JP5099384B2 - 連続食品加熱装置 - Google Patents

連続食品加熱装置

Info

Publication number
JP5099384B2
JP5099384B2 JP2010104025A JP2010104025A JP5099384B2 JP 5099384 B2 JP5099384 B2 JP 5099384B2 JP 2010104025 A JP2010104025 A JP 2010104025A JP 2010104025 A JP2010104025 A JP 2010104025A JP 5099384 B2 JP5099384 B2 JP 5099384B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
closed
open
drive mechanism
valve seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010104025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011229744A (ja
Inventor
淳 高橋
明宣 谷村
浩 山口
直弘 野澤
真吾 吉井
渉 武馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Baking Co ltd
Original Assignee
Yamazaki Baking Co ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamazaki Baking Co ltd filed Critical Yamazaki Baking Co ltd
Priority to JP2010104025A priority Critical patent/JP5099384B2/ja
Publication of JP2011229744A publication Critical patent/JP2011229744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5099384B2 publication Critical patent/JP5099384B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

本発明は、例えば精米等の食品が収容された複数の圧力釜を加熱しながら順次搬送して圧力釜内の食品を加熱する連続食品加熱装置に係り、特に、圧力釜の搬送途中で圧力釜内を加圧状態にする連続食品加熱装置に関する。
従来、この種の連続食品加熱装置としては、例えば、特許文献1(特開昭59−183715号公報)に掲載されたものが知られている。図9に示すように、この連続食品加熱装置Saは、食品としての精米を炊飯するものであり、上部開口を有し食品が収容される容器本体300と、容器本体300の上部開口を塞ぐ蓋体301とを備えてなる複数の圧力釜Paを、機台310に支持して加熱しながら順次搬送し、容器本体内300内の食品を加熱するものである。
この圧力釜Paの蓋体301の中央には、圧力調整弁302が設けられており、具体的には、蒸気排出口303が設けられ、この蒸気排出口303はヒンジ304により開閉可能な錘305の閉時に閉じられて、容器本体300内を加圧できるようになっており、容器本体300内が所定圧力になったとき蒸気が錘305を押し上げ、容器本体300内の蒸気を放出する。また、機台310には、圧力釜Paの搬送途中において、錘305を引っ掛けて閉位置に移動させる作用翼片311が設けられている。
この連続食品加熱装置Saを用いて食品としての精米を炊飯するときは、図9(A)に示すように、複数の圧力釜Pa内に精米と水とを夫々収容し、この圧力釜Paを機台310に支持させて加熱しながら順次搬送していく。この場合、圧力釜Paは、作用翼片311よりも前流側においては錘305が横倒状態になっており、精米及び水が常圧下で加熱されるとともに、水が加熱されることにより発生する蒸気が蒸気排出口303から排出されていく。そして、圧力釜Paが搬送されて作用翼片311のあるところに至ると、図9(B)に示すように、作用翼片311の先端部312が錘305に引っ掛り、引っ掛った後、図9(C)に示すように、圧力釜Paが搬送方向に移動することにより作用翼片311の先端部312が錘305を起立させて蒸気排出口303を被嵌して閉にする。これにより、錘305が蒸気排出口303を塞ぐので、圧力釜Pa内の蒸気が蒸気排出口303から排出されなくなって圧力釜Pa内に蒸気が充満するようになり、この蒸気によって圧力釜Pa内が加圧状態にされる。この場合、上述のとおり、所定圧力になると圧力調整弁302により蒸気が放出されるので、精米を所定圧力で加圧加熱して炊飯することができる。
特開昭59−183715号公報
しかしながら、この従来の連続食品加熱装置Saにおいては、作用翼片311により起立させられた錘305で蒸気排出口303を閉にすると、その後は、作用翼片311よりも後流側において圧力釜Pa内の圧力を加圧状態のまま維持することから、圧力釜Paの搬送終了後に蓋体301を開けるまで加圧状態が続くことになり、このため、食品の加熱が過剰になってしまう等の不具合があった。
また、この従来の連続食品加熱装置Saにおいては、圧力調整弁302が錘305をヒンジ304で倒してかぶせるようにして蒸気排出口303を閉にする方式であることから、常圧から加圧への円滑な切換が容易ではなく、例えば、錘305が軽いと蒸気排出口303を確実に塞ぐことが困難であるため、これを確実に切り換えるためには、錘305の重量をかなり重く調整する必要がある。
ところが、この方式で確実に加圧状態に切り替わる程度に錘305の重量を重くした場合には、錘305で蒸気排出口303を閉にした加圧状態における内部の上限圧力を低圧に調整することが困難となる。
後述もするが、具体的には例えば、上限値を1990hPa以上に設定する調整はできるが、上限値を1990hPa未満に設定して調整することは困難であり、1434hPa未満の上限値で調整することはより困難である。加熱対象となる食品によっては、米飯等、あまり圧力の上限値を高く設定しない方が望ましいものがある。例えば、図7に示すように、精米を原料とする米飯の場合には、1434hPa以上の加圧状態で連続加熱した場合には、粘りが出すぎる、食感がやわらかくなりすぎる、米粒の形状が崩れる等により外観が悪くなる等の不都合が生じることから、1434hPa未満の範囲の加圧状態で調整することが望ましい。より望ましくは、1340hPa以下であり、最も望ましいのは1209hPa〜1127hPaの範囲である。従って、食品によっては過剰な加圧状態でしか調整できず、所望する加圧加熱調理ができないこととなる。尚、本願明細書における圧力値は絶対圧力で表すこととする(以下同様)。
更にまた、この従来の連続食品加熱装置Saにおいては、圧力調整弁302の構造上、加圧状態から減圧状態へ切り替えようとした場合、ヒンジ304に過度の負担がかかり、また圧力調整弁302に物理的損耗、損傷が生じやすくなることから、食品衛生面や維持コスト面でも課題が生じる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、圧力釜内の圧力調整につき、加圧状態と常圧状態との切換えを簡便かつ確実に行なうとともに、加圧状態のときの上限圧力調整において常圧に近い低圧の範囲で上限圧力値を設定した場合であっても上限圧力値を維持する圧力調整を可能とし、これにより、より多種・多様な食品素材の加圧加熱にも適応しうる連続食品加熱装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の連続食品加熱装置は、上部開口を有し食品が収容される容器本体と、該容器本体の上部開口を塞ぐ蓋体と、該蓋体に設けられ上記容器本体内が所定圧力になったとき該容器本体内の蒸気を放出する上限圧力調整弁とを設けるとともに、上記蓋体に蒸気排出口を有するとともに駆動させられて該蒸気排出口を開閉し閉時に上記容器本体内を加圧させ開時に上記容器本体内を常圧に戻す弁体を有した圧力開閉機構を設けてなる複数の圧力釜と、該圧力釜を支持して加熱しながら順次搬送するための機台とを備え、更に、上記圧力釜の搬送途中に設定される加圧位置において上記圧力開閉機構の弁体を閉にする閉駆動機構と、上記圧力釜の搬送途中に設定される常圧位置において上記閉駆動機構によって閉じられた上記圧力開閉機構の弁体を開にする開駆動機構とを夫々一または複数設けた構成としている。
これにより、食品を加熱するときは、複数の圧力釜内に食品原料を夫々収容し、この圧力釜を機台に支持させて加熱しながら順次搬送していく。この場合、例えば、機台の前流側の加圧位置に閉駆動機構を1つ、後流側の常圧位置に開駆動機構を1つ夫々設けた場合、圧力釜は、加圧位置よりも前流側においては、弁体が開になっており、食品が常圧下で加熱されるとともに、食品が加熱されることにより発生する蒸気が蒸気排出口から排出されていく。そして、圧力釜が搬送されて加圧位置に至ると、閉駆動機構により弁体が閉にされ、圧力釜内の蒸気が蒸気排出口から排出されなくなって圧力釜内に蒸気が充満するようになり、この蒸気によって圧力釜内が加圧状態にされる。この場合、所定の上限圧力に達すると上限圧力調整弁により蒸気が放出されるので、食品を所定の上限圧力で加圧加熱することができる。
この加圧状態が一定時間維持され、圧力釜が加圧位置の後流側に設けられた常圧位置に至ると、開駆動機構により弁体が開にされ、圧力釜内に充満した蒸気が蒸気排出口から排出されるようになり、そのため、圧力釜内が減圧され、常圧となる。即ち、加圧位置の後流側において、圧力釜の搬送終了前に圧力釜内の圧力を常圧に戻す調整をすることができる。従って、圧力釜の搬送途中において、圧力釜内の圧力調整につき、加圧状態と常圧状態との切換えを簡便かつ確実に行なうとともに、加圧状態のときの圧力調整において常圧に近い低圧の範囲で上限圧力値を設定した場合であっても上限圧力値を維持する圧力調整をすることができ、そのため、多種・多様な食品の加熱具合を良好に制御することができる。
