JP5098023B2 - 塗布装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチックフィルム、紙、金属箔等の連続走行する長尺帯状ウェブに塗布液を塗布する塗布装置に関するものである。
液晶フィルム等の積層シートを製造する際には、例えばプラスチックフィルムの少なくとも片側の面に帯電防止剤や、剥離剤等の表面処理層を塗布する。そして、このような塗布液の塗布を行う塗布装置では、製品毎に塗布後の層の厚さを所定の厚みとする必要がある。そこで、従来このような塗布装置で塗布液の塗布を行う場合には、先ずアプリケーターロールで搬送されるフィルムに塗布液を塗布した後に、平滑なロッドおよびワイヤを巻き付けたバーにより一旦塗布された塗布液を掻き落し、所定の塗布量となるよう調整を行っていた。
また、近年、特に光学用フィルムは幅方向の厚み精度の要求が高まっており、塗布ムラ、スジといった欠陥に対する要求品質も高まってきている。そのような状況下において、前記塗布装置では、幅方向の塗布厚みの調整が困難であり、塗布液の揮発により固形物が異物になるなど要求品質に対応できなくなってきた。
そこで、例えば特開2004−74147号公報には、このような問題を解決する塗布装置として、回転するバーによって塗布液を塗布する所謂バーコータが記載されている。この従来のバーコータにおいては、バーを上部に支持するブロックと、そのブロックの両側に配置され塗布液をウェブの搬送方向の上流側と下流側とに分配するブロックで構成される塗布装置が使用されている。この塗布装置によれば、上流側と下流側とに分配された塗布液をバーの回転に伴ってウェブに塗布することにより、塗布液の固化による欠陥不良の軽減が実現可能である。
特開2004−74147号公報(第7−9頁、図1、図2)
ここで、上記特許文献1に記載されるバーコータにおいて、精密な塗膜厚み制御を行う為には、塗布液の分配を行う際に分配された塗布液を通過させる溝幅部において適正な圧力損失が必要となる。しかしながら、この圧力損失は塗布液の塗布を行う塗布条件、塗布液粘度(即ち、用いる塗布液の種類)によって大きく変化する。従って、塗布条件や塗布液の種類を変更する度に、新たな塗布装置の設計、製作が必要であることが課題であった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、塗布条件、塗布液の変更が生じた場合においても容易に幅方向で均一な塗布が可能となり、品質保持と導入コスト削減を図ることができる塗布装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る塗布装置は、連続走行するウェブに塗布液を塗布する塗布装置において、フィードブロックと、前記フィードブロックの前記ウェブの搬送方向の上流側面と下流側面にそれぞれ対向して配置された上流キャビティーブロック及び下流キャビティーブロックと、前記フィードブロックと前記上流キャビティーブロックとの間隙によって形成され、前記ウェブの搬送方向の上流側から塗布液を供給する上流供給溝と、前記フィードブロックと前記下流キャビティーブロックとの間隙によって形成され、前記ウェブの搬送方向の下流側から塗布液を供給する下流供給溝と、前記フィードブロックと前記ウェブとの間に回転可能に支持され、前記上流供給溝及び前記下流供給溝から供給される塗布液を回転運動に伴ってウェブに塗布するバーと、前記バーを回転可能に支持する支持部材と、前記バーを回転駆動させる駆動装置と、前記フィードブロックと前記上流キャビティーブロックによって挟持され、前記上流供給溝の溝幅方向に対するブロック幅に基づいて前記上流供給溝の溝幅を決定する上流ハイトブロックと、前記フィードブロックと前記下流キャビティーブロックによって挟持され、前記下流供給溝の溝幅方向に対するブロック幅に基づいて前記下流供給溝の溝幅を決定する下流ハイトブロックと、前記上流キャビティーブロックの前記フィードブロックと対向する面に対して設けられ、前記上流ハイトブロックを収容する第1挿入凹部と、前記下流キャビティーブロックの前記フィードブロックと対向する面に対して設けられ、前記下流ハイトブロックを収容する第2挿入凹部と、を有し、前記上流ハイトブロックが前記第1挿入凹部に収容された状態で前記上流キャビティーブロックと前記上流ハイトブロックとが固定され、前記下流ハイトブロックが前記第2挿入凹部に収容された状態で前記下流キャビティーブロックと前記下流ハイトブロックとが固定されることを特徴とする。
