構成であり、特に区別して説明する必要がない場合には、コンピュータ仮想化装置210として説明する。
ユーザ端末100は、コンピュータリソース提供装置200により提供されるコンピュータリソースを利用するコンピュータ装置である。ユーザ端末100は、ネットワークを介してコンピュータリソース提供装置200と通信を行う。ユーザ端末100が、ユーザから入力される操作情報に応じて、コンピュータリソース提供要求をコンピュータリソース提供装置200に送信すると、複数のコンピュータ仮想化装置210のうち、自身に割り当てられたコンピュータ仮想化装置210の仮想マシンを識別する仮想マシン識別情報が通知される。ユーザ端末100は、通知された仮想マシン識別情報に基づいてコンピュータ仮想化装置210に接続し、仮想マシンを利用する。例えば、仮想マシン識別情報はコンピュータ仮想化装置210に起動された仮想マシンのIPアドレスであり、ユーザ端末100は、通知されたIPアドレスを宛先としてコンピュータ仮想化装置210に接続する。ここで、ユーザ端末100が自身に割り当てられたコンピュータ仮想化装置210に接続し、仮想マシンを起動する際には、ユーザ端末100に表示される起動画面に、広告サーバ400から送信される広告情報が表示される。
また、ユーザ端末100は、コンピュータリソース提供装置200から送信されるインスタンス提供要求入力画面を受信して表示部に表示させ、ユーザから入力される情報に応じてインスタンス提供要求を生成する。インスタンス提供要求には、起動を要求するイメージファイルを識別するイメージID、要求するインスタンスのコンピュータリソースのサイズ、インスタンスの存続性の優先順位の高低を示す優先度、インスタンスのグループIDなどを示す情報が含まれる。
図2は、ユーザ端末100に表示されるインスタンス提供要求入力画面の例を示す図である。符号aに示されるイメージIDは、GUI(Graphical User Interface)のデスクトップ環境を提供するデスクトップ、メールサーバ、FTPサーバなどの機能を持つ複数のイメージファイルのうちいずれかのイメージファイルを識別する情報であり、ひとつのイメージファイルが選択される。符号bに示されるサイズは、インスタンスのコンピュータリソースの容量、能力値であり、例えば、コンピュータリソースの能力値、容量に応じて、S、M、Lなどのサイズが予め用意される。例えば、Sは、CPU性能が2.6GHz、メモリ容量が2GB、ディスク容量が500GBである仮想マシンを示す。Mは、Sよりも能力値の高い仮想マシンであり、Lは、Mよりも能力値の高い仮想マシンである。
符号cに示される優先度は、インスタンスの存続性の優先順位の高低を示す数値であり、本実施形態では、数値が低い程、優先順位が高く、相対的に優先順位の低い他のインスタンスよりも長期間存続させることを示す。一方、数値が高い程、優先順位が低く、相対的に優先順位が高い他のインスタンスよりも早い段階でインスタンスを解放することを許可することを示す。符号dに示されるグループIDは、インスタンスの用途に応じて定められる単位であり、同一のグループIDが対応付けられたインスタンスは同一のグループに属することを示す。例えば、互いに協働してウェブサービスを提供するウェブサーバ、APサーバ、DBサーバなどを、同一のグループとして設定することができる。ここでは、ユーザ端末100に提供された複数のインスタンスのうちいずれかのインスタンスが料金不足等により解放される場合、同一のグループに属するインスタンスはグループ単位で解放される。符号eは、申込ボタンであり、ユーザによって押下されると、イメージID、サイズ、優先度、グループIDなどの選択された値が含まれるコンピュータリソース提供要求がユーザ端末100によって生成され、コンピュータリソース提供装置200に送信される。
図1に戻り、コンピュータリソース提供装置200は、ユーザ端末100から送信されるコンピュータリソース提供要求を受信し、受信したコンピュータリソース提供要求に応じて、複数台のコンピュータ仮想化装置210のうちいずれかのコンピュータ仮想化装置210によって仮想化されたコンピュータリソースに、指定されたイメージファイルに基づく仮想マシンを起動させ、起動した仮想マシンを識別する仮想マシン識別情報をユーザ端末100に送信し、インスタンスとして提供する。ここで、コンピュータリソース提供装置200には、コンピュータ仮想化装置210の仮想マシンにおいて動作させるOS(Operating System)や、OS上で動作するサーバプログラム、アプリケーションプログラムなどが含まれる情報であるイメージファイルが予め記憶される。