そして、必要に応じ、上記機台に、上記閉駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該閉駆動機構の加圧位置を調整可能にする加圧位置調整機構と、上記開駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該開駆動機構の常圧位置を調整可能にする常圧位置調整機構とを設けた構成としている。
これにより、加圧位置と常圧位置を調整することができるので、加圧位置より前流側の常圧状態,加圧位置から常圧位置までの加圧状態,常圧位置より後流側の常圧状態の夫々の時間を自由に調整することができ、そのため、より一層食品の種類に応じて良好に制御することができ、装置の汎用性を向上させることができる。
また、必要に応じ、上記加圧位置調整機構を、上記閉駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する閉走行体と、上記機台に設けられ上記閉走行体が走行するレールと、該閉走行体を上記レールの適宜の位置でロックするロック部とを備えて構成し、上記常圧位置調整機構を、上記開駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する開走行体と、上記機台に設けられ上記開走行体が走行するレールと、該開走行体を上記レールの適宜の位置でロックするロック部とを備えて構成している。
これにより、各走行体を走行させると閉駆動機構及び開駆動機構が移動させられるが、各走行体はレール上を走行するので、閉駆動機構及び開駆動機構の位置調整が容易に行なわれ、位置調整の操作性を向上させることができる。また、ロック部により、各走行体を適宜の位置でロックするので、設定した位置で閉駆動機構及び開駆動機構を確実に作動させることができる。
更に、必要に応じ、上記圧力開閉機構を、上記蒸気排出口が形成され該蒸気排出口の内側開口縁を弁座として構成した筒状体を備えて構成し、上記弁体を、上記弁座に密接して該弁座を閉にする、あるいは、該弁座から離間して該弁座を開にするように移動可能な弁本体と、該弁本体を一端に支持し上記蒸気排出口に所定範囲で上下動可能にガイドされて挿通されるロッドと、該ロッドの他端に設けられた係合部とを備えて構成し、上記閉駆動機構を、上記係合部を介して上記ロッドを引張して上記弁本体を上記弁座に密接させて該弁座を閉にするように構成し、上記開駆動機構を、上記係合部を介して上記ロッドを押圧して上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にするように構成している。
これにより、加圧位置においては、閉駆動機構により、ロッドを引張するだけで弁本体を蒸気排出口の弁座に密接させて弁座を閉にすることができ、常圧位置においては、開駆動機構により、ロッドを押圧するだけで弁本体を蒸気排出口の弁座から離間させて弁座を開にすることができるので、閉駆動機構及び開駆動機構を、比較的簡易な構造とすることができる。
更にまた、必要に応じ、上記圧力開閉機構を、上記蓋体に設けられ上記係合部に係合する被係合部を有し、上記閉駆動機構及び開駆動機構に連係して作動させられ、上記弁本体を移動させて上記弁座に密接させて該弁座を閉にする、あるいは、上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にする連係機構を備えて構成している。この場合、上記連係機構を、回動軸を中心に回動可能な回動部材と、該回動部材に設けられ先端部が上記被係合部として形成される係合片と、上記回動部材に設けられ上記閉駆動機構及び開駆動機構に連係して作動させられる作動片とを備えて構成することが有効である。
これにより、連係機構によって、確実にロッドを引張及び押圧することができるので、閉駆動機構及び開駆動機構の構造を簡易な構造とすることができる。
そしてまた、必要に応じ、上記連係機構を、上記蓋体に設けられ上記圧力釜の搬送方向に平行な方向の回動軸を中心に回動可能な回動部材と、該回動部材に設けられ先端部が上記被係合部として形成されて上記回動部材の一方向への回動により上記弁本体を上記弁座に密接させて該弁座を閉にし上記回動部材の他方向への回動により上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にする開位置に位置させる係合片と、上記回動部材に設けられ上記閉駆動機構により該回動部材を一方向に回動させ上記開駆動機構により該回動部材を他方向に回動させる作動片とを備えて構成し、上記閉駆動機構を、上記機台に進退動可能に設けられ進出時及び後退時のいずれかのときに上記作動片を押圧して回動させ、その後、初期位置に復帰する閉押圧部材と、該閉押圧部材を進退動駆動させる閉押圧部材駆動部とを備えて構成し、上記開駆動機構を、上記機台に進退動可能に設けられ進出時及び後退時のいずれかのときに上記作動片を押圧して回動させ、その後、初期位置に復帰する開押圧部材と、該開押圧部材を進退動駆動させる開押圧部材駆動部とを備えて構成している。
これにより、加圧位置においては、閉押圧部材駆動部により閉押圧部材が進退動させられ、進出時及び後退時のいずれかのときに作動片を押圧して、これを回動部材とともに回動させる。回動部材が回動すると、回動部材に設けられた係合片が一方向に回動し、この係合片の回動によりロッドが引張されて弁本体が弁座に密接させられて弁座を閉にする。そして、閉押圧部材は、作動片を押圧した後、初期位置に復帰するので、順次搬送されてくる圧力釜に設けられた作動片を、順次押圧することができる。即ち、閉押圧部材が水平方向に進退動するように構成されている場合でも、連係機構によって、水平方向の押圧力が上下方向の押圧力に変換され、そのため、蒸気排出口に上下動可能に挿通されているロッドを連係機構によって確実に上下動させて、弁本体を弁座に密接させて弁座を閉にすることができる。
また、常圧位置においては、開押圧部材駆動部により開押圧部材が進退動させられ、進出時及び後退時のいずれかのときに作動片を押圧して、これを回動部材とともに回動させる。回動部材が回動すると、回動部材に設けられた係合片が他方向に回動し、この係合片の回動によりロッドが押圧されて弁本体が弁座から離間させられて弁座を開にする。そして、開押圧部材は、作動片を押圧した後、初期位置に復帰するので、順次搬送されてくる圧力釜に設けられた作動片を、順次押圧することができる。即ち、開押圧部材が水平方向に進退動するように構成されている場合でも、連係機構によって、水平方向の押圧力が上下方向の押圧力に変換され、そのため、蒸気排出口に上下動可能に挿通されているロッドを連係機構によって確実に上下動させて、弁本体を弁座から離間させて弁座を開にすることができる。
また、必要に応じ、上記閉押圧部材駆動部を、一端に上記閉押圧部材が設けられ上記機台に設けたガイド部材に進退動可能に支持されるアームと、基端が上記機台に回動可能に支持されたシリンダ及び該シリンダに対して進退可能なピストンを有したシリンダ装置と、上記アームの他端と該シリンダ装置のピストンの先端との間に設けられたリンク機構とを備えて構成し、上記開押圧部材駆動部を、一端に上記開押圧部材が設けられ上記機台に設けたガイド部材に進退動可能に支持されるアームと、基端が上記機台に回動可能に支持されたシリンダ及び該シリンダに対して進退可能なピストンを有したシリンダ装置と、上記アームの他端と該シリンダ装置のピストンの先端との間に設けられたリンク機構とを備えて構成している。
これにより、シリンダ装置のピストンの進退動により、アームが進退動させられ、このアームの進退動により、閉押圧部材及び開押圧部材が進退動させられる。この際、シリンダ装置が回動可能に支持されているので、ピストンの進退動方向を容易に可変させることができ、また、リンク機構が設けられているので、ピストンの進退動方向に関わらず、アームを一定方向に進退動させることができる。
更に、必要に応じ、上記機台に、上記閉駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該閉駆動機構の加圧位置を調整可能にする加圧位置調整機構と、上記開駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該開駆動機構の常圧位置を調整可能にする常圧位置調整機構とを設け、上記加圧位置調整機構を、上記閉駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する閉走行体と、上記機台に設けられ上記閉走行体が走行するレールと、該閉走行体を上記レールの適宜の位置に自走により移動させる駆動部とを備えて構成し、上記常圧位置調整機構を、上記開駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する開走行体と、上記機台に設けられ上記開走行体が走行するレールと、該開走行体を上記レールの適宜の位置に自走により移動させる駆動部とを備えて構成し、上記加圧位置調整機構の駆動部及び上記常圧位置調整機構の駆動部を制御して上記閉走行体の加圧位置若しくは上記開走行体の常圧位置を調整する制御手段を設けた構成としている。
これにより、駆動部によって閉走行体及び開走行体を自走させて移動させるので、閉走行体及び開走行体を容易に移動させることができる。また、制御手段により駆動部を制御するので、加圧位置及び常圧位置を複数設けて閉走行体及び開走行体を複数回移動させる場合でも容易且つ正確に移動させることができる。