また、請求項2に係る塗布装置は、請求項1に記載の塗布装置において、前記上流ハイトブロック及び前記下流ハイトブロックは前記供給溝の溝幅方向に対するブロック幅が異なる複数種類のブロックからなり、複数種類の前記上流ハイトブロックの内、いずれか一の前記上流ハイトブロックが前記第1挿入凹部に対して挿入された状態で前記上流キャビティーブロックに固定され、複数種類の前記下流ハイトブロックの内、いずれか一の前記下流ハイトブロックが前記第2挿入凹部に対して挿入された状態で前記下流キャビティーブロックに固定され、固定された前記上流ハイトブロック及び前記下流ハイトブロックの前記ブロック幅によって前記上流供給溝及び前記下流供給溝の溝幅がそれぞれ決定されることを特徴とする。
また、請求項3に係る塗布装置は、請求項1又は請求項2に記載の塗布装置において、前記上流供給溝及び前記下流供給溝の溝幅を50μm単位で調整でき、且つ溝幅の寸法公差が±2.5μm以内であることを特徴とする。
また、請求項4に係る塗布装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の塗布装置において、前記上流ハイトブロック及び前記下流ハイトブロックは前記上流供給溝及び前記下流供給溝の溝幅方向に対する厚みが5〜20mmで、且つ平面度が2/1000〜1/100mmであることを特徴とする。
また、請求項5に係る塗布装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の塗布装置において、前記塗布される塗布液は、粘着剤、帯電防止剤、剥離処理剤、又は防汚処理剤であることを特徴とする。
更に、請求項6に係る塗布装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の塗布装置において、前記上流供給溝の溝幅と前記下流供給溝の溝幅とを異なる幅にすることを特徴とする
前記構成を有する請求項1に係る塗布装置では、塗布液をウェブの搬送方向の上流側と下流側とから回転するバーに供給し、バーの回転運動に伴ってウェブに塗布液を塗布する塗布装置において、塗布液を供給する上流供給溝と下流供給溝の溝幅を機械加工されたハイトブロックのブロック幅によって決定することができるので、容易に上流供給溝と下流供給溝の溝幅を変更することが可能となる。従って、塗布条件、塗布液の変更が生じた場合においても新たな塗布装置を設計、製作する必要なく、容易に幅方向で均一な塗布が可能となり、品質保持と導入コスト削減を図ることができる。
また、請求項2に係る塗布装置では、塗布液を供給する上流供給溝と下流供給溝の溝幅について、現在組み付けられているハイトブロックを他の大きさのハイトブロックに組み替えることによって容易に変更することが可能となる。従って、塗布条件、塗布液の変更が生じた場合においても新たな塗布装置を設計、製作する必要なく、容易に幅方向で均一な塗布が可能となり、品質保持と導入コスト削減を図ることができる。
また、請求項3に係る塗布装置では、上流供給溝及び下流供給溝の溝幅を50μm単位で調整でき、且つ溝幅の寸法公差が±2.5μm以内であるので、様々な塗布条件及び使用する塗布液の種類に対応させることができるとともに、幅方向で均一な塗布が可能となる。
また、請求項4に係る塗布装置では、上流ハイトブロック及び下流ハイトブロックは上流供給溝及び下流供給溝の溝幅方向に対する厚みが5〜20mmで、且つ平面度が2/1000〜1/100mmであるので、従来技術と比較して、機械精度、かつ繰返し再現性に優れた溝幅の変更を可能とする。
また、請求項5に係る塗布装置では、塗布液として、粘着剤、帯電防止剤、剥離処理剤、又は防汚処理剤を用いることにより、様々な用途に用いる積層シートを製造することが可能となる。
更に、請求項6に係る塗布装置では、幅方向で均一な塗布が可能となる。
