JP5099384B2 - 連続食品加熱装置 - Google Patents
連続食品加熱装置Info
- Publication number
- JP5099384B2 JP5099384B2 JP2010104025A JP2010104025A JP5099384B2 JP 5099384 B2 JP5099384 B2 JP 5099384B2 JP 2010104025 A JP2010104025 A JP 2010104025A JP 2010104025 A JP2010104025 A JP 2010104025A JP 5099384 B2 JP5099384 B2 JP 5099384B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- closed
- open
- drive mechanism
- valve seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Commercial Cooking Devices (AREA)
Description
また、この従来の連続食品加熱装置Saにおいては、圧力調整弁302が錘305をヒンジ304で倒してかぶせるようにして蒸気排出口303を閉にする方式であることから、常圧から加圧への円滑な切換が容易ではなく、例えば、錘305が軽いと蒸気排出口303を確実に塞ぐことが困難であるため、これを確実に切り換えるためには、錘305の重量をかなり重く調整する必要がある。
ところが、この方式で確実に加圧状態に切り替わる程度に錘305の重量を重くした場合には、錘305で蒸気排出口303を閉にした加圧状態における内部の上限圧力を低圧に調整することが困難となる。
後述もするが、具体的には例えば、上限値を1990hPa以上に設定する調整はできるが、上限値を1990hPa未満に設定して調整することは困難であり、1434hPa未満の上限値で調整することはより困難である。加熱対象となる食品によっては、米飯等、あまり圧力の上限値を高く設定しない方が望ましいものがある。例えば、図7に示すように、精米を原料とする米飯の場合には、1434hPa以上の加圧状態で連続加熱した場合には、粘りが出すぎる、食感がやわらかくなりすぎる、米粒の形状が崩れる等により外観が悪くなる等の不都合が生じることから、1434hPa未満の範囲の加圧状態で調整することが望ましい。より望ましくは、1340hPa以下であり、最も望ましいのは1209hPa〜1127hPaの範囲である。従って、食品によっては過剰な加圧状態でしか調整できず、所望する加圧加熱調理ができないこととなる。尚、本願明細書における圧力値は絶対圧力で表すこととする(以下同様)。
更にまた、この従来の連続食品加熱装置Saにおいては、圧力調整弁302の構造上、加圧状態から減圧状態へ切り替えようとした場合、ヒンジ304に過度の負担がかかり、また圧力調整弁302に物理的損耗、損傷が生じやすくなることから、食品衛生面や維持コスト面でも課題が生じる。
これにより、連係機構によって、確実にロッドを引張及び押圧することができるので、閉駆動機構及び開駆動機構の構造を簡易な構造とすることができる。
また、常圧位置においては、開押圧部材駆動部により開押圧部材が進退動させられ、進出時及び後退時のいずれかのときに作動片を押圧して、これを回動部材とともに回動させる。回動部材が回動すると、回動部材に設けられた係合片が他方向に回動し、この係合片の回動によりロッドが押圧されて弁本体が弁座から離間させられて弁座を開にする。そして、開押圧部材は、作動片を押圧した後、初期位置に復帰するので、順次搬送されてくる圧力釜に設けられた作動片を、順次押圧することができる。即ち、開押圧部材が水平方向に進退動するように構成されている場合でも、連係機構によって、水平方向の押圧力が上下方向の押圧力に変換され、そのため、蒸気排出口に上下動可能に挿通されているロッドを連係機構によって確実に上下動させて、弁本体を弁座から離間させて弁座を開にすることができる。
図1乃至図7には、本発明の実施の形態に係る連続食品加熱装置Sを示している。この連続食品加熱装置Sは、上部開口2を有し食品が収容される容器本体1と、容器本体1の上部開口2を塞ぐ蓋体10と、蓋体10に設けられ蒸気排出口を有するとともに駆動させられて蒸気排出口31を開閉し閉時に容器本体1内を加圧させ開時に容器本体1内を常圧に戻す弁体40を有した圧力開閉機構20と、蓋体10に設けられ容器本体1内が加圧状態のときに所定の上限圧力になったとき容器本体1内の蒸気を放出して調整する上限圧力調整弁60とを備えてなる複数の圧力釜Pを、機台70に支持して加熱しながら順次搬送し、容器本体1内の食品を加熱するもので、圧力釜Pの搬送途中に設定された加圧位置Xにおいて圧力開閉機構20の弁体を閉にする閉駆動機構100を設け、閉駆動機構100の後流側に設定された減圧位置Yにおいて閉駆動機構100によって閉じられた圧力開閉機構20の弁体40を開にする開駆動機構110を設けて構成されている。本実施の形態においては、先ず、食品原料として精米、水等を用い、これらを加熱して炊飯する例で説明する。
