JP5092928B2 - 光半導体装置 - Google Patents

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本発明は、光半導体装置に関し、特に、屈折率ガイド構造の導波路を備えた光半導体装置に関する。
近年、光ディスクの高速化に伴い半導体レーザの高出力化が求められている。半導体レーザの光出力を増加させるためには、注入電流を増加させる必要があるが、電流を注入する活性層面積も増やさなければ、高出力化は達成できない。活性層面積は、活性層幅と共振器長の積であるが、導波光の単一モード性維持のために、活性層幅の拡大には制約がある。このため、高出力化のためには一般的に共振器長を長くする必要がある。チップ長は共振器長と同一なので、共振器長増大とともに、ウェハー当たりのチップ収量が減少し、製造コストが増大する。
一方、活性層幅はチップ幅に対して十分細いので、活性層幅を広くした場合は、チップ面積が増加することは無くチップ製造コストは上昇しない。このようなことが背景となって、出力光の単一モード性を維持しながら、平均的な活性層幅を広くする試みがなされてきた。その方法の一つは、出力端付近のみ導波路幅を狭くし、内部で導波路幅を広げるものである。これを実現する手段として、テーパ導波路を備えた半導体レーザと多モード干渉(MMI:Multi-mode Interference)半導体レーザとがある。これらの手法は、光ディスク用半導体レーザのみならず、光ファイバ通信用半導体レーザや半導体光増幅器などへの適用できる。
テーパ導波路を備えた半導体レーザとしては、例えば、特許文献1〜3などがある。テーパレーザに対しMMIレーザは、急峻に導波路幅を拡大できる点に優位性がある。単一モード導波路とMMI導波路の幅が不連続であっても、単一モード導波路からMMI導波路へ入った導波光は、MMI導波路から単一モード導波路へ切りかわる位置で、単一モードへと結像する。
光の波長をλとし、活性層領域の2次元スラブ導波路の等価屈折率をneqとし、MMI導波路幅をWとした場合、例えば特許文献4により、MMI導波路長Lは、0.9neq/λ≦L≦1.1neq/λと特徴づけられる。このようなMMI導波路長で結像する原理は次の通りである。
実効導波路幅がWeの時、0次モードの伝搬定数βとν次モードの伝搬定数βνの差は、次式で表される。
β−βν≒ν(ν+2)πλ/(4neqWe
導波路の対称性から偶モードのみ考えればよいので、νは偶数のみ考えればよい。従って、ν(ν+2)/4は2の倍数である。
よって、L=neqWe/λにおいて、各モードの位相は一致し結像する。
ただし、導波路と導波路外の屈折率差が十分で無い時、閉じ込めモードの数が再結像のために十分な数に達していない場合がある。このような場合、光損失が発生する。
これを改善する手段として、単一モード導波路とMMI導波路の結合部にテーパ導波路を挿入する方法がよく使われている。特許文献5では、1×1−MMI導波路に、単一モード導波路幅からMMI導波路幅まで幅を変化させるテーパ導波路を挿入している。ただし、テーパ長はアディアバティック長より短いと限定している。アディアバティック長とは、テーパ導波路において、導波光のモード拡大に伴う変換損失が無視できるほど小さくなる必要最低限のテーパ長のことである。テーパ長がアディアバティック長以上になると、MMI導波路におけるモードはほとんどが0次モードになるため、MMI効果が失われMMI導波路の動作には不適切となる。
MMI導波路は、先に述べたLの長さで結像するだけでなく、その整数倍の長さにおいても結像する。しかし、MMI導波路長が長ければ長いほど、トレランスが厳しくなり、光損失が発生しやすくなる。特許文献6で述べられているように、この問題は、電流注入による屈折率変化や融着工程による歪の影響で顕著になる。半導体レーザをヒートシンクにマウントする際、半田を溶かすために、200〜300℃に加熱し室温に戻すという工程を経るが、半導体レーザとヒートシンクとの熱膨張係数の差により、半導体レーザに物理的歪みを内在させることになる。これは屈折率を変化させ、MMI導波路の最適長さLを変動させてしまうことになる。そこで、非特許文献1のようにLの2倍、3倍・・・は用いず、Lの1倍の長さでいったん単一モード導波路に戻した上で改めてMMI導波路を接続するという方法をとるのが一般的である。このようなMMIレーザの例を以下に具体的に述べる。
