JP5094429B2 - 再送制御方法、基地局、移動機および移動通信システム - Google Patents

再送制御方法、基地局、移動機および移動通信システム Download PDF

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Description

本発明は、無線アクセス方式としてランダムアクセス方式を採用する移動通信システムにおける再送制御方法に関する。
従来から、移動通信におけるマルチアクセス型のパケット通信方式として、スロッテッド・アロハ(Slotted ALOHA)方式が検討されている。この方式では、移動機は、スロットタイミングに同期して基地局にパケットを送信する。パケットを送信するスロットタイミングは、移動機が任意に決定する。基地局は、移動機が送信したパケットを正常に受信(復調)できた場合、移動機にACK信号を送信し、正常に受信(復調)できなかった場合は、何も送信しない。移動機は、基地局からのACK信号を受信した場合、基地局においてパケットが正常に受信できたと判断し処理を終了する。一方、ACK信号を受信しなかった場合、移動機は、基地局においてパケットが正常に受信できなかったと判断し、適当な時間を置いてパケットを再送する。
スロッテッド・アロハ方式では、各移動機が任意にパケット送信タイミングを決定するため、パケットの衝突が発生する可能性がある。パケットの衝突が発生すると、基地局は、各移動機が送信したパケットが合成された信号を受信することになるため、各パケットが互いに干渉となり、パケットを正常に受信できないことがある。このような場合には、衝突が発生したパケットを送信した全ての端末が、パケットを再送しなければならない。
たとえば、下記特許文献1には、移動機が、トレーニング信号と情報信号からなるパケットを送信し、当該トレーニング信号には直交性に優れかつ移動機ごとに異なる符号系列を用い、基地局が、マルチユーザ検波器によりパケットを受信し、受信信号から衝突した複数のパケットを分離して同時検出する方法が開示されている。
特許第3293752号公報
しかしながら、上記特許文献1では、パケットの同時検出が成功しなかった場合については何ら開示されていない。このため、従来のスロッテッド・アロハ方式と同様に、各移動機が送信するパケットが衝突し、基地局においてパケットが正常に受信できなかった場合には、それらのパケットを送信した全ての移動機が再送処理を行わなければならず、送信効率が悪い、という問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、パケットの衝突が発生した場合における送信効率の改善を実現可能な再送制御方法、基地局、移動機および移動通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ランダムアクセス方式を採用する移動通信システムにおける再送制御方法であって、基地局が、複数の移動機が送信する信号の衝突により受信信号を正常に復調することができない場合に、衝突した信号を送信した前記複数の移動機の中から1つを選択し、選択した移動機を指定して再送を要求する再送要求ステップと、指定された移動機が、再送処理を実行する再送ステップと、前記基地局が、再送信号を正常に復調できた場合に、当該復調データに基づいて、前記選択した移動機以外の移動機から受信した信号を復調する残信号復調ステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、複数の移動機からの送信信号が衝突し、基地局において各送信信号を正常に受信できなかった場合に、再送を指示する移動機を選択し、選択された移動機のみが再送を実施することとしたので、従来と比較して送信効率を改善することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる移動通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明にかかる移動通信システムの構成例を示す図である。本実施の形態における移動通信システムは、基地局1と、移動機2A,2B…とを備えている。なお、図1では、説明の便宜上、2つの移動機のみが代表的に示されているが、これに限らず、基地局配下に3つ以上の移動機が存在することとしてもよい。
