JP5102513B2 - ドットインパクトプリンタ,印刷制御方法,印刷制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

ドットインパクトプリンタ,印刷制御方法,印刷制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、印刷へッド等の電圧や温度を検出する機能をそなえることなくハードウェアの負荷を効率的に軽減可能な、ドットインパクトプリンタにおける印刷制御技術に関する。
ピンをインクリボン等に打ちつけて印刷を行なうドットインパクトプリンタ(ドットマトリクスプリンタ,ドットプリンタ)において、印刷ヘッド等のハードウェアに対して負荷をかけずに効率的に印刷を行なうために、例えば、印字動作中の印刷ヘッドにおける電圧異常や異常加熱を検出して、これらの電圧異常や異常加熱を検出した場合に、印刷速度を低下させる手法が知られている。
例えば、下記特許文献1には、プリントヘッド内のコイルの異常過熱をサーミスタにより検出し、異常過熱を検出された場合に、印刷速度を低下させることが開示されている。
また、ドットインパクトプリンタにおいては、印刷ヘッドの電圧や温度を検出する機能をそなえていないものもある。このように印刷ヘッドの電圧や温度をハード的に検出する機能をそなえていないドットインパクトプリンタにおいては、印字データに基づいてハードウェアの負荷状態を検出して印字制御を行なうことができる。
このような、印刷ヘッドの電圧や温度を検出する機能をそなえていないドットインパクトプリンタにおいて、印字データに基づいてハードウェアへの負荷の軽減を行なう従来の印刷制御手法として、例えば、以下に示す手法が知られている。
(1)印字動作前に印字データをチェックして高デューティの発生を検出して印字制御を行なう。
(2)印字する文字イメージを予め負荷がかからないように作成しておく。
(3)印字を行なった印刷データを監視して、一定以上の負荷(高デューティ)がかかった場合に停止や分割印字を行なう。
例えば、下記特許文献2には、印字前に、デューティ検出領域中に記憶されたドットパターンデータに基づいてドットデューティを算出し、この算出したドットデューティが予め設定された所定値以上の場合に、印字行を複数回に分けて印字する手法を開示している。
特開2003−34045号公報 特開昭61−76373号公報
しかしながら、このような電圧やヘッド温度を検出する機能をそなえていないドットインパクトプリンタにおける従来の制御方法においては、以下に示すような課題がある。
(1)印字動作前に印字データをチェックして高デューティの発生を検出して印字制御を行なう手法においては、印字動作前に印字イメージを監視する必要があるので、印字動作が開始されるまでに時間がかかるおそれがあり、複数の印刷を行なうに際して、先の印刷が終了してから次の印刷を開始するまでに時間がかかることにより印刷効率が低下するおそれがある。
(2)印刷する文字イメージを予め負荷がかからないように作成しておく手法においては、例えば、文字コードから文字イメージを読み出して印字を行なう印字形態において有効であるが、イメージデータ(画像)等の印刷には効果がなく、ハードウェアへの負荷を軽減することができない。
(3)印字を行なった印刷データを監視して、一定以上の負荷(高デューティ)がかかった場合に停止や分割印字を行なう手法においては、印字した印刷データを監視する場合に、高デューティが検出されるまでに一定量の負荷がハードウェアにかかってしまうため、高デューティと判定するための値(閾値)を低めに設定する必要がある。これにより、高デューティと判定される可能性が高くなり、分割印字を行なう事が多くなることにより印刷速度が低下するおそれがある。
また、印字データにおいて一定の負荷がかかったことを検出した時点で、ドットインパクトプリンタを停止させて分割印字を行なうので、印刷処理時間も遅くなり印刷効率が低下するという課題もある。
さらに、上述した特許文献2にかかる制御手法においても、印字動作前に印字イメージを監視するので、印字動作が開始されるまでに時間がかかるおそれがあり、複数の印刷を行なうに際して、先の印刷が終了してから次の印刷を開始するまでに時間がかかることにより印刷効率が低下するおそれがある。又、局所的に高デューティが生じる場合であっても、その印刷行の全てを分割印字してしまうので、無駄に印刷時間が長くなりこれによっても印刷効率が低下する。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、ドットインパクトプリンタにおいて、電圧やヘッド温度をハード的に検出する機能をそなえることなく、ハードウェアの負荷を効率的に軽減できるとともに印刷効率を向上させることを目的とする。
このため、本発明のドットインパクトプリンタ(請求項1)は、ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタであって、該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と、該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態もしくは低デューティ状態を検出するデューティ検出部と、該デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を低負荷印刷モードとして該印刷を行なうものであって、印字ヘッドの一部の印字ピンを用いて印刷を行なう1回目工程と、該1回目工程の分割印刷が終了後に印字ヘッドを印刷媒体の先頭まで戻し、該1回目工程とは異なる印字ピンを用いて印刷を行なう2回目工程とを行なうことにより分割印刷を行ない、該低デューティ状態が検出された場合には、該ドット列を一度の工程で印刷する通常印刷モードで該印刷対象データの印刷を行なう制御部とをそなえることを特徴としている。
また、本発明の印刷制御方法(請求項)は、ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタにおける印刷制御方法であって、該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出ステップと、該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、該デューティ算出ステップにおいて算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態もしくは低デューティ状態を検出するデューティ検出ステップと、該デューティ検出ステップにおいて該高デューティ状態が検出された場合に、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を低負荷印刷モードとして該印刷を行なうものであって、印字ヘッドの一部の印字ピンを用いて印刷を行なう1回目工程と、該1回目工程の分割印刷が終了後に印字ヘッドを印刷媒体の先頭まで戻し、該1回目工程とは異なる印字ピンを用いて印刷を行なう2回目工程とを行なうことにより分割印刷を行ない、該低デューティ状態が検出された場合には、該ドット列を一度の工程で印刷する通常印刷モードで該印刷対象データの印刷を行なう制御ステップとをそなえることを特徴としている。