以下、本発明に係る塗布装置について具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、図1を用いて本実施形態に係る塗布装置1について説明する。図1は本実施形態に係る塗布装置1の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように本実施形態に係る塗布装置1は、ダイ2と、供給タンク3と、搬送ライン4〜6と、供給ポンプ7、8と、搬送ローラ9、10とから基本的に構成される。
ダイ2は、連続走行するフィルム、紙、金属箔等のウェブ11の表面に対して塗布液12を塗布することにより所定厚さの塗布膜13を形成する。ここで、本実施形態に係る塗布装置1は特にダイ2として、ウェブ11の搬送方向に対して直交する回転軸を中心に回転するバーを用いてウェブ11に塗布液を塗布する所謂バーコータを用いる。バーコータは、ウェブの搬送方向の上流側と下流側とにそれぞれ液溜まりから通じる塗布幅方向に延びた狭い間隙(供給溝)を備え、各供給溝より塗布液を上流側と下流側から回転するバーの外周へと供給し、バーの回転に伴ってバーに当接するウェブに塗布液を塗布する塗布方法である。このバーコータを用いた塗布方法によれば、通常のスロットダイコーティングと比べて、塗布膜を薄くすることができ、また、高速で塗布処理を行うことができる。
以下に、図2乃至図4を用いて本実施形態に係るダイ2の構成について詳細に説明する。図2は本実施形態に係るダイ2を示した正面図、図3は本実施形態に係るダイ2を示した側面図、図4は図3の線A−Aでダイ2を切断した矢視断面図である。
図2乃至図4に示すように本実施形態に係るダイ2は、基準ベース21上に固定されたフィードブロック22と、フィードブロック22に組み合わされた上流キャビティーブロック23及び下流キャビティーブロック24と、フィードブロック22と上流キャビティーブロック23との間に挟持される上流ハイトブロック25と、フィードブロック22と下流キャビティーブロック24との間に挟持される下流ハイトブロック26と、ダイ2の長手方向の両側部に配置される側板27、28と、
フィードブロック22の上部で回転可能に支持されたバー29と、基準ベース21上に固定されバー29を回転可能に支持する一対の支持ブロック30、31と、バー29を回転駆動させる駆動モータ32と、バー29を駆動モータ32の回転軸へと継手するカップリング33とから基本的に構成されている。
ここで、フィードブロック22は、略直方体形状を有するブロックであり、基準ベース21に対するダイ2の位置決めを行う。フィードブロック22は、基準ベース21に対してボルト等により固定される。また、フィードブロック22の頂上部にはバー29の径に合わせた湾曲面35が形成されており、バー29が配置された際にバー29との間に一定幅の間隙34を形成する。
尚、フィードブロック22において、特にバー29と対向する湾曲面35の材料はバーの寿命を考慮し、PTFE、MCナイロン、超高分子量PEを用いることが好ましい。また、湾曲面35の形状は本実施形態では半円形状に加工されているが、V字に加工されたものを使用しても良い。
一方、上流キャビティーブロック23と下流キャビティーブロック24は、フィードブロック22のウェブ11の搬送方向の上流側面と下流側面にそれぞれ対向して配置されたブロックである。そして、ボルト等によりフィードブロック22に対して取り付けられる。
また、上流キャビティーブロック23のフィードブロック22と対向する対向面には所定形状の凹部が形成されており、フィードブロック22と組合せることによって上流液溜め36と上流供給溝37を形成する。
同様に、下流キャビティーブロック24のフィードブロック22と対向する対向面にも所定形状の凹部が形成されており、フィードブロック22と組合せることによって下流液溜め39と下流供給溝40を形成する。
ここで、上流液溜め36及び下流液溜め39は、ダイ2の長手方向に沿って半円筒形状に形成されており、供給タンク3から供給された塗布液12を溜める領域である。また、上流液溜め36は、上流キャビティーブロック23に設けられた後述の塗布液供給口45及び塗布液回収口46と上流供給溝37に連通される。更に、下流液溜め39は、下流キャビティーブロック24に設けられた塗布液供給口47と下流供給溝40に連通される。
