JP5101647B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置に関する。
従来、前面側にキーボード等の入力操作部が配置されるとともに、後方側に連続帳票等の帯状の用紙を搬送するトラクタが設けられた印字機能付きの情報処理装置が知られている(例えば特許文献1)。
この種の情報処理装置では、オペレータ(ユーザ)は、装置の前方側で入力操作部に対する入力操作を行う。これに対し、帯状の用紙をセットするトラクタは装置の後方側に設けられているため、オペレータ(ユーザ)は、装置の前方側からは、帯状の用紙をセットしにくくなるという問題があった。オペレータ(ユーザ)は、装置の後方へ回り込めば帯状の用紙を比較的容易にセットすることができるが、手間がかかるとともに、装置の周囲の什器のレイアウト等によっては、装置の後方へ回り込みにくい場合もあった。
そこで、本発明は、入力操作部の配置された側からでもその反対側に配置されたトラクタに帯状の用紙をよりセットしやすい情報処理装置を得ることを目的とする。
本発明にかかる情報処理装置にあっては、機器本体部と、前記機器本体部の一方側に配置された入力操作部と、前記機器本体部の前記入力操作部が配置された側の反対側に設けられるとともに、前記機器本体部に、下方位置と上方位置との間で移動可能に支持され、かつ前記下方位置または上方位置で保持され、帯状の用紙を、少なくともその幅方向両側の端縁部を保持して下方に向けて凸となる用紙搬送経路で搬送するトラクタと、を備え、前記トラクタは、トラクタ本体部と、前記トラクタ本体部に輪転可能に支持されて用紙を搬送する無端ベルトと、前記トラクタ本体部に回転可能に支持されるとともに、前記用紙の幅方向に沿って伸びて、前記機器本体部に取り付けられたモータによって回転されることにより前記無端ベルトを回転させる駆動シャフトと、前記用紙搬送経路の屈曲点に対応して設けられ、前記無端ベルトを下方に押すローラと、を有し、前記機器本体部は、前記駆動シャフトを回動可能に支持することにより、前記トラクタを前記上方位置と前記下方位置との間で回動可能に支持するとともに、前記トラクタを、前記上方位置では、用紙導入側の端部が当該端部より用紙排出側の部分に比べて上方となる傾斜姿勢で保持し、前記下方位置では、前記用紙導入側の端部で前記用紙搬送経路が水平となる姿勢で保持することを特徴の一つとする。
本発明によれば、入力操作部の配置された側からでもその反対側に配置されたトラクタに帯状の用紙をよりセットしやすい情報処理装置を得ることができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置としてのプリンタ付き事務機器の斜視図である。 図2は、プリンタ付き事務機器の側面図である。 図3は、プリンタ付き事務機器に含まれるトラクタの斜視図である。 図4は、図3のIV−IV断面図である。 図5は、トラクタが下方位置にある状態でのプリンタ付き事務機器の内部構造を示す斜視図である。 図6は、トラクタが上方位置にある状態でのプリンタ付き事務機器の内部構造を示す斜視図である。 図7は、トラクタに取り付けられる係合部材の斜視図である。
以下、図1〜7を参照して、本発明にかかる情報処理装置の一実施形態としてのプリンタ付き事務機器1(以下、単に事務機器1と記す。)について詳細に説明する。なお、各図では、便宜上、事務機器1の機器本体部2の幅方向をX方向、奥行き方向をY方向、高さ方向をZ方向と記す。なお、これらX方向、Y方向、およびZ方向は相互に直交している。また、以下の説明では、機器本体部2を使用するオペレータ(ユーザ)の視線でY方向の手前側を機器本体部2の前方、Y方向の奥側を機器本体部2の後方と記す。
事務機器1は、機器本体部2や、入力操作部としてのキーボード3、表示出力部ならびに入力操作部として機能するタッチパネルディスプレイ4等を、備えている。キーボード3およびタッチパネルディスプレイ4は、機器本体部2の筐体2aの前面2b側に配置されている。したがって、オペレータ(ユーザ)は、機器本体部2の前方側となる位置で、事務機器1を使用する。
機器本体部2の内部には、印字部(図示せず)が設けられている。そして、図2に示すように、機器本体部2の内部には、単票の用紙を搬送する用紙搬送経路Psと、連続帳票等の帯状の用紙を搬送する用紙搬送経路Pcとが形成されている。そして、それぞれの用紙搬送経路Ps,Pcを搬送された用紙に、共通の印字部が、印字を実行する。