さらに、本発明の印刷制御プログラム(請求項)は、ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタにおける印刷制御機能をコンピュータに実現させるための印刷制御プログラムであって、該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と、該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態もしくは低デューティ状態を検出するデューティ検出部と、該デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を低負荷印刷モードとして該印刷を行なうものであって、印字ヘッドの一部の印字ピンを用いて印刷を行なう1回目工程と、該1回目工程の分割印刷が終了後に印字ヘッドを印刷媒体の先頭まで戻し、該1回目工程とは異なる印字ピンを用いて印刷を行なう2回目工程とを行なうことにより分割印刷を行ない、該低デューティ状態が検出された場合には、該ドット列を一度の工程で印刷する通常印刷モードで該印刷対象データの印刷を行なう制御部として、該コンピュータを機能させることを特徴としている。
また、本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体(請求項)は、上述した印刷制御プログラムを記録したものである。
本発明によれば、以下の少なくともいずれか1つの効果ないし利点が得られる。
(1)高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで印刷を行なうことにより、印刷ヘッド等のハードウェアの負荷を効率的に低減することができ、印刷性能や印刷品質を向上させることができる。
(2)印刷ヘッド等の電圧や温度等を検出するための機能をそなえる必要がなく、製造コストを低減することができる。
(3)ドット列の印刷に際して、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出することにより、印刷開始までにかかる時間を短縮し、迅速に印刷を開始することができ、又、印刷データの途中に高デューティとなる部分がある場合であっても、その直前までは通常印刷モードで印刷を行なうことができ、印刷効率を向上させることができる。
(4)これから印刷を行なう未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出することにより、印刷ヘッド等のハードウェアが過負荷状態になることがなく、確実にハードウェアの負荷を軽減することができる。
(5)ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を行なうことにより、印刷ヘッド等のハードウェアの負荷を確実に低減することができる。
(6)低デューティ状態が検出された場合には、通常印刷モードで印刷を行なうことにより、印刷速度を向上させることができ、例えば、高デューティ状態が終了した場合には、低負荷印刷モードから通常印刷モードに速やかに移行することができ、これにより、効率的に印刷を行なうことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタ100の構成を示すブロック図である。
本ドットインパクトプリンタ100は、PC(Personal Computer)やサーバ等の上位装置に接続され、ピンをインクリボン等に打ちつけて印刷を行なうドットインパクト方式の印刷装置(ドットマトリクスプリンタ,ドットプリンタ)であって、図1に示すように、CPU10,フラッシュメモリ(Flash Memory)20,RAM(Random Access Memory)21(印刷バッファ21a),印刷ヘッド制御部22,印刷ヘッド23および上位インタフェース(I/F:Interface)ドライバ24をそなえて構成されている。
印刷ヘッド23は、例えば、それぞれがソレノイドにより駆動される複数(本実施形態においては8本)のピンをそなえて構成され、後述する印刷ヘッド制御部22の制御によりソレノイドコイルに通電が行なわれることにより、そのソレノイドコイルに対応するピンをインクリボンを介して印刷媒体に打ち付け、印刷媒体への印刷を行なうものである。又、この印刷ヘッド23においてそなえられた複数のピンは、印刷媒体の搬送方向に直行する方向に並べて配置され、又、各ピンは印刷データの1ドットにそれぞれ対応している。
印刷ヘッド制御部22は、印刷ヘッド23による印刷動作を制御するものであり、印刷ヘッド23における所定のピンに対応するソレノイドコイルに通電を行なうことにより、印刷ヘッド23の制御を行なうようになっている。
また、印刷ヘッド制御部22は、印刷バッファ21a(RAM21)に格納された印刷データ(図2参照)のうち、これから印刷を行なう1カラム(ドット列)分の印刷データ(印刷対象データ;図2における符号202参照、詳細は後述)を印刷ヘッド23に対応するポート(図示省略)に順次書き込むことにより、印刷ヘッド23に対する印刷指示を行なうようになっている。
そして、印刷ヘッド23は、この印刷ヘッド制御部22により印刷指示が行なわれた1カラム分の印刷対象データ202をドット列として一度の印刷動作(単位印刷動作)で印刷するようになっている。すなわち、本ドットインパクトプリンタ100は、ドット列毎の印刷を順次行なうことにより印刷を行なうようになっている。
また、印刷ヘッド23にそなえられた複数のピンには、便宜上、これらのピンを任意に特定するために、整数の番号が連番となるように設定されており、本実施形態においては、印刷ヘッド23において8本のピンがそなえられ、これらの8本のピンには、順番に1〜8までの番号が設定されているものとする。
これにより、1カラム分の印刷対象データ202を構成する各ドットを、それぞれ対応するピンの番号で特定することができる。
また、本ドットインパクトプリンタ100においては、ドット列の印刷対象データ202を印刷するに際して、ドット列の全ての印刷対象データ202を一度に印刷する通常印刷モードと、ドット列の印刷対象データ202を複数の工程に分割して印刷(分割印刷)する分割印刷モード(低負荷印刷モード)とのいずれかの動作モードで印刷できるようになっており、これらの2種類の動作モードを選択的に切り換えて印刷を行なうことができるようになっている。
