JP5088472B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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本発明は、情報処理装置に関する。
デジタルカメラで撮影された撮影情報(画像及びその画像に関する情報)を、該カメラにコネクタ接続される無線装置を介して端末へ転送するようにした技術が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。この無線装置は、端末と無線通信するための通信回路、揮発性のメモリ(SDRAM)からなる画像情報の一時記憶用のバッファメモリ等を備えて構成されている。カメラで撮影された画像情報は、撮影毎に順次無線装置に送られ、バッファメモリに一時記憶された後に、一方的に端末に対して順次無線送信される。このバッファメモリは、端末と無線装置との通信速度が、無線装置とカメラとの通信速度に比べて遅いので、その速度差を補間するために設けられているものである。
ところで、例えば、撮影した画像を可及的速やかに配信する報道機関向けのシステムとして、無線LANを介して、各所に点在する報道カメラマン等が電子カメラで撮影した画像情報をパーソナルコンピュータ等の管理装置に転送して、適宜に取捨選択した上で、インターネットやテレビ放送等を介して公表するといったようなシステムの開発が行われている。しかし、無線LANは、データの転送速度がそれ程早くなく、複数のカメラから大量に画像情報が転送されると、トラフィックが過剰となって迅速な転送ができなかったり、より重要な画像の転送が後回しになったりし、即時性が重要なシステムでは問題となる懸念がある。
特許文献1には、複数の画像情報の差分に係る情報を送信するようにして、1枚の画像情報の量を小さくして転送するようにした技術が開示されているが、画像間で類似性がある場合にしか情報量を小さくすることはできない。また、この特許文献1に記載された無線装置が備えるバッファメモリは、単に上述した速度差を補間するために一時的な情報の記憶しかできず、画像情報は撮影順に順次に送信されるため、重要性の高い画像情報が存在する場合であっても、それよりも前に撮影された画像情報の全てが転送された後でなければ、該重要性の高い画像情報を転送することはできず、上述した即時性が重要なシステムにおける問題を根本的に解決するものではない。
本発明の目的は、サムネイル画像の転送に伴う通信回線のトラフィックを軽減できると共に、必要な撮影情報を転送できる情報処理装置を提供することである。
請求項1に記載の情報処理装置は、撮影情報ファイルを外部装置から受信可能な情報処理装置であって、前記撮影情報ファイルのファイル名及び撮影日時を少なくとも含むファイルリストを前記外部装置から受信する受信部と、前記ファイルリストを前記受信部が受信してから、前記受信部が受信した前記ファイルリストに含まれる前記ファイル名に対応する個々のサムネイル画像を前記受信部が受信するまでの間、前記サムネイル画像を前記受信部が受信した際に前記サムネイル画像を表示する予定の表示予定領域を、前記受信部が受信した前記ファイルリストに含まれる前記ファイル名に対応する前記撮影情報ファイルの撮影日時順に表示装置に表示し、個々の前記サムネイル画像を前記受信部が受信したら、前記サムネイル画像を対応する個々の前記表示予定領域に表示する制御部とを備え、複数の外部装置それぞれからファイルリストを受信した場合、前記制御部は、前記受信部が受信した前記ファイルリストが前記複数の外部装置のいずれの外部装置から受信したファイルリストであるかにかかわらず、複数のファイルリストに含まれるファイル名に対応する前記サムネイル画像の前記表示予定領域を撮影日時順に前記表示装置に表示することを特徴とする。
請求項2に記載の情報処理装置は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記表示装置において前記サムネイル画像が表示されるウィンドウのウィンドウサイズを変更する操作がなされたことに応じて、前記制御部は、前記表示装置に表示されている前記表示予定領域に対応するファイル名のサムネイル画像を送信するよう前記外部装置へ要求することを特徴とする。
請求項3に記載の情報処理装置は、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、前記表示装置において前記サムネイル画像が表示されるウィンドウにおいて表示されるサムネイル画像を変更するスクロール操作がなされたことに応じて、前記制御部は、前記表示装置に表示されている前記表示予定領域に対応するファイル名のサムネイル画像を送信するよう前記外部装置へ要求することを特徴とする。
本発明によれば、サムネイル画像の転送に伴う通信回線のトラフィックを軽減できると共に、必要な撮影情報を転送できるようになる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
〔通信システムの全体構成〕
図1は本発明の実施形態に係る通信システムの全体構成を示すブロック図である。この通信システムは、一例として、それぞれ無線装置としての無線アダプタ(ワイヤレストランスミッタ)WT(WT1〜WT3)が接続された複数(ここでは3台)の撮影装置としての電子カメラCM(CM1〜CM3)と、パーソナルコンピュータ等からなる管理装置PCとを備えて構成されている。なお、電子カメラCM及び無線アダプタWTの台数は3台に限定されず、1〜2台、又は4台以上であってもよい。なお、本願において、無線装置という用語には、撮影装置に着脱可能に接続される無線アダプタ単体、該無線アダプタが接続された状態における撮影装置及び該無線アダプタの全体、あるいは無線通信機能を具備する撮影装置にあっては当該無線通信機能を具備する撮影装置が含まれる。
各無線アダプタWT1〜WT3と管理装置PCとは、無線LAN回線WLを介して無線通信を行うことができ、各電子カメラCM1〜CM3で撮影された画像(撮影画像)に係る画像情報及び該撮影画像に関連する関連情報を含む撮影情報ファイルは、無線アダプタWT1〜WT3及び無線LAN回線WLを介して、管理装置PCに転送することができるようになっている。