単票の用紙は、図1,2に示すように、機器本体部2の筐体2aの前面2bに形成された用紙導入口2cから機器本体部2の中へ導入され、印字部で印字された後、筐体2aの上面2dに形成された用紙排出口2eから排出される。用紙導入口2cは、タッチパネルディスプレイ4の下方となる位置で、機器本体部2の前方側、すなわち、オペレータ側に開口している。したがって、オペレータ(ユーザ)は、単票の用紙を用紙導入口2cに比較的容易に挿入することができる。
一方、帯状の用紙は、図2に示すように、筐体2aの後面2fの下側から機器本体部2の中へ導入され、印字部で印字された後、単票と同じ用紙排出口2e(図1参照)から排出される。このように、帯状の用紙を筐体2aの後面2fの下側から機器本体部2の中へ導入することで、機器本体部2より下方に配置された用紙のスタック(図示せず)から筐体2aの用紙導入口(図示せず)を経て用紙排出口2eに至る帯状の用紙の用紙搬送経路Pcが、後面2fの上側から導入される構成に比べてより緩やかに屈曲することになる。したがって、本実施形態にかかる事務機器1は、帯状の用紙をより円滑に搬送することできる。
また、本実施形態にかかる事務機器1では、機器本体部2の筐体2aの内部に収容された用紙搬送機構としてのトラクタ5(図3参照)が、帯状の用紙6を搬送する。トラクタ5は、機器本体部2の後部側に配置されている。オペレータ(ユーザ)は、トラクタ5の後端部に、帯状の用紙6をセットする。
トラクタ5は、一対のベルトユニット7と、一対のベルトユニット7間で架け渡された複数のシャフト8と、を有している。これら一対のベルトユニット7は、帯状の用紙6の幅方向(X方向)の両側の端縁部6a,6aに対応する位置に、配置されている。また、ベルトユニット7は、いずれも下方に凸となる弓形に形成され、YZ平面に沿って細長く伸びている。また、複数のシャフト8は、いずれもX方向に沿って伸びている。一対のベルトユニット7は、これら複数のシャフト8を介して一体化されている。また、一対のベルトユニット7のうち少なくともいずれか一方をシャフト8に沿ってスライド可能に構成することにより、それら一対のベルトユニット7間の間隔を、複数のシャフト8に沿って可変設定することができる。このように、一対のベルトユニット7間のX方向の間隔を変化させることで、幅の異なる用紙に対応することができる。また、複数のシャフト8には、帯状の用紙6の下面に沿う弓形のガイドプレート9が取り付けられている。本実施形態では、以上のような構成のベルトユニット7が、帯状の用紙6の端縁部6aを搬送する。ガイドプレート9は、帯状の用紙6の下面に接触して、用紙6を案内する。
また、一対のベルトユニット7間には、複数のシャフト8と平行な姿勢で、駆動シャフト10が架け渡されている。駆動シャフト10は、トラクタ5(ベルトユニット7)の用紙排出側の端部5cに配置され、ベルトユニット7の本体部7aに、軸受(図示せず)を介するなどして、回転可能に支持されている。駆動シャフト10は、機器本体部2に設けられたモータ12(図5,6参照)によって回転される。本実施形態では、本体部7aがトラクタ5の本体部に相当する。
また、ベルトユニット7は、図4に示すように、本体部7a、固定カバー7b、および可動カバー7cを有している。固定カバー7bおよび可動カバー7cは、本体部7aの上面7dを上方からほぼ一定間隔の隙間gをあけて覆っている。帯状の用紙6は、本体部7aの上面7dと、固定カバー7bおよび可動カバー7cの下面7eとの間に形成される扁平かつ長い隙間gに沿って移動する。すなわち、本実施形態では、この隙間gは、帯状の用紙6の用紙搬送経路Pcに相当する。
ベルトユニット7は、ローラ保持体7fを有している。ローラ保持体7fは、押圧ローラ7gを回転可能に支持している。また、本体部7aは、駆動シャフト10に加えて、従動ローラ7iも、回転可能に支持している。従動ローラ7iは、リング状に形成されている。複数のシャフト8のうち最も用紙導入側にあるシャフト8Aが、従動ローラ7iを、外周に沿って回転可能に保持している。主動ローラ7hは、駆動シャフト10に少なくとも回転方向には固定され、駆動シャフト10と連動する。そして、主動ローラ7hと従動ローラ7iとの間には、無端状のピンベルト11が架け渡されている。ピンベルト11は、駆動シャフト10ならびに主動ローラ7hの回転軸Axまわりの図4中反時計回りの回転に伴って、図4中の矢印R方向に輪転する。また、押圧ローラ7gは、駆動シャフト10と従動ローラ7iとの間にある本体部7aの屈曲点に対応して配置され、ピンベルト11の輪転とともに回転しながら、ピンベルト11を上方から下方に押し付けている。本実施形態では、この押圧ローラ7gにより、ピンベルト11の上半部分11aを、用紙搬送経路Pcに沿う適切な経路で移動させることができる。