通常印刷モードにおいては、印刷ヘッド23は、ドット列を構成する全てのドットに対応する8本の全てのピンを使用して印刷を行なうことができ、これらの8本の全てのピンの中から印刷対象データ202に対応するピンを任意に用いて、印刷対象データ202を一度の工程で印刷するようになっている。
一方、分割印刷モードにおいては、印刷ヘッド23は、最初に、ドット列を構成する8つのドットのうち、一部(本実施形態では奇数ドット)を印刷(分割印刷の第1回目工程)した後に、図示しない媒体搬送装置により印刷媒体をその印刷時における搬送方向(印刷搬送方向)とは逆方向に搬送することにより、印刷ヘッド23を印刷媒体の先頭まで移動させて(戻して)、その後、ドット列を構成する8つのドットのうち、未印刷の残りのドット(本実施形態では偶数ドット)を印刷(分割印刷の第2回目工程)するようになっており、これにより、ドット列の印刷対象データ202を複数(本実施形態では2つ)の工程に分割して印刷するようになっている。
そして、本ドットインパクトプリンタ100においては、通常印刷モードによる印刷が優先的に行なわれるようになっており、後述する高デューティ検出部12によって高デューティ状態が検出された場合にのみ、分割印字モードでの印刷が行なわれるようになっている。
フラッシュメモリ20は、本ドットインパクトプリンタ100を動作させるための各種プログラム(ファームウェア,印刷制御プログラム)を格納する記憶装置であり、後述するCPU(Central Processing Unit)10が、この印刷制御プログラムを実行することにより、後述する、デューティ算出部11,高デューティ検出部12,低デューティ検出部13および制御部14として機能するようになっている。
なお、これらのデューティ算出部11,高デューティ検出部12,低デューティ検出部13および制御部14として機能としての機能を実現するためのプログラム(印刷制御プログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW等),磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
デューティ算出部11,高デューティ検出部12,低デューティ検出部13および制御部14としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態ではフラッシュメモリ20)に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではCPU10)によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとオペレーティングシステムとを含む概念であり、オペレーティングシステムの制御の下で動作するハードウェアを意味している。又、オペレーティングシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、ドットインパクトプリンタ100がコンピュータとしての機能を有しているのである。
さらに、本実施形態における記録媒体としては、上述したフレキシブルディスク,CD,DVD,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスクのほか、ICカード,ROMカートリッジ,磁気テープ,パンチカード,コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ),外部記憶装置等や、バーコードなどの符号が印刷された印刷物等のコンピュータ読取可能な種々の媒体を利用することができる。
RAM21は、CPU10が各種処理を実行する際に各種データやプログラムを一時的に格納する記憶装置として機能する他、印刷対象のデータ(印刷データ)が一時的に格納・展開される印刷バッファ21aとして機能するようになっていて、このRAM21の一部が印刷バッファ21aとして用いられるようになっている。
図2は本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタ100の印刷バッファ21aの例を示す図である。
印刷バッファ21aには、図2に示すように印刷データが複数のドットとして展開されるようになっている。なお、この図2に示す例においては、印刷バッファ21aは8個のドットを紙面縦方向に並べて構成されたカラム(Column)を紙面横方向に連続して配置することにより構成され、この印刷バッファ21aに、文字列“HALF”および3つの黒塗り四角の印刷データが展開された状態を示している。
なお、この図2に示す例においては、1のカラムを構成する8つのドットの並び(ドット列)が印刷される文字の高さ方向に対応している。
そして、この印刷バッファ21aに格納された印刷データは、印刷へッド制御部22により、図中の紙面左側から右側にかけて、1ドット列(カラム)毎に、順次、印字ヘッド23のポートに書き込まれ、印刷が行なわれるようになっている。
また、以下、図中、黒丸で示されているドットが、印刷される、すなわち、印刷ヘッド23のピンが駆動され印刷媒体上に像が形成されるドット(以下、印刷ドットという場合がある)を示しており、又、図中、白丸で示されているドットが、印刷が行なわれないドットを示している。
なお、この図2に示す例においては、印刷バッファ21aにおいて1つのカラムを構成する8つのドットが印刷ヘッド23にそなえられた8本のピンにそれぞれ対応するようになっており、図2中において最も紙面上側に位置するドットが1番のピンに対応するようになっていて、以下、紙面下側に向かって、各ドットがそれぞれ2番,3番,4番,5番,6番,7番および8番の各ピンにそれぞれ対応するようになっている。
さらに、この図2に示す例においては、印刷データの先頭(図中左端)から18カラム目までの部分の印刷データの印刷が既に完了していて(印刷済み部分)、この印刷済み部分に隣接する19カラム目以降(図中右側)の部分が、これから印刷が行なわれる未印刷部分であることを示している。
そして、この未印刷部分における先頭の1カラムが、次に印刷が行なわれる印刷対象データ202である。
また、本ドットインパクトプリンタ100においては、印刷バッファ21aにおける、印刷対象データ202に隣接する未印刷部分の所定領域(本実施形態においては13カラム分の領域)がデューティ監視領域201であり、このデューティ監視領域201に含まれる印刷データが、後述するデューティ算出部11による印刷デューティの算出に用いられるようになっている。
上位インタフェース(I/F:Interface)ドライバ24は、PCやサーバ等の上位装置と通信可能なインタフェースであり、これらの上位装置から印刷指示等の各種コマンドや印刷データを受信したり、上位装置に対して種々の情報を送信するものである。