また、コンピュータリソース提供装置200は、ユーザ端末100からのコンピュータリソース提供要求に応じてユーザ端末100にインスタンスを提供すると、提供したインスタンスに関するインスタンス情報を、料金管理装置300のインスタンス情報記憶部310に記憶させる。また、コンピュータリソース提供装置200は、料金管理装置300から、インスタンス解放対象として検出されたインスタンスのインスタンスIDが含まれるインスタンス解放要求を受信する。コンピュータリソース提供装置200は、受信したインスタンス解放要求に応じたインスタンスを提供するコンピュータ仮想化装置210にユーザ端末100からの接続を拒否させて、インスタンスを解放する。
複数台のコンピュータ仮想化装置210は、自身のコンピュータリソースを仮想化する機能を備えたコンピュータ装置である。コンピュータ仮想化装置210は、自身のコンピュータリソースを仮想的に分割し、分割したコンピュータリソース上に仮想マシンを起動させる。このような仮想マシンを提供するソフトウェアとしては、例えばXen(登録商標)などが適用できる。
料金管理装置300は、コンピュータリソース提供装置200によってユーザ端末100に提供されたコンピュータリソースの提供量に応じた料金を算出するコンピュータ装置であり、インスタンス情報記憶部310と、サイズ別コンピュータリソース利用料金記憶部320と、利用残高記憶部330と、優先度別解放閾値記憶部340と、残高判定部350と、解放対象検出部360と、インスタンス解放部370とを備えている。
インスタンス情報記憶部310には、ユーザ端末100に提供されているインスタンスに関する情報が記憶される。図3は、インスタンス情報記憶部310に記憶されるインスタンス情報のデータ例を示す図である。インスタンス情報には、ユーザIDと、インスタンスIDと、イメージIDと、サイズと、優先度と、グループIDとの情報が対応付けられて記憶される。
インスタンス情報に含まれるユーザIDは、インスタンスが提供されているユーザ端末100を識別する識別情報である。インスタンスIDは、対応するユーザ端末100に提供されているインスタンスを識別する情報である。インスタンスIDは、例えばコンピュータリソース提供装置200によってインスタンスを一意に識別するために生成される識別情報であっても良いし、仮想マシンのIPアドレスである仮想マシン識別情報を適用しても良い。イメージIDは、対応するインスタンスに起動している仮想マシンのイメージファイルを識別する。サイズは、対応するインスタンスのコンピュータリソースのサイズである。優先度は、対応するインスタンスに指定された優先度を示す。グループIDは、対応するインスタンスに指定されたグループを示す。
図1に戻り、サイズ別コンピュータリソース利用料金記憶部320には、コンピュータリソース提供装置200によって提供されるインスタンスのサイズに応じて予め定められたコンピュータリソース利用料金が記憶される。図4は、サイズ別コンピュータリソース利用料金記憶部320に記憶されるデータ例を示す図である。この例では、サイズ別に1時間当たりのコンピュータリソース利用料金が定められて記憶されており、サイズSのインスタンスの1時間当たりのコンピュータリソース利用料金は10円であり、サイズMのインスタンスの1時間当たりのコンピュータリソース利用料金は20円であり、サイズLのインスタンスの1時間当たりのコンピュータリソース利用料金は30円である。
図1に戻り、利用残高記憶部330には、ユーザ端末100を識別するユーザIDに対応付けて、コンピュータリソース利用料金に対して支払われる対価の利用残高が予め記憶される。利用残高は、例えば、ユーザのクレジットカードによって購入されたり、プリペイドカードが購入されたりすることによって付与されるプリペイド方式の電子マネーである。また、利用残高には、インスタンスがユーザ端末100に提供される際にユーザ端末100に表示された広告に応じて加算されるポイントが含まれるようにしても良い。図5は、利用残高記憶部330に記憶される利用残高のデータ例を示す図である。ここでは、例えばユーザIDが「1」であるユーザの利用残高が31000円であることが示される。
優先度別解放閾値記憶部340には、優先度毎に、利用残高記憶部330に記憶されたユーザ毎の利用残高が定められた閾値を下回った場合に、その優先度に対応付けられたインスタンスを解放することを示す優先度閾値が記憶される。図6は、優先度別解放閾値記憶部340に記憶される閾値のデータ例を示す図である。ここでは、優先度3のインスタンスは、ユーザの利用残高が10000円を下回った場合に解放されることを示し、優先度2のインスタンスは、ユーザの利用残高が5500円を下回った場合に解放されることを示し、優先度1のインスタンスは、ユーザの利用残高が0円になるまで提供されることを示す。ここで、優先度別解放閾値記憶部340には、ユーザ毎に異なる優先度閾値が記憶されるようにしても良い。
