JP5099484B2 - ファイバ無線ネットワーク - Google Patents

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Description

本発明は、光通信における波長分割多重伝送方式で、多重化された複数のチャネルから選択したチャネルの任意の組み合わせを、一括で、動的に分配や収集を行う動的光チャネル割当装置を用いたファイバ無線ネットワークに関するものである。
ミリ波周波数帯のファイバ無線(RoF)ネットワークは、無線アクセスネットワークを広帯域化できることから、将来のインフラ技術として期待されている。さらに、波長分割多重(WDM)技術は、ミリ波周波数帯RoFネットワークでは、アンテナ基地局(BS)のコストを最小にし、遠隔ノード(RN)で多数のBSにRoF信号を広く分配できるために非常に魅力的である。したがって、WDM技術を用いたミリ波周波数帯RoFネットワークは、費用対効果に優れているだけでなく、維持費が安く、低消費電力構造にすることも可能である。
また、無線アクセスネットワークがトラフィックなどの様々な要求を満たすように、ネットワーク資源を最適に調整する必要があるので、将来的にはダイナミックチャンネル配分(DCA)などのサービスを提供できるアーキテクチャを用いる必要がある。つまり、トラフィック負荷プロファイルとユーザの要求に従って、チャンネル配分をダイナミックに変えながらサービスを提供する必要があるので、この要件は無視できない。
例えば、中央局(CS)に置いた従来の電気的クロスコネクトスイッチ(XC−SW)で、アンテナ分配システム(DAS)のトラフィックコントロールを実現することで、この要件を満たすことができる。しかし、そのような電気的DCAでは、CS専用領域の中の無線信号間の電磁干渉(EMI)を完全には避けにくい。
本発明は、光周波数インターリーブの高密度WDM(DWDM)ミリメータ波バンドRoFシステムのために、新たに動的光チャネル割当装置(フォトニックDCA)を提案するものである。これは、フォトニックDCAの機能があり、光学的クロスコネクタスイッチ(OXC−SW)を備えた複数のRNの2つのタイプ(波長多重分離器と波長多重化器)に関している。
従来の動的光チャネル割当装置としては、例えば図14に示す分配合流型光スイッチボード(DCSW:Delivery and Coupling Switch)が知られている。このDCSWは、熱光学スイッチ(TO−SW)で光路を切換え、光カプラで合流し光路単位で光信号の分配合流を行なうもので、波長分割多重伝送方式の場合に、波長の異なるチャネルについて分配合流を行なうものではない。つまり、DCSWは、波長分割多重伝送方式の複数の光チャネル成分を含んだ光信号をそれぞれの入力ポートから入力する場合に、入力したそれぞれの光信号を熱光学スイッチを用いて動的に任意の出力先に割り当て、出力ポートごとの光カプラで上記の熱光学スイッチから出力されたそれぞれの光信号を電力合成によって多重して、出力するものであった。
また、この従来方式では、光路の切換えは2分岐を重ねるもので、チャネル数nについて、2m-1<n≦2mなる階層mまで分岐するため、チャネル数nの増加と共に、分岐損失は、
10*log2n [dB]、
に沿って挿入損失が増大するという欠点があった。
さらに、用いられた光カプラの特性では波長選択性がないため、波長分割多重伝送方式で任意に割り当てられた複数の光チャネル成分を収集し、全チャネル成分を一つの光路に波長分割多重化できる機能がなかった。
上記を解決した従来方式として、光カプラの代わりにアレイ導波路回折格子(AWG)を用いたものも提案されているが、単一波長毎のチャネル切り換えが行われるものであるため、複数波長成分を含む光ファイバ無線(RoF)信号やチャネルが光周波数重畳された信号などを取り扱えなかった。
本発明は上記に鑑みて、特に、チャネル数の増加に関わらず入力損失が一定で、さらに、光周波数重畳配置を含む波長分割多重伝送方式で任意に割り当てられた複数の光チャネル成分を収集し、全チャネル成分を一つの光路に波長分割多重化できる機能を有するファイバ無線ネットワークを実現することである。
