JP5098158B2 - 樹脂組成物及びオイルシールリング - Google Patents

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本発明は、樹脂組成物及びオイルシールリングに関し、詳しくはアルミニウム合金等の軟質軽金属を摺動相手材とした場合に、相手部材との相関性に優れ、相手部材を摩耗させることがなく、自己の耐摩耗性に優れた、且つ、シール性に優れた樹脂組成物及びオイルシールリングに関する。
従来、自動車のAT(オートマチックトランスミッション)やCVT(コンティニュアスリー・バリアブル・トランスミッション)には、多数のオイルシールリングが使用されており、かかるオイルシールリングはアルミニウム合金などからなる軸やハウジングを摩耗させることなく、シール特性を発揮する必要がある。
オイルシールリングの材質としては、シール特性の改善を目的としてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が用いられているが、PV値(押付圧力(P)と摺動速度(V)の積)が高い使用条件下では、相手アルミニウム合金材を摩耗させたり、リング自体の摩耗やクリープが大きくなり、充分なオイルシール性が得られない状態になるという問題もある。
これらの問題を解決するために、特許文献1には、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)に炭素繊維からなる添加材を配合したり、あるいは炭素繊維以外に、PTFE、グラファイト 、二硫化モリブデンなどの潤滑性付与剤を配合した合成樹脂製オイルシールリングが開示されている。
また特許文献2には、PEEKに約10〜500μmの球状ガラスを配合した樹脂組成物を用いたオイルシールリングが開示されている。この技術によると、アルミニウムのような相手軟質金属部材の摩耗や自己摩耗の少ないものを提供することができる。
特開平10−61777号公報 特許第3538823号公報
特許文献1に記載の技術は、PEEKに炭素繊維を配合した樹脂組成物を用いたオイルシールリングは、限界PV値が低い欠点がある。また溶融粘度の高いPEEKに、補強及び摺動特性改良を目的として、炭素繊維、PTFE、グラファイト 、二硫化モリブデンを配合しているため、溶融粘度が更に高くなり、射出成形時、流動しにくい問題がある。すなわち、溶融粘度が高いため、150MPa以上の高圧射出圧力となり、汎用射出成形機での成形が困難となる問題があり、特に薄肉断面及び大径製品を成形する際には、高圧仕様の成形機が必要となる欠点がある。
特許文献2に記載の技術では、PEEKに約10〜500μmの球状ガラスを配合した樹脂組成物を用いているので、弾性率が低く、射出成形にて得られる例えば自動車用自動変速装置に使用されるオイルシールリングの離型時、他部位よりも肉厚の薄いカット部が変形し易く、そのため、離型性を向上させるために、成形条件を厳しく管理する必要がある。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、アルミニウム合金等の軟質軽金属を摺動相手材とした場合に、相手部材を摩耗させることがなく、自己の耐摩耗性にも優れ、且つ、シール性に優れた樹脂組成物及びオイルシールリングを提供することを課題としている。
また本発明は、限界PV値が高く、耐熱性に優れ、射出成形性に優れ、シーリングカット部の離型性に優れる樹脂組成物及びオイルシールリングを提供することを課題としている。
さらに本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
本発明の上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
ポリエーテルエーテルケトン樹脂100重量部に、炭素繊維3〜24重量部と、グラファイトの表面にカーボンが表面処理された表面処理グラファイト5〜33重量部を配合してなることを特徴とする樹脂組成物。
(請求項2)
表面処理グラファイトが、L/D=1〜4の範囲であることを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
(請求項3)
有機系充填材及び又は前記炭素繊維と前記表面処理グラファイトを除く無機系充填材を配合してなることを特徴とする請求項1又は2記載の樹脂組成物。
(請求項4)
ポリエーテルエーテルケトン樹脂100重量部に、炭素繊維3〜24重量部と、グラファイトの表面にカーボンが表面処理された表面処理グラファイト5〜33重量部を配合してなる樹脂組成物からなることを特徴とするオイルシールリング。