残高判定部350は、利用残高記憶部330に記憶されたユーザの利用残高が、優先度別解放閾値記憶部340に記憶された優先度閾値未満であるか否かを判定する残高判定処理を行う。また、残高判定部350は、一定時間毎に、一定時間経過後の利用残高の予測値を算出し、算出した利用残高の予測値が、優先度閾値未満であるか否かを判定する。残高判定部350は、利用残高の予測値が、優先度閾値未満であると判定した場合には、警告情報を生成してユーザ端末100に送信する。警告情報は、例えば、メール等により送信しても良いし、コンピュータ仮想化装置210から提供される仮想マシンの起動画面に警告情報を表示させるようにしても良い。
残高判定部350は、例えば、1週間ごとに、提供されているインスタンスを利用し続けた場合の1日後の利用残高の予測値を算出して、予測値による残高判定処理を行う。例えば、残高判定部350は、インスタンス情報記憶部310に記憶されているユーザIDに対応付けられたそれぞれのインスタンスのサイズと、サイズ別コンピュータリソース利用料金記憶部320に記憶されたコンピュータリソース利用料金とに基づいて、利用残高の予測値を算出する一定期間後(例えば、1日)までに必要となるコンピュータリソース利用料金の料金総額を算出する。例えば、図3に示したようなデータがインスタンス情報記憶部310に記憶されている場合、ユーザID「1」のユーザに対しては、インスタンスIDが1〜6の6個のインスタンスが提供されており、サイズSのインスタンスが2個、サイズMのインスタンスが3個、サイズLのインスタンスが1個提供されていることが示されている。
そこで、残高判定部350は、インスタンスの個数およびサイズと、サイズ別コンピュータリソース利用料金記憶部320に記憶されたサイズ毎のコンピュータリソース利用料金と、一定期間(例えば、1日(24時間))とに基づいて、一定期間後のコンピュータリソース利用料金の料金総額を、(2(Sの個数)×10(Sの時間当たりの料金)×24(時間)+3(Mの個数)×20(Mの時間当たりの料金)×24(時間)+1(Lの個数)×30(Lの時間当たりの料金)×24(時間)=)2640円として算出する。そして、残高判定部350は、現時点でのユーザの残高(31000円)から、料金総額(2640円)を減算し、一定期間(1日)後の利用残高の予測値(31000−2640=28360円)を算出する。
そして、残高判定部350は、算出した利用残高の予測値と、優先度閾値とを比較する。ここでは、利用残高の予測値(28360円)は、最も優先度の低い優先度3の優先度閾値(10000円)以上であり、残高判定部350は、算出した利用残高の予測値が、優先度閾値未満でないと判定する。ここで、残高判定部350が、提供されているインスタンスの一定期間後のコンピュータリソース利用料金の料金総額を算出する場合には、インスタンス毎の利用履歴に基づいて算出するようにしても良い。例えば、特定のインスタンスについての1日あたりの利用時間の平均値を利用履歴から算出し、算出した利用時間に基づいて1日あたりのコンピュータリソース利用料金を算出するようにしても良い。
ここでは、残高判定部350が、一定時間経過後(1日後)の利用残高の予測値を算出し、算出した予測値と予め定められた優先度閾値とを比較する例を示したが、予測値を算出せず、処理時点での利用残高と優先度閾値との比較処理を行い、処理時点での利用残高が優先度閾値未満であるか否かを判定するようにしても良い。また、処理時点での利用残高と優先度閾値との比較処理と、一定時間経過後の利用残高の予測値と優先度閾値との比較処理との双方の比較処理を行い、処理時点での利用残高または一定時間経過後の利用残高の予測値のいずれか一方が優先度閾値未満であると判定した場合に、後述する解放対象検出部360による解放対象検出処理が行われるようにしても良い。
解放対象検出部360は、残高判定部350によって、利用残高が優先度閾値未満であると判定されると、インスタンス情報記憶部310に記憶されたインスタンスのうち、優先度閾値未満であると判定された優先度に対応付けられたインスタンスを、グループ毎に解放対象として検出する。
インスタンス解放部370は、解放対象検出部360が検出した解放対象のインスタンスを、コンピュータリソース提供装置200に解放させる。ここでは、インスタンス解放部370は、コンピュータリソース提供装置200に対して、解放対象検出部360によって解放対象として検出されたインスタンスのインスタンスIDを含むインスタンス解放要求を、コンピュータリソース提供装置200に送信する。
