JP5102513B2 - ドットインパクトプリンタ,印刷制御方法,印刷制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
また、ドットインパクトプリンタにおいては、印刷ヘッドの電圧や温度を検出する機能をそなえていないものもある。このように印刷ヘッドの電圧や温度をハード的に検出する機能をそなえていないドットインパクトプリンタにおいては、印字データに基づいてハードウェアの負荷状態を検出して印字制御を行なうことができる。
(1)印字動作前に印字データをチェックして高デューティの発生を検出して印字制御を行なう。
(3)印字を行なった印刷データを監視して、一定以上の負荷(高デューティ)がかかった場合に停止や分割印字を行なう。
例えば、下記特許文献2には、印字前に、デューティ検出領域中に記憶されたドットパターンデータに基づいてドットデューティを算出し、この算出したドットデューティが予め設定された所定値以上の場合に、印字行を複数回に分けて印字する手法を開示している。
(1)印字動作前に印字データをチェックして高デューティの発生を検出して印字制御を行なう手法においては、印字動作前に印字イメージを監視する必要があるので、印字動作が開始されるまでに時間がかかるおそれがあり、複数の印刷を行なうに際して、先の印刷が終了してから次の印刷を開始するまでに時間がかかることにより印刷効率が低下するおそれがある。
(3)印字を行なった印刷データを監視して、一定以上の負荷(高デューティ)がかかった場合に停止や分割印字を行なう手法においては、印字した印刷データを監視する場合に、高デューティが検出されるまでに一定量の負荷がハードウェアにかかってしまうため、高デューティと判定するための値(閾値)を低めに設定する必要がある。これにより、高デューティと判定される可能性が高くなり、分割印字を行なう事が多くなることにより印刷速度が低下するおそれがある。
さらに、上述した特許文献2にかかる制御手法においても、印字動作前に印字イメージを監視するので、印字動作が開始されるまでに時間がかかるおそれがあり、複数の印刷を行なうに際して、先の印刷が終了してから次の印刷を開始するまでに時間がかかることにより印刷効率が低下するおそれがある。又、局所的に高デューティが生じる場合であっても、その印刷行の全てを分割印字してしまうので、無駄に印刷時間が長くなりこれによっても印刷効率が低下する。
(1)高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで印刷を行なうことにより、印刷ヘッド等のハードウェアの負荷を効率的に低減することができ、印刷性能や印刷品質を向上させることができる。
(2)印刷ヘッド等の電圧や温度等を検出するための機能をそなえる必要がなく、製造コストを低減することができる。
(5)ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を行なうことにより、印刷ヘッド等のハードウェアの負荷を確実に低減することができる。
図1は本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタ100の構成を示すブロック図である。
本ドットインパクトプリンタ100は、PC(Personal Computer)やサーバ等の上位装置に接続され、ピンをインクリボン等に打ちつけて印刷を行なうドットインパクト方式の印刷装置(ドットマトリクスプリンタ,ドットプリンタ)であって、図1に示すように、CPU10,フラッシュメモリ(Flash Memory)20,RAM(Random Access Memory)21(印刷バッファ21a),印刷ヘッド制御部22,印刷ヘッド23および上位インタフェース(I/F:Interface)ドライバ24をそなえて構成されている。
また、印刷ヘッド制御部22は、印刷バッファ21a(RAM21)に格納された印刷データ(図2参照)のうち、これから印刷を行なう1カラム(ドット列)分の印刷データ(印刷対象データ;図2における符号202参照、詳細は後述)を印刷ヘッド23に対応するポート(図示省略)に順次書き込むことにより、印刷ヘッド23に対する印刷指示を行なうようになっている。
また、印刷ヘッド23にそなえられた複数のピンには、便宜上、これらのピンを任意に特定するために、整数の番号が連番となるように設定されており、本実施形態においては、印刷ヘッド23において8本のピンがそなえられ、これらの8本のピンには、順番に1〜8までの番号が設定されているものとする。
また、本ドットインパクトプリンタ100においては、ドット列の印刷対象データ202を印刷するに際して、ドット列の全ての印刷対象データ202を一度に印刷する通常印刷モードと、ドット列の印刷対象データ202を複数の工程に分割して印刷(分割印刷)する分割印刷モード(低負荷印刷モード)とのいずれかの動作モードで印刷できるようになっており、これらの2種類の動作モードを選択的に切り換えて印刷を行なうことができるようになっている。
一方、分割印刷モードにおいては、印刷ヘッド23は、最初に、ドット列を構成する8つのドットのうち、一部(本実施形態では奇数ドット)を印刷(分割印刷の第1回目工程)した後に、図示しない媒体搬送装置により印刷媒体をその印刷時における搬送方向(印刷搬送方向)とは逆方向に搬送することにより、印刷ヘッド23を印刷媒体の先頭まで移動させて(戻して)、その後、ドット列を構成する8つのドットのうち、未印刷の残りのドット(本実施形態では偶数ドット)を印刷(分割印刷の第2回目工程)するようになっており、これにより、ドット列の印刷対象データ202を複数(本実施形態では2つ)の工程に分割して印刷するようになっている。
