JP5091631B2 - 合成樹脂製ホース - Google Patents

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本発明は、洗濯機や食器洗い機などの排水用ホースや庭等への散水用ホースとして、或いは、電気掃除機用のホースとしての使用に適した柔軟性と耐圧性を備えている合成樹脂ホースに関するものである。
柔軟性と耐圧性を有する合成樹脂製ホースとしては、従来から、例えば、特許文献1に記載されているように、内周面が全長に亘って滑らかな面に形成されている一定厚みを有する軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に硬質合成樹脂製補強線材を一定のピッチでもって螺旋状に巻回して該硬質合成樹脂製補強線材を全長に亘って軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に融着してなる構造のものが知られており、この合成樹脂製ホースによれば、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に螺旋巻きした硬質合成樹脂製補強線材によって軟質合成樹脂製管ホース主体に耐圧強度を付与していると共に隣接する硬質合成樹脂製補強線材部分間に露出している軟質合成樹脂製ホース主体の管壁によって良好な柔軟性、可撓性を発揮させることができる。
一方、特許文献2には、内周面が全長に亘って滑らかな面に形成されている一定厚みを有する軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に同一樹脂からなる中空螺旋突条を一体に設け、この中空螺旋突条内に軟質合成樹脂製ホース主体とは非接着性の硬質合成樹脂製補強線材を挿入してなる合成樹脂製ホースが開示されている。
特開2002−286172号公報 実公平7−38786号公報
しかしながら、前者の合成樹脂製ホースによれば、図7に示すように、軟質合成樹脂製ホース主体11の外周面に硬質合成樹脂製補強線材12が融着によって一体的に固定しているために、ホースを湾曲させようすると、該硬質合成樹脂製補強線材12が反発して可撓性を損なうばかりでなく、湾曲させた場合、凸円弧状に湾曲する軟質合成樹脂製ホース主体11の外側周壁部においては長さ方向に引張力が作用し、凹円弧状に湾曲する内側周壁部において圧縮力が発生するが、この内側周壁部に発生する圧縮力によってホースの長さ方向に隣接する硬質合成樹脂製補強線材部12a 、12a が接近してこれらの硬質合成樹脂製補強線材部12a 、12a 間の軟質合成樹脂製ホース主体11の管壁部分がホース内に向かって襞状に屈曲して皺寄せ部分13が発生し、この皺寄せ部分13によって排水抵抗が増大して円滑な排水の妨げとなると共に、その皺寄せ部分13に塵埃等の不純物が集中的に付着、堆積して除去等が困難となるといった問題点がある。
一方、後者の合成樹脂製ホースによれば、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製補強線材は、軟質合成樹脂製ホース主体に融着することなく、遊離した状態に巻装されているが、このままでは、軟質合成樹脂製ホース主体から抜け出ることになるので、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に中空螺旋突条を一体に設けて、この中空螺旋突条に内装しておく必要があり、このように構成した合成樹脂製ホースを湾曲させると、凹円弧状に湾曲する内側周壁部においては上述したように長さ方向に圧縮力が発生して隣接する中空螺旋突条部間が互いに接近する方向に収縮し、硬質合成樹脂製補強線材が中空螺旋突条内において多少の自由度があっても中空螺旋突条部と一体に互い接近する方向に移動して隣接する中空螺旋突条部間の軟質合成樹脂製ホース主体の管壁部分が上記同様にホース内に向かって襞状に屈曲して皺寄せ部分が発生することになる。
また、硬質合成樹脂製補強線材は、中空螺旋突条内で螺旋方向に自由に移動可能となっているので、ホース端において開口している中空螺旋突条内からその一端部が突出したり該中空螺旋突条内に没入したりして商品価値が低下するといった問題点がある。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に硬質合成樹脂製補強線材を螺旋巻きしているにもかかわらず良好な湾曲性を発揮すると共に、湾曲させても凹円弧状に湾曲する内側周壁部に襞状の細かい皺寄せ部分などを発生させることがなく、流体の流通を円滑に行わせることができる合成樹脂製ホースを提供するにある。
