JP5098131B2 - マルチビームソーナーおよびその信号処理方法 - Google Patents

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本発明はアクティブソーナーに関し、特に、目標をビームの主極およびビームの副極で捕捉するマルチビームソーナーに関する。
アクティブソーナーを使用して海中から海面や海底を測定した場合、状況によっては、送波された音が、海面及び海底からそれぞれ海面残響及び海底残響などの残響となって帰来する。これらの残響を受波した場合に目標からのエコーと残響との区別がつきにくくなるいわゆる信号レベル対残響レベル比が悪くなり、目標の検出率が低下する問題がある。
また、近年、鋭く細いビームを使用して広範囲にわたる測定をする場合に、複数本のビームを同時もしくは微小な時間差をつけて順次送波するマルチビームソーナーが出現している。マルチビームソーナーでは、複数本のビームを同時に送波する場合、短時間で広い範囲の探索が可能となる。
マルチビームソーナーのビームには、実際の測定に使用される主極(メインローブ)と、目標検出処理の妨げとなる副極(サイドローブ)が形成される。それぞれのビームにおいて、副極は主極とは異なる方向に出来る意図しないビームであるため、虚像が発生して正確に目標を捕らえるという本来の目的の処理を阻害する要因となる。副極は、本来の処理の妨げとなるためにあまり使用されないばかりか回避する努力がされている。主極と副極との指向方向を調整することによって、副極が受信信号に与える影響を回避する水中探知装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−242583号公報(特許請求の範囲、第1図)
本発明は、ビームの副極も目標を捕らえ、この受波データを利用して目標の検出率を向上させることを課題とする。
本発明によるマルチビームソーナーは、相異なる周波数の送信信号を生成する発振器と、前記相異なる送信信号を用いてマルチビームを指向性合成する送波指向性合成器と、前記送波指向性合成器からの前記送信信号を音響に変換して送波するとともに前記マルチビームが目標から反射するエコーを受波して受信信号を出力する送受波器と、前記送信信号と前記受信信号とを切替える切替器と、前記受信信号を入力して受波ビームを指向性合成する受波指向性合成器と、前記受波指向性合成器が出力する受信信号を前記相異なる周波数に分離し、分離された相異なる受信信号の相関をとって相関値を出力する受信処理器とを含み、前記マルチビームのうちの1本のビームの主極が前記目標を指向し、前記マルチビームの残りのビームの副極が前記目標を指向することを特徴とする。
本発明によるマルチビームソーナーは、前記相異なる周波数の送信信号が、前記送受波器から順次に送波されることを特徴とする。
本発明によるマルチビームソーナーは、前記相異なる周波数の送信信号が、前記送受波器から同時に送波されることを特徴とする。
本発明によるマルチビームソーナーは、相異なる周波数の送信信号を生成する発振器と、前記相異なる周波数の送信信号を用いてマルチビームを指向性合成する送波指向性合成器と、前記送波指向性合成器からの前記送信信号を音響に変換して送波する送波器と、前記マルチビームが目標から反射するエコーを受波して受信信号を出力する受波器と、前記受信信号を入力して受波ビームを指向性合成する受波指向性合成器と、前記受波指向性合成器が出力する前記受信信号を前記相異なる周波数に分離し、分離された相異なる受信信号の相関をとって相関値を出力する受信処理器とを含み、前記マルチビームのうちの1本のビームの主極が前記目標を指向し、前記マルチビームの残りのビームの副極が前記目標を指向することを特徴とする。
本発明によるマルチビームソーナーは、前記相異なる周波数の送信信号が、前記送波器から順次に送波されることを特徴とする。
本発明によるマルチビームソーナーは、前記相異なる周波数の送信信号が、前記送波器から同時に送波されることを特徴とする。
本発明によるマルチビームソーナーの信号処理方法は、マルチビームソーナーの信号処理方法であって、相異なる周波数の送信信号を用いてマルチビームを指向性合成し、前記マルチビームのうちの1本のビーム主極を目標に向けて送波し、前記マルチビームのうちの残りのビームの副極を前記目標に向けて送波し、前記目標からの受波データの相関処理を行うことを特徴とする。
