JP5091298B2 - ライン型制気口チャンバ - Google Patents

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Description

本発明は、ダクトの一端部とライン型制気口(ライン型ディフューザ、線状吹出口)との間に配設されるライン型制気口チャンバに関する。
ダクトから室内に空気を送り込む場合、ライン型制気口チャンバを介してライン型制気口から室内に空気を送り込む場合がある。例えば、図12に示すように、奥行きが狭く細長い箱型のライン型制気口チャンバ101をコンクリートの上壁などから吊って所定の位置に配設し、このライン型制気口チャンバ101の流出口101a(下開口部)が位置する細長い開口窓W1を天井板Wに設ける。そして、この開口窓W1を覆うように幅が狭く細長いライン型制気口102を、取付板103を介してライン型制気口チャンバ101に取り付ける(接続する)とともに、ライン型制気口チャンバ101の流入口101bに空調ダクトDの一端部を取り付ける。これにより、表面が天井板Wとほぼ同一平面上に位置にした状態でライン型制気口102が配設され、空調ダクトDからの空気がライン型制気口チャンバ101を介してライン型制気口102から室内に送り込まれるものである(例えば、特許文献1参照。)。
また、ライン型制気口102に設けられているボルト孔(ボルト104を挿入する孔)の位置は、ライン型制気口102の種類や大きさなどによって異なる。このため、多種のライン型制気口102が取り付けられるように、取付板103を所望の位置に配設できるようになっている。すなわち、図13に示すように、ライン型制気口チャンバ101の流出口101aの開口端部に、長手方向に沿って一対の折り曲げ部101cが連続的に形成されている。そして、ライン型制気口チャンバ101をコンクリートの上壁などから吊った後に、ばね性(弾性)を有する取付板103の両足板103aを狭めた状態で、取付板103を流出口101a内の所望の位置に挿入し、両足板103aを開放する。すると、両足板103aが広がって、両足板103aの先端部が折り曲げ部101cに係止する。これにより、取付板103が所望の位置に配設されるものである。なお、ライン型制気口チャンバ101は亜鉛鉄板などの金属製で、本体部101dはグラスウールで覆われ、断熱性(保温性)および消音性が高められている。
特開平10−111005号公報
ところで、上記のようなライン型制気口チャンバやライン型制気口を配設する場合、予め配設する位置が定められ(設計され)、この位置に合わせて予め天井板や壁板などに開口窓が設けられる。そして、例えば、上記のようにしてライン型制気口チャンバをコンクリートの上壁などから吊って所定の位置に配設した後に、天井板を取り付ける。しかしながら、開口窓の加工ズレやライン型制気口チャンバの取付施工ズレなどにより、天井板の開口窓の位置と、ライン型制気口チャンバの流出口の位置とが一致しない場合がある。そしてこのような場合には、ライン型制気口チャンバの流出口が位置するまで開口窓を大きく広げ、さらに流出口との間に生じた隙間を埋めるという作業や、ライン型制気口チャンバを吊り直して位置をずらすなどの作業をしなければならず、多大な労力と時間とを要していた。
また、上記のようなライン型制気口チャンバでは、取付板の両足板をライン型制気口チャンバの折り曲げ部に係止して取付板を取り付けるため、取付板の取り付け(配設)、ひいてはライン型制気口の取り付けが不安定になる場合がある。すなわち、取付板の両足板が折り曲げ部にしっかり係止していない場合や、片方の足板のみが折り曲げ部に係止している場合には、取付板の取り付けが不安定となるが、作業者はそのような状態を確認することが困難であるため、そのままライン型制気口を取り付けてしまう。このため、ライン型制気口の取り付けが不安定となり、地震などが発生した際に、ライン型制気口が外れてしまうおそれがある。
そこで本発明は、ライン型制気口を取り付けるための取付板の配設が強固なライン型制気口チャンバを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、断面が細長い長方形の筒状で、ダクトの一端部とライン型制気口との間に配設されて、ダクトからの空気を下開口部からライン型制気口に送るライン型制気口チャンバであって、下開口部の内側に長手方向に延びる挟持部が設けられ、ライン型制気口を取り付ける取付板が挟持部で挟持され、かつ、この挟持部に沿ってスライド可能に配設されており、前記取付板が、前記下開口部の下端縁側に位置する下板部と、この下板部よりも上方に位置する上板部とを備え、前記ライン型制気口を固定する螺合部材がガイドされるガイド部が前記下板部に形成され、前記螺合部材が螺合される被螺合部が前記上板部に前記ガイド部と同軸に形成されている、ことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、取付板が挟持部で挟持(挟まれた状態で把持)されているため取付板の配設が強固となり、地震などが発生しても取付板やライン型制気口が外れてしまうことがない。