JP5094198B2 - 管理サーバ、記録媒体 - Google Patents

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本発明は、無線タグの検出や無線タグとの情報の送受信を行う質問器(リーダ/ライタ)を使用したシステムに関し、特に、複数の質問器が隣接した場合でも質問器が正常に動作するシステムに関する。
近年、インターネットの普及で、IT(Information Technology)は全世界に浸透し、大変革をもたらしている。特に最近ではユビキタス情報社会と言われるように、いつでも、どこでも、ネットワークにアクセスできる環境が整ってきている。このような環境の中、個々の対象物にID(固体識別番号)を与えることで、その対象物の履歴を明確にし、生産、管理等に役立てるといった固体認識技術が注目されている。
一般的に、物品等を識別する技術としてバーコードがある。バーコードは、検品等の作業の効率化やデータによる管理の高度化を実現し、識別システムにおいて重要な役割を果たしてきた。しかしながら、近年、識別システムに対する要求はますます増加、高度化しており、バーコードでは機能的に不十分なケースも発生している。一方、それらの要求を満たすことが可能な技術として無線タグ(IDタグ、ICタグ、ICチップ、RFIDタグ(Radio Frequency Identification)、無線チップ、電子タグともよばれる)が近年注目されている。
無線タグはそれぞれ異なる識別番号(UID:Unique IDentifier)を有しており、その情報を要求に応じて外部に送信する無線通信装置を備えている。また、無線タグが有するメモリの内容を読み書きするための装置として、質問器(インテロゲーターまたはリーダ/ライタ)と呼ばれる無線装置が使用される。質問器は特定の周波数の搬送波を用いて無線通信を行うことで、無線タグへ命令コマンドを送信し、無線タグから必要な応答データを受信する。この搬送波は電源を内部に持たないパッシブ型の無線タグに対して電力供給を行う役目も果たす。
バーコードを用いた検品の場合は、バーコードスキャナによって光学的にバーコードの情報を読み取る必要があるため、障害物を避けて近距離で1つ1つ読み取り作業を行わなければならない。それに対して、無線タグの場合は、質問器を用いて離れたところから複数の無線タグの情報を同時に読み取ることが可能であり、しかも無線タグと質問器の間にある程度の障害物が存在しても読み取りが可能である。
そのため、無線タグおよび質問器を用いる識別システムは、大量に棚卸しなどを行う場合、経費や時間などのコストを大幅に軽減し、信頼性の高いデータ管理を実現することが可能になる。さらに無線タグは読み書き可能なメモリやセキュリティ機能等も実装することが可能なため、信頼性の高いトレーサビリティシステム等、これまでに無かった高度な識別システムの実現が期待されている。
このように、無線タグおよび質問器を用いる識別システムは近年大きな注目を集めているが、この識別システムにおける大きな問題の一つとして、複数の質問器を隣接して設けた場合に、当該複数の質問器からの無線信号が干渉する場合がある。すなわち、同じ周波数帯の搬送波を使用する複数の質問器を隣接して設置した場合、複数の質問器がほぼ同時に無線信号を発信すると、当該複数の質問器の位置関係によっては無線信号が干渉してしまう。その結果、そのような干渉が起きた無線信号を受信した無線タグは、質問器から送信された無線信号を正しく復号化できず、質問器からの命令を正常に実行することができないという問題がある。
また、一部の無線タグは質問器からの搬送波の状態を検出し、その状態を命令として解釈するものがある。例えば、質問器からの無線信号が検出されなくなると無線タグの状態をリセットする機能を有する無線タグがある。このような機能を有する無線タグを用いる場合には、複数の質問器からの搬送波が干渉するとやはり不具合が生ずる。なぜならば、そのような無線タグが搬送波の干渉する領域に存在すると、ある質問器が無線タグの状態をリセットするために搬送波の発信を停止したとしても、その無線タグは他の質問器が発信している搬送波を受信する場合があり、ある質問器が搬送波の発信を停止したことを検出できない場合があるからである。
このような問題を回避するための対策として、識別システムにおいて使用する質問器を実際に運用現場に設置し、搬送波の強度や信号検出の感度などの質問器の回路調整を行い、試験的に無線タグを移動させ望み通りに動作するか確認し、質問器からの無線信号の干渉などの問題が無くなるまで回路調整とテストを繰り返す、といった作業が行われることが多い。しかし、このような作業にはしばしば長い時間がかかりシステムの実稼動開始が遅れるという問題がある。また、このような作業は識別システムの稼動する環境や作業者の技術力に大きく依存するという問題や、稼動開始後に環境の変化により精度が下がり誤動作が発生する可能性があるなどの問題がある。
従って、このような質問器からの無線信号の干渉を防ぎ、質問器の設置作業を容易にするためには、質問器による無線信号の発信のタイミングを調整することにより無線信号が干渉しないようにすればよく、無線信号の干渉を防ぐために様々な方法が提供されている。
例えば、無線信号の干渉を防ぐために、他の質問器が送信する識別信号を常に監視し、識別信号を認識した場合は一定時間経過するまで無線通信を行わないようにし、前後の無線通信との間隔が妥当かどうか常に判断しておくことで無線通信の干渉を回避する方法が提示されている(例えば、特許文献1)。また、質問器が無線タグとの無線通信を行う直前に周囲の質問器にスリープ信号を送信し、スリープ信号を受信した質問器はスリープ解除信号を受信するまで質問器として動作しなくなるという方法が提示されている(例えば、特許文献2)。
特開平11−102419号公報 特開2003−150916号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、一定間隔で信号を送信するポーリング方式以外の通信方式を実行した場合、無線通信の間隔が一定でなくなるため、無線信号が干渉しうる質問器が多くなった場合、前後の無線通信との間隔の妥当性の確保が困難になる。また、他の質問器が無線通信を行うことを想定して各無線通信の間に常に十分な間隔を開けているため、他の質問器と干渉しない場合でも通信速度の低下を余儀なくされる。また、特許文献2に記載された方法では、無線信号が干渉しうる質問器が多く、無線通信のエントロピー(平均情報量)が上限に近い状態が続いている場合、スリープ信号を送信するタイミングを逃して無線タグとの通信を長期間行えない質問器が生じたり、スリープ解除を待ってスリープ信号を送信することで複数の質問器が同時に無線通信を行って衝突が発生するなどの不具合が発生する可能性がある。
このように、質問器同士の間で無線通信を行うタイミングを調整する手段では、多数の質問器が混在する環境においては、質問器が無線信号の干渉を防ぎながら効率よく無線タグと無線通信を行うことは困難となる。