フラッシュメモリ20は、本ドットインパクトプリンタ100を動作させるための各種プログラム(ファームウェア,印刷制御プログラム)を格納する記憶装置であり、後述するCPU(Central Processing Unit)10が、この印刷制御プログラムを実行することにより、後述する、デューティ算出部11,高デューティ検出部12,低デューティ検出部13および制御部14として機能するようになっている。
図2は本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタ100の印刷バッファ21aの例を示す図である。
そして、この印刷バッファ21aに格納された印刷データは、印刷へッド制御部22により、図中の紙面左側から右側にかけて、1ドット列(カラム)毎に、順次、印字ヘッド23のポートに書き込まれ、印刷が行なわれるようになっている。
なお、この図2に示す例においては、印刷バッファ21aにおいて1つのカラムを構成する8つのドットが印刷ヘッド23にそなえられた8本のピンにそれぞれ対応するようになっており、図2中において最も紙面上側に位置するドットが1番のピンに対応するようになっていて、以下、紙面下側に向かって、各ドットがそれぞれ2番,3番,4番,5番,6番,7番および8番の各ピンにそれぞれ対応するようになっている。
そして、この未印刷部分における先頭の1カラムが、次に印刷が行なわれる印刷対象データ202である。
CPU10は、フラッシュメモリ20に格納されたプログラム(印刷制御プログラム)を実行・演算することにより、本ドットインパクトプリンタ100における各種機能を実現するものであり、フラッシュメモリ20に格納された印刷制御プログラムを実行することにより、デューティ算出部11,高デューティ検出部12,低デューティ検出部13および制御部14としての機能が実現されるようになっている。
印刷デューティは、例えば、以下に示す手法により算出することができる。すなわち、デューティ監視領域201の印刷データをRAM21等における所定の領域に展開して、各カラム毎に、印刷ドットであるか否かをON/OFFの2値で表した8ビットの2進数を求め、更に、予め設定した2進数と印刷ドット数との対応表に基づいて印刷ドット数を求める。そして、これらの各カラム毎の印刷ドット数を、デューティ監視領域201に含まれる13カラムで総和することにより、デューティ監視領域201に含まれる印刷ドット数(総印刷ドット数)xを算出し、この総印刷ドット数xとデューティ監視領域201に含まれる全ドット数(8×13=104)とを、以下の式(1)に適用することにより算出する。
なお、デューティ算出部11による印刷デューティの算出手法は、上述する手法に限定されるものではなく、既知の種々の手法を用いることができ、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、デューティ算出部11は、ドット列(カラム,印刷対象データ202)の印刷に際して、印刷デューティの算出を行なうようになっている。つまり、デューティ算出部11は、ドット列の印刷毎に印刷デューティの算出を行なうようになっており、印刷へッド制御部22が印刷対象データ202を印刷ヘッド23に対応するポートに書き込み、印刷対象データ202の印刷準備を行なう度に、デューティ監視領域201の印刷データについて、逐次、印刷デューティの算出を行なうようになっている。
制御部14は、本ドットインパクトプリンタ100における動作モードの切替制御を行なうようになっており、高デューティ検出部12により高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで印刷を行なうようになっている。
また、制御部14は、低負荷印刷モードでの印刷中において、低デューティ検出部13により低デューティ状態が検出されると、本ドットインパクトプリンタ100の動作モードを低負荷印刷モードから通常印刷モードに切り換え、印刷ヘッド制御部22等に対する種々の制御を行なうようになっている。
なお、図3は本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタ100における印刷開始時の印刷バッファ21aの例を示す図、図4はその1カラムの印刷が行なわれた後の印刷バッファ21aの例を示す図、図5はその高デューティ検出時の印刷バッファ21aの例を示す図、図6はその分割印刷モードにおいて奇数ドットの印字を行なう際の印刷バッファ21のイメージを示す図、図7はその分割印刷モードにおいて偶数ドットの印字を行なう際の印刷バッファ21のイメージを示す図である。
先ず、デューティ算出部11は、図3に示すように、印刷バッファ21aにおける先頭カラムから13カラム目までをデューティ監視領域201として、このデューティ監視領域201における印刷デューティの算出を行なう。そして、高デューティ検出部12は、このデューティ算出部11によって算出された印刷デューティに基づいて、高デューティ状態であるか否かの判定を行なう(ステップS30)。