ピンベルト11は、エラストマ等の可撓性材料で構成されており、一定幅で帯状のベルト部11bと、ベルト部11bの外周側の幅方向中央部で周方向に一定のピッチで突出する複数のピン11cと、を有している。本実施形態では、ピン11cの突出端部側が、用紙搬送経路Pcの少なくとも長手方向中間部で、本体部7aの上面7dより突出している。よって、この長手方向中間部で、ピンベルト11の輪転に伴って移動するピン11cに、用紙6の送り孔6bの縁が係止される。すなわち、ピン11cによって用紙6が牽引されることで、帯状の用紙6が、用紙搬送経路Pcに沿って、図4の右下側から左上側へ移動する。なお、一対のベルトユニット7は、用紙の幅方向中間部のYZ平面について面対称に形成されている。
ここで、本実施形態にかかる事務機器1では、トラクタ5が、機器本体部2に、下方に位置する下方位置P1(図4の実線および図5)と上方に位置する上方位置(図4の二点鎖線および図6)P2との間で移動可能に支持されている。そして、機器本体部2は、下方位置P1および上方位置P2のそれぞれで、トラクタ5を保持することができる。オペレータ(ユーザ)は、帯状の用紙6をセットするときには、トラクタ5を上方位置P2に配置し、帯状の用紙6を搬送するときには、トラクタ5を下方位置P1に配置する。上述したように、トラクタ5が下方に位置する方が、帯状の用紙6をより円滑に搬送することができる。一方、トラクタ5が上方に位置する方が、オペレータ(ユーザ)は、機器本体部2の前方側(図2の左側)から帯状の用紙6をよりセットしやすくなる。さらに、本実施形態では、図4に示すように、トラクタ5は、上方位置P2では傾斜姿勢となる。傾斜姿勢では、トラクタ5の用紙導入側の端部5aが、当該端部5aより用紙排出側の部分5bに比べて上方に位置する。したがって、オペレータ(ユーザ)が、機器本体部2の前方(図4,図2等の左側)かつ上方から機器本体部2の上方を跨ぐ状態でトラクタ5の用紙導入側の端部5aに帯状の用紙6をセットする場合に(アクセス方向Ac)、トラクタ5に用紙6をセットする部分(可動カバー7cの開放部分、トラクタ5(ベルトユニット7)の用紙導入側の端部寄りの部分)が、より上方に位置して、オペレータ(ユーザ)により近づくため、オペレータ(ユーザ)は、トラクタ5に用紙6をセットしやすくなる。なお、オペレータ(ユーザ)がトラクタ5により容易に用紙6をセットできるよう、図2に示すように、機器本体部2の上部かつ後部を覆うカバー16を、機器本体部2に、後方に伸びる被覆位置と起立かつ前傾した開放位置との間で回動可能に取り付けてもよい。
このようなトラクタ5の下方位置P1と上方位置P2との間での移動を実現するため、本実施形態にかかる事務機器1では、トラクタ5の用紙排出側の端部5c(図4参照)が、機器本体部2に回動可能に支持されている。具体的には、機器本体部2に、駆動シャフト10が回動可能に支持されている。すなわち、図5,6に示すように、機器本体部2は、帯状の用紙6の幅方向両側に、相互に平行な一対の縦壁部2iを有している。また、機器本体部2は、トラクタ5によって搬送される帯状の用紙6の下側に、底壁部2jを有している。縦壁部2iは、いずれも底壁部2jに対して垂直に配置され、YZ平面に沿っている。また、これら一対の縦壁部2iのうち、図5,6の手前側の縦壁部2iの幅方向(X方向)外側には、モータ12や減速機構13等が配置され、モータ12の回転が減速機構13を介して駆動シャフト10に伝達される。駆動シャフト10は、一対の縦壁部2iに、軸受を介するなどして、回転可能に支持されるとともに、一対の縦壁部2i間で架設されている。このような構成により、モータ12の回転が、減速機構13を介して、一対の縦壁部2i間に回動可能に架設された駆動シャフト10に伝達される。