図16はテーパ導波路を有するMMIレーザの上面図である。図16に示すように、屈折率ガイド構造の活性導波路が、単一モード導波路110、テーパ導波路11、MMI導波路112、テーパ導波路13、単一モード導波路114と、導波路幅が連続的に変化するように接続されている。このような組み合わせが複数回繰り返され、出射端15と端面16においては単一モード導波路として、出射光が単一モードとなるようにしている。テーパ長L17はアディアバティック長より短い15μmとし、MMI導波路長L118=44μm、単一モード導波路長L119=30μmとした。波長1.55μmの光に対しInPの屈折率は3.172であるのに対し、活性層領域の等価屈折率は3.208となっている。このような屈折率の組み合わせにおいて導波モードが単一モードとなるように、単一モード導波路幅W120=1.5μmとした。MMI導波路幅W121=4μmとしたが、エバネッセント波侵入深さW22があるために、MMI導波路を設計する上で重要な実効MMI導波路幅We≒5.3μmとなっている。理論的な最適MMI導波路長は3.208×5.3/1.55=58μmだが、テーパ導波路があるために最適MMI導波路長はこれより短い値となる。
単一モード導波路110から1個のMMI導波路112だけを通って単一モード導波路114まで到達する透過係数を、2次元ビーム伝搬法により計算した結果が図17である。MMI導波路長を44μmとした時、光の波長1.53〜1.61μmまでのMMI導波路1個あたりの透過係数は約95〜96%であり、損失は約4〜5%である。波長1.53〜1.61μmは長距離光ファイバ通信に使われる光の波長帯全域に相当し、この全域にわたって損失の変化が小さいため、この波長帯の光を増幅する半導体光増幅器として用いることができる。また、この波長帯をカバーする波長可変レーザのアクティブ領域としても用いることができる。
このような4%程度の損失は、問題としないのが一般的である。特許文献5の図8にも同程度の損失が書かれているが問題視されていない。しかし、この損失は放射損失なので、半導体レーザの出力光と干渉して、遠視野像(FFP:Far Field Pattern)を乱す場合がある。FFPが乱れると、光ファイバとの結合などで支障をきたす。4%のパワー損失といえども、電界比率で考えると4%の平方根の20%もある。放射光の干渉は電界に対しておこるので、すべての放射損失が干渉に寄与したとすると、電界強度分布が±20%で変動することになる。パワーは電界の2乗なので、パワー分布では±40%の振動があることになる。さらに、複数のMMI導波路を接続したMMIレーザの場合、複数の放射源があるので、FFPの乱れはより深刻になる。以上の見積もりは十分な定量性があるとは言えないが、少なくとも4%のパワー損失はFFPの乱れを考える上で無視できないと考えられる。
実際、MMIレーザの放射光パターンの乱れが問題になることがあり、特許文献7ではその対策を講じている。その方法とは、出射端近傍の単一モード導波路の両脇に放射光除去手段である凹部などを設けることである。しかし、この凹部は、単一モード導波路の導波光に影響を与えないように、ある程度単一モード導波路との間に間隔を設ける必要がある。問題となる放射光はこの間隙も透過するので、除去能力には限界がある。また、凹部を設けると、半導体レーザの製造工程が増えチップコストが増大する。
特開平2−78291号公報 特開平10−144993号公報 特開2006−114605号公報 特開2003−46190号公報 特開2006−339477号公報 特開2005−191364号公報 特開2000−323782号公報 浜本、外4名、「Active multimode interferometer laser diode demonstrated via 1.48μm high power application」、Electron. Lett.、2000年1月、vol.36、p.138−139
以上述べたMMIレーザには、いくつかの問題がある。
第1に、FFPの乱れがあり、ファイバ結合に支障をきたす。これは、複数のMMI導波路がそれぞれ放射損失を有していることに起因する。わずかなパワーの放射光といえども電界比率では無視できず、レーザ出力光と干渉するためである。
第2に、放射光除去手段である凹部を設けても、なおFFPの乱れが完全には改善されない。これは、凹部と単一モード導波路の間を放射光が通過し、レーザ出力光と干渉することに起因する。凹部は単一モード導波路のモードに影響を与えないようにある程度の間隔をあける必要があるため、放射光を完全に除去できない。また、このような凹部を設けると、製造工程が増え、チップコストが増大するという問題点も生じる。
第3に、効率が低い。これは、複数のMMI導波路がそれぞれ損失を有していることに起因する。レーザ発振する場合、導波光は両端面の間を往復する。その間、導波光は複数のMMI導波路を複数回通過することになるので、損失の蓄積が無視できず、効率が低下することになる。
本発明の目的は、製造工程を増やすことなく、FFPの乱れを抑えた光半導体装置を提供することにある。
本発明に係る光半導体装置は、
導波光の出射端面から内部へ形成された第1の導波路と、