本発明により、波長分割多重可能で複数の波長成分を含む光チャネル成分に対し、任意の複数のチャネル成分の組み合わせを任意に収集や分配を行なうことができるため、将来の光周波数資源の活用法に更なる自由度を与える。さらに、比較的容易で集積可能な構成であることから、光ノードの小型化、軽量化、低消費電力化、低コスト化などの効果も期待できる。
多チャンネルRoFシステムでは、中央局(CS)にあるフォトニックアクセスサーバで無線信号を生成し、RNを介してアクセスネットワークにある複数のBSからなるネットワーク網に分配する。トラフィック・パターンの変化に応じて、フォトニックアクセスサーバに接続されたRNのOXC−SWは、WDM技術を利用することによって、ダイナミックに光信号の波長を割り当てることができる。ここでは、このテクニックをWDM RoFアクセスネットワーク用のフォトニックダイナミックチャンネル配分(DCA)と呼ぶ。RNから、データが複数のBSに分配される。
図2は、ファイバ無線ネットワークの概観を示す図である。ワイヤレスネットワークのトラフィックプロファイルの特性によって、ネットワークは1つのBSから別のBSにチャンネルをダイナミックに配置することを要求することもある。ここでは、モバイルユーザは、異なった複数のBSに接続を要求しながらネットワーク中を移動する。より一般的な場合では、ネットワークは、利用可能な帯域幅に関して最も高い効率を達成しつつダイナミックにリソースを割り当てることができなければならない。
ここで、物理的に異なる構成で、フォトニックDCA機能を備えたWDMネットワークにおけるRoF信号を実現することができる。例えば、最初の例として、CSの波長可変レーザソースを光学フィーダーと見做し、能動素子/受動素子を用いて、チャネルを望みのBSに振り向けることである。他の例としては、単一の光学フィーダー、すなわち、多波長光源を使用して、RNでのOXC−SWを用いてチャンネルを振り向けることである。フォトニックSWが実行されるので、両方のアプローチには、EMI問題がない。迅速なハンドオーバーの観点からすると、2番目の例では、CSとRNの間の遅延を避けることができるので、最初のものより好ましい。本発明は、2番目の例についてのものである。
本発明はファイバ無線ネットワークに関するものであるが、以下では、
第1の光信号は、互いに波長の異なる複数の光搬送波と複数の光側帯波とを含む波長多重光信号であり、
第2の光信号群は、第1の光信号を光搬送波と光側帯波の単数あるいは複数を含むチャネルに分波した複数の光信号で、
第3の光信号群は、第2の光信号群から選択したあるいは選択して合波した光信号であるとする。
このとき、本発明は、
第1の光信号を伝送する第1光路と、
第1光路から第1の光信号を入力し、逆多重化して第2の光信号群を生成し、第2の光信号群から第3の光信号群を生成し、該第3の光信号群のチャネルの各々を多重化して出力する遠隔ノードと、
上記遠隔ノードからの光信号を伝送する第2光路群と、
第3の光信号群のチャネル成分の各々を受信し、上記第3の光信号群のチャネル成分に含まれるそれぞれの光搬送波と光側帯波とから選択された光搬送波と光側帯波とを混合する光電変換器と、該光電変換器から得られる高周波電気信号を送信するアンテナと、を有する複数のアンテナ基地局と、を備え、
上記の遠隔ノードは、第2の光信号群から第3の光信号群を生成する光路切換器を有し、
該光路切換器で光路を切換えることによって、上記アンテナから送信する高周波信号を切換える事を特徴とするものである。
また、上記遠隔ノードは、波長多重分離器と、上記光路切換器と、波長多重化器とを有する。ここで、波長多重分離器は入力した第1の光信号から逆多重化した第2の光信号群を生成し、上記光路切換器は波長多重分離器の複数の出力と波長多重化器の複数の入力との接続組み合わせを確定し、
波長多重化器はその複数の入力を波長多重化して出力するものである。
特に、上記の波長多重化器あるいは波長多重分離器は、AWG(アレイ導波路回折格子)で構成することができる。