この通信システムを、例えば報道等に用いられる画像配信システムとして利用する場合には、各地に派遣された報道カメラマン等により電子カメラCM1〜CM3を用いて撮影され、転送されてきた撮影情報ファイル内の画像情報や関連情報を、本社等に設置された管理装置PCが備える表示装置に表示させ、編集者等が適宜に選択した画像を、インターネット等を介して配信することにより、高い即時性を実現することが可能である。
無線アダプタWT1〜WT3と管理装置PCとの間の無線通信は、無線LAN回線WLのアクセスポイント(不図示)を介して通信するインフラストラクチャーモード、又はアクセスポイントを中継せずに直接無線通信するアドホックモードの何れにも対応可能である。この実施形態では、広域性が高い公衆無線LAN回線WLのアクセスポイントを介して通信するものとする。
〔電子カメラの概略構成〕
図2は本発明の実施形態に係る撮影装置としての電子カメラの概略構成を模式的に示す断面図である。この実施形態のカメラは、一眼レフ方式のデジタルカメラである。但し、この通信システムに用いることができるカメラとしては、一眼レフ方式のデジタルカメラに限られず、コンパクトデジタルカメラ、動画を記録するデジタルビデオカメラ、その他の電子的に撮影する機能を備える装置が含まれる。
図2において、撮影レンズCLを介した被写体の光学像は、ミラーダウン状態にあるクイックリターンミラー11(図2に二点鎖線で示す)により上方に反射され、フォーカシングスクリーン(焦点板)12、ペンタ(ダハ)プリズム13、接眼レンズ系14等を有するファインダFDを介して接眼窓15に導かれ、撮影者は接眼窓15を介して、当該被写体の光学像を視認可能となっている。
不図示のレリーズスイッチ(ボタン)が押下(全押し)されると、クイックリターンミラー11が同図で時計方向に回動して、撮影レンズCLの光路から待避され、撮影レンズCLを介した被写体の像は、シャッタ16を介して、CCDあるいはCMOS等からなる撮像素子17の撮像面上に結像される。
撮像素子17で撮影された画像は、撮影条件(シャッタ速度や絞り値など)などの関連情報と共に撮影情報として、この電子カメラCMに着脱可能に装着される情報記録媒体(図2では不図示)に記録される。また、撮影画像は、カメラCMの背面に設けられた液晶パネル等からなる画像表示モニタ18に表示することもできる。
また、この電子カメラCMは、無線アダプタWT等の外部装置を着脱可能に電気的に接続するための、USBコネクタ等からなる外部装置接続用コネクタ19を備えている。同図では、無線アダプタWTに接続された接続ケーブル20の先端に設けられたコネクタ(不図示)が該外部装置接続用コネクタ19に接続されている様子が示されている。この外部装置接続用コネクタ19は汎用コネクタであり、無線アダプタWT以外の装置、例えば、パーソナルコンピュータ等を接続することもできる。
なお、この実施形態では、電子カメラCMは、必要に応じて接続される無線アダプタWTを介して管理装置PCと通信するものとするが、電子カメラCM内に、無線LAN回線WLに接続するための無線通信機能を具備させてもよい。
〔無線アダプタの外観構成〕
図3は無線アダプタWTの外観を示す平面図、図4は同じく正面図である。無線アダプタWTは、電子カメラCMで撮影された画像の無線LAN回線WLを介しての管理装置PCへの転送を可能とするために、必要に応じて電子カメラCMに接続されて使用される無線装置である。
無線アダプタWTの後述する主要部(図6参照)は、アダプタケース21内に収容されている。アダプタケース21には突出するアンテナ22が取り付けられている。但し、アンテナ22は、この無線アダプタWTが使用する周波数帯域によっては、アダプタケース21内に設けられていてもよい。
アダプタケース21には、電池(バッテリパック)を収容するための電池収容部23、イーサネット(登録商標)等のLAN回線に有線接続するためのLANコネクタ24、及び商用電源を接続するための電源コネクタ25等が設けられている(図3参照)。
この無線アダプタWTは、基本的には無線LAN回線WLに無線接続して、管理装置PCと適宜に無線通信を行うものであるが、LANコネクタ24を介して、LAN回線に有線接続して、管理装置PCと有線通信を行うこともできるようになっている。
また、電子カメラCMに接続するためのコネクタ(ここでは、USBコネクタ)26、無線アダプタWTのメイン電源をオン/オフする電源スイッチ27、電源のオン/オフ、データ通信中等を示す複数のLED等からなるインジケータランプ28等も設けられている(図4参照)。
さらに、アダプタケース21には、ストラップを装着するための一対のストラップ受け29が設けられており、例えば、首掛け用のストラップを用いて撮影者の首にストラップを掛けることにより、手持ちした電子カメラCMと共に行動できるようになっている。撮影者の腰ベルト等に装着可能な専用ケースに収容して、撮影者の腰ベルト等に装着できるようにしてもよい。
このように、この無線アダプタWTは、電子カメラCMに一体化されるタイプ(一体タイプ)ではなく、電子カメラCMに有線接続された状態で、電子カメラCMとは別に携帯されるタイプ(別体タイプ)である。無線アダプタWTとしては、電子カメラCMに一体化されるタイプでもよいが、一体タイプではカメラの機種毎にその形状や大きさ等に応じて、無線アダプタをそれぞれ構成する必要があり、汎用性を高くできないが、このような別体タイプにすることにより、電子カメラの機種によらず、対応することができ、汎用性を高くすることができる。
〔電子カメラの制御系の構成〕
図5はこの実施形態に係る電子カメラCMの制御系の構成を示すブロック図である。同図において、31はこの電子カメラCMの全体を統括的に制御する撮影制御マイコンである。撮影制御マイコン31は、マイクロコンピュータ等を備えて構成され、所定の制御プログラムに従って、後述する各ブロックから出力される信号の入力を受けて所定の演算を行い、演算結果に基づいて制御信号を各ブロックへ出力する。なお、この撮影制御マイコン31を含む各ブロックであって、電源を必要とするものには、この電子カメラCM内に設けられた不図示の電池(バッテリパック)から電力が供給されるようになっている。