前記第1の導波路よりも幅の広い第2の導波路と、
前記第1の導波路と前記第2の導波路を接続し、連続的に幅が変化したテーパ導波路とを備え、
真空中の光の波長をλ[μm]、
導波路領域の等価屈折率をneq
グースヘンシェンシフトを考慮した前記第2の導波路の実効幅をWe[μm]、
前記テーパ導波路の境界線を構成する直線又は曲線の平均傾きと、前記テーパ導波路と前記第2の導波路との接続点における前記直線又は曲線の傾きとの比率をa、
0以上の整数N、とした場合、
前記第2の導波路の長さ[μm]が、(N+a/2−0.25)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.25)neqWe/λ以下、かつ0以上であることを特徴とする光半導体装置である。
本発明によれば、端面部以外の導波路幅を広くして、共振器長短尺化を可能とする光半導体装置において、製造工程を増やすことなく、FFPの乱れを抑えることができる。
MMI半導体レーザでは、テーパ長を長くするとMMI効果が失われ、導波路幅を急峻に拡大する利点が失われる。MMIレーザのテーパ導波路を長くした極限は、モード変換損失を十分抑えたテーパ半導体レーザとなる。テーパ半導体レーザでは、MMIレーザよりテーパ導波路の占める比率が大きくなるため、活性層面積拡大効果が小さくなるが、短共振器化には有効である。テーパ半導体レーザでは、テーパ長を長くするほど導波光損失を低減できるが、活性層面積拡大効果は減退する。発明者は、活性層面積拡大効果を損なわず、導波光損失を低減できる方法を見出した。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
実施の形態1
図1は本発明の第1の実施の形態に係る光半導体装置の上面図である。図2は、図1の横断面図である。図2に示すように、この半導体レーザはn−InP基板1上に形成され、活性導波路領域は、InGaAsPの多重量子井戸構造を有する活性層2が、n−InP基板1とp−InPクラッド層3にはさまれた構造となっている。p−InPクラッド層3の上にはp−InGaAsPコンタクト層4とp−InGaAsコンタクト層5が形成され、活性層2の両脇には、半絶縁性InPブロック層6が形成されている。半絶縁性InPブロック層6の上面は、誘電体膜7で保護されている。p−InGaAsコンタクト層5の直上には表面電極8が形成され、n−InP基板1の下には裏面電極9が形成されている。
このような屈折率ガイド構造の活性導波路が、図1のように、狭幅領域10、テーパ導波路11、広幅領域12、テーパ導波路13、狭幅領域14と、導波路幅が連続的に変化するように接続されている。このような接続が複数回繰り返されている。そして、出射光が単一モードとなるように、出射端15と端面16には、狭幅領域10が形成されている。すなわち、レーザ光の出射端15から内部へ形成された第1の導波路である狭幅領域10と、前記第1の導波路よりも幅の広い第2の導波路である広幅領域12と、前記第1の導波路と前記第2の導波路を接続し、連続的に幅が変化したテーパ導波路13とを備えている。
ここで、テーパ導波路13は、その境界線を構成する形状が直線状の線形テーパである。テーパ長L17はアディアバティック長より長い70μmとし、広幅領域長L18=32μm、狭幅領域長L19=30μmとした。波長1.55μmの光においてInPの屈折率は3.172であるのに対し、活性層領域の等価屈折率neqは3.208となっている。このような屈折率の組み合わせに対し単一モードとなるように、狭幅領域幅W20=1.5μmとした。広幅領域幅W21=4μmとしたが、エバネッセント波侵入深さW22があるため、広幅領域長L18を設計する上で重要な実効広幅領域幅We=約5.3μmとなっている。広幅領域12は2次モードまでが許容される導波路となっている。
図3は、図1の狭幅領域10から1つの広幅領域12だけを通って狭幅領域14に到達する透過係数を、2次元ビーム伝搬法により計算した結果である。広幅領域長30〜32μmに対し、光の波長λの範囲が1.51〜1.7μmまでの透過係数は99.9〜99.95%であり、損失は0.1%以下と十分低く抑えられている。
実施の形態1の構成では、テーパ長L17≧0.3×neqWe/λとし、広幅領域長L18を0.4×neqWe/λ≦L18≦0.6×neqWe/λとしたことにより、導波光の接続が滑らかとなり、損失が低減し、波長トレランスが格段に向上する。従って、FFPの乱れが発生せず、光出力効率が向上するという効果がもたらされる。
非常に広い波長範囲で低損失であるため、本実施の形態は、単なる半導体レーザだけではなく、波長可変レーザのアクティブ領域や、半導体光増幅器にも適用できる。また、光変調器においても、吸収係数や、屈折率変化による導波光の位相変化を増加させるために、導波路幅を広くすることが望ましい場合がある。このような光変調器にも適用できる。