上記目的を達成するために本発明の合成樹脂製ホースは、請求項1に記載したように、柔軟性を有する軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に全長に亘って硬質合成樹脂製補強線材を一定のピッチでもって螺旋巻きしてなる合成樹脂製ホースにおいて、上記硬質合成樹脂製螺旋補強線材は、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に1〜3ピッチ間に亘って固着してなる固定螺旋補強線材部と、ホースの長さ方向に隣接するこれらの固定螺旋補強線材部間に設けられた3ピッチ以上の螺旋補強線材部であって、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に固着していない可動螺旋補強線材部とからなり、固定螺旋補強線材部と可動螺旋補強線材部とをホースの長さ方向に交互に設けていることを特徴とする
また、請求項2に係る発明は、柔軟性を有する軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に全長に亘って硬質合成樹脂製補強線材を一定のピッチでもって螺旋巻きしてなる合成樹脂製ホースにおいて、上記硬質合成樹脂製螺旋補強線材は、軟質合成樹脂製ホース主体の両端部外周面に巻回している螺旋補強線材部のみを該軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に固着してなる固定螺旋補強線材部とし、これらの固定螺旋補強線材部間の螺旋補強線材部を軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に固着させることなく外周面から遊離させた状態で螺旋巻きしてなる可動螺旋補強線材部としていることを特徴とする
請求項1に係る発明によれば、柔軟性を有する軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に全長に亘って硬質合成樹脂製補強線材を一定のピッチでもって螺旋巻きしてなる合成樹脂製ホースにおいて、上記硬質合成樹脂製螺旋補強線材は、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に1〜3ピッチ間に亘って固着してなる固定螺旋補強線材部と、ホースの長さ方向に隣接するこれらの固定螺旋補強線材部間に設けられた3ピッチ以上の螺旋補強線材部であって、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に固着していない可動螺旋補強線材部とからなるので、ホースを湾曲させた場合に、凸円弧状に湾曲する軟質合成樹脂製ホース主体の外側周壁部においては、この外側周壁部上に存在する可動螺旋補強線材部の内周面部が凸円弧状に湾曲する周壁面によって外方に押圧されてこの可動螺旋補強線材部を形成している螺旋方向に順次一巻きされてなるリング状部分が凸円弧状に湾曲する外側周壁面上をホースの長さ方向に互いに離間しながら摺動してホースの円滑な湾曲を許容すると共に、軟質合成樹脂製ホース主体における内側周壁部においては、該内側周壁部は、ホースの長さ方向に隣接する固定螺旋補強線材部を支点としてこれらの固定螺旋補強線材部間に存在する上記可動螺旋補強線材部に対して内径方向に離間しながら可動螺旋補強線材部から曲げに対する抵抗力を受けることなく大きく円弧状に湾曲することができ、従って、優れた可撓性を発揮すると共に、排水ホースとして使用した場合には円滑な流通を可能にし且つ内壁面に塵埃等の不純物の付着や堆積を防止することができる。
その上、ホースの外周面に全長に亘って螺旋巻きしてなる上記固定螺旋補強線材部は、ホースに外周面に固着した固定螺旋補強線材部とホースの外周面から遊離した可動螺旋補強線材部とをホースの長さ方向に交互に設けているので、ホースの長さ方向に隣接する固定螺旋補強線材部間のホースの管壁部が、上述したように可動螺旋補強線材部によって曲げの抵抗力を受けることなく湾曲して、ホースが全長に亘って均一に且つ優れた屈曲性を発揮して、収納時における巻取ドラム等への巻装が簡単に且つ円滑に行うことができる。