撮像素子17は撮影レンズCLを透過した被写体光を受光して画像信号(蓄積電荷としてのアナログ信号)を出力する。撮像素子17からのアナログ信号は、不図示のアナログ/デジタル変換回路によって、ゲイン調整、デジタル信号変換されて、撮影制御マイコン31に入力される。
撮影制御マイコン31は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で構成される不図示の画像処理回路(画像処理エンジン)を含んでいる。この画像処理回路は、A/D変換回路から出力されるデジタル信号の原画像データ(RAW画像データ)に対して、ホワイトバランス調整、シャープネス調整、ガンマ補正、階調調整等の画像処理を行う。
また、この画像処理回路は、必要に応じて所定の圧縮形式(JPEG、TIFF形式等)で圧縮する圧縮処理(現像処理)等も行う。原画像データ又は圧縮処理後の画像情報は、撮影日時、露出、シャッタ秒時、サムネイル画像、その他の撮影に関連する情報(関連情報)と共に、撮影情報ファイルとして、Exif(Exchangeable image file format)等の所定の形式で、情報記録媒体32に記録される。
なお、情報記録媒体32に記録される画像形式(RAW、JPEG、TIFF等)は、後述する設定操作部材34を用いて、撮影者による設定操作によって選択できるようになっている。また、情報記録媒体32に画像を記録すべきフォルダが設定されている場合には、撮影情報ファイルはその設定されたフォルダ内に記録される。撮影情報ファイルを記録すべきフォルダは、同じく後述する設定操作部材34を用いて、撮影者による設定操作によって適宜に設定可能になっている。
情報記録媒体32は、この電子カメラCMに設けられたスロット(不図示)に着脱可能に装着される可搬性を有する記録媒体であり、例えば、CFカード、SDカード、スマートメディア等が用いられる。なお、情報記録媒体32に記録された撮影情報ファイルは、この電子カメラCMに上述した外部装置接続用コネクタ19を介して接続されるパーソナルコンピュータ等に適宜転送し、あるいは情報記録媒体32を電子カメラCMから取り出して、読み取り装置を介してパーソナルコンピュータ等に読み込ませることもできる。
モニタ駆動部33は、画像表示モニタ18の表示を駆動制御する。撮像素子17の出力に基づく画像を、モニタ駆動部33を介して画像表示モニタ18にリアルタイム表示し、あるいは撮像された画像(情報記録媒体32に記録された画像)を画像表示モニタ18に表示させることもできるようになっている。
設定操作部材34は、電源スイッチ、レリーズスイッチ(ボタン)、撮影モードダイヤル、メニュー表示ボタン、項目選択用十字キー、決定ボタン等を備えて構成され、撮影者が撮影のための各種の設定や各種のモード選択等を行うために操作される部材である。メニュー表示ボタンを押下することにより、画像表示モニタ18上に複数のメニュー項目が表示され、項目選択用十字キーを用いて、所望のメニュー項目にカーソルを合わせ(例えば、反転表示させ)、決定ボタンを押下することにより、下位のメニューがある場合には、該下位のメニュー項目が表示されるので、以下同様に操作して、設定すべき項目を表示させて、選択することにより、設定や登録等を行うことができるようになっている。
この実施形態の電子カメラCMにおいては、このようなメニュー選択による設定項目として、上述した画像形式の選択、ホルダの登録や選択の他、情報記録媒体32に記録された撮影情報ファイルの一部又は全部の削除、情報記録媒体32のフォーマット(初期化)、外部装置接続用コネクタ19に無線アダプタWTが接続されている場合には、無線アダプタWTが備える後述するフラッシュメモリ42に記憶された撮影情報ファイルの一部又は全部の削除や編集、該フラッシュメモリ42のフォーマット(初期化)等も行い得るようになっている。
情報表示駆動部35は、ファインダ内表示装置及び/又は情報表示パネル(何れも不図示)の表示内容を駆動制御する。ファインダ内表示装置及び/又は情報表示パネルには、撮影モード、露出インジケータ、シャッタスピード、その他の撮影に関する各種の設定内容が表示される。
測光部36は、ファインダFD内に設けられた測光素子(不図示)から得られる信号(輝度信号)をA/D変換して撮影制御マイコン31に出力する。測距部37は、位相差方式のAF検出装置(不図示)が備えるラインセンサから得られる出力(距離情報)をA/D変換して撮影制御マイコン31に供給する。オートフォーカスモードでは、測距部37からの距離情報に基づいて、撮影レンズCL内に設けられた不図示のフォーカスレンズが合焦位置に移動される。
送受信回路38は、外部装置接続用コネクタ19に接続される外部装置(ここでは、無線アダプタWT)と通信するための駆動回路であり、接続されている外部装置との間で各種のコマンドや情報の送受信を行う。
設定操作部材34の一つであるレリーズスイッチが半押し操作されると、撮影制御マイコン31は、測距部37から得られる距離情報等に基づいて、撮影レンズCLのオートフォーカス動作等を実施すると共に、設定された撮影に関する情報や測光部36から得られる測光値等に基づいて、適宜にシャッタスピードと絞り値が自動設定される。これらのシャッタスピードや絞り値は、情報表示駆動部35を介してファインダ内表示装置及び/又は情報表示パネルに表示される。
レリーズスイッチが全押し操作されると、撮影制御マイコン31により、不図示のシーケンス部材が駆動されて、クイックリターンミラー11のアップ/ダウン動作、シャッタ16の開放/閉塞動作等が実施され、撮影レンズCLを介した被写体の像が撮像素子17に結像される。この間、所定のタイミングで、撮像素子17からデータが読み出され、上述した必要な処理を行ってから、情報記録媒体32に画像情報及び関連情報が設定された撮影情報ファイルが書き込まれる。
外部装置接続用コネクタ19に無線アダプタWTが接続されており、撮影情報ファイルを無線アダプタWTに自動的に送信する自動送信モードに設定されている場合には、撮影情報ファイルは、撮影毎に順次、送受信回路38を介して無線アダプタWTに送信される。この撮影情報ファイルの送信は、撮影情報ファイルを情報記録媒体32に書き込む前又は書き込んだ後の何れかにおいて行われる。