また、上記の光路切換器は、波長多重分離器の出力のそれぞれと波長多重化器の出力のそれぞれとの接続の断続を行なう光スイッチで構成することができる。
また、ファイバ無線ネットワークのユーザからの信号を、CSあるいはRNに伝送するために次のような構成をもつことも有用である。つまり、上記の複数のアンテナ基地局のいずれか1つに属し、ユーザから電波信号を受信する受信手段と、該電波信号で伝送された信号で変調した第4の光信号を生成する手段と、をさらに備えるものとする。
ここで、第4の光信号を伝送する光路は、上記の第2光路群に属する第2A光路である。また、遠隔ノードは、さらに、第4の光信号に用いる波長多重分離器と光路切換器と波長多重化器とを備え、第2A光路から第4の光信号を入力し、該波長多重分離器によって逆多重化して第5の光信号群を生成し、該光路切換器によって第5の光信号群から光信号を選択し、該波長多重化器によって選択した該光信号を波長多重化して第6の光信号を生成し、第6の光信号を出力する機能を備えるものである。この構成によって、上記のユーザからの信号を、上記の遠隔ノードあるいはその遠隔ノードを超えた中央局まで、伝送することができる。
上記遠隔ノードとしては、種々の形態の用いることができるが、例えば、波長多重分離器と波長多重化器との機能を持った波長多重分離器/波長多重化器を用いて次のようにしてもよい("/"は、"または"を意味する)。ここで、遠隔ノードは、
第1の波長多重分離器/波長多重化器と、複数の波長多重分離器/波長多重化器と、第1の波長多重分離器/波長多重化器の複数の出力と複数の波長多重分離器/波長多重化器のそれぞれ複数の入力との接続組み合わせを確定する光路切換器とを有するものである。
第1の波長多重分離器/波長多重化器は、入力した第1の光信号から逆多重化した第2の光信号群を生成する請求項2に記載の波長多重分離器の機能と、光信号を波長多重化して第6の光信号を生成する請求項5に記載の波長多重化器の機能を備え、
上記の光路切換器は、第2の光信号群から第3の光信号群を生成する請求項2に記載の光路切換器の機能と、第5の光信号群から光信号を選択する請求項5に記載の光路切換器の機能とを備え
上記の複数の波長多重分離器/波長多重化器のそれぞれは、複数の入力を波長多重化して出力する請求項2に記載の波長多重化器の機能と、入力した第1の光信号から逆多重化した第2の光信号群を生成する請求項2に記載の波長多重分離器の機能を備えるものである。
また、上記の光路切換器は、少なくとも、第1の波長多重分離器/波長多重化器で逆多重化した光信号の光路のいずれか1つと、上記の複数の波長多重分離器/波長多重化器のいずれか1つで逆多重化した光信号の光路のいずれか1つと、を、同一の光スイッチを用いて断続するようにすることで、上り下りの信号を共通のひとつの光スイッチで断続できるようになる。
また、上記の光路切換器は、両面反射特性を同時に用いることで、上記とは異なる構成
の遠隔ノードを構成することができる。両面反射素子を用いると同時に2つの光路を断続
できるので、このような両面反射型光スイッチを複数用いて有用な光路切換器を構成する
ことができる
さらに、上記の遠隔ノードは、第4の光信号を解析して上記ユーザの属するサービス範囲を担当するアンテナ基地局を割出す解析手段を、さらに備えるものである。これには、例えば、上記のユーザからの電波が、どのアンテナ基地局からの信号にあるのかを検出する。上記解析手段から得られる上記アンテナ基地局向けに、上記ユーザからの接続要求に従って、光路を切換えるものである。
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明においては、同じ機能あるいは類似の機能をもった装置に、特別な理由がない場合には、同じ符号を用いるものとする。