一方、請求項に係る発明によれば、柔軟性を有する軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に全長に亘って硬質合成樹脂製補強線材を一定のピッチでもって螺旋巻きしてなる合成樹脂製ホースにおいて、上記硬質合成樹脂製螺旋補強線材は、軟質合成樹脂製ホース主体の両端部外周面に巻回している螺旋補強線材部のみを該軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に固着してなる固定螺旋補強線材部とし、これらの固定螺旋補強線材部間の螺旋補強線材部を軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に固着させることなく外周面から遊離させた状態で螺旋巻きしてなる可動螺旋補強線材部としているので、上記請求項1に記載した合成樹脂製ホースと同様に、硬質合成樹脂製螺旋補強線材によって軟質合成樹脂製ホース主体に全長に亘って耐圧強度を付与することができるのは勿論、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に該硬質合成樹脂製補強線材を螺旋状に巻装しているにもかかわらず、この硬質合成樹脂製補強線材は軟質合成樹脂製ホース主体の両端部を除く外周面に全長に亘って固着させることなく遊離させた状態で螺旋巻きしているので、ホースをどの部分から湾曲させても、凸円弧状に湾曲するホースの外側周壁部においては、上述したようにこの外側周部に対向する可動螺旋補強線材部が曲げに対して抵抗することなく凸円弧状の湾曲面上をそのピッチ間隔を広くする方向に摺動して円滑な湾曲を可能にすることができる。
同様に、凹円弧状に湾曲するホースの内側周壁部においては、この内側周壁部は、曲げ時に発生する長さ方向の圧縮力によって該内側周壁部に対向する可動螺旋補強線材部に対してホースの内径方向に離間して可動螺旋補強線材部から曲げに対する抵抗力を受けることなく内方に向かって大きく円弧状に湾曲することができ、ホースの全長に亘って均一な湾曲を可能にして内壁面に塵埃等の不純物の付着、堆積をなくすることができると共に優れた可撓性を発揮し且つ排水ホースして使用した場合には良好な排水を可能にすることができる。また、硬質合成樹脂製補強補強線材の両端部を軟質合成樹脂製ホース主体の両端部外周面に固着しているので、硬質合成樹脂製補強線材が軟質合成樹脂製ホース主体から抜け出たりすることなく、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に正確に螺旋巻きした形態を維持しておくことができる。
本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1は合成樹脂製ホースの一部の縦断側面図であって、この合成樹脂製ホースは内径及び外径を全長に亘ってそれぞれ一定径に形成している一定厚みを有する長尺の軟質合成樹脂製ホース主体1と、この軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に全長に亘って一定のピッチでもって螺旋状に巻装してなる硬質合成樹脂製螺旋補強線材2とからなり、この硬質合成樹脂製螺旋補強線材2は、軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に部分的に固着してなる固定螺旋補強線材部2Aと、この固定螺旋補強線材部以外の補強線材部であって軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に固着していないホースの長さ方向に移動可能な可動螺旋補強線材部2Bとからなる。
この硬質合成樹脂製螺旋補強線材2における固定螺旋補強線材部2Aと可動螺旋補強線材部2Bとの配設形態の具体例としては、図1においては、軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に螺旋状に一巻きした補強線材部分の内周面を軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に融着によって固着3することにより固定螺旋補強線材部2Aを形成し、この固定補強線材部2Aを5つの螺旋ピッチ間隔毎に設けると共に軟質合成樹脂製ホース主体1の長さ方向に隣接するこれらの各固定螺旋補強線材部2A、2A間に存在する4回螺旋巻きされている補強線材部、即ち、螺旋方向に一巻きした部分を一リング状部2bとして4個のリング状部2bを軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に融着させることなくこの外周面から遊離した可動螺旋補強線材部2Bに形成しているが、固定螺旋補強線材部2Aとして軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に1〜3ピッチ間に亘って固着3した螺旋補強線材部、即ち、螺旋方向に1〜3巻きした1〜3個のリング状部2aからなる螺旋補強線材部によって形成する一方、可動螺旋補強線材部2Bとしては3ピッチ以上、好ましくは、4ピッチ以上、即ち、4個以上のリング状部2bが軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面から遊離してなる螺旋補強線材部によって形成し、且つ、固定螺旋補強線材部2Aと可動螺旋補強線材部2Bとを軟質合成樹脂製ホース主体1の長さ方向に交互に設けておけば、本発明を満足させることができる。
なお、固定螺旋補強線材部2Aは、その内周面を全周に亘って軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に融着することにより固着3してもよく、或いは、軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に螺旋方向に適宜間隔毎に部分的に融着させることにより固着3してもよい。
上記軟質合成樹脂製ホース主体1は、軟質の塩化ビニル樹脂や軟質のポリエチレン、ポリプロピレン、EVA樹脂などの軟質合成樹脂からなる一方、硬質合成樹脂製螺旋補強線材2はこの軟質合成樹脂製ホース主体1よりも硬質の塩化ビニル樹脂や硬質のポリエチレン、ポリプロピレン等の適度な弾性と硬度を有する合成樹脂からなるが、軟質合成樹脂製ホース主体1と硬質合成樹脂製螺旋補強線材2とは同種類の軟質合成樹脂と硬質合成樹脂とによって形成しておくことが望ましい。
このように構成した合成樹脂製ホースAは、例えば、洗濯機の排水用ホースとして、或いは台所に設置されている食器洗い機の排水用ホースや散水用ホースとして使用される。この際、図2に示すように、軟質合成樹脂製ホース主体1の長さ方向に隣接する固定螺旋補強線材部2A、2A間のホース部分を湾曲させると、引張力が発生するホースの外側周壁部においてはその引張力によって緊張しながら外側に向かって凸円弧状に湾曲し、この外側周壁部上に存在する可動螺旋補強線材部2Bの内面をその凸円弧状に湾曲する外側周壁部によって押圧してこの可動螺旋補強線材部2Bを形成している複数個(図においては4個)のリング状部2bを、隣接するリング状部2b、2bの外側周部間の間隔が拡がる方向に軟質合成樹脂製ホース主体1の外側周壁部の凸円弧状面上を摺動移動させる。
一方、上記固定螺旋補強線材部2A、2A間のホース部分の湾曲により、凹円弧状に湾曲する軟質合成樹脂製ホース主体1の内側周壁部においては、湾曲時に上記固定螺旋補強線材部2A、2Aを支点としてこれらの固定螺旋補強線材部2A、2A間に存在する該内側周壁部にホースの長さ方向に圧縮力が発生してこの圧縮力により上記のように凹円弧状に大きく湾曲しながら可動螺旋補強線材部2Bを構成している上記複数個のリング状部2bの内側周面から内径方向に離間する。従って、軟質合成樹脂製ホース主体1は可動螺旋補強線材部2Bから曲げ抵抗を殆ど受けることなく大きく円弧状に湾曲させることができる。
図3は本発明の別な実施例を示すもので、上記実施例においては、軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面上に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製螺旋補強線材2においては、軟質合成樹脂製ホース主体1の長さ方向に固定螺旋補強線材部2Aと可動螺旋補強線材部2Bとを交互に設けているが、この実施例においては、硬質合成樹脂製螺旋補強線材2を、その両端部のみを軟質合成樹脂製ホース主体1の両端部外周面に融着によって固着3し、その他の螺旋所補強線材部を軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に融着させることなく遊離させた状態で螺旋巻きしてなるものである。
具体的には、一定長さを有する軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に全長に亘って硬質合成樹脂製螺旋補強線材2を一定のピッチでもって螺旋巻きしていると共に、軟質合成樹脂製ホース主体1の両端部上に螺旋巻きしている硬質合成樹脂製螺旋補強線材2の両端部の数リング状部2a(図においては2個のリング状部)を軟質合成樹脂製ホース主体1の両端部外周面に融着によって固着3することによって固定螺旋補強線材部2Aを形成し、これらの固定螺旋補強線材部2A、2A間に存在するその他の全てのリング状部2bを軟質合成樹脂製ホース主体1の外周面に融着させることなく該外周面から遊離させてこれらのリング状部2bにより可動螺旋補強線材部2Bを形成しているものである。