また、光ファイバ通信用途の半導体レーザだけではなく、光ディスク用の青紫色レーザや赤色レーザ、赤外レーザにも適用できる。屈折率導波であれば、埋込ヘテロ構造以外のリッジレーザなど、他の種類の半導体レーザにも適用できる。
また、MMIレーザでは、伝搬定数の異なる複数のモードの干渉を利用して結像させることから、回折格子を形成した分布帰還型半導体レーザに適用することはできないが、本発明では、0次モードとほんのわずかの2次モードしか使わないため、分布帰還型半導体レーザに対しても有効である。
次に、図1、2を参照して第1の実施の形態の製造方法を説明する。
まず、n−InP基板上1に、有機金属気相成長法により、InGaAsP多重量子井戸構造からなる活性層2、p−InPクラッド層3、p−InGaAsPコンタクト層4、p−InGaAsコンタクト層5を順次成長する。
次に、この結晶成長ウェハーの表面に、フォトリソグラフィーにより図1に示すような導波路領域のパターン形成を行う。このパターン形成により、導波路領域上にドライエッチングのための保護マスクである誘電体膜を形成する。
次に、ドライエッチングを行った後、有機金属気相成長法を用いて、エッチングされた部分を半絶縁性InPブロック層6により埋込み成長する。
その後、導波路領域上の誘電体膜を除去し、誘電体膜7を形成する。
最後に、表面電極8、裏面電極9を形成し半導体レーザを得る。
実施の形態2
上記実施の形態1における線形テーパを、コサインテーパで構成することができる。そのための構成を、第2の実施の形態として図4に示す。図5は、狭幅領域10から、コサインテーパ導波路26、広幅領域12、コサインテーパ導波路27を通って狭幅領域14までに到達する透過係数を、2次元ビーム伝搬法により計算した結果である。広幅領域長L18=4μmに対し、光の波長λの範囲が1.51〜1.61μmまでの透過係数は99.96%以上であり、損失は0.04%以下と極めて低く抑えられている。図5はN=0の最適点を用いたものだが、図6はN=1の最適点を用いた場合である。広幅領域長64μmに対し、光の波長λの範囲が1.51〜1.61μmまでの透過係数は99.95〜99.98%であり、損失は0.05%以下と極めて低く抑えられている。また、光ファイバ通信においてC帯と呼ばれる波長帯をフルにカバーする1.53〜1.57μmにおいて、損失が常に0.05%以下となる広幅領域長は58〜64μmと十分なトレランスがある。
本実施の形態2では、テーパ導波路の境界線を構成する形状がコサインカーブ状のコサインテーパを用いることにより、損失を著しく低減できるという格別な効果を奏する。ただし、波長トレランス幅では線形テーパの方が有利であり、用途により使い分けることが望ましい。
実施の形態3
上記実施の形態において、各広幅領域の広幅領域長を変化させて構成することもできる。そのための構成を、第3の実施の形態として図7に示す。半導体レーザは、一般に、所望の光出力により、全共振器長の設計が変わる。本発明では、広幅領域長が、(N+a/2−0.25)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.25)neqWe/λ以下、かつ0以上と限定されるので、許容される長さが飛び飛びになる。しかし、複数個の広幅領域を組み合わせるので、各広幅領域のN、Weを適宜変更すれば、任意の共振器長を構成することができるようになる。
また、半導体レーザでは、一般に、共振器軸方向で導波光強度が変化する。導波光強度が強い領域では、注入される電子キャリア、ホールキャリアの消費も多いため、より多量の電流注入が望まれる。従って、異なるN、異なる広幅領域幅の配置は、導波光強度が強い領域ほど、Nを大きく、広幅領域幅を広く配置するのが望ましい。通常の半導体レーザでは、出射端15のコーティングの反射率を低く、後端面25の反射率を高くするのが一般的である。この場合、導波光強度分布は、出射端15に近いほど強くなるので、出射端15に近いほどNを大きく、広幅領域幅を広くするのが好ましい。
このような半導体レーザの一例として、図7では、後端面25に近い広幅領域長L24より、出射端15に近い広幅領域長L18を長くしている。MMIレーザではトレランスが厳しいため、一番目の結像点のみを用い、図7のような構成をとることができなかった。また、MMIレーザでは、一番目の結像点のみを用いることにより、MMI導波路とMMI導波路との間に狭幅領域をはさまなければならなかったが、このことは、活性層面積の拡大に対して不利だった。このようなMMIレーザに対し本発明は、1以上のNが可能なため、狭幅領域の占める比率が減少し、活性層面積の増大に有利である。