更にまた、必要に応じ、上記制御手段を、上記閉走行体の加圧位置若しくは上記開走行体の常圧位置を、食品の種類毎に仕分けされた圧力釜に対応させて予め記憶しておき、上記加圧位置に至る圧力釜に対応して上記駆動部を駆動して上記閉走行体及び上記開走行体を位置決めする構成としている。
これにより、例えば、複数の種類の食品原料を順番に加圧加熱する場合は、食品の種類に対応して予め制御手段に複数の加圧位置及び常圧位置を記憶させておく。そして、圧力釜を搬送すると、加圧位置に至る圧力釜内の食品の種類に対応して駆動部が駆動し、閉走行体及び開走行体が、予め記憶された加圧位置及び常圧位置に記憶された順番に移動していく。即ち、食品の種類に対応して加圧位置と常圧位置を自動で調整することができるので、加圧位置より前流側の常圧状態,加圧位置から常圧位置までの加圧状態,常圧位置より後流側の常圧状態の夫々の時間を容易且つ自由に調整することができ、そのため、食品の種類に応じて容易且つ確実に良好に制御することができる。
本発明の連続食品加熱装置によれば、圧力釜の蓋体に上限圧力調整弁と、加圧状態と常圧状態とを切替えるための圧力開閉機構を設けることから、圧力釜内の圧力調整につき、加圧状態と常圧状態との切換えを簡便かつ確実に行うとともに、加圧状態のときの圧力調整において常圧に近い低圧力の範囲で上限圧力値を設定した場合であっても上限圧力値を維持する圧力調整することができることから、米飯等のあまり圧力の上限値を高く設定しない方が望ましい食品素材を用いる食品であっても加圧加熱が可能となった。
また、本発明の連続食品加熱装置によれば、圧力釜を順次搬送する途中の任意の位置に、圧力開閉機構の弁体を閉にする閉駆動機構及び該圧力開閉機構の弁体を開にする開駆動機構をそれぞれ一または複数設ける構成としていることから、圧力釜の搬送途中に任意に設定する加圧位置において閉駆動機構により圧力釜内を加圧状態にし、また、任意に設定する常圧位置において開駆動機構により圧力釜内を常圧状態に戻すことができ、圧力釜の加圧加熱工程のどの範囲で加圧状態とし、あるいは、常圧状態とするかを食品ごとに自由に設定することができるので、多種・多様な食品の加熱具合を良好に調整し、また制御することができる。
本発明の実施の形態に係る連続食品加熱装置を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る圧力釜を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る圧力開閉機構を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る加圧位置調整機構及び常圧位置調整機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る連続食品加熱装置を示し、(A)は加圧位置で閉駆動機構により圧力開閉機構の弁本体を弁座に密着させて弁座を閉にした状態を示す側面図、(B)は加圧位置での圧力開閉機構を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る連続食品加熱装置を示し、(A)は常圧位置で開駆動機構により圧力開閉機構の弁本体を弁座から離間させて弁座を開にした状態を示す側面図、(B)は常圧位置での圧力開閉機構を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る上限圧力調整弁を示す拡大断面図である。 実験例の結果を示し、(A)は表面硬さの結果を示すグラフ、(B)は表面粘りの結果を示すグラフ、(C)は各圧力の段階毎の米飯に対する硬さ及び粘りについてのパネラーの評価点を示す表である。 従来の連続食品加熱装置の一例を示す図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る連続食品加熱装置を説明する。
図1乃至図7には、本発明の実施の形態に係る連続食品加熱装置Sを示している。この連続食品加熱装置Sは、上部開口2を有し食品が収容される容器本体1と、容器本体1の上部開口2を塞ぐ蓋体10と、蓋体10に設けられ蒸気排出口を有するとともに駆動させられて蒸気排出口31を開閉し閉時に容器本体1内を加圧させ開時に容器本体1内を常圧に戻す弁体40を有した圧力開閉機構20と、蓋体10に設けられ容器本体1内が加圧状態のときに所定の上限圧力になったとき容器本体1内の蒸気を放出して調整する上限圧力調整弁60とを備えてなる複数の圧力釜Pを、機台70に支持して加熱しながら順次搬送し、容器本体1内の食品を加熱するもので、圧力釜Pの搬送途中に設定された加圧位置Xにおいて圧力開閉機構20の弁体を閉にする閉駆動機構100を設け、閉駆動機構100の後流側に設定された減圧位置Yにおいて閉駆動機構100によって閉じられた圧力開閉機構20の弁体40を開にする開駆動機構110を設けて構成されている。本実施の形態においては、先ず、食品原料として精米、水等を用い、これらを加熱して炊飯する例で説明する。
先ず、圧力釜Pについて説明する。この圧力釜Pは、上述したように、容器本体1と、蓋体10と、圧力開閉機構20と、上限圧力調整弁60とを備えて構成されている。
容器本体1は、上部開口2を有した断面逆台形状に形成され、上部開口2の開口縁3に、外方に向かって突起する鍔部4が設けられている。この鍔部4には、蓋体10が上部開口2を塞いだとき、容器本体1と蓋体10とを強固にロックするロック機構5が設けられている。このロック機構5は、鍔部4上面に設けられ圧力釜Pの搬送方向に沿う方向に延びて形成される矩形状のブロック体6と、ブロック体6の長手方向両端部に圧力釜Pの搬送方向に直交する方向の軸線を中心に回動可能に設けられ傾動時に容器本体1と蓋体10とをロックし起立時に容器本体1と蓋体10とのロックを解除するL字型の一対の鍵部7と、鍵部7を回動させる回動部8とを備えて構成されている。回動部8は、作業者に把持され上下動可能に形成される把持部8aと、一端が一方の鍵部7aに接続されるとともに他端が把持部8aに接続される板状の第一板部材8bと、一端が他方の鍵部7bに接続されるとともに他端が把持部8aに接続される板状の第二板部材8cとを備えて構成されている。このロック機構5は、把持部8aを上方に持ち上げたとき、鍵部7が起立して容器本体1と蓋体10とをロック解除し、把持部8aを下方に押し下げたとき、鍵部7が傾動して容器本体1と蓋体10とをロックする。また、この容器本体1の内壁上部には、蓋体10の外周縁10aを受け止めて支持する受け部9としての段差が形成されている。
蓋体10は、容器本体1の上部開口2に嵌入される大きさに形成され、上面にロック機構5のブロック体6の長手方向長さより広い間隔で一対の棒体11が設けられている。この一対の棒体11は、その長手方向両端部11aの厚さが中央部の厚さより薄く形成されており、この端部11aが容器本体1の鍔部4に載置されて、鍔部4と鍵部7とで挾持されてロックされる。また、この蓋体10には、上面の中央部に、作業者が把持して蓋体10を持ち運び可能にする把手12が設けられている。更に、この蓋体10には、一対の棒体11間であって把手12を挟んだ位置に、2つの貫通孔13a、13bが形成されており、このうち1つの貫通孔13aには圧力開閉機構20が設けられ、もう1つの貫通孔13bには上限圧力調整弁60が設けられている。
圧力開閉機構20は、上下方向に延びる蒸気排出口31が形成され蒸気排出口31の内側開口縁32aを弁座32として構成した筒状体30と、筒状体30に上下動可能に挿通される弁体40とを備えて構成されている。
筒状体30は、貫通孔13aに嵌合されて設けられており、内部に、弁体40の上下動をガイドする円盤状のガイド部33が設けられている。このガイド部33は、中心部に弁体40が挿通されるガイド孔34が形成されているとともに、ガイド孔34の周囲に容器本体1内からの蒸気を通過させる蒸気通過孔35が複数形成されている。また、筒状体30の内部には、ガイド部33よりも上位に、弁体40を所定範囲で上下動させるためのストッパ36としての段差が形成されている。
弁体40は、弁座32に密接して弁座32を閉にする、あるいは、弁座32から離間して弁座32を開にするように移動可能な弁本体41と、弁本体41を一端42aに支持し蒸気排出口31に所定範囲で上下動可能にガイドされて挿通されるロッド42と、ロッド42の他端42bに設けられた係合部43とを備えて構成されている。
弁本体41は、筒状体30の内側開口側に設けられ、弁座32に密接するときに弁座32を閉塞する大きさの蓋状に形成されており、弁本体41の上側には、弁座32に密接するOリング44が設けられている。
ロッド42は、円柱状に形成され、ガイド部33のガイド孔34に摺動可能に設けられている。このロッド42は、一端42aが弁本体41の中心部を支持しており、中央部には、ロッド42に嵌着されストッパ36により移動が規制される円盤状の規制体45が設けられている。この規制体45には、ガイド部33の蒸気通過孔35を通過した蒸気を、圧力釜P外部に排気する排気孔46が複数形成されている。
係合部43は、円形の上側係合板47と、上側係合板47から下方に所定距離離間して設けられた下側係合板48と、上側係合板47及び下側係合板48を接続する円柱状の係合体49とを備えて構成されている。
また、圧力開閉機構20は、蓋体10に設けられ係合部43に係合する被係合部53を有し、閉駆動機構100及び開駆動機構110に連係して作動させられ、弁本体41を移動させて弁座32に密接させて弁座32を閉にする、あるいは、弁本体41を弁座32から離間させて弁座32を開にする連係機構50を備えて構成されている。
この連係機構50は、蓋体10に設けられ圧力釜Pの搬送方向に平行な方向の回動軸51を中心に回動可能な回動部材52と、回動部材52に設けられ先端部53aが被係合部53として形成されて回動部材52の一方向への回動により弁本体41を弁座32に密接させ回動部材52の他方向への回動により弁本体41を弁座32から離間させる係合片54と、回動部材52に設けられ閉駆動機構100により回動部材を一方向に回動させ開駆動機構110により回動部材52を他方向に回動させる作動片55とを備えて構成されている。