ロッド42は、円柱状に形成され、ガイド部33のガイド孔34に摺動可能に設けられている。このロッド42は、一端42aが弁本体41の中心部を支持しており、中央部には、ロッド42に嵌着されストッパ36により移動が規制される円盤状の規制体45が設けられている。この規制体45には、ガイド部33の蒸気通過孔35を通過した蒸気を、圧力釜P外部に排気する排気孔46が複数形成されている。
係合部43は、円形の上側係合板47と、上側係合板47から下方に所定距離離間して設けられた下側係合板48と、上側係合板47及び下側係合板48を接続する円柱状の係合体49とを備えて構成されている。
作動片55は、回動部材52から上方に延びて突出して設けられる棒状体56と、棒状体56の外周面に棒状体56を中心に回転可能に設けられ閉駆動機構100及び開駆動機構110に押圧される、回動自在に設けられる円盤体57とを備えて構成されている。
閉走行体82は、レール板85の上面85a及び下面85bを走行する一対のローラ87と、一対のローラ87が設けられローラ87の走行によりレール板85の外側面側を走行させられる板状の走行板88とを備えて構成されている。
ロック部83は、ベース部材84に移動可能に設けられ適宜の位置でベース部材84に固定される固定部材83aと、固定部材83aに設けられレール板85の上面85aを走行するローラ87をレール81の適宜の位置でロックするローラロック部材83bとを備えて構成されている。
開走行体92は、レール板95の上面95a及び下面95bを走行する一対のローラ97と、一対のローラ97が設けられローラ97の走行によりレール板95の外側面側を走行させられる板状の走行板98とを備えて構成されている。
ロック部93は、ベース部材94に移動可能に設けられ適宜の位置でベース部材94に固定される固定部材93aと、固定部材93aに設けられレール板95の上面95aを走行するローラ97をレール91の適宜の位置でロックするローラロック部材93bとを備えて構成されている。
閉押圧部材駆動部102は、一端104aに閉押圧部材101が設けられ走行板88に設けたガイド部材103に進退動可能に支持されるアーム104と、基端105cが走行板88に回動可能に支持されたシリンダ105a及びシリンダ105aに対して進退可能なピストン105bを有したシリンダ装置105と、アーム104の他端104bとシリンダ装置105のピストン105bの先端105dとの間に設けられたリンク機構106とを備えて構成されている。
開押圧部材駆動部112は、一端114aに開押圧部材111が設けられ走行板98に設けたガイド部材113に進退動可能に支持されるアーム114と、基端115cが走行体92に回動可能に支持されたシリンダ115a及びシリンダ115aに対して進退可能なピストン115bを有したシリンダ装置115と、アーム114の他端114bとシリンダ装置115のピストン115bの先端115dとの間に設けられたリンク機構116とを備えて構成されている。
そして、常圧状態を維持したまま、サイドフレーム71の後流端まで圧力釜Pを搬送していき、サイドフレーム71の後流端に至った圧力釜Pを本装置Sから取り出す。
本実施の形態においては、前流側に閉駆動機構100を、また、後流側に開駆動機構110を夫々1つずつ設けて、レール81及びレール91上の閉走行体82及び開走行体92の設定位置を、食品A(加圧位置−X1,常圧位置−Y1)、食品B(加圧位置−X1,常圧位置−Y2)、食品C(加圧位置−X2,常圧位置−Y1)と設定しておく。
この状態で食品Aの圧力釜Pが連続的に加圧加熱されると、食品Aの20釜すべてが所望のタイミングで加圧状態となり所望の時間だけ加圧状態を継続させることができる。
尚、閉走行体82を走行させて停止させておく時期は、食品Aの圧力釜Pが加圧位置X1に至るより前であればいつでも良く、また、開走行体92を走行させて停止させておく時期は、圧力釜Pが常圧位置Y1に至るより前であればいつでも良い。この閉走行体82及び開走行体92の走行、停止の時期を遅くすればするほどライン全体をより連続的に動かすことができ効率が良くなる。従って、閉走行体82及び開走行体92を走行させて停止させておく時期について、ライン効率の点から最も望ましいのは、圧力釜Pがその食品について設定された加圧位置Xに至る直前に、閉走行体82を加圧位置Xに走行させて停止させ、かつ、圧力釜Pがその食品について設定された常圧位置Yに至る直前に、開走行体92を常圧位置Yに走行させて停止させておくことである。
そして、食品Aの20番目の圧力釜Pが常圧位置Y1を通過した後、食品Bの1番目の圧力釜Pがライン最前流の(加熱開始)位置にきて、加熱が開始されるまでに、次の食品Bの圧力釜Pの加圧加熱のために、閉走行体82はそのまま加圧位置X1に維持され、開走行体92は常圧位置Y1からY2まで走行し、それぞれ停止させておく。