図8は、MMIレーザと本発明の半導体レーザの平均導波路幅の例を、全共振器長を横軸にプロットしたグラフである。MMIレーザでは、狭幅領域長を30μm、MMI導波路長を44μm、テーパ長を15μmとした。本発明については、狭幅領域長L19=30μm、テーパ長L17=70μmとし、広幅領域長については32μmと90μmと149μmとを組み合わせた。全共振器長202μmについては、本発明の半導体レーザの方が、活性層面積が狭くなるが、劈開が困難になるのでこのような短い共振器長はあまり用いられず重要ではない。よく用いられる共振器長においては、本発明の半導体レーザの方がMMIレーザより活性層面積が広く、低抵抗化、高光出力化、チップ小型化、低コスト化に有利である。
次に、上記実施の形態1〜3について、包括的に説明する。
まず、実施の形態1に係る図1において、導波光が、狭幅領域10から、テーパ導波路11、広幅領域12、テーパ導波路13を経て、狭幅領域14までに到達する透過係数を計算した結果を、図9に示す。計算法は、2次元のビーム伝搬法であり、真空中の光の波長を1.55μm、導波路領域の等価屈折率を3.208、導波路領域外のInP領域の屈折率を3.172、狭幅領域幅W20=1.5μm、広幅領域幅W21=4μmとした。テーパ導波路は線形テーパであり、テーパ長Ltaperは0、15、50、60、70、80μmとして計算した。Ltaper=0μmはMMIレーザに相当する。Ltaper=15μmはアディアバティック長以下であり、テーパ導波路を装備したMMIレーザに相当する。テーパ長Ltaper=50、60、70、80μmはアディアバティック長以上であり、テーパレーザに相当する。
従来のテーパレーザでは、1個のテーパ導波路のモード変換損失を十分小さくするという設計のみを行っていたので、狭幅領域10から、テーパ導波路11、広幅領域12、テーパ導波路13を経て、狭幅領域14までをすべて通過させた損失を計算するということはなかった。ところが、図9の計算結果により、損失は、単にテーパ長Ltaperに依存するだけでなく、広幅領域長18にも依存することが判った。さらに特筆すべきことは、この最適長が、MMIレーザの最適長neqWe/λと大きく異なっているということである。Nを0以上の整数として、最適広幅領域長は(N+0.5)neqWe/λに漸近している。MMIレーザとは大きく異なる原理で最適長が決まっていることが判る。
N=0の場合を考察するとして、最適広幅領域長が0.5×neqWe/λに漸近するには、ある程度以上テーパ長が長い時である。最適広幅領域長0.5neqWe/λに両側のテーパ導波路の長さを足して、テーパ長0のMMIの最適長であるneqWe/λを越えなければならない。このことにより、テーパ長は0.3×neqWe/λ以上が望ましい。一方、テーパ導波路の面積をMMIの面積を超えて増やしても、活性層面積を増加させるという目的に寄与しなくなるので、テーパ長の長さは2×neqWe/λ以下が望ましい。
最適広幅領域長が決まる原理について説明する前に、実施の形態2の最適広幅領域長について述べる。実施の形態2では、図1の線形テーパを、コサインテーパとしている。この場合の透過係数の計算結果が図10である。コサインテーパの場合は線形テーパと異なり、最適広幅領域長がNを0以上の整数としてNneqWe/λに漸近する。
このように線形テーパとコサインテーパとで、最適広幅領域長が異なる理由について述べるために、まず広幅領域における導波光モードについて説明する。広幅領域は少なくとも2次モードを許容する導波路であるとする。0次モードの導波光が狭幅領域からテーパを経て広幅領域に到達する場合のモード変換損失が1%である場合、その損失のほとんどは広幅領域の2次モードへの変換となっている。パワーでは1%であったとしても、図11に示すように、フィールド強度では平方根である約10%の比率となっている。広幅領域における0次モードと2次モードのフィールド分布は図11のようになっており、導波路内では三角関数、導波路外では指数関数の分布となっている。三角関数を延長して0となる幅が実効広幅領域幅である。
0次モードと2次モードは伝搬定数が異なるため、進行方向の位置によりフィールドが足し合わさったり、差し引かれたりする。このような0次モードと2次モードの干渉の結果、図12のように、導波光の光強度分布は進行方向の位置により太ったり細ったりする。パワー分布の半値全幅で、約2〜3μmと変動することになる。この様子を図示したのが図13である。広幅領域幅W31=4μmとしたので、2〜3μmの導波光強度幅の変動は決して無視できるものではない。導波光強度の半値全幅W32は周期neqWe/λで変動する。
線形テーパでは導波光強度の半値全幅がほぼ線形に変化するので、広幅領域における導波光強度の半値全幅W32の変化率が最大の点、線形テーパ接続点33において接続するのが望ましい。導波光強度の半値全幅W32の変化率が最大となる点は、周期neqWe/(2λ)の間隔で存在するので、最適広幅領域長の最小値はneqWe/(2λ)と、最適MMI長の半分となる。