図2は、図1の移動通信システムにおいて実行される無線アクセスの概要を示す図であり、詳細には、基地局1と各移動機との間でデータの送受信を行う場合の一例を示している。本実施の形態の移動通信システムでは、多元接続方式としてTDMA(Time Division Multiple Access)を、複信方式としてTDD(Time Division Duplex)を想定している。また、1フレーム中に8つのスロットを用意し、前半の4つのスロット(U1〜U4)を移動機から基地局への上り送信に、後半の4つのスロット(D1〜D4)を基地局から移動機への下り送信に使用する。
まず、前半のスロットU1で、移動機2Aが信号「A1」を、移動機2Bが信号「B1」を、それぞれ送信する。そして、基地局1は、両移動機からの信号が合成された信号「A1’+B1’」を受信する。ここで、互いの信号が干渉となり両信号とも正常に復調できなかった場合、基地局1は、次の基地局送信スロットD1において、たとえば、任意に選択した移動機2Aに対するNACK信号「a1」を送信する。
NACK信号「a1’」を受信した移動機2Aは、次の移動機送信スロットである次フレームのU1において、信号「A1」を再送する。なお、このとき、移動機2Bは、自身に対するNACK信号を受信していないため(NACK信号「a1’’」を受信)、再送処理を行わない。
基地局1は、移動機2Aから信号「A1’’」を受信し、信号「A1」を正常に復調できた場合、復調データから最初のスロットU1で受信した「A1’+B1’」の「A1’」に相当する信号を再生する。そして、信号「A1’+B1’」から上記で再生した信号を除き、残りの信号を再度復調する。ここで、正常に信号「B1」を復調することができた場合、基地局1は、信号「A1」および信号「B1」を共に正常に復調できたことになるので、次の送信タイミングであるスロットD1において、両移動機に対してACK信号「ab2」を送信する。両移動機は、このACK信号を受信すると(ACK信号「ab2’」,「ab2’’」に相当)、送信処理を完了する。
このように、本実施の形態では、正常に復調できなかった信号を送信した全て移動機に再送処理を実行させることなく、一部の移動機に再送処理を実行させることとし、その一部の移動機の復調結果に基づき再送処理を実行させなかった移動機が送信した信号も同時に復調することとした。
つづいて、本実施の形態における移動通信システムで使用するスロットフォーマットについて説明する。
図3−1は、上りのスロットフォーマットの構成例を示す図である。上りのスロットフォーマットは、プリアンブルとデータから構成される。プリアンブルでは、互いに直交性の優れた系列が送信される。移動機は、それらの系列の中から任意に一の系列を選択し、送信する。
図3−2は、下りのスロットフォーマットの構成例を示す図である。下りのスロットフォーマットは、プリアンブル,ID数,ID(1)〜ID(n)とそれぞれに対応するACKまたはNACK、で構成される。プリアンブルは、上記上りのスロットフォーマットのプリアンブルと同様の系列である。IDは、移動機がプリアンブルで送信される系列に1対1で対応する識別子である。ID数は、このスロットで送信するIDとACK/NACKのセットの数であり、最大nセットまで送信可能である。
つづいて、本実施の形態の移動通信システム内の基地局1について説明する。図4は、基地局1の構成例を示す図である。本実施の形態の基地局1は、アンテナ11と、無線部12と、受信信号記憶部13と、プリアンブル検出部14と、制御部15と、チャネル推定部16と、検波部17と、軟判定受信データ記憶部18と、復号部19と、受信結果判定部20と、受信信号再生部21と、加算器22と、送信データ生成部23と、変調部24と、を備えている。
アンテナ11は、無線信号の送信および受信を行う。無線部12は、アンテナ11が受信した無線信号を受信ベースバンド信号に変換する。また、送信ベースバンド信号を無線信号に変換する。受信信号記憶部13は、受信ベースバンド信号を記憶する。プリアンブル検出部14は、受信ベースバンド信号からプリアンブル部分を検出する。制御部15は、複数移動機からの送信信号が衝突しているか否かを判定し、衝突判定結果に基づいて他の機能部に対する制御を行う。
チャネル推定部16は、受信ベースバンド信号からチャネル推定値を生成する。検波部17は、受信ベースバンド信号を、チャネル推定値を用いて検波し、軟判定受信データを生成する。軟判定受信データ記憶部18は、検波後の軟判定受信データを記憶する。復号部19は、軟判定受信データの誤り訂正を行い、2値の受信データを生成する。受信結果判定部20は、受信データのCRC演算を行い、受信データが正常に受信できたか否かを判定し、その判定結果と受信データを出力する。
受信信号再生部21は、受信結果判定部20から通知される内容に基づいて衝突時に受信したデータを生成する。加算器22は、受信信号再生部21から出力される受信データを正負反転し、反転後のデータを受信信号記憶部13から出力される受信ベースバンド信号と加算する。送信データ生成部23は、制御部15からの指令にしたがって応答信号(送信データ)を生成する。変調部24は、送信データを変調する。
ここで、上記基地局1の動作を図4にしたがって詳細に説明する。まず、無線通信部12では、アンテナ11を介して受信した無線信号に対して、増幅,ダウンコンバート,フィルタリング,A/D変換を実行し、受信ベースバンド信号を生成する。この受信ベースバンド信号は、受信信号記憶部13にスロット単位で記憶されるとともに、プリアンブル検出部14に対して出力される。
プリアンブル検出部14は、プリアンブル部分に対して全ての系列との間で相関演算を実施する。たとえば、所定の閾値よりも大きいピークレベルがある場合、プリアンブル検出部14は、その系列を用いたプリアンブルがあると判定し、そのプリアンブルに対応するID,ピークのタイミングおよびピークの値をセットで出力する。IDが複数存在する場合は、複数のセットを出力する。
制御部15は、プリアンブル検出部14の出力に基づいてプリアンブルの有無を判定する。一つ以上のID等のセットが存在する場合は、プリアンブル有りと判定する。有りと判定した場合、制御部15は、受信信号記憶部13に対し、プリアンブル有りと判定されたスロットに対応する受信ベースバンド信号の出力を指示する。また、制御部15は、チャネル推定部16に対し、チャネル推定値を生成するために必要なIDとピークタイミングを通知する。また、検波部17に対しては、受信信号記憶部13の出力に対して検波を実施する旨を通知する。
チャネル推定部16は、受信信号記憶部13から出力される受信ベースバンド信号のプリアンブル部分に対して、IDに対応する系列をピークタイミングに基づき複素乗算し、乗算結果を全て加算してチャネル推定値とする。
検波部17は、受信信号記憶部13から出力される受信ベースバンド信号のデータ部分に対してチャネル推定値を複素乗算し、さらに情報変調を解いて軟判定受信データを生成する。
軟判定受信データ記憶部18は、検波部17が出力する軟判定受信データを記憶する。その際、移動機でレペティションが実施されていれば、レペティションされているビットを加算して記憶する。また、移動機でパンクチャリングが実施されていれば、パンクチャリングされているビットを「0」として記憶する。また、軟判定受信データが再送データの場合は、前回受信時の軟判定受信データとの加算を行う。
復号部19は、軟判定受信データ記憶部18から軟判定受信データを読み出し、そのデータに対し誤り訂正を実施して2値の受信データを生成する。受信結果判定部20は、上記2値の受信データに対してCRC演算を実施し、その演算結果に基づいて「正常受信」または「異常受信」を判定する。そして、判定結果と受信データとを出力する。
また、制御部15では、プリアンブル検出部14で検出されたプリアンブルに対応する全ての受信データの判定結果が受信結果判定部20より通知された場合、その判定結果にしたがって以下の制御を実施する。
たとえば、制御部15は、一部の判定結果が「正常受信」であり、残りの判定結果が「異常受信」であった場合、そのスロットの受信ベースバンド信号から「正常受信」したデータの信号成分を除去する処理を起動させる。そして、「正常受信」したデータの信号成分を除去した後の受信ベースバンド信号に基づき「異常受信」と判定されたIDに対応するデータの復調処理を再度実施させる。
具体的には、受信信号再生部21が、受信データに対して移動機での送信時と同様の処理を実施し、送信ベースバンド信号を生成する。さらに、生成した送信ベースバンド信号に対して受信データ復調時のチャネル推定値を乗算し、その結果を再生受信信号とする。複数の「正常受信」があった場合は、それぞれについて再生受信信号を生成し、最後に全ての再生受信信号を加算した信号を出力する。加算器22では、受信信号記憶部13から出力される受信ベースバンド信号と、再生受信信号の符号を反転したものとを加算し、検波部17に出力する。以降は、上述した処理と同様に、受信信号再生部21から受信結果判定部20までの処理を繰り返し実行する。なお、繰り返しの処理については、検波部17に入力される信号が加算器22からの信号になる点(受信ベースバンド信号ではない点)が、受信時の処理と異なっている。このループは、遅延が問題にならない範囲においては何回繰り返してもよい。
また、制御部15は、最終的に全てのIDに対応するデータが「正常受信」と判定された場合、すべてのIDとACKのセットを送信する旨を、送信データ生成部23に通知する。一方、「異常受信」と判定されたデータが存在する場合は、「異常受信」と判定されたデータに対応するIDの中の一つを任意に選択し、そのIDとNACKのセットを送信する旨を、送信データ生成部23に通知する。また、制御部15は、全てのIDに対応するデータが「正常受信」と判定された場合、受信信号記憶部13からそのスロットの受信ベースバンド信号を削除する。なお、「異常受信」と判定されたデータに対応するIDの中から一つを選択する場合は、各IDのピークレベルを基準にすることとしてもよい。たとえば、ピークレベルが最大のIDを選択する。
その後、送信データ生成部23は、制御部15から通知されたIDとACK/NACKのセットに基づき送信データを生成し、変調部24に出力する。変調部24は、送信データを変調して送信ベースバンド信号を生成し、無線部12に出力する。無線部12は、送信ベースバンド信号に対して、D/A変換,フィルタリング,アップコンバージョン,増幅を行うことにより生成した送信無線信号を、アンテナ11を介して移動機に送信する。
つづいて、本実施の形態の移動通信システム内の移動機について説明する。図5は、移動機2A,2B…の構成例を示す図である。本実施の形態の移動機は、アンテナ31と、無線部32と、チャネル推定部33と、検波部34と、受信結果判定部35と、送信制御部36と、送信データ記憶部37と、符号化部38と、変調部39と、を備えている。ここで、アンテナ31,無線部32,チャネル推定部33,検波部34は、図4のアンテナ11,無線部12,チャネル推定部16,検波部17と同様の機能を有する。
受信結果判定部35は、受信データに含まれるIDおよび対応するACK/NACKを調査する。送信制御部36は、送信データや送信スロットを制御する。送信データ記憶部37は、上位レイヤから送られてくる新規送信データを記憶する。また、送信制御部36の指示にしたがい、記憶した送信データの出力または消去を実施する。符号化部38は、送信データに対してCRC付加および誤り訂正符号化を行う。変調部39は、送信データに対して情報変調を行う。
ここで、上記移動機(2A,2B)の動作を図5にしたがって詳細に説明する。まず、基地局1から送信されてくる応答信号をアンテナ31が受信すると、無線部32は、その無線信号を受信ベースバンド信号に変換する。チャネル推定部33は、無線通信部32から出力される受信ベースバンド信号のプリアンブル部分からチャネル推定値を生成する。検波部34は、受信ベースバンド信号に対してチャネル推定値を基準とした同期検波を実施し、さらに情報変調を解いて軟判定受信データを出力する。
受信結果判定部35は、軟判定受信データを硬判定して2値の受信データとし、その受信データの中から自身が送信したプリアンブルのIDの有無を調査する。たとえば、自身が送信したプリアンブルのIDが存在した場合、受信結果判定部35では、対応するACK/NACKを調査し、その結果を出力する。一方、自身が送信したプリアンブルのIDが存在しない場合は、その旨を出力する。
送信制御部36は、受信結果判定部35からの出力内容が“ID有りかつACK”の場合、基地局1が送信データを正常に受信できたと判定する。この場合、送信制御部36は、送信データ記憶部37に対して、記憶している送信データの消去を指示する。さらに、他に送信するデータが存在する場合にはそのデータの送信処理を指示する。なお、他に送信するデータが存在しない場合には処理を終了する。一方、受信結果判定部35からの出力内容が“ID有りかつNACK”の場合、送信制御部36は、送信データ記憶部37に対して、記憶されている送信データを直近で送信可能なスロットを用いて再送するように指示する。
また、受信結果判定部35からの出力内容が“IDなし”の場合、送信制御部36は、基地局1が送信データを正常に受信できていない、かつ自身に再送許可が与えられていない、と判断し、再送禁止状態とする。そして、再送禁止状態を解除するためのタイマ(図示せず)をセットする。再送禁止状態は、タイマがタイムアップしたとき、または自身が送信したプリアンブルを含む応答信号を受信したときに解除される。また、再送禁止状態のときに基地局1からの応答信号を受信し、かつIDが存在した場合、送信制御部36は、上記ID有りの場合の処理を実施する。
符号化部38は、送信データ記憶部37から出力される送信データに対してCRC演算結果を付加する。そして、CRC演算結果付加後のビット列に対して誤り訂正符号化を実施する。さらに、基地局1からの指示にしたがって、同じビットを繰り返すレペティションやビットを間引くパンクチャリングを実施する。レペティションやパンクチャリングの方法は、初送時と再送時で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
変調部39は、符号化部38から出力される誤り訂正符号化ビットに対して情報変調を実施し、送信ベースバンド信号を出力する。なお、新規にデータを送信する場合は、送信前に、基地局1からの応答信号の中にNACKが無いことを確認したうえで送信する。
つづいて、上記移動機から送信された再送信号を受信した場合の基地局1の動作について説明する。
基地局1が、アンテナ11で再送信号を受信した後、受信結果判定部20が判定結果を出力するまでの処理は、上述した送信信号(再送信号以外)を受信した際の動作と同様である。
制御部15は、受信結果判定部20により再送データが「異常受信」と判定された場合、再度IDとNACKのセットを送信する旨を、送信データ生成部23に通知する。
一方、再送データが「正常受信」と判定された場合、制御部15は、前回受信した信号の中にまだ正常に受信できていない信号(NACK)が存在するか否かを検索する。そして、存在した場合には、前回受信した受信ベースバンド信号から今回正常受信した信号成分を除去する処理を実施させる制御を行う。なお、ここで行われる処理は、上述した「受信ベースバンド信号から「正常受信」した信号成分を除去する処理」と基本的に同様であるが、受信信号記憶部3から読み出す受信ベースバンド信号が前回受信したスロットの受信ベースバンド信号である点と、受信信号再生部21で使用するチャネル推定値が前回受信した受信ベースバンド信号から生成されたチャネル推定値である点、が異なっている。
以上説明したように、本実施の形態では、複数の移動機からの送信信号が衝突し、基地局において各送信信号を正常に受信できなかった場合に、再送を指示する移動機を選択し、選択された移動機のみが再送を実施することとした。これにより、従来と比較して、ランダムアクセスを行う移動通信システムにおける送信効率を改善することができる。
以上のように、本発明にかかる再送制御方法、基地局、移動機および移動通信システムは、無線アクセス方式としてランダムアクセス方式を採用する場合に有用であり、特に、信号衝突発生時の送信効率を改善するシステムとして適している。
本発明にかかる移動通信システムの構成の一例を示す図である。 本実施の形態の無線アクセスの概要を示す図である。 上りのスロットフォーマットの構成例を示す図である。 下りのスロットフォーマットの構成例を示す図である。 基地局の構成例を示す図である。 移動機の構成例を示す図である。
符号の説明
1 基地局
2A,2B 移動機
11 アンテナ
12 無線部
13 受信信号記憶部
14 プリアンブル検出部
15 制御部
16 チャネル推定部
17 検波部
18 軟判定受信データ記憶部
19 復号部
20 受信結果判定部
21 受信信号再生部
22 加算器
23 送信データ生成部
24 変調部
31 アンテナ
32 無線部
33 チャネル推定部
34 検波部
35 受信結果判定部
36 送信制御部
37 送信データ記憶部
38 符号化部
39 変調部

Claims (13)

  1. ランダムアクセス方式を採用する移動通信システムにおける再送制御方法であって、
    前記移動通信システムを構成する基地局と移動機との間の送受信はスロット単位で行うこととし、前記移動機から前記基地局への上りのスロットは、互いに直交性が優れた複数の系列の中から選択された系列であるプリアンブル、およびデータ、で構成される場合に、
    前記基地局が、複数の移動機が送信する信号の衝突により受信信号を正常に復調することができない場合に、復調できない信号のプリアンブルに一意に対応するIDに基づいて、衝突した信号を送信した前記複数の移動機の中から1つを選択し、選択した移動機を指定して再送を要求する再送要求ステップと、
    指定された移動機が、再送処理を実行する再送ステップと、
    前記基地局が、再送信号を正常に復調できた場合に、当該復調データに基づいて、前記選択した移動機以外の移動機から受信した信号を復調する残信号復調ステップと、
    を含むことを特徴とする再送制御方法。
  2. 基地局から移動機への下りのスロットは、前記プリアンブル、および、移動機が送信したプリアンブルに一意に対応するIDとACKまたはNACKとの組み合わせ、で構成され、
    前記再送要求ステップでは、前記基地局が、前記選択した移動機が送信したプリアンブルに一意に対応するIDとNACKの組み合わせを含むスロット単位の信号を送信することにより、再送を要求し、