この状態で食品Bの圧力釜Pが連続的に加圧加熱されると、食品Bの10釜すべてが所望のタイミングで加圧状態となり所望の時間だけ加圧状態を継続させることができる。
この状態で食品Cの釜が連続的に加圧加熱されると、食品Cの5釜すべてが所望のタイミングで加圧状態となり所望の時間だけ加圧状態を継続させることができる。
この状態で食品Aの圧力釜Pが連続的に加圧加熱されると、食品Aの5釜すべてが所望のタイミングで加圧状態となり所望の時間だけ加圧状態を継続させることができる。
次に実験例について示す。この実験例は、精米を原料とする米飯の場合で、圧力釜の圧力を段階的に変化させて加熱し、各段階の米飯において、硬さと粘りについてパネラーによる官能試験を行なった。
尚、物性試験は、有限会社タケトモ電機製テンシプレッサーを用いて、一粒法により、1検体につき30回測定した。また、官能試験は、山崎製パン株式会社中央研究所所員20名をパネラーとし、硬さ及び粘りについて、財団法人日本穀物検定協会の評価方法に準拠した7点法で行なった。
図8(B)は、物性試験における30回の測定の平均値を用いて、表面粘りの圧力毎の数値を示したものである。この図8(B)においては、点線で囲まれた範囲が良好な範囲である。即ち、1209hPa〜1127hPaの範囲が最も適度な表面粘りであることが分かる。
図8(C)は、官能試験における硬さ及び粘りの圧力毎のパネラーの評価点を示している。この図8(C)においては、4点が最適値で点数が低いほど軟らかい・粘りが弱い、点数が高いほど硬い・粘りが強いことを示している。また、硬さの好ましい範囲は3.5〜4.3点であり、より好ましい範囲は3.7〜4.3点である。また、粘りの好ましい範囲は3.7〜4.5点であり、より好ましい範囲は3.7〜4.3点である。この結果から、硬さ及び粘りともに1209hPa〜1127hPaの範囲が最も適度であることが分かる。
本実験例の結果から、米飯等の食品は、あまり圧力の上限値を高く設定しない方が望ましいといえる。実験結果からは、上記の実験例の精米を原料とする米飯の場合には、1434hPa以上の加圧状態で連続加熱した場合には、粘りが出すぎる、食感がやわらかくなりすぎる、米粒の形状が崩れる等により外観が悪くなる等の不都合が生じることから、1434hPa未満の範囲の加圧状態で調整することが望ましいことが分かる。より望ましくは、1340hPa以下であり、最も望ましいのは1209hPa〜1127hPaの範囲である。
従って、本発明は、従来の技術と異なって、精米を原料とする米飯の場合で1434hPa未満の範囲の調整ができ、特に最も望ましい1209hPa〜1127hPaの範囲に設定できるので、優れていることが分かる。
また、上記実施の形態において、加熱手段120をバーナー121で構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、ヒータ等を用いて構成しても良く、適宜変更して差支えない。
更に、上記実施の形態において、食品原料として精米を用いたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、玄米等でも良く、また、米以外の食品であっても良く、更にそれらを組み合わせても良く、適宜変更して差支えない。また、必要に応じて、調味料や制菌剤等を更に添加しても良い。
P 圧力釜
X 加圧位置
Y 常圧位置
Fa 初期位置
Fb 初期位置
1 容器本体
2 上部開口
3 開口縁
4 鍔部
5 ロック機構
6 ブロック体
7 鍵部
8 回動部
9 受け部
10 蓋体
11 棒体
12 把手
13a 貫通孔
13b 貫通孔
20 圧力開閉機構
30 筒状体
31 蒸気排出口
32 弁座
33 ガイド部
34 ガイド孔
35 蒸気通過孔
36 ストッパ
40 弁体
41 弁本体
42 ロッド
43 係合部
44 Oリング
45 規制体
46 排気孔
47 上側係合板
48 下側係合板
49 係合体
50 連係機構
51 回動軸
52 回動部材
53 被係合部
54 係合片
55 作動片
56 棒状体
57 円盤体
60 上限圧力調整弁
60a 円筒
60b 錘
70 機台
71 サイドフレーム
72 コンベアベルト
73 支持部
74 突条
75 支持棒
76 チェーンベルト
77 原動スプロケット
78 従動スプロケット
79 中間スプロケット
80 加圧位置調整機構
81 レール
82 閉走行体
83 ロック部
84 ベース部材
85 レール板
86 目盛
87 ローラ
88 走行板
90 常圧位置調整機構
91 レール
92 開走行体
93 ロック部
94 ベース部材
95 レール板
96 目盛
97 ローラ
98 走行板
100 閉駆動機構
101 閉押圧部材
102 閉押圧部材駆動部
103 ガイド部材
104 アーム
105 シリンダ装置
105a シリンダ
105b ピストン
106 リンク機構
107 軸受
