JP5097786B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムに関する。
従来、例えば携帯情報端末と端末認証装置との間で通信の確立を行なうために、携帯情報端末では第1の時間間隔毎に存在確認信号を送信し、端末認証装置では第2の時間間隔毎に携帯情報端末の存在確認信号を受信可能な受信状態に移行するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3944089号公報
ところで、上記従来技術に係るシステムによれば、携帯情報端末と端末認証装置との双方で定期的に送受信に係る動作を実行することから、無線通信システム全体としての消費電力が増大してしまうという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、複数の通信端末間で無線通信が確立されるシステム全体での消費電力を低減することが可能な無線通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の第1態様に係る無線通信システムは、携帯可能な第1通信端末(例えば、実施の形態での携帯電話機11)と、該第1通信端末と無線通信可能に接続されて前記第1通信端末との通信が確立することで前記第1通信端末から送信される制御指令を受信可能となる第2通信端末(例えば、実施の形態での無線通信装置12)とを備える無線通信システムであって、前記第2通信端末は、所定のタイミングで存在通知信号を送信する送信手段(例えば、実施の形態での無線通信装置12が兼ねる)を備え、前記第1通信端末は、公衆電話回線(例えば、実施の形態での公衆電話回線M)に無線接続可能な携帯電話機(例えば、実施の形態での携帯電話機11)であって、前記公衆電話回線との無線接続を行なうための第1無線通信部(例えば、実施の形態での第1無線通信部21)と、前記第2通信端末との無線接続を行なうための第2無線通信部(例えば、実施の形態での第2無線通信部22)と、前記第1無線通信部および前記第2無線通信部に電力を供給する共通の電源(例えば、実施の形態での電源23)と、前記第2通信端末から送信される前記存在通知信号を受信する受信手段(例えば、実施の形態での第2無線通信部22)と、当該第1通信端末の移動を検出して検出結果の信号を出力するモーションセンサ(例えば、実施の形態でのモーションセンサ24)と、前記モーションセンサから出力された前記第1通信端末の移動の前記検出結果の信号に基づき、前記受信手段により前記存在通知信号を受信可能な受信待機状態に移行する状態制御手段(例えば、実施の形態での状態制御部31)とを備え、前記第2無線通信部は、前記第1無線通信部とは独立して前記電源からの電力の供給状態を切替可能であって、前記状態制御手段は、前記モーションセンサから出力された前記第1通信端末の移動の前記検出結果の信号に基づき、前記第1無線通信部に対する電力供給の有無に関わらず、前記電源から前記第2無線通信部への電力の供給を開始する
さらに、本発明の第態様に係る無線通信システムでは、前記第1通信端末は、該第1通信端末の現在位置の情報を取得する位置情報取得手段(例えば、実施の形態での現在位置検出部28)と、前記第2通信端末から送信された前記存在通知信号を前記受信手段により受信した以後に前記第2通信端末との接続状態を監視して監視結果を出力する監視手段(例えば、実施の形態での接続状態監視部25)と、前記監視手段から出力された前記監視結果に基づき前記接続状態が切断状態となったか否かを検知する切断検知手段(例えば、実施の形態での切断状態検知部26)と、前記切断検知手段により前記切断状態が検知されたときに前記位置情報取得手段により取得された前記現在位置の情報を切断位置の情報として記憶する記憶手段(例えば、実施の形態での位置情報記憶部29)と、前記記憶手段に記憶された前記切断位置の情報と、前記位置情報取得手段により取得された前記現在位置の情報とを比較して、前記切断位置と前記現在位置との間の距離が所定距離以上であるか否かを判定する距離判定手段(例えば、実施の形態での距離判定部30)とを備え、前記状態制御手段は、前記距離判定手段により前記距離が所定距離以上であると判定された場合に、前記電源から前記第2無線通信部への電力の供給を遮断する。
さらに、本発明の第態様に係る無線通信システムでは、前記状態制御手段は、前記距離判定手段により前記距離が所定距離以上であると判定された場合に、前記電源から前記第2無線通信部への電力の供給を遮断し、かつ、前記モーションセンサから出力される前記検出結果の信号を無視するとともに、この後、前記距離判定手段により前記距離が前記所定距離未満であると判定された場合に、前記モーションセンサから出力される前記検出結果の信号を有効とする状態に復帰する
本発明の第1態様に係る無線通信システムによれば、第1通信端末は自身の移動が検出されたことを契機として受信待機状態に移行することから、第2通信端末から送信される存在通知信号を受信する蓋然性が高いと推定される状況(例えば、第2通信端末へ接近する状況など)で自動的に受信待機状態に移行することになる。これにより、利便性が向上することに加えて、所望の状況以外(例えば、静止状態など)における第1通信端末での電力消費を抑制することができ、無線通信システム全体での消費電力を低減することができる。
