JP5089632B2 - 動画像復号装置 - Google Patents

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Description

この発明は、映像ES(Elementary Stream)のデコード時にマクロブロックのエラーを検出し、デコード済み画像でエラーを補完する動画像復号装置に関するものである。
従来の動画像復号装置は、入力された動画像データ中の文法誤りなどにより、復号画像中に現れるエラーを発見した際に、その時点より時間的に前、もしくは、その画像より前に復号した画像の情報を用いてエラーの補完を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−154141号公報
エラー補完を行う従来の動画像復号装置では、エラー補完を行う対象の画像より時間的に前の画像、もしくは、エラー補完を行う対象の画像より前に復号が必要な画像のみを補完元画像として使用しており、これらの、従来技術における補完元画像より、対象よりも後の画像の方がエラーが少ない場合や、従来技術における補完元画像より、対象よりも後の画像の方が、対象の画像と類似している場合など、対象の画像よりも後の画像を使用した方が効果的なエラー補完を行える場合に対応することができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、エラー補完が必要な画像を時間的に前後の画像から補完することにより、効果的にエラー補完を行うことができる動画像復号装置を得ることを目的とする。
この発明に係る動画像復号装置は、入力された動画像情報を示す画像ストリームを復号して復号画像を得るとともに、前記動画像情報のエラーによる前記復号画像上のエラー箇所を検出し、当該エラー箇所を示すエラー箇所情報を生成する復号手段と、
前記復号手段により順次復号された時系列に並ぶ所定数分の復号画像を保持画像として保持し、前記エラー箇所情報によって前記保持画像にエラー箇所の存在が検知されると、当該検知されたエラー補完先の保持画像に関して時系列の前後にある保持画像のうちからエラー補完元画像を選択し、前記エラー補完先の保持画像のエラー箇所を前記エラー補完元画像の当該エラー箇所に対応する画像情報でエラー補完するエラー補完手段とを備え、
前記エラー補完手段は、
前記復号手段により順次復号された時系列に並ぶ所定数分の復号画像を保持画像として保持する画像メモリと、
前記復号手段から入力したエラー箇所情報によって前記保持画像にエラー箇所の存在を検知すると、当該検知されたエラー補完先の保持画像に関して時系列の直前にある保持画像及び時系列の直後にある保持画像を前記画像メモリから取得して、当該時系列の直前にある保持画像と前記時系列の直後にある保持画像との間で前記エラー箇所の周囲で所定の広さの範囲について類似度を算出し、所定の閾値との比較結果から当該類似度が前記閾値より高い場合、前記時系列の直前及び直後の保持画像の中間画像を生成してエラー補完元画像とする補完計画部と、
前記エラー補完先の保持画像のエラー箇所を、前記補完計画部で得られたエラー補完元画像の当該エラー箇所に対応する画像情報でエラー補完する補完操作部とを備えたものである。
この発明によれば、エラー補完手段が、復号手段により順次復号された時系列に並ぶ所定数分の復号画像を保持画像として保持し、エラー箇所情報によって保持画像にエラー箇所の存在が検知されると、当該検知されたエラー補完先の保持画像に関して時系列の前後にある保持画像のうちからエラー補完元画像を選択し、エラー補完先の保持画像のエラー箇所をエラー補完元画像の当該エラー箇所に対応する画像情報でエラー補完する。
このように、エラー補完が必要な画像に関して時系列の前後にある保持画像のうちから選択したエラー補完元画像を利用してエラー補完するので、従来と比較してエラー補完元画像として選択可能な画像を増やすことができる。これにより、効果的にエラー補完を行うことができるという効果がある。また、エラー補完が必要な画像との類似度などからエラー補完元画像を評価することで、伝送等によって発生するエラーをより目立たないように補完できる。
この発明の実施の形態1による動画像復号装置の構成を示すブロック図である。 図1中のエラー補完部の構成を示すブロック図である。 図2中の画像メモリと補完操作部との動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態2による動画像復号装置におけるエラー補完部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による動画像復号装置におけるエラー補完部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4による動画像復号装置におけるエラー補完部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5による動画像復号装置におけるエラー補完部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6による動画像復号装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による動画像復号装置の構成を示すブロック図である。図1において、実施の形態1による動画像復号装置は、映像デコーダ101及びエラー補完部102を備える。映像デコーダ(復号手段)101は、映像ES(Elementary Stream)をデコード(復号)して、デコード結果であるデコード画像、当該デコード画像の映像ES中での表現形式を示す画像タイプ及び当該デコード画像のエラー箇所情報(エラーの発生した部分の座標)を順次出力する手段である。