108 リンク部材
110 開駆動機構
111 開押圧部材
112 開押圧部材駆動部
113 ガイド部材
114 アーム
115 シリンダ装置
115a シリンダ
115b ピストン
116 リンク機構
117 軸受
118 リンク部材
120 加熱手段
121 バーナー
Claims (12)
- 上部開口を有し食品が収容される容器本体と、該容器本体の上部開口を塞ぐ蓋体と、該蓋体に設けられ上記容器本体内が所定圧力になったとき該容器本体内の蒸気を放出する上限圧力調整弁とを設けるとともに、上記蓋体に蒸気排出口を有するとともに駆動させられて該蒸気排出口を開閉し閉時に上記容器本体内を加圧させ開時に上記容器本体内を常圧に戻す弁体を有した圧力開閉機構を設けてなる複数の圧力釜と、
該圧力釜を支持して加熱しながら順次搬送するための機台とを備え、
更に、上記圧力釜の搬送途中に設定される加圧位置において上記圧力開閉機構の弁体を閉にする閉駆動機構と、上記圧力釜の搬送途中に設定される常圧位置において上記閉駆動機構によって閉じられた上記圧力開閉機構の弁体を開にする開駆動機構とを夫々一または複数設け、
上記機台に、上記閉駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該閉駆動機構の加圧位置を調整可能にする加圧位置調整機構と、上記開駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該開駆動機構の常圧位置を調整可能にする常圧位置調整機構とを設けたことを特徴とする連続食品加熱装置。 - 上記加圧位置調整機構を、上記閉駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する閉走行体と、上記機台に設けられ上記閉走行体が走行するレールと、該閉走行体を上記レールの適宜の位置でロックするロック部とを備えて構成し、
上記常圧位置調整機構を、上記開駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する開走行体と、上記機台に設けられ上記開走行体が走行するレールと、該開走行体を上記レールの適宜の位置でロックするロック部とを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載の連続食品加熱装置。 - 上記機台に、上記閉駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該閉駆動機構の加圧位置を調整可能にする加圧位置調整機構と、上記開駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該開駆動機構の常圧位置を調整可能にする常圧位置調整機構とを設け、
上記加圧位置調整機構を、上記閉駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する閉走行体と、上記機台に設けられ上記閉走行体が走行するレールと、該閉走行体を上記レールの適宜の位置に自走により移動させる駆動部とを備えて構成し、
上記常圧位置調整機構を、上記開駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する開走行体と、上記機台に設けられ上記開走行体が走行するレールと、該開走行体を上記レールの適宜の位置に自走により移動させる駆動部とを備えて構成し、
上記加圧位置調整機構の駆動部及び上記常圧位置調整機構の駆動部を制御して上記閉走行体の加圧位置若しくは上記開走行体の常圧位置を調整する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の連続食品加熱装置。 - 上記制御手段を、上記閉走行体の加圧位置若しくは上記開走行体の常圧位置を、食品の種類毎に仕分けされた圧力釜に対応させて予め記憶しておき、上記加圧位置に至る圧力釜に対応して上記駆動部を駆動して上記閉走行体及び上記開走行体を位置決めする構成にしたことを特徴とする請求項3記載の連続食品加熱装置。
- 上部開口を有し食品が収容される容器本体と、該容器本体の上部開口を塞ぐ蓋体と、該蓋体に設けられ上記容器本体内が所定圧力になったとき該容器本体内の蒸気を放出する上限圧力調整弁とを設けるとともに、上記蓋体に蒸気排出口を有するとともに駆動させられて該蒸気排出口を開閉し閉時に上記容器本体内を加圧させ開時に上記容器本体内を常圧に戻す弁体を有した圧力開閉機構を設けてなる複数の圧力釜と、
該圧力釜を支持して加熱しながら順次搬送するための機台とを備え、
更に、上記圧力釜の搬送途中に設定される加圧位置において上記圧力開閉機構の弁体を閉にする閉駆動機構と、上記圧力釜の搬送途中に設定される常圧位置において上記閉駆動機構によって閉じられた上記圧力開閉機構の弁体を開にする開駆動機構とを夫々一または複数設け、