なお、固定螺旋補強線材部2Aは、上記実施例と同様に、その内周面を全周に亘って軟質合成樹脂製ホース主体1の両端部外周面に融着することにより固着3してもよく、或いは、軟質合成樹脂製ホース主体1の両端部外周面に螺旋方向に適宜間隔毎に部分的に融着させることにより固着3してもよい。
このように構成した合成樹脂製ホースA'における任意の部分を図4に示すように湾曲させると、上記実施例と同様に、引張力が発生するホースの外側周壁部においてはその引張力によって緊張しながら外側に向かって凸円弧状に湾曲し、この外側周壁部上に存在する可動螺旋補強線材部2Bにおける複数個のリング状部2bの内面をその凸円弧状に湾曲する外側周壁部によって押圧してこれらのリング状部2bを、隣接するリング状部2b、2bの外側周部間の間隔が拡がる方向に軟質合成樹脂製ホース主体1の外側周壁部の凸円弧状面上を摺動移動させながら離間させる。
一方、凹円弧状に湾曲する軟質合成樹脂製ホース主体1の内側周壁部においては、湾曲時に該内側周壁部にホースの長さ方向に圧縮力が発生してこの圧縮力により上記のように凹円弧状に大きく湾曲しながら可動螺旋補強線材部2Bを構成している上記複数個のリング状部2bの内側周面から内径方向に離間する。従って、軟質合成樹脂製ホース主体1は可動螺旋補強線材部2Bから曲げ抵抗を殆ど受けることなく大きく円弧状に湾曲させることができるものである。
なお、以上のいずれの実施例においても、硬質合成樹脂製螺旋補強線材2として、断面円形の中実補強線材を採用しているが、この断面形状に限定されることなく、例えば、図5に示すように、中空の硬質合成樹脂製螺旋補強線材2や、図6に示すように、断面矩形状の硬質合成樹脂製螺旋補強線材2を採用してもよい。また、これらの図5、図6は、硬質合成樹脂製螺旋補強線材2の両端部を固定螺旋補強線材部2Aとして軟質合成樹脂製ホース主体1の両端部に融着により固着3する一方、これらの固定螺旋補強線材部2A、2A間を可動螺旋補強線材部2Bに形成しているが、上記図1に示すように、硬質合成樹脂製螺旋補強線材2における固定螺旋補強線材部2Aと可動螺旋補強線材部2Bとを軟質合成樹脂製ホース主体1の長さ方向に交互に設けておいてもよい。
本発明合成樹脂製ホースの一部分の縦断側面図。 湾曲させた状態の縦断側面図。 本発明の別な実施例を縦断側面図。 湾曲させた状態の湾曲部の斜視図。 中空の硬質合成樹脂製螺旋補強線材を螺旋巻きしたホースの縦断側面図。 断面矩形状の硬質合成樹脂製螺旋補強線材を螺旋巻きしたホースの縦断側面図。 従来例におけるホースを湾曲させた状態の湾曲部の縦断側面図。
1 軟質合成樹脂製ホース主体
2 硬質合成樹脂製螺旋補強線材
2A 固定螺旋補強線材部
2B 可動螺旋補強線材部
3 固着部。

Claims (2)

  1. 柔軟性を有する軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に全長に亘って硬質合成樹脂製補強線材を一定のピッチでもって螺旋巻きしてなる合成樹脂製ホースにおいて、上記硬質合成樹脂製螺旋補強線材は、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に1〜3ピッチ間に亘って固着してなる固定螺旋補強線材部と、ホースの長さ方向に隣接するこれらの固定螺旋補強線材部間に設けられた3ピッチ以上の螺旋補強線材部であって、軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に固着していない可動螺旋補強線材部とからなり、固定螺旋補強線材部と可動螺旋補強線材部とをホースの長さ方向に交互に設けていることを特徴とする合成樹脂製ホース。
  2. 柔軟性を有する軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に全長に亘って硬質合成樹脂製補強線材を一定のピッチでもって螺旋巻きしてなる合成樹脂製ホースにおいて、上記硬質合成樹脂製螺旋補強線材は、軟質合成樹脂製ホース主体の両端部外周面に巻回している螺旋補強線材部のみを該軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に固着してなる固定螺旋補強線材部とし、これらの固定螺旋補強線材部間の螺旋補強線材部を軟質合成樹脂製ホース主体の外周面に固着させることなく外周面から遊離させた状態で螺旋巻きしてなる可動螺旋補強線材部としていることを特徴とする合成樹脂製ホース。
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