図1は、本発明のファイバ無線ネットワークの基本構成を示す図である。図1(a)の構成の装置を用いて、WDM RoF信号の送信と、フォトニックDCA操作とを、25GHzのチャンネル間隔のもとで実験的に確認した。中央局100において、スーパーコンティニューム(SC)光源101は多波長光源として動作し、25GHzの周波数間隔をもった光周波数コムを発生している。それに続く3nmの光学バンドパスフィルタ(BPF)102は、SC光の光周波数コムからいくつかのモードを選択する際に使用する。選択したこれらのモードの光信号を偏波調整器103を通した後に、マッハツェンダ型光変調器104を用いて、9.6GHz中間周波数(IF)帯信号で変調する。このIF帯信号は、155.52Mb/sの、223−1の疑似ランダムビットシーケンス(PRBS)をもった差動位相シフトキーイング(DPSK)データをパルスパターン発生器107で発生し、中間周波生成用の変調器106で変調して生成したものである。
このようにして得られたWDM RoF信号は、光増幅器105で増幅した後25kmの標準単モードファイバ(SMF1)501を通して伝送した。RN(遠隔ノード)200では、光領域で、WDM RoF信号からのいくつかのRoFチャンネルをダイナミックに各BSに割り当てた。
アンテナ基地局300において、受信したRoFチャンネルは、波長多重分離器301で分離した。分離したRoF信号から、フォトニックアップコンバージョン技術で望みの周波数の信号とするために、2つの信号を選択し、偏波制御器302、303に通した後に、合波器304で合波し、さらに光減衰器305で強度を調整した後に光検波し、アンテナ307から放射する。放射された信号をアンテナ403を備えた移動局400で受信し、発生したRF信号は、復調器401で復調して誤り検出器402でビット誤り率(BER)を測定した。実験検証では装置上の制限により、空間伝搬を省略し,光検波後の信号を直接復調器に入力した。
上記の構成は、測定のための構成であって、実際に用いるものにくらべて簡略化されている。実際に用いる場合の基本構成例を部分的に図3に示す。この構成では、アンテナ307から放射された電波を、移動局400のアンテナ403で受信し、フィルタ404で望みの信号以外を除去して、復調器401で復調し、データ処理器407でデータ処理を行なう。また、信号発生器406でアンテナ基地局に送信する信号を発生し、高周波変調器405で変調して、アンテナ403から放射する。
アンテナ基地局では、アンテナ308で、移動局400からの電波を受信し、フィルタ309で望みの信号以外の信号を除去し、光変調器310で変調して遠隔ノード向けに送信する。図3の例では、この変調際に変調する光は、アンテナ基地局が受信した光を分岐器312で分岐した光である。
次に、遠隔ノード(RN)200として、2つの例を示す。これらは、異なる光スペクトル設計を用いるものである。
RNの構成例1
一つめのRNの構成例を図1(b)に示す。この構成では、WDM RoF信号のために新たに波長多重分離器を用いている。この波長多重分離器は図4に示すように、1つの光カプラ203と2xN(2入力N出力)AWG205から成る。
ここで、AWG205は、つぎのような、入出力関係があることが知られている。つまり、図5(b)に示す様に入力端子のならびの際上端に波長ν1からνnの光を入力した場合に、その出力端には、入力した場合に、それぞれの出力端に、順にν1からνnが出力されるときに、図5(c)に示す様に、例えば、n−1番目の端子に、ν1からνnの光を入力すると、n−1番目、n番目の出力端子には、それぞれ、ν1、ν2が出力され、また、1からn−2番目の出力端子には、ν3からνnの光が出力される。
また、本発明で想定するAWG205の波長選択特性は、図5(a)にその出力端での波長選択特性を示す様に、ひとつの出力端からは、それぞれひとつの光搬送波と光側帯波とがほぼ同じ減衰を受けて出力されるような選択特性をもつことが望ましい。しかし、それらの強度が大きく異なる場合には、それぞれの強度がほぼ等しくなるような波長選択特性とすることが望ましい。