本発明によるマルチビームソーナーの信号処理方法は、前記相異なる周波数の送信信号が、前記相異なる周波数ごとに順次に送波されることを特徴とする。
本発明によるマルチビームソーナーの信号処理方法は、前記相異なる周波数の送信信号が、前記相異なる周波数ごとに同時に送波されることを特徴とする。
第1の効果は、複数本の送波ビームにおけるそれぞれの第1副極、第2副極などを含む副極を利用することによって、送波エネルギーを有効に利用できることである。
第2の効果は、送波した相異なる周波数ごとの複数本の送波ビームの反射音を利用することによって信号レベル対残響レベル比が改善され、目標の検出率が向上することである。
上記した海面残響や海底残響は、目標を検出する際の検出処理を阻害する要因となる雑音である。これらの残響は、送波したときの状態及び微小な時間差などにより変わってくるランダムで確率的に存在する反射音である。目標を主極で捕らえている送波ビームの受波データと目標を副極で捕らえている送波ビームの受波データとの相関処理を実施する。これにより、それぞれのビームに異なるパターンの受波データとして検出される残響と、同じパターンの受波データとして検出される目標エコーとが区別できるようになる。なお、このパターンには、複数本の送波ビームを形成する各周波数における時間−音圧に関する位相変化を示すパターンが含まれる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態のマルチビームソーナー(順次送波/送受波器共用)のブロック図であり、図2は、本発明のマルチビームソーナーの海面向け送波ビームである。
図1を参照すると、本発明によるマルチビームソーナーは、発振器1と、送波指向性合成器2と、切替器3と、送受波器4と、受波指向性合成器5と、受信処理器6とを含んで構成される。
発振器1は、相異なる任意の値の周波数(f1〜f5)を有する送信信号を発振し、この送信信号を増幅して出力する。ここで、周波数f1〜f5の大小関係は、f1<f2<f3<f4<f5とする。最初に、周波数f1の送信信号が出力され、次に、周波数f2の送信信号が出力され、次に、周波数f3の送信信号が出力される。引き続いて、周波数f4の送信信号が出力され、次に、周波数f5の送信信号が出力される。周波数f5を有す送信信号が出力されると、最初にもどり、周波数f1の送信信号が出力される。このような送信が順次繰返される。以上記載した周波数f1→f5の送信順序は、f5→f1でもよく、限定されるものではない。また、周波数f1とf2、周波数f2とf3、周波数f3とf4、周波数f4とf5のそれぞれの周波数間隔は、任意の値に設定可能である。
送波指向性合成器2は、図2に示す指向性を合成するように送信信号を合成する。送受波器4の指向性は周波数特性を有しており、主極および副極の方位は周波数によって変動する。そのため、周波数f1〜f5の比を適切に選択して図2に示す5本(複数本)の送波ビームを合成させる。
図2を参照すると、本発明の第1の実施例として海面に対する垂直方向に指向性を持った周波数の異なる5本の送波ビームを同時(順次でも適用可)に送波するマルチビームソーナーが、海面付近の目標7を測定する図が示されている。送波ビームC′、B′、A、B、Cは、それぞれ主極C′、B′、A、B、Cを方位C′、B′、A、B、Cへ指向させている。一方、送波ビームによる反射音を受波するため本実施例のマルチビームソーナーは、海面に対して水平方向に指向性を持った5本の受波ビーム(図示していない)を有する。
次に、図2を参照して、周波数f1〜f5と送波ビームC′、B′、A、B、Cとの関係について説明する。周波数f1の送信信号で送波ビームC′が合成され、周波数f2の送信信号でビームB′が合成され、周波数f3の送信信号で送波ビームAが合成される。さらに、周波数f4の送信信号で送波ビームBが合成され、周波数f5の送信信号で送波ビームCが合成される。つまり、周波数f1〜f5を用いて5本の送波ビームを指向性合成している。受波した音がどの方向に送波した送波ビームなのかを識別する必要があり、ここでは相異なる周波数で行う構成になっている。