ここで、例えば映像ESは、MPEG−Video形式で符号化されたビットストリームであり、画像タイプは、MPEG−Video形式のI、P、Bのいずれか、エラー箇所情報はエラーを含むマクロブロックの座標である。なお、エラー箇所情報は、デコード過程において、デコード対象画像のあるマクロブロック中で記述されるべき符号が揃う前に次のスタートコードを得た場合、当該マクロブロックにエラーがあると見なすなどの、文法エラーを検出することによって得ることができる。
エラー補完部(エラー補完手段)102は、映像デコーダ101からのデコード画像、画像タイプ及びエラー箇所情報を入力してエラーの補完を行い、補完画像を順次出力する手段である。例えば、映像デコーダ101から、デコード画像、画像タイプ及びエラー箇所情報とを入力し、当該画像タイプとエラー箇所情報とに従ってデコード画像の補完を行い、補完結果を補完画像として得る。
図2は、図1中のエラー補完部の構成を示すブロック図である。図2において、エラー補完部102は、画像メモリ201、補完計画部202及び補完操作部203を備える。画像メモリ201は、映像デコーダ101でデコードされたデコード画像を順次入力すると、時間的に新しい方から時系列に並んだ複数枚の画像を保持画像として保持し、補完操作部203によって上記時系列に並んだ保持画像のうちの1つの画像が補完処理された結果を入力すると、当該画像を補完画像として出力する。
補完計画部202は、映像デコーダ101から画像タイプとエラー箇所情報を順次入力して、画像メモリ201に保持された保持画像の画像タイプとエラー箇所情報を保持し、画像メモリ201の保持画像に対して上記エラー箇所情報によりエラーの存在を検知すると、当該保持画像の後に初めて画像タイプがIフレームとなるものが何枚目の保持画像であるかを探索し、探索結果の保持画像が何枚目であるかを示す情報及びエラー箇所情報を補完指示として出力する。
補完操作部203は、補完計画部202から補完指示を入力し、当該補完指示に従う枚数目の保持画像の上記エラー箇所情報が示す部分についての画像情報を画像メモリ201から読み出し、エラーが存在する保持画像の当該エラー箇所情報が示す部分へ書き込むことにより補完処理を実行する。
次に動作について説明する。
映像デコーダ101は、再生対象となる動画像の映像ESを入力すると、当該映像ESをデコードし、デコード結果のデコード画像、当該デコード画像の映像ES中での表現形式を示す画像タイプ及び当該デコード画像のエラー箇所情報をエラー補完部102へ出力する。
エラー補完部102において、画像メモリ201が、デコード画像を順次入力して、図3に示すように、時間的に新しい方からN枚分のデコード画像(時系列に並んだN枚のフレーム)を保持画像として保持する。また、補完計画部202は、映像デコーダ101から画像タイプとエラー箇所情報を順次入力して、画像メモリ201に保持されたN枚分の保持画像についての画像タイプとエラー箇所情報を保持する。
補完計画部202が、画像メモリ201におけるM(MはM≦Nなる所定の自然数)枚目の保持画像に対して上記エラー箇所情報によりエラーの存在を検知すると、M枚目の後に初めて画像タイプがIフレームとなるものが何枚目の保持画像であるかを探索し、当該保持画像がx枚目である旨と当該エラー箇所情報を補完指示として補完操作部203に出力する。
補完操作部203では、補完計画部202から入力した補完指示に従って、x枚目の保持画像中の上記補完指示におけるエラー箇所情報が示す部分の画像情報を画像メモリ201から読み出し、M枚目の保持画像の当該エラー箇所情報が示す部分へ書き込むことにより補完処理を実行する。
画像メモリ201は、図3に示すように、補完操作部203によってM枚前の保持画像が補完処理された結果を入力すると、当該画像を補完画像として出力する。
なお、上記説明では、画像タイプがMPEG−Video形式のIフレームとしたが、画像タイプが単独のフレームで画像全体が保持される符号化種類で表現された画像であればよく、MPEG−Video形式以外の動画像符号化方式であっても、本発明は適用可能である。また、画像タイプが存在しない、もしくは画像タイプで判断してもエラー補完に効果がない動画像符号化形式においては、画像タイプの判断を行わず、直後の画像を使用することもできる。
以上のように、この実施の形態1によれば、エラー補完部102が、映像デコーダ101によって映像ESから順次デコード(復号)された時系列に並ぶ所定数分のデコード画像を保持画像として保持し、エラー箇所情報によって保持画像にエラー箇所の存在が検知されると、当該検知されたエラー補完先の保持画像に関して時系列の前後にある保持画像のうちからエラー補完元画像を選択して、エラー補完先の保持画像のエラー箇所をエラー補完元画像の当該エラー箇所に対応する画像情報でエラー補完する。このようにすることで、デコード画像中のエラーを、当該画像のデコード時にはデコードされていなかった画像も使用して補完することが可能であり、デコード時点でデコード済みの画像のみを使用する場合に比べて補完元となる画像候補を増やすことができる。これにより、効果的なエラー補完が期待できる。
また、この実施の形態1によれば、エラー補完部102が、エラー箇所情報によって保持画像にエラー箇所の存在が検知されると、画像タイプが単独のフレームで画像全体が保持される符号化種類で表現された画像(例えば、MPEG形式のIフレーム)であって、検知されたエラー補完先の保持画像に関して時系列の後に最初に出現する保持画像をエラー補完元画像として選択する。これにより、エラーの影響を低減できる。特に、画像タイプがPやBのデコード画像ではそれらが参照した画像のエラーを蓄積するのに対し、画像タイプがIのデコード画像ではエラーの蓄積がないため、デコード画像の時間的に後に現れる画像タイプがIフレームのデコード画像でエラー補完すれば、エラーの影響を最小に止めることが可能である。
実施の形態2.