しかも、当初から取付板が挟持部で挟持された状態で配設されているため、すなわち、コンクリートの上壁などに配設した後に作業者が取付板を配設するものではないため、作業者によって取付板が不安定な状態で配設されてしまうこともない。また、取付板が挟持部に沿ってスライドできるため、すなわち、下開口部の長手方向に移動できるため、ライン型制気口のボルト挿入位置などに合わせて取付板の位置を調整することができる。
また、螺合部材(ボルトなど)が下板部のガイド部によって上板部の被螺合部(ネジ孔など)側にガイド(案内)され、螺合部材の螺合が容易となる。しかも、螺合部材がガイド部と被螺合部とによって支持されるため、ライン型制気口の固定が強固となる。
本発明の実施形態に係わるライン型制気口チャンバの正面図。 本発明の実施形態に係わるライン型制気口チャンバの側面図。 図2におけるA−A断面図。 本発明の実施形態に係わるライン型制気口チャンバのスカートの位置を調整した状態を示す側面図。 本発明の実施形態に係わるライン型制気口チャンバの空気抜け防止板の平面図(a)と正面図(b)。 本発明の実施形態に係わるライン型制気口チャンバにおいて、スカートをスライドさせた状態を示す一部正面図。 図1におけるB−B断面図。 本発明の実施形態に係わるライン型制気口チャンバの取付板の平面図。 本発明の実施形態に係わるライン型制気口チャンバにブリーズラインを取り付けた状態を示す側面図(一部断面図)。 本発明の実施形態に係わるブリーズラインの正面図(a)と側面図(b)。 本発明の実施形態に係わる他のライン型制気口チャンバの正面図。 従来のライン型制気口チャンバにライン型制気口を取り付けた状態を示す一部正面図(a)と側面図(一部断面図)(b)。 従来のライン型制気口チャンバにおいて、取付板が配設されている状態を示す側面図(一部断面図)。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係わるライン型制気口チャンバ1を示す正面図であり、図2はその側面図である。このライン型制気口チャンバ1は、主として、空調ダクトD(ダクト)が接続されるチャンバ本体2と、このチャンバ本体2の上方に配設される上部カバー3と、チャンバ本体2の下方に配設されるスカート4(流出口)と、ブリーズラインBL(ライン型制気口)を取り付ける取付板5とを備えている。そして、後述するように、空調ダクトDの一端部とブリーズラインBLとの間に配設され、空調ダクトDからの空気をブリーズラインBLに送るものである。
チャンバ本体2は、断面が細長い長方形の筒状で、対向する一対の第1本体21と第2本体22とを備えている。第1本体21と第2本体22とはそれぞれ、互いに対向する一対の板部(長尺面部)である第1本体板部21aと第2本体板部22aとを有し、その両側縁にそれぞれ第1側板部21bと第2側板部22bとが設けられ、断面がコ字状となっている。そして、第1側板部21bと第2側板部22bとが一部重なった状態で、筒状に形成されている。すなわち、図3に示すように、第1側板部21bの内側に挿入板23が設けられ(接合され)、この挿入板23と第1側板部21bとの間に第2側板部22bが挿入されて、第1側板部21bと第2側板部22bとが、すなわち、第1本体21と第2本体22とが可動するようになっている。
また、第1本体板部21aと第2本体板部22aとの上端縁部には、この上端縁に沿った本体上側はぜ21c、22cがそれぞれ形成されている。この本体上側はぜ21c、22cは、渦巻き状に巻き込まれたカールはぜ(スピンはぜ)で、後述するカバー側はぜ31aと係合するように形成されている。さらに、第1本体板部21aと第2本体板部22aとの下端縁部には、この下端縁に沿って本体上側はぜ21c、22cと同様な本体下側はぜ21d、22dが形成され、この本体下側はぜ21d、22dは、後述するスカート側はぜ41a、42aと係合するように形成されている。また、第1本体板部21aの中央部には、楕円形の流入開口21eが形成され、この流入開口21eと同じ内形状で空調ダクトDが接続される接続筒24が、流入開口21eと同心に接合されている。