広告サーバ400は、ユーザ端末100がコンピュータ仮想化装置210に接続される際、ユーザ端末100に広告情報を送信し、ユーザ端末100の画面に表示させる。広告情報は、静止画像でも良いし、動画像でも良い。広告サーバ400は、送信した広告情報がユーザ端末100に出力されると、広告閲覧の対価としてのポイントを発行し、ユーザ端末100に対応付けられて料金管理装置300の利用残高記憶部330に記憶された利用残高を、広告閲覧の対価に応じて加算して記憶させる。
次に、本発明によるコンピュータリソース提供システム1の動作例を説明する。図7は、本実施形態のコンピュータリソース提供装置200が行うインスタンス解放処理の例を示すフローチャートである。
ここでは、残高判定部350によって算出される一定期間後の利用残高の予測値をB、優先度3に対応する閾値をV3、優先度2に対応する閾値をV2、優先度1に対応する閾値をV1として説明する。
まず、残高判定部350は、一定期間後の利用残高の予測値Bを算出して、算出した予測値Bと優先度3に対応する閾値V3とを比較し、BがV3より大きいか否かを判定する(ステップS1)。ここで、残高判定部350によって、BがV3より大きいと判定されれば(ステップS1:YES)、料金管理装置300はインスタンス解放処理を行わず、一定期間待機してから(ステップS2)、再度ステップS1の処理を行う。
ステップS1において、残高判定部350によってBがV3より大きいと判定されれば(ステップS1:NO)、解放対象検出部360は、優先度3が付与されたインスタンスのグループのうち、解放した場合にB>V3を満たすこととなるグループ、またはグループの組み合わせが存在するか否かを判定する(ステップS3)。例えば、優先度3には、グループ1〜10の10個のグループが存在した場合、グループ1を解放することにより、B>V3を満たすこととなるか否かを判定する。また、例えばグループ1とグループ2との組み合わせの双方のグループを解放することにより、B>V3を満たすこととなるか否かを判定する。このように、解放対象検出部360は、解放対象となるグループまたはグループの組み合わせを検出する。
ステップS3において、解放対象検出部360が、解放した場合にB>V3を満たすこととなるグループが存在すると判定すれば(ステップS3:YES)、インスタンス解放部370は、解放対象検出部360によって検出されたグループが一つである場合にはそのグループに属するインスタンスの解放要求をコンピュータリソース提供装置200に送信し、インスタンスを解放させる。また、インスタンス解放部370は、解放対象検出部360によって検出されたグループが複数のグループの組み合わせである場合には、そのグループの組み合わせのうち、解放するグループ数が最小となるグループの組み合わせを検出し、検出したグループの組み合わせに属するインスタンスの解放要求をコンピュータリソース提供装置200に送信する(ステップS4)。
ステップS3において、解放対象検出部360が、解放した場合にB>V3を満たすこととなるグループが存在しないと判定すれば(ステップS3:NO)、インスタンス解放部370は、優先度3が付与されたインスタンスの全てについての解放要求をコンピュータリソース提供装置200に送信し、インスタンスを解放させる(ステップS5)。そして、解放対象検出部360は、ステップS3と同様に、優先度2が付与されたインスタンスのグループのうち、解放した場合にB>V2を満たすこととなるグループ、またはグループの組み合わせが存在するか否かを判定する(ステップS6)。解放対象検出部360が、解放した場合にB>V2を満たすこととなるグループが存在すると判定すれば(ステップS6:YES)、ステップS4に進み、インスタンス解放部370は、解放対象検出部360によって検出されたグループのうち、解放するグループが最小となるグループを解放する。
一方、ステップS6において、解放対象検出部360が、解放した場合にB>V2を満たすこととなるグループが存在しないと判定すれば(ステップS6:NO)、インスタンス解放部370は、優先度2が付与されたインスタンスの全てについての解放要求をコンピュータリソース提供装置200に送信し、インスタンスを解放させる(ステップS7)。また、解放対象検出部360は、ステップS6と同様に、優先度1が付与されたインスタンスのグループのうち、解放した場合にB>V1を満たすこととなるグループ、またはグループの組み合わせが存在するか否かを判定する(ステップS8)。解放対象検出部360が、解放した場合にB>V1を満たすこととなるグループが存在すると判定すれば(ステップS8:YES)、ステップS4に進み、インスタンス解放部370は、解放対象検出部360によって検出されたグループのうち、解放するグループが最小となるグループを解放する。一方、ステップS8において、解放対象検出部360が、解放した場合にB>V1を満たすこととなるグループが存在しないと判定すれば(ステップS8:NO)、インスタンス解放部370は、優先度1が付与されたインスタンスの全てについてのインスタンス解放要求をコンピュータリソース提供装置200に送信し、インスタンスを解放させ(ステップS9)、処理を終了する。