(請求項5)
表面処理グラファイトが、L/D=1〜4の範囲であることを特徴とする請求項4記載のオイルシールリング。
(請求項6)
有機系充填材及び又は前記炭素繊維と前記表面処理グラファイトを除く無機系充填材を配合してなることを特徴とする請求4又は5記載のオイルシールリング。
本発明によれば、アルミニウム合金等の軟質軽金属を摺動相手材とした場合に、相手部材を摩耗させることがなく、自己の耐摩耗性にも優れ、且つ、シール性に優れた樹脂組成物及びオイルシールリングを提供することができる。
また本発明によれば、限界PV値が高く、耐熱性に優れ、射出成形性に優れ、シーリングカット部の離型性に優れる樹脂組成物及びオイルシールリングを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(PEEK)
本発明に用いられるポリエーテルエーテルケトン樹脂(以下、必要により「PEEK」と略す)は、4,4´-ジフルオロベンゾフェノンとハイドロキノン・二カリウム塩との脱塩重縮合反応によって得られることができ、ビクトレックス・エムシー社製「VICTREX−PEEK150P」、住友化学製品「ビクトレックスPEEK 150G」などとして市販されており、本発明においてはこれらの市販品をそのまま用いることができる。
上記PEEKは、その融点が好ましくは280℃以上550℃以下、より好ましくは300℃以上500℃以下、更に好ましくは330℃以上450℃以下であれば、耐熱性および射出成形性に優れたオイルシールリングを製造できる。
上記PEEKの溶融粘度は、せん断速度1×10sec−1、樹脂温度400℃にて約1500〜4500ポイズである。
(炭素繊維)
本発明に用いる炭素繊維(カーボンファイバ)としては、ピッチ系、PAN系等のものがある。
炭素繊維の平均繊維長は0.5〜10mmが好ましく、1.0〜8.0mmがより好ましい。また平均繊維径は、1〜30μmが好ましく、2〜25μmがより好ましく、5〜20μmが更に好ましい。
平均繊維長が0.5mm未満であると機械的特性が低下し、また10mmを越えると、混合時の均一分散が極めて困難で、摩耗特性に支障をきたす。
また平均繊維径が1μm未満の場合は、繊維間の凝集が起こり、均一分散が困難となり、また30μmを越えると相手材を摩耗する。
炭素繊維の市販例としては、東邦テナックス社製「ベスファイト」などが挙げられる。
この商品は、密度が金属に比べて小さく、引張強度、引張弾性率が高く、疲労特性、摩耗特性、潤滑性にも優れており(機械的特性)、線膨張係数が小さく、寸法安定性に優れており、高温下における機械的性質の低下ならびに極低温域での熱伝導率も小さい(熱的特性)。
なお、炭素繊維とPEEKとの密着性を高め、シールリングの機械的特性等を向上させるために、炭素繊維の表面をエポキシ系樹脂 、ポリアミド系樹脂 、ポリカーボネート系樹脂 、ポリアセタール系樹脂等含有の処理剤や、エポキシシラン系、アミノシラン系などのシラン系カップリング剤等により表面処理を施してもよい。
炭素繊維のPEEKに対する配合比は、PEEK100重量部に、炭素繊維3〜24重量部の範囲であり、好ましくは8〜24重量部の範囲である。
炭素繊維が3重量部未満では、耐摩耗性の向上をほとんど期待できず、24重量部を越えると、PEEK組成物の溶融流動性が著しく低下し、成形性が低下する。
(表面処理グラファイト)
本発明に用いる表面処理グラファイトは、グラファイトの表面にカーボンが表面処理されたものであり、具体的には流動床CVD法(流動床化学的気相成長法)により、グラファイト表面にカーボンを付着させた表面処理グラファイトを得ることができる。
表面処理グラファイトの製造に用いるグラファイトは、鱗片状、球状などいかなる形状であってもよく、また天然黒鉛、人造黒鉛であってもよく、鱗片状の天然黒鉛は、摺動性、価格などにおいて優れている。
グラファイト表面にカーボンを付着させた表面処理を行うと、天然グラファイト原料を均一化する効果がある。
本発明に用いる表面処理グラファイトは、L/D=1〜4の範囲である。Lは表面処理グラファイト粒子の長い直径方向の長さであり、Dは短い直径方向の長さであり、L/Dを算出すると、球形化の度合いを確認できる。L/Dが1〜4の範囲以外では、表面処理グラファイト粒子が球形化の度合いが小さく、卵形とならず好ましくない。
本発明では、表面処理グラファイトを用い、そのL/Dで規定される形態が卵型である場合に、良好な効果を奏する。