この構成例では、AWGは50GHz間隔入力と25GHZ間隔出力を持ち、図4(b)に示すように、それぞれ2つの搬送波と側帯波(例えば上側帯波)との組を2組選択する。選択した2組を再び合波するので、合波後のチャネル間干渉を避けるためには、いくつかの入力チャンネル(波長チャネル)は使用することができない。また、全ての出力チャンネルには2つの搬送波成分があることになるので、既によく知られた全二重伝送を行なうことが出来る。このようにして、例えば、図1(b)に示すように、4組のSCモードは2×4AWG1(N=4)でフィルタにかけられ、その結果、4個のチャンネルが得られる。
また、今回の測定に於いては、AWG205の後に、2つの長さ100mのSMFを、データの間の相関関係を減少させるために挿入した。相関のないチャンネルをOXC−SW206に送ったことになり、これによって望みの出力ファイバを通して、目的地BSのチャンネルに切り換えを実行したことになる。この構成は、実用上は、必要ではない。OXC−SW206の出力ポートは波長回線多重化装置、AWG207に接続したが、これは、方向を別にすれば、図4で示したAWG205の特性と同じで構成も同じである。エルビウム添加光ファイバアンプ(EDFA)208、209は、ファイバ動作減衰量とOXC−SWの挿入の損失を補償するために使用した。図4は、全チャンネルが選択された場合の光学スペクトルを示す。
図6は、BSへ繋がるチャンネルルーティングのすべての組み合わせの光学スペクトルの測定値を示す。すべてのチャンネルがBSに送信されるときがワーストケースとなり、チャンネル間の漏話レベルは、この場合が最も高い。一方、ベストケースは、測定チャンネルだけがBSに送信されるときである。これは、図6で単一チャネルの状態で示す場合である。
図7は光検出器の出力電力に対するBERの測定結果を示す。図7(a)は、ワーストケースで4チャネルを用いる場合であり、図7(b)は1チャンネルのみのベストケースの場合である。見て分かるように、ベストケースとワーストケースとの比較から、パワー損失は無視できる程度である。さらに多くのチャンネルを収容ことができるが、このためには、AWGの自由スペクトル間隔とOXC−SWのサイズで決まる上限がある。
RNの構成例2
他のRNの構成例を図1(c)に示す。この構成は、光周波数重畳型のWDM RoF信号用の波長多重分離器を用いている。この波長多重分離器を図8に示す。これは、1つの光カプラ223と2xNのAWG224から成る。AWG224は62.5GHz間隔の入力と25GHz間隔出力を持っており、図8(b)に示すように1個のキャリヤーと1つの側帯波の組を2つ抽出する。この多重分離器では、AWGの狭帯域通過特性を積極的に利用している。
この場合は、全二重伝送へ応用しにくいが、非常に高密度のWDM伝送を行なうことができる。このため、図1(c)に示す例では、6組のSCモードは2×6(つまりN=6)のAWG224を用いて濾波し、6個のチャンネルとしている。この場合も、上記の場合と同様に、測定用の構成として、長さ100m長と200m長の4つのSMFを、データの間の相関関係を減少させるために、AWG1の後に挿入した。また、AWG225は、方向を除いて、AWG224と同じである。
BSへのチャンネルルーティングのすべての組み合わせで得られる光スペクトルは、図6で示したものと同様であった。但し、この場合に抽出されたそれぞれのチャンネルには、1個のキャリヤーと1つの側帯波しかない。
図9に、6個全てのチャンネルのBER対光検出器の出力電力の測定結果を示す。この測定では、チャネル間干渉の観点から、ワーストケースとして全チャンネル分配、および、ベストケースとして単一チャンネル分配についてテストした。見て分かるように、両方の場合で、全チャンネルにわたり10-9以下のBERを達成することができる。また、チャネル間干渉による何らの重大な劣化も無い。
上記の構成例1と2とで、同じBERを達成する光学パワーが違うのは、主に光検出の後の電気信号増幅が異なるためである。構成例1と2では、それぞれ2個と3個のアンプを使用している。
図10は、他のRNの構成例を示す図である。波長多重された光信号(λ1〜λm)が入力部1を通してAWGで構成された波長多重分離器2に入射すると、波長多重分離器2のそれぞれのチャネルのもつ波長選択特性を用いて、上記の場合と同様に、搬送波と側帯波の組を単数あるいは複数をそれぞれ含む光信号(χ1〜χm)が、光路切換装置3に出力される。