さらに、第2無線通信部は、第1無線通信部に対する電力供給の有無に関わりなく、電力供給の有無が切替可能であって、第1通信端末の移動が検出されたこと、つまり第2通信端末から送信される存在通知信号を受信する蓋然性が高いと推定される状況のみで電力の供給が開始される。これにより、第1通信端末での電力消費を抑制することができ、無線通信システム全体での消費電力を低減することができる。しかも、操作者による電力供給の開始操作を必要とせずに、自動的に電力供給を開始することができ、利便性を向上させることができる。
さらに、本発明の第態様に係る無線通信システムによれば、第2無線通信端末と第1通信端末の第2無線通信部とが切断状態となった後に、切断位置と現在位置との間の距離が所定距離以上となって、再接続の蓋然性が低いと推定される状況で第2無線通信部への電力供給が遮断される。これにより、第1通信端末での電力消費を抑制することができ、無線通信システム全体での消費電力を低減することができる。しかも、操作者による電力供給の遮断操作を必要とせずに、自動的に電力供給を遮断することができ、利便性を向上させることができる。
さらに、本発明の第態様に係る無線通信システムによれば、第2無線通信端末と第1通信端末の第2無線通信部とが切断状態となった後に、切断位置と現在位置との間の距離が所定距離以上となって、再接続の蓋然性が低いと推定される状況で第2無線通信部への電力供給が遮断され、かつ、モーションセンサの検出結果の信号が無視される。これにより、不必要に第1通信端末が受信待機状態に移行すること、および、第2無線通信部への電力供給が継続されてしまうことを防止し、第1通信端末での電力消費を抑制することができ、無線通信システム全体での消費電力を低減することができる。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る携帯電話と車両との相対位置の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電界強度と距離と通信状態との対応関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電界強度と通信状態との対応関係を示す図である。
以下、本発明の無線通信システムの一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による無線通信システム10は、例えば図1に示すように、携帯可能な第1通信端末をなす携帯電話機11と、第1通信端末と無線通信可能に接続される第2通信端末をなす車両Pに搭載された無線通信装置12とを備えて構成されている。
第1通信端末をなす携帯電話機11は、例えば、第1無線通信部21と、第2無線通信部22と、電源23と、モーションセンサ24と、接続状態監視部25と、切断状態検知部26と、測位信号受信部27と、現在位置検出部28と、位置情報記憶部29と、距離判定部30と、状態制御部31とを備えて構成されている。
また、第2通信端末をなす無線通信装置12を搭載した車両Pには、ナビゲーション装置13が搭載されている。
携帯電話機11は、第1無線通信部21によって公衆電話回線Mに無線接続可能であり、第2無線通信部22によって車両Pの無線通信装置12と無線接続可能である。
なお、第2無線通信部22と車両Pの無線通信装置12との間の無線通信は、所定規格の近距離無線通信などとされている。この無線通信では、車両Pの無線通信装置12は、例えば定期的などの所定のタイミングで、自身の存在を通知する存在通知信号を発信する。第2無線通信部22は、この存在通知信号を受信可能な受信待機状態において、実際に車両Pの無線通信装置12から発信された存在通知信号を受信すると、無線通信装置12との無線通信の接続を確立する接続確立状態へと移行する。
この接続確立状態は、例えば図2,3に示すように、無線通信装置12と第2無線通信部22との間での送受信の頻度(つまり、実行される通信の時間間隔)と、受信信号強度と、受信信号強度の時間微分値とに基づき、常時通信状態と、間欠通信状態とに区分されている。そして、常時通信状態と、間欠通信状態との切り替えは、ロー側およびハイ側のヒステリシスを有する各閾値(受信信号強度閾値R(RL,RH)および受信信号強度微分値閾値DR(DRL,DRH))に応じて行なわれる。例えば図3に示すように、受信信号強度に応じた間欠通信状態から常時通信状態への切り替えは、受信信号強度がハイ側の受信信号強度閾値RH以上となったときに行なわれ、受信信号強度に応じた常時通信状態から間欠通信状態への切り替えは、受信信号強度がロー側の受信信号強度閾値RH以下となったときに行なわれる。
なお、常時通信状態は、例えば無線通信装置12と第2無線通信部22との間の無線通信の実行が指示された場合に、如何なるタイミングでも直ちに実行可能な状態であって、間欠通信状態は、消費電力低減のために、例えば無線通信装置12と第2無線通信部22との間の無線通信を所定のタイミングのみで間欠的に実行可能な状態である。