次に、図8を参照して、本実施形態のコンピュータリソース提供システム1により提供されたインスタンスが、利用残高の減少とともに解放される例を説明する。
図8(1)は、特定のユーザ端末100に対して提供されまたは解放されるインスタンスを時間の経過とともに示した図であり、図8(2)は、コンピュータリソース利用料金に対応するユーザの利用残高を示した図である。ここでは、ユーザ端末100に提供されるインスタンスは全てサイズがSであるとする。サイズSのインスタンスの利用料金は、1時間あたり10円であるとする。すなわち、1日間当たりの利用料金は240円であり、1週間当たりの利用料金は1680円である。ここでは、残高判定部350は、1週間ごとに、提供されているインスタンスを利用し続けた場合の1日後の利用残高の予測値を算出して、予測値による残高判定処理を行う。
図8(1)に示されるように、4月1日の時点で、特定のユーザ端末100に、符号a1に示されるDBサーバと、符号a4に示されるメールサーバと、符号bに示されるファイル転送サーバと、符号cに示されるデスクトップとの4つのインスタンスが提供されている。ここで、デスクトップのインスタンスについては毎日1日当たり1時間利用し、他のインスタンスについては24時間稼動させ続ける。すなわち、符号cのインスタンスについては1日あたり10円の料金が発生し、他のインスタンスについては1日あたり240円の料金が発生する。符号a1と、符号a4とのインスタンスには、優先度3(低)が付与されている。符号bのインスタンスには、優先度2(中)が付与されている。符号cのインスタンスには、優先度1(高)が付与されている。この時点では、これらのインスタンスはいずれも他のインスタンスとのグループを形成していない。また、図8(2)に示されるように、4月1日の時点で利用残高記憶部330に記憶されている利用残高は31000円であるとする。
4月1日から4月7日までの7日間の間インスタンスが利用され続けると、(70×1+1680×3=)5110円の利用料金が発生する。そこで、4月1日時点での利用残高31000円から5110円が差し引かれ、4月8日時点での利用残高は25890円となる。次に、4月8日の時点で、符号a2に示されるAPサーバのインスタンスの提供が開始される。符号a2のインスタンスは、符号a1のインスタンスと同一のグループに属しており、優先度3が付与されている。4月8日から4月14日までの7日間の間インスタンスが利用され続けると、(70×1+1680×4=)6790円の利用料金が発生する。4月8日時点での利用残高25890円から6790円が差し引かれ、4月15日時点での利用残高は19100円となる。
4月15日の時点で、符号a3に示されるウェブサーバのインスタンスの提供が開始される。符号a3のインスタンスは、符号a1および符号a2のインスタンスと同一のグループに属しており、優先度3が付与されている。4月15日から4月21日までの7日間の間インスタンスが利用され続けると、(70×1+1680×5=)8470円の利用料金が発生する。4月15日時点での利用残高19100円から8470円が差し引かれ、4月22日時点での利用残高は10630円である。この時点で、24時間稼動するインスタンスが5個(符号a1、a2、a3、a4、符号b)存在するため、これら全てのインスタンスを稼動させ続けると、1日後の利用残高が(10630−(10×1+240×5)=)9420円となり、優先度3の閾値として定められている値「10000円」を下回ると残高判定部350によって判定される。そこで、解放対象検出部360によって、解放対象のインスタンスが判定される。ここでは、優先度が3であるインスタンスが4個(符号a1、a2、a3、a4)存在し、符号a1、a2、a3は同一のグループであるから、このグループのインスタンスを解放すると1日後の利用残高は優先度3の閾値以上である。そこで、解放対象検出部360は、4月21日の時点で、コンピュータリソース提供装置200に、符号a1、a2、a3のインスタンスを解放させる。