一方、コサインテーパでは、広幅領域との接続点において、導波路幅の変化率が0になることから、導波光強度の半値全幅の変化率も0となる。よって、広幅領域の導波光強度の半値全幅W32の変化率も0となる点が、コサインテーパ接続点35としてふさわしい。このように、線形テーパとコサインテーパでは、最適の接続点が異なるため、最適広幅領域長も異なる。
以上述べたように、本発明が0次モードと2次モードが干渉するという原理に基づいているため、広幅領域幅は、少なくとも2次モードを許容する導波路であることが望ましい。また、許容されるモードの数が多過ぎると導波光強度の半値全幅W32の変動が複雑になるので、広幅領域は4次モード以上をカットオフする導波路であることが望ましい。
ここで、さらに、線形テーパとコサインテーパを任意の比率で合成した場合の最適広幅領域長について述べる。導波路幅をW、進行方向の座標をz、テーパ長をLtaper、狭幅領域幅、広幅領域幅を、それぞれ、W、Wとする。
線形テーパの導波路幅Wはzの関数として、次式で与えられる。
W=f(z)=W+(W−W)z/Ltaper
コサインテーパの導波路幅Wはzの関数として、次式で与えられる。
W=g(z)=(W+W)/2+(W−W)/2×cos(πz/Ltaper
両者を線形結合した次式で表される曲線テーパの適用を考える。
W=af(z)+(1−a)g(z)
ここで、aはa=接続点傾き/平均傾きという幾何学的意味を有している。
この合成テーパについて、2次元ビーム伝搬法により最適広幅領域長を計算した結果が図14である。最適広幅領域長はaに対して概ね線形に変化し、おおよそ(a/2)neqWe/λ前後に最適値がある。Ltaper=50〜80μmに対し、適切な広幅領域長は、(a/2−0.25)neqWe/λ以上(a/2+0.25)neqWe/λ以下、かつ0以上の範囲内にある。この範囲外は広幅領域長として不適切である。広幅領域長の最適点は、図9、図10のように、周期neqWe/λで周期的に現れる。MMIレーザではトレランスの問題により2番目以降の結像点は使われなかったが、テーパ長がアディアバティック長以上に長い場合はトレランスが広がるので、より長い最適点も有効である。よって、広幅領域長として適切な範囲は、一般にNを0以上の整数として、(N+a/2−0.25)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.25)neqWe/λ以下、かつ0以上である。
テーパ長は、長ければチップサイズが大きくなるが、損失は低減する。すなわち、トレードオフの関係にある。用途により、コストを優先するか、光出力性能を優先するかで分かれるので、テーパ長は用途に応じて使い分けることになる。損失の大きいLtaper=50μmを除いた場合では、適切な広幅領域長の範囲を(N+a/2−0.15)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.15)neqWe/λ以下、かつ0以上に絞り込むことができる。さらにLtaper=70μmのみを使う場合を考える。テーパ長を70μmまで長くすると十分損失が小さくなり、また、70μmより長くしても損失の低減効果は小さい。Ltaper=70μmのみの場合は、広幅領域長の適切な範囲はさらに絞られて、(N+a/2−0.1)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.1)neqWe/λ以下、かつ0以上となる。
1%の損失といえども、電界比率は10%なので、干渉によりFFPが乱れる場合がある。損失は1%より下回ることが望ましい。図15は、テーパ長70μmにおいて、損失が0.2%以下、損失が0.5%以下となる広幅領域長の範囲を図示したグラフである。常に損失が0.5%以下に抑えられる範囲の条件は、(N+a/2−0.2)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.2)neqWe/λ以下、かつ0以上である。損失が常に0.2%以下となる条件は(N+a/2−0.05)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.05)neqWe/λ以下、かつ0以上である。