係合片54は、断面L字状に形成され、被係合部53としての先端部53aが係合部43の係合体49に挿通されるフォーク状に形成されている。このフォーク状の被係合部53は、係合体49を上下動可能に挿通されており、回動部材52の一方向への回動により上方に移動して上側係合板47を上方に押圧し、この押圧によりロッド42が上方に引張されて弁本体41が弁座32に密接するようになるとともに、回動部材52の他方向への回動により下方に移動して下側係合板48を下方に押圧し、この押圧によりロッド42が下方に押圧されて弁本体41が弁座32から離間するようになる。
作動片55は、回動部材52から上方に延びて突出して設けられる棒状体56と、棒状体56の外周面に棒状体56を中心に回転可能に設けられ閉駆動機構100及び開駆動機構110に押圧される、回動自在に設けられる円盤体57とを備えて構成されている。
上限圧力調整弁60は、周知の錘、バネ等による調整弁と同様に、錘、バネ等を単独で、または組み合わせて備えるように構成される。本実施の形態においては、上限圧力調整弁60は、図7に示すように、蓋体10の貫通孔13bを円形とし、円形の周縁部から上方に延長して設けられ、上部開口を有する円筒60aに、円筒を上から覆うような大きさ、形状の円筒状の錘60bを設けて載置している。この円筒60a及び円筒状の錘60bからなる上限圧力調整弁60は、容器本体1内が所定の上限圧力になったとき、容器本体1内の蒸気を放出して、圧力釜P内部を上限圧力値以下の圧力に保つためのもので、例えば、常時は、その円筒状の錘60bの自重により貫通孔13bを閉塞しており、容器本体1内が所定の上限圧力になると、容器本体1内の蒸気の圧力によって円筒状の錘60bが上方に持ち上げられて貫通孔13bを開放し、容器本体1内の蒸気を放出する。蒸気を放出して容器本体1内の圧力が所定の上限圧力以下になると、上限圧力調整弁60は、その円筒状の錘60bの自重により再び貫通孔13bを閉塞するようになる。このように、上限圧力調整弁60の円筒状の錘60bが上下に揺動することにより貫通孔13bの開放と閉塞を繰り返して容器本体1内の圧力を所定の上限圧力以下に保つ。即ち、上限圧力調整弁60は、上限圧力調整弁60の円筒状の錘60bの重さと蒸気の圧力とのバランスによって機能するので、上限圧力調整弁60の円筒状の錘60bの重さを変えることにより所定の上限圧力に可変させることが可能であり、そのため、容器本体1内に収容する食品に対応した所定の上限圧力を容易に設定することができる。
次に、上記のように構成される圧力釜Pを搬送する搬送装置について説明する。この搬送装置は、上述したように、機台70と、閉駆動機構100と、開駆動機構110とを備えて構成されている。
機台70は、図5に示すように、圧力釜Pの搬送方向に延びた一対のサイドフレーム71と、一対のサイドフレーム71に夫々設けられ圧力釜Pを搬送する一対のコンベアベルト72を支持する断面L字状の支持部73とを備えて構成されている。コンベアベルト72は、支持部73に固着された突条74と、突条74から側方に突出して設けられる支持棒75と、支持棒75に走行可能に支持されるとともに圧力釜Pの鍔部4を支持する無端状のチェーンベルト76とを備えて構成されている。この機台70には、支持部73の前流端に原動スプロケット77が設けられているとともに支持部73の後流端に原動スプロケット77に対応する従動スプロケット78が設けられており、チェーンベルト76の上行部76aが支持棒75に走行可能に支持され、原動スプロケット77及び従動スプロケット78で折り返した下行部76bが、図1に示すように、複数の中間スプロケット79に支持されている。
この機台70には、閉駆動機構100を圧力釜Pの搬送前後方向に移動させて閉駆動機構100の加圧位置Xを調整可能にする加圧位置調整機構80と、開駆動機構110を圧力釜Pの搬送前後方向に移動させて開駆動機構110の常圧位置Yを調整可能にする常圧位置調整機構90とが設けられている。
加圧位置調整機構80は、閉駆動機構100が搭載され複数の圧力釜Pの搬送方向前後に沿って走行する閉走行体82と、機台70に設けられ閉走行体82が走行するレール81と、閉走行体82をレール81の適宜の位置でロックするロック部83とを備えて構成されている。尚、図1においては、説明の都合上、加圧位置調整機構80を、図面を簡略化して、機台70の上側に記載してある。
レール81は、一対のサイドフレーム71の一方側の外側に、サイドフレーム71に沿って所定距離で突設されたベース部材84と、ベース部材84に設けられたレール板85とを備えて構成されており、レール板85の外側面には、閉走行体82の走行距離を計る目盛86が記されている。
閉走行体82は、レール板85の上面85a及び下面85bを走行する一対のローラ87と、一対のローラ87が設けられローラ87の走行によりレール板85の外側面側を走行させられる板状の走行板88とを備えて構成されている。
ロック部83は、ベース部材84に移動可能に設けられ適宜の位置でベース部材84に固定される固定部材83aと、固定部材83aに設けられレール板85の上面85aを走行するローラ87をレール81の適宜の位置でロックするローラロック部材83bとを備えて構成されている。
常圧位置調整機構90は、開駆動機構110が搭載され複数の圧力釜Pの搬送前後方向に沿って走行する開走行体92と、機台70に設けられ開走行体92が走行するレール91と、開走行体92をレール91の適宜の位置でロックするロック部93とを備えて構成されている。尚、図1においては、説明の都合上、常圧位置調整機構90を、図面を簡略化して、機台70の上側に記載してある。
レール91は、一対のサイドフレーム71の一方側の外側に、サイドフレーム71に沿って所定距離で突設されたベース部材94と、ベース部材94に設けられたレール板95とを備えて構成されており、レール板95の外側面には、開走行体92の走行距離を計る目盛96が記されている。
開走行体92は、レール板95の上面95a及び下面95bを走行する一対のローラ97と、一対のローラ97が設けられローラ97の走行によりレール板95の外側面側を走行させられる板状の走行板98とを備えて構成されている。
ロック部93は、ベース部材94に移動可能に設けられ適宜の位置でベース部材94に固定される固定部材93aと、固定部材93aに設けられレール板95の上面95aを走行するローラ97をレール91の適宜の位置でロックするローラロック部材93bとを備えて構成されている。
閉駆動機構100は、図5に示すように、係合部43を介してロッド42を引張して弁本体41を移動させて弁座32を閉にするように構成され、走行体82に進退動可能に設けられ後退時に作動片55を押圧して回動させ、その後、初期位置Faに復帰する閉押圧部材101と、一対のサイドフレーム71の一方側に設けられ閉押圧部材101を進退動駆動させる閉押圧部材駆動部102とを備えて構成されている。
閉押圧部材101は、板状に形成され、初期位置Faが圧力開閉機構20から見てサイドフレーム71の他方側に位置されており、後退時に作動片55を押圧して回動させる。
閉押圧部材駆動部102は、一端104aに閉押圧部材101が設けられ走行板88に設けたガイド部材103に進退動可能に支持されるアーム104と、基端105cが走行板88に回動可能に支持されたシリンダ105a及びシリンダ105aに対して進退可能なピストン105bを有したシリンダ装置105と、アーム104の他端104bとシリンダ装置105のピストン105bの先端105dとの間に設けられたリンク機構106とを備えて構成されている。
リンク機構106は、走行板88に設けられ軸体107aを有した軸受107と、中間108cが屈曲したL字型に形成され一端108aがピストン105bの先端105dに軸支され中間108cが軸受107に回動可能に軸体107aで軸支されて他端108bがアーム104の他端104bに軸支されるリンク部材108とを備えて構成されている。
開駆動機構110は、図6に示すように、係合部43を介してロッド42を押圧して弁本体41を移動させて弁座を開にするように構成され、走行体に進退動可能に設けられ進出時に作動片55を押圧して回動させ、その後、初期位置Fbに復帰する開押圧部材111と、一対のサイドフレーム71の一方側に設けられ開押圧部材111を進退動駆動させる開押圧部材駆動部102とを備えて構成されている。
開押圧部材111は、板状に形成され、初期位置Fbが圧力開閉機構20から見てサイドフレーム71の側に位置されており、進出時に作動片55を押圧して回動させる。
開押圧部材駆動部112は、一端114aに開押圧部材111が設けられ走行板98に設けたガイド部材113に進退動可能に支持されるアーム114と、基端115cが走行体92に回動可能に支持されたシリンダ115a及びシリンダ115aに対して進退可能なピストン115bを有したシリンダ装置115と、アーム114の他端114bとシリンダ装置115のピストン115bの先端115dとの間に設けられたリンク機構116とを備えて構成されている。
リンク機構116は、走行板98に設けられ軸体117aを有した軸受117と、中間118cが屈曲したL字型に形成され一端118aがピストン115bの先端115dに軸支され中間118cが軸受117に回動可能に軸体117aで軸支されて他端118bがアーム114の他端114bに軸支されるリンク部材118とを備えて構成されている。
また、本連続食品加熱装置Sには、機台70に支持されて順次搬送される複数の圧力釜Pを加熱する加熱手段120が設けられている。この加熱手段120は、本実施の形態では、複数のバーナー121を用いて構成されている。また、本実施の形態においては、このバーナー121は、一対のサイドフレーム71間であって、圧力釜Pの下方に位置され、加圧位置Xの前流側が、加圧位置Xの後流側よりも強力に加熱されるように配置されている。
