JP5099373B2 - 間仕切りパネルの吊設構造 - Google Patents

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本発明は、例えば数メートルにも及ぶ背丈の高い間仕切りパネルの吊設構造に関するものである。
建物の大きな空間を仕切る為に間仕切り装置が用いられているが、該間仕切り装置は垂直に起立するパネルが配列され、各パネルは床レール上にアジャスターを介して取付けられる巾木の上に載置され、両側端は垂直に起立するスタッドに連結され、そして上端は天井レールに拘束される据付け構造と成っている。スタッド間に配置されるパネルは、1枚パネル構造の場合もあれば、両面側に夫々各パネルを配置する場合もあるが、何れのパネル据付け構造であっても巾木上に載っている。
図4は従来の間仕切り装置の縦断面を示している。パネル(イ)はペーパーコア(ロ)を芯材として両面に表面材(ハ)、(ハ)が貼着され、巾木(ニ)の上に載って支持されている。そして、該パネル(イ)の上端は概略門形断面の天井レール(ホ)に嵌って天井パネル(ヘ)との間に隙間が残らないようにしている。ところで、パネル(イ)が転倒しないように両側に起立するスタッドに連結されているが、巾木(ニ)に載って配置されるパネル(イ)には圧縮応力が作用する。
パネル断面に作用する圧縮応力σは同図に示しているように、パネル上端部は小さいが、下端部では大きくなる。一般的なオフィス用の間仕切り装置ではパネル高さが約3m程度である為に圧縮応力σの大きさはそれ程ではないが、パネル高さが数メートル以上ともなれば非常に大きく成ってしまう。芯材となるペーパーコア(ロ)は両面側からの圧縮力に対しては強いが、上下方向の外力に対しての抵抗は比較的弱く、パネル(イ)の補強材としての効果は小さい。
その為に、片面側から押圧力が作用した場合、又は地震等の横揺れが発生した場合には座屈現象を起こすことになる。すなわち、大きな圧縮応力が作用している状態で片面からの押圧力による曲げ応力が負荷される為に、パネル(イ)は簡単に座屈してしまう。勿論、座屈しないようにパネルの骨組みと成る枠体の強度を高めることで対応可能であるが、その結果、重量は大きくなると共に材料費など増加で製作コストは高くなってしまう。
一方、パネルの据付け構造としてツメを介して起立するスタッドに引っ掛ける方式もある。例えば、実開平4−127306号に係る「パネルの連結板受け及び間仕切りパネル」では、パネル両側端にパネル保持具(ツメ)を設けているが、背丈の高い大きなパネルをツメを介してスタッドに引っ掛ける作業は容易でない。すなわち、ツメはパネル側端の複数箇所に取着されている為に、スタッドに形成した係止溝に全てのツメを嵌めて係止する作業は大変である。又、該ツメを介して大きなパネルを支えるには、該ツメの強度はパネルを支えるに十分に高くなくてはならず、全てのツメに均等に負荷が作用することはなく、一部のツメに片よってしまう。
実開平4−127306号に係る「パネルの連結板受け及び間仕切りパネル」
このように、背丈の高い間仕切りパネルを据付ける間仕切り装置には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、背丈の高い大きなパネルであっても座屈現象を発生しないように据え付けることが出来る間仕切りパネルの吊設構造を提供する。
本発明のパネル据付け手段は、巾木の上に載置するのではなく天井に吊設する構造としている。ここで、パネルの具体的な吊設構造は限定せず、パネル上端にパネルカギを取着して天井梁に固定した天井レールの天井カギに引っ掛けることが出来る。又、天井梁に固定した天井レールにパネル上端をボルト締めして直接固定することも可能である。そして、上端を天井レールに吊設したパネルは、その下端が不安定である為に床面に敷設した床レールに嵌入して拘束する構造としている。
本発明のパネル吊設構造は、パネル上端を天井梁に吊下げるように構成している。従って、背丈の高い数メートル以上のパネルであっても、座屈現象を起こすことなく据え付けることが出来、パネル強度を特に高くする必要もなく、むしろ状来より厚さを薄くしても何ら問題なく吊設できる。従って、大きなパネル強度が必要でない為に製造コストは安くなり、パネル重量が軽くなる為に据付け作業も容易となる。そして、パネルは吊設される為に、パネル面に押圧力が作用しても、又地震が発生して横揺れしてもパネルが転倒することはなく、横揺れに伴う曲げ応力にて座屈することもない。一方、床面には概略U形断面の床レールが設けられてパネル下端が嵌って拘束される為に、パネルの横揺れはなく安定する。