CPU10は、フラッシュメモリ20に格納されたプログラム(印刷制御プログラム)を実行・演算することにより、本ドットインパクトプリンタ100における各種機能を実現するものであり、フラッシュメモリ20に格納された印刷制御プログラムを実行することにより、デューティ算出部11,高デューティ検出部12,低デューティ検出部13および制御部14としての機能が実現されるようになっている。
デューティ算出部11は、ドット列の印刷に際して、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するものである。本実施形態においては、印刷デューティは、印刷データ中における印刷ドットの割合であり、上述したデューティ監視領域201に含まれる全てのドット中における印刷ドットの割合(例えば、単位:%)である。
印刷デューティは、例えば、以下に示す手法により算出することができる。すなわち、デューティ監視領域201の印刷データをRAM21等における所定の領域に展開して、各カラム毎に、印刷ドットであるか否かをON/OFFの2値で表した8ビットの2進数を求め、更に、予め設定した2進数と印刷ドット数との対応表に基づいて印刷ドット数を求める。そして、これらの各カラム毎の印刷ドット数を、デューティ監視領域201に含まれる13カラムで総和することにより、デューティ監視領域201に含まれる印刷ドット数(総印刷ドット数)xを算出し、この総印刷ドット数xとデューティ監視領域201に含まれる全ドット数(8×13=104)とを、以下の式(1)に適用することにより算出する。
印刷デューティ=(x/104)×100・・・(1)
なお、デューティ算出部11による印刷デューティの算出手法は、上述する手法に限定されるものではなく、既知の種々の手法を用いることができ、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、デューティ算出部11は、ドット列(カラム,印刷対象データ202)の印刷に際して、印刷デューティの算出を行なうようになっている。つまり、デューティ算出部11は、ドット列の印刷毎に印刷デューティの算出を行なうようになっており、印刷へッド制御部22が印刷対象データ202を印刷ヘッド23に対応するポートに書き込み、印刷対象データ202の印刷準備を行なう度に、デューティ監視領域201の印刷データについて、逐次、印刷デューティの算出を行なうようになっている。
高デューティ検出部12は、デューティ算出部11によって算出された印刷デューティに基づいて高デューティ状態を検出するものであり、例えば、デューティ算出部11によって算出された印刷デューティを予め設定した閾値(高デューティ判定値)と比較して、印刷デューティがこの高デューティ判定値以上の場合に、高デューティ状態であると判定するようになっている。
例えば、高デューティ判定値が“90(%)”である場合には、高デューティ検出部12は、デューティ監視領域201に含まれる全ドット数に対するデューティ監視領域201に含まれる印刷ドット数xの割合が90%以上の場合に、高デューティであると判断し、その旨を制御部14に通知するようになっている。又、高デューティ判定値は任意に変更して実施することができる。
低デューティ検出部13は、デューティ算出部11によって算出された印刷デューティに基づいて低デューティ状態を検出するものであり、例えば、デューティ算出部11によって算出された印刷デューティを予め設定した閾値(低デューティ判定値)と比較して、印刷デューティが低デューティ判定値より小さい場合に、低デューティ状態であると判定するようになっている。
例えば、低デューティ判定値が“50(%)”である場合には、低デューティ検出部13は、デューティ監視領域201に含まれる全ドット数に対するデューティ監視領域201に含まれる印刷ドット数xの割合が50%未満の場合に、低デューティであると判断し、その旨を制御部14に通知するようになっている。又、低デューティ判定値は任意に変更して実施することができる。
また、本実施形態においては、低デューティ検出部13は、分割印字モードでの動作中に、低デューティ状態の検出を行なうようになっている。
制御部14は、本ドットインパクトプリンタ100における動作モードの切替制御を行なうようになっており、高デューティ検出部12により高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで印刷を行なうようになっている。
そして、本実施形態においては、制御部14は、低負荷印刷モードとして、前述した分割印刷モードで印刷を行なうべく、印刷ヘッド制御部22等に対する種々の制御を行なうようになっている。
また、制御部14は、低負荷印刷モードでの印刷中において、低デューティ検出部13により低デューティ状態が検出されると、本ドットインパクトプリンタ100の動作モードを低負荷印刷モードから通常印刷モードに切り換え、印刷ヘッド制御部22等に対する種々の制御を行なうようになっている。
上述の如く構成された本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタ100における印刷制御手法を、図3〜図7を参照しながら、図8に示すフローチャート(ステップS10〜S230)に従って説明する。
なお、図3は本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタ100における印刷開始時の印刷バッファ21aの例を示す図、図4はその1カラムの印刷が行なわれた後の印刷バッファ21aの例を示す図、図5はその高デューティ検出時の印刷バッファ21aの例を示す図、図6はその分割印刷モードにおいて奇数ドットの印字を行なう際の印刷バッファ21のイメージを示す図、図7はその分割印刷モードにおいて偶数ドットの印字を行なう際の印刷バッファ21のイメージを示す図である。
本ドットインパクトプリンタ100において、例えば、上位装置から、文字列“HALF”および3つの黒塗り四角を印刷する旨の指示が入力されると、その文字データが印刷バッファ21aに展開され(ステップS10)、印字動作が開始される(ステップS20)。
先ず、デューティ算出部11は、図3に示すように、印刷バッファ21aにおける先頭カラムから13カラム目までをデューティ監視領域201として、このデューティ監視領域201における印刷デューティの算出を行なう。そして、高デューティ検出部12は、このデューティ算出部11によって算出された印刷デューティに基づいて、高デューティ状態であるか否かの判定を行なう(ステップS30)。
高デューティ状態ではない場合、すなわち、高デューティ検出部12により高デューティ状態が検出されない場合には(ステップS30のNOルート参照)、印刷ヘッド制御部22は、印刷ヘッド23の制御を行ない通常印刷モードで1カラム分の印字を行なう(ステップS40)。