なお、接続確立状態においては、常時通信状態および間欠通信状態の何れであっても、通信の同期と受信信号強度の算出とが可能とされている。
また、例えば図2に示すように、受信信号強度が所定の下限閾値R0未満となる場合には、無線通信装置12と第2無線通信部22との間の無線通信は通信不可となる。
電源23は、第1および第2無線通信部21,22に独立に電力を供給する。そして、各第1および第2無線通信部21,22での電源23からの電力の供給状態(例えば、電力供給の実行および電力供給の遮断など)は、後述する状態制御部31から出力される制御指令に応じて、互いに独立に制御されている。
モーションセンサ24は、例えば加速度センサやジャイロセンサなどからなり、携帯電話機11の移動の有無を検出して、検出結果の信号を出力する。
接続状態監視部25は、無線通信装置12と第2無線通信部22との間で確立された無線通信の接続状態(例えば、通信不可となる切断状態の発生など)を監視して、監視結果を出力する。
切断状態検知部26は、接続状態監視部25から出力される監視結果の信号に基づき、無線通信装置12と第2無線通信部22との間で確立された無線通信の接続が通信不可となる切断状態の発生有無を検知する。
測位信号受信部27は、例えば人工衛星を利用して車両の位置を測定するため
のGPS(Global Positioning System)信号などの測位信号を受信する。
現在位置検出部28は、例えば、測位信号受信部27により受信された測位信号によって、携帯電話機11の現在位置を検出する。
位置情報記憶部29は、現在位置検出部28により検出された携帯電話機11の現在位置を所定のタイミングで記憶する。例えば、位置情報記憶部29は、切断状態検知部26によって無線通信装置12と第2無線通信部22との間で確立された無線通信の切断状態の発生が検知されたときに現在位置検出部28により検出された現在位置を切断位置として記憶する。
距離判定部30は、適宜のタイミングで現在位置検出部28により検出された現在位置と、位置情報記憶部29に記憶されている切断位置との間の距離が、所定距離以上であるか否かを判定し、判定結果の信号を出力する。
状態制御部31は、各第1および第2無線通信部21,22毎に対して、電源23からの電力の供給状態および動作を制御する。
例えば、状態制御部31は、モーションセンサ24によって携帯電話機11の移動が検出されて、この検出結果の信号が出力された場合、あるいは、携帯電話機11の操作者による所定の入力操作が行なわれた場合には、電源23から第2無線通信部22への電力供給の開始を指示する制御指令を出力する。この制御指令に応じて、例えば第2無線通信部22において電源23との接続および遮断を切替可能な適宜のコンタクタ(図示略)などが接続されて、電源23からの電力供給が開始される。
そして、状態制御部31は、第2無線通信部22に対して、受信待機状態に移行することを指示する制御指令を出力する。この制御指令に応じて、第2無線通信部22は、車両Pの無線通信装置12から発信される存在通知信号を受信可能な受信待機状態に移行する。
そして、状態制御部31は、受信待機状態の第2無線通信部22によって無線通信装置12の存在通知信号が受信されると、第2無線通信部22に対して、無線通信装置12と第2無線通信部22との間の無線通信の接続を確立する接続確立状態に移行することを指示する制御指令を出力する。この制御指令に応じて、第2無線通信部22は、無線通信装置12との間の無線通信の接続を確立する。
そして、状態制御部31は、無線通信装置12と第2無線通信部22との間の無線通信が確立された接続確立状態においては、無線通信装置12と第2無線通信部22との間での送受信の頻度(例えば、実行される通信の時間間隔)と、受信信号強度と、受信信号強度の時間微分値とに基づき、常時通信状態または間欠通信状態に移行することを指示する制御指令を出力する。
そして、状態制御部31は、無線通信装置12と第2無線通信部22との間の無線通信の接続確立状態において、例えば携帯電話機11の操作者による所定の入力操作が行なわれると、常時通信状態において、あるいは間欠通信状態であっても常時通信状態に移行可能であれば常時通信状態に移行してから、所定の送受信(例えば、無線通信装置12を搭載する車両Pの施錠および開錠に必要とされる送受信など)の実行を指示する制御指令を出力する。
なお、状態制御部31は、第2無線通信部22において、車両Pの無線通信装置12から発信される存在通知信号を受信可能な受信待機状態に移行してから、実際に存在通知信号を受信すること無しに所定時間が経過した場合には、電源23から第2無線通信部22への電力供給を遮断することを指示する制御指令を出力する。この制御指令に応じて、例えば第2無線通信部22において電源23との接続および遮断を切替可能な適宜のコンタクタ(図示略)などが開放されて、電源23からの電力供給が遮断される。
また、状態制御部31は、切断状態検知部26によって無線通信装置12と第2無線通信部22との間で確立された無線通信の切断状態の発生が検知された後に、距離判定部30によって適宜のタイミングで現在位置検出部28により検出された現在位置と位置情報記憶部29に記憶されている切断位置との間の距離が所定距離以上であると判定されると、電源23から第2無線通信部22への電力供給の遮断を指示する制御指令を出力する。
なお、状態制御部31は、この電力供給の遮断を指示する場合には、さらに、モーションセンサ24から出力される検出結果の信号を無視することを指示してもよい。この場合には、現在位置検出部28により検出される現在位置と位置情報記憶部29に記憶されている切断位置との間の距離が所定距離以上であれば、モーションセンサ24から出力される検出結果の信号に応じて電源23から第2無線通信部22への電力供給が再開されることは禁止される。
この実施の形態による無線通信システム10は上記構成を備えており、次に、この無線通信システム10の動作について説明する。
先ず、例えば図4に示すステップS01においては、携帯電話機11の操作者による所定の入力操作(例えば、電源23から第2無線通信部22への電力供給の開始を指示する入力操作など)が行なわれたか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS03に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS02に進む。
そして、ステップS02においては、モーションセンサ24によって携帯電話機11の移動が検出されたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS01に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合、例えば図5に示すように携帯電話機11が位置Aから位置Bへと移動した場合などには、ステップS03に進む。
そして、ステップS03においては、既に、電源23から第2無線通信部22への電力供給が実行されているか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS05に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS04に進み、このステップS04においては、電源23から第2無線通信部22への電力供給を開始する。
そして、ステップS05においては、第2無線通信部22において、車両Pの無線通信装置12から発信される存在通知信号を受信可能な受信待機状態に移行する。
そして、ステップS06においては、受信待機状態の第2無線通信部22によって車両Pの無線通信装置12から発信された存在通知信号が受信されたか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合、例えば図5に示すように携帯電話機11が車両Pの無線通信装置12から発信される存在通知信号を第2無線通信部22により受信可能な位置領域FA内の位置Cに存在し、第2無線通信部22によって存在通知信号が受信された場合などには、後述するステップS09に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合、例えば図5に示すように携帯電話機11が車両Pの無線通信装置12から発信される存在通知信号を第2無線通信部22により受信可能な位置領域FAの範囲外の位置Bに存在する場合などには、ステップS07に進む。
そして、ステップS07においては、第2無線通信部22が受信待機状態に移行してから所定時間が経過したか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS06に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS08に進む。
そして、ステップS08においては、電源23から第2無線通信部22への電力供給を遮断して、上述したステップS01に戻る。
そして、ステップS09においては、無線通信装置12と第2無線通信部22との間の無線通信の接続を確立する接続確立状態へ移行する処理を行なう。
そして、ステップS10においては、接続確立状態であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS05に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS11に進む。
そして、ステップS11においては、無線通信装置12と第2無線通信部22との間での送受信の頻度(例えば、実行される通信の時間間隔)と、受信信号強度と、受信信号強度の時間微分値とに基づき、この接続確立状態での通信状態を常時通信状態または間欠通信状態とすることを判定する。
そして、この接続確立状態において、例えば図5に示すように携帯電話機11が、受信信号強度が受信信号強度閾値R以上となって常時通信状態となる位置領域FB内の位置D1に存在して、携帯電話機11の操作者による所定の入力操作が行なわれると、所定の送受信(例えば、無線通信装置12を搭載する車両Pの施錠および開錠に必要とされる送受信など)が実行される。