切替器3は、送信信号と受信信号とを切替える。送波指向性合成器2からの送信信号を送受波器4へ出力し、送受波器4からの受信信号を受波指向性合成器5へ出力する。
送受波器4は、送波指向性合成器2からの送信信号を音響に変換して海中へ送波するとともにマルチビームが目標7から反射するエコーを受波して受信信号を出力する。さらに、具体的には、送受波器4から音波となって海中の目標7に送出される。海中の目標7からのエコー音は、周辺の残響とともに送受波器4で音響信号から受信信号に変換される。周波数f1〜f5を有す送信信号の送波は、周波数f1の送信信号が送波された後に周波数f2の送信信号が送波され、周波数f2の送信信号の送波の後に周波数f3の送信信号が送波される。つまり、f1→f2→f3→f4→f5→f1→f2・・・のように、時期をずらして個別に順次に送波(つまり、順次送波)される。f1→f3→f5→f2→f4→f1→f3・・・のように入替えてもよく、限定されない。
受波指向性合成器5は、送受波器4からの受信信号を入力して、目標7を指向するような受波ビームを合成する。
受信処理器6は、フィルタ機能や相関処理機能などを含んで構成され、受信信号(受波データ)を周波数ごとに分離し、分離された相異なる受信信号の相関処理をおこなって相関値を出力する。この相関処理では、ビームAの主極Aによる方位Aにおける反射信号(受信信号)と、ビームBの第1副極による方位Aにおける反射信号(受信信号)と、ビームB′の第1副極による方位Aにおける反射信号(受信信号)とが含まれ、処理の対象となる。さらに、ビームCの第2副極による方位Aにおける反射信号(受信信号)と、ビームC′の第2副極による方位Aにおける反射信号(受信信号)とが含まれ、処理の対象となる。これらの反射信号を処理して信号レベルを求める処理、さらに、信号レベル対残響レベルを求める処理を含めて相関処理と呼んでもよい。この相関処理自体は、広く知られている既存の技術であり、その説明を省略する。
発振器1と、送波指向性合成器2と、切替器3と、送受波器4と、受波指向性合成器5と、受信処理器6の統合制御を行うため、図示しない制御器を備えるように構成することも可能である。この制御器にはCPUを含めてもよい。この統合制御には指向方向の制御を含めてもよい。
図3は、本発明のマルチビームソーナーの主極と副極の説明図である。1本の送波ビーム100を送波すると、主極101とこの主極101に比較してレベルの低下した第1副極102a、102bが形成される。さらに、第1副極102a、102bよりもレベルの低下した第2副極103a、103bが形成される。この送波ビーム100を5本用いた構成となっているのが本実施例で示した図2のマルチビームソーナーである。
このように構成されたマルチビームソーナーにおいては、送波ビームAは、海面付近の目標7を主極Aで捕らえている。さらに、送波ビームBと送波ビームB′は第1副極で目標7を捕らえており、送波ビームCと送波ビームC’は第2副極で目標7を捕らえている。
従って、送波ビームA、B、B′、C、C′の5本のビームを5本の受波ビームで受波したそれぞれのデータの相関をとることにより、海面残響が抑圧され信号レベル対残響レベル比が向上することにより目標7の検出率が向上するという効果がもたらされる。
次に、本発明を実施するための最良の形態の動作について図1、図2を参照して説明する。
最初に、送受波器4は、垂直方向に指向性のある周波数の異なる5本の送波ビームを順次に送波する。次に、周波数の相異なる各送波ビームによる反射音を送波ビームごとに受波ビームにて受波をする。
送波ビームAは、主極Aで目標7を捕らえることが出来、目標7とその周囲の海面に対してもっともレベルの高い主極Aが送波され、この反射音(目標エコー)が受波ビームにて受波される。
送波ビームBは、主極Bの最大放射方向である方位Bの方向に向けて主極Bが送波されている。しかし、方位Aの方向にある目標7と海面に向けても第1副極が送波される。こ第1副極による反射音(目標エコー)が受波ビームにて受波される。
送波ビームB′についても同じ原理で、目標7とその周囲の海面に向けて第1副極が送波される。この第1副極による反射音(目標エコー)が受波ビームにて受波される。
送波ビームCは、最大放射方向である方位Cに向けて主極Cが送波されているが、方位Aの方向にある目標7と海面に向けても第2副極が送波される。この第2副極による反射音が受波ビームにて受波される。