表面処理グラファイトのPEEKと炭素繊維に対する配合比は、PEEK100重量部に、炭素繊維3〜24重量部と、表面処理グラファイト5〜33重量部の範囲であり、好ましくはPEEK100重量部に、炭素繊維8〜24重量部と、表面処理グラファイト13〜33重量部の範囲である。
本発明の樹脂組成物は、有機系充填材及び又は無機系充填材を配合することができる。
有機系充填材としては、フッ素樹脂、芳香族熱可塑性ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂が挙げられ、これらの二種以上の混合物であってもよい。
フッ素樹脂としては、PTFEの他、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキル(プロピル)ビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体(ECTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリビニルフルオライド(PVF)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロオレフィン(アルキルビニルエーテル)共重合体(EPE)等を挙げることができる。
無機系充填材としては、ガラス繊維、二硫化モリブデン等のモリブデン化合物や二硫化タングステン等のタングステン化合物、マイカ、タルク等が挙げられる。
有機系充填材及び又は無機系充填材のPEEKと炭素繊維と表面処理グラファイトに対する配合比は、PEEK100重量部に、炭素繊維3〜24重量部と、表面処理グラファイト5〜33重量部と、有機系充填材及び又は無機系充填材3〜40重量部の範囲であり、好ましくはPEEK100重量部に、炭素繊維8〜24重量部と、表面処理グラファイト13〜33重量部と、有機系充填材及び又は無機系充填材5〜25重量部の範囲である。
樹脂組成物の調製は、以上の成分を、ヘンシェルミキサ等を用いて均一に混合した後、それの融点以上の温度の押出機で更に溶融混合し、ペレタイザで造粒する方法などによって行われる。調製された組成物は、射出成形などによって、オイルシールリングを得る。
以下、実施例により本発明の効果を例証する。
実施例1
ポリエーテルエーテルケトン樹脂 71.0重量%
(ビクトレックス・エムシー社製「VICTREX−PEEK150P」、融点334〜337℃)、
炭素繊維 6.0重量%
(東邦テナックス社製「ベスファイト HTA−C6−UH」、繊維長=6mm、繊維径=7μm)、
カーボン表面処理グラファイト 23.0重量%
(三井鉱山マテリアル社製「カーボンフィラーMF−3−1」、卵粒系、平均粒径=20μm、L/D=1〜4)
上記配合比の樹脂組成物を、ヘンシェルミキサを用いて均一に混合し、更に押出機を用いて400℃で溶融混合した後、ペレタイザで造粒した。
このペレットを、射出圧力100MPa、シリンダ温度410℃の条件下で射出成形し、外径52mm、内径48mm、幅2mmのオイルシールリングを成形した。
実施例2
実施例1において、各成分の配合比を以下のように代えた以外は、同様にしてオイルシールリングを成形した。
ポリエーテルエーテルケトン樹脂 72.5重量%
(ビクトレックス・エムシー社製「VICTREX−PEEK150P」、融点334〜337℃)、
炭素繊維 17.5重量%
(東邦テナックス社製「ベスファイト HTA−C6−UH」、繊維長=6mm、繊維径=7μm)、
カーボン表面処理グラファイト 10.0重量%
(三井鉱山マテリアル社製「カーボンフィラーMF−3−1」、卵粒系、平均粒径=20μm、L/D=1〜4)
実施例3
実施例1において、各成分の配合比を以下のように代えた以外は、同様にしてオイルシールリングを成形した。
ポリエーテルエーテルケトン樹脂 85.0重量%
(ビクトレックス・エムシー社製「VICTREX−PEEK150P」、融点334〜337℃)、
炭素繊維 3.0重量%
(東邦テナックス社製「ベスファイト HTA−C6−UH」、繊維長=6mm、繊維径=7μm)、
カーボン表面処理グラファイト 12.0重量%
(三井鉱山マテリアル社製「カーボンフィラーMF−3−1」、卵粒系、平均粒径=20μm、L/D=1〜4)
比較例1
実施例1において、各成分の配合比を以下のように代えた以外は、同様にしてオイルシールリングを成形した。
ポリエーテルエーテルケトン樹脂 70重量%
(ビクトレックス・エムシー社製「VICTREX−PEEK150CA30」)、
炭素繊維 30重量%