図1は本発明のパネル吊設構造を用いて構成したクリーンルームの外観を示している。クリーンルームは複数枚のパネル1,1・・が天井梁2,2・・に吊設され、所定の大きさの部屋空間が形成されている。クリーンルーム自体は従来からのものであるが、該クリーンルームの天井高さは高くて数メートル以上もあり、状来のようにパネル1を巾木上に載置する構造ではなく、パネル1に負担がかからないように天井から吊下げる構造と成っている。
勿論、本発明のパネル吊設構造は同図に示すようなクリーンルームに限らず、大きな建物空間を仕切ることが出来る一般的な間仕切り装置のパネル吊設構造として採用することは自由である。図2は図1のA−A断面拡大図を表しているように、パネル1の上端にはパネルカギ3が取着され、天井梁2に固定されてた概略門形断面の天井レール20に吊設されている。そしてこの天井レール20には天井カギ4が設けられ、該天井カギ4に上記パネルカギ3は係止している。
天井レール20は所定断面の長尺材であって、天井梁2の下面に沿って固定され、一方のパネルカギ3はパネル幅全体にわたって形成される場合に限らず、両側にのみ設けることも出来る。そして、天井カギ4から下方へは垂下片5が延びていてパネル1の上端部まで達し、垂下片5の下端は表面に接している。又、垂下片5の下端部内側に形成した凹溝にはシール材6が嵌着され、該シール材6はパネル1との隙間を無くしている。すなわち、クリーンルームとして外気の侵入が遮断された構造と成っている。
上記天井レール20は天井カギ4と対向してカバー7が取付けられ、該カバー7は上記天井カギ4及び垂下片5と同じ外観となるようにパネル上端部に届くまで下方へ延びている。従って、パネル1の上端部は垂下片5とカバー7とで挟み込んだ構造と成っている。ただし、カバー7の下端部内側に形成した凹溝には上記シールは嵌着されていない。上記カバー7には係止片8,9が所定の間隔をおいて水平に延び、該係止片8,9は天井カギ4に形成されている係止溝10,11に係止して取付けられている。上記カバー7はパネル1を天井カギ4に吊設した後で取付けることが出来、パネル1の吊設構造であるパネルカギ3及び天井カギ4は外から見えないようにカバーされる。
ところで、パネル上端に設けたパネルカギ3はパネル1の中立面に位置し、吊設されるパネル1が揺れないように重量のバランスが保たれ、そして床面には上方を開口した概略U形断面の床レール12が敷設され、この床レール12の空間13にパネル下端部が嵌っている。従って、パネル下端部が床レール13に嵌って拘束される為に、パネルカギ3を介して吊設されているパネル1の横揺れは防止される。
そこで、パネル下端部は床レール12の両側片14,14にて挟まれ、外側の側片14の内側には凹溝を形成すると共に、該凹溝にはシール材6が嵌着されている。シール材6がパネル下端部表面に接している為に、外気の侵入は遮断され、クリーンルームとして機能する。
本発明はこのようにパネル1の上端が吊設されている為に、該パネル1には引っ張り応力が作用している。そして、該引っ張り応力はパネル上端側が大きくて下端側は小さくなる。すなわち、カーテンを吊下げるようなものであり、パネル1の強度が小さくても真っ直ぐに吊下げされ、厚さの薄いパネルであっても間仕切りパネルとして十分機能することが出来、勿論、座屈現象は発生しない。
図3は本発明に係る他の吊設構造を示す実施例である。天井梁2には下側が開口した概略門形断面の天井レール15がボルト締めにて固定され、この天井レール15の空間16にはパネル1の上端部が嵌っていると共に、側片17a,17bにボルト締めされている。従って、パネル1は天井レール15に吊設され、その下端部は床レール18の側片19,19に挟まれている。
クリーンルームの外観図。 図1のA−A断面拡大図。 図1のA−A断面拡大図。 従来の間仕切り装置の縦断面図。
1 パネル
2 天井梁
3 パネルカギ
4 天井カギ
5 垂下片
6 シール材
7 カバー
8 係止片
9 係止片
10 係止溝
11 係止溝
12 床レール
13 空間
14 側片
15 天井レール
16 空間
17 側片
18 床レール
19 側片
20 天井レール

Claims (2)

  1. 天井高さが数メートル以上あるクリーンルーム空間で、間仕切り装置を構成するパネルを天井に吊設する構造において、天井梁の下面に沿って天井レールを取着し、該天井レールは下方を開口したコ形断面の長尺材を成し、そして天井レールの空間にパネル上端部を嵌入すると共に、両側片にボルト締めで固定することで吊設してパネル断面に圧縮応力が作用しないようにし、さらに床面に敷設した概略U形断面の床レールの両側片にてパネル下端部を挟み込んだことを特徴とする間仕切りパネルの吊設構造。
  2. 上記天井レールの側片及び床レールの側片に凹溝を形成してシール材を嵌着すると共に、該シール材をパネル表面に当接した請求項1記載のパネルの吊設構造。
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