情報記録媒体32に、自動送信するための特定のホルダが選択された場合には、当該ホルダに記録された撮影情報ファイルが無線アダプタWTに自動送信される。また、撮影情報ファイルの画像形式(RAW、JPEG、TIFF等)のうち、自動送信するための特定の画像形式が設定されている場合には、当該設定された画像形式に係る撮影情報ファイルのみを自動送信するようにできる。
電子カメラCMからの無線アダプタWTへの撮影情報ファイルの送信は、上述したように撮影毎に自動送信することだけではなく、情報記録媒体32に記録された撮影情報ファイルから、撮影者が適宜に選択して個別的に、若しくは特定のグループ(特定のホルダ、特定の画像形式)毎に無線アダプタWTに一括的に送信することもできるようになっている。
なお、情報記録媒体32に記録した撮影情報ファイルは、無線アダプタWTへの送信の有無にかかわらず、そのまま残しておくようにしてもよいし、情報記録媒体32に記録した撮影情報ファイルのうち、無線アダプタWTに送信した撮影情報ファイルについては、情報記録媒体32から自動的に削除するようにしてもよい。これらの何れの処理とするかを、撮影者による選択設定に応じて、変更できるようにしてもよい。
〔無線アダプタWTの制御系の構成〕
図6はこの実施形態に係る無線アダプタWTの制御系の構成を示すブロック図である。同図において、41は無線アダプタWTの全体を統括的に制御する無線制御マイコンである。無線制御マイコン41は、マイクロコンピュータ等から構成されており、所定の制御プログラムを読み込んで実行することにより、後述する各機能が実現される。なお、この無線制御マイコン41を含む各ブロックであって、電源を必要とするものには、不図示の電池(バッテリパック)から電力が供給されるようになっている。
42は電源を切っても記憶内容を保持する不揮発性のメモリ(ストレージ)であり、ここではフラッシュメモリが用いられている。フラッシュメモリ42の記憶容量としては、多数の撮影情報ファイルを記憶保持できるように、例えば1GB程度のものが用いられている。送受信回路43は、電子カメラCMの送受信回路38と通信するための駆動回路であり、電子カメラCMとの間で各種のコマンドや情報の送受信を行う。
無線送受信回路44は、無線LAN回線WLを介して、管理装置PCとの間で無線リンクを確立し、各種のコマンドや情報の送受信を行う。
無線制御マイコン41は、送受信回路43を介して電子カメラCMから送られてくる撮影情報ファイルを、フラッシュメモリ42に順次記憶させる。無線制御マイコン41は、後述するように、管理装置PCから撮影情報ファイルの転送要求(ファイル取得要求)があった場合に、該転送要求に係る撮影情報ファイルをフラッシュメモリ42から読み出し、無線送受信回路44を介して、管理装置PCに向けて該撮影情報ファイルを送信する。
無線制御マイコン41は、フラッシュメモリ42に記憶された撮影情報ファイルを、無線LAN回線WLを介して管理装置PCに送信されるまでは、記憶保持させる。なお、本実施形態においては、無線LAN回線WLを介して管理装置PCに転送した撮影情報ファイルについては、フラッシュメモリ42にそのまま記憶させておくものとする。ただし、この点については、管理装置PCに転送完了した時点で、その転送したファイルをフラッシュメモリ42から自動的に削除するようにしてもよいし、あるいは、そのまま保持/自動削除の何れか一方をユーザが任意に選択できるように構成していても良い。
無線制御マイコン41は、フラッシュメモリ42に、撮影情報ファイルが順次記憶されて、次の撮影情報ファイルを記憶できるだけの残容量がなくなった場合には、最も古い撮影情報ファイルから順次削除して、新たな撮影情報ファイルを順次記憶させるようになっている。本実施形態では、この場合において、無線LAN回線WLを介して管理装置PCに転送した撮影情報ファイルが記憶保持されていた場合には、その転送済みの撮影情報ファイルの中でも古いものから順次削除して、新たな撮影情報ファイルを順次記憶させるようになっている。
次に、この無線アダプタWTの機能構成について、図8に示す機能構成ブロック図を参照して説明する。無線アダプタWTは、無線制御マイコン41が所定の制御プログラムを実行することによって実現される複数の機能部として、ファイル受信部61、リスト送信部(リスト情報送信手段)62、サムネイル送信部(サムネイル画像送信手段)63、ファイル送信部(撮影情報送信手段)64等を備えている。
ファイル受信部61は、電子カメラCMから撮影情報ファイルを受信してフラッシュメモリ42に記憶させる。リスト送信部62は、フラッシュメモリ42内の撮影情報ファイルが更新(追加、削除等)された場合に、ファイルリストFLを生成/更新すると共に、該ファイルリストFLを管理装置PCに対して送信する。このファイルリストFLは、図12に示されているように、装置の名称(無線アダプタ名)、その無線アダプタWTのフラッシュメモリ42に記憶されている撮影情報ファイルのファイル名及び撮影時刻(撮影日時)情報(年月日時分秒)からなるリストである。なお、ここでは、撮影時刻情報を含めているが、ファイル名のみからなるリストであってもよいし、他の関連情報が含まれていてもよい。
なお、管理装置PCに送信するファイルリストFLには、フラッシュメモリ42に記憶された全ての撮影情報ファイルに係るファイル名を設定するようにしてもよいし、あるいは既にファイルリストを管理装置PCに送ったことがある場合には、未転送に係るファイル名(既に送ったファイルリスト内に設定されているファイル名は除いたもの)を設定するようにしてもよい。
サムネイル送信部63は、管理装置PCから送られるサムネイル画像取得要求(第1転送指示)を受信した場合に、該サムネイル画像取得要求に含まれる単一又は複数のファイル名(第1の識別情報)に対応する撮影情報ファイルに関連情報として含まれているサムネイル画像をフラッシュメモリ42から読み出して、該サムネイル画像を管理装置PCに送信する。
ファイル送信部64は、管理装置PCから送られるファイル取得要求(第2転送指示)を受信した場合に、該ファイル取得要求に含まれる単一又は複数のファイル名(第2の識別情報)に対応する撮影情報ファイルをフラッシュメモリ42から読み出して、管理装置PCに送信する。