そして、ステップS12においては、無線通信装置12と第2無線通信部22との間の無線通信により通信可能であるか否か、つまり無線通信装置12と第2無線通信部22との間で確立された無線通信の接続が通信不可となる切断状態が発生していないか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、リターンに進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合、例えば図5に示すように携帯電話機11が車両Pの無線通信装置12から発信される存在通知信号を第2無線通信部22により受信可能な位置領域FAの範囲外の位置D2に存在する場合などには、ステップS13に進む。
そして、ステップS13においては、前回の判定処理において、無線通信装置12と第2無線通信部22との間の無線通信により通信可能であったか否か、つまり無線通信装置12と第2無線通信部22との間で確立された無線通信の接続が通信不可となる切断状態が発生していなかったか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS15に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS14に進む。
そして、ステップS14においては、この時点で現在位置検出部28により検出された携帯電話機11の現在位置(例えば、図5に示す位置D2など)を切断位置として記憶する。
そして、ステップS15においては、記憶している切断位置と、この時点で現在位置検出部28により検出された携帯電話機11の現在位置との間の距離が、所定距離以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS11に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合、例えば図5に示すように携帯電話機11の現在位置Eが切断位置である位置D2よりも所定距離L以上離れている場合などには、ステップS16に進む。
そして、ステップS16においては、電源23から第2無線通信部22への電力供給を遮断する。
そして、ステップS17においては、モーションセンサ24から出力される検出結果の信号を無視し、切断位置と現在位置との間の距離が所定距離以上である状態でモーションセンサ24から出力される検出結果の信号に応じて電源23から第2無線通信部22への電力供給が再開されることを禁止する。
そして、ステップS18においては、記憶している切断位置と、この時点で現在位置検出部28により検出された携帯電話機11の現在位置との間の距離が、所定距離未満であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS17に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS19に進む。
そして、ステップS19においては、モーションセンサ24から出力される検出結果の信号を有効とする状態に復帰し、リターンに進む。
上述したように、本実施の形態による無線通信システム10によれば、携帯電話機11は自身の移動が検出されたことを契機として受信待機状態に移行することから、車両Pの無線通信装置12から送信される存在通知信号を受信する蓋然性が高いと推定される状況(例えば、車両Pへ接近する状況など)で自動的に受信待機状態に移行することになる。これにより、利便性が向上することに加えて、所望の状況以外(例えば、静止状態など)における携帯電話機11での電力消費を抑制することができ、無線通信システム10全体での消費電力を低減することができる。
さらに、第2無線通信部22は、第1無線通信部21に対する電力供給の有無に関わりなく、電力供給の有無を切替可能であって、携帯電話機11の移動が検出されたこと、つまり車両Pの無線通信装置12から送信される存在通知信号を受信する蓋然性が高いと推定される状況のみで電力の供給が開始される。これにより、携帯電話機11での電力消費を抑制することができ、無線通信システム10全体での消費電力を低減することができる。しかも、操作者による電力供給の開始操作を必要とせずに、自動的に電力供給を開始することができ、利便性を向上させることができる。
さらに、車両Pの無線通信装置12と携帯電話機11の第2無線通信部22との無線通信の接続が切断状態となった後に、切断位置と現在位置との間の距離が所定距離以上となって、再接続の蓋然性が低いと推定される状況で第2無線通信部22への電力供給が遮断される。これにより、携帯電話機11での電力消費を抑制することができ、無線通信システム10全体での消費電力を低減することができる。しかも、操作者による電力供給の遮断操作を必要とせずに、自動的に電力供給を遮断することができ、利便性を向上させることができる。さらに、モーションセンサ24のから出力される信号が無視されることにより、不必要に携帯電話機11が受信待機状態に移行すること、および、第2無線通信部22への電力供給が継続されてしまうことを防止し、携帯電話機11での電力消費を抑制することができ、無線通信システム10全体での消費電力を低減することができる。