この光路切換装置3は、光信号(χ1〜χm)から選択した組をn組出力する。これらのn組のそれぞれの組は、AWGで構成された波長多重化器4a〜4nに入射し、縦の光路6と横の光路7との交点に設けられた反射素子8での反射を制御することで、望みの波長多重化した光信号を出力する。
ここで言う光路切換装置3は、例えば光通信の光交換機として用いるものでもよい。この場合、反射素子8の代わりに、より一般的に、その構成部品には光スイッチを用いることができる。光スイッチとしては、2次元マイクロミラー型、ファイバ駆動型、マッハツェンダ干渉計型、あるいは全反射型光スイッチなどが知られている。マッハツェンダ干渉計型は、他の光スイッチと違って可動部が無いため、高信頼性のものを作ることができるが、他のものに比べて透過光のバンド幅が狭いことが問題になる場合がある。特に搬送波と側帯波が離れている場合には、この特性の違いが顕在化する。
ここで、2次元マイクロミラー型光スイッチは、鏡を移動して光スイッチとして用いるものであり、これを縦横に複数並べたものである。この鏡は、両面鏡であっても光路切換装置を実現することができる。また、ファイバ駆動型光スイッチは、光ファイバを移動させて光路を切り換えるものである。マッハツェンダ干渉計型光スイッチでは、特に、熱光学光スイッチがよく知られている。また、全反射型光スイッチとしては、光ファイバの切断部の距離を変える光スイッチや、泡発生型あるいは泡移動型の光スイッチが知られている。これらは、屈折率の違いで起こる全反射の有無を制御して光スイッチに用いるものである。
図11は、複数の光路から入力した光信号を、多重化して出力するRNの構成例を示す図である。複数の光路(1a〜1n)のそれぞれから入力した光信号は、それぞれの波長多重分離器(2a〜2n)で、それぞれの組(χ1〜χm)に分離し、光路切換装置3で、多重化する組を選択して波長多重化器4に送り、多重化して出力部5から出力するものである。
図12に示す構成は、図10と図11に示す構成を合成したものに相当する。波長多重化器/多重分離器32、34a、34b、34nは、例えばAWGを用いたものである。この構成で、入力部11から入力した光信号は、その一部は、波長多重化器/多重分離器32でχ1,1として出力される光信号となり、例えば、反射素子38で反射されて、波長多重化器/多重分離器34bに入射し、出力部5bから出力される。また、入力部1bから入力した光信号は、その一部が、波長多重化器/多重分離器34bでχ1,2として出力される光信号となり、反射素子38で反射されて、波長多重化器/多重分離器32に入射し、出力部55から出力される。ここで、波長多重化器/多重分離器32、34a、34b、34nの出力あるいは入力の並びは、必ずしも波長の並びに沿う必要は無く、予め決めた順番でよい。
図13に示す構成は、図10と図11に示す構成を、図12に示すものとは異なる様式で合成したものに相当する。この構成の特徴は、反射素子38として、両面で反射するもの、例えば両面反射鏡、を用いることである。波長多重分離器42t、42a、42b、42n、波長多重化器45t、44a、44b、44n、は、例えばAWGを用いたものである。この構成で、入力部1から入力した光信号は、その一部は、波長多重分離器42tでχ1として出力される光信号となり、例えば、反射素子48で反射されて、波長多重化器44nに入射し、出力部45nから出力される。また、例えば入力部1bから入力した光信号は、その一部が、波長多重分離器42nでχ1として出力される光信号となり、反射素子38で反射されて、波長多重化器45tに入射し、出力部5から出力される。
図2に示す様に、例えばユーザ2が移動しながらRoF信号を受信する場合、ユーザの位置するサービス範囲を担当するアンテナ基地局を順次切換える必要があるが、これは、遠隔ノード(RN)の出力を順次切換えて上記のRoF信号を出力するアンテナ基地局を順次切換える。これは、携帯電話サービスで既にハンドオーバーとしてよく知られた技術であるが、本発明に於いて、これと同様にサービス範囲を切換えることができる。