一方、上流キャビティーブロック23のフィードブロック22と対向する対向面の底部には、図4に示すように後述の上流ハイトブロック25が挿入される挿入凹部38が形成されている。また、下流キャビティーブロック24のフィードブロック22と対向する対向面の底部にも、図4に示すように後述の下流ハイトブロック26が挿入される挿入凹部41が形成されている。
また、上流キャビティーブロック23には供給タンク3から搬送ライン4を介して供給される塗布液12を上流液溜め36へと導く塗布液供給口45が形成されている。更に、上流キャビティーブロック23にはウェブ11への塗布を行う際にオーバーフローした塗布液12を搬送ライン6を介して再び供給タンク3へと回収する塗布液回収口46が形成されている。
一方、下流キャビティーブロック24には供給タンク3から搬送ライン5を介して供給される塗布液12を下流液溜め39へと導く塗布液供給口47が形成されている。
そして、供給タンク3から上流液溜め36には塗布液供給口45を介して、計量された塗布液が供給ポンプ7により供給される。更に、上流液溜め36に供給された塗布液12は上流供給溝37に送液されて単位時間一定量で幅方向に均一な圧力で吐出され、バー29の外周面へと上流側(図4の右方向)から供給される。一方、供給タンク3から下流液溜め39には塗布液供給口47を介して、計量された塗布液が供給ポンプ8により供給される。更に、下流液溜め39に供給された塗布液12は下流供給溝40に送液されて単位時間一定量で幅方向に均一な圧力で吐出され、バー29の外周面へと下流側(図4の左方向)から供給される。尚、塗布液供給口45、47はダイ2の上流供給溝37及び下流供給溝40の長さ方向の中心位置(例えば、溝幅の長さが600mmである場合には左右端部から300mm)に設けられている。
次に、上流ハイトブロック25及び下流ハイトブロック26について説明する。
上流ハイトブロック25及び下流ハイトブロック26は直方体形状を有するブロックである。そして、上流ハイトブロック25は上流キャビティーブロック23に形成された挿入凹部38に挿入された状態で上流キャビティーブロック23に対してボルト締結され、フィードブロック22と上流キャビティーブロック23とを組合せた際に各ブロックによって挟持される。一方、下流ハイトブロック26は下流キャビティーブロック24に形成された挿入凹部41に挿入された状態で下流キャビティーブロック24に対してボルト締結され、フィードブロック22と下流キャビティーブロック24とを組合せた際に各ブロックによって挟持される。また、挿入凹部38、41に挿入された上流ハイトブロック25及び下流ハイトブロック26は、バー29、上流供給溝37及び下流供給溝40の長手方向に平行となるように配置される。
そして、後述のように上流ハイトブロック25の上流供給溝37の溝幅方向に対するブロック幅に基づいて、上流供給溝37の溝幅t1が決定される。同じく、下流ハイトブロック26の下流供給溝40の溝幅方向に対するブロック幅に基づいて、下流供給溝40の溝幅t2が決定される。
以下に、上流ハイトブロック25と上流供給溝37、及び下流ハイトブロック26と下流供給溝40の関係についてより詳細に説明する。尚、上流ハイトブロック25と下流ハイトブロック26、並びに上流供給溝37と下流供給溝40とはそれぞれ左右対称で同一構造を有しているので、以下では上流ハイトブロック25と上流供給溝37を例に挙げて説明する。
上流ハイトブロック25は上流供給溝37の溝幅方向に対するブロック幅T1が異なる複数種類のブロック(例えば、T1=5mm〜20mmまで50μm毎に異なる種類のブロック)があり、現在組み付けられている上流ハイトブロック25を他の大きさの上流ハイトブロックに組み替えることによって、ダイ2全体を交換することなくダイ2の上流供給溝37の溝幅t1を任意の大きさに変更することが可能となる。