上部カバー3は、チャンバ本体2の上開口部を覆う細長いカップ状で、第1本体板部21aと第2本体板部22aとの上方に位置する側壁31の下端部縁に、本体上側はぜ21c、22cと係合する一対のカバー側はぜ31aが形成されている。そして、本体上側はぜ21c、22cとカバー側はぜ31aとは、回動可能に係合されている。すなわち、カバー側はぜ31aを中心に、第1本体21と第2本体22とが回動できるようになっている。また、上板部32の長手方向の両側には、後述する吊りボルトHを挿入するための吊りボルト用孔(図示せず)が形成されている。
スカート4は、チャンバ本体2とほぼ同じ断面形状の筒状で、チャンバ本体2の下端部に接続された状態で配設されている。すなわち、第1本体板部21aの下方に位置する第1スカート板部41と、第2本体板部22aの下方に位置する第2スカート板部42との上端縁部に、それぞれ本体下側はぜ21d、22dと係合するスカート側はぜ41a、42aが形成されている。そして、本体下側はぜ21d、22dとカバー側はぜ41a、42aとは、スライド可能かつ回動可能に係合されている。すなわち、本体下側はぜ21d、22dに沿ってスカート4がスライドでき、かつ、本体下側はぜ21d、22dを中心にスカート4が回動できるように(カバー側はぜ41a、42aを中心に第1本体21と第2本体22とが回動できるように)なっている。
このような構成により、スカート4が、本体下側はぜ21d、22に沿って移動(スライド)可能であるとともに、本体下側はぜ21d、22dと直交する方向に移動可能となっている。すなわち、図4に示すように、第1本体21と第2本体21とをカバー側はぜ31aを中心に並行に回動させることで、一対の本体下側はぜ21d、22dが、本体下側はぜ21d、22dと直交する水平方向に並行移動する。そして、この並行移動に伴ってスカート4が、本体下側はぜ21d、22dと直交する水平方向に移動するものである。このようにして、スカート4の位置が、水平面上において縦横(X軸方向およびY軸方向)に調整(移動)できるものである。
また、チャンバ本体2の下端部とスカート4の上端部との間には、長手方向の両側端部に空気抜け防止板6(空気抜け防止部材)が配設されている。この空気抜け防止板6は図5に示すような板状で、主板6aの長手方向すなわちスカート4の本体下側はぜ21d、22dに沿っての移動方向の両端部に、上下方向に突出したストッパー6bが形成されている。また、主板6aの幅は、チャンバ本体2の下開口部の幅方向およびスカート4の上開口部の幅方向を覆う大きさとなっており、ストッパー6b、6b間の距離は、スカート4の本体下側はぜ21d、22dに沿っての許容移動距離(移動可能範囲)となっている。すなわち、ストッパー6b、6b間の距離(許容移動距離)だけスカート4をスライドさせた際にも、チャンバ本体2の下開口部とスカート4の上開口部とが重なり合う重合開口部が一定以上確保されるようになっている。そして、スカート4を本体下側はぜ21d、22に沿ってスライドさせると、図6に示すように、一方(図中右側)の空気抜け防止板6がスカート4とともに移動し、チャンバ本体2の下開口部とスカート4の上開口部とが重なり合わない非重合開口部(スカート4の上開口部の一部)を覆う。また、他方(図中左側)の空気抜け防止板6が留まって、非重合開口部であるチャンバ本体2の下開口部の一部を覆うものである。さらにスカート4をスライドさせると、一方(図中右側)の空気抜け防止板6のストッパー6bがチャンバ本体2の下端部に当り、また、他方(図中左側)の空気抜け防止板6のストッパー6bがスカート4の上端部に当って、スカート4のスライド可能範囲が規制されるものである。
さらに、第1スカート板部41と第2スカート板部42との内側には、長手方向に延びるレール状の挟持部41b、42bが形成されている。この挟持部41b、42bは、図7に示すように断面がU字形で、挟持部41bと42bとが並行に形成されている。そして、この挟持部41b、42bによって、図7、8に示すような取付板5が挟持された状態で配設されている。
この取付板5は、スカート4の下端縁側に位置する下板部51と、この下板部51よりも上方に位置する上板部52とから構成され、下板部51と上板部52との両端部が接合され、上板部52の中央部がブリッジ状に立ち上がっている。また、下板部51の中央部には、円筒状にバーリング加工されたガイド部51aが形成され、後述するブリーズラインBLを固定する固定ボルトBL1(螺合部材)をガイドするようになっている。さらに、上板部52には、固定ボルトBL1が螺合される雌ネジ部52a(被螺合部)がガイド部51aと同軸に形成されている。そして、このような取付板5が、その両端部5a、5aが挟持部41b、42bによって挟持(挟まれた状態で把持)され、かつ、挟持部41b、42bに沿ってスライド可能に、2つ配設されている。