そこで本発明は、複数の質問器が隣接していても、質問器が無線信号の干渉を回避しながら効率よく無線タグと無線通信を行うことができる識別システムおよび識別方法を提供することを目的とする。
本発明の識別システムは、無線タグとの間で無線通信を行う質問器と、当該質問器を管理する管理サーバとを有している。質問器は、管理サーバに登録申請を行う手段と、キャリアセンスを行う手段と、キャリアセンスの結果を管理サーバに送信する手段と、管理サーバに無線通信を行う権利を申請する手段と、無線通信を行う権利を取得することにより無線通信を開始する手段と、無線通信を終了すると管理サーバに無線通信を行う権利を返還する手段と、管理サーバに登録抹消申請を行う手段とを有していることを特徴としている。また、管理サーバは、質問器の登録を行う手段と、質問器情報を作成する手段と、質問器に無線信号を発信および停止させる手段と、質問器にキャリアセンスを開始および終了させる手段と、質問器にキャリアセンスの結果を送信させる手段と、質問器干渉情報を作成する手段と、質問器に無線通信を行う権利を付与する手段と、質問器に無線通信を行う権利を付与することを保留する手段と、保留情報を作成する手段と、質問器の登録抹消を行う手段とを有していることを特徴としている。管理サーバは、当該管理サーバがこれらの手段として機能するためのプログラムが記録されたコンピュータに読み取り可能な記録媒体を有する。
本発明の識別方法は、管理サーバの管理下において質問器が無線タグを識別する方法であって、質問器が管理サーバに登録申請を行うステップと、管理サーバが質問器の登録を行うステップと、管理サーバが質問器情報を作成するステップと、管理サーバが質問器によるキャリアセンスの開始および終了を制御するステップと、管理サーバが質問器による無線信号の発信および停止を制御するステップと、管理サーバが質問器にキャリアセンスの結果を管理サーバに送信させるステップと、質問器がキャリアセンスの結果を管理サーバに送信するステップと、管理サーバが質問器干渉情報を作成するステップとを有していることを特徴とする。
また、本発明の識別方法は、管理サーバの管理下において質問器が無線タグを識別する方法であって、質問器が管理サーバに無線通信を行う権利を申請するステップと、管理サーバが質問器に無線通信を行う権利を付与することを保留するステップと、管理サーバが保留情報を作成するステップと、その後管理サーバが無線通信を行う権利を質問器に付与するステップと、無線通信を行う権利を付与された質問器が無線タグと無線通信を行うステップと、質問器が無線タグとの無線通信が終了すると無線通信を行う権利を管理サーバに返還するステップと、質問器が管理サーバに登録抹消申請を行うステップと、管理サーバが質問器の登録抹消を行うステップとを有していることを特徴とする。
また、本発明の識別方法は、管理サーバの管理下において質問器が無線タグを識別する方法であって、質問器が管理サーバに無線通信を行う権利を申請するステップと、管理サーバが無線通信を行う権利を質問器に付与するステップと、無線通信を行う権利を付与された質問器が無線タグと無線通信を行うステップと、質問器が無線タグとの無線通信が終了すると無線通信を行う権利を管理サーバに返還するステップと、質問器が管理サーバに登録抹消申請を行うステップと、管理サーバが質問器の登録抹消を行うステップとを有していることを特徴としている。
本発明が提供する識別システムにおいては、無線信号が干渉する可能性のある2つ以上の質問器が同時に無線信号を発信することがなくなるため、質問器は質問器同士の無線信号の干渉を回避しながら無線タグと無線通信を行うことができる。また、質問器を管理サーバに登録する手段と登録を抹消する手段が備えられているため、質問器の設置を容易に行うことができる。
本発明が提供する識別方法においては、無線信号が干渉する可能性のある2つ以上の質問器が同時に無線信号を発信することがなくなるため、質問器は質問器同士の無線信号の干渉を回避しながら無線タグと無線通信を行うことができる。また、本発明が提供する識別方法においては、質問器を管理サーバに登録するステップと登録を抹消するステップが用意されているため、質問器の設置を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。したがって、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の識別システムの構成の一例に関して図面を参照して説明する。
識別システム500は、管理サーバ101、複数の質問器(ここでは、質問器201、202、203)、ネットワーク401より構成される(図1参照)。管理サーバ101と質問器201、202、203はネットワーク401を介して接続されており、情報の送受信を行うことができる。また、質問器201、202、203はそれぞれ無線タグ301と無線通信により情報の送受信を行うことができる。
質問器201は、無線タグとの交信、制御及びそのデータに関する処理を制御する手段を有していればよく、例えば、情報を読み取るリーダ、読み取り機能及び書き込み機能を備えたリーダ/ライタと呼ばれることがある。また、読み取り機能と書き込み機能の一方又は両方を備える携帯電話やコンピュータ等も含まれる。
無線タグ301は、RFID(Radio Frequency IDentification)タグなどとも呼ばれる無線ICタグである。無線タグ301には識別番号であるタグIDが記録されており、物品の識別などに使用される。
ネットワーク401は、管理サーバ101と質問器201、202、203との間での情報の送受信に用いられる。ネットワーク401は、有線によるもので構成することができるが、質問器201および無線タグ301が使用する周波数帯と異なり干渉を起こさなければ無線によるもので構成してもよい。
管理サーバ101は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータによって実現されるものである。
次に、質問器201の具体的な構成に関して図2を参照して説明する。
質問器201は、質問器全体を制御するCPU2001と、各種情報を記憶する記憶部2002と、無線信号を送受信するアンテナ2003と、アンテナ2003を介し無線通信を行う無線通信部2004と、ネットワーク401を介し外部との情報の送受信を行う外部インターフェイス部2005と、作業者からの操作を受け付けるユーザーインターフェイス部2006を備えている(図2参照)。なお、質問器202、203は質問器201と同等の構成とすることができる。
CPU2001は、記憶部2002に記録されたプログラムを実行し、無線通信部2004、外部インターフェイス部2005などを制御する。