さらに、符号a4、b、cのインスタンスが4月22日から4月28日までの7日間の間利用され続けると、(70×1+1680×2=)3430円の利用料金が発生する。4月22日時点での利用残高10630円から3430円が差し引かれ、4月29日時点での利用残高は7200円である。これら全てのインスタンスを稼動させ続けると、1日後の利用残高は(7200−(10×1+240×2)=)6710円であり、優先度3の閾値として定められている値「10000円」を下回る。そこで、4月28日の時点で、解放対象検出部360は、優先度3が付与された符号a4のインスタンスを解放対象として検出し、符号a4のインスタンスを解放させる。ここでは、4月29日時点での利用残高は7200円であり、優先度3の閾値として定められている値「10000円」を下回っているため、残高判定部350が、1日後の利用残高の予測値と優先度閾値との比較処理を行うことなく、処理時点での利用残高と優先度閾値とを比較することにより、解放対象検出部360は、符号a4のインスタンスを解放対象として検出しても良い。同様に、5月5日の時点で、優先度が2である符号bのインスタンスが解放され、提供されているインスタンスは優先度が1である符号cのインスタンスのみとなる。以降、利用残高が0となるまで、符号cのインスタンスが提供される。
なお、本実施形態では、残高判定部350は1週間ごとに残高判定処理を行う例を説明したが、残高判定部350は、任意のタイミング(例えば、1日間隔)で残高判定処理を行うようにしても良い。例えば、図8の例において、1日ごとに残高判定処理を行った場合には、4月23日時点での利用残高は(10630−(10×1+240×2)=)10140円となり、翌日の4月24日時点における利用残高の予測値は(10140−(10×1+240×2)=)9650円となって、優先度3の閾値を下回ると判定される。この場合、符号a4に示されるメールサーバのインスタンスは、4月23日の時点で解放されることとなる。
また、本実施形態では、コンピュータ仮想化装置210によって起動されるインスタンスの優先度やグループID等は、ユーザによってユーザ端末100に入力されることにより指定されるとしたが、コンピュータリソース提供装置200がそれぞれの初期値を定めて記憶しておき、これらについての指定がないコンピュータリソース提供要求をコンピュータリソース提供装置200が受信した場合には初期値を適用してコンピュータ仮想化装置210のインスタンスを起動させるようにしても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザの利用残高が、優先度毎に定められた優先度閾値を下回った場合、その優先度に対応付けられたインスタンスのみを解放するようにしたので、利用残高が減少している場合にも、優先度の高いインスタンスの提供を存続させることが可能となる。これにより、例えば、ユーザは、自身にとって優先度の高いデスクトップ環境が提供されているインスタンスについては優先度を高くして利用可能に維持し、ウェブサーバやAPサーバ、DBサーバなどのインスタンスは、利用残高の減少に応じてデスクトップ環境が提供されているインスタンスよりも早く解放することが可能である。これにより、利用残高の減少を緩やかにすることができ、優先度の高いデスクトップ環境のインスタンスをより長期間利用し続けることが可能となる。
また、例えば、プリペイド方式によりインスタンス毎に1月などの期間毎に月額でコンピュータリソースが提供される場合、インスタンスの提供開始時期が異なれば、インスタンスの提供終了時期も異なることとなる。ここで、例えば協働してウェブサービスを提供するウェブサーバと、APサーバと、DBサーバとのインスタンスの提供開始時期が異なれば、最も提供開始時期の早いインスタンスが解放された時点で、全体のウェブサービスとして機能しなくなることが考えられる。本実施形態によれば、このような場合にも、協働するインスタンスを同一のグループに対応付けておくことで、インスタンスの提供終了時期を同一時期にすることが可能である。
また、例えば、ユーザにとって、デスクトップ環境よりも、ウェブサーバやAPサーバ、DBサーバなどのインスタンスなどの方が、より存続性の優先度が高い場合には、そのように設定を行なうことで、デスクトップ環境よりも、ウェブサーバやAPサーバ、DBサーバなどのインスタンスの提供をより長期間存続させることが可能となる。また、例えば、主系と従系のコンピュータシステムを、コンピュータリソース提供装置200から提供されているコンピュータリソースを用いて稼働させている場合、主系のコンピュータシステムの優先度を従系のコンピュータシステムの優先度よりも高く設定しておくことにより、主系のコンピュータシステムをより長期間存続させることが可能となる。また、例えばウェブサーバとAPサーバとDBサーバのうち、DBサーバにはデータが記憶されているため存続の重要度が高い場合に、DBサーバのインスタンスの優先度を、他のインスタンスの優先度よりも高くしておくことで、DBサーバをより長期間存続させることが可能となり、データの損失を防ぐことが可能である。