ある特定の波長で発振する半導体レーザは、ある波長においてのみ損失が下がればよいが、半導体光増幅器や波長可変レーザにおいては波長トレランスが重要である。最適広幅領域長は波長に反比例する関係にあるので、波長トレランスと広幅領域長のトレランスには強い正の相関がある。線形テーパとコサインテーパの合成比率がある範囲内にある時、トレランスが大幅に向上する。テーパ長70μmの計算によれば、0.125≦a≦0.75において、広幅領域長によらず損失は0.6%以下になる。また、0.25≦a≦0.625において、広幅領域長によらず損失は0.5%以下になる。図15において、損失0.5%の等高線が途切れているのはこのためである。0.375≦a≦0.5においては、広幅領域長によらず損失は0.4%以下になる。また、0≦a≦0.5において、最適広幅領域長における損失が0.02%以下となっている。
以上の計算は、1.55μm帯の光ファイバ通信用半導体レーザ、半導体光増幅器、波長可変レーザを対象とし、埋込ヘテロ構造のInGaAsP系多重量子井戸構造を前提とし、屈折率差は3.208−3.172=0.036としたが、光ディスク用途のレーザやリッジレーザなど他の種類の半導体レーザでは、導波路の屈折率差が多様に異なってくる。このような場合、最適広幅領域長の範囲が異なってくる。
このようなことも含めて、これまでの議論を総括すると、広幅領域長の適切な範囲は、適用する半導体レーザの種類や用途により変化する。最低でも(N+a/2−0.25)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.25)neqWe/λ以下、かつ0以上が望ましい。また、望ましくはさらに、(N+a/2−0.2)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.2)neqWe/λ以下、かつ0以上に限定するのがよい。さらに、(N+a/2−0.15)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.15)neqWe/λ以下、かつ0以上が望ましい。さらに、(N+a/2−0.1)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.1)neqWe/λ以下、かつ0以上が望ましい。さらには、(N+a/2−0.05)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.05)neqWe/λ以下、かつ0以上が望ましい場合がある。
また、a=接続点傾き/平均傾きの望ましい範囲は、用途により、0.125≦a≦0.75である場合と、0.25≦a≦0.625である場合と、0.375≦a≦0.5である場合と、0≦a≦0.5である場合がある。
なお、上述の通り、テーパ導波路は線形テーパとコサインテーパの合成テーパとしてもよい。さらに、1個の変曲点を有する曲線テーパでもよい。また、折れ線テーパでもよい。
本発明の効果は、以下の通りである。
第1の効果は、テーパにより導波路幅を拡大する光半導体装置において、広幅領域の長さを適切な範囲に限定することで、FFP乱れの抑制を実現した光半導体装置を提供することができる。
第2の効果は、損失を低減することで、光出力効率の向上を実現した光半導体装置を提供することができる。
第3の効果は、MMIレーザよりトレランスを向上させ、より長い最適長を適用可能とすることで、活性層面積の拡大に寄与し、チップ長短尺化を実現した光半導体装置を提供することができる。
第4の効果は、前項により、チップコスト低減を実現した光半導体装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体レーザの上面図である。 図1の半導体レーザの横断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体レーザの損失の波長依存性を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体レーザの上面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体レーザ(N=0)の損失の波長依存性を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体レーザ(N=1)の損失の波長依存性を示すグラフである。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体レーザの上面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体レーザの平均導波路幅を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体レーザ及び関連する半導体レーザの透過係数を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態係る半導体レーザの透過係数を示すグラフである。 本発明のフィールド強度分布を示すグラフである。 本発明の光強度分布を示すグラフである。 本発明の導波光強度半値全幅を示すグラフである。 本発明の最適広幅領域長のテーパ接続点傾き/平均傾き依存性を示すグラフである。 本発明の損失を示す等高線図である。 関連する半導体レーザの上面図である。 関連する半導体レーザ装置の損失の波長依存性を示すグラフである。