記憶部2002は、RAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)を備えて構成されている。RAMは、CPU2001によりデータの一時的な格納などに用いられる。ROMは、CPU2001が実行するプログラムなどを格納している。なおROMはEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)のような書き込み可能な不揮発性メモリによって実現することもできる。
無線通信部2004は、アンテナ2003を介し、外部に無線信号を送信する機能と、無線タグからの無線信号を受信する機能と、他の質問器からの無線信号の有無を検出するキャリアセンス機能(LBT:listen before talk)とを備える。
外部インターフェイス部2005は、ネットワーク401との接続に使用されるものであり、ネットワーク401の規格に合わせて構成される。
ユーザーインターフェイス部2006は、作業者による質問器201の操作に使用される。ユーザーインターフェイス部2006は作業者による所定の操作をCPU2001に伝達し、それを受けCPU2001は記憶部2002に記録されたプログラムにしたがって所定の動作を行う。
このような構成により、質問器201は、所定の範囲内に存在する無線タグ301との間で無線信号により情報の送受信を行い、無線タグ301に記録されている情報を読み取ったり、無線タグ301に情報を書き込んだりすることができる。また、質問器201は、他の質問器からの無線信号の有無の検出や、管理サーバ101と情報の送受信や、作業者による操作に対して所定の動作を実行することができる。
以降、適宜質問器201、202、203のことを総称して「すべての質問器」と呼ぶ場合がある。また質問器202、203は質問器201と同等の機能を有しており、以下の説明では質問器201、202、203のうちいずれにも当てはまる説明を質問器201に代表して説明することがある。
次に、管理サーバ101の具体的な構成に関して図面を参照して説明する。
管理サーバ101は、記憶部1001を備えており、当該記憶部1001は、RAM(Random Access Memory)により構成することができる(図3参照)。また、他にも、ハードディスクドライブ等の不揮発性記憶媒体により構成しても、RAMおよびハードディスクドライブ等の不揮発性記憶媒体の両方を用いて構成してもよい。
記憶部1001には質問器情報1002が記録される。質問器情報1002には、質問器201、202、203のうち後述する登録申請を行った質問器の識別子、ネットワーク上のアドレス、無線通信を行う権利を有しているかどうかに関する情報が記録される。さらに質問器情報1002には、質問器干渉情報1003と、保留情報1004とが記録される。
識別子とは、質問器を一意に識別できるものであればどのようなものでもよい。また、ネットワーク上のアドレスには、例えばネットワーク401の規格によってはIPアドレスを用いることができるが、ネットワーク上で質問器を識別できるものをネットワーク401の規格に応じて適宜選択すればよい。また、無線通信を行う権利とは、質問器201、202、203がそれぞれ無線通信を行う前に管理サーバ101に申請し、管理サーバ101が申請を行った質問器に付与するものであり、質問器201、202、203は無線通信を行う権利を有しているときのみ無線信号を発信することができるものとする。
質問器干渉情報1003は、後述する方法により、どの質問器からの無線信号が他のどの質問器からの無線信号と干渉する可能性があるのかを記録したものである。例えば、識別システムに質問器201、202、203が登録されており、質問器201の発信する無線信号が質問器202、203それぞれの発信する無線信号と干渉する可能性があるときに、質問器干渉情報103は図4に示す内容とすることができる。なお、図4に示したような情報の形式は本実施の形態における一例であり、同等の機能を果たせる形式であればどのような形式でもよい。
保留情報1004は、管理サーバ101が無線通信を行う権利の申請を受け付けた際無線通信を行う権利の付与を保留する場合に、無線通信を行う権利の付与を保留していることを記録するものである。
なお、以上のような質問器情報1002に記録される情報は本実施の形態における一例であり、同等の機能を果たせるのであれば他の情報を記録することによって実現してもよい。
なお、これ以降の説明において、管理サーバ101に登録されている質問器とは質問器情報1002に情報が記録されている質問器のことであるとする。
次に、無線タグ301の構成の一例に関して図12を参照して説明する。
無線タグ301は、非接触でデータを交信する機能を有し、高周波回路81、電源回路82、リセット回路83、クロック発生回路84、データ復調回路85、データ変調回路86、他の回路の制御を行う制御回路87、記憶回路88およびアンテナ89を有している(図12)。高周波回路81はアンテナ89より信号を受信して、データ変調回路86より受信した信号をアンテナ89から出力する回路であり、電源回路82は受信信号から電源電位を生成する回路であり、リセット回路83はリセット信号を生成する回路であり、クロック発生回路84はアンテナ89から入力された受信信号を基に各種クロック信号を生成する回路であり、データ復調回路85は受信信号を復調して制御回路87に出力する回路であり、データ変調回路86は制御回路87から受信した信号を変調する回路である。また、制御回路87としては、例えばコード抽出回路91、コード判定回路92、CRC判定回路93および出力ユニット回路94が設けられている。なお、コード抽出回路91は制御回路87に送られてきた命令に含まれる複数のコードをそれぞれ抽出する回路であり、コード判定回路92は抽出されたコードとリファレンスに相当するコードとを比較して命令の内容を判定する回路であり、CRC判定回路93は判定されたコードに基づいて送信エラー等の有無を検出する回路である。
次に、上述した無線タグ301の動作の一例について説明する。まず、質問器201からの無線信号がアンテナ89によって受信される。無線信号は高周波回路81を介して電源回路82に送られ、高電源電位(以下、VDDと記す)が生成される。VDDは無線タグ301が有する各回路に供給される。また、高周波回路81を介してデータ復調回路85に送られた信号は復調される(以下、復調信号)。さらに、高周波回路81を介してリセット回路83およびクロック発生回路84を通った信号及び復調信号は制御回路87に送られる。制御回路87に送られた信号は、コード抽出回路91、コード判定回路92およびCRC判定回路93等によって解析される。そして、解析された信号にしたがって、記憶回路88内に記憶されている無線タグ301の情報が出力される。出力された無線タグ301の情報は出力ユニット回路94を通って符号化される。さらに、符号化された無線タグ301の情報はデータ変調回路86を通って、アンテナ89により無線信号に載せて送信される。なお、無線タグ301を構成する複数の回路においては、低電源電位(以下、VSS)は共通であり、VSSはGNDとすることができる。