上記圧力開閉機構を、上記蒸気排出口が形成され該蒸気排出口の内側開口縁を弁座として構成した筒状体を備えて構成し、上記弁体を、上記弁座に密接して該弁座を閉にする、あるいは、該弁座から離間して該弁座を開にするように移動可能な弁本体と、該弁本体を一端に支持し上記蒸気排出口に所定範囲で上下動可能にガイドされて挿通されるロッドと、該ロッドの他端に設けられた係合部とを備えて構成し、
上記閉駆動機構を、上記係合部を介して上記ロッドを引張して上記弁本体を上記弁座に密接させて該弁座を閉にするように構成し、上記開駆動機構を、上記係合部を介して上記ロッドを押圧して上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にするように構成し、
上記圧力開閉機構を、上記蓋体に設けられ上記係合部に係合する被係合部を有し、上記閉駆動機構及び開駆動機構に連係して作動させられ、上記弁本体を移動させて上記弁座に密接させて該弁座を閉にする、あるいは、上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にする連係機構を備えて構成し、
上記連係機構を、上記蓋体に設けられ上記圧力釜の搬送方向に平行な方向の回動軸を中心に回動可能な回動部材と、該回動部材に設けられ先端部が上記被係合部として形成されて上記回動部材の一方向への回動により上記弁本体を上記弁座に密接させて該弁座を閉にし上記回動部材の他方向への回動により上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にする開位置に位置させる係合片と、上記回動部材に設けられ上記閉駆動機構により該回動部材を一方向に回動させ上記開駆動機構により該回動部材を他方向に回動させる作動片とを備えて構成し、
上記閉駆動機構を、上記機台に進退動可能に設けられ進出時及び後退時のいずれかのときに上記作動片を押圧して回動させ、その後、初期位置に復帰する閉押圧部材と、該閉押圧部材を進退動駆動させる閉押圧部材駆動部とを備えて構成し、
上記開駆動機構を、上記機台に進退動可能に設けられ進出時及び後退時のいずれかのときに上記作動片を押圧して回動させ、その後、初期位置に復帰する開押圧部材と、該開押圧部材を進退動駆動させる開押圧部材駆動部とを備えて構成したことを特徴とする連続食品加熱装置。 - 上記閉押圧部材駆動部を、一端に上記閉押圧部材が設けられ上記機台に設けたガイド部材に進退動可能に支持されるアームと、基端が上記機台に回動可能に支持されたシリンダ及び該シリンダに対して進退可能なピストンを有したシリンダ装置と、上記アームの他端と該シリンダ装置のピストンの先端との間に設けられたリンク機構とを備えて構成し、
上記開押圧部材駆動部を、一端に上記開押圧部材が設けられ上記機台に設けたガイド部材に進退動可能に支持されるアームと、基端が上記機台に回動可能に支持されたシリンダ及び該シリンダに対して進退可能なピストンを有したシリンダ装置と、上記アームの他端と該シリンダ装置のピストンの先端との間に設けられたリンク機構とを備えて構成したことを特徴とする請求項5記載の連続食品加熱装置。 - 上部開口を有し食品が収容される容器本体と、該容器本体の上部開口を塞ぐ蓋体と、該蓋体に設けられ上記容器本体内が所定圧力になったとき該容器本体内の蒸気を放出する上限圧力調整弁とを設けるとともに、上記蓋体に蒸気排出口を有するとともに駆動させられて該蒸気排出口を開閉し閉時に上記容器本体内を加圧させ開時に上記容器本体内を常圧に戻す弁体を有した圧力開閉機構を設けてなる複数の圧力釜と、
該圧力釜を支持して加熱しながら順次搬送するための機台とを備え、
更に、上記圧力釜の搬送途中に設定される加圧位置において上記圧力開閉機構の弁体を閉にする閉駆動機構と、上記圧力釜の搬送途中に設定される常圧位置において上記閉駆動機構によって閉じられた上記圧力開閉機構の弁体を開にする開駆動機構とを夫々一または複数設け、
上記機台に、上記閉駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該閉駆動機構の加圧位置を調整可能にする加圧位置調整機構と、上記開駆動機構を上記圧力釜の搬送前後方向に移動させて該開駆動機構の常圧位置を調整可能にする常圧位置調整機構とを設け、
上記加圧位置調整機構を、上記閉駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する閉走行体と、上記機台に設けられ上記閉走行体が走行するレールと、該閉走行体を上記レールの適宜の位置に自走により移動させる駆動部とを備えて構成し、
上記常圧位置調整機構を、上記開駆動機構が搭載され上記複数の圧力釜の搬送前後方向に沿って走行する開走行体と、上記機台に設けられ上記開走行体が走行するレールと、該開走行体を上記レールの適宜の位置に自走により移動させる駆動部とを備えて構成し、