なお、本ライン型制気口チャンバ1は亜鉛鉄板などの金属製で、断熱性(保温性)および消音性を高めるために、チャンバ本体2および上部カバー3はグラスウール(図示せず)で覆われている。
次に、このような構成のライン型制気口チャンバ1の配設方法などについて説明する。なお、本実施形態では、ライン型制気口チャンバ1をコンクリートの上壁から吊って配設するものとする。
まず、ライン型制気口チャンバ1を予め定められた(設計された)配設位置に配設する。すなわち、吊りボルトHを固定するアンカーボルトをコンクリートの上壁の所定の位置(設計位置)に埋め込み、このアンカーボルトで吊りボルトHを固定する。次に、図4に示すように、吊りボルトHの他端部を上部カバー3の吊りボルト用孔に挿入し、吊りボルトHの他端部にナットNを取り付けて抜け止めする。これにより、ライン型制気口チャンバ1がコンクリートの上壁から吊られた状態で配設される。このとき、チャンバ本体2と上部カバー3とスカート4とは、ほぼ一直線上になっており、スカート4が図4中二点鎖線で示す位置に位置している。
一方、天井板Wには、スカート4の下開口部4aよりもやや大きい開口窓W1が、設計位置に合わせて予め設けられる。そして、この天井板Wを軽天(軽量鉄骨天井下地)から吊るして配設すると、スカート4の下開口部4aが開口窓W1に位置するものである。しかしながら、開口窓W1の加工ズレやライン型制気口チャンバ1の取付施工ズレなどにより、開口窓W1の位置とスカート4の下開口部4aの位置とが一致しない場合がある。このような場合、次のようにすることで、開口窓W1と下開口部4aとの位置を一致させることができる。すなわち、長手方向(本体下側はぜ21d、22dに沿った方向)のズレに対しては、スカート4を本体下側はぜ21d、22dに沿ってスライドさせる。また、長手方向と直交する方向のズレに対しては、上記のようにして本体下側はぜ21d、22dをズレをなくす方向に並行移動させることで、スカート4を同方向に移動させる。そして、これにより、スカート4の下開口部4aが開口窓W1と同位置まで移動し、開口窓W1と下開口部4aとの位置が一致する。
このようにして開口窓W1と下開口部4aとの位置が一致した状態で、ブリーズラインBLを取り付ける。すなわち、ブリーズラインBLに設けられているボルト挿入孔BL2の位置に合うように、取付板5を挟持部41b、42bに沿ってスライドさせ、図9に示すように、ブリーズラインBLの挿入部BL3をスカート4の下開口部4aに挿入させる。次に、固定ボルトBL1をボルト挿入孔BL2とガイド部51aとに挿入する。この際、ボルト挿入孔BL2とガイド部51aとの位置がわずかにずれている場合には、固定ボルトBL1のガイド部51aへの挿入によって取付板5がスライド(移動)し、ボルト挿入孔BL2とガイド部51aとの位置が一致するとともに、固定ボルトBL1がガイド部51aによって雌ネジ部52a側に案内される。そして、固定ボルトBL1を雌ネジ部52aに螺合させることで、ブリーズラインBLが取付板5に取り付けられ、表面が天井板Wとほぼ同一平面上に位置にした状態でブリーズラインBLが配設される。一方、空調ダクトDを接続筒24に接続することで施工が完了し、空調ダクトDからの空気がライン型制気口チャンバ1を介してブリーズラインBLから室内に送り込まれるものである。なお、ブリーズラインBLは、図10に示すような細長い箱形状で、風向調整ベーンBL4を備え、この風向調整ベーンBL4の位置(角度)を変えることで気流方向を調整できるようになっている。また、上記のようにしてスカート4の位置を調整することで、図4に示すように、接続筒24の向き(角度)が変化するが、空調ダクトDの向きを接続筒24の向きに合わせることで、空調ダクトDを容易に接続することができる。
以上のように、本ライン型制気口チャンバ1によれば、ライン型制気口チャンバ1をコンクリートの上壁などに配設した後においても、スカート4の位置を調整することができる。このため、ライン型制気口チャンバ1を配設した時点において開口窓W1とスカート4(下開口部4a)との位置が一致しない場合であっても、開口窓W1の位置に合うようにスカート4の位置を調整することができる。この結果、開口窓W1とスカート4との位置がずれた場合であっても、開口窓W1を広げたり、隙間を埋めるなどの作業が不要となり、作業時間や作業労力を大幅に削減することができる。