このように、質問器201から無線タグ301に信号を送り、当該無線タグ301から送られてきた信号を質問器201で受信することによって、無線タグ301のデータを読み取ることが可能となる。なお、無線タグ301は、各回路への電源電圧の供給を電源(バッテリー)を搭載せず電磁波により行うタイプとしてもよいし、電源(バッテリー)を搭載して電磁波と電源(バッテリー)により各回路に電源電圧を供給するタイプとしてもよい。
次に、上述した構成の管理サーバ101及び質問器201が備える機能について説明する。なお、ここでは質問器201が備える機能について説明するが、質問器202および質問器203は質問器201と同等の構成を有し、ここに説明する機能と同等の機能を備えるものとする。
質問器201は、管理サーバ101に登録申請を行う機能と、管理サーバ101に登録抹消申請を行う機能と、管理サーバ101に無線通信を行う権利を申請する機能と、無線通信を行う権利が付与されると無線通信を開始する機能と、管理サーバ101に無線通信を行う権利を返還する機能と、キャリアセンスを行う機能と、キャリアセンスの結果を管理サーバ101に送信する機能とを備えている。
管理サーバ101に登録申請を行う機能は、質問器201が管理サーバ101に登録を申請する内容を含む情報を送信し、管理サーバ101から登録が完了したことを知らせる内容を含む情報を受信することによって実現される。
管理サーバ101に登録抹消申請を行う機能は、質問器201が管理サーバ101に登録の抹消を申請する内容を含む情報を送信し、管理サーバ101から登録抹消が完了したことを知らせる内容を含む情報を受信することによって実現される。
管理サーバ101に無線通信を行う権利を申請する機能は、質問器201が管理サーバ101へ無線通信を行う権利を申請する内容を含む情報を送信することによって実現される。
無線通信を行う権利が付与されると無線通信を開始する機能は、質問器201が管理サーバ101に無線通信を行う権利を申請する内容を含む情報を送信した後、管理サーバ101からの無線通信を行う権利を付与する内容を含む情報の受信を待機し、管理サーバ101から無線通信を行う権利を付与する内容を含む情報を受信すると所定の無線信号を発信することによって実現される。
管理サーバ101に無線通信を行う権利を返還する機能は、質問器201が管理サーバ101へ無線通信を行う権利を返還する内容を含む情報を送信し、管理サーバ101から無線通信を行う権利の返還が完了した内容を含む情報を受信することによって実現される。
キャリアセンスを行う機能は、CPU2001が無線通信部2004にキャリアセンスを行わせ、キャリアセンスの結果を記憶部2002に記録することによって実現される。
キャリアセンスの結果を管理サーバ101に送信する機能は、記憶部2002に記録されたキャリアセンスの結果を含む情報を管理サーバ101に送信することによって実現される。
また、管理サーバ101は、質問器情報に質問器201を登録する機能と、質問器201の登録を抹消する機能と、質問器201に無線通信を行う権利を付与する機能と、質問器201に無線通信を行う権利の付与を保留する機能と、付与を保留していた無線通信を行う権利を質問器201へ付与する機能と、質問器201に無線信号を発信および停止させる機能と、質問器201にキャリアセンスを開始および終了させる機能と、質問器201にキャリアセンスの結果を送信させる機能と、キャリアセンスの結果を質問器干渉情報1003に記録する機能とを備えている。
質問器情報に質問器201を登録する機能は、質問器201から登録を申請する内容を含む情報を受信したときに、受信した情報を用いて質問器情報1002に質問器201に関する情報を記録し、質問器201に登録が完了したことを知らせる内容を含む情報を送信することによって実現される。
質問器201の登録を抹消する機能は、質問器201から登録の抹消を申請する内容を含む情報を受信したときに、受信した情報を用いて質問器情報1002、質問器干渉情報1003および保留情報1004から質問器201に関する情報を削除し、質問器201に登録抹消が完了したことを知らせる内容を含む情報を送信することによって実現される。
質問器201に無線通信を行う権利を付与する機能は、管理サーバ101が質問器201に無線通信を行う権利を付与する内容を含む情報を送信し、質問器201が無線通信を行う権利を有していることを質問器情報1002に記録することによって実現される。
質問器201に無線通信を行う権利の付与を保留する機能は、質問器201から無線通信を行う権利を申請する内容を含む情報を受信した際、管理サーバ101が保留情報1004に質問器201から無線通信を行う権利の申請があったことを示す情報を記録し、質問器201に無線通信を行う権利を付与する内容を含む情報を送信しないことによって実現される。
付与を保留していた無線通信を行う権利を質問器201へ付与する機能は、管理サーバ101が、保留情報1004に質問器201から無線通信を行う権利の申請があったことを示す情報が記録されている際に、質問器201と無線信号の干渉を起こす可能性のあるすべての質問器から無線信号を行う権利を返還する内容を含む情報を受信すると、質問器201に無線通信を行う権利を付与する内容を含む情報を送信し、保留情報1004のうち質問器201から無線通信を行う権利の申請があったことを示す情報を削除し、質問器201が無線通信を行う権利を有していることを質問器情報1002に記録することによって実現される。
質問器201に無線信号を発信および停止させる機能は、管理サーバ101が質問器201へ無線信号を発信、停止させる命令を含む情報を送信することによって実現される。
質問器201にキャリアセンスを開始および終了させる機能は、管理サーバ101が質問器201へキャリアセンスを開始、終了させる命令を含む情報を送信することによって実現される。
質問器201にキャリアセンスの結果を送信させる機能は、管理サーバ101が質問器201へキャリアセンスの結果を送信させる命令を含む情報を送信することによって実現される。
キャリアセンスの結果を質問器干渉情報1003に記録する機能は、管理サーバ101が質問器201からキャリアセンスの結果を含む情報を受信し、受信した情報を用いて質問器干渉情報1003に所定の形式で情報を記録することによって実現される。
なお、以上の機能に加え、必要に応じて管理サーバ101および質問器201にここに示した以外の機能を追加してもよい。
ここで、管理サーバ101が無線通信を行う権利の付与を保留する機能および付与を保留していた無線通信を行う権利を付与する機能についてさらに説明する。
まず、質問器干渉情報1003が図4に示す内容であり、質問器201と質問器202、及び質問器201と質問器203は無線信号の干渉を起こす可能性があるが、質問器202と質問器203は無線信号の干渉を起こさない状況において、質問器201のみが無線通信を行う権利を有している場合について説明する。