従って、この実施の形態に係る連続食品加熱装置Sを用いて炊飯するときは、洗米した精米と適量の水等を容器本体1内に収容し、蓋体10で容器本体1の上部開口2を塞ぎ、ロック機構5により容器本体1と蓋体10とをロックする。また、加圧位置調整機構80により閉駆動機構100を所望の加圧位置Xに位置させる。詳しくは、閉走行体82をレール81上で走行させ、設定した加圧位置Xで固定部材83aをベース部材84に固定し、ローラロック部材83bによりローラ87をロックする。閉走行体82をロックするので、閉駆動機構100を加圧位置Xで確実に作動させることができる。閉走行体82には、閉駆動機構100が搭載されているので、閉駆動機構100を設定した加圧位置Xに移動させることができる。この際、レール81に目盛86が記されているので、閉駆動機構100を加圧位置Xに手動で移動させる場合でも、確実に加圧位置Xに移動させることができる。更に、常圧位置調整機構90により開駆動機構110を所望の常圧位置Yに位置させる。詳しくは、開走行体92をレール91上で走行させ、設定した常圧位置Yで固定部材93aをベース部材94に固定し、ローラロック部材93bによりローラ97をロックする。開走行体92をロックするので、開駆動機構110を常圧位置Yで確実に作動させることができる。開走行体92には、開駆動機構110が搭載されているので、開駆動機構110を設定した常圧位置Yに移動させることができる。この際、レール91に目盛96が記されているので、開駆動機構110を常圧位置Yに手動で移動させる場合でも、確実に常圧位置Yに移動させることができる。
この状態で、図1に示すように、ロックした圧力釜Pを、サイドフレーム71の前流端から、鍔部4をチェーンベルト76に支持させて、チェーンベルト76の走行により複数の圧力釜Pを順次搬送していく。このとき、圧力釜Pは、加圧位置Xの前流側においては、バーナー121により強力に加熱されながら搬送されていく。この場合、圧力釜Pは、加圧位置Xの前流側においては、弁本体41が弁座32から離間しており、精米及び水が常圧下で加熱されるとともに、水が加熱されることにより発生する蒸気が蒸気排出口31から排出されていく。
そして、圧力釜Pが搬送されて加圧位置Xに至ると、閉駆動機構100により弁体40が閉にされる。詳しくは、図5(A)に示すように、シリンダ装置105を駆動させ、ピストン105bを後退させると、リンク機構106を介してアーム104が後退させられ、このアーム104の後退により閉押圧部材101が後退させられる。閉押圧部材101が後退すると、連係機構50の作動片55を押圧し、これが回動部材52とともに一方向に回動する。回動部材52が一方向に回動すると、回動部材52に設けられた係合片54が上方に移動して上側係合板47を上方に押圧し、この押圧によりロッド42が上方に引張されて弁本体41が弁座32に密接するようになる。このとき、閉押圧部材101は作動片55の円盤体57を押圧し、この押圧により円盤体57が棒状体を中心に回転しながら回動するようになるので、閉押圧部材101による作動片55の押圧をスムーズに行なうことができる。
一方、作動片55を押圧した閉押圧部材101は、閉駆動機構100により初期位置Faに復帰する。詳しくは、シリンダ装置105の駆動により、ピストン105bを進出させてリンク機構106を介してアーム104を進出させる。このアーム104の進出により閉押圧部材101が進出して初期位置Faに復帰する。閉押圧部材101は、作動片55の押圧後、すぐに初期位置Faに復帰するので、順次搬送されてくる圧力釜Pに設けられた作動片55を、順次に遅滞なく押圧することができる。
弁本体41が上方に引張されると、図5(B)に示すように、Oリング44が弁座32に密接するので、圧力釜P内の蒸気が蒸気排出口31から排出されなくなって圧力釜P内に蒸気が充満するようになり、この蒸気によって圧力釜P内が加圧状態にされる。この加圧状態では、閉押圧部材101が初期位置Faに復帰した後も圧力釜P内の蒸気の圧力によって弁本体41が閉位置Hで維持されるので、弁本体41を閉位置Hで維持させるための手段を別途設けなくても良く、それだけ、装置Sを簡易に構成することができる。この加圧位置Xより後流側においては、バーナー121による圧力釜Pの加熱を若干弱くして圧力釜Pを搬送していく。このとき、圧力釜P内の圧力が所定の上限圧力になると、蒸気の圧力により上限圧力調整弁60の円筒状の錘60bが持ち上げられ、貫通孔13bが開放されて圧力釜P内の蒸気が放出され、容器本体1内の圧力が所定の上限圧力以下になると、上限圧力調整弁60は、その円筒状の錘60bの自重により再び貫通孔13bを閉塞する。このように貫通孔13bの開放と閉塞を繰り返して容器本体1内の圧力を所定の上限圧力以下に保つ。この上限圧力調整弁60の作動により、圧力釜P内を所定の上限圧力に保持することができる。
この加圧状態が一定時間維持され、圧力釜Pが常圧位置Yに至ると、開駆動機構110により弁体40が開にされる。詳しくは、図6(A)に示すように、シリンダ装置115を駆動させ、ピストン115bを進出させると、リンク機構116を介してアーム114が進出させられ、このアーム114の進出により開押圧部材111が進出させられる。開押圧部材111が進出すると、連係機構50の作動片55を押圧し、これが回動部材52とともに他方向に回動する。回動部材52が他方向に回動すると、回動部材52に設けられた係合片54が下方に移動して下側係合板48を下方に押圧し、この押圧によりロッド42が下方に押圧されて弁本体41が弁座32から離間するようになる。このとき、開押圧部材111は作動片55の円盤体57を押圧し、この押圧により円盤体57が棒状体を中心に回転しながら回動するようになるので、開押圧部材111による作動片55の押圧をスムーズに行なうことができる。
一方、作動片55を押圧した開押圧部材111は、開駆動機構110により初期位置Fbに復帰する。詳しくは、シリンダ装置115の駆動により、ピストン115bを後退させてリンク機構116を介してアーム114を後退させる。このアーム114の後退により開押圧部材111が後退して初期位置Fbに復帰する。開押圧部材111は、作動片55の押圧後、すぐに初期位置Fbに復帰するので、順次搬送されてくる圧力釜Pに設けられた作動片55を、順次に遅滞なく押圧することができる。
弁本体41が下方に押圧されると、図6(B)に示すように、弁本体41と弁座32とが離間するので、圧力釜P内に充満した蒸気が蒸気排出口31から排出されるようになり、そのため、圧力釜P内が常圧に戻される。この常圧状態では、開押圧部材111が初期位置Fbに復帰した後も弁体40の自重によって弁本体41が弁座32から離間された状態で維持されるので、弁本体41を開に維持するための手段を別途設けなくても良く、それだけ、装置Sを簡易に構成することができる。
そして、常圧状態を維持したまま、サイドフレーム71の後流端まで圧力釜Pを搬送していき、サイドフレーム71の後流端に至った圧力釜Pを本装置Sから取り出す。
即ち、加圧位置Xの後流側において、圧力釜Pの搬送終了前に圧力釜P内の圧力を常圧に戻す調整をすることができるので、圧力釜Pの搬送途中において、圧力釜P内の食品の種類や量等に応じて、圧力釜Pの加圧加熱工程のどの範囲で、加圧状態とし、あるいは、常圧状態とするかを食品毎に自由に設定,制御することができる。
特に、本実施の形態のように、食品としての精米を炊飯する場合には、加圧位置Xより前流側の常圧状態,加圧位置Xから常圧位置Yまでの加圧状態,常圧位置Yより後流側の常圧状態の夫々の時間を精米する米の種類によって適宜に調整することにより、多種類の米の精米をα化させて、ふっくらとおいしく炊き上げることができる。
また、本装置Sにおいては、加圧位置調整機構80及び常圧位置調整機構90により、加圧位置Xと常圧位置Yを調整することができるので、加圧位置Xより前流側の常圧状態,加圧位置Xから常圧位置Yまでの加圧状態,常圧位置Yより後流側の常圧状態の夫々の時間を容易に調整することができ、そのため、装置Sの汎用性を向上させることができる。また、閉走行体82及び開走行体92は夫々レール81及びレール91上を走行するので、閉駆動機構100及び開駆動機構110の位置調整を容易に行なうことができ、そのため、位置調整の操作性を向上させることができる。
更に、連係機構50を設けているので、閉駆動機構100が、閉押圧部材101が水平方向に進退動するように構成されていても、水平方向の押圧力が上下方向の押圧力に変換され、そのため、ロッド42を確実に引張して弁本体41を弁座32に密接させることができ、また、開駆動機構110が、開押圧部材111が水平方向に進退動するように構成されていても、水平方向の押圧力が上下方向の押圧力に変換され、そのため、ロッド42を確実に押圧して弁本体41を弁座32から離間させることができるので、閉駆動機構100及び開駆動機構110の構造を比較的簡易な構造とすることができる。
更にまた、シリンダ装置105、115が回動可能に支持されているので、ピストン105b、115bの進退動方向を容易に可変させることができ、また、リンク機構106、116が設けられているので、ピストン105b、115bの進退動方向に関わらず、アーム104、114を一定方向に進退動させることができる。
次に、上記実施の形態の変形例を説明する。これは、加圧位置調整機構80において、閉走行体82をレール81の適宜の位置に自走により移動させる電動モータ等の駆動部(図示せず)を備えて構成し、常圧位置調整機構90において、開走行体92をレール91の適宜の位置に自走により移動させる電動モータ等の駆動部(図示せず)を備えて構成し、加圧位置調整機構80の駆動部及び常圧位置調整機構90の駆動部を制御して閉走行体82の加圧位置X若しくは開走行体92の常圧位置Yを調整する制御手段(図示せず)を設けたものである。