符号の説明
1 n−InP基板
2 活性層
3 p−InPクラッド層
4 p−InGaAsPコンタクト層
5 p−InGaAsコンタクト層
6 半絶縁性InPブロック層
7 誘電体膜
8 表面電極
9 裏面電極
10 狭幅領域
11 テーパ導波路
12 広幅領域
13 テーパ導波路
14 狭幅領域
15 出射端
16 端面
L17 テーパ長
L18 広幅領域長
L19 狭幅領域長
W20 狭幅領域幅
W21 広幅領域幅
W22 エバネッセント波侵入深さ
W23 実効広幅領域幅
L24 広幅領域長
25 後端面
26 コサインテーパ
27 コサインテーパ
W31 広幅領域幅
W32 導波光強度の半値全幅
33 線形テーパ接続点
34 neqWe/(2λ)
35 コサインテーパ接続点
110 単一モード導波路
112 MMI導波路
114 単一モード導波路
L118 MMI導波路長
L119 単一モード導波路長
W120 単一モード導波路幅
W121 MMI導波路幅
W123 実効MMI導波路幅

Claims (11)

  1. 導波光の出射端面から内部へ形成された第1の導波路と、
    前記第1の導波路よりも幅の広い第2の導波路と、
    前記第1の導波路と前記第2の導波路を接続し、連続的に幅が変化したテーパ導波路とを備え、
    真空中の光の波長をλ[μm]、
    導波路領域の等価屈折率をneq
    グースヘンシェンシフトを考慮した前記第2の導波路の実効幅をWe[μm]、
    前記テーパ導波路の境界線を構成する直線又は曲線の平均傾きと、前記テーパ導波路と前記第2の導波路との接続点における前記直線又は曲線の傾きとの比率をa、
    0以上の整数N、とした場合、
    前記第2の導波路の長さ[μm]が、(N+a/2−0.25)neqWe/λ以上、(N+a/2+0.25)neqWe/λ以下、かつ0以上であることを特徴とする光半導体装置。
  2. 前記第1の導波路、前記第2の導波路及び前記テーパ導波路がいずれも屈折率ガイド構造の導波路であることを特徴とする請求項1に記載の光半導体装置。
  3. 前記テーパ導波路の境界線の形状が1次関数とコサイン関数の和で表されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光半導体装置。
  4. 前記テーパ導波路の境界線が直線であり、
    前記第2の導波路の長さ[μm]が(N+0.25)neqWe/λ以上、(N+0.75)neqWe/λ以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光半導体装置。
  5. 前記テーパ導波路の境界線がコサインカーブであり、
    前記第2の導波路の長さ[μm]が(N−0.25)neqWe/λ以上、(N+0.25)neqWe/λ以下、かつ0以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光半導体装置。
  6. 前記第1の導波路は、0次モードのみ許容され、1次モード以上がカットオフされることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光半導体装置。
  7. 前記第2の導波路は、少なくとも2次モードまで許容されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光半導体装置。
  8. 前記第2の導波路は、4次モード以上がカットオフされることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光半導体装置。
  9. 前記テーパ導波路の長さ[μm]は、0.3×neqWe/λ以上、2×neqWe/λ以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の光半導体装置。
  10. 前記第2の導波路を複数備え、
    前記出射端面側に位置する第2の導波路の方が、その長さにおけるNの値が大きいことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の光半導体装置。
  11. 前記第2の導波路を複数備え、
    前記出射端面側に位置する第2の導波路の方が、その幅が大きいことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の光半導体装置。
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