送波ビームC’についても同じ原理で、目標7とその周囲の海面に向けて第2副極が送波される。この第2副極による反射音が受波ビームにて受波される。
このようにして送波された5本の送波ビームA、B、B′、C、C′は、送受波器4により、それぞれ主極、第1副極および第2副極が目標7に向けて送波される。送受波器4で受波した反射音(目標エコー)の中には方位Aの方向に存在する目標7のエコーと周囲の海面残響とが含まれている。受波指向性合成器5は、送受波器4からの受信信号を入力して、目標7を指向するような受波ビームを合成する。
最後に、受信処理器6は、この5本の送波ビームによる受波データの相関処理を行う。この相関処理によって、目標エコーが明確となって目標7の検出率の向上につながる。つまり、ランダムで確率的に発生する海面残響等の残響と、同一パターンで発生する目標エコーとでデータの性質が異なるので、残響による反射音が抑圧されて信号レベル対残響レベル比が改善することになる。なお、このパターンには、複数の送波ビームを形成する各周波数における時間−音圧に関する位相変化を示すパターンが含まれる。
本実施例では、5本の送波ビームの受波データの相関をとるという工程を採用していることにより、海面残響と目標7との信号レベル対残響レベル比が向上することとなる。このことにより、海面付近に存在する目標7が明確化し、目標7の検出率が向上するという効果が得られる。
なお、上記実施例において、マルチビームソーナーの垂直方向に指向性のある5本の送波ビームは、指向性が水平方向で水平に並べて送波されるマルチビームソーナーでも良い。
また、マルチビームソーナーの送波ビームの本数は何本でも良い。例えば、本発明においては、使用周波数として、f1〜f5を用いた5本の送波ビームについて説明したが、使用周波数の数は5個に限定されるものではない。また、受波ビームの本数は本発明の信号処理方法に直接の関係が無いために何本でも可能である。また、相関をとるための送波ビームの第1副極および第2副極などの副極は、状況に合わせていくつあっても良い。
図4は、本発明のマルチビームソーナーの海底向け送波ビームである。図4に示すように、排除対象となる残響を海面残響から海底残響に変更しても本発明を適用することが可能である。ここでは、送波ビームが3本である。送波ビームAは、海底付近の目標7aを主極Aで捕らえている。さらに、送波ビームBと送波ビームB′は第1副極で目標7aを捕らえている。
従って、送波ビームA、B、B′の3本のビームを3本の受波ビームで受波したそれぞれのデータの相関をとることにより、海面残響が抑圧され信号レベル対残響レベル比が向上することにより目標7aの検出率が向上するという効果がもたらされる。
図5は、本発明の第2の実施形態のマルチビームソーナー(同時送波/送受波分離)のブロック図である。相異なる周波数f1〜f5の送信信号を同時に送波し、送受波器を分離したブロック図である。
このマルチビームソーナーは、発振器1aと、送波指向性合成器2aと、送波器4aと、受波器4bと、受波指向性合成器5aと、受信処理器6aとを含んで構成される。図1に比較して、切替器3が削除され、送受波器4が送波器4aと受波器4bとに分離されている点が相違している。その他の構成などは、図1に示す第1の実施形態と同様なので、その説明を省略する。また、相関処理、統合制御する制御器などの説明は、第1の実施形態と同様なので、その説明を省略する。
周波数f1〜f5の送信信号を同時に送波(同時送波)する場合には、送波時間が短縮できるという効果がある。しかし、同時送波においては、エネルギーは分割され、5本の送波ビームの場合、エネルギーは単純計算で5分の1ずつとなり、送波レベルがその分下がってソーナーの探知距離は短くなる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の好適な実施形態の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。例えば、順次送波で送波器と受波器とを分離してもよいし、同時送波で送受波器を共用にしてもよい。