その後、CPU10は、図4に示すように、印刷バッファ21aにおいて印刷対象データ202およびを1カラム分移動させる(ステップS50)。CPU10は印刷バッファ21aにおける全ての印刷データの印刷が行なわれたか否かを確認して、印刷を終了するか否かを判断し(ステップS60)、印刷バッファ21aにおける全ての印刷データの印刷が完了し、印刷を終了する場合には(ステップS60のYESルート参照)、印字動作を終了して(ステップS70)、処理を終了する。
一方、図5に示すように、高デューティ状態が検出された場合には(ステップS30のYESルート参照)、制御部14は、本ドットインパクトプリンタ100の動作モードを分割印刷モードに切り換え、分割印刷の第1回目工程として、印刷ヘッド制御部22により印刷ヘッド23の奇数ピンだけを用いた印刷を行なうことにより、1カラムにおける奇数ドットのみを印字させる(ステップS80)。
また、低デューティ状態の場合、すなわち、低デューティ検出部13により低デューティ状態が検出された場合には(ステップS110のYESルート参照)、印刷ヘッド制御部22は、印刷ヘッド23の制御を行ない通常印刷モードで1カラム分の印字を行なう(ステップS120)。
また、分割印刷の第1回目工程の印刷が終了した場合には(ステップS100のYESルート,ステップS140のYESルート参照)、印字ヘッド23を印刷媒体の先頭まで戻して(ステップS160)、分割印刷の2回目工程を開始する。
一方、高デューティ検出部12により高デューティ状態が検出された場合には(ステップS170のYESルート参照)、制御部14は、印刷ヘッド制御部22により印刷ヘッド23の偶数ピンだけを用いた印刷を行なうことにより、1カラムにおける偶数ドットのみを印字させる(ステップS200)。
その後、CPU10は、印刷バッファ21aにおいて印刷対象データ202およびデューティ監視領域201を1カラム分移動させる(ステップS210)。CPU10は、印刷バッファ21aにおける印刷データにかかる分割印刷の第2回目工程の印刷が終了したか否かを確認し(ステップS220)、印刷終了ではない場合には(ステップS220のNOルート参照)、デューティ監視領域201における印刷デューティの算出を行なう。そして、低デューティ検出部13は、このデューティ算出部11によって算出された印刷デューティに基づいて、低デューティ状態であるか否かの判定を行なう(ステップS230)。
また、低デューティ状態の場合、すなわち、低デューティ検出部13により低デューティ状態が検出された場合には(ステップS230のYESルート参照)、ステップS180に移行する。
このように、本発明の一実施形態としてのドットインパクトプリンタ100によれば、デューティ算出部11により算出された印刷デューティに基づいて、高デューティ検出部12が高デューティ状態を検出した場合に、低負荷印刷モードで印刷を行なうことにより、印刷ヘッド23等のハードウェアの負荷を効率的に低減することができ、印刷性能や印刷品質を向上させることができる。
さらに、デューティ算出部11が、ドット列(印刷対象データ202)の印刷に際して、つまり、ドット列の印刷毎に印刷デューティを算出することにより、印刷開始までにかかる時間を短縮し、迅速に印刷を開始することができ、又、印刷データの途中に高デューティとなる部分がある場合であっても、その直前までは通常印刷モードで印刷を行なうことができ、印刷効率を向上させることができる。
さらに、制御部14が、ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を行なうことにより、印刷ヘッド23等のハードウェアの負荷を確実に低減することができる。
例えば、上述した実施形態においては、分割印刷モードにおいて、第1回目と第2回目の2つの印刷工程を行なうことにより、ドット列の印刷対象データ202を2つの工程に分割して印刷しているが、これに限定されるものではなく、分割印刷モードにおいて、3以上の印刷工程を行なってもよい。
さらに、上述した実施形態においては、印刷ヘッド23が8つのピンを一列に備えて構成され、印刷データの1カラムを対応させているが、これに限定されるものではなく、印刷ヘッド23が7本以下、もしくは9本以上のピンをそなえて構成してもよく、これらのピンに対応する数のドットを単位印刷動作で印刷してもよい。
そして、このように、印刷デューティが総印刷ドット数xである場合には、高デューティ検出部12は、この総印刷ドット数xを高デューティ判定値に基づいて算出された高デューティ比較用値と比較して、印刷デューティがこの高デューティ比較用値以上の場合に、高デューティ状態であると判定する。
高デューティ比較用値=(デューティ監視領域201に含まれる全ドット数)
×(高デューティ判定値) ・・・(2)
例えば、図2に示す例において高デューティ判定値が90%である場合には、高デューティ比較用値は以下のように算出される。
そして、高デューティ検出部12は、x≧93の場合に高デューティであると判断し、その旨を制御部14に通知する。
同様に、印刷デューティが総印刷ドット数xである場合には、低デューティ検出部13は、この総印刷ドット数xを低デューティ判定値に基づいて算出された低デューティ比較用値と比較して、印刷デューティがこの低デューティ比較用値未満の場合に、低デューティ状態であると判定する。
低デューティ比較用値=(デューティ監視領域201に含まれる全ドット数)
×(低デューティ判定値) ・・・(3)
例えば、図2に示す例において低デューティ判定値が50%である場合には、低デューティ比較用値は以下のように算出される。