上記加圧位置調整機構の駆動部及び上記常圧位置調整機構の駆動部を制御して上記閉走行体の加圧位置若しくは上記開走行体の常圧位置を調整する制御手段を設けたことを特徴とする連続食品加熱装置。 - 上記制御手段を、上記閉走行体の加圧位置若しくは上記開走行体の常圧位置を、食品の種類毎に仕分けされた圧力釜に対応させて予め記憶しておき、上記加圧位置に至る圧力釜に対応して上記駆動部を駆動して上記閉走行体及び上記開走行体を位置決めする構成にしたことを特徴とする請求項7記載の連続食品加熱装置。
- 上記圧力開閉機構を、上記蒸気排出口が形成され該蒸気排出口の内側開口縁を弁座として構成した筒状体を備えて構成し、上記弁体を、上記弁座に密接して該弁座を閉にする、あるいは、該弁座から離間して該弁座を開にするように移動可能な弁本体と、該弁本体を一端に支持し上記蒸気排出口に所定範囲で上下動可能にガイドされて挿通されるロッドと、該ロッドの他端に設けられた係合部とを備えて構成し、
上記閉駆動機構を、上記係合部を介して上記ロッドを引張して上記弁本体を上記弁座に密接させて該弁座を閉にするように構成し、上記開駆動機構を、上記係合部を介して上記ロッドを押圧して上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にするように構成したことを特徴とする請求項7または8記載の連続食品加熱装置。 - 上記圧力開閉機構を、上記蓋体に設けられ上記係合部に係合する被係合部を有し、上記閉駆動機構及び開駆動機構に連係して作動させられ、上記弁本体を移動させて上記弁座に密接させて該弁座を閉にする、あるいは、上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にする連係機構を備えて構成したことを特徴とする請求項9記載の連続食品加熱装置。
- 上記連係機構を、上記蓋体に設けられ上記圧力釜の搬送方向に平行な方向の回動軸を中心に回動可能な回動部材と、該回動部材に設けられ先端部が上記被係合部として形成されて上記回動部材の一方向への回動により上記弁本体を上記弁座に密接させて該弁座を閉にし上記回動部材の他方向への回動により上記弁本体を上記弁座から離間させて該弁座を開にする開位置に位置させる係合片と、上記回動部材に設けられ上記閉駆動機構により該回動部材を一方向に回動させ上記開駆動機構により該回動部材を他方向に回動させる作動片とを備えて構成し、
上記閉駆動機構を、上記機台に進退動可能に設けられ進出時及び後退時のいずれかのときに上記作動片を押圧して回動させ、その後、初期位置に復帰する閉押圧部材と、該閉押圧部材を進退動駆動させる閉押圧部材駆動部とを備えて構成し、
上記開駆動機構を、上記機台に進退動可能に設けられ進出時及び後退時のいずれかのときに上記作動片を押圧して回動させ、その後、初期位置に復帰する開押圧部材と、該開押圧部材を進退動駆動させる開押圧部材駆動部とを備えて構成したことを特徴とする請求項10記載の連続食品加熱装置。 - 上記閉押圧部材駆動部を、一端に上記閉押圧部材が設けられ上記機台に設けたガイド部材に進退動可能に支持されるアームと、基端が上記機台に回動可能に支持されたシリンダ及び該シリンダに対して進退可能なピストンを有したシリンダ装置と、上記アームの他端と該シリンダ装置のピストンの先端との間に設けられたリンク機構とを備えて構成し、
上記開押圧部材駆動部を、一端に上記開押圧部材が設けられ上記機台に設けたガイド部材に進退動可能に支持されるアームと、基端が上記機台に回動可能に支持されたシリンダ及び該シリンダに対して進退可能なピストンを有したシリンダ装置と、上記アームの他端と該シリンダ装置のピストンの先端との間に設けられたリンク機構とを備えて構成したことを特徴とする請求項11記載の連続食品加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010104025A JP5099384B2 (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | 連続食品加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010104025A JP5099384B2 (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | 連続食品加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011229744A JP2011229744A (ja) | 2011-11-17 |
JP5099384B2 true JP5099384B2 (ja) | 2012-12-19 |
Family
ID=45319710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010104025A Expired - Fee Related JP5099384B2 (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | 連続食品加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5099384B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107178803A (zh) * | 2017-05-31 | 2017-09-19 | 中山市奥斯精工机械科技有限公司 | 多工位自动循环制作煲仔饭设备 |