ここで、質問器202から無線通信を行う権利の申請があった場合、管理サーバ101は質問器202に無線通信を行う権利を付与すると質問器201と無線信号の干渉を起こす可能性があるため、質問器202への無線通信を行う権利の付与を保留する。ここで、さらに質問器203から無線通信を行う権利の申請があった場合、管理サーバ101は質問器203に無線通信を行う権利を付与すると質問器201と無線信号の干渉を起こす可能性があるため、質問器203への無線通信を行う権利の付与も保留する。このように、管理サーバ101は無線信号の干渉の可能性があるときには無線通信を行う権利の付与の保留を続ける。
ここで、質問器201から無線通信を行う権利が返還されると、管理サーバ101は、無線通信を行う権利を申請した質問器202及び質問器203に無線通信を行う権利を付与する。図4に示した場合、質問器202と質問器203は同時に無線通信を行った場合であっても干渉を起こす可能性がないため質問器202および質問器203に同時に無線通信を行う権利を付与する。
次に、質問器干渉情報1003が図4に示す内容であり、質問器202および質問器203が無線通信を行う権利を有している場合について説明する。
ここで質問器201が無線通信を行う権利を申請すると、質問器201は質問器202および質問器203と無線信号が干渉する可能性があるため、管理サーバ101は質問器201への無線通信を行う権利の付与を保留する。
ここで質問器202が無線通信を行う権利を返還した場合においても、管理サーバ101は質問器201に対して無線通信を行う権利を付与せずに保留を続ける。なぜならば、質問器202が無線通信を行う権利を返還しても質問器201と干渉する可能性のある質問器203がまだ無線通信を行う権利を有しているからである。
続いて質問器203が管理サーバ101に無線通信を行う権利を返還すると、質問器201と干渉する可能性のある質問器は無線通信を行う権利を有していないことになるため、管理サーバ101は質問器201に無線通信を行う権利を付与する。
次に、質問器干渉情報1003が図5に示す内容であり、質問器201のみが無線通信を行う権利を有している場合について説明する。
ここで、質問器202から無線通信を行う権利の申請があった場合、質問器202は質問器201と無線信号の干渉を起こす可能性があるため、管理サーバ101は質問器202への無線通信を行う権利の付与を保留する。ここでさらに質問器203から無線通信を行う権利の申請があった場合、質問器203は質問器201と無線信号の干渉を起こす可能性があるため、管理サーバ101は質問器203への無線通信を行う権利の付与も保留する。
ここで、質問器201から無線通信を行う権利が返還された場合、質問器202と質問器203に同時に無線通信を行う権利を付与すると質問器202と質問器203の無線信号が干渉する可能性があるため、管理サーバ101は質問器202または質問器203のどちらかに無線通信を行う権利を付与する。このとき無線通信を行う権利を付与する質問器を選択する方法には、いろいろな方法を用いることができる。例えば、管理サーバ101に先に無線通信を行う権利を申請した質問器(ここでは質問器202)に対して先に無線通信を行う権利を付与するという方法を用いることができる。またその他の方法として、質問器情報1002の中に質問器情報1002に登録された質問器の優先度を記録できるようにし、作業者が各質問器に優先度を与えておき、管理サーバ101は無線通信を行う権利を付与する際には高い優先度を持つ質問器に対して先に無線通信を行う権利を付与するようにするという方法を用いてもよい。
このようにして管理サーバ101は無線通信を行う権利の付与および無線通信を行う権利の付与の保留を行い、管理サーバ101に登録された質問器が無線信号の干渉を起こさないようにする。
(実施の形態2)
本実施の形態では、上記実施の形態で示した識別システムを用いた識別方法の一例に関して説明する。
まず、質問器が管理サーバ101に登録される手順について説明する。なお、ここでは、質問器202、質問器203が既に管理サーバ101に登録されており、未登録の質問器201が管理サーバ101に登録される場合に関して示す。
質問器201は、適当な場所に設置されネットワーク401に接続されると、管理サーバ101に登録申請を行う。
管理サーバ101は、質問器201からの登録申請を受け付けると、質問器情報1002に質問器201に関する情報を所定の形式により記録し、質問器201に登録が完了したことを知らせる。
以上で管理サーバ101への質問器201の登録は完了する。質問器201は登録が完了すると、記憶部2002に記録されたプログラムにしたがって所定の処理を開始する。なおこれ以降、管理サーバ101には質問器201、202、203が登録されているものとして説明を行う。
このように質問器201が新たに管理サーバ101に登録されたときには、質問器201が既に管理サーバ101に登録されている質問器と無線信号の干渉を起こす可能性があるため、管理サーバ101は引き続いて質問器干渉情報1003の作成を行う。以下に、管理サーバ101が質問器干渉情報1003を作成する際に実行する質問器情報作成処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、管理サーバ101は、すべての質問器から無線通信を行う権利が返却されるまで待機する(ステップS101)。すなわち、管理サーバ101は、質問器情報1002を参照し、質問器情報1002に無線通信を行う権利を有している質問器が存在することが記録されている場合は無線通信を行う権利がすべて返還されるまで待機する。どの質問器も無線通信を行う権利を有していない場合は待機せず次の手順に進む。また管理サーバ101は、ここから質問器干渉情報1003の作成が終了するまで、管理サーバ101に登録された質問器から無線通信を行う権利の申請があった場合は無線通信を行う権利の付与を保留する。これにより、質問器干渉情報1003の作成が終了するまですべての質問器は管理サーバ101からの指示により無線信号を発信する以外は無線信号を発信しないことになる。
管理サーバ101は、すべての質問器が無線通信を行う権利を有していないことが確認できると、管理サーバ101に登録された質問器のうち、ステップS104において未だ無線信号を発信させていない質問器を1つ選択する(ステップS102)。
次に、管理サーバ101は、ステップS102において選択した質問器以外の全ての質問器に対しキャリアセンスを開始させる命令を送信し、キャリアセンスを開始させる(ステップS103)。
次に、管理サーバ101は、ステップS102において選択した質問器に対し無線信号を発信させる命令を送信し、無線信号を発信させる(ステップS104)。
次に、管理サーバ101は、所定の時間が経過するまで待機する(ステップS105)。