そして、低デューティ検出部12は、x<52の場合に低デューティであると判断し、その旨を制御部14に通知するのである。
また、本発明の各実施形態が開示されていれば、本発明を当業者によって実施・製造することが可能である。
(付記1) ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタであって、
該ドット列の印刷に際して、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と、
該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態を検出する高デューティ検出部と、
該高デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで該印刷を行なう制御部とをそなえることを特徴とする、ドットインパクトプリンタ。
(付記3) 該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて低デューティ状態を検出する低デューティ検出部をそなえ、
該制御部が、該低デューティ検出部により該低デューティ状態が検出された場合には、通常印刷モードで該印刷を行なうことを特徴とする、付記1又は付記2記載のドットインパクトプリンタ。
該ドット列の印刷に際して、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出ステップと、
該デューティ算出ステップにおいて算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態を検出する高デューティ検出ステップと、
該高デューティ検出ステップにおいて該高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで該印刷を行なう制御ステップとをそなえることを特徴とする、印刷制御方法。
(付記6) 該デューティ算出ステップにおいて算出された該印刷デューティに基づいて低デューティ状態を検出する低デューティ検出ステップをそなえ、
該制御ステップにおいて、該低デューティ検出ステップにおいて該低デューティ状態が検出された場合には、通常印刷モードで該印刷を行なうことを特徴とする、付記4又は付記5記載の印刷制御方法。
該ドット列の印刷に際して、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と、
該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態を検出する高デューティ検出部と、
該高デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで該印刷を行なう制御部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、印刷制御プログラム。
(付記9) 該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて低デューティ状態を検出する低デューティ検出部として、該コンピュータを機能させるとともに、
該制御部として該コンピュータを機能させる際に、該低デューティ検出部により該低デューティ状態が検出された場合には、通常印刷モードで該印刷を行なうことを特徴とする、付記7は付記8記載の印刷制御プログラム。
該印刷制御プログラムが、
該ドット列の印刷に際して、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と、
該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態を検出する高デューティ検出部と、
該高デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、低負荷印刷モードで該印刷を行なう制御部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
該制御部として該コンピュータを機能させる際に、該低負荷印刷モードとして、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を行なうことを特徴とする、付記10記載の印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
(付記12) 該印刷制御プログラムが、
該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて低デューティ状態を検出する低デューティ検出部として、該コンピュータを機能させるとともに、
該制御部として該コンピュータを機能させる際に、該低デューティ検出部により該低デューティ状態が検出された場合には、通常印刷モードで該印刷を行なうことを特徴とする、付記10は付記11記載の印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
11 デューティ算出部
12 高デューティ検出部
13 低デューティ検出部
14 制御部
20 フラッシュメモリ
21 RAM
21a 印刷バッファ
22 印刷ヘッド制御部
23 印刷ヘッド
24 上位I/Fドライバ
100 ドットインパクトプリンタ
201 デューティ監視領域
202 印刷対象データ