その後、CPU10は、図4に示すように、印刷バッファ21aにおいて印刷対象データ202およびを1カラム分移動させる(ステップS50)。CPU10は印刷バッファ21aにおける全ての印刷データの印刷が行なわれたか否かを確認して、印刷を終了するか否かを判断し(ステップS60)、印刷バッファ21aにおける全ての印刷データの印刷が完了し、印刷を終了する場合には(ステップS60のYESルート参照)、印字動作を終了して(ステップS70)、処理を終了する。
また、印刷終了ではない場合には(ステップS60のNOルート参照)、ステップS30に戻る。すなわち、本ドットインパクトプリンタ100においては、1カラムの印字を行なう毎に印刷バッファ21a上においてデューティ監視領域201を移動させ、高デューティ検出部12が高デューティであるか否かのチェックを行なうのである。
一方、図5に示すように、高デューティ状態が検出された場合には(ステップS30のYESルート参照)、制御部14は、本ドットインパクトプリンタ100の動作モードを分割印刷モードに切り換え、分割印刷の第1回目工程として、印刷ヘッド制御部22により印刷ヘッド23の奇数ピンだけを用いた印刷を行なうことにより、1カラムにおける奇数ドットのみを印字させる(ステップS80)。
図5に示す例においては、文字列“HALF”および3つの黒塗り四角における“F”の印刷を完了した時点で高デューティ検出部12により高デューティ状態が検出されているので、制御部14は、この“F”に続く印刷データを、分割印刷モードで印刷するのである。すなわち、図6に示すように、印刷データにおける“F”に続く黒塗り四角以降の部分の印刷データから印刷ヘッド23の奇数ピンへの印字が行なわれる。なお、この図6に示す例においては、便宜上、印刷データにおける“F”に続く黒塗り四角以降の部分の印刷データにおける偶数ドットの表示を省略している。
その後、CPU10は、印刷バッファ21aにおいて印刷対象データ202を1カラム分移動させる。(ステップS90)。CPU10は、印刷バッファ21aにおける印刷データにかかる分割印刷の第1回目工程の印刷が終了したか否かを確認し(ステップS100)、印刷終了ではない場合には(ステップS100のNOルート参照)、デューティ監視領域201における印刷デューティの算出を行なう。そして、低デューティ検出部13は、このデューティ算出部11によって算出された印刷デューティに基づいて、低デューティ状態であるか否かの判定を行なう(ステップS110)。
低デューティ状態ではない場合、すなわち、低デューティ検出部13により低デューティ状態が検出されなかった場合には(ステップS110のNOルート参照)、ステップS80に戻る。
また、低デューティ状態の場合、すなわち、低デューティ検出部13により低デューティ状態が検出された場合には(ステップS110のYESルート参照)、印刷ヘッド制御部22は、印刷ヘッド23の制御を行ない通常印刷モードで1カラム分の印字を行なう(ステップS120)。
その後、CPU10は、印刷バッファ21aにおいて印刷対象データ202およびを1カラム分移動させ(ステップS130)、印刷バッファ21aにおける印刷データにかかる分割印刷の第1回目工程の印刷が終了したか否かを確認する(ステップS140)。分割印刷の第1回目工程の印刷が終了していない場合には(ステップS140のNOルート参照)、高デューティ検出部12は、デューティ算出部11によって算出された印刷デューティに基づいて、高デューティ状態であるか否かの判定を行なう(ステップS150)。
高デューティ検出部12により高デューティ状態が検出された場合には(ステップS150のYESルート参照)、ステップS80に戻る。又、高デューティ検出部12により高デューティ状態が検出されない場合には(ステップS150のNOルート参照)、ステップS120に戻る。
また、分割印刷の第1回目工程の印刷が終了した場合には(ステップS100のYESルート,ステップS140のYESルート参照)、印字ヘッド23を印刷媒体の先頭まで戻して(ステップS160)、分割印刷の2回目工程を開始する。
すなわち、デューティ算出部11は、印刷バッファ21aにおける先頭カラムから13カラム目までをデューティ監視領域201として、このデューティ監視領域201における印刷デューティの算出を行なう。そして、高デューティ検出部12は、このデューティ算出部11によって算出された印刷デューティに基づいて、高デューティ状態であるか否かの判定を行なう(ステップS170)。
高デューティ状態ではない場合、すなわち、高デューティ検出部12により高デューティ状態が検出されない場合には(ステップS170のNOルート参照)、印字動作を行なうことなく、印刷バッファ21aにおいて印刷対象データ202およびデューティ監視領域201を1カラム分移動させ(ステップS180)、その後、印刷バッファ21aにおける印刷データにかかる分割印刷の第2回目工程の印刷が終了したか否かを確認する(ステップS190)。
ここで、印刷終了ではない場合には(ステップS190のNOルート参照)、ステップS170に戻り、又、印刷が終了した場合には(ステップS190のYESルート参照)、ステップS70に移行する。
一方、高デューティ検出部12により高デューティ状態が検出された場合には(ステップS170のYESルート参照)、制御部14は、印刷ヘッド制御部22により印刷ヘッド23の偶数ピンだけを用いた印刷を行なうことにより、1カラムにおける偶数ドットのみを印字させる(ステップS200)。
図7に示す例においては、便宜上、印刷データにおける“F”に続く黒塗り四角以降の部分の印刷データにおける偶数ドットを星印で示しており、制御部14は、この星印で示された偶数ドットの印字を、分割印刷の第2回目工程として行なうのである。
その後、CPU10は、印刷バッファ21aにおいて印刷対象データ202およびデューティ監視領域201を1カラム分移動させる(ステップS210)。CPU10は、印刷バッファ21aにおける印刷データにかかる分割印刷の第2回目工程の印刷が終了したか否かを確認し(ステップS220)、印刷終了ではない場合には(ステップS220のNOルート参照)、デューティ監視領域201における印刷デューティの算出を行なう。そして、低デューティ検出部13は、このデューティ算出部11によって算出された印刷デューティに基づいて、低デューティ状態であるか否かの判定を行なう(ステップS230)。
そして、低デューティ状態ではない場合、すなわち、低デューティ検出部13により低デューティ状態が検出されなかった場合には(ステップS230のNOルート参照)、ステップS200に戻る。
また、低デューティ状態の場合、すなわち、低デューティ検出部13により低デューティ状態が検出された場合には(ステップS230のYESルート参照)、ステップS180に移行する。
一方、印刷バッファ21aにおける印刷データにかかる分割印刷の第2回目工程の印刷が終了した場合には(ステップS220のYESルート参照)、ステップS70に移行し、処理を終了する。