そして、駆動シャフト10に固定された各ベルトユニット7の主動ローラ7hが回転し、主動ローラ7hの回転によってピンベルト11が回転し、帯状の用紙6が用紙搬送経路Pcで搬送される。そして、上述したように、駆動シャフト10は、一対のベルトユニット7の本体部7aに回動可能に支持されている。よって、一対のベルトユニット7の本体部7aは、駆動シャフト10の回転軸Ax回りに相対的に回動することができる。すなわち、本実施形態では、駆動シャフト10が機器本体部2に回転可能に支持され、この駆動シャフト10に対して、一対のベルトユニット7の本体部7aが相対回動可能であるため、本実施形態では、機器本体部2が、駆動シャフト10を介して、回転軸Ax回りに、トラクタ5を、回動可能に支持することができる。さらに、本実施形態では、駆動シャフト10が、トラクタ5の用紙排出側の端部5cに配置されている。したがって、当該端部5cの逆側であるトラクタ5の用紙導入側の端部5aを、より大きく回動させやすくなる。したがって、上方位置P2にある状態で、トラクタ5の傾斜角度がより大きくなってトラクタ5をオペレータ(ユーザ)により近付けて配置することができるため、オペレータ(ユーザ)は、トラクタの用紙導入側の端部5aにより容易にアクセスして、帯状の用紙6をより容易にセットすることが可能となる。
また、本実施形態では、トラクタ5は、図5に示す下方位置P1と図6に示す上方位置P2とで、機器本体部2に、図7に示す係合部材14を介して保持される。係合部材14には、トラクタ5のシャフト8A(図3参照)に取り付けられる被取付部としての貫通孔14aが設けられている。また、係合部材14は、貫通孔14aを挟んで二つの係合部14bを有している。また、この係合部材14は、貫通孔14aの中心線Cについて軸対称形状となっており、図7の上下方向あるいは中心線Cの軸方向に反転させても同一形状である。したがって、作業者は、製造あるいはメンテナンスの工程で、係合部材14を、その姿勢や向きにそれほど留意することなく、トラクタ5に、比較的容易に取り付けることができる。
そして、本実施形態では、図3に示すように、トラクタ5の用紙導入側の端部5aから帯状の用紙6の幅方向(X方向)の両端側に突出するシャフト8Aが、被取付部としての貫通孔14a(図7参照)に挿入される。そして、係合部材14は、端部側から取り付けたボルト15等の固定具により、シャフト8Aに固定される。
係合部14bは、中央部14cから長手方向の端部側(図7の上下方向)に向けて伸びる一対のアーム部14dを有している。係合部14bは、中央部14cおよび一対のアーム部14dによって、略U字状の挟持部として形成されている。また、係合部14bには、アーム部14dの相互に対向する面が曲面状に凹まされることで、円柱収容部14eが、形成されている。円柱収容部14eは、円柱面状の被係合部2k,2m(図5,6等参照)を収容する。また、アーム部14dの根元部分には、切欠部14fが形成されている。この切欠部14fにより、一対のアーム部14d同士が相互に拡開しやすくなっている。また、係合部材14は、好適には、可撓性および弾性を有する材料(例えば合成樹脂材料等)で形成される。
被係合部2k,2mは、本実施形態では、縦壁部2iから帯状の用紙6の幅方向の内側に向けてX方向に沿って突出する円柱状の突起である。図5には、トラクタ5の上方位置P2(図6)で用いられる被係合部2k(第一の被係合部)が図示され、図6には、下方位置P1(図5)で用いられる被係合部2m(第二の被係合部)が図示されている。なお、下方位置P1に対応する被係合部2mの周囲の底壁部2jには、係合部材14のアーム部14dとの干渉を回避するクリアランスホール2nが設けられている。また、被係合部2mは、底壁部2jに設けてもよい。この場合、底壁部2jに、Y方向に所要の間隔(一対のアーム部14dに対応する間隔)をあけて一対のクリアランスホール2nを設けることで、それらクリアランスホール2nの間の領域として、被係合部2mを比較的容易に形成することができる。また、被係合部2mは、縦壁部2iと底壁部2jとの間に架設されてもよい。