つまり、図2のユーザ2は、位置情報を遠隔ノードあるいは中央局に通知し、遠隔ノードの判断で切換え制御を行うか、中央局がRNに対して切換え制御を行う。ユーザ2の位置の確定は、ユーザ2の使用するチャネル上の信号の有無を遠隔ノードで確認することでも行なうことができる。
本発明のファイバ無線ネットワークの基本構成を示す図である。 ファイバ無線ネットワークの概観を示す図である。 基本構成例を部分的に示す図である。 一つめのRNの構成例の波長多重分離器を示す図である。 本発明で用いるAWGの特性を示す図である。 BSへ繋がるチャンネルルーティングのすべての組み合わせの光学スペクトルを示す図である。 測定したBER対光検出器の出力電力のプロットを示す図である。 他のRNの構成例の波長多重分離器を示す図である。 6個全てのチャンネルのBER対光検出器の出力電力のプロットの測定結果を示す図である。 他のRNの構成例を示す図である。 複数の光路から入力した光信号を、多重化して出力するRNの構成例を示す図である。 図10と図11に示す構成を合成したものに相当する構成例を示す図である。 図10と図11に示す構成を、図12に示すものとは異なる様式で合成した構成例を示す図である。 分配合流型光スイッチボードの従来例を示す図である。
符号の説明
1 、1a〜1n 入力部
2 波長多重分離器
3 光路切換装置
4、4a〜4n 波長多重化器
5、5b 出力部
6 縦の光路
7 横の光路
8 反射素子
32、34a、34b、34n 波長多重化器/多重分離器
38 反射素子
42t、42a、42b、42n 波長多重分離器
45t、44a、44b、44n 波長多重化器
48 反射素子
55 出力部
100 中央局
101 スーパーコンティニューム(SC)光源
102 光学バンドパスフィルタ(BPF)
103 偏波調整器
104 マッハツェンダ型光変調器
105 光増幅器
106 変調器
107 パルスパターン発生器
200 遠隔ノード(RN)
205 AWG
206 OXC−SW
207 AWG
208、209 エルビウム添加光ファイバアンプ(EDFA)
223 光カプラ
224、225 AWG
300 アンテナ基地局
301 波長多重分離器
302、303 偏波調整器
304 合波器
305 減衰器
306、307、308 アンテナ
309 フィルタ
310 光変調器
312 分岐器
400 移動局
401 復調器
402 誤り検出器
403 アンテナ
404 フィルタ
405 高周波変調器
406 信号発生器
407 データ処理器

Claims (9)

  1. 第1の光信号は、互いに波長の異なる複数の光搬送波と複数の光側帯波とを含む波長多重光信号であり、
    第2の光信号群は、第1の光信号を光搬送波と光側帯波の単数あるいは複数を含むチャネル毎に分波した複数の光信号であり、
    第3の光信号群は、第2の光信号群から選択したあるいは選択して合波した複数のチャネルからなる光信号であって、
    第1の光信号を伝送する第1光路と、
    該第1光路から第1の光信号を入力し、逆多重化して第2の光信号群を生成し、第2の光信号群から第3の光信号群を生成し、該第3の光信号群のチャネルの各々を多重化して出力する遠隔ノードと、
    上記遠隔ノードからの光信号を伝送する第2光路群と、
    第3の光信号群のチャネル成分の各々を受信し、上記第3の光信号群のチャネル成分に含まれるそれぞれの光搬送波と光側帯波とから選択された光搬送波と光側帯波とを混合する光電変換器と、該光電変換器から得られる高周波電気信号を送信するアンテナと、を有する複数のアンテナ基地局と、
    を備え、
    上記の遠隔ノードは、第2の光信号群から第3の光信号群を生成する光路切換器を有し、
    該光路切換器で光路を切換えることによって、上記アンテナから送信する高周波信号を切換える事を特徴とするファイバ無線ネットワーク。
  2. 上記遠隔ノードは、波長多重分離器と、上記光路切換器と、波長多重化器とを有し、
    波長多重分離器は、入力した第1の光信号から逆多重化した第2の光信号群を生成し、
    上記光路切換器は、波長多重分離器の複数の出力と波長多重化器の複数の入力との接続組み合わせを確定し、
    波長多重化器は、その複数の入力を波長多重化して出力するものであることを特徴とする請求項1に記載のファイバ無線ネットワーク。
  3. 上記の波長多重化器あるいは波長多重分離器は、AWG(アレイ導波路回折格子)であることを特徴とする請求項に記載のファイバ無線ネットワーク。
  4. 上記の光路切換器は、波長多重分離器の出力のそれぞれと波長多重化器の出力のそれぞれとの接続の断続を行なう光スイッチで構成することを特徴とする請求項2または3に記載のファイバ無線ネットワーク。
  5. 上記の複数のアンテナ基地局のいずれか1つに属し、ユーザから電波信号を受信する受信手段と、
    該電波信号で伝送された信号で変調した第4の光信号を生成する手段と、
    をさらに備え、
    第4の光信号を伝送する光路は、上記の第2光路群に属する第2A光路であって、
    上記遠隔ノードは、さらに、第4の光信号に用いる波長多重分離器と光路切換器と波長多重化器とを備え、第2A光路から第4の光信号を入力し、該波長多重分離器によって逆多重化して第5の光信号群を生成し、該光路切換器によって第5の光信号群から光信号を選択し、該波長多重化器によって選択した該光信号を波長多重化して第6の光信号を生成し、第6の光信号を出力する機能を備え、
    上記のユーザからの信号を、上記の遠隔ノードあるいはその遠隔ノードを超えた中央局まで、伝送する機能をさらに備えることを特徴とする請求項から4のいずれか1つに記載のファイバ無線ネットワーク。
  6. 上記遠隔ノードは、波長多重分離器と波長多重化器との機能を持った波長多重分離器/波長多重化器について、
    第1の波長多重分離器/波長多重化器と、複数の波長多重分離器/波長多重化器と、第1の波長多重分離器/波長多重化器の複数の出力と複数の波長多重分離器/波長多重化器のそれぞれ複数の入力との接続組み合わせを確定する光路切換器とを有し、
    第1の波長多重分離器/波長多重化器は、入力した第1の光信号から逆多重化した第2の光信号群を生成する請求項2に記載の波長多重分離器の機能と、光信号を波長多重化して第6の光信号を生成する請求項5に記載の波長多重化器の機能を備え、
    上記の光路切換器は、第2の光信号群から第3の光信号群を生成する請求項2に記載の光路切換器の機能と、第5の光信号群から光信号を選択する請求項5に記載の光路切換器の機能とを備え
    上記の複数の波長多重分離器/波長多重化器のそれぞれは、複数の入力を波長多重化して出力する請求項2に記載の波長多重化器の機能と、入力した第1の光信号から逆多重化した第2の光信号群を生成する請求項2に記載の波長多重分離器の機能を備えるものであることを特徴とする請求項5に記載のファイバ無線ネットワーク。
  7. 上記の光路切換器は、少なくとも、第1の波長多重分離器/波長多重化器で逆多重化した光信号の光路のいずれか1つと、上記の複数の波長多重分離器/波長多重化器のいずれか1つで逆多重化した光信号の光路のいずれか1つと、を、同一の光スイッチを用いて断続することを特徴とする請求項6に記載のファイバ無線ネットワーク。
  8. 上記の光路切換器は、両面反射特性を同時に用いることで、2つの光路を同時に切換えることの出来る両面反射型光スイッチを複数用いて構成することを特徴とする請求項5に記載のファイバ無線ネットワーク。
  9. さらに、上記の遠隔ノードは、第4の光信号を解析して上記ユーザの属するサービス範囲を担当するアンテナ基地局を割出す解析手段を、さらに備え、
    上記解析手段から得られる上記アンテナ基地局向けに、上記ユーザからの接続要求に従って、光路を切換えることを特徴とする請求項5から7のいずれか1つに記載のファイバ無線ネットワーク。
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