このように、本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタ100によれば、デューティ算出部11により算出された印刷デューティに基づいて、高デューティ検出部12が高デューティ状態を検出した場合に、低負荷印刷モードで印刷を行なうことにより、印刷ヘッド23等のハードウェアの負荷を効率的に低減することができ、印刷性能や印刷品質を向上させることができる。
また、印刷ヘッド23等の電圧や温度等を検出するための機能をそなえる必要がなく、製造コストを低減することができる。
さらに、デューティ算出部11が、ドット列(印刷対象データ202)の印刷に際して、つまり、ドット列の印刷毎に印刷デューティを算出することにより、印刷開始までにかかる時間を短縮し、迅速に印刷を開始することができ、又、印刷データの途中に高デューティとなる部分がある場合であっても、その直前までは通常印刷モードで印刷を行なうことができ、印刷効率を向上させることができる。
また、デューティ算出部11が、これから印刷を行なう未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出することにより、印刷ヘッド23等のハードウェアが過負荷状態になることがなく、確実にハードウェアの負荷を軽減することができる。
さらに、制御部14が、ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を行なうことにより、印刷ヘッド23等のハードウェアの負荷を確実に低減することができる。
また、制御部14が、低デューティ検出部13により低デューティ状態が検出された場合には、通常印刷モードで印刷を行なうことにより、印刷速度を向上させることができる。例えば、低負荷印刷モードで印刷中において、低デューティ検出部13により低デューティ状態が検出された場合には、低負荷印刷モードから通常印刷モードに速やかに移行することができ、これにより、効率的に印刷を行なうことができる。
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、分割印刷モードにおいて、第1回目と第2回目の2つの印刷工程を行なうことにより、ドット列の印刷対象データ202を2つの工程に分割して印刷しているが、これに限定されるものではなく、分割印刷モードにおいて、3以上の印刷工程を行なってもよい。
さらに、上述した実施形態においては、印刷ヘッドの負荷を低減する低負荷印刷モードとして分割印刷を行なっているが、これに限定されるものではなく、例えば、低負荷印刷モードとして、一つのカラムの印刷を行なってから次のカラムの印刷を行なうまでの時間を長くすることにより印刷速度を低減させてもよく、印刷ヘッドの負荷を低減するための種々の機能を用いることができる。
また、上述した実施形態においては、分割印刷モードでの動作中に、低デューティ検出部13により低デューティ状態であることが検出された場合に、制御部が動作モードを通常動作モードに切り換えているが、これに限定されるものではなく、例えば、低デューティ状態の検出を行なわずに、印刷の過程で、高デューティ検出部12により高デューティ状態が検出された場合に、それ以降の全ての印刷データを分割印刷モードで印刷してもよく、これにより、CPU10の負荷を軽減することができる。
このように、高デューティ状態が検出された場合に、それ以降の全ての印刷データを分割印刷モードで印刷する場合には、印刷データ中における高デューティ状態が検出された位置を位置情報として記憶しておき、分割印刷の2回目工程を行なう際に、この位置情報に基づいて高デューティ状態の検出位置まで印刷動作を行なわずに印刷媒体の搬送を行ない、この検出位置から分割印刷の2回目工程を行なうことが望ましく、これにより印刷時間を短縮することができる。
また、上述した実施形態においては、印刷ヘッド23が、1カラム分の印刷対象データ202をドット列として一度の印刷動作(単位印刷動作)で印刷しているが、これに限定されるものではなく、印刷へッド23が、複数のピンを2列以上備えて構成され、2カラム分以上の印刷対象データを単位印刷動作で印刷してもよい。
さらに、上述した実施形態においては、印刷ヘッド23が8つのピンを一列に備えて構成され、印刷データの1カラムを対応させているが、これに限定されるものではなく、印刷ヘッド23が7本以下、もしくは9本以上のピンをそなえて構成してもよく、これらのピンに対応する数のドットを単位印刷動作で印刷してもよい。
また、上述した実施形態においては、印刷デューティが印刷データ中における印刷ドットの割合である例について説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、印刷デューティがデューティ監視領域201に含まれる印刷ドット数(総印刷ドット数)xであってもよい。
そして、このように、印刷デューティが総印刷ドット数xである場合には、高デューティ検出部12は、この総印刷ドット数xを高デューティ判定値に基づいて算出された高デューティ比較用値と比較して、印刷デューティがこの高デューティ比較用値以上の場合に、高デューティ状態であると判定する。
ここで、高デューティ比較用値は、例えば、以下に示すような式(2)に基づいて算出することができる。
高デューティ比較用値=(デューティ監視領域201に含まれる全ドット数)
×(高デューティ判定値) ・・・(2)
例えば、図2に示す例において高デューティ判定値が90%である場合には、高デューティ比較用値は以下のように算出される。
高デューティ比較用値=8(ドット)×13(カラム)×(90/100)=93
そして、高デューティ検出部12は、x≧93の場合に高デューティであると判断し、その旨を制御部14に通知する。
同様に、印刷デューティが総印刷ドット数xである場合には、低デューティ検出部13は、この総印刷ドット数xを低デューティ判定値に基づいて算出された低デューティ比較用値と比較して、印刷デューティがこの低デューティ比較用値未満の場合に、低デューティ状態であると判定する。
ここで、低デューティ比較用値は、例えば、以下に示すような式(3)に基づいて算出することができる。
低デューティ比較用値=(デューティ監視領域201に含まれる全ドット数)
×(低デューティ判定値) ・・・(3)
例えば、図2に示す例において低デューティ判定値が50%である場合には、低デューティ比較用値は以下のように算出される。
低デューティ比較用値=8(ドット)×13(カラム)×(50/100)=52
そして、低デューティ検出部12は、x<52の場合に低デューティであると判断し、その旨を制御部14に通知するのである。
また、本発明の各実施形態が開示されていれば、本発明を当業者によって実施・製造することが可能である。
そして、本発明は、以下に示すように要約することができる。
(付記1) ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタであって、
該ドット列の印刷に際して、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と、
該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態を検出する高デューティ検出部と、
該高デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで該印刷を行なう制御部とをそなえることを特徴とする、ドットインパクトプリンタ。
(付記2) 該制御部が、該低負荷印刷モードとして、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を行なうことを特徴とする、付記1記載のドットインパクトプリンタ。
(付記3) 該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて低デューティ状態を検出する低デューティ検出部をそなえ、
該制御部が、該低デューティ検出部により該低デューティ状態が検出された場合には、通常印刷モードで該印刷を行なうことを特徴とする、付記1又は付記2記載のドットインパクトプリンタ。
(付記4) ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタにおける印刷制御方法であって、
該ドット列の印刷に際して、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出ステップと、
該デューティ算出ステップにおいて算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態を検出する高デューティ検出ステップと、
該高デューティ検出ステップにおいて該高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで該印刷を行なう制御ステップとをそなえることを特徴とする、印刷制御方法。
(付記5) 該制御ステップにおいて、該低負荷印刷モードとして、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を行なうことを特徴とする、付記4記載の印刷制御方法。
(付記6) 該デューティ算出ステップにおいて算出された該印刷デューティに基づいて低デューティ状態を検出する低デューティ検出ステップをそなえ、
該制御ステップにおいて、該低デューティ検出ステップにおいて該低デューティ状態が検出された場合には、通常印刷モードで該印刷を行なうことを特徴とする、付記4又は付記5記載の印刷制御方法。
(付記7) ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタにおける印刷制御機能をコンピュータに実現させるための印刷制御プログラムであって、
該ドット列の印刷に際して、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と、
該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態を検出する高デューティ検出部と、
該高デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで該印刷を行なう制御部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、印刷制御プログラム。
(付記8) 該制御部として該コンピュータを機能させる際に、該低負荷印刷モードとして、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を行なうことを特徴とする、付記7記載の印刷制御プログラム。
(付記9) 該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて低デューティ状態を検出する低デューティ検出部として、該コンピュータを機能させるとともに、
該制御部として該コンピュータを機能させる際に、該低デューティ検出部により該低デューティ状態が検出された場合には、通常印刷モードで該印刷を行なうことを特徴とする、付記7は付記8記載の印刷制御プログラム。
(付記10) ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタにおける印刷制御機能をコンピュータに実現させるための印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
該印刷制御プログラムが、
該ドット列の印刷に際して、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と、
該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態を検出する高デューティ検出部と、
該高デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで該印刷を行なう制御部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
(付記11) 該印刷制御プログラムが、
該制御部として該コンピュータを機能させる際に、該低負荷印刷モードとして、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を行なうことを特徴とする、付記10記載の印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
(付記12) 該印刷制御プログラムが、
該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて低デューティ状態を検出する低デューティ検出部として、該コンピュータを機能させるとともに、
該制御部として該コンピュータを機能させる際に、該低デューティ検出部により該低デューティ状態が検出された場合には、通常印刷モードで該印刷を行なうことを特徴とする、付記10は付記11記載の印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
分割印刷機能をそなえたドットインパクトプリンタの他、例えば、印刷速度を低減させる等、印刷ヘッドの負荷を低減するための種々の機能をそなえたドットインパクトプリンタにも適用できる。
本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタの印刷バッファの例を示す図である。 本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタにおける印刷開始時の印刷バッファの例を示す図である。 本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタにおける1カラムの印刷が行なわれた後の印刷バッファの例を示す図である。 本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタにおける高デューティ検出時の印刷バッファの例を示す図である。 本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタにおける分割印刷モードにおいて奇数ドットの印字を行なう際の印刷バッファのイメージを示す図である。 本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタにおける分割印刷モードにおいて偶数ドットの印字を行なう際の印刷バッファのイメージを示す図である。 本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタにおける印刷制御手法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 CPU
11 デューティ算出部
12 高デューティ検出部
13 低デューティ検出部
14 制御部
20 フラッシュメモリ
21 RAM
21a 印刷バッファ
22 印刷ヘッド制御部
23 印刷ヘッド
24 上位I/Fドライバ
100 ドットインパクトプリンタ
201 デューティ監視領域
202 印刷対象データ

Claims (4)

  1. ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタであって、
    該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と
    該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態もしくは低デューティ状態を検出するデューティ検出部と、
    該デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を低負荷印刷モードとして該印刷を行なうものであって、印字ヘッドの一部の印字ピンを用いて印刷を行なう1回目工程と、該1回目工程の分割印刷が終了後に印字ヘッドを印刷媒体の先頭まで戻し、該1回目工程とは異なる印字ピンを用いて印刷を行なう2回目工程とを行なうことにより分割印刷を行ない、該低デューティ状態が検出された場合には、該ドット列を一度の工程で印刷する通常印刷モードで該印刷対象データの印刷を行なう制御部とをそなえることを特徴とする、ドットインパクトプリンタ。
  2. ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタにおける印刷制御方法であって、
    該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出ステップと
    該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、該デューティ算出ステップにおいて算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態もしくは低デューティ状態を検出するデューティ検出ステップと、
    該デューティ検出ステップにおいて該高デューティ状態が検出された場合に、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を低負荷印刷モードとして該印刷を行なうものであって、印字ヘッドの一部の印字ピンを用いて印刷を行なう1回目工程と、該1回目工程の分割印刷が終了後に印字ヘッドを印刷媒体の先頭まで戻し、該1回目工程とは異なる印字ピンを用いて印刷を行なう2回目工程とを行なうことにより分割印刷を行ない、該低デューティ状態が検出された場合には、該ドット列を一度の工程で印刷する通常印刷モードで該印刷対象データの印刷を行なう制御ステップとをそなえることを特徴とする、印刷制御方法。
  3. ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタにおける印刷制御機能をコンピュータに実現させるための印刷制御プログラムであって、
    該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と
    該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態もしくは低デューティ状態を検出するデューティ検出部と、
    該デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を低負荷印刷モードとして該印刷を行なうものであって、印字ヘッドの一部の印字ピンを用いて印刷を行なう1回目工程と、該1回目工程の分割印刷が終了後に印字ヘッドを印刷媒体の先頭まで戻し、該1回目工程とは異なる印字ピンを用いて印刷を行なう2回目工程とを行なうことにより分割印刷を行ない、該低デューティ状態が検出された場合には、該ドット列を一度の工程で印刷する通常印刷モードで該印刷対象データの印刷を行なう制御部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、印刷制御プログラム。
  4. ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタにおける印刷制御機能をコンピュータに実現させるための印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
    該印刷制御プログラムが、
    該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と
    該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態もしくは低デューティ状態を検出するデューティ検出部と、
    該デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を低負荷印刷モードとして該印刷を行なうものであって、印字ヘッドの一部の印字ピンを用いて印刷を行なう1回目工程と、該1回目工程の分割印刷が終了後に印字ヘッドを印刷媒体の先頭まで戻し、該1回目工程とは異なる印字ピンを用いて印刷を行なう2回目工程とを行なうことにより分割印刷を行ない、該低デューティ状態が検出された場合には、該ドット列を一度の工程で印刷する通常印刷モードで該印刷対象データの印刷を行なう制御部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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