制御手段は、コンピュータで構成され、閉走行体82の加圧位置X若しくは開走行体92の常圧位置Yを、食品の種類毎に仕分けされた圧力釜Pに対応させて予め記憶しておき、加圧位置Xに至る圧力釜Pに対応して駆動部を駆動して閉走行体82及び開走行体92を位置決めする。例えば、以下のようになる。
本変形例の連続食品加熱装置Saを用いて複数の種類の食品を順番に加圧加熱する場合、具体的には例えば、食品A(白米ごはん)、食品B(玄米ごはん)、食品C(かやくごはん)の3種類について、順次、各食品の原料を所定量ずつ圧力釜Pに入れて、食品A(20釜)、食品B(10釜)、食品C(5釜)食品A(10釜)の順番で加圧加熱する場合、この場合の加圧位置X及び常圧位置Yの位置を調整する制御手段については、以下のように行なう。
制御手段は、圧力釜Pの通過をセンサ(図示せず)で検知し、カウンタ(図示せず)によりその通過数を計数し、所定の数を計数したならば駆動部を駆動させて位置変更を行なう。尚、詳述しないが、食品毎に加熱条件も適宜変更する。
本実施の形態においては、前流側に閉駆動機構100を、また、後流側に開駆動機構110を夫々1つずつ設けて、レール81及びレール91上の閉走行体82及び開走行体92の設定位置を、食品A(加圧位置−X1,常圧位置−Y1)、食品B(加圧位置−X1,常圧位置−Y2)、食品C(加圧位置−X2,常圧位置−Y1)と設定しておく。
先ず、最初、遅くとも食品Aの1番目の圧力釜Pが機台70の最前流の(加熱開始)位置にきて、加熱が開始されるまでに、閉走行体82は加圧位置X1まで走行し、開走行体92は常圧位置Y1まで走行し、それぞれ停止させておく。
この状態で食品Aの圧力釜Pが連続的に加圧加熱されると、食品Aの20釜すべてが所望のタイミングで加圧状態となり所望の時間だけ加圧状態を継続させることができる。
尚、閉走行体82を走行させて停止させておく時期は、食品Aの圧力釜Pが加圧位置X1に至るより前であればいつでも良く、また、開走行体92を走行させて停止させておく時期は、圧力釜Pが常圧位置Y1に至るより前であればいつでも良い。この閉走行体82及び開走行体92の走行、停止の時期を遅くすればするほどライン全体をより連続的に動かすことができ効率が良くなる。従って、閉走行体82及び開走行体92を走行させて停止させておく時期について、ライン効率の点から最も望ましいのは、圧力釜Pがその食品について設定された加圧位置Xに至る直前に、閉走行体82を加圧位置Xに走行させて停止させ、かつ、圧力釜Pがその食品について設定された常圧位置Yに至る直前に、開走行体92を常圧位置Yに走行させて停止させておくことである。
そして、食品Aの20番目の圧力釜Pが常圧位置Y1を通過した後、食品Bの1番目の圧力釜Pがライン最前流の(加熱開始)位置にきて、加熱が開始されるまでに、次の食品Bの圧力釜Pの加圧加熱のために、閉走行体82はそのまま加圧位置X1に維持され、開走行体92は常圧位置Y1からY2まで走行し、それぞれ停止させておく。
この状態で食品Bの圧力釜Pが連続的に加圧加熱されると、食品Bの10釜すべてが所望のタイミングで加圧状態となり所望の時間だけ加圧状態を継続させることができる。
食品Bの10番目の圧力釜Pが常圧位置Y2を通過した後、食品Cの1番目の圧力釜Pがライン最前流の(加熱開始)位置にきて、加熱が開始されるまでに、次の食品Cの釜の加圧加熱のために、閉走行体82は加圧位置X1からX2まで走行し、開走行体92は常圧位置Y2からY1まで走行し、それぞれ停止させておく。
この状態で食品Cの釜が連続的に加圧加熱されると、食品Cの5釜すべてが所望のタイミングで加圧状態となり所望の時間だけ加圧状態を継続させることができる。
食品Cの5番目の圧力釜Pが常圧位置Y1を通過した後、食品Aの1番目の圧力釜Pがライン最前流の(加熱開始)位置にきて、加熱が開始されるまでに、次の食品Aの圧力釜Pの加圧加熱のために、閉走行体82は加圧位置X2からX1まで走行し、開走行体92はそのまま常圧位置Y1に維持され、それぞれ停止させておく。
この状態で食品Aの圧力釜Pが連続的に加圧加熱されると、食品Aの5釜すべてが所望のタイミングで加圧状態となり所望の時間だけ加圧状態を継続させることができる。
(実験例)
次に実験例について示す。この実験例は、精米を原料とする米飯の場合で、圧力釜の圧力を段階的に変化させて加熱し、各段階の米飯において、硬さと粘りについてパネラーによる官能試験を行なった。
尚、物性試験は、有限会社タケトモ電機製テンシプレッサーを用いて、一粒法により、1検体につき30回測定した。また、官能試験は、山崎製パン株式会社中央研究所所員20名をパネラーとし、硬さ及び粘りについて、財団法人日本穀物検定協会の評価方法に準拠した7点法で行なった。
結果を図8に示す。図8(A)は、物性試験における30回の測定の平均値を用いて、表面硬さの圧力毎の数値を示したものである。この図8(A)においては、点線で囲まれた範囲が良好な範囲である。即ち、1209hPa〜1127hPaの範囲が最も適度な表面硬さであることが分かる。
図8(B)は、物性試験における30回の測定の平均値を用いて、表面粘りの圧力毎の数値を示したものである。この図8(B)においては、点線で囲まれた範囲が良好な範囲である。即ち、1209hPa〜1127hPaの範囲が最も適度な表面粘りであることが分かる。
図8(C)は、官能試験における硬さ及び粘りの圧力毎のパネラーの評価点を示している。この図8(C)においては、4点が最適値で点数が低いほど軟らかい・粘りが弱い、点数が高いほど硬い・粘りが強いことを示している。また、硬さの好ましい範囲は3.5〜4.3点であり、より好ましい範囲は3.7〜4.3点である。また、粘りの好ましい範囲は3.7〜4.5点であり、より好ましい範囲は3.7〜4.3点である。この結果から、硬さ及び粘りともに1209hPa〜1127hPaの範囲が最も適度であることが分かる。
従来の技術においては、上限値を1990hPa以上に設定する調整はできるが、上限値を1990hPa未満に設定して調整することは困難であり、1434hPa未満の上限値で調整することはより困難である。
本実験例の結果から、米飯等の食品は、あまり圧力の上限値を高く設定しない方が望ましいといえる。実験結果からは、上記の実験例の精米を原料とする米飯の場合には、1434hPa以上の加圧状態で連続加熱した場合には、粘りが出すぎる、食感がやわらかくなりすぎる、米粒の形状が崩れる等により外観が悪くなる等の不都合が生じることから、1434hPa未満の範囲の加圧状態で調整することが望ましいことが分かる。より望ましくは、1340hPa以下であり、最も望ましいのは1209hPa〜1127hPaの範囲である。
従って、本発明は、従来の技術と異なって、精米を原料とする米飯の場合で1434hPa未満の範囲の調整ができ、特に最も望ましい1209hPa〜1127hPaの範囲に設定できるので、優れていることが分かる。
尚、上記実施の形態において、圧力開閉機構20を、連係機構50を備えて構成し、閉駆動機構100及び開駆動機構110を、連係機構50を介して弁本体41を弁座32に密接させる、あるいは、弁座32から離間させるようにしたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、連係機構50を設けず、閉駆動機構100及び開駆動機構110により、直接弁本体41を引張及び押圧して、弁本体41を弁座32に密接させたり弁座32から離間させたりしても良く、適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態において、加熱手段120をバーナー121で構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、ヒータ等を用いて構成しても良く、適宜変更して差支えない。
更に、上記実施の形態において、食品原料として精米を用いたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、玄米等でも良く、また、米以外の食品であっても良く、更にそれらを組み合わせても良く、適宜変更して差支えない。また、必要に応じて、調味料や制菌剤等を更に添加しても良い。
S 連続食品加熱装置
P 圧力釜
X 加圧位置
Y 常圧位置
Fa 初期位置
Fb 初期位置
1 容器本体
2 上部開口
3 開口縁
4 鍔部
5 ロック機構
6 ブロック体
7 鍵部
8 回動部
9 受け部
10 蓋体
11 棒体
12 把手
13a 貫通孔
13b 貫通孔
20 圧力開閉機構
30 筒状体
31 蒸気排出口
32 弁座
33 ガイド部
34 ガイド孔
35 蒸気通過孔
36 ストッパ
40 弁体
41 弁本体
42 ロッド
43 係合部
44 Oリング
45 規制体
46 排気孔
47 上側係合板
48 下側係合板
49 係合体
50 連係機構
51 回動軸
52 回動部材
53 被係合部
54 係合片
55 作動片
56 棒状体
57 円盤体
60 上限圧力調整弁
60a 円筒
60b 錘
70 機台
71 サイドフレーム
72 コンベアベルト
73 支持部
74 突条
75 支持棒
76 チェーンベルト
77 原動スプロケット
78 従動スプロケット
79 中間スプロケット
80 加圧位置調整機構
81 レール
82 閉走行体
83 ロック部
84 ベース部材
85 レール板
86 目盛
87 ローラ
88 走行板
90 常圧位置調整機構
91 レール
92 開走行体
93 ロック部
94 ベース部材
95 レール板
96 目盛
97 ローラ
98 走行板
100 閉駆動機構
101 閉押圧部材
102 閉押圧部材駆動部
103 ガイド部材
104 アーム
105 シリンダ装置
105a シリンダ
105b ピストン
106 リンク機構
107 軸受
108 リンク部材
110 開駆動機構