    前記再送ステップでは、自身が送信したプリアンブルに一意に対応したIDおよびNACKを検出した移動機が、再送処理を実行することを特徴とする請求項に記載の再送制御方法。
  3. 前記再送ステップでは、前記指定された移動機が、前回と同一の信号を送信することを特徴とする請求項1またはに記載の再送制御方法。
  4. 前記再送ステップでは、前記指定された移動機が、前回と異なる信号を送信することを特徴とする請求項1またはに記載の再送制御方法。
  5. 前記指定された移動機以外の移動機が、所定の期間にわたって再送を停止する再送禁止状態に移行する再送停止ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の再送制御方法。
  6. ランダムアクセス方式を採用する移動通信システムを移動機とともに構成する基地局であって、
    前記移動機との間の送受信をスロット単位で行うこととし、前記移動機から、互いに直交性が優れた複数の系列の中から選択された系列であるプリアンブル、およびデータ、で構成されたスロット単位の信号を受信する場合に、
    前記移動機から受信した信号を復調する復調手段と、
    複数の移動機が送信する信号の衝突により受信信号を正常に復調することができない場合に、復調できない信号のプリアンブルに一意に対応するIDに基づいて、衝突した信号を送信した前記複数の移動機の中から1つを選択し、選択した移動機を指定して再送を要求するための制御を行う制御手段と、
    前記制御手段の制御により再送を要求するための信号を送信する送信手段と、
    を備え、
    前記復調手段は、
    前記指定した移動機からの再送信号を正常に復調できた場合に、当該復調データに基づいて、前記選択した移動機以外の移動機から受信した信号を復調することを特徴とする基地局。
  7. 前記送信手段は、前記プリアンブル、および、移動機から受信したプリアンブルに一意に対応するIDとACKまたはNACKとの組み合わせ、で構成されたスロット単位の信号を送信し、
    前記制御手段は、再送を要求する場合、前記送信手段に対して、前記選択した移動機が送信したプリアンブルに一意に対応するIDとNACKの組み合わせを含むスロット単位の信号を送信するための制御を行うことを特徴とする請求項に記載の基地局。
  8. ランダムアクセス方式を採用する移動通信システムを、請求項に記載の基地局とともに構成する移動機であって、
    前記基地局との間の送受信をスロット単位で行うこととし、前記基地局へ、互いに直交性が優れた複数の系列の中から選択された系列であるプリアンブル、およびデータ、で構成されたスロット単位の信号を送信する場合に、
    複数の移動機が送信する信号の衝突により受信信号を正常に復調することができず、復調できない信号のプリアンブルに一意に対応するIDに基づいて、衝突した信号を送信した前記複数の移動機の中から1つを選択し、選択した移動機を指定して再送を要求する前記基地局から再送を要求された場合に再送処理を実行するための制御を行う再送制御手段と、
    上位レイヤから送られてくる新規のデータを送信するとともに、前記再送制御手段の制御により再送データを送信する信号送信手段と、
    を備えることを特徴とする移動機。
  9. 前記基地局から、前記プリアンブル、および、自身を含む各移動機が送信したプリアンブルに一意に対応するIDとACKまたはNACKとの組み合わせ、で構成されたスロット単位の信号を受信することとし、
    前記再送制御手段は、自身が送信したプリアンブルに一意に対応したIDおよびNACKを検出した場合に、再送処理を実行するための制御を行うことを特徴とする請求項に記載の移動機。
  10. 前記信号送信手段は、再送時に、前回と同一の信号を送信することを特徴とする請求項またはに記載の移動機。
  11. 前記信号送信手段は、再送時に、前回と異なる信号を送信することを特徴とする請求項またはに記載の移動機。
  12. 前記基地局に対して信号を送信し、その後、自身が送信したプリアンブルに一意に対応したID以外のIDおよびNACKを検出した場合、前記再送制御手段は、所定の期間にわたって再送を停止する再送禁止状態に移行するための制御を行うことを特徴とする請求項11のいずれか一つに記載の移動機。
  13. 請求項またはに記載の基地局と、
    請求項12のいずれか一つに記載の複数の移動機と、
    を備えることを特徴とする移動通信システム。
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