本発明の第1の実施形態のマルチビームソーナー(順次送波/送受波共用)のブロック図である。 本発明マルチビームソーナーの海面向け送波ビームである。 本発明のマルチビームソーナーの主極と副極の説明図である。 本発明のマルチビームソーナーの海底向け送波ビームである。 本発明の第2の実施形態のマルチビームソーナー(同時送波/送受波分離)のブロック図である。
符号の説明
1 発振器
2 送波指向性合成器
3 切替器
4 送受波器
5 受波指向性合成器
6 受信処理器
7、7a 目標
100 送波ビーム
101 主極
102a、102b 第1副極
103a、103b 第2副極

Claims (9)

  1. 相異なる周波数の送信信号を生成する発振器と、
    前記相異なる送信信号を用いてマルチビームを指向性合成する送波指向性合成器と、
    前記送波指向性合成器からの前記送信信号を音響に変換して送波するとともに前記マルチビームが目標から反射するエコーを受波して受信信号を出力する送受波器と、
    前記送信信号と前記受信信号とを切替える切替器と、
    前記受信信号を入力して受波ビームを指向性合成する受波指向性合成器と、
    前記受波指向性合成器からの受信信号には、前記目標を捕らえている主極から送波された送波ビームが該目標で反射されて当該主極で受信されることにより取得された受信信号と、前記目標を捕らえている副極から送波された送波ビームが該目標で反射されて前記主極で受信されることにより取得された受信信号とが含まれ、これら受信信号の信号レベルを求める処理を行って当該受信信号の相関値を算出する受信処理器と、を備えることを特徴とするマルチビームソーナー。
  2. 前記相異なる周波数の送信信号が、前記送受波器から順次に送波されることを特徴とする請求項1に記載のマルチビームソーナー。
  3. 前記相異なる周波数の送信信号が、前記送受波器から同時に送波されることを特徴とする請求項1に記載のマルチビームソーナー。
  4. 相異なる周波数の送信信号を生成する発振器と、
    前記相異なる周波数の送信信号を用いてマルチビームを指向性合成する送波指向性合成器と、
    前記送波指向性合成器からの前記送信信号を音響に変換して送波する送波器と、
    前記マルチビームが目標から反射するエコーを受波して受信信号を出力する受波器と、
    前記受信信号を入力して受波ビームを指向性合成する受波指向性合成器と、
    前記受波指向性合成器からの受信信号には、前記目標を捕らえている主極から送波された送波ビームが該目標で反射されて当該主極で受信されることにより取得された受信信号と、前記目標を捕らえている副極から送波された送波ビームが該目標で反射されて前記主極で受信されることにより取得された受信信号とが含まれ、これら受信信号の信号レベルを求める処理を行って当該受信信号の相関値を算出する受信処理器と、を備えることを特徴とするマルチビームソーナー。
  5. 前記相異なる周波数の送信信号が、前記送波器から順次に送波されることを特徴とする請求項4に記載のマルチビームソーナー。
  6. 前記相異なる周波数の送信信号が、前記送波器から同時に送波されることを特徴とする請求項4に記載のマルチビームソーナー。
  7. マルチビームソーナーの信号処理方法であって、
    相異なる周波数の送信信号を用いてマルチビームを指向性合成し、
    前記マルチビームのうちの1本のビーム主極を目標に向けて送波し、
    前記マルチビームのうちの残りのビームの副極を前記目標に向けて送波し、
    前記目標を捕らえている主極から送波された送波ビームが該目標で反射されて当該主極で受信されることにより取得された受信信号と、前記目標を捕らえている副極から送波された送波ビームが該目標で反射されて前記主極で受信されることにより取得された受信信号との信号レベルを求める処理を行って当該受信信号の相関値を算出する、ことを特徴とするマルチビームソーナーの信号処理方法。
  8. 前記相異なる周波数の送信信号が、前記相異なる周波数ごとに順次に送波されることを特徴とする請求項7に記載のマルチビームソーナーの信号処理方法。
  9. 前記相異なる周波数の送信信号が、前記相異なる周波数ごとに同時に送波されることを特徴とする請求項7に記載のマルチビームソーナー。
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