なお、上述した実施の形態においては、現在位置と切断位置との間の距離が所定距離以上である場合に電源23から第2無線通信部22への電力供給を遮断するとしたが、これに限定されず、切断位置の代わりに他の所定位置を用いてもよい。この所定位置は、例えば直近の過去において第2無線通信部22から無線通信装置12に車両Pの施錠を指示する信号を送信したときに現在位置検出部28により検出された携帯電話機11の現在位置や、例えば直近の過去において第2無線通信部22から無線通信装置12に車両Pの施錠を指示する信号を送信したときに車両Pに搭載されたナビゲーション装置13により検出されて第2無線通信部22により取得された車両Pの現在位置などである。
なお、上述した実施の形態においては、第2通信端末をなす無線通信装置12は車両Pに搭載されるとしたが、これに限定されず、車両以外の他の機器に備えられてもよいし、携帯可能な携帯通信端末とされてもよい。
10 無線通信システム
11 携帯電話機(第1通信端末)
12 無線通信装置(第2通信端末、送信手段)
21 第1無線通信部
22 第2無線通信部(受信手段)
23 電源
24 モーションセンサ
25 接続状態監視部(監視手段)
26 切断状態検知部(切断検知手段)
28 現在位置検出部(位置情報取得手段)
29 位置情報記憶部(記憶手段)
30 距離判定部(距離判定手段)
31 状態制御部(状態制御手段)

Claims (3)

  1. 携帯可能な第1通信端末と、該第1通信端末と無線通信可能に接続されて前記第1通信端末との通信が確立することで前記第1通信端末から送信される制御指令を受信可能となる第2通信端末とを備える無線通信システムであって、
    前記第2通信端末は、所定のタイミングで存在通知信号を送信する送信手段を備え、
    前記第1通信端末は、公衆電話回線に無線接続可能な携帯電話機であって、
    前記公衆電話回線との無線接続を行なうための第1無線通信部と、
    前記第2通信端末との無線接続を行なうための第2無線通信部と、
    前記第1無線通信部および前記第2無線通信部に電力を供給する共通の電源と、
    前記第2通信端末から送信される前記存在通知信号を受信する受信手段と、
    当該第1通信端末の移動を検出して検出結果の信号を出力するモーションセンサと、
    前記モーションセンサから出力された前記第1通信端末の移動の前記検出結果の信号に基づき、前記受信手段により前記存在通知信号を受信可能な受信待機状態に移行する状態制御手段とを備え
    前記第2無線通信部は、前記第1無線通信部とは独立して前記電源からの電力の供給状態を切替可能であって、
    前記状態制御手段は、前記モーションセンサから出力された前記第1通信端末の移動の前記検出結果の信号に基づき、前記第1無線通信部に対する電力供給の有無に関わらず、前記電源から前記第2無線通信部への電力の供給を開始することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1通信端末は、
    該第1通信端末の現在位置の情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記第2通信端末から送信された前記存在通知信号を前記受信手段により受信した以後に前記第2通信端末との接続状態を監視して監視結果を出力する監視手段と、
    前記監視手段から出力された前記監視結果に基づき前記接続状態が切断状態となったか否かを検知する切断検知手段と、
    前記切断検知手段により前記切断状態が検知されたときに前記位置情報取得手段により取得された前記現在位置の情報を切断位置の情報として記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記切断位置の情報と、前記位置情報取得手段により取得された前記現在位置の情報とを比較して、前記切断位置と前記現在位置との間の距離が所定距離以上であるか否かを判定する距離判定手段とを備え、
    前記状態制御手段は、前記距離判定手段により前記距離が所定距離以上であると判定された場合に、前記電源から前記第2無線通信部への電力の供給を遮断することを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  3. 前記状態制御手段は、前記距離判定手段により前記距離が所定距離以上であると判定された場合に、前記電源から前記第2無線通信部への電力の供給を遮断し、かつ、前記モーションセンサから出力される前記検出結果の信号を無視するとともに、この後、前記距離判定手段により前記距離が前記所定距離未満であると判定された場合に、前記モーションセンサから出力される前記検出結果の信号を有効とする状態に復帰することを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
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