そして、図5,6に示すように、下方位置P1では、係合部材14の下側の係合部14b2(第二の係合部、図6参照)が、被係合部2m(図6参照)に係合する。これにより、トラクタ5は、機器本体部2に、下方位置P1で保持される。一方、上方位置P2では、係合部材14の上側の係合部14b1(第一の係合部、図5参照)が、被係合部2kに係合する。これにより、トラクタ5は、機器本体部2に、上方位置P2で保持される。なお、被係合部2k,2mに着脱される際、一対のアーム部14dは一旦弾性的に広がった後に狭まる。そして、オペレータ(ユーザ)は、係合部材14が取り付けられた用紙導入側のシャフト8Aを把持して、トラクタ5を下方位置P1と上方位置P2との間で移動させることができる。このシャフト8Aは、トラクタ5の回動軸Ax(すなわち、駆動シャフト10の回動軸Ax)から離れた位置にある。よって、モーメントアームを大きくとれる分、オペレータ(ユーザ)は、より小さい力でトラクタ5を移動(回動)させることができる。さらに、係合部材14がシャフト8Aに取り付けられているため、オペレータ(ユーザ)は、係合部材14を、被係合部2k,2mに、より小さい力で着脱させることができる。
以上、説明したように、本実施形態では、機器本体部2が、後方側に配置されたトラクタ5を、下方位置P1と上方位置P2との間で移動可能(回動可能)に支持するとともに、下方位置P1または上方位置P2で支持することができる。よって、オペレータ(ユーザ)は、セット時には、トラクタ5を上方位置P2に配置することにより、帯状の用紙6を前方からでもセットしやすくなる。さらに、オペレータ(ユーザ)は、使用時には、トラクタ5を下方位置P1に配置することで、帯状の用紙6の搬送をより円滑に行うことができるという利点もある。
また、本実施形態では、トラクタ5は、上方位置P2にある状態では、用紙導入側の端部5aが当該端部5aより用紙排出側となる部分5bに比べて上方となる傾斜姿勢で、機器本体部2に保持される。よって、帯状の用紙6を前方からよりセットしやすくすることができる。
また、本実施形態では、機器本体部2は、駆動シャフト10を回動可能に支持することにより、トラクタ5を機器本体部2に回動可能に支持する。よって、駆動シャフト10とは別に回動支持部を設けた場合に比べて、装置構成をより簡素化することができる。
また、本実施形態では、トラクタ5の前端部に駆動シャフト10が配置された。よって、上方位置P2にあるトラクタ5を、駆動シャフト10の軸を回動中心として、後方により大きく跳ね上がった姿勢とすることができる。したがって、帯状の用紙6を前方からより一層セットしやすくすることができる。
また、本実施形態では、機器本体部2の縦壁部2iに、トラクタ5の係合部14bと係合する被係合部2k,2mが設けられた。よって、縦壁部2iを利用して、トラクタ5を機器本体部2に係合する構成を、比較的簡素な構成として得ることができる。
また、トラクタ5が下方位置P1にある状態で係合部14bと係合する被係合部2mは、底壁部2jに設けてもよい。こうすれば、底壁部2jを利用して、トラクタ5を機器本体部2に係合する構成を、比較的簡素な構成として得ることができる。
また、本実施形態では、トラクタ5は、トラクタ5が上方位置P2にある状態で被係合部2kと係合する係合部14b1と、トラクタ5が下方位置P1にある状態で被係合部2mと係合する係合部14b2と、が相互に対称に設けられた係合部材14を有する。よって、作業者は、係合部材14を、トラクタ5(本実施形態ではシャフト8A)により容易に取り付けることができる。
また、本実施形態では、係合部材14が、複数のシャフト8のうち、トラクタ5の最も用紙導入側にあるシャフト8Aに取り付けられた。よって、オペレータ(ユーザ)は、シャフト8Aを把持してトラクタ5を下方位置P1とP2との間で移動させることにより、係合部材14の被係合部2k,2mに対する係合ならびに係合解除をより小さな力で比較的容易に行うことができる。