さらに、広告サーバ400によってユーザ端末100に送信される広告情報に応じて、利用残高記憶部330に記憶された利用残高が加算されるため、1日当たりの利用時間が短いようなインスタンスについては、広告サーバ400から送信される広告情報を閲覧することの対価のみにより存続させることが可能である場合がある。例えば、一般ユーザが、コンピュータリソース提供装置200によって提供されるインスタンスを自身のデスクトップ環境として利用する場合、デスクトップ環境についての利用は、1日当たりに1時間程度である場合があると考えられる。このような場合、1時間当たりのコンピュータリソースの利用料が10円であり、1度の広告閲覧について発行されるポイントが10円相当である場合には、広告閲覧をすることのみによって、インスタンスを利用する利用残高を維持することが可能である。このようにすれば、広告サーバ400から送信される広告情報に応じた対価によって、ユーザは無料でコンピュータリソース提供装置200から提供されるコンピュータリソースを利用することができる。これにより、ユーザ端末100にコンピュータリソースを提供するコンピュータリソース提供事業者にとっても、自身のサービスをより多くのユーザに利用してもらうことが期待できる。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより利用料金の管理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1 コンピュータリソース提供システム
100 ユーザ端末
200 コンピュータリソース提供装置
210 コンピュータ仮想化装置
300 料金管理装置
310 インスタンス情報記憶部
320 サイズ別コンピュータリソース利用料金記憶部
330 利用残高記憶部
340 優先度別解放閾値記憶部
350 残高判定部
360 解放対象検出部
370 インスタンス解放部
400 広告サーバ

Claims (6)

  1. ネットワークを介して接続されたユーザ端末から、コンピュータリソースの提供単位であるインスタンス毎のコンピュータリソース提供要求を受信し、受信した前記コンピュータリソース提供要求に応じたインスタンスを前記ユーザ端末に提供するコンピュータリソース提供装置に接続され、前記ユーザ端末に提供された前記インスタンスに基づくコンピュータリソース利用料金を管理する料金管理装置であって、
    前記ユーザ端末を識別するユーザ識別情報に対応付けて、前記コンピュータリソース利用料金に対して支払われる対価の利用残高が予め記憶される利用残高記憶部と、
    前記ユーザ識別情報と、前記ユーザ端末に提供されている前記インスタンスを識別するインスタンス識別情報と、当該インスタンスの提供を存続させる優先順位の高低を示す優先度とが対応付けられたインスタンス情報が、前記ユーザ端末に提供されている複数のインスタンス毎に記憶されるインスタンス情報記憶部と、
    前記優先度毎に、前記利用残高が定められた閾値を下回った場合に当該優先度に対応付けられた前記インスタンスを解放することを示す優先度閾値が記憶される優先度別解放閾値記憶部と、
    前記利用残高が、前記優先度閾値未満であるか否かを判定する残高判定部と、
    前記残高判定部によって、前記利用残高が前記優先度閾値未満であると判定されると、前記インスタンス情報記憶部に記憶された前記インスタンスのうち、当該優先度に対応付けられたインスタンスを解放対象として検出する解放対象検出部と、
    前記解放対象検出部が検出した前記解放対象のインスタンスを、前記コンピュータリソース提供装置に解放させるインスタンス解放部と、
    を備えることを特徴とする料金管理装置。
  2. 前記インスタンス情報記憶部に記憶された前記インスタンス情報は、前記インスタンスの利用用途に応じて定められたグループのうち、対応するインスタンスが属するグループを示す情報を含み、
    前記解放対象検出部は、前記優先度に対応付けられた複数のインスタンスを検出した場合には、前記グループ毎に前記インスタンスを解放対象として検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の料金管理装置。