管理サーバ101は、所定の時間が経過すると、ステップS102において選択した質問器以外の全ての質問器に対しキャリアセンスを停止する命令を送信し、キャリアセンスを停止させる(ステップS106)。
次に、管理サーバ101は、ステップS102において選択した質問器に対し無線信号を停止させる命令を送信し、無線信号を停止させる(ステップS107)。
次に、管理サーバ101は、ステップS102において選択した質問器以外の全ての質問器に対しキャリアセンスの結果を送信させる命令を送信し、キャリアセンスの結果を管理サーバ101に送信させる(ステップS108)。
次に、管理サーバ101は、ステップS108において受信したキャリアセンスの結果を質問器干渉情報1003に記録する(ステップS109)。
次に、管理サーバ101は、ステップS102において管理サーバ101に登録された質問器がすべて選択されたかどうかを調べる(ステップS110)。ステップS110において、管理サーバ101に登録された質問器がすべてステップS102において選択されたことが確認された場合は質問器干渉情報作成処理を終了し、そうでなければステップS102に戻る。
ここで、ステップS102において質問器201が選択されたときのステップS103からステップS109の間の管理サーバ101、質問器201、202、203の動作をシーケンス図として図7に示す。
ステップS102において質問器201が選択された場合、管理サーバ101は、質問器202、203に対してキャリアセンスを開始させる命令を送信し、質問器202、203はキャリアセンスを開始する。また、管理サーバ101は、質問器201に無線信号を発信させる命令を送信し、質問器201は無線信号の発信を開始する。次に、管理サーバ101は所定の時間待機する。所定の時間が経過すると、管理サーバ101は、質問器202、203に対してキャリアセンスを停止させる命令を送信し、質問器202、203はキャリアセンスを停止する。また、管理サーバ101は質問器201に対して無線信号の発信を停止させる命令を送信し、質問器201は無線信号の発信を停止する。次に、管理サーバ101は、質問器202、203に対してキャリアセンスの結果を要求し、質問器202、203はそれぞれキャリアセンスの結果を管理サーバ101に送信する。次に、管理サーバ101は、質問器202、203から受信したキャリアセンスの結果を質問器干渉情報1003に記録する。
以上のようにして、管理サーバ101は質問器干渉情報1003を作成する。このような手順により質問器干渉情報1003を作成することで、質問器干渉情報1003には、無線信号の干渉を起こす質問器の組み合わせが記録されることになる。例えば、質問器干渉情報1003の作成中において、質問器202がキャリアセンスを行い質問器201が無線信号を発信しているときに、質問器202が無線信号を検出したとする。この場合、質問器201からの無線信号が質問器202の存在する位置まで届いたということを意味するが、これは質問器201と質問器202が同時に無線信号を発信すると無線信号が干渉することを示唆する。このような場合、管理サーバ101は、質問器干渉情報1003に質問器201と干渉の起こる可能性のある質問器として質問器202を記録する。その結果、管理サーバ101は質問器201と質問器202に同時に無線通信を行う権利を付与しないようにすることが可能となる。
このように本実施の形態における識別システム500においては、質問器が新たに識別システム500に加わったときに、管理サーバ101が質問器干渉情報1003を作成して干渉を起こす質問器の組み合わせを把握する。
なお、管理サーバ101は作業者による所定の操作を受け付けることにより、質問器干渉情報1003の作成をいつでも実行することができるものとする。例えば、管理サーバ101に登録された質問器の配置が変更されたときには、どの質問器とどの質問器が干渉を起こすかが変化するため質問器干渉情報1003を作成し直す必要がある。そのようなときに、作業者は管理サーバ101に質問器干渉情報1003を再び作成させ、干渉を起こす質問器の組み合わせを把握させることができる。また、一定の時間が経過すると自動的に質問器干渉情報1003の作成を行うようにしてもよい。
以下に、管理サーバ101の管理下、質問器201が無線信号の干渉を回避しながら無線タグと無線通信を行う手順について説明する。
まず、質問器201が無線タグ301と無線通信を行う際の無線通信処理について図8に示すフローチャートを用いて説明する。
質問器201は、搭載されているプログラムにしたがって所定の処理を実行しているときに無線タグ301との無線通信が必要になると、管理サーバ101に無線通信を行う権利を申請する(ステップS201)。
質問器201は、管理サーバ101に無線通信を行う権利を申請すると、管理サーバ101から無線通信を行う権利が付与されるのを待機する(ステップS202)。
質問器201は、管理サーバ101から無線通信を行う権利が付与されると、無線タグ301と無線通信を行う(ステップS203)。
質問器201は、無線タグ301との無線通信が終了すると、管理サーバ101に無線通信を行う権利を返還する(ステップS204)。
以上のようにして、質問器201は無線通信処理を実行し、無線タグ301と無線通信を行う。
一方、質問器201が無線タグ301と無線通信を行う際の管理サーバ101側の処理について以下に説明する。
まず、質問器201が管理サーバ101に無線通信を行う権利を申請した際に管理サーバ101が実行する権利申請受付処理について、図9に示すフローチャートに沿って説明する。
管理サーバ101は、質問器201から無線通信を行う権利の申請を受け付けると、質問器情報1002および質問器干渉情報1003を参照し、干渉する可能性のある質問器が無線通信を行う権利を有しているかどうかを調べる(ステップS301)。質問器201と干渉する可能性のある質問器が存在しない場合、または質問器201と干渉する可能性のある質問器が無線通信を行う権利を有していないことが確認された場合はステップS302に進む。質問器201と干渉する可能性のある質問器が無線通信を行う権利を有していることが確認された場合はステップS304に進む。
ステップS302では、管理サーバ101は質問器201に無線通信を行う権利を付与する。この時点においては、質問器201と干渉する可能性のある質問器は無線通信を行う権利を有しておらず無線信号を発信しないことが保証されるため、質問器201は他の質問器と無線信号の干渉を起こすことなく無線タグ301と無線通信を行うことができる。
ステップS302において質問器201に無線通信を行う権利を付与すると、管理サーバ101は質問器情報1002に質問器201へ無線通信を行う権利を付与したことを記録し(ステップS303)、権利申請受付処理を終了する。
ステップS304では、管理サーバ101は保留情報1004に質問器201から無線通信を行う権利の申請があったことを記録し、権利申請受付処理を終了する。これにより、質問器201への無線通信を行う権利の付与が保留されたことになる。