また、本実施形態では、トラクタ5は、下方位置P1に保持された状態では、用紙導入側の端部が当該端部より用紙排出側の部分に比べて下方となる傾斜姿勢で、機器本体部2に保持され、機器本体部2内に、下方から斜め上方に向かう用紙搬送経路Pc(隙間g)が形成される。したがって、本実施形態によれば、トラクタ5を上方位置P2に配置して帯状の用紙6のセットしやすさを確保するとともに、トラクタ5を下方位置P1に配置して通常の使用時で帯状の用紙6のより円滑な搬送を確保することができる。すなわち、本実施形態によれば、帯状の用紙6のセットしやすさと、帯状の用紙6のより円滑な搬送とを両立することができるという効果を奏する。そして、帯状の用紙6のより円滑な搬送によって、印字部における印字精度を高めることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、機器本体部や、トラクタ、係合部材等のスペック(形状、大きさ、材質、配置、詳細な構造等)は、上記実施形態には限定されず、種々に変更することが可能である。また、係合部材は、ベルトユニットの本体部の一部として形成してもよいし、トラクタのシャフトを係合部とし、機器本体部に、このシャフトを受け入れて保持する保持部として、被係合部を設けてもよい。また、機器本体部に、トラクタの本体部から帯状の用紙の幅方向外側に突出するシャフトの先端部を案内するガイドレールを、形成してもよい。また、機器本体部がトラクタをスライド可能に支持してもよい。
以上のように、本発明は、帯状の用紙を搬送する情報処理装置に有用であり、特に、オペレータ(ユーザ)が帯状の用紙が導入される側の反対側からアクセスする情報処理装置に適している。
1 事務機器(情報処理装置)
2 機器本体部
2i 縦壁部
2j 底壁部
2k (第一の)被係合部
2m (第二の)被係合部
3 キーボード(入力操作部)
4 タッチパネルディスプレイ(入力操作部)
5 トラクタ
5a 用紙導入側の端部
5b 用紙導入側の端部より用紙排出側の部分
6 (帯状の)用紙
6a 端縁部
7a (ベルトユニットの)本体部(トラクタ本体部)
10 駆動シャフト
11 ピンベルト(無端ベルト)
12 モータ
14 係合部材
14b1 (第一の)係合部
14b2 (第二の)係合部
P1 下方位置
P2 上方位置
特開2008−7301公報

Claims (4)

  1. 機器本体部と、
    前記機器本体部の一方側に配置された入力操作部と、
    前記機器本体部の前記入力操作部が配置された側の反対側に設けられるとともに、前記機器本体部に、下方位置と上方位置との間で移動可能に支持され、かつ前記下方位置または上方位置で保持され、帯状の用紙を、少なくともその幅方向両側の端縁部を保持して下方に向けて凸となる用紙搬送経路で搬送するトラクタと、
    を備え
    前記トラクタは、
    トラクタ本体部と、
    前記トラクタ本体部に輪転可能に支持されて用紙を搬送する無端ベルトと、
    前記トラクタ本体部に回転可能に支持されるとともに、前記用紙の幅方向に沿って伸びて、前記機器本体部に取り付けられたモータによって回転されることにより前記無端ベルトを回転させる駆動シャフトと、
    前記用紙搬送経路の屈曲点に対応して設けられ、前記無端ベルトを下方に押すローラと、
    を有し、
    前記機器本体部は、
    前記駆動シャフトを回動可能に支持することにより、前記トラクタを前記上方位置と前記下方位置との間で回動可能に支持するとともに、
    前記トラクタを、前記上方位置では、用紙導入側の端部が当該端部より用紙排出側の部分に比べて上方となる傾斜姿勢で保持し、前記下方位置では、前記用紙導入側の端部で前記用紙搬送経路が水平となる姿勢で保持する、
    情報処理装置。
  2. 前記駆動シャフトが、前記トラクタの前記入力操作部側の端部に配置された請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記トラクタは、前記トラクタが前記上方位置にある状態で前記機器本体部に設けられた第一の被係合部と係合する第一の係合部と、前記トラクタが前記下方位置にある状態で前記機器本体部に設けられた第二の被係合部と係合する第二の係合部と、が相互に対称に設けられた係合部材を有する請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記トラクタは、前記下方位置に保持された状態では、用紙導入側の端部が当該端部より用紙排出側の部分に比べて下方となる傾斜姿勢で前記機器本体部に保持される請求項1〜のうちいずれか一つに記載の情報処理装置。
JP2010049714A 2010-03-05 2010-03-05 情報処理装置 Expired - Fee Related JP5101647B2 (ja)

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