この実施の形態2は、デコード画像中のエラー箇所をその前後のデコード画像のうち、より似た方でエラー補完するように構成したものである。なお、実施の形態2による動画像復号装置の全体構成は、上記実施の形態1で図1を用いて示したものと同様であるが、エラー補完部の構成及び動作が異なる。なお、この実施の形態2では、映像デコーダが画像タイプを取得する必要がなく、エラー補完部は、映像デコーダからエラー箇所情報のみを入力してエラー補完を行う。
図4は、この発明の実施の形態2による動画像復号装置におけるエラー補完部の構成を示すブロック図である。実施の形態2によるエラー補完部(エラー補完手段)102は、画像メモリ401、補完計画部402及び補完操作部403を備え、補完計画部402が、エラー検知部404、類似度算出部405a,405b及び比較部406を備える。
エラー検知部404は、映像デコーダ101からエラー箇所情報を順次入力し、画像メモリ201に保持された保持画像を保持し、画像メモリ201の保持画像に対して上記エラー箇所情報によりエラーの存在を検知すると、当該保持画像及びその時間的に前後の保持画像を画像メモリ201から取得する。
類似度算出部405aは、エラー検知部404により取得されたエラーが存在する保持画像とこの保持画像について時間的に前に存在する保持画像との類似度を算出する。類似度算出部405bでは、エラー検知部404により取得されたエラーが存在する保持画像とこの保持画像について時間的に後に存在する保持画像との類似度を算出する。
比較部406は、類似度算出部405a,405bで算出された各類似度を比較して、この比較結果から時間的に前後にそれぞれ存在する保持画像のうち、エラーが存在する保持画像により類似する方を特定して当該保持画像が何枚目の画像であるかを示す情報及び上記エラー箇所情報を補完指示として補完操作部403へ出力する。
補完操作部403は、補完計画部402から補完指示を入力し、当該補完指示に従う枚数目の保持画像の上記エラー箇所情報が示す部分についての画像情報を画像メモリ401から読み出し、エラーが存在する保持画像の当該エラー箇所情報が示す部分へ書き込むことにより補完処理を実行する。
次に動作について説明する。
実施の形態2による映像デコーダ101では、再生対象となる動画像の映像ESを入力すると、当該映像ESをデコードし、デコード結果のデコード画像及び当該デコード画像のエラー箇所情報をエラー補完部102へ出力する。
エラー補完部102において、画像メモリ401が、デコード画像を順次入力して、図4に示すように、時間的に新しい方からN枚分のデコード画像(時系列に並んだN枚のフレーム)を保持画像として保持する。また、補完計画部402のエラー検知部404は、映像デコーダ101からエラー箇所情報を順次入力して保持する。
エラー検知部404が、画像メモリ401におけるM(MはM≦Nなる所定の自然数)枚目の保持画像に上記エラー箇所情報によってエラーの存在を検知すると、M枚目の保持画像、その時間的に前後にあるM−1枚目の保持画像とM+1枚目の保持画像とを画像メモリ401から取得し、類似度算出部405a,405bへ出力する。
類似度算出部405aは、エラー検知部404により取得されたM枚目の保持画像とM−1枚目の保持画像とについて上記エラー箇所情報で特定される部分を中心に所定の広さの範囲(エラー箇所で特定される部分自体は含まない)の類似度(第1の類似度)を算出する。また、類似度算出部405bは、同様にしてM枚目の保持画像とM+1枚目の保持画像との類似度(第2の類似度)を算出する。ここで、類似度とは、例えば画像を構成するピクセル輝度について差の絶対値総和や正規化相関演算などの計算結果に従い、相関が高いほど高い値を示すようにしたものを使用する。
比較部406は、類似度算出部405a,405bで算出された各類似度を入力して比較を行い、類似度算出部405bよりも類似度算出部405aが算出した類似度が高ければx=M−1、類似度算出部405bが算出した類似度が高ければx=M+1として、エラー補完元の保持画像がx枚目であることを示す情報及び上記エラー箇所を補完指示として補完操作部403に出力する。
補完操作部403では、補完計画部402から入力した補完指示に従って、x枚目の保持画像中の上記補完指示におけるエラー箇所情報が示す部分の画像情報を画像メモリ401から読み出し、M枚目の保持画像の当該エラー箇所情報が示す部分へ書き込むことにより補完処理を実行する。
以上のように、この実施の形態2によれば、エラー補完部102を図4に示すように構成することにより、デコード画像中のエラー箇所を、その前後のデコード画像のうち、より似た方で補完することができる。より似ているデコード画像から補完を行うため、シーンチェンジなどの画像の急激な変化の影響を受けなくなることが期待できる。
実施の形態3.