次に、質問器201が管理サーバ101に無線通信を行う権利を返還した際に管理サーバ101が実行する権利返還受付処理について、図10に示すフローチャートに沿って説明する。
まず、管理サーバ101は、質問器201から無線通信を行う権利が返還されると、質問器情報1002を更新する(ステップS401)。すなわち、質問器情報1002から質問器201が無線通信を行う権利を有しているという情報を削除する。
次に、管理サーバ101は保留情報1004を参照し、無線通信を行う権利の付与を保留しているかどうかを確認する(ステップS402)。無線通信を行う権利の付与を保留している場合はステップS403に進み、そうでない場合は権利返還受付処理を終了する。
ステップS403では、管理サーバ101は、質問器情報1002、質問器干渉情報1003、保留情報1004を参照し、無線通信を行う権利の付与を保留している質問器のうち、無線通信を行う権利を付与してもよい質問器が存在するかどうかを確認する。ここで、無線通信を行う権利を付与してもよい質問器とは、無線通信を行う権利を有している質問器とは干渉する可能性のない質問器のことである。ステップS403において、無線通信を行う権利の付与を保留している質問器のうち無線通信を行う権利を付与してもよい質問器が存在することが確認された場合はステップS404に、そうでない場合は権利返還受付処理を終了する。
ステップS404では、管理サーバ101は、無線通信を行う権利の付与が保留されている質問器のうちの無線通信を行う権利を付与してもよい質問器に無線通信を行う権利を付与する。なお、無線通信を行う権利の付与が保留されている質問器が複数ある場合、当該複数の質問器がそれぞれ同時に無線通信を行う際に干渉する可能性がない場合には、複数の質問器に同時に無線通信を行う権利を付与することができる。
一方、複数の質問器のうち同時に無線通信を行う際に干渉する可能性がある場合には、干渉する可能性がある質問器には同時に無線通信を行う権利を付与しない。この場合、互いに干渉する可能性のある質問器にどのように無線通信を行う権利を付与するかについてはいろいろな方法を取ることができる。例えば、対象となる質問器のうち最も早く無線通信を行う権利を申請した質問器に対して無線通信を行う権利を付与するという方法を取ることができる。また他の方法として、あらかじめ各質問器に無線通信を行う権利を付与する際の優先度を与えておき、対象となる質問器のうち優先度の高い質問器から先に無線通信を行う権利を付与するという方法を取ることもできる。
ステップS405では、管理サーバ101は保留情報1004を更新する。すなわち管理サーバ101は、ステップS404において無線通信を行う権利を付与した質問器に対して無線通信を行う権利の付与が保留されているという情報を保留情報1004から削除する。
ステップS406では、管理サーバ101は、ステップS404において無線通信を行う権利を付与した質問器が無線通信を行う権利を有していることを質問器情報1002に記録する。
以上で、管理サーバ101は権利返還受付処理を終了する。
本実施の形態においては、以上説明したような方法により質問器201が無線タグ301と無線通信を行うため、質問器201は他の質問器との無線信号の干渉を回避しながら無線タグ301と無線通信を行うことができる。なぜならば、質問器201が無線通信を実行しようとして無線通信を行う権利を申請したとき、質問器201と干渉する可能性のある質問器が無線通信を行う権利を有している場合には管理サーバ101からの無線通信を行う権利の付与を待機することになり、質問器201は無線信号を発信しないからである。また、質問器201が管理サーバ101から無線通信を行う権利が付与され無線タグ301との無線通信を開始するときには、質問器201と干渉する可能性のある質問器は無線通信を行う権利を有しておらず無線信号を発信しないからである。
ここで、質問器干渉情報1003が図4に示す内容である場合の、管理サーバ101、質問器201、質問器202の動作の一例を図11にシーケンス図として示す。図4に示す内容である場合、質問器201と質問器202は無線信号が干渉する可能性がある。また、ここでは始めはすべての質問器が無線通信を行う権利を有していないものとする。
まず質問器202が無線通信処理を開始したとする。質問器202は管理サーバ101に無線通信を行う権利を申請し、管理サーバ101はそれを受け権利申請受付処理を開始する。この時点では質問器202と干渉する可能性のある質問器(質問器201)は無線通信を行う権利を有していないため、管理サーバ101は無線通信を行う権利を質問器202に付与し、権利申請受付処理を終了する。
質問器202は管理サーバ101から無線通信を行う権利を付与されると無線タグ301との無線通信を開始する。
ここで質問器201が無線通信処理を開始したとする。質問器201は管理サーバ101に無線通信を行う権利を申請し、管理サーバ101は権利申請受付処理を開始する。この時点では質問器201と干渉する可能性のある質問器(ここでは質問器202)が無線通信を行う権利を有しているため、管理サーバ101は質問器201への無線通信を行う権利の付与を保留し、権利申請受付処理を終了する。質問器201は管理サーバ101からの無線通信を行う権利の付与を待機する。
質問器202は無線タグ301との無線通信が終了すると管理サーバ101に無線通信を行う権利を返還する。管理サーバ101は質問器202から無線通信を行う権利が返還されると権利返還受付処理を開始し、質問器202は無線通信処理を終了する。管理サーバ101は権利返還受付処理において、質問器201への無線通信を行う権利の付与が保留されていることと、質問器201と干渉する可能性のある質問器(ここでは質問器202および質問器203)が無線通信を行う権利を有していないことを確認し、質問器201に対して無線通信を行う権利を付与し、権利返還受付処理を終了する。
質問器201は管理サーバ101から無線通信を行う権利を付与されると無線タグ301との間で無線通信を行う。
質問器201は無線タグ301との間での無線通信が終了すると管理サーバ101に無線通信を行う権利を返還する。管理サーバ101は質問器201から無線通信を行う権利が返還されると権利返還受付処理を開始し、質問器201は無線通信処理を終了する。管理サーバ101は権利返還受付処理において無線通信を行う権利の付与を保留していないことを確認し、権利返還受付処理を終了する。
管理サーバ101に登録された質問器はこのような方法によって無線タグ301と無線通信を行うため、管理サーバ101に登録された他の質問器と無線信号の干渉を起こすことなく無線タグ301と無線通信を行うことができる。
識別システム500においては、作業者が質問器201を使用しないようにする場合に、容易に管理サーバ101から質問器201の登録を抹消することができる。以下、質問器201を管理サーバ101から登録抹消する手順について説明する。