例えば、ブロック幅T1が5mmの上流ハイトブロック25を用いた場合には上流供給溝37の溝幅t1は100μmに決定される。また、ブロック幅T1が5.1mmの上流ハイトブロック25を用いた場合には上流供給溝37の溝幅t1は200μmに決定される。また、ブロック幅T1が5.2mmの上流ハイトブロック25を用いた場合には上流供給溝37の溝幅t1は300μmに決定される。
尚、説明は省略したが、下流ハイトブロック26のブロック幅T2と下流供給溝40の溝幅t2についても同様の関係が成り立つ。
ここで、上流ハイトブロック25と下流ハイトブロック26の各ブロック幅T1、T2は、機械加工精度を維持するため、5mm〜20mmとする。また、上流ハイトブロック25のブロック幅T1によって決定される上流供給溝37の溝幅t1及び下流ハイトブロック26のブロック幅T2によって決定される下流供給溝40の溝幅t2は、塗布条件により変更する必要があるが、0.1mm〜1mm、好ましくは0.2mm〜0.5mmの間とする。
また、上流供給溝37と下流供給溝40における幅方向の塗布液の均一な分配には、上流供給溝37と下流供給溝40の加工精度が重要となる。従って、上流ハイトブロック25及び下流ハイトブロック26は、平面度が2/1000mm〜10/1000mm、好ましくは2/1000mm〜5/1000mmとなるように研削加工が施される。また、フィードブロック22、上流キャビティーブロック23及び下流キャビティーブロック24についても同様に平面度が2/1000mm〜10/1000mmとなるように研削加工が施される。そして、上流供給溝37の溝幅t1及び下流供給溝40の溝幅t2が、50μm±2.5μm単位で所定の溝幅となるようハイトブロックと締結し組み付ける。
また、上流供給溝37の溝幅t1及び下流供給溝40の溝幅t2は必ずしも同じ幅である必要はなく、それぞれ条件に応じた設定が可能である。特に、液切れ、塗布スジの軽減には上流供給溝37からの塗布液供給と下流供給溝40からの塗布液供給のそれぞれの流速を調整することが重要である。
ここで、従来ではダイ2手前に設けたバルブの開度で調整を行われてきた。しかし、その場合、設定した溝幅に対して流量が低い場合は、塗布液を幅方向に分配できず、膜厚が不均一になる。それに対して、本実施形態による構造では、流量に合わせて上流、下流それぞれの溝幅を容易に調整することが可能となり、膜厚の均一性を保つことができる。
また、側板27、28は、ダイ2の長手方向の両側部に配置され、上流供給溝37や下流供給溝40の長さを規制するとともにダイ2を密閉する。そして、側板27、28はボルト等によってフィードブロック22、上流キャビティーブロック23及び下流キャビティーブロック24と固定される。
尚、各ブロックの組立を再現性よく行うには、温度バラツキが1℃以下で管理された部屋(専用ブース)、精密な石定盤(JIS00級)上を基準面として、所定のトルクレンチを用いてボルト締結していくことが望ましい。
一方、バー29は、支持ブロック30、31によって基準ベース21に対して回転可能に支持された円柱部材である。バー29は、フィードブロック22の上部にフィードブロック22と平行に配置され、搬送されるウェブ11に対して当接される。更に、バー29の回転軸はウェブ11の搬送方向に交差する方向となる。そして、バー29はカップリング33を介して継手された駆動モータ32の駆動に伴って所定回転方向に所定速度で回転駆動される。
尚、バー29の直径は6mm〜20mmの範囲のものを用いることが望ましい。また、材質はステンレス鋼を用いることが多く、SUS304又は耐食性を考慮したSUS316が用いられる。
更に、バー29にワイヤを巻き付けたものを使用することも可能である。その場合に使用されるワイヤ径は、20μm〜150μmのワイヤを用いる。尚、本実施形態ではバー29は駆動モータ32の駆動に基づいてウェブに対して逆転方向に回転するが、バーの回転方向はウェブ11に対して正転方向とすることもできる。また、回転数は10rpm〜500rpmの間で使用される。
一方、図1に示す供給タンク3は、塗布液12を貯留するタンクであり、貯留された塗布液12は供給ポンプ7、8によって、単位時間当りの供給量を一定にしてダイ2へと供給される。尚、用いられる塗布液の種類は製造する積層シートによって異なるが、粘着剤、帯電防止剤、剥離処理剤、防汚処理剤等が用いられる。