この実施の形態3は、上記実施の形態2と同様に、デコード画像中のエラー箇所をその前後のデコード画像のうち、より似た方でエラー補完するように構成したものである。なお、実施の形態3による動画像復号装置の全体構成は、上記実施の形態1で図1を用いて示したものと同様であるが、エラー補完部の構成及び動作が異なる。なお、この実施の形態3では、上記実施の形態2と同様に、映像デコーダが画像タイプを取得する必要がなく、エラー補完部は、映像デコーダからエラー箇所情報のみを入力してエラー補完を行う。
図5は、この発明の実施の形態3による動画像復号装置におけるエラー補完部の構成を示すブロック図である。実施の形態3によるエラー補完部(エラー補完手段)102は、画像メモリ601、補完計画部602及び補完操作部603を備え、補完計画部602が、エラー検知部604、類似度算出部605、閾値メモリ606及び比較部607を備える。
エラー検知部604は、映像デコーダ101からエラー箇所情報を順次入力し、画像メモリ601に保持された保持画像を保持し、画像メモリ601の保持画像に対して上記エラー箇所情報によりエラーの存在を検知すると、当該保持画像の時間的に前後の保持画像を画像メモリ601から取得する。
類似度算出部605は、エラー検知部604により取得されたエラーが存在する保持画像について時間的に前後に存在する保持画像間の類似度を算出する。閾値メモリ606には、類似度に関する所定の閾値が記憶される。
比較部607は、類似度算出部605で算出された類似度と閾値メモリ606から読み出した所定の閾値とを比較して、この比較結果から類似度が所定の閾値を超える場合に、時間的に前後にそれぞれ存在する保持画像がそれぞれ何枚目の画像であるかを示す情報及び上記エラー箇所情報を補完指示として補完操作部603へ出力する。
補完操作部603は、補完計画部602から補完指示を入力し、当該補完指示に従う枚数目の各保持画像における上記エラー箇所情報が示す部分の画像情報を画像メモリ601から取得してこれらの中間画像を生成し、当該中間画像の画像情報をエラーが存在する保持画像の当該エラー箇所情報が示す部分へ書き込むことにより補完処理を実行する。
次に動作について説明する。
実施の形態3による映像デコーダ101では、再生対象となる動画像の映像ESを入力すると、当該映像ESをデコードし、デコード結果のデコード画像及び当該デコード画像のエラー箇所情報をエラー補完部102へ出力する。
エラー補完部102において、画像メモリ601が、デコード画像を順次入力して、図5に示すように、時間的に新しい方からN枚分のデコード画像(時系列に並んだN枚のフレーム)を保持画像として保持する。また、補完計画部602のエラー検知部604は、映像デコーダ101からエラー箇所情報を順次入力して、画像メモリ601に保持されたN枚分の保持画像についてのエラー箇所情報を保持する。
エラー検知部604が、画像メモリ601におけるM(MはM≦Nなる所定の自然数)枚目の保持画像に上記エラー箇所情報によってエラーの存在を検知すると、M枚目の保持画像との間で時間的に前後にあるM−1枚目の保持画像及びM+1枚目の保持画像を画像メモリ601から取得し、類似度算出部605へ出力する。
類似度算出部605は、エラー検知部604により取得されたM−1枚目の保持画像とM+1枚目の保持画像とについて上記エラー箇所情報で特定される部分を中心に所定の広さの範囲(エラー箇所で特定される部分自体は含まない)の類似度を算出する。ここで、類似度とは、例えば画像を構成するピクセル輝度について差の絶対値総和や正規化相関演算などの計算結果に従い、相関が高いほど高い値を示すようにしたものを使用する。
比較部607は、類似度算出部605で算出された類似度と閾値メモリ606から読み出した所定の閾値とを入力して比較を行い、類似度算出部605が算出した類似度が所定の閾値より高ければ、x=M−1、y=M+1として、エラー補完元の保持画像がx枚目及びy枚目であることを示す情報及び上記エラー箇所を補完指示として補完操作部603に出力する。
補完操作部603では、補完計画部602から入力した補完指示に従って、x枚目とy枚目の保持画像におけるエラー箇所情報が示す部分の画像情報を画像メモリ601からそれぞれ取得し、これらの中間画像を生成してM枚目の保持画像の当該エラー箇所情報が示す部分へ書き込むことにより補完処理を実行する。なお、中間画像としては、2つの保持画像の輝度の平均値などを使用する。
以上のように、この実施の形態3によれば、エラー補完部102を図5に示すように構成することにより、デコード画像中のエラー箇所が、その前後のデコード画像双方と似ていると期待できる場合にのみ補完することが可能である。これにより、画像の変化が少ない場合にのみ補完を行うことができ、誤った補完を避けることが期待できる。
実施の形態4.
この実施の形態4は、エラー補完元となる直前若しくは直後の画像にエラーがあっても、上記実施の形態2と同様に、デコード画像中のエラー箇所をその前後のデコード画像のうち、より似た方でエラー補完するように構成したものである。なお、実施の形態4による動画像復号装置の全体構成は、上記実施の形態1で図1を用いて示したものと同様であるが、エラー補完部の構成及び動作が異なる。なお、この実施の形態4では、上記実施の形態2と同様に、映像デコーダが画像タイプを取得する必要がなく、エラー補完部は、映像デコーダからエラー箇所情報のみを入力してエラー補完を行う。
図6は、この発明の実施の形態4による動画像復号装置におけるエラー補完部の構成を示すブロック図である。実施の形態4によるエラー補完部(エラー補完手段)102は、画像メモリ801、補完計画部802及び補完操作部803を備え、補完計画部802が、エラー検知部804、類似度算出部805a,805b及び比較部806を備える。
エラー検知部804は、映像デコーダ101からエラー箇所情報を順次入力し、画像メモリ801に保持された保持画像を保持し、画像メモリ801の保持画像に対して上記エラー箇所情報によりエラーの存在を検知すると、当該エラーを検出した保持画像(以下、補完対象保持画像と称す)の時間的に直前にある保持画像から、それ以前に存在する保持画像を順次参照して上記エラー箇所情報が示す部分の位置に同様のエラー箇所情報が存在するか否かを判定し、最初にエラー箇所情報が存在しなくなった保持画像を特定すると共に、上記補完対象保持画像の時間的に直後にある保持画像から、それ以後に存在する保持画像を順次参照して上記エラー箇所情報が示す部分の位置に同様のエラー箇所情報が存在するか否かを判定し、最初にエラー箇所情報が存在しなくなった保持画像を特定して、上記補完対象保持画像及び上記特定した各保持画像を画像メモリ801から取得する。
類似度算出部805aは、エラー検知部804により取得された補完対象保持画像とこれの時間的に前に存在する保持画像から特定された保持画像との類似度を算出する。類似度算出部805bでは、エラー検知部804により取得された補完対象保持画像とこれの時間的に後に存在する保持画像から特定された保持画像との類似度を算出する。
比較部806は、類似度算出部805a,805bで算出された各類似度を比較して、この比較結果から時間的に前後にそれぞれ存在する保持画像のうち、補完対象保持画像により類似する方を特定して当該保持画像が何枚目の画像であるかを示す情報及び上記エラー箇所情報を補完指示として補完操作部803へ出力する。
補完操作部803は、補完計画部802から補完指示を入力し、当該補完指示に従う枚数目の保持画像の上記エラー箇所情報が示す部分についての画像情報を画像メモリ801から読み出し、補完対象保持画像の当該エラー箇所情報が示す部分へ書き込むことにより補完処理を実行する。
次に動作について説明する。
実施の形態4による映像デコーダ101では、再生対象となる動画像の映像ESを入力すると、当該映像ESをデコードし、デコード結果のデコード画像及び当該デコード画像のエラー箇所情報をエラー補完部102へ出力する。
エラー補完部102において、画像メモリ801が、デコード画像を順次入力して、図6に示すように、時間的に新しい方からN枚分のデコード画像(時系列に並んだN枚のフレーム)を保持画像として保持する。また、補完計画部802のエラー検知部804は、映像デコーダ101からエラー箇所情報を順次入力して、画像メモリ801に保持されたN枚分の保持画像についてのエラー箇所情報を保持する。
エラー検知部804が、画像メモリ801におけるM(MはM≦Nなる所定の自然数)枚目の保持画像に上記エラー箇所情報によってエラーの存在を検知すると、M−k枚目保持画像をkを1から順に増加させながら、当該エラー箇所情報が示す部分の位置に同様のエラー箇所情報が存在するか否かを判定し、最初にエラー箇所情報が存在しなくなった保持画像のkの値をiとして特定する。さらに、エラー検知部804は、M+k枚目保持画像をkを1から順に増加させながら、当該エラー箇所情報が示す部分の位置に同様のエラー箇所情報が存在するか否かを判定し、最初にエラー箇所情報が存在しなくなった保持画像のkの値をjとして特定する。この後、エラー検知部804は、補完対象となるM枚目の保持画像、M−i枚目の保持画像及びM+j枚目の保持画像を画像メモリ801から取得し、類似度算出部805a,805bへ出力する。
類似度算出部805aは、エラー検知部804により取得されたM枚目の保持画像とM−i枚目の保持画像とについて上記エラー箇所情報で特定される部分を中心に所定の広さの範囲(エラー箇所で特定される部分自体は含まない)の類似度(第3の類似度)を算出する。また、類似度算出部805bは、エラー検知部804により取得されたM枚目の保持画像とM+j枚目の保持画像とについて上記エラー箇所情報で特定される部分を中心に所定の広さの範囲(エラー箇所で特定される部分自体は含まない)の類似度(第4の類似度)を算出する。ここで、類似度とは、例えば画像を構成するピクセル輝度について差の絶対値総和や正規化相関演算などの計算結果に従い、相関が高いほど高い値を示すようにしたものを使用する。
比較部806は、類似度算出部805a,805bで算出された両類似度を入力して比較を行い、類似度算出部805bより類似度算出部805aが算出した類似度が高ければx=M−iとし、類似度算出部805bが算出した類似度が高ければy=M+jとして、エラー補完元の保持画像がM−i枚目又はM+j枚目であることを示す情報及び上記エラー箇所を補完指示として補完操作部803に出力する。
補完操作部803では、補完計画部802から入力した補完指示に従って、M−i枚目又はM+j枚目の保持画像におけるエラー箇所情報が示す部分の画像情報を画像メモリ801から取得し、M枚目の保持画像の当該エラー箇所情報が示す部分へ書き込むことにより補完処理を実行する。
以上のように、この実施の形態4によれば、エラー補完部102を図6に示すように構成することにより、エラー補完元となる直前若しくは直後の画像にエラーがあった場合にも、上記実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
この実施の形態5は、エラー補完元となる直前若しくは直後の画像にエラーがあっても、上記実施の形態3と同様に、デコード画像中エラー箇所情報がその前後のデコード画像双方と似ていると期待できる場合にのみ補完することを可能としたものである。なお、実施の形態5による動画像復号装置の全体構成は、上記実施の形態1で図1を用いて示したものと同様であるが、エラー補完部の構成及び動作が異なる。なお、この実施の形態5では、上記実施の形態2と同様に、映像デコーダが画像タイプを取得する必要がなく、エラー補完部は、映像デコーダからエラー箇所情報のみを入力してエラー補完を行う。
図7は、この発明の実施の形態5による動画像復号装置におけるエラー補完部の構成を示すブロック図である。実施の形態5によるエラー補完部(エラー補完手段)102は、画像メモリ901、補完計画部902及び補完操作部903を備え、補完計画部902が、エラー検知部904、類似度算出部905、閾値メモリ906及び比較部907を備える。
エラー検知部904は、映像デコーダ101からエラー箇所情報を順次入力し、画像メモリ901に保持された保持画像を保持し、画像メモリ901の保持画像に対して上記エラー箇所情報によりエラーの存在を検知すると、当該エラーを検出した保持画像(以下、補完対象保持画像と称す)の時間的に直前にある保持画像から、それ以前に存在する保持画像を順次参照して上記エラー箇所情報が示す部分の位置に同様のエラー箇所情報が存在するか否かを判定して最初にエラー箇所情報が存在しなくなった保持画像を特定すると共に、上記補完対象保持画像の時間的に直後にある保持画像から、それ以後に存在する保持画像を順次参照して上記エラー箇所情報が示す部分の位置に同様のエラー箇所情報が存在するか否かを判定して最初にエラー箇所情報が存在しなくなった保持画像を特定し、特定した各保持画像を画像メモリ901から取得する。
類似度算出部905は、エラー検知部904により取得された各保持画像間の類似度を算出する。閾値メモリ906には、類似度に関する所定の閾値が記憶される。比較部907は、類似度算出部905で算出された類似度と閾値メモリ906から読み出した所定の閾値とを比較して、この比較結果から類似度が所定の閾値を超える場合に、時間的に前後にそれぞれ存在する保持画像がそれぞれ何枚目の画像であるかを示す情報及び上記エラー箇所情報を補完指示として補完操作部903へ出力する。
補完操作部903は、補完計画部902から補完指示を入力し、当該補完指示に従う枚数目の各保持画像における上記エラー箇所情報が示す部分の画像情報を画像メモリ901から取得してこれらの中間画像を生成し、当該中間画像の画像情報を補完対象保持画像の当該エラー箇所情報が示す部分へ書き込むことにより補完処理を実行する。
次に動作について説明する。
実施の形態5による映像デコーダ101では、再生対象となる動画像の映像ESを入力すると、当該映像ESをデコードし、デコード結果のデコード画像及び当該デコード画像のエラー箇所情報をエラー補完部102へ出力する。
エラー補完部102において、画像メモリ901が、デコード画像を順次入力して、図7に示すように、時間的に新しい方からN枚分のデコード画像(時系列に並んだN枚のフレーム)を保持画像として保持する。また、補完計画部902のエラー検知部904は、映像デコーダ101からエラー箇所情報を順次入力して、画像メモリ901に保持されたN枚分の保持画像についてのエラー箇所情報を保持する。
エラー検知部904が、画像メモリ901におけるM(MはM≦Nなる所定の自然数)枚目の保持画像に上記エラー箇所情報によってエラーの存在を検知すると、M−k枚目保持画像をkを1から順に増加させながら、当該エラー箇所情報が示す部分の位置に同様のエラー箇所情報が存在するか否かを判定し、最初にエラー箇所情報が存在しなくなった保持画像のkの値をiとして特定する。さらに、エラー検知部904は、M+k枚目保持画像をkを1から順に増加させながら、当該エラー箇所情報が示す部分の位置に同様のエラー箇所情報が存在するか否かを判定し、最初にエラー箇所情報が存在しなくなった保持画像のkの値をjとして特定する。この後、エラー検知部904は、M−i枚目の保持画像及びM+j枚目の保持画像を画像メモリ901から取得し、類似度算出部905へ出力する。
類似度算出部905は、エラー検知部904により取得されたM−i枚目の保持画像とM+j枚目の保持画像とについて上記エラー箇所情報で特定される部分を中心に所定の広さの範囲(エラー箇所で特定される部分自体は含まない)の類似度を算出する。ここで、類似度とは、例えば画像を構成するピクセル輝度について差の絶対値総和や正規化相関演算などの計算結果に従い、相関が高いほど高い値を示すようにしたものを使用する。
比較部907は、類似度算出部905で算出された類似度と閾値メモリ906から読み出した所定の閾値とを入力して比較を行い、類似度算出部905が算出した類似度が所定の閾値より高ければ、x=M−i、y=M+jとして、エラー補完元の保持画像がx枚目及びy枚目であることを示す情報及び上記エラー箇所を補完指示として補完操作部903に出力する。
補完操作部903では、補完計画部902から入力した補完指示に従って、x枚目とy枚目の保持画像におけるエラー箇所情報が示す部分の画像情報を画像メモリ901からそれぞれ取得し、これらの中間画像を生成してM枚目の保持画像の当該エラー箇所情報が示す部分へ書き込むことにより補完処理を実行する。なお、中間画像としては、2つの保持画像の輝度の平均値などを使用する。
以上のように、この実施の形態5によれば、エラー補完部102を図7に示すように構成することにより、補完元となる直前若しくは直後の画像にエラーがあった場合にも、上記実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
実施の形態6.
図8は、この発明の実施の形態6による動画像復号装置の構成を示すブロック図である。図8において、実施の形態6による動画像復号装置は、映像デコーダ101a、エラー補完部102a及びエラー追跡部103を備える。映像デコーダ(復号手段)101は、映像ESをデコード(復号)して、デコード結果であるデコード画像、当該デコード画像の映像ES中での表現形式を示す画像タイプ、当該デコード画像の動きベクトル情報及び当該デコード画像のエラー箇所情報(エラーの発生した部分の座標)を順次出力する手段である。なお、デコード画像の動きベクトル情報とは、当該デコード画像の参照元デコード画像、参照元座標及びその移動量を含む情報である。
エラー補完部(エラー補完手段)102aは、映像デコーダ101aからデコード画像及び画像タイプを入力し、エラー追跡部103から追跡エラー箇所情報を入力して、上記実施の形態1〜5で示したエラー補完を実行して補完画像を順次出力する手段である。例えば、デコード画像、画像タイプ及び追跡エラー箇所情報を入力して、当該画像タイプと追跡エラー箇所情報とに従ってデコード画像の補完を行い、補完結果を補完画像として得る。
エラー追跡部(エラー追跡手段)103は、映像デコーダ101aからデコード画像の動きベクトル情報及び検出されたエラー箇所情報を入力し、映像デコーダ101aで順次デコードされたデコード画像における当該エラー箇所情報で特定されるエラーの波及範囲を追跡し、当該エラーが及んだデコード画像のエラー箇所情報を追跡エラー箇所情報として出力する手段である。
次に動作について説明する。
映像デコーダ101aは、再生対象となる動画像の映像ESを入力すると、当該映像ESをデコードし、デコード結果のデコード画像及び当該デコード画像の映像ES中での表現形式を示す画像タイプをエラー補完部102aへ出力し、当該デコード画像の動きベクトル情報及び当該デコード画像から検出したエラー箇所情報をエラー追跡部103へ出力する。
エラー追跡部103では、動きベクトル情報に含まれる参照元デコード画像のうち、映像デコーダ101aから入力したエラー箇所情報で特定される部分の座標が、参照元座標と重なる場合、当該参照元デコード画像中のエラー箇所の座標を、動きベクトル情報に含まれる移動量だけ移動させ、移動先の座標(エラー箇所の参照先座標)をエラー箇所の座標として加えた追跡エラー箇所情報としてエラー補完部102aへ出力する。
エラー補完部102aは、エラー追跡部103から入力した追跡エラー箇所情報を、上記実施の形態1〜5で示したエラー箇所情報と同様に扱って、上記実施の形態1〜5で示したエラー補完を実行し、補完画像を順次出力する。
以上のように、この実施の形態6によれば、図8に示すエラー追跡部103を備えたので、エラー画像を参照することによって波及したエラーも追跡し、補完対象とすることができる。
101,101a 映像デコーダ(復号手段)、102,102a エラー補完部(エラー補完手段)、103 エラー追跡部(エラー追跡手段)、201,401,601,801,901 画像メモリ、202,402,602,802,902 補完計画部、203,403,603,803,903 補完操作部、405a,405b,605,805a,805b,905 類似度算出部、406,607,806,907 比較部、606,906 閾値メモリ。

Claims (3)

  1. 入力された動画像情報を示す画像ストリームを復号して復号画像を得るとともに、前記動画像情報のエラーによる前記復号画像上のエラー箇所を検出し、当該エラー箇所を示すエラー箇所情報を生成する復号手段と、
    前記復号手段により順次復号された時系列に並ぶ所定数分の復号画像を保持画像として保持し、前記エラー箇所情報によって前記保持画像にエラー箇所の存在が検知されると、当該検知されたエラー補完先の保持画像に関して時系列の前後にある保持画像のうちからエラー補完元画像を選択し、前記エラー補完先の保持画像のエラー箇所を前記エラー補完元画像の当該エラー箇所に対応する画像情報でエラー補完するエラー補完手段とを備え、
    前記エラー補完手段は、
    前記復号手段により順次復号された時系列に並ぶ所定数分の復号画像を保持画像として保持する画像メモリと、
    前記復号手段から入力したエラー箇所情報によって前記保持画像にエラー箇所の存在を検知すると、当該検知されたエラー補完先の保持画像に関して時系列の直前にある保持画像及び時系列の直後にある保持画像を前記画像メモリから取得して、当該時系列の直前にある保持画像と前記時系列の直後にある保持画像との間で前記エラー箇所の周囲で所定の広さの範囲について類似度を算出し、所定の閾値との比較結果から当該類似度が前記閾値より高い場合、前記時系列の直前及び直後の保持画像の中間画像を生成してエラー補完元画像とする補完計画部と、
    前記エラー補完先の保持画像のエラー箇所を、前記補完計画部で得られたエラー補完元画像の当該エラー箇所に対応する画像情報でエラー補完する補完操作部とを備えたことを特徴とする動画像復号装置。
  2. 入力された動画像情報を示す画像ストリームを復号して復号画像を得るとともに、前記動画像情報のエラーによる前記復号画像上のエラー箇所を検出し、当該エラー箇所を示すエラー箇所情報を生成する復号手段と、
    前記復号手段により順次復号された時系列に並ぶ所定数分の復号画像を保持画像として保持し、前記エラー箇所情報によって前記保持画像にエラー箇所の存在が検知されると、当該検知されたエラー補完先の保持画像に関して時系列の前後にある保持画像のうちからエラー補完元画像を選択し、前記エラー補完先の保持画像のエラー箇所を前記エラー補完元画像の当該エラー箇所に対応する画像情報でエラー補完するエラー補完手段とを備え、
    前記エラー補完手段は、
    前記復号手段により順次復号された時系列に並ぶ所定数分の復号画像を保持画像として保持する画像メモリと、
    前記復号手段から入力したエラー箇所情報によって、前記保持画像にエラー箇所の存在を検知すると、当該検知されたエラー補完先の保持画像に関して時系列の直前にある保持画像からそれ以前に存在する保持画像を順次参照して前記エラー箇所情報が示す位置にエラー箇所が存在するか否かを判定し、最初にエラー箇所が存在しなくなった保持画像を前記画像メモリから取得し、前記エラー補完先の保持画像に関して時系列の直後にある保持画像からそれ以後に存在する保持画像を順次参照して前記エラー箇所情報が示す位置にエラー箇所が存在するか否かを判定し、最初にエラー箇所が存在しなくなった保持画像を前記画像メモリから取得するとともに、前記時系列の直前からそれ以前にある保持画像のうちから取得された保持画像と前記時系列の直後からそれ以後にある保持画像のうちから取得された保持画像との間で前記エラー箇所の周囲で所定の広さの範囲について類似度を算出し、所定の閾値との比較結果から当該類似度が前記閾値より高い場合、前記時系列の直前及び直後の保持画像の中間画像を生成してエラー補完元画像とする補完計画部と、
    前記エラー補完先の保持画像のエラー箇所を、前記補完計画部で得られたエラー補完元画像の当該エラー箇所に対応する画像情報でエラー補完する補完操作部とを備えたことを特徴とする動画像復号装置。
  3. 補完計画部は、2つの保持画像の各画素値の平均をとって中間画像を生成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の動画像復号装置。
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