まず、作業者は質問器201のユーザーインターフェイス部2006に対して登録抹消のための所定の操作を行う。
作業者がユーザーインターフェイス部2006に対して登録抹消のための所定の操作を行うと、質問器201は管理サーバ101に登録抹消申請を行う。
管理サーバ101は、質問器201より登録抹消申請を受け付けると、質問器情報1002、質問器干渉情報1003、保留情報1004のそれぞれから質問器201に関する情報を削除し、質問器201に登録抹消が完了したことを知らせる。
以上の手順により、管理サーバ101から質問器201の登録が抹消される。識別システム500においては、このような質問器201を管理サーバ101から登録抹消した後は、作業者が自由に質問器201を取り外すことができる。
以上のように、本発明が提供する識別システムにおいては、管理サーバの管理の下、複数の質問器が無線信号の干渉を回避しながら無線タグと無線通信を行うことができる。そのため、作業者は質問器を設置する際に無線信号の干渉を気にすることなく設置することができ、複数の質問器を隣接して設置することも可能となる。また本発明が提供する識別システムにおいては、作業者は、識別システムへの質問器の追加と、識別システムからの質問器の除外を簡単な作業で行うことができるため、識別システムの管理が容易となる。
発明の実施形態における識別システムの構成を示す図。 質問器の機能ブロック図。 管理サーバの記憶部の内容を説明する図。 質問器干渉情報の内容を示す図。 質問器干渉情報の内容を示す図。 管理サーバが質問器干渉情報を作成する手順を説明するフローチャート。 管理サーバが質問器干渉情報を作成する際のシーケンス図。 質問器が無線タグと無線通信を行う手順を説明するフローチャート。 権利申請受付処理を説明するフローチャート。 権利返還受付処理を説明するフローチャート。 質問器が無線タグと無線通信を行う際のシーケンス図。 無線タグの構成の一例を示す図。
符号の説明
81 高周波回路
82 電源回路
83 リセット回路
84 クロック発生回路
85 データ復調回路
86 データ変調回路
87 制御回路
88 記憶回路
89 アンテナ
91 コード抽出回路
92 コード判定回路
93 CRC判定回路
94 出力ユニット回路
101 管理サーバ
102 質問器情報
103 質問器干渉情報
201 質問器
202 質問器
203 質問器
301 無線タグ
401 ネットワーク
500 識別システム
1001 記憶部
1002 質問器情報
1003 質問器干渉情報
1004 保留情報
2001 CPU
2002 記憶部
2003 アンテナ
2004 無線通信部
2005 外部インターフェイス部
2006 ユーザーインターフェイス部

Claims (5)

  1. 第1及び第2の質問器とネットワークを介して接続する管理サーバであって、
    前記第1及び前記第2の質問器は無線タグと無線通信を行う機能を有し、
    前記管理サーバは、質問器干渉情報と保留情報とが記憶される記憶部を有し、
    前記質問器干渉情報は、前記第1及び前記第2の質問器からの無線信号同士が互いに干渉するか否かの情報であり、
    前記保留情報は、前記第1又は前記第2の質問器が無線通信を行う権利を、前記管理サーバが前記第1又は前記第2の質問器に付与することを保留しているか否かの情報である管理サーバ。
  2. 第1及び第2の質問器とネットワークを介して接続する管理サーバであって、
    前記第1及び前記第2の質問器は無線タグと無線通信を行う機能を有し、
    前記管理サーバは、前記第1及び前記第2の質問器からの無線信号同士が互いに干渉するか否かの質問器干渉情報と保留情報とが記憶される記憶部を有し、
    前記管理サーバは、前記第1の質問器が前記無線タグと無線通信を行っている場合に、前記第2の質問器から無線通信を行う権利の申請があったとき、前記質問器干渉情報に基づき、前記第2の質問器に前記権利を付与するか否かを判断し、
    前記質問器干渉情報に、前記第1及び前記第2の質問器からの無線信号同士が互いに干渉するとの情報がある場合は、前記第2の質問器への前記権利の付与を保留にすることを前記保留情報に記録する管理サーバ。
  3. 第1及び第2の質問器とネットワークを介して接続する管理サーバであって、
    前記第1及び前記第2の質問器は無線タグと無線通信を行う機能を有し、
    前記管理サーバは、質問器干渉情報と保留情報とが記憶される記憶部を有し、
    前記質問器干渉情報は、前記第1及び前記第2の質問器からの無線信号同士が互いに干渉するか否かの情報であり、
    前記保留情報は、前記第1又は前記第2の質問器が無線通信を行う権利を、前記管理サーバが前記第1又は前記第2の質問器に付与することを保留しているか否かの情報であり、
    前記第1の質問器が無線通信を行う権利が前記管理サーバに返還された場合において、前記保留情報に前記第2の質問器への前記権利の付与を保留にしているとの情報があるときは、前記管理サーバは、前記質問器干渉情報に基づいて、前記第2の質問器に前記権利を付与するか否かを判断する管理サーバ。
  4. 第1及び第2の質問器とネットワークを介して接続するコンピュータであって、
    前記第1及び前記第2の質問器は無線タグと無線通信を行う機能を有し、
    前記コンピュータは、前記第1及び前記第2の質問器からの無線信号同士が互いに干渉するか否かの質問器干渉情報と保留情報とを記憶部に有し、
    前記コンピュータに、
    前記第1の質問器が前記無線タグと無線通信を行っている場合に、前記第2の質問器から無線通信を行う権利の申請があったとき、前記質問器干渉情報に基づき、前記第2の質問器に前記権利を付与するか否かを判断させ、
    前記判断の際に、前記第1及び前記第2の質問器からの無線信号同士が互いに干渉する場合は、前記第2の質問器への前記権利の付与を保留にすることを前記保留情報に記録させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 第1及び第2の質問器とネットワークを介して接続するコンピュータであって、
    前記第1及び前記第2の質問器は無線タグと無線通信を行う機能を有し、
    前記コンピュータは、前記第1及び前記第2の質問器からの無線信号同士が互いに干渉するか否かの質問器干渉情報と保留情報とを記憶部に有し、
    前記コンピュータに、
    前記第1の質問器が無線通信を行う権利が前記管理サーバに返還された場合において、前記保留情報に前記第2の質問器への前記権利の付与を保留にしているとの情報があるときは、前記質問器干渉情報に基づいて、前記第2の質問器に前記権利を付与するか否かを判断させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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