  3. 前記残高判定部は、一定時間毎に、一定時間経過後の前記利用残高の予測値が、前記優先度閾値未満であるか否かを判定し、前記利用残高の予測値が、前記優先度閾値未満であると判定した場合には、警告情報を生成して前記ユーザ端末に送信する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の料金管理装置。
  4. 前記利用残高記憶部に記憶される利用残高には、前記インスタンスが前記ユーザ端末に提供される際に前記ユーザ端末に表示された広告に応じて加算されるポイントが含まれる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の料金管理装置。
  5. ネットワークを介して接続されたユーザ端末から、コンピュータリソースの提供単位であるインスタンス毎のコンピュータリソース提供要求を受信し、受信した前記コンピュータリソース提供要求に応じたインスタンスを前記ユーザ端末に提供するコンピュータリソース提供装置に接続され、前記ユーザ端末に提供された前記インスタンスに基づくコンピュータリソース利用料金を管理する料金管理装置と、前記ユーザ端末に送信する広告情報が記憶された広告サーバ装置とを備えた料金管理システムであって、
    前記料金管理装置は、
    前記ユーザ端末を識別するユーザ識別情報に対応付けて、前記コンピュータリソース利用料金に対して支払われる対価の利用残高が予め記憶される利用残高記憶部と、
    前記ユーザ識別情報と、前記ユーザ端末に提供されている前記インスタンスを識別するインスタンス識別情報と、当該インスタンスの提供を存続させる優先順位の高低を示す優先度とが対応付けられたインスタンス情報が、前記ユーザ端末に提供されている複数のインスタンス毎に記憶されるインスタンス情報記憶部と、
    前記優先度毎に、前記利用残高が定められた閾値を下回った場合に当該優先度に対応付けられた前記インスタンスを解放することを示す優先度閾値が記憶される優先度別解放閾値記憶部と、
    前記利用残高が、前記優先度閾値未満であるか否かを判定する残高判定部と、
    前記残高判定部によって、前記利用残高が前記優先度閾値未満であると判定されると、前記インスタンス情報記憶部に記憶された前記インスタンスのうち、当該優先度に対応付けられたインスタンスを解放対象として検出する解放対象検出部と、
    前記解放対象検出部が検出した前記解放対象のインスタンスを、前記コンピュータリソース提供装置に解放させるインスタンス解放部と、を備え、
    前記広告サーバ装置は、
    前記コンピュータリソース提供装置によって前記ユーザ端末に前記インスタンスが提供される際に、前記ユーザ端末に前記広告情報を出力し、出力した当該広告情報に応じた対価を、広告情報を出力した前記ユーザ端末のユーザ識別情報に対応付けられて前記料金管理装置の利用残高記憶部に記憶された前記利用残高に加算する
    ことを特徴とする料金管理システム。
  6. ネットワークを介して接続されたユーザ端末から、コンピュータリソースの提供単位であるインスタンス毎のコンピュータリソース提供要求を受信し、受信した前記コンピュータリソース提供要求に応じたインスタンスを前記ユーザ端末に提供するコンピュータリソース提供装置に接続され、前記ユーザ端末に提供された前記インスタンスに基づくコンピュータリソース利用料金を管理し、前記ユーザ端末を識別するユーザ識別情報に対応付けて、前記コンピュータリソース利用料金に対して支払われる対価の利用残高が予め記憶される利用残高記憶部と、前記ユーザ識別情報と、前記ユーザ端末に提供されている前記インスタンスを識別するインスタンス識別情報と、当該インスタンスの提供を存続させる優先順位の高低を示す優先度とが対応付けられたインスタンス情報が、前記ユーザ端末に提供されている複数のインスタンス毎に記憶されるインスタンス情報記憶部と、前記優先度毎に、前記利用残高が定められた閾値を下回った場合に当該優先度に対応付けられた前記インスタンスを解放することを示す優先度閾値が記憶される優先度別解放閾値記憶部とを備えた料金管理装置の料金管理方法であって、
    前記利用残高が、前記優先度閾値未満であるか否かを判定するステップと、
    前記利用残高が前記優先度閾値未満であると判定すると、前記インスタンス情報記憶部に記憶された前記インスタンスのうち、当該優先度に対応付けられたインスタンスを解放対象として検出するステップと、
    検出した前記解放対象のインスタンスを、前記コンピュータリソース提供装置に解放させるステップと、
    を備えることを特徴とする料金管理方法。
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