(東邦テナックス社製「ベスファイト HTA−C6−UH」、繊維長=6mm、繊維径=7μm)、
比較例2
下記市販品を用い、実施例1と同様にしてオイルシールリングを成形した。
なお市販品を使用しているため配合比はわかる範囲で記載する。
PEEK市販品
(ビクトレックス・エムシー社製「VICTREX−PEEK150FC」)
配合:PEEKにグラファイト33w%、その他PTFE,CFを配合
比較例3
実施例1において、各成分の配合比を以下のように代えた以外は、同様にしてオイルシールリングを成形した。
ポリエーテルエーテルケトン樹脂 80.0重量%
(ビクトレックス・エムシー社製「VICTREX−PEEK150P」、融点334〜337℃)、
ガラスビーズ(平均粒径=8020μm) 20.0重量%
<評価実験>
1.溶融粘度
射出成形時の樹脂組成物の溶融粘度を東洋精機製作所製「キャピログラフ」を用い、以下の試験条件で測定した。その結果を表1に示す。
試験条件;試験温度=380℃、せん断速度=1,000(1/s)
2.自己摩耗性
上記のようにして得られたオイルシールリングを、相手材であるアルミニウムA5056(粗さ;Ra=2μm)に対してオイルシールリング自体が摩耗する度合いを以下の試験方法に従って測定した。その結果を表1に示す。
試験条件及び方法(JIS K7218A法)
環境=室温・無潤滑
荷重=0.5MPa
摺動速度=168rpm
試験時間=24h
3.相手摩耗性
上記のようにして得られたオイルシールリングを、相手材であるアルミニウムA5056(粗さ;Ra=2μm)に対して、相手材が摩耗する度合いを以下の試験方法に従って測定した。その結果を表1に示す。
試験条件及び方法(JIS K7218A法)
環境=室温・無潤滑
荷重=0.5MPa
摺動速度=168rpm
試験時間=24h
4.限界PV値
上記のようにして得られたオイルシールリングについて、室温下で、油潤滑(油種;ATF(本田技研/ウルトラATF−Z1)、油量;100ml/min)を行い、荷重=6.8MPa下で、摺動速度=838rpmより15分おきに、168rpmずつ加速した。
摺動部近傍温度が、180℃に到達した前の速度条件を、限界PV値とした。
相手材は、アルミニウムS45C(粗さ;Ra=1μm)とし、JIS K7218A法に従って測定した。その結果を表1に示す。
5.曲げ弾性率
上記のようにして得られたオイルシールリングについて、試験温度150℃下で、JIS K7171に従って測定した。その結果を表1に示す。
6.長さ方向線膨張率
長さ5×幅5×厚さ3mmの試験片を用い、試験温度範囲25〜150℃下で、JIS K7197に従って、長さ方向の線膨張率を測定した。その結果を表1に示す。
7.シールリングカット部の離型性
同一条件(温度、金型)で射出成形時、成形機金型から、突き出しピンで成形品が離脱状態を目視にて観察し、以下の基準で評価し、その結果を表1に示す。
評価基準
○;離型時、突出ピンによるオイルシールリングの変形が少なく、ウエルド部は割れがない
△;離型時、突出ピンによるオイルシールリングの変形が少なく、ウエルド部の割れが発生した
×;離型時、突出ピンによるオイルシールリングの変形が発生した
Figure 0005098158




Claims (6)

  1. ポリエーテルエーテルケトン樹脂100重量部に、炭素繊維3〜24重量部と、グラファイトの表面にカーボンが表面処理された表面処理グラファイト5〜33重量部を配合してなることを特徴とする樹脂組成物。
  2. 表面処理グラファイトが、L/D=1〜4の範囲であることを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
  3. 有機系充填材及び又は前記炭素繊維と前記表面処理グラファイトを除く無機系充填材を配合してなることを特徴とする請求項1又は2記載の樹脂組成物。
  4. ポリエーテルエーテルケトン樹脂100重量部に、炭素繊維3〜24重量部と、グラファイトの表面にカーボンが表面処理された表面処理グラファイト5〜33重量部を配合してなる樹脂組成物からなることを特徴とするオイルシールリング。
  5. 表面処理グラファイトが、L/D=1〜4の範囲であることを特徴とする請求項4記載のオイルシールリング。
  6. 有機系充填材及び又は前記炭素繊維と前記表面処理グラファイトを除く無機系充填材を配合してなることを特徴とする請求4又は5記載のオイルシールリング。
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