また、スカート4の本体下側はぜ21d、22dに沿っての移動(スライド)に伴って形成される非重合開口部が、空気抜け防止板6によって覆われるため、非重合開口部から空気が流出することが防止される。しかも、上記のように、スカート4のスライド可能範囲が空気抜け防止板6のストッパー6bによって規制されるため、スカート4のスライドに伴って形成され得る非重合開口部の大きさもストッパー6bによって規制される。この結果、スカート4を長くスライドさせて大きな非重合開口部が形成されること、すなわち、チャンバ本体2の下開口部とスカート4の上開口部とが重なり合う重合開口部が小さくなることが防止され(重合開口部が一定以上確保され)、必要とされる空気流路の断面積が確保される。
さらに、上記のように、取付板6が挟持部41b、42bで挟持されているため取付板6の配設が強固となり、地震などが発生しても取付板6やブリーズラインBLが外れてしまうことがない。しかも、当初から取付板6が挟持部41b、42bで挟持された状態で配設されているため、すなわち、コンクリートの上壁などに配設した後に作業者が取付板を配設するものではないため、作業者によって取付板が不安定な状態で配設されてしまうこともない。また、取付板6が挟持部41b、42bに沿ってスライドできるため、上記のように、ブリーズラインBLのボルト挿入孔BL2などに合わせて取付板6の位置を調整することができる。しかも、上記のようにして固定ボルトBL1がガイド部51aによって雌ネジ部52a側に案内されるため、固定ボルトBL1の螺合が容易となる。さらには、固定ボルトBL1がガイド部51aと雌ネジ部52aとによって支持されるため、ブリーズラインBLの固定が強固となる。
また、上記のように、チャンバ本体2およびスカート4が可動なため、地震などが発生した際に、その揺れに応じてチャンバ本体2およびスカート4が動き、地震などによる応力を緩和させることが可能となる。
以上、この発明の実施形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、本実施形態では、ブリーズラインBLを本ライン型制気口チャンバ1に取り付けるようにしているが、カームライン(CL)などその他のライン型制気口を取り付けることができるのは勿論である。
また、本実施形態では、チャンバ本体2の長手方向にスカート4がスライドし、このスライド方向と直交する方向にスカート4が水平移動できるようにしているが、開口窓W1とスカート4とのズレが発生しやすい方向やズレ量などに応じて、逆の方向すなわち、チャンバ本体2の短尺方向にスカート4がスライドし、これと直交する方向にスカート4が水平移動できるようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、第1側板部21bと第2側板部22bとを一部重ねることでで、第1本体板部21aと第2本体板部22aとが回動しても、第1側板部21bと第2側板部22bとの間に隙間が生じないようにしているが、第1本体板部21aと第2本体板部22aとの両側縁を伸縮自在な側板部で接続するようにしてもよい。また、図11に示すように、スカート4´の長手方向の長さをチャンバ本体2よりも短くし、チャンバ本体2の長さ方向の範囲内でスカート4´がスライドできるようにしてもよい。
1 ライン型制気口チャンバ
2 チャンバ本体
21 第1本体
21a 第1本体板部
21b 第1側板部
21c 本体上側はぜ
21d 本体下側はぜ
22 第2本体
22a 第2本体板部
22b 第2側板部
22c 本体上側はぜ
22d 本体下側はぜ
23 挿入板
3 上部カバー
31 側壁
31a カバー側はぜ
4 スカート
4a 下開口部
41 第1スカート板部
41a スカート側はぜ
41b 挟持部
42 第2スカート板部
42a スカート側はぜ
42b 挟持部
5 取付板
51 下板部
51a ガイド部
52 上板部
52a 雌ネジ部(被螺合部)
6 空気抜け防止板(空気抜け防止部材)
6b ストッパー
D 空調ダクト(ダクト)
BL ブリーズライン(ライン型制気口)
BL1 固定ボルト(螺合部材)
W 天井板
W1 開口窓

Claims (1)

  1. 断面が細長い長方形の筒状で、ダクトの一端部とライン型制気口との間に配設されて、前記ダクトからの空気を下開口部から前記ライン型制気口に送るライン型制気口チャンバであって、
    前記下開口部の内側に長手方向に延びる挟持部が設けられ、前記ライン型制気口を取り付ける取付板が前記挟持部で挟持され、かつ、この挟持部に沿ってスライド可能に配設されており、
    前記取付板が、前記下開口部の下端縁側に位置する下板部と、この下板部よりも上方に位置する上板部とを備え、前記ライン型制気口を固定する螺合部材がガイドされるガイド部が前記下板部に形成され、前記螺合部材が螺合される被螺合部が前記上板部に前記ガイド部と同軸に形成されている、
    ことを特徴とするライン型制気口チャンバ。
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