111 開押圧部材
112 開押圧部材駆動部
113 ガイド部材
114 アーム
115 シリンダ装置
115a シリンダ
115b ピストン
116 リンク機構
117 軸受
118 リンク部材
120 加熱手段
121 バーナー

Claims (12)

  1. 上部開口を有し食品が収容される容器本体と、該容器本体の上部開口を塞ぐ蓋体と、該蓋体に設けられ上記容器本体内が所定圧力になったとき該容器本体内の蒸気を放出する上限圧力調整弁とを設けるとともに、上記蓋体に蒸気排出口を有するとともに駆動させられて該蒸気排出口を開閉し閉時に上記容器本体内を加圧させ開時に上記容器本体内を常圧に戻す弁体を有した圧力開閉機構を設けてなる複数の圧力釜と、
    該圧力釜を支持して加熱しながら順次搬送するための機台とを備え、
    更に、上記圧力釜の搬送途中に設定される加圧位置において上記圧力開閉機構の弁体を閉にする閉駆動機構と、上記圧力釜の搬送途中に設定される常圧位置において上記閉駆動機構によって閉じられた上記圧力開閉機構の弁体を開にする開駆動機構とを夫々一または複数設け、
    上記機台に、上記閉駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該閉駆動機構の加圧位置を調整可能にする加圧位置調整機構と、上記開駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該開駆動機構の常圧位置を調整可能にする常圧位置調整機構とを設けたことを特徴とする連続食品加熱装置。
  2. 上記加圧位置調整機構を、上記閉駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する閉走行体と、上記機台に設けられ上記閉走行体が走行するレールと、該閉走行体を上記レールの適宜の位置でロックするロック部とを備えて構成し、
    上記常圧位置調整機構を、上記開駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する開走行体と、上記機台に設けられ上記開走行体が走行するレールと、該開走行体を上記レールの適宜の位置でロックするロック部とを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載の連続食品加熱装置。
  3. 上記機台に、上記閉駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該閉駆動機構の加圧位置を調整可能にする加圧位置調整機構と、上記開駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該開駆動機構の常圧位置を調整可能にする常圧位置調整機構とを設け、
    上記加圧位置調整機構を、上記閉駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する閉走行体と、上記機台に設けられ上記閉走行体が走行するレールと、該閉走行体を上記レールの適宜の位置に自走により移動させる駆動部とを備えて構成し、
    上記常圧位置調整機構を、上記開駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する開走行体と、上記機台に設けられ上記開走行体が走行するレールと、該開走行体を上記レールの適宜の位置に自走により移動させる駆動部とを備えて構成し、
    上記加圧位置調整機構の駆動部及び上記常圧位置調整機構の駆動部を制御して上記閉走行体の加圧位置若しくは上記開走行体の常圧位置を調整する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の連続食品加熱装置。
  4. 上記制御手段を、上記閉走行体の加圧位置若しくは上記開走行体の常圧位置を、食品の種類毎に仕分けされた圧力釜に対応させて予め記憶しておき、上記加圧位置に至る圧力釜に対応して上記駆動部を駆動して上記閉走行体及び上記開走行体を位置決めする構成にしたことを特徴とする請求項3記載の連続食品加熱装置。
  5. 上部開口を有し食品が収容される容器本体と、該容器本体の上部開口を塞ぐ蓋体と、該蓋体に設けられ上記容器本体内が所定圧力になったとき該容器本体内の蒸気を放出する上限圧力調整弁とを設けるとともに、上記蓋体に蒸気排出口を有するとともに駆動させられて該蒸気排出口を開閉し閉時に上記容器本体内を加圧させ開時に上記容器本体内を常圧に戻す弁体を有した圧力開閉機構を設けてなる複数の圧力釜と、
    該圧力釜を支持して加熱しながら順次搬送するための機台とを備え、
    更に、上記圧力釜の搬送途中に設定される加圧位置において上記圧力開閉機構の弁体を閉にする閉駆動機構と、上記圧力釜の搬送途中に設定される常圧位置において上記閉駆動機構によって閉じられた上記圧力開閉機構の弁体を開にする開駆動機構とを夫々一または複数設け、
    上記圧力開閉機構を、上記蒸気排出口が形成され該蒸気排出口の内側開口縁を弁座として構成した筒状体を備えて構成し、上記弁体を、上記弁座に密接して該弁座を閉にする、あるいは、該弁座から離間して該弁座を開にするように移動可能な弁本体と、該弁本体を一端に支持し上記蒸気排出口に所定範囲で上下動可能にガイドされて挿通されるロッドと、該ロッドの他端に設けられた係合部とを備えて構成し、
    上記閉駆動機構を、上記係合部を介して上記ロッドを引張して上記弁本体を上記弁座に密接させて該弁座を閉にするように構成し、上記開駆動機構を、上記係合部を介して上記ロッドを押圧して上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にするように構成し、
    上記圧力開閉機構を、上記蓋体に設けられ上記係合部に係合する被係合部を有し、上記閉駆動機構及び開駆動機構に連係して作動させられ、上記弁本体を移動させて上記弁座に密接させて該弁座を閉にする、あるいは、上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にする連係機構を備えて構成し、
    上記連係機構を、上記蓋体に設けられ上記圧力釜の搬送方向に平行な方向の回動軸を中心に回動可能な回動部材と、該回動部材に設けられ先端部が上記被係合部として形成されて上記回動部材の一方向への回動により上記弁本体を上記弁座に密接させて該弁座を閉にし上記回動部材の他方向への回動により上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にする開位置に位置させる係合片と、上記回動部材に設けられ上記閉駆動機構により該回動部材を一方向に回動させ上記開駆動機構により該回動部材を他方向に回動させる作動片とを備えて構成し、
    上記閉駆動機構を、上記機台に進退動可能に設けられ進出時及び後退時のいずれかのときに上記作動片を押圧して回動させ、その後、初期位置に復帰する閉押圧部材と、該閉押圧部材を進退動駆動させる閉押圧部材駆動部とを備えて構成し、
    上記開駆動機構を、上記機台に進退動可能に設けられ進出時及び後退時のいずれかのときに上記作動片を押圧して回動させ、その後、初期位置に復帰する開押圧部材と、該開押圧部材を進退動駆動させる開押圧部材駆動部とを備えて構成したことを特徴とする連続食品加熱装置。
  6. 上記閉押圧部材駆動部を、一端に上記閉押圧部材が設けられ上記機台に設けたガイド部材に進退動可能に支持されるアームと、基端が上記機台に回動可能に支持されたシリンダ及び該シリンダに対して進退可能なピストンを有したシリンダ装置と、上記アームの他端と該シリンダ装置のピストンの先端との間に設けられたリンク機構とを備えて構成し、
    上記開押圧部材駆動部を、一端に上記開押圧部材が設けられ上記機台に設けたガイド部材に進退動可能に支持されるアームと、基端が上記機台に回動可能に支持されたシリンダ及び該シリンダに対して進退可能なピストンを有したシリンダ装置と、上記アームの他端と該シリンダ装置のピストンの先端との間に設けられたリンク機構とを備えて構成したことを特徴とする請求項5記載の連続食品加熱装置。
  7. 上部開口を有し食品が収容される容器本体と、該容器本体の上部開口を塞ぐ蓋体と、該蓋体に設けられ上記容器本体内が所定圧力になったとき該容器本体内の蒸気を放出する上限圧力調整弁とを設けるとともに、上記蓋体に蒸気排出口を有するとともに駆動させられて該蒸気排出口を開閉し閉時に上記容器本体内を加圧させ開時に上記容器本体内を常圧に戻す弁体を有した圧力開閉機構を設けてなる複数の圧力釜と、
    該圧力釜を支持して加熱しながら順次搬送するための機台とを備え、
    更に、上記圧力釜の搬送途中に設定される加圧位置において上記圧力開閉機構の弁体を閉にする閉駆動機構と、上記圧力釜の搬送途中に設定される常圧位置において上記閉駆動機構によって閉じられた上記圧力開閉機構の弁体を開にする開駆動機構とを夫々一または複数設け、
    上記機台に、上記閉駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該閉駆動機構の加圧位置を調整可能にする加圧位置調整機構と、上記開駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該開駆動機構の常圧位置を調整可能にする常圧位置調整機構とを設け、
    上記加圧位置調整機構を、上記閉駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する閉走行体と、上記機台に設けられ上記閉走行体が走行するレールと、該閉走行体を上記レールの適宜の位置に自走により移動させる駆動部とを備えて構成し、
    上記常圧位置調整機構を、上記開駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する開走行体と、上記機台に設けられ上記開走行体が走行するレールと、該開走行体を上記レールの適宜の位置に自走により移動させる駆動部とを備えて構成し、