Claims (4)
- ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタであって、
該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と、
該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態もしくは低デューティ状態を検出するデューティ検出部と、
該デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を低負荷印刷モードとして該印刷を行なうものであって、印字ヘッドの一部の印字ピンを用いて印刷を行なう1回目工程と、該1回目工程の分割印刷が終了後に印字ヘッドを印刷媒体の先頭まで戻し、該1回目工程とは異なる印字ピンを用いて印刷を行なう2回目工程とを行なうことにより分割印刷を行ない、該低デューティ状態が検出された場合には、該ドット列を一度の工程で印刷する通常印刷モードで該印刷対象データの印刷を行なう制御部とをそなえることを特徴とする、ドットインパクトプリンタ。 - ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタにおける印刷制御方法であって、
該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出ステップと、
該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、該デューティ算出ステップにおいて算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態もしくは低デューティ状態を検出するデューティ検出ステップと、
該デューティ検出ステップにおいて該高デューティ状態が検出された場合に、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を低負荷印刷モードとして該印刷を行なうものであって、印字ヘッドの一部の印字ピンを用いて印刷を行なう1回目工程と、該1回目工程の分割印刷が終了後に印字ヘッドを印刷媒体の先頭まで戻し、該1回目工程とは異なる印字ピンを用いて印刷を行なう2回目工程とを行なうことにより分割印刷を行ない、該低デューティ状態が検出された場合には、該ドット列を一度の工程で印刷する通常印刷モードで該印刷対象データの印刷を行なう制御ステップとをそなえることを特徴とする、印刷制御方法。 - ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタにおける印刷制御機能をコンピュータに実現させるための印刷制御プログラムであって、
該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と、
該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態もしくは低デューティ状態を検出するデューティ検出部と、
該デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を低負荷印刷モードとして該印刷を行なうものであって、印字ヘッドの一部の印字ピンを用いて印刷を行なう1回目工程と、該1回目工程の分割印刷が終了後に印字ヘッドを印刷媒体の先頭まで戻し、該1回目工程とは異なる印字ピンを用いて印刷を行なう2回目工程とを行なうことにより分割印刷を行ない、該低デューティ状態が検出された場合には、該ドット列を一度の工程で印刷する通常印刷モードで該印刷対象データの印刷を行なう制御部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、印刷制御プログラム。 - ドット列毎に印刷を行なうドットインパクトプリンタにおける印刷制御機能をコンピュータに実現させるための印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
該印刷制御プログラムが、
該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、未印刷の印刷データに基づいて印刷デューティを算出するデューティ算出部と、
該ドット列を構成する印刷対象データを印刷する毎に、該デューティ算出部によって算出された該印刷デューティに基づいて高デューティ状態もしくは低デューティ状態を検出するデューティ検出部と、
該デューティ検出部により該高デューティ状態が検出された場合に、該ドット列を複数の工程に分割して印刷する分割印刷を低負荷印刷モードとして該印刷を行なうものであって、印字ヘッドの一部の印字ピンを用いて印刷を行なう1回目工程と、該1回目工程の分割印刷が終了後に印字ヘッドを印刷媒体の先頭まで戻し、該1回目工程とは異なる印字ピンを用いて印刷を行なう2回目工程とを行なうことにより分割印刷を行ない、該低デューティ状態が検出された場合には、該ドット列を一度の工程で印刷する通常印刷モードで該印刷対象データの印刷を行なう制御部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、印刷制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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