また、搬送ライン4と搬送ライン6は供給タンク3とダイ2の上流液溜め36とを接続する配管であり、搬送ライン5は供給タンク3とダイ2の下流液溜め39とを接続する配管である。そして、供給タンク3から供給された塗布液12は搬送ライン4と搬送ライン5によって分配され、搬送ライン4を通った塗布液12は上流側にある上流供給溝37へと到る。一方、搬送ライン5を通った塗布液12は下流側にある下流供給溝40へと到る。また、上流供給溝37及び上流液溜め36においてオーバーフローした塗布液12は搬送ライン6を通ってタンクへ回収される。
更に、搬送ライン4には搬送ライン4に流れる塗布液12の流量を検出する流量計51と、圧力を検出する圧力計52とが設けられている。同様に、搬送ライン5には搬送ライン5に流れる塗布液12の流量を検出する流量計53と、圧力を検出する圧力計54とが設けられている。更に、搬送ライン6には搬送ライン6に流れる塗布液12の流量を検出する流量計55が設けられている。
そして、搬送ライン4と搬送ライン5とにそれぞれに供給される流量は流量計51、53で管理される。供給された塗布液は前記したようにバー29によりウェブ11に転写される。また、流量計55の指示値と供給系の流量との差分により、転写された塗布液厚みを管理することができる。また、供給系に設けられた圧力計52、54で上流、下流それぞれのブロックの圧力損失を管理する。
また、供給ポンプ7、8は供給タンク3に貯留された塗布液12を単位時間当り一定の所定量で搬送ライン4及び搬送ライン5へと供給する供給手段である。尚、供給ポンプ7、8は2台である必要はなく、1台のみ設置することも可能である。その場合には、バルブ操作により上流と下流側それぞれの流量を調整する。
また、搬送ローラ9、10はウェブ11を予め設定された所定速度で所定方向へと搬送する搬送手段である。
尚、図示は省略するが、塗布装置1には供給ポンプ7、8、搬送ローラ9、10の駆動源、駆動モータ32を制御する制御装置が設けられている。そして、制御装置は予め設定されたプログラムに従って、供給ポンプ回転数、搬送ローラ9、10の搬送速度、バー29の回転速度等を調整する。それによって、ウェブ11に塗工される塗布膜13の厚さを調整する。
次に、上記のように構成された本実施形態に係る塗布装置1におけるウェブ11への塗布液12の塗布工程について説明する。先ず、レベル管理された供給タンク3に接続された供給ポンプ7、8により、目標厚み設定に対する流量で計量された塗布液12を上流側と下流側の2方向に分配して、それぞれ上流液溜め36と下流液溜め39に送液する。そして、各液溜め36、39に連通された上流供給溝37と下流供給溝40から回転するバー29の外周面へと塗布液12を供給する。そして、バー29の回転に伴って、バーの外周面に塗布液の膜が形成され、その後にバー29がウェブ11と接触することによりウェブ11へと所定厚みで塗布液12が塗布される。
〔評価〕
次に、上流供給溝37及び下流供給溝40の溝幅と、塗布面状態との関係について、本発明に係る実施例1〜実施例4及び比較例1〜比較例3の塗布装置により製造した積層シートの評価結果を比較して説明する。尚、実施例1〜実施例4及び比較例1〜比較例3のいずれについても、上記説明した塗布装置1を用いる。
(実施例1)
以下の塗布条件にてポリエステルフィルムに粘度30msPasのアクリル系粘着剤を塗布した。塗布液送液流量は上流側3000cc/min、下流側2000cc/minとした。上流供給溝37及び下流供給溝40のそれぞれの溝幅t1、t2は流量に合わせて、上流側0.5mm、下流側0.5mmとなるように上流ハイトブロック25及び下流ハイトブロック26をセットした。
ライン速度・・・100m/min
塗布厚み ・・・50cc/m
バー直径 ・・・10mm
回転数 ・・・−50rpm(逆回転)
塗布幅 ・・・600mm
(比較例1)
実施例1の条件を基準に塗布厚みを20cc/mとするため流量を変更した。溝幅は実施例1と同じ上流側0.5mm、下流側0.5mmで塗布を行った。
(比較例2)
溝幅を上流側0.45mm、下流側0.4mmに変更した以外は比較例1と同じ条件で塗布を行った。
(実施例2)
溝幅を上流側0.4mm、下流側0.35mmとした以外は比較例1と同じ条件で塗布を行った。
(実施例3)
ポリエステルフィルムに粘度10mPasの長鎖アルキル系剥離剤を塗布するため、実施例1と同じ塗布条件にて塗布を試みた。このときの上流供給溝37及び下流供給溝40のそれぞれの溝幅は上流側0.3mm、下流側0.3mmとなるようにハイトブロックをセットした。
(比較例3)
塗布厚みを20cc/mとした以外は実施例3と同じ塗布条件で塗布を行った。
(実施例4)
溝幅を上流側0.25mm、下流側0.2mmとした以外は比較例3と同じ条件で塗布を行った。
〔結果〕
上記実施例1〜4および比較例1〜3にて塗布テストを実施した結果を図5に示す。
実施例1では,塗布量50cc/mに対して溝幅0.5mmで液切れやスジなく塗布が可能であったが、比較例2では塗布厚みを20cc/mへと変更したために、部分的に液ガレによるスジが発生した。一方、比較例3でも同様の欠陥が発生したが、実施例2と同じサイズの溝幅とすることで塗布欠陥なく塗布することができた。
同様に、実施例3、4及び比較例3の場合も粘度の異なる塗布液を塗布した例で、溝幅を変えることで塗布厚みが変わった場合でも50μm単位で溝幅を調整することで良好な塗布面を得ることができた。
このことは,ライン速度を変えるときも同様のことが言え、所定の塗布液流量に対して最適な溝幅を調整することで、良好な塗布が可能となることが言える。
従って、これらのことから塗布条件変更が必要になった場合にも、本発明の塗布装置1を用いることによって一の塗布装置により生産することが可能であり、大幅なイニシャルコストの削減と効率化が見込まれることは明確である。
以上、本実施形態に係る塗布装置1によれば、塗布液12をウェブ11の搬送方向の上流側と下流側とから回転するバー29に供給し、バー29の回転運動に伴ってウェブ11に塗布液を塗布するバーコータを用いた塗布装置において、塗布液を供給する上流供給溝37と下流供給溝40の溝幅t1、t2を機械加工された上流ハイトブロック25及び下流ハイトブロック26のブロック幅T1、T2によって決定することができる。即ち、現在組み付けられている各ハイトブロック25、26を他の大きさのハイトブロックに組み替えることによって容易に上流供給溝37と下流供給溝40の溝幅t1、t2を変更することが可能となる。従って、塗布条件、塗布液の変更が生じた場合においても新たな塗布装置を設計、製作する必要なく、容易に幅方向で均一な塗布が可能となり、品質保持と導入コスト削減を図ることができる。
また、上流供給溝37及び下流供給溝40の溝幅を50μm単位で調整でき、且つ溝幅の寸法公差が±2.5μm以内であるので、様々な塗布条件及び使用する塗布液の種類に対応させることができるとともに、幅方向で均一な塗布が可能となる。
また、上流ハイトブロック25及び下流ハイトブロック26は上流供給溝37及び下流供給溝40の溝幅方向に対する厚みが5〜20mmで、且つ平面度が2/1000〜1/100mmであるので、従来技術と比較して、機械精度、かつ繰返し再現性に優れた溝幅の変更を可能とする。
また、塗布液12として、粘着剤、帯電防止剤、剥離処理剤、又は防汚処理剤を用いることにより、様々な用途に用いる積層シートを製造することが可能となる。
また、塗布装置1で製造した積層シートでは、一の塗布装置のみを用いることによって、様々な種類の積層シートでも幅方向に均一に塗布した状態とすることが可能となり、品質保持と製造コストの削減を図ることができる。
本実施形態に係る塗布装置の概略構成を示す斜視図である。 本実施形態に係るダイを示した正面図である。 本実施形態に係るダイを示した側面図である。 図3の線A−Aでダイを切断した矢視断面図である。 実施例1〜実施例4及び比較例1〜比較例3で製造した積層シートの評価結果を示した表である。
1 塗布装置
2 ダイ
11 ウェブ
12 塗布液
22 フィードブロック
23 上流キャビティーブロック
24 下流キャビティーブロック
25 上流ハイトブロック
26 下流ハイトブロック
29 バー
30、31 支持ブロック
33 駆動モータ
37 上流供給溝
40 下流供給溝

Claims (6)

  1. 連続走行するウェブに塗布液を塗布する塗布装置において、
    フィードブロックと、
    前記フィードブロックの前記ウェブの搬送方向の上流側面と下流側面にそれぞれ対向して配置された上流キャビティーブロック及び下流キャビティーブロックと、
    前記フィードブロックと前記上流キャビティーブロックとの間隙によって形成され、前記ウェブの搬送方向の上流側から塗布液を供給する上流供給溝と、
    前記フィードブロックと前記下流キャビティーブロックとの間隙によって形成され、前記ウェブの搬送方向の下流側から塗布液を供給する下流供給溝と、
    前記フィードブロックと前記ウェブとの間に回転可能に支持され、前記上流供給溝及び前記下流供給溝から供給される塗布液を回転運動に伴ってウェブに塗布するバーと、
    前記バーを回転可能に支持する支持部材と、
    前記バーを回転駆動させる駆動装置と、
    前記フィードブロックと前記上流キャビティーブロックによって挟持され、前記上流供給溝の溝幅方向に対するブロック幅に基づいて前記上流供給溝の溝幅を決定する上流ハイトブロックと、
    前記フィードブロックと前記下流キャビティーブロックによって挟持され、前記下流供給溝の溝幅方向に対するブロック幅に基づいて前記下流供給溝の溝幅を決定する下流ハイトブロックと、
    前記上流キャビティーブロックの前記フィードブロックと対向する面に対して設けられ、前記上流ハイトブロックを収容する第1挿入凹部と、
    前記下流キャビティーブロックの前記フィードブロックと対向する面に対して設けられ、前記下流ハイトブロックを収容する第2挿入凹部と、を有し、
    前記上流ハイトブロックが前記第1挿入凹部に収容された状態で前記上流キャビティーブロックと前記上流ハイトブロックとが固定され、
    前記下流ハイトブロックが前記第2挿入凹部に収容された状態で前記下流キャビティーブロックと前記下流ハイトブロックとが固定されることを特徴とする塗布装置。
  2. 前記上流ハイトブロック及び前記下流ハイトブロックは前記供給溝の溝幅方向に対するブロック幅が異なる複数種類のブロックからなり、
    複数種類の前記上流ハイトブロックの内、いずれか一の前記上流ハイトブロックが前記第1挿入凹部に対して挿入された状態で前記上流キャビティーブロックに固定され、
    複数種類の前記下流ハイトブロックの内、いずれか一の前記下流ハイトブロックが前記第2挿入凹部に対して挿入された状態で前記下流キャビティーブロックに固定され、
    固定された前記上流ハイトブロック及び前記下流ハイトブロックの前記ブロック幅によって前記上流供給溝及び前記下流供給溝の溝幅がそれぞれ決定されることを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記上流供給溝及び前記下流供給溝の溝幅を50μm単位で調整でき、且つ溝幅の寸法公差が±2.5μm以内であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
  4. 前記上流ハイトブロック及び前記下流ハイトブロックは前記上流供給溝及び前記下流供給溝の溝幅方向に対する厚みが5〜20mmで、且つ平面度が2/1000〜1/100mmであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の塗布装置。
  5. 前記塗布される塗布液は、粘着剤、帯電防止剤、剥離処理剤、又は防汚処理剤であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の塗布装置。
  6. 前記上流供給溝の溝幅と前記下流供給溝の溝幅とを異なる幅にすることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の塗布装置。
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