    上記加圧位置調整機構の駆動部及び上記常圧位置調整機構の駆動部を制御して上記閉走行体の加圧位置若しくは上記開走行体の常圧位置を調整する制御手段を設けたことを特徴とする連続食品加熱装置。
  8. 上記制御手段を、上記閉走行体の加圧位置若しくは上記開走行体の常圧位置を、食品の種類毎に仕分けされた圧力釜に対応させて予め記憶しておき、上記加圧位置に至る圧力釜に対応して上記駆動部を駆動して上記閉走行体及び上記開走行体を位置決めする構成にしたことを特徴とする請求項7記載の連続食品加熱装置。
  9. 上記圧力開閉機構を、上記蒸気排出口が形成され該蒸気排出口の内側開口縁を弁座として構成した筒状体を備えて構成し、上記弁体を、上記弁座に密接して該弁座を閉にする、あるいは、該弁座から離間して該弁座を開にするように移動可能な弁本体と、該弁本体を一端に支持し上記蒸気排出口に所定範囲で上下動可能にガイドされて挿通されるロッドと、該ロッドの他端に設けられた係合部とを備えて構成し、
    上記閉駆動機構を、上記係合部を介して上記ロッドを引張して上記弁本体を上記弁座に密接させて該弁座を閉にするように構成し、上記開駆動機構を、上記係合部を介して上記ロッドを押圧して上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にするように構成したことを特徴とする請求項7または8記載の連続食品加熱装置。
  10. 上記圧力開閉機構を、上記蓋体に設けられ上記係合部に係合する被係合部を有し、上記閉駆動機構及び開駆動機構に連係して作動させられ、上記弁本体を移動させて上記弁座に密接させて該弁座を閉にする、あるいは、上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にする連係機構を備えて構成したことを特徴とする請求項9記載の連続食品加熱装置。
  11. 上記連係機構を、上記蓋体に設けられ上記圧力釜の搬送方向に平行な方向の回動軸を中心に回動可能な回動部材と、該回動部材に設けられ先端部が上記被係合部として形成されて上記回動部材の一方向への回動により上記弁本体を上記弁座に密接させて該弁座を閉にし上記回動部材の他方向への回動により上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にする開位置に位置させる係合片と、上記回動部材に設けられ上記閉駆動機構により該回動部材を一方向に回動させ上記開駆動機構により該回動部材を他方向に回動させる作動片とを備えて構成し、
    上記閉駆動機構を、上記機台に進退動可能に設けられ進出時及び後退時のいずれかのときに上記作動片を押圧して回動させ、その後、初期位置に復帰する閉押圧部材と、該閉押圧部材を進退動駆動させる閉押圧部材駆動部とを備えて構成し、
    上記開駆動機構を、上記機台に進退動可能に設けられ進出時及び後退時のいずれかのときに上記作動片を押圧して回動させ、その後、初期位置に復帰する開押圧部材と、該開押圧部材を進退動駆動させる開押圧部材駆動部とを備えて構成したことを特徴とする請求項10記載の連続食品加熱装置。
  12. 上記閉押圧部材駆動部を、一端に上記閉押圧部材が設けられ上記機台に設けたガイド部材に進退動可能に支持されるアームと、基端が上記機台に回動可能に支持されたシリンダ及び該シリンダに対して進退可能なピストンを有したシリンダ装置と、上記アームの他端と該シリンダ装置のピストンの先端との間に設けられたリンク機構とを備えて構成し、
    上記開押圧部材駆動部を、一端に上記開押圧部材が設けられ上記機台に設けたガイド部材に進退動可能に支持されるアームと、基端が上記機台に回動可能に支持されたシリンダ及び該シリンダに対して進退可能なピストンを有したシリンダ装置と、上記アームの他端と該シリンダ装置のピストンの先端との間に設けられたリンク機構とを備えて構成したことを特徴とする請求項11記載の連続食品加熱装置。
JP2010104025A 2010-04-28 2010-04-28 連続食品加熱装置 Expired - Fee Related JP5099384B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010104025A JP5099384B2 (ja) 2010-04-28 2010-04-28 連続食品加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010104025A JP5099384B2 (ja) 2010-04-28 2010-04-28 連続食品加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011229744A JP2011229744A (ja) 2011-11-17
JP5099384B2 true JP5099384B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=45319710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010104025A Expired - Fee Related JP5099384B2 (ja) 2010-04-28 2010-04-28 連続食品加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5099384B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107178803A (zh) * 2017-05-31 2017-09-19 中山市奥斯精工机械科技有限公司 多工位自动循环制作煲仔饭设备
CN108324086A (zh) * 2018-03-01 2018-07-27 广东圣托智能设备有限公司 一种煲仔饭机

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59183715A (ja) * 1983-04-01 1984-10-18 出川 義則 圧力釜を使用する炊飯方法およびライン装置
JPH048319A (ja) * 1990-04-26 1992-01-13 Iseki & Co Ltd 蒸し炊き法による連続炊飯装置
JP3354436B2 (ja) * 1997-05-09 2002-12-09 三洋電機株式会社 圧力調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011229744A (ja) 2011-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10932618B2 (en) Two-surface grill with adjustable gap and multi-stage method for cooking food
US4444094A (en) Intermittent automatic grill for hamburger patties
US10919170B2 (en) Food product slicing apparatus
JP5107621B2 (ja) 串焼き製造装置
US3646880A (en) Cooking grill
US7506491B2 (en) Method and machine for packaging food products in trays sealingly closed at the top with a thermoplastic film
US4501106A (en) Wrapping control system for film wrapping machine
JP5099384B2 (ja) 連続食品加熱装置
NL2013413B1 (en) Manual wrapping apparatus.
KR101842175B1 (ko) 꼬치구이 제조장치
AU743602B2 (en) Staged rotisserie
US4262586A (en) Baking apparatus
KR100702333B1 (ko) 고추 꼭지 제거장치
JP6503437B1 (ja) 食品自動販売機の調理装置
CN212870406U (zh) 一种生鲜冷藏冷冻除冰装置
US3033099A (en) Toaster for buttered buns
US3805687A (en) Means for continuous and automated frying of cut or sliced products on a frying surface
KR101227695B1 (ko) 곡물 뻥튀기장치
KR101254197B1 (ko) 곡물 뻥튀기장치
CN111317087B (zh) 一种具有值班功能的煮制设备
CN219556243U (zh) 一种蔬菜焯水机
KR200434732Y1 (ko) 꼬치 구이기
KR101227696B1 (ko) 곡물 뻥튀기장치
KR20170074262A (ko) 튀김장치
JP5722851B2 (ja) 圧力調理システムとそれに用いる調理装置並びに調理容器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120604

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120820

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120911

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees