JP5089076B2 - Ats装置 - Google Patents

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Description

この発明は、列車の停止制御に使用するATS装置、特に列車の速度制限精度の向上に関するものである。
自動列車停止装置として変周式のATS−S形が従来から広く使用されている。このATS−S形のうち、民鉄で使用されている多変周式ATS装置は、図8に示すように、速度制限をする区間の特定地点に制限速度の各速度段に応じた周波数f1〜f5のL−C共振回路からなる地上子2aB〜2aFをそれぞれ設け、車上装置としては、図2に示すように、車上子5のコイルを帰還回路とした増幅回路6により常時発振周波数で発振している発振回路7と、発振回路7の出力側にフィルタ8a〜8eと増幅回路9a〜9eと整流回路10a〜10e及びリレーR1〜R5からなる受信周波数のチャネルを共振周波数に応じて有する周波数選別回路11と論理部12を設けている。そして走行している列車3の車上子5が各地上子2aB〜2aFの上を通るときに、発振回路7の常時発振周波数が地上子2aB〜2aFに設定された共振周波数f1〜f5に変周することを利用して周波数選別回路11から論理部12に地上子情報を出力している。論理部12は入力した各周波数f1〜f5に割り当てられた制限速度で速度制限を行う。
また、車上速度照査機能を有するATS装置は、図9(a)に示すように、速度照査点のレールに沿って設置された2個1対の地上子40a,40b間を列車3が制限速度で走行したときの通過時間があらかじめ車上装置4に設定された標準時間になるようにその間隔が定められている。車上装置4は車上子5が各地上子40a,40bと結合したときの時間差、すなわち2つの地上子40a,40b間の通過時間を計測し、計測した通過時間と設定されている標準時間とを比較し、通過時間が標準時間より短いときは、列車3が制限速度以上で走行しているとしてブレーキ制御を行い、通過時間が標準時間より長いときは、列車3が制限速度以下で走行しているとしてブレーキ制御を行わないようにしている。
この車上速度照査機能を有するATS装置は、特定地点における速度制限を実施するのみであり、列車が速度照査点を通過した後は速度制限をかけるものが存在しないため、車両性能に従った最高速度まで速度を上られるため、信号の暴進や終端部への追突等の問題があった。これに対して特許文献1に示された列車速度制御装置は、図9(b)に示すように、車上子が速度照査用の2つの地上子40a,40bとそれぞれ結合したときの速度V11,V12を検出し、検出した速度V11,V12から2つの地上子40a,40b間の平均速度V10=(V11+V12)/2を算出する。この算出した平均速度V10と2つの地上子40a,40b間の通過時間から2つの地上子40a,40bの間隔を算出し、算出した間隔と標準時間とにより速度照査地点の制限速度を算出し、算出した制限速度により次の速度照査地点まで列車の速度を制御している。
前記いずれの場合も、固定の速度段制限あるいはある特定地点における速度制限を実施するのみであり、各速度制限区間がどの程度の長さであることが判らず細かい制限速度を設けることはできなかった。
このような問題を解消するためATS−P形は、地上子から制限速度とその速度制限区間長を示す情報を車上子に送信し、車上装置は車上子が受信した制限速度とその速度制限区間長により速度照査パターンを生成し、列車の速度が速度照査パターン以下になるように制御している。また、特許文献2に示された列車制御装置は、図10に示すように、異なる周波数f1,f2,f3の地上子41a,41b,41cを使用し、周波数f1の地上子41aと周波数f2の地上子41bを制限速度に対応した所定の距離L1だけ隔てて設け、周波数f3の地上子41cを周波数f2の地上子41bから速度制限区間の長さLcに対応した所定の距離L2だけ隔てて設け、速度照査地点で車上装置が制限速度とその速度制限区間長を得るようにしている。
特開平7−123533号公報 特許第3200595号公報
前記ATS−P形や特許文献2に示された列車制御装置は既存のATS−S形の車上装置を搭載した列車には適用することができず、既存のATS車上装置を有効に活用することはできなかった。
この発明は、既存のATS車上装置に影響を与えることなく、地上装置や車上装置に速度制限区間の距離情報や制限速度情報といった情報伝送機能を持たせることなく、簡単な構成で列車の速度をパターン制御することができるATS装置を提供することを目的とするものである。
この発明のATS装置は、地上装置と列車搭載された車上装置を有し、前記地上装置は、レールに沿って所定距離だけ隔てて設置された同一周波数の2個1対の地上子を有し、前記地上子間の距離は、車上速度照査機能を有するATS装置の車上装置に設定された標準時間と、前記地上子の設置されている区間を通過できる列車の制限速度とから算出した距離より長く設定され、前記車上装置は、前記同一周波数の2個1対の地上子を検出したとき、前記地上子の周波数に対応した制限速度からブレーキパターンを発生することを特徴とする。
この発明の他のATS装置は、地上装置と列車搭載された車上装置を有し、前記地上装置は、レールに沿って所定距離だけ隔てて設置された同一周波数の複数の地上子を有し、前記地上子間の距離は、車上速度照査機能を有するATS装置の車上装置に設定された標準時間と、前記地上子の設置されている区間を通過できる列車の制限速度とから算出した距離より長く設定され、前記車上装置は、前記同一周波数の複数の地上子のなかの第1の地上子を検出してから他の地上子を検出するたびに、前記地上子の周波数に対応した制限速度から下り勾配の異なるブレーキパターンを発生することを特徴とする。
また、前記車上装置は、前記地上子の周波数と異なる周波数の地上子を検出したときに、発生したブレーキパターンの低下を停止させる。
さらに、前記車上装置は、前記ブレーキパターンの低下を停止させるとき、列車の速度を前記ブレーキパターンと一致するように補正すると良い。
この発明はレールに沿って所定距離だけ隔てて設置された同一周波数の2個1対の地上子を車上装置で検出したとき、地上子の周波数に対応した制限速度からブレーキパターンを発生することにより、既存のATS車上装置に影響を与えることなく、簡単な構成で列車の速度をパターン制御することができる。
また、車上装置でレールに沿って所定距離だけ隔てて設置された同一周波数の複数の地上子のなかの第1の地上子を検出してから他の地上子を検出するたびに、地上子の周波数に対応した制限速度から下り勾配の異なるブレーキパターンを発生することにより、車上装置の特性や速度発電機のばらつき等により列車ごとに実際の速度が変動しても、その変動に応じた最適なブレーキパターンで列車の速度を制御することができ、列車の速度を精度良く制御することができる。
また、同一周波数の地上子間の距離は、車上速度照査用に使用する2個1対の地上子間の距離より長く設定することにより、既存の車上速度照査機能にも影響を与えないですむ。
さらに、地上子の周波数と異なる周波数の地上子を検出したときに、発生したブレーキパターンの低下を停止させることにより、速度制限地点までの距離情報を持たせる必要がなく、既存のATS車上装置でパターン制御を行うことができる。
また、前記ブレーキパターンの低下を停止させるとき、列車の速度を前記ブレーキパターンと一致するように補正することにより、各列車の速度を精度良く制御することができる。
図1はこの発明のATS装置の構成図である。図に示すように、ATS装置は、減速制御区間のレール1に沿って距離Lを隔てて設置され、制限速度に応じた同一周波数f1の2個1対の地上子2a,2bと、列車3に搭載された車上装置4を有する。2個1対の地上子2a,2bの距離Lは、その区間の許容最高速度と、図9(a)に示すように、従来の車上速度照査機能を有するATS装置の車上装置に設定された標準時間から算出した距離より長く設定されている。
車上装置4は、図2のブロック図に示すように、従来のATS車上装置と全く同様に、車上子5のコイルを帰還回路とした増幅回路6により常時発振周波数で発振している発振回路7と、発振回路7の出力側にフィルタ8a〜8eと増幅回路9a〜9eと整流回路10a〜10e及びリレーR1〜R5を共振周波数f1〜f5に応じて有する周波数選別回路11とを有し、論理部12が従来のATS車上装置と相違して各リレーR1〜R5の出力信号により各周波数f1〜f5に割り当てられた制限速度で速度制限を行うとともに制限速度からブレーキパターンを発生する。
このATS装置で列車3の速度を制御するときの処理を説明する。列車3が走行して車上子5が地上子2aの上を通るときに、発振回路7の常時発振周波数が地上子2aに設定された共振周波数f1に変周して共振回路7から周波数選別回路11に周波数f1の信号が送られる。周波数選別回路11は送られた周波数f1の信号を選別してリレーR1を動作させる。論理部12はリレーR1の出力信号を入力すると周波数f1に割り当てられた制限速度で速度制限を行う。この状態であらかじめ定められた一定距離以内に車上子5が地上子2bの上を通り、論理部12にリレーR1の出力信号が再び入力すると、論理部12は周波数f1に割り当てられた制限速度から、図1に示すように、ブレーキパターンBPを発生して列車3の速度を制御し所定の停止位置に停止させる。このブレーキパターンBPはあらかじめ車両性能により計算されるか、あるいは実際の列車3により収集されたデータから算出する。
このように車上子5が同一周波数f1の2個の地上子2a,2bを一定時間以内に検出したとき、無条件で周波数f1が持つ制限速度からブレーキパターンBPを発生するから、既存のATS装置に影響を与えることなく、簡単な構成で列車3の速度をパターン制御することができる。
また、2個1対の地上子2a,2bの距離Lは、従来の車上速度照査機能を有するATS装置の車上装置に設定された標準時間から算出した距離より長く設定されているから、車上子5が地上子2aを検出して車上速度照査機能の計時が開始しても、車上子5が地上子2bの上を検出する以前に車上速度照査機能の計時が終了しているため、既存の車上速度照査機能にも影響を与えないですむ。
この車上子5で2個1対の地上子2a,2bを検出して発生したブレーキパターンBPは、車上子5が地上子2a,2bの周波数f1と異なる周波数の地上子を検出したときに論理部12でブレーキパターンBPの低下を停止させる。
このATS装置を速度制限制御区間や停止制御区間に設けた場合について、図3の構成図を参照して説明する。
速度制限制御区間には周波数f1の2個1対の地上子2aA,2bAとパターン低下停止用の周波数f0の地上子14が設置され、停止制御区間には周波数f1の2個1対の地上子2aB,2bBと、周波数f2の2個1対の地上子2aC,2bCと、周波数f3の2個1対の地上子2aD,2bDと、周波数f4の2個1対の地上子2aE,2bEと、周波数f5の2個1対の地上子2aF,2bFが設置されている。また、速度制限制御区間の終端には制限速度更新用の周波数f1の地上子15が設置されている。パターン低下停止用の周波数f0の地上子14は周波数f1の速度情報から発生したブレーキパターンから算出した距離Lcだけ地上子2bAから離れた地点に設置されている。すなわち、周波数f1に対応する制限速度から発生したブレーキパターンから、速度制限をかける制限速度なるまでに列車3が走行する距離Lcを算出することができるから、この距離Lcを算出して周波数f0の地上子14を設置する。また、周波数f2の地上子2aC,2bCは地上子2bBの周波数f1に対応する制限速度で発生したブレーキパターンが周波数f2に対応する制限速度になる距離だけ地上子2bBから離れた地点に設置され、周波数f3の地上子2aD,2bDは地上子2bCの周波数f2に対応する制限速度で発生したブレーキパターンが周波数f3に対応する制限速度になる距離だけ地上子2bCから離れた地点に設置され、周波数f4の地上子2aE,2bEは地上子2bDの周波数f3に対応する制限速度で発生したブレーキパターンが周波数f4に対応する制限速度になる距離だけ地上子2bDから離れた地点に設置されている。
車上装置4には、図4のブロック図に示すように、周波数選別回路11に、周波数f0を選別するフィルタ8fと増幅回路9fと整流回路10f及びリレーR0が追加されている。
列車3が周波数f1に割り当てられた制限速度、例えば120km/hで走行して速度制限制御区間に達し、車上子5で周波数f1の地上子2aA,2bAを検出すると、車上装置4の論理部12は周波数f1に対応する制限速度である120km/hからブレーキパターンを発生して列車3を減速させる。発生したブレーキパターンにより減速している列車3が周波数f0の地上子14の位置に達して車上子5で周波数f0の地上子14を検出すると、論理部12はそのときのブレーキパターンによる制限速度、例えば80km/hでブレーキパターンの低下を停止し、一定速度である80km/hの速度パターンにして列車3を80km/hで走行させる。地上子14を通過して一定速度で走行している列車3が周波数f1の地上子15の位置に達して車上子5が地上子15を検出すると、論理部12は周波数f1に応じた一定速度である120km/hの速度パターンを発生して列車3の速度を制御する。
この状態で列車3が走行し、停止制御区間に達して車上子5で周波数f1の地上子2aB,2bBを検出すると、論理部12は周波数f1に対応する制限速度である120km/hからブレーキパターンを発生して列車3を減速させる。この列車3が減速しながら進行して車上子5で周波数f2の地上子2aC,2bCを検出すると、論理部12は周波数f2に対応する制限速度、例えば65km/hからブレーキパターンを発生して列車3の速度を制御する。以下同様に車上子5が周波数f3の地上子2aD,2bDを検出したとき及び周波数f4の地上子2aE,2bEを検出したとき、論理部12は周波数f3に対応する制限速度、例えば45km/hと周波数f4に対応する制限速度、例えば30km/hからブレーキパターンを発生して列車3の速度を制御し、所定の停止位置に列車3を停止させる。
このようにして現在主として民鉄で実施されている閉そく区間に対して制御用地上子が設置されている路線に対しては、その制御用地上子を地上子2aとして使用し、同じ周波数の地上子2bを距離Lだけ設置することにより地上装置を構成することができるとともに既存の車上装置を利用して列車3の速度をパターン制御することができる。
このように同じ周波数の2個1対の地上子2a,2bを車上子5で検出してその周波数に応じた制限速度でブレーキパターンを発生して列車3の速度を制御している場合、車上装置4の特性や速度発電機のばらつき等により、列車3ごとに実際の速度が変動する。例えば図5に示すように、車上子5で周波数f1の地上子2aA,2bAを検出して論理部12で周波数f1に対応する制限速度である120km/hからブレーキパターンBPを発生して列車3を減速させても、列車3の実際の速度パターンVPが変動して周波数f0の地上子14の位置に達したとき、列車3の実際の速度が所定の80km/hになっていなく例えば82km/hになる場合もある。この変動はある許容範囲に入ることが推測されるので、車上子5が周波数f0の地上子14を検出したときに、論理部12は速度検出部13で検出している列車3の速度が周波数f0に対応する制限速度である80km/hになるように補正する。このように2個1対の地上子2a,2bを車上子5で検出してブレーキパターンを発生するとき、列車3の速度をブレーキパターンを発生する制限速度に補正することにより、列車3ごとのばらつきをなくすことができ、各列車3の速度を精度良く制御することができる。
前記説明では車上装置4の特性等のばらつきにより変動する列車3ごとの実際の速度を車上子5で周波数f0の地上子14を検出したときに補正する場合について説明したが、周波数f1に対応する制限速度からブレーキパターンを発生するとき、下り勾配の異なる複数のブレーキパターンを発生して、車上装置4の下り勾配区間における列車3の加速を抑えるようにブレーキパターンを選択して列車3の速度を制御するようにしても良い。例えば図6に示すように、2個1対の地上子2a,2bの地上子2bの列車進行方向に距離L毎に同一周波数f1の地上子2c,2dを設置し、車上子5で地上子2bを検出したときに、論理部12で下り勾配が−25%のブレーキパターンBPAを発生し、車上子5で地上子2cを検出したときに、論理部12で下り勾配が−15%のブレーキパターンBPBを発生し、車上子5で地上子2dを検出したときに、論理部12で下り勾配が−5%のブレーキパターンBPCを発生する。また、複数のブレーキパターンを発生する地上子2b〜2dのいずれかが故障した場合は、そのときに発生したブレーキパターンのなかで下り勾配が最も大きいブレーキパターンを選択することにより、より安全側に制御することができる。
前記説明では車上装置4にフィルタ8と増幅回路9と整流回路10及びリレーを有する周波数選別回路11を設けた場合について説明したが、図7に示すように、O字状の送信コイル6と受信コイル7を有する車上子5と出力トランス20と入力トランス21及び車上子5から入力した受信信号と送信している信号とを同期させた状態の同期検波と、入力した受信信号と送信している信号の位相を90度ずらした信号との直交検波の2成分を使用して周波数を選別する車上装置4aにも同様に適用することができる。
この車上装置4aは、送信部22と受信部23と演算処理部24及び論理部12を有する。送信部22は発振回路25と断続波生成部26とD/A変換部27とローパスフィルタ28及び増幅部29を有し、受信部23は減衰器30と第1の信号処理部31と第2の信号処理部32を有する。第1の信号処理部31は、受信信号と断続波生成部26で生成した送信信号を乗算する乗算部33とフィルタ34及びA/D変換部35を有し、第2の信号処理部32は、断続波生成部26で生成した送信信号を入力して位相を90度ずらした信号を出力する信号遅延部36と、受信信号と信号遅延部36から出力する送信信号の位相を90度ずらした信号を乗算する乗算部37とフィルタ38及びA/D変換部39を有する。
の車上装置4aは、送信部22の断続波生成部26は、発振回路25から常時出力される所定の周波数の信号により地上子の周波数f1〜f0と同じ周波数の断続信号を生成する。この生成した周波数f1〜f0をD/A変換部27でアナログ信号に変換し、ローパスフィルタ28で不要な周波数成分を除去して増幅部29で増幅して送信トランス20を介して車上子5の送信コイルに出力している。受信部23は車上子5の受信コイルからの受信信号を入力トランス21を介して入力し、入力した受信信号を減衰器30で減衰させて第1の信号処理部31と第2の信号処理部32に送る。第1の信号処理部32は送られた受信信号と断続波生成部26で生成した送信信号とを乗算部33で乗算し、その直流成分をフィルタ34で抽出し、外部ノイズ等による他の信号周波数成分を除去してA/D変換部35でデジタル信号に変換して演算処理部24に出力する。第2の信号処理部32は送られた受信信号と信号遅延部36から出力する送信信号の位相を90度ずらした信号とを乗算部37で乗算し、その直流成分をフィルタ38で抽出してA/D変換部39でデジタル信号に変換して演算処理部24に出力する。検出判定部18は第1の信号処理部16と第2の信号処理部17から入力した信号により地上子検出情報を出力する。
このように送信部22から周波数f1〜f0の信号を車上子5の送信コイルに出力し、この出力信号を受信コイルで受信して受信部23で直交検波して演算処理部24に出力しているとき、地上子2aから例えば周波数f1の信号を受信すると、地上子5の送信コイルから出力して受信コイルで受信している周波数f1の信号が増幅されて受信部23に送られる。受信部23は送られた信号を直交検波して送信部22から出力している断続波信号と照合をして演算処理部24に出力することにより周波数f1の信号を選別することができる。この選別した周波数f1により論理部12でブレーキパターンを発生する。
この発明のATS装置の構成図である。 車上装置の構成を示すブロック図である。 速度制限制御区間と停止制御区間に設けた地上子の配置図である。 第2の車上装置の構成を示すブロック図である。 列車の速度のばらつきに対する補正動作を示す模式図である。 列車の速度のばらつきに対する補正用のブレーキパターンを示す配置図である。 第3の車上装置の構成を示すブロック図である。 従来のATS−S形の地上子の配置図である。 車上速度照査機能を有するATS装置の構成図である。 従来の制限速度と速度制限区間長を得る地上子の配置図である。
符号の説明
1;レール、2;地上子、3;列車、4;車上装置、5;車上子、6;増幅回路、
7;発振回路、8;フィルタ、9;増幅回路、10;整流回路、
11;周波数選別回路、12;論理部、13;速度検出部、14;地上子、
15;地上子、16;地上子、20;出力トランス、21;入力トランス、
22;送信部、23;受信部、24;演算処理部、25;発振回路、
26;断続波生成部、27;D/A変換部、28;ローパスフィルタ、29;増幅部、
30;減衰器、31;第1の信号処理部、32;第2の信号処理部、
33;乗算部、34;フィルタ、35;A/D変換部、36;信号遅延部、
37;乗算部、38;フィルタ、39;A/D変換部、R1〜R5,R0;リレー。

Claims (4)

  1. 地上装置と列車搭載された車上装置を有し、
    前記地上装置は、レールに沿って所定距離だけ隔てて設置された同一周波数の2個1対の地上子を有し、
    前記地上子間の距離は、車上速度照査機能を有するATS装置の車上装置に設定された標準時間と、前記地上子の設置されている区間を通過できる列車の制限速度とから算出した距離より長く設定され、
    前記車上装置は、前記同一周波数の2個1対の地上子を検出したとき、前記地上子の周波数に対応した制限速度からブレーキパターンを発生することを特徴とするATS装置。
  2. 地上装置と列車搭載された車上装置を有し、
    前記地上装置は、レールに沿って所定距離だけ隔てて設置された同一周波数の複数の地上子を有し、
    前記地上子間の距離は、車上速度照査機能を有するATS装置の車上装置に設定された標準時間と、前記地上子の設置されている区間を通過できる列車の制限速度とから算出した距離より長く設定され、
    前記車上装置は、前記同一周波数の複数の地上子のなかの第1の地上子を検出してから他の地上子を検出するたびに、前記地上子の周波数に対応した制限速度から下り勾配の異なるブレーキパターンを発生することを特徴とするATS装置。
  3. 前記車上装置は、前記地上子の周波数と異なる周波数の地上子を検出したときに、発生したブレーキパターンの低下を停止させる請求項1又は2に記載のATS装置。
  4. 前記車上装置は、前記ブレーキパターンの低下を停止させるとき、列車の速度を前記ブレーキパターンと一致するように補正する請求項1乃至のいずれかに記載のATS装置。
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