CN108324086A (zh) * | 2018-03-01 | 2018-07-27 | 广东圣托智能设备有限公司 | 一种煲仔饭机 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59183715A (ja) * | 1983-04-01 | 1984-10-18 | 出川 義則 | 圧力釜を使用する炊飯方法およびライン装置 |
JPH048319A (ja) * | 1990-04-26 | 1992-01-13 | Iseki & Co Ltd | 蒸し炊き法による連続炊飯装置 |
JP3354436B2 (ja) * | 1997-05-09 | 2002-12-09 | 三洋電機株式会社 | 圧力調理器 |
-
2010
- 2010-04-28 JP JP2010104025A patent/JP5099384B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011229744A (ja) | 2011-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10932618B2 (en) | Two-surface grill with adjustable gap and multi-stage method for cooking food | |
US4444094A (en) | Intermittent automatic grill for hamburger patties | |
US10919170B2 (en) | Food product slicing apparatus | |
JP5107621B2 (ja) | 串焼き製造装置 | |
US3646880A (en) | Cooking grill | |
US7506491B2 (en) | Method and machine for packaging food products in trays sealingly closed at the top with a thermoplastic film | |
US4501106A (en) | Wrapping control system for film wrapping machine | |
JP5099384B2 (ja) | 連続食品加熱装置 | |
NL2013413B1 (en) | Manual wrapping apparatus. | |
KR101842175B1 (ko) | 꼬치구이 제조장치 | |
AU743602B2 (en) | Staged rotisserie | |
US4262586A (en) | Baking apparatus | |
KR100702333B1 (ko) | 고추 꼭지 제거장치 | |
JP6503437B1 (ja) | 食品自動販売機の調理装置 | |
CN212870406U (zh) | 一种生鲜冷藏冷冻除冰装置 | |
US3033099A (en) | Toaster for buttered buns | |
US3805687A (en) | Means for continuous and automated frying of cut or sliced products on a frying surface | |
KR101227695B1 (ko) | 곡물 뻥튀기장치 | |
KR101254197B1 (ko) | 곡물 뻥튀기장치 | |
CN111317087B (zh) | 一种具有值班功能的煮制设备 | |
CN219556243U (zh) | 一种蔬菜焯水机 | |
KR200434732Y1 (ko) | 꼬치 구이기 | |
KR101227696B1 (ko) | 곡물 뻥튀기장치 | |
KR20170074262A (ko) | 튀김장치 | |
JP5722851B2 (ja) | 圧力調理システムとそれに用いる調理装置並びに調理容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120604 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120820 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120911 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |