JP5088190B2 - 配信システム、センター装置、及び車載器 - Google Patents

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本発明は、配信システム、センター装置、及び車載器に関する。
従来、ナビゲーション装置のような車載器では、DSRC(Dedicated Short Range Communication)等を利用して路上に設置された路側無線装置と狭域無線通信を行い、当該路側無線装置を介してセンター装置から情報提供を受けることが可能となっている。すなわち、車両が路側無線装置の通信範囲内にある間のみ、車両の車載器と路側無線装置との双方向通信が可能となり、この間にセンター装置が路側無線装置を介して、地域情報(例えば周辺の店舗や医療機関の情報)や広告情報等の各種コンテンツを配信するのである。
また、前記車載器では、路側無線装置から配信された各種コンテンツを記憶することにより、路側無線装置と通信できず受信時にコンテンツの再生ができない環境においても当該各種コンテンツを再生することが可能になっている(特許文献1参照)。
特開2007−109032号公報
ところで、車載器と路側無線装置が無線通信接続した場合、路側無線装置は車載器から送信された嗜好データ等に関する情報(以下、アップリンク情報という)を参照し、このアップリンク情報に指定された分類に属するカテゴリ等を判別し、ユーザの嗜好に沿ったコンテンツを車載器へ送信することが検討されている。
一方、車載器においては、センター装置が配信するコンテンツに含まれる詳細情報をアップリンク情報に記憶させ、当該アップリンク情報をセンター装置に送信し、センター装置は自己が配信したコンテンツに含まれる詳細情報がアップリンク情報に含まれているので、当該アップリンク情報を活用してクーポン等のコンテンツを当該車載器に対して配信させることが検討されている。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コンテンツに含まれる詳細情報をアップリンク情報に記憶させるか否かの判別をすることである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
車載器と、前記車載器と無線通信で接続される路側無線装置と、前記路側無線装置を介して前記車載器にコンテンツを配信するセンター装置とを有する配信システムであって、
前記センター装置は、前記コンテンツの内容を記憶させるか否かを識別する識別情報を当該コンテンツとともに配信し、
前記車載器は、
前記路側無線装置を介して前記センター装置に送信すべきアップリンク情報を記憶する記憶手段と、
前記識別情報に基づいて前記コンテンツの内容を前記アップリンク情報に記憶させるか否かを判断する制御手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、
コンテンツを記憶及び再生することのできる車載器と無線通信で接続される路側無線装置を介して接続されたセンター装置であって、
前記コンテンツの内容を記憶させるか否かを識別する識別情報を前記路側無線装置を介して当該コンテンツとともに前記車載器に配信することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、
路側無線装置と無線通信で接続され、前記路側無線装置を介してセンター装置から配信されるコンテンツの内容を記憶させるか否かを識別する識別情報を受信する車載器であって、
前記路側無線装置を介して前記センター装置に送信すべきアップリンク情報を記憶する記憶手段と、
前記識別情報に基づいて前記コンテンツの内容を前記アップリンク情報に記憶させるか否かを判断する制御手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記コンテンツの内容が記憶された前記アップリンク情報を前記路側無線装置を介して前記センター装置に対して送信することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の発明において、
前記アップリンク情報を編集するための編集手段を更に有し、
前記記憶手段は、前記制御手段によって前記アップリンク情報に記憶させると判断された前記コンテンツの内容を管理するテーブルを記憶し、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記テーブルに基づいて前記アップリンク情報に記憶させた前記コンテンツの内容を前記編集手段によって編集させないように制御することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、
前記判断手段によって記憶させるか否かが判断される前記コンテンツの内容は当該コンテンツを構成する汎用的なデータ領域に含まれる詳細情報データであることを特徴としている。
本発明によれば、コンテンツに含まれる詳細情報をアップリンク情報に記憶させるか否かの判別ができるようになり、必要な詳細情報のみアップリンク情報に記憶させることができる。
(第1の実施の形態)
まず、構成を説明する。
図1に、本実施形態における配信システム100を示す。
配信システム100は、図1に示すように、車両Cに搭載された車載器10、路側無線装置20、センター装置30を含んで構成される。センター装置30は路側無線装置20を介して車載器10にコンテンツを配信する。
路側無線装置20は路上や駐車場等に複数設置され、各路側無線装置20はネットワークNを介してセンター装置30と接続されている。路側無線装置20と、車両Cの車載器10とは無線通信が可能である。
なお、コンテンツとは、データ形式等の詳細は後述するが、店舗の広告や駐車場、医療施設の案内等のコンテンツ(テキスト情報、画像情報、音声情報等)の他、コンテンツを提供する事業者に関する情報、コンテンツの有効期限の情報(例えば、有効期限の開始と終了の日時)、サービスを提供可能な対象地点の情報(例えば、広告している店舗の地点を示す緯度経度や店舗名等)が含まれる。例えば、位置情報を含むコンテンツであれば緯度経度情報も格納されているが、コンテンツに位置情報が含まれなければ緯度経度情報は必要がなく、当該位置情報を示すデータ領域には情報は格納されない。
他にも、コンテンツとして、当該コンテンツの通知を行うためのポップアップを行うべき再生地点(例えば、ポップアップの再生地点を示す緯度経度、ポップアップを再生する道路種別や車両の進入方向を指定する情報等)、コンテンツの表示画面の遷移情報(次に表示する画面を指定する情報等)、嗜好情報等を含む情報が格納されていてもよい。
以下、各構成装置について詳細に説明する。
路側無線装置20は、図2に示すように本体装置20aとアンテナ20bとから構成されている。路側無線装置20は、道路脇や道路上方に設置されたアンテナ20bから、到達距離が限定されたDSRCの電波を放射して、路側無線装置20近傍に路側エリアZを形成する。この路側エリアZ内にある車両Cの車載器10とだけ双方向狭域無線通信が可能となる。以下、路側無線装置20と車載器10間の狭域無線通信を路車間通信という場合がある。
DSRCは5.8GHz帯域の電波を使った通信方式であり、その通信範囲は例えば数メートルから数十メートルである。路側無線装置20からのDSRCの送信出力は何れも同じ程度に設定されているので、複数の路側無線装置20がそれぞれ形成する路側エリアZは設置場所に関係なく、ほぼ一定である。
本体装置20aは、車載器10とセンター装置30間の情報のやりとりを仲介するための処理を行う。すなわち、アンテナ20bを介して車載器10から受信された情報をセンター装置30に転送し、センター装置30から送信されたコンテンツを車載器10へ転送する。本体装置20aは、情報処理や通信制御を行う制御部、記憶部等を備えたコンピュータ端末を適用することができる。
車載器10は、車両Cに搭載され、案内経路への誘導のための処理等を行うナビゲーション機能の他、DSRCによるETC(Electronic Toll Collection System)利用のための処理を行う機能等を有している。
車載器10は、図3に示すように、カーナビ部1、通信モジュール2、DSRC部3、制御部4を備えて構成されている。
制御部4は、制御手段として機能し、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、記憶部1fに記憶された制御プログラムとの協働により各種演算を行う他、各部の集中制御を行う。
例えば、路側無線装置20との路車間通信を行う際にはDSRC部3の通信動作を制御する。なお、DSRC部3の制御にあたってはDSRC部3のDSRC制御部3aとの協働により制御を行う。また、DSRC部3を介してセンター装置30から受信したコンテンツの保存、再生制御等を行う再生手段としても機能する。
カーナビ部1は、カーナビ制御部1a、現在地検出部1b、地図記憶部1c、入力部1d、表示部1e、記憶部1f等を備えて、車両Cを案内経路へ誘導するための処理を行う。
カーナビ制御部1aは、現在地検出部1bから取得した現在地の情報及び地図記憶部1cに記憶された地図情報等に基づいて、車両Cの現在地から入力部1dを介して設定された目的地までの案内経路を算出する。そして、地図記憶部1cに記憶されている地図情報を用いて算出した案内経路へ誘導するための地図画面を生成し、表示部1eにより表示させる。
現在地検出部1bは、GPSアンテナ、角度センサ、方位センサ、距離センサ等の各種センサを備え、これらセンサによる検出結果に基づいて車両Cの現在地を検出する。GPSアンテナは、GPS衛星から送信されるGPS信号を検出する。また、角度センサは移動方向の変化量を示す車の加速度(単位時間あたりの水平方向への回転速度)を検出し、方位センサは地磁気の検出を行い、車両の絶対方位を検出する。現在地検出部1bは、これらセンサから取得した各検出結果に基づいて車両の現在地を示す現在地情報(経度、緯度等の情報)を生成し、カーナビ制御部1aに出力する。
地図記憶部1cは、メモリやDVD等の記録媒体から構成され、案内表示に必要な地図情報、通信モジュール2を介して受信されるガイド情報(道路情報、渋滞情報等)等を記憶している。
入力部1dは、操作キーや表示部1eと一体に構成されるタッチパネル等から構成されている。入力部1dは、これらの操作に対応する操作信号を生成し、制御部4に出力する。
表示部1eは、モニタを備え、制御部4の制御に従ってモニタ上に各種情報を表示する。例えば、設定画面や地図画面、センター装置30から受信したコンテンツの表示画面等である。
記憶部1fは、記憶手段として機能し、メモリ等から構成され、制御部4やカーナビ制御部1aにより実行される制御プログラム、プログラムの実行に必要なパラメータやデータ等を記憶している。
また、記憶部1fは、センター装置30に提供するアップリンク情報m1を記憶するとともに、センター装置30から受信したコンテンツを記憶する。ユーザがコンテンツの配信について契約をした配信事業者(以下、正規の配信事業者という。)が複数ある場合には、アップリンク情報m1は各配信事業者に応じた内容で制御部4によりそれぞれ生成され、記憶部1fに記憶される。アップリンク情報m1は最新の内容となるように制御部4が常に更新を行って記憶部1fに保存させる。アップリンク情報m1の詳細については後述する。
通信モジュール2は、光通信用、FM通信用、2.4GHz電波通信用のアンテナをそれぞれ備え、通信センターと光通信、FM通信、電波通信を行う。通信モジュール2は通信センターから渋滞情報や道路交通情報等を受信し、制御部4に出力する。通信センターとしてはVICSセンター等を挙げることができるが、これに限らず、また、通信センターから受信する情報としては、渋滞情報や道路交通情報に限らない。
なお、通信モジュール2は他にもWiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等のDSRC以外の通信手段を使用することにより、インターネット等の情報を入手することもできる。
DSRC部3は、DSRCによるETC利用のための処理や、センター装置30からコンテンツを受信するための通信処理等を行う。
DSRC部3は、図3に示すようにDSRC制御部3a、通信部3b、記憶部3c、ETC処理部3e、ICカードI/F3fを備えて構成されている。
DSRC制御部3aは、CPU、RAM等から構成され、記憶部3cに記憶されている制御プログラムとの協働によりDSRC部3の各部の動作を制御する。
例えば、ETCによる決済を行う際には、通信部3bの通信動作を制御してETC基地局(ETC決済を行うためにETCゲート付近等に設けられる無線基地局)と決済情報の送受信を行わせる。また、ETC処理部3eにより決済情報の書込処理を行わせる。
また、センター装置30からコンテンツを受信する際には、制御部4の指示に従って記憶部3cのアップリンク情報記憶領域Mに記憶されている情報を、通信部3bにより路側無線装置20に送信させる一方、通信部3bにより路側無線装置20を介してコンテンツを受信した場合にはこれを制御部4に出力する。
通信部3bは、例えば車両Cのダッシュボード上でフロントガラス近傍等の位置に固設されたアンテナを備え、このアンテナを介して路側無線装置20やETC基地局等と、DSRCの電波の送受信を行う。
記憶部3cは、DSRC制御部3aにより実行される制御プログラム等を記憶している。
また、記憶部3cにはアップリンク情報記憶領域Mが設けられている。アップリンク情報記憶領域Mは、センター装置30に情報を提供するために専用に設けられた記憶領域であり、アップリンク情報m1の他、車載器10の特性情報(図示せず)が記憶される。
アップリンク情報m1とは、詳細は後述するが、センター装置30においてどのような内容のコンテンツを配信するかを決定する際に用いられる情報である。アップリンク情報m1は、サービス事業者ごとに作成され、車両Cが立寄った地点や、車載器10のユーザの嗜好情報が含まれる。サービス事業者は、これらの情報をもとに車載器10に配信するコンテンツを決定することとなる。
特性情報とは、車載器10の機器特性に関する情報をいう。特性情報には、車載器10の車載器ID、車載器10が対応できる言語、地図の測地系、車載器10が対応できる著作権管理技術、表示部1eのディスプレイの解像度、SVG(Scalable Vector Graphics)の対応性、コンテンツを蓄積可能な記憶容量等の情報が含まれる。なお、車載器IDは各車載器10に固有の識別情報である。
ETC処理部3eは、ICカードI/F3fに挿抜されるIC付きクレジットカード又はデビットカード等に対して決済情報等の読み書きを行う。
ICカードI/F3fは、上記クレジットカード等のスロットを備え、このスロットに挿入されたクレジットカード等のICとETC処理部3eの間で情報のやりとりを仲介する。
次に、センター装置30について説明する。
センター装置30は、コンテンツを記憶し、これを路側無線装置20を介して車載器10に配信する。
なお、図1では1台のセンター装置30のみ示したが、コンテンツを配信する配信事業者は複数あり、センター装置30は配信事業者毎に備えられるものである。また、図1ではセンター装置30がネットワークNを介して路側無線装置20と接続されている例を示したが、センター装置30の一部又は全部の機能を路側無線装置20が所有していてもよい。この場合、複数の路側無線装置20が保持するセンター装置30の機能を管理するサーバとしてのセンター装置30が存在し、当該サーバとしての役割を果たすセンター装置30がネットワークNを介して路側無線装置20と接続されていてもよい。
図4に、センター装置30の機能的構成を示す。
図4に示すように、センター装置30は制御部31、入力部32、表示部33、記憶部34、通信部35を備えて構成されている。
制御部31は、CPU、RAM等から構成され、記憶部34に記憶された制御プログラムとの協働により各種演算を行う他、各部の集中制御を行う。
例えば、制御部31は記憶部34に保存されているコンテンツを読み出して編成したり、編成したコンテンツの配信制御を行う。なお、編成とは配信するコンテンツを選択し、選択したコンテンツを図5及び図6に示す配信用のフォーマットに合わせてデータを構築することをいう。
入力部32は、キーボード等を備えて操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた操作信号を制御部31に出力する。
表示部33はディスプレイを備え、制御部31の表示制御に従ってディスプレイ上に各種画面を表示する。
記憶部34は、制御部31により実行されるプログラムの他、プログラムの実行に必要な各種データを記憶する。また、記憶部34は配信すべきコンテンツを記憶している。コンテンツは複数の項目に分類されている。以下、コンテンツの詳細について説明する。
図5は、センター装置30から配信されるコンテンツのデータ構造の一例について示す説明図である。図5に示すように、センター装置30からは一時に複数の情報グループが配信され、車載器10では複数の情報グループを受信して、再生又は記憶部1fに蓄積することとなる。
ここで、図5における情報グループ1、2、・・nのそれぞれが1つのコンテンツであり、車載器10においてはコンテンツを単位として再生処理が行われる。
図5に示すように、1つのコンテンツは、内容により分類された複数の要素で構成される。各構成要素はID番号(00、01、・・等)と当該ID番号に対応して格納される実データからなる。図6において、情報グループ1を構成するコンテンツには、ID00(ID番号が“00”であることを示す、以下同じ)、ID01、ID02、ID03、ID04、ID05、ID10、ID30で規定される情報が含まれていることを示している。
図6に、コンテンツのフォーマットの一例を示す。
図6に示すように、コンテンツには、個々にIDが付された情報、例えば区分情報、事業者、コンテンツ、有効期限、提供時間、対象地点、情報提供地点、遷移情報、詳細情報、嗜好データ等が含まれている。
ID00のID構成情報は、コンテンツに含まれる各情報の識別番号の一覧を示す情報である。このID構成情報中の各情報の識別番号の有無を確認することにより、当該各情報が存在するか否かを即時に判断することが出来る。
識別番号は、コンテンツに含まれる各情報の分類を示す。
また、識別番号は、ID00〜ID255まで割り振られており、例えばID10は対象地点、ID40は詳細情報であることを示す。
なお、コンテンツに含まれる各IDに対応する情報にはヘッダ情報(図示せず)が含まれており、各IDに含まれている情報量を示す情報バイト等、各IDに対応する内容を示す情報やフラグ等がヘッダ情報として格納されている。
以下、識別番号に対応する各情報について説明する。
ID01の事業者は、サービス事業者を特定するための情報であり、例えばサービス事業者に一意に付与されたサービス事業者コード等である。
ID02、ID03のコンテンツは、コンテンツに関する詳細な情報であり、例えば当該コンテンツの情報提供元を特定することのできる企業コード、サービス事業者がコンテンツに対し個別に割り付けた情報コード、コンテンツの内容を示すための情報表示用テキスト、コンテンツが属する嗜好データのカテゴリ、再生を即時に行うか蓄積するかを示す即時/蓄積コード等である。
他にも、企業コードに対応する企業を通知するためのテキスト等をID02のコンテンツとして格納してもよい。
情報コードは先述の通り、コンテンツに割り当てられたコードであり、コンテンツを識別することができる。また、本実施の形態における配信システム100では、同様のコンテンツをセンター装置30が送信する場合は、基本的に同一の情報コードを使用する。つまり、あるコンテンツの内容が新しく更新された場合は、同一の情報コードを付して当該更新されたコンテンツを車載器10に対して配信することにより、車載器10では、古いコンテンツに対して新たなコンテンツを上書きすることができる。例えば、車載器10が1月20日にある場所でコンテンツを受信し、その中に有効期限(ID40の有効期限を示す)が2月1日となっているコンテンツの情報コードが「025」であったとする。その後、2月20日にある場所で当該車載器10がコンテンツを受信し、その中に後述する有効期限が3月1日であり、先に1月20日に受信した内容と同様のコンテンツを受信したとすれば、センター装置30は同一の情報コードである「025」を付与して配信することになる。
ID04の有効期限はコンテンツの再生についての有効期限を示す情報であり、有効期限の開始時期及び終了時期を示す日時で表される。
ID05の提供時間は後述する対象地点においてサービスを提供できる営業時間等の情報である。
ID10の対象地点とはサービスの提供を行う店舗や施設等をいい、対象地点の情報としては、例えば対象地点の位置を示す対象地点座標(緯度経度)が含まれる。対象地点座標が存在しないコンテンツの場合は、画面遷移のための説明の情報が格納されていてもよい。
対象地点座標が存在するコンテンツの場合は、他にも対象地点名称等を示す対象地点表示用テキスト、例えば対象地点の説明等に係るコンテンツであるテキスト、画像、音声等や、対象地点の情報をIP通信により提供する際のURL、対象地点を地図上に表示する際に使用されるアイコン画像、提携駐車場情報等からなる。
ID20の情報提供地点の情報はコンテンツを再生させたい情報提供エリアに関する情報である。蓄積されたコンテンツについては、情報提供エリア内にある道路である方向から車両Cが進入した際にコンテンツがあることを通知するポップアップ通知を行い、そこで再生の指示がなされるとコンテンツの再生を行う。ID20の情報提供地点は、このときのポップアップ通知やコンテンツ再生等を行う際の条件を指定する情報である。例えば、情報提供エリアの中心座標(緯度経度)、半径、車両Cの進入方向を示す方向コード、道路種別、ポップアップ通知用の表示画像、音声等からなる。つまり、実際にポップアップされてユーザに通知される内容はID20の表示画像や音声等のデータである。
ID30の遷移情報は、各コンテンツの画像を遷移させて表示する場合に用いる情報である。遷移情報は、例えば次の遷移先の情報コードを示す次再生情報コード等からなる。
ID40の詳細情報は、当該コンテンツに関する詳細な情報が格納され、汎用的な利用をすることができる。
コピーコントロールフラグは、車載器10がコンテンツを受信した際に詳細情報データをアップリンク情報m1の会員情報に書き込むか否かを示すフラグであり、識別情報としての役割を果たす。後述するコピーコントロール判別処理によって、コピーコントロールフラグがオン(値が「1」の場合)の場合には、ID40の詳細情報データをアップリンク情報m1の会員情報に書き込み、コピーコントロールフラグがオフ(値が「0」の場合)の場合には、ID40の詳細情報データをアップリンク情報m1の会員情報に書き込まないよう制御されることになる。
情報内容フラグは、詳細情報データの内容の種別を示すための情報である。本実施の形態においては、情報内容フラグが「0」の場合は詳細情報データに情報コードが格納されていることを示し、「1」の場合は詳細情報データに串刺し検索コードが格納されていることを示す。串刺し検索コードとは、当該コンテンツの種類を識別するためのコードである。例えば、サービス事業者が串刺し検索コードが「00001」であれば、当該コンテンツはクーポンの情報であることを示し、「00002」であれば当該コンテンツは新着情報であること等を示すことを設定すれば、車載器10はその串刺し検索コードを用いてコンテンツを検索することが可能である。情報内容フラグが「2」の場合は詳細情報データに会員情報が格納されていることを示す。
したがって、コピーコントロールフラグがオンになっている場合は、詳細情報データには会員情報が格納されていることになるので、上記の例では情報内容フラグは「2」の値をとることになる。
詳細情報データは、後述するアップリンク情報m1の会員情報にコピーすべき情報、例えばクーポン等に割り当てられたコードやID02の情報コード等が格納される。他にも、当該コンテンツの内容の説明をするためのテキスト情報等が格納されてもよい。
表示用文字データは、サービス対象地点や画面遷移の案内を行う情報や、検索のための検索用語等等、表示部1eに表示させてユーザを補助するための情報である。表音文字列は音声によってユーザに伝達するための情報を格納している。
なお、表示用文字データや表音文字列は、通常詳細情報データに関連するものである。
図7に、ID40の詳細情報のデータ形式を詳細に示す。
本実施の形態においては、図7に示すように1つのコンテンツにつき、ID40の詳細情報を8つまで格納することができる。つまり、ID40に対応するデータ領域には、図7に示す詳細情報1〜8が格納されており、使用しない詳細情報にはデータは格納されない。例えば、ID40の詳細情報のうち、詳細情報1〜3のみ使用したい場合には詳細情報4〜8にはデータは格納しないことになる。
ID80の嗜好データは、配信するコンテンツの選択のために用いられる情報である。嗜好データは、例えば嗜好情報のバージョン、そのバージョンで定められているカテゴリの名称を示す表示用テキスト、表音文字列、カテゴリの詳細情報等からなる。
コンテンツは上記各IDの情報を含めて予め作成されたものを記憶部34に保存しておき、配信時には、これらのコンテンツのうち配信するコンテンツを制御部31が選択する。なお、各IDの情報は必要に応じてコンテンツに含められ、常に全てのIDの情報がコンテンツに含まれているわけではない。例えば、対象地点において提携指定されている提携駐車場が無ければ、ID10の対象地点に提携駐車場情報は含まれないことになる。
次に、図8を参照してアップリンク情報m1について説明する。
アップリンク情報m1には、配信事業者の特定情報、車両Cの目的地情報、経由地情報、累計走行距離情報、過去の立ち寄り地情報、ユーザの嗜好情報、広告視聴履歴情報、会員情報等が含まれる。図8に例を示すように、アップリンク情報m1は配信事業者A、Bの配信事業者毎に生成され、アップリンク情報記憶領域Mに記憶される。
配信事業者の特定情報は、ユーザが予めコンテンツの配信について契約した配信事業者を特定する情報であり、例えば、ID01のサービス事業者コードが格納される。
目的地情報は、カーナビ部1で設定された目的地の緯度、経度の情報であり、経由地情報はカーナビ部1で設定された目的地までの誘導経路において経由する地点の緯度、経度の情報である。例えば、目的地として設定されたID10の対象地点座標が格納される。
累計走行距離情報は車載器10を購入し、センター装置30に車載器IDが登録された時点から現在地までの車両Cの累計走行距離の情報である
過去の立ち寄り地情報は、過去に車両Cが停車した(つまり車載器10の電源がON又はOFFされた)地点の緯度、経度の情報及び時刻情報である。
嗜好情報は、センター装置30においてユーザの嗜好に合わせてコンテンツを編成するために用いるものである。嗜好情報は、コンテンツを分類した複数の項目毎にユーザの嗜好性に関する情報を設定したものである。項目は配信事業者が任意に設定できる。
広告視聴情報は、センター装置30から配信されたコンテンツのID02の情報コード、及び当該情報コードに対応するコンテンツが実際に表示部1eに表示される等して再生されたか否かを示す再生識別フラグ等が格納される。
会員情報には、センター装置30から配信されたコンテンツのID40の詳細情報データが書き込まれる。会員情報は、次回来店時の特典等を個別に配信するなどの多目的な情報を扱う。また、会員情報はDSRC以外の通信手段で受け取ることも考えられるため、車載器10からの入力が可能な構成としてもよい。
本実施の形態においては、1つのアップリンク情報m1につき、8つの会員情報が保持できる構成を例として説明する。つまり、サービス事業者は車載器からアップリンク情報m1を受信すると最大8つの会員情報を得ることができる。
図7において先述したように、本実施の形態においてはID40に割り当てられたデータ領域には、8つの詳細情報データを保持することができるので、ID40の詳細情報1〜8にデータが格納されていて、当該コンテンツのサービス事業者と一致するアップリンク情報m1の会員情報にデータが格納されていなければ、ID40の詳細情報1〜8の詳細情報データがそのまま会員情報に書き込まれることになる。
また、図8に示すように、アップリンク情報記憶領域Mには、先述した特性情報を記憶する領域である特性情報領域m2が存在する。特性情報領域m2には、路側無線装置20と車載器10との間に、DSRC接続によって通信路が確立がされ、路側無線装置20から車載器10に対して特性情報の送信要求がなされた際に送信されるべき特性情報が記憶されることになる。
次に、動作について説明する。
図9に、コンテンツを配信する際におけるセンター装置30、路側無線装置20、車載器10の各装置における処理の流れを示す。
図9に示すように、まず車両Cのエンジンが起動し、車載器10の電源が投入されると(ステップS1)、車載器10の特性情報が生成され、記憶部3cのアップリンク情報記憶領域Mの特性情報領域m2に書き込まれる(ステップS2)。特性情報は、予めセンター装置30との間で取り決められている項目について制御部4が表示部1e等の各部に問い合わせて取得したり、予め記憶部1fに記憶されている情報を読み出す等して取得する。そして、取得された情報を制御部4がコード化し、アップリンク情報記憶領域Mの特性情報領域m2に当該コードが書き込まれる。なお、実際には書込を指示する制御情報がDSRC制御部3aに出力され、このDSRC制御部3aがアップリンク情報記憶領域Mの特性情報領域m2に書き込まれる。
その後、車両Cが走行を開始し、路側無線装置20の路側エリアZに進入すると(エリアイン)、路側無線装置20は車両Cを検出し、車載器10のDSRC部3とDSRC通信による接続処理が開始される(ステップS3a、S3b)。すなわち、DSRCの電波が送出され、車載器10からの応答が得られると、通信路が確立される。通信路が確立されると、路側無線装置20はセンター装置30に対し接続が完了した旨の通知情報が送信される(ステップS4a)。一方、車載器10のDSRC部3から制御部4に対し接続が完了した旨の通知情報が出力される(ステップS4b)。なお、DSRC接続時には、車載器10の記憶部3c等に記憶されている車載器10を識別するための車載器IDがセンター装置30に対して送信されている。
次いで、路側無線装置20から車載器10のDSRC部3に対し、特性情報の送信要求が行われると、DSRC部3から特性情報領域m2に書き込まれている特性情報が路側無線装置20に送信される(ステップS5)。特性情報は路側無線装置20を介してセンター装置30に送信される。
センター装置30では、DSRC接続時に取得される車載器ID等をもとに、車載器10のユーザが配信サービスの会員か否かが判断される(ステップS6)。
記憶部34に記憶されている配信サービスの全会員の車載器IDのうち、受信した車載器IDと一致するものがなく、非会員であると判断されると(ステップS6;N)、非会員用のコンテンツが路側無線装置20を介して車載器10に送信される(ステップS61)。その後、図10に示すステップS19の処理に移行する。なお、非会員用のコンテンツとは、電車の遅延情報、納税通知情報等の公共の広告情報や、入会を促す情報や迷惑(スパム)とは成り得ない程度の民間の広告情報等の一般向けの内容の情報である。車載器10では、配信された当該コンテンツのコピーコントロールフラグがオンであるか否かを判断するためのコピーコントロール判別処理(詳細は後述する)が行われる(ステップS14)。保存されたコンテンツは所定のタイミングで再生されることとなる。
一方、一致する車載器IDがあれば会員であると判断され(ステップS6;Y)、配信事業者のサービス事業者コードの通知情報が路側無線装置20に送信される(ステップS7)。なお、ステップS7においては、サービス事業者コードと共に他の情報(例えば、Welcome画面を表示部1eに表示させるためにID10を配信する等)のコンテンツを含むようにしても良い。
路側無線装置20を介してサービス事業者コードの通知情報が受信されると、記憶部1fに記憶されているアップリンク情報に含まれるサービス事業者コードと、通知されたサービス事業者コードとが照合される(ステップS8)。一致するサービス事業者コードがない場合(ステップS8;N)、処理は何もされずエリアアウトを待つ。
一致するサービス事業者コードがある場合(ステップS8;Y)、受信されたサービス事業者コードの配信事業者は正規の配信事業者であると判断されることになる。次いで、記憶部1fに格納された会員情報テーブルT1が参照され、当該サービス事業者コードと一致するアップリンク情報に会員情報が格納されているか否かが判断される(ステップS9)。
図11に、本実施の形態における会員情報テーブルT1の構成の一例を示す。会員情報テーブルT1は、センター装置30に対して送信すべきアップリンク情報に含まれる会員情報を管理しており、図11に示すように、