〔管理装置の構成〕
図7はこの実施形態に係る管理装置PCの構成を示すブロック図である。この実施形態の管理装置PCは、一般的なパーソナルコンピュータから構成されており、制御部(CPU等)51、記憶部(ハードディスク等)52、表示部(LCD又はCRT等)53、入力部(キーボード、マウス等)54、及び通信部(通信インタフェースカード等)55を備えて構成されている。通信部55は無線LAN回線WLのアクセスポイント(AP)56に、インターネット等の公衆回線(又は専用回線)を介して接続される。記憶部52に予め記憶された所定の管理プログラム(表示アプリケーションソフト)を制御部51が実行することにより、管理装置PCとしての各種の機能が実現される。
この管理装置PC(管理プログラム)の機能構成は、図8に示されている。管理装置PCは、制御部51が所定の管理プログラムを実行することによって実現される複数の機能部として、リスト受信部(リスト受信手段)71、リスト表示制御部(リスト表示制御手段)72、サムネイル選択部(第1選択手段)73、サムネイル要求部(第1転送指示手段)74、サムネイル受信部(サムネイル受信手段)75、サムネイル表示制御部(サムネイル表示制御手段)76、ファイル選択部(第2選択手段)77、ファイル要求部(第2転送指示手段)78、及びファイル受信部(撮影情報受信手段)79等を備えて構成されている。
リスト受信部71は、無線アダプタWTのリスト送信部62から送られるファイルリストFLを受信する。リスト受信部71により受信されたファイルリストFLは、リスト表示制御部72に送られ、リスト表示制御部72により、表示部53に表示される。リスト表示制御部72によるファイルリストFLの表示方法としては、各種のものが考えられるが、例えば、ファイル名を一覧表示することにより行うことができる。このとき、該ファイルリストFLに撮影時刻情報等の関連情報が含まれている場合には、該関連情報の一部又は全部をも表示するようにしてもよい。また、同様に、該ファイルリストFLに撮影時刻情報が含まれている場合には、ファイル名を撮影時刻順(撮影時刻が早い順又は遅い順)に表示するようにしてもよい。
サムネイル選択部73は、リスト表示制御部72により表示部53に表示されたファイルリストFLの中から、サムネイル画像を転送すべき撮影情報ファイルのファイル名を使用者(管理装置PCの使用者)の操作に従って選択する。ファイル名の選択は、一つずつ選択するようにしてもよいし、あるいは範囲指定等により複数を同時に選択できるようにしてもよい。ファイルリストFLの表示及び転送すべきサムネイル画像の選択操作の具体例に関しては、図13を参照して後述する。
サムネイル要求部74は、サムネイル選択部73により選択されたファイル名を含むサムネイル画像取得要求(第1転送指示)を無線アダプタWTに送信する。サムネイル受信部75は、サムネイル要求部74によるサムネイル画像取得要求に応じて、無線アダプタWTのサムネイル送信部63から送られるサムネイル画像を受信する。サムネイル受信部75により受信されたサムネイル画像は、サムネイル表示制御部76に送られ、サムネイル表示制御部76により、表示部53に表示される。サムネイル表示制御部76によるサムネイル画像の表示方法としては、各種のものが考えられるが、例えば、表示部53に表示されているファイルリストFLと関係付けて該サムネイル画像を表示することにより行うことができる。
ファイル選択部77は、サムネイル表示制御部76により表示部53に表示されたサムネイル画像の中から、転送すべき撮影情報ファイルのファイル名を使用者(管理装置PCの使用者)の操作に従って選択する。ファイル名の選択は、一つずつ選択するようにしてもよいし、あるいは範囲指定等により複数を同時に選択できるようにしてもよい。サムネイル画像の表示及び転送すべき撮影情報ファイルの選択操作の具体例に関しては、図13を参照して後述する。
ファイル要求部78は、ファイル選択部77により選択されたファイル名を含むファイル取得要求(第2転送指示)を無線アダプタWTに送信する。ファイル受信部79は、ファイル要求部78によるファイル取得要求に応じて、無線アダプタWTのファイル送信部64から送られる撮影情報ファイルを受信する。ファイル受信部79は、受信した撮影情報ファイルを記憶部52に記憶させる。
〔電子カメラにおける処理〕
次に、電子カメラCMにおける処理について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、電子カメラCMにおいて、撮影毎にその都度、撮影情報ファイルを無線アダプタWTに自動送信する自動送信モードに設定されているものとする。
電子カメラCMにおいては、まず、レリーズスイッチが操作(全押し)されると(S11)、画像情報及び撮影に関連する関連情報が設定された撮影情報ファイルを、情報記録媒体32に記録する(S12)。次いで、ファイル保存要求(コマンド)を当該撮影情報ファイルと共に無線アダプタWTに送信する(S13)。撮影情報ファイルの送信後は、S11に戻って、次のレリーズスイッチの操作待ちとなる。
なお、ここでは、撮影情報ファイルを情報記録媒体32に記録した後に、無線アダプタWTに送信するようにしたが、これとは逆に、無線アダプタWTに送信した後に、情報記録媒体32に記録するようにしてもよい。また、無線アダプタWTに撮影情報ファイルを送信する場合には、情報記録媒体32に該撮影情報ファイルを記録しないようにしてもよいし、情報記録媒体32に撮影情報ファイルを記録し、その後に無線アダプタWTに撮影情報ファイルを送信した場合に、該撮影情報ファイルを情報記録媒体32から削除するようにしてもよい。
〔無線アダプタにおける処理〕
次に、無線アダプタWTにおける処理について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。なお、管理装置PCとの無線リンクは確立しているものとする。無線アダプタWTにおいては、まず、管理装置PCに対して、「ファイルリスト更新通知」が送信される(S101)。この「ファイルリスト更新通知」は、無線アダプタWTのフラッシュメモリ42内の記憶内容が更新(追加、削除等)された場合に、送信される。
次いで、管理装置PCからの「ファイルリスト取得要求」の有無が判断され(S102)、「ファイルリスト取得要求」があった場合(YESの場合)には、図12に示されているようなファイルリストFLを管理装置PCに送信して(S103)、S104に進み、「ファイルリスト取得要求」がなかった場合(NOの場合)にはS103を実行せずにS104に進む。
S104において、管理装置PCからの「サムネイル画像取得要求」の有無が判断され、「サムネイル画像取得要求」があった場合(YESの場合)には、該取得要求により指定されたサムネイル画像(即ち、該取得要求に含まれる識別情報(第1の識別情報)としてのファイル名に対応するサムネイル画像)をフラッシュメモリ42から読み出して、該指定されたサムネイル画像を管理装置PCに送信して(S105)、S106に進み、「サムネイル画像取得要求」がなかった場合(NOの場合)にはS105を実行せずにS106に進む。
S106において、管理装置PCからの「ファイル取得要求」の有無が判断され、「ファイル取得要求があった場合(YESの場合)には、該取得要求により指定された撮影情報ファイル(即ち、該取得要求に含まれる識別情報(第2の識別情報)としてのファイル名に対応する撮影情報ファイル)を管理装置PCに送信して(S107)、S108に進み、「ファイル取得要求」なかった場合(NOの場合)には、S107を実行せずにS108に進む。
S108において、電子カメラCMからの「ファイル保存要求」の有無が判断され、「ファイル保存要求」があった場合(YESの場合)には、指定された撮影情報ファイル(即ち、ファイル保存要求と共に送られてきた撮影情報ファイル)をフラッシュメモリ42に保存し、ファイルリストFLを更新して、S101に戻る。S108において、電子カメラCMから「ファイル保存要求」がない場合(NOの場合)には、終了指示の有無を判断し(S110)、終了指示がない場合(NOの場合)にはS102に戻り、終了指示がある場合(YESの場合)には、この処理を終了する。
〔管理装置における処理〕
次に、管理装置PCにおける処理について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。管理装置PCにおいては、まず、無線アダプタWTからの「ファイルリスト更新通知」の受信の有無が判断され(S201)、「ファイルリスト更新通知」を受信したと判断された場合(YESの場合)には、対応する無線アダプタWT(該更新通知を送ってきた無線アダプタWT)に、「ファイルリスト取得要求」を送信し、該無線アダプタWTからファイルリストFLを受信し、表示部53に表示して(S202)、S203に進む。S201で「ファイルリスト更新通知」を受信していないと判断された場合(NOの場合)には、S202を実行せずに、S203に進む。
S203において、ファイルリストFL、ウインドウサイズ(表示画面サイズ)、及びスクロール位置のうちの少なくとも1つが変更されたか否かが判断され、変更されたと判断された場合(YESの場合)には、通信中の全ての無線アダプタWTについてのファイルリストFL、現在のウインドウサイズ及びスクロール位置より、表示するサムネイル画像を決定し(S204)、「サムネイル画像取得要求」を対応する無線アダプタWTに送信し、該無線アダプタWTから送られてくるサムネイル画像を受信して、表示部に表示し(S205)、S201に戻る。S203において、変更されていないと判断された場合(NOの場合)には、S206に進む。
S206において、管理装置PCの使用者により、撮影情報ファイルの取得が指示されたか否かが判断され、撮影情報ファイルの取得が指示されたと判断した場合(YESの場合)には、対応する無線アダプタWTに「ファイル取得要求」を送信し、該無線アダプタWTから送られてくる撮影情報ファイルを受信して(S207)、S201に戻る。受信した撮影情報ファイルは、管理装置PCが備える記憶部(ハードディスク等)52に記憶される。S206において、撮影情報ファイルの取得が指示されていないと判断した場合(NOの場合)には、S208に進む。
S208において、終了指示の有無を判断し、終了指示がない場合(NOの場合)にはS201に戻り、終了指示がある場合(YESの場合)には、この処理を終了する。
図13は、上述した管理装置PCにおける処理において、該管理装置PCが備える表示部53に表示される内容の一例を示す図である。同図において、81は管理装置PCにおいて実行されている管理プログラムにより表示部53に表示されたウインドウ(ワイヤレスビューアー)を示している。このウインドウ81は、サムネイル表示部82及びファイル情報表示部83を備えて構成されている。
サムネイル表示部82には、各無線アダプタWTから送られたファイルリストFL内の各ファイル名に対応して、サムネイル画像を表示するための複数の画像枠84が表示されている。サムネイル画像を未受信の状態では、枠線のみが表示されている。無線アダプタWTからサムネイル画像を受信すると、対応する画像枠84内に該サムネイル画像が表示される。
画像枠84の表示順は、ここでは、ファイルリストFLには、ファイル名の他に撮影時刻情報が含まれているので、何れの無線アダプタWT(WT1〜WT3)から取得したものかにかかわらず、撮影時刻順に表示するようにしている。但し、撮影時刻順ではなく、撮影情報ファイルの取得順に表示するようにしてもよい。また、各無線アダプタWT(WT1〜WT3)毎に、グループ化した上で(例えば、ウインドウを分割して)表示するようにしてもよい。さらに、何らかの属性毎にグループ化して表示するようにしてもよい。
サムネイル表示部82の側部(同図において右側)には、スクロールバー85が設けられており、このスクロールバー85をマウス又はキーボードのカーソルキー等を用いて操作(一例として、スクロールバー85を上下させ、あるいは両端(上下端)の三角ボタン86を押下)することにより、サムネイル表示部82の表示内容を上下にスクロールすることができるようになっている。なお、ここでは、スクロールバー85としては、上下にスクロールさせるためのもののみを設けているものとするが、左右にスクロールするもののみを設けてもよいし、あるいはこれらの両者を設けてもよい。
このウインドウ81の全体は、マウスによる操作等によって、その大きさを変更することができるようになっており、このウインドウサイズの変更により、サムネイル表示部82に表示される画像枠(サムネイル画像)84の数を変更できるようになっている。同図では、横に5個、縦に3個の合計15個が表示されているが、ウインドウ81の横方向のサイズを変更することにより、横方向の表示個数を増減でき、ウインドウ81の縦方向のサイズを変更することにより、縦方向の表示個数を増減できる。
ウインドウ81のウインドウサイズの変更及び/又はスクロールバー85の操作によるスクロールが行われると、サムネイル表示部82内に表示中の複数の画像枠に対応するファイル名が設定されたファイルリストFLに対応するサムネイル画像についての、「サムネイル画像取得要求」が無線アダプタWTに送信され、その要求に応じて無線アダプタWTから送られてくる対応するサムネイル画像が対応する画像枠84内に表示される。なお、サムネイル画像の重複受信を防止するため、「サムネイル画像取得要求」には、サムネイル表示部82内に表示されている全ての画像枠84に対応するファイル名が設定されるのではなく、ウインドウサイズの変更やスクロールによって、新たに表示されることになった画像枠(サムネイル画像未受信のもの)に対応するファイル名のみが設定されるようになっている。つまり、既にサムネイル画像を受信した画像枠84に係るサムネイル画像の転送は行われないようになっている。
このように、この例では、ウインドウサイズの変更やスクロール操作等が、無線アダプタWTから転送を受けるべきサムネイル画像を選択する操作となる。
画像枠(サムネイル画像)84内をマウスでクリック(又はキーボードのカーソルキー等を操作)することにより、画像枠84についてのカーソル87を画像枠84単位で移動させることができる。即ち、マウスでクリックした画像枠84がその余の画像枠84に対して強調表示(太線、色違い等)される。キーボードのカーソルキーを操作することにより、該強調表示されたカーソル87を画像枠84間で順次移動させることもできるようになっている。
また、例えば、キーボードのシフト(Shift)キーを押しながら、画像枠84を2箇所クリックすることにより、その間に含まれる全ての画像枠84を同時に選択し、あるいはキーボードのコントロール(Ctrl)キーを押しながら、複数の画像枠84を任意にクリックすることにより、該クリックした複数の画像枠84を同時に選択することもできるようになっている。この場合には、カーソル87は、同時に選択された複数の画像枠84のそれぞれについて表示される。
カーソル87が設定された画像枠(サムネイル画像)84については、該画像枠(サムネイル画像)に係る撮影情報ファイルが保存されている無線アダプタWTの装置名(同図では、WT1)、ファイル名(同図では、DSC_0023.JPG)、及び撮影日時(同図では、2007/06/06 13時24分35秒)がファイル情報として、ファイル情報表示部83に表示されるようになっている。
ファイル情報表示部83内には、ファイル取得ボタン(アイコン)88が表示されており、このファイル取得ボタン88をマウスで押下(クリック)することにより、カーソル87が設定されている単一又は複数のサムネイル画像に係るファイル名が設定された「ファイル取得要求」が無線アダプタWT(この場合にはWT1)に送信され、該無線アダプタWTから対応する撮影情報ファイルが受信されることになる。
撮影情報ファイルが受信された場合には、サムネイル画像の左隅部に、撮影情報ファイルを受信(取得)済みであることを示すファイル取得済みマーク(レ点)89が表示されるようになっている。なお、ファイル取得ボタン88を押下(クリック)する代わりに、あるいはこれと共に、サムネイル画像が表示された画像枠84内をダブルクリックする等により、「ファイル取得要求」を対応する無線アダプタWTに送信するようにしてもよい。
このように、ここでは、マウス等を用いたカーソル87の移動操作及びファイル取得ボタン88の操作等が、無線アダプタWTから転送を受けるべき撮影情報ファイルを選択する操作となる。
上述した実施形態によると、無線アダプタWTのフラッシュメモリ42に記憶された撮影情報ファイルを識別するためのファイル名を含むファイルリストを、無線アダプタWTにおいてフラッシュメモリ42が更新された時に、管理装置PCに送るようにしている。従って、管理装置PCにおいて、各無線アダプタWT内に記憶保存されている撮影情報ファイルの数(及びファイルリストが撮影時刻情報を含む場合には該撮影時刻)を、即ち各無線アダプタWTが接続された電子カメラCMによる撮影の進捗状況を知ることができる。しかも、このファイルリストはファイル名及び撮影時刻情報等の文字データであるから、データ量は小さく、情報の転送が比較的に頻繁になされたとしても、無線LAN回線WLのトラフィックに悪影響を与えることは殆ど無い。
次いで、管理装置PCにおける選択に応じてサムネイル画像を転送すべき撮影情報ファイルに係るファイル名が設定された「サムネイル取得要求」を管理装置PCから無線アダプタWTに送り、該サムネイル取得要求に設定されたファイル名に対応する撮影情報ファイルに係るサムネイル画像を、管理装置PCに送るようにしている。従って、管理装置PCにおいて必要なサムネイル画像のみが無線アダプタWTから管理装置PCに送られることになる。これにより、管理装置PCにおいて、撮影画像の大まかな確認を行うことができる。サムネイル画像のデータ量は撮影情報ファイルのデータ量と比較して小さく、しかも管理装置PCにおいて選択されたもののみが転送され、さらにその選択は時間的に分散されるため、無線LAN回線WLのトラフィックに悪影響を与えることは殆ど無い。
その後に、管理装置PCから該管理装置PCに転送すべき撮影情報ファイルに係るファイル名を含むファイル取得要求を無線アダプタWTに送り、対応する撮影情報ファイルを無線アダプタWTから管理装置PCに送るようにしている。従って、管理装置PCにおいて必要な撮影情報ファイルのみが無線アダプタWTから管理装置PCに送られることになる。撮影情報ファイルは、撮影画像を含むためにそのデータ量が比較的に大きいが、管理装置PCにおいて選択されたもののみが転送されるため、しかも、その選択は時間的に分散されるため、無線LAN回線WLのトラフィックに悪影響を与えることなく、必要な撮影情報ファイルのみを転送することが可能となる。
上述したように、本実施形態では、管理装置PCにおいて必要な撮影情報ファイルのみを選択的に転送することが可能なので、従来技術のように、全ての撮影情報を無線アダプタから一方的に管理装置に送るものと比較して、無線LAN回線のトラフィックを大幅に軽減することができ、無線LAN回線のトラフィックが過剰となって迅速な転送ができないという問題が解消される。また、より重要度の高い撮影情報ファイルの転送が後回しになったりするという問題も同時に解消される。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。従って、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
本発明の実施形態の通信システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の電子カメラの概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態の無線アダプタの外観構成を示す平面図である。 本発明の実施形態の無線アダプタの外観構成を示す正面図である。 本発明の実施形態の電子カメラの制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の無線アダプタの制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の管理装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の無線アダプタ及び管理装置のソフトウエア(プログラム)の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の電子カメラにおける要部処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の無線アダプタにおける要部処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の管理装置における要部処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のファイルリストの一例を示す図である。 本発明の実施形態の管理装置の表示部に表示される具体例を示す図である。
符号の説明
CM(CM1〜CM3)…電子カメラ、WT(WT1〜WT3)…無線アダプタ、WL…無線LAN回線、PC…管理装置(パーソナルコンピュータ)、FL…ファイルリスト、CL…撮影レンズ、17…撮像素子、19…外部装置接続用コネクタ、20…接続ケーブル、21…アダプタケース、22…アンテナ、24…有線LAN接続用コネクタ、26…USBコネクタ、31…撮影制御マイコン、32…情報記録媒体、38…送受信回路、41…無線制御マイコン、42…フラッシュメモリ、43…送受信回路、44…無線送受信回路、51…制御部、52…記憶部、53…表示部、54…入力部、55…通信部、56…アクセスポイント、61…ファイル受信部、62…リスト送信部、63…サムネイル送信部、64…ファイル送信部、71…リスト受信部、72…リスト表示制御部、73…サムネイル選択部、74…サムネイル要求部、75…サムネイル受信部、76…サムネイル表示制御部、77…ファイル選択部、78…ファイル要求部、79…ファイル受信部、81…ウインドウ、82…サムネイル表示部、83…ファイル情報表示部、84…画像枠、85…スクロールバー、87…カーソル、88…ファイル取得ボタン、89…ファイル取得済みマーク。

Claims (3)

  1. 撮影情報ファイルを外部装置から受信可能な情報処理装置であって、
    前記撮影情報ファイルのファイル名及び撮影日時を少なくとも含むファイルリストを前記外部装置から受信する受信部と、
    前記ファイルリストを前記受信部が受信してから、前記受信部が受信した前記ファイルリストに含まれる前記ファイル名に対応する個々のサムネイル画像を前記受信部が受信するまでの間、前記サムネイル画像を前記受信部が受信した際に前記サムネイル画像を表示する予定の表示予定領域を、前記受信部が受信した前記ファイルリストに含まれる前記ファイル名に対応する前記撮影情報ファイルの撮影日時順に表示装置に表示し、個々の前記サムネイル画像を前記受信部が受信したら、前記サムネイル画像を対応する個々の前記表示予定領域に表示する制御部とを備え、
    複数の外部装置それぞれからファイルリストを受信した場合、前記制御部は、前記受信部が受信した前記ファイルリストが前記複数の外部装置のいずれの外部装置から受信したファイルリストであるかにかかわらず、複数のファイルリストに含まれるファイル名に対応する前記サムネイル画像の前記表示予定領域を撮影日時順に前記表示装置に表示すること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記表示装置において前記サムネイル画像が表示されるウィンドウのウィンドウサイズを変更する操作がなされたことに応じて、前記制御部は、前記表示装置に表示されている前記表示予定領域に対応するファイル名のサムネイル画像を送信するよう前記外部装置へ要求すること
    を特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記表示装置において前記サムネイル画像が表示されるウィンドウにおいて表示されるサムネイル画像を変更するスクロール操作がなされたことに応じて、前記制御部は、前記表示装置に表示されている前記表示予定領域に対応するファイル名のサムネイル画像を送信するよう前記外部装置へ要求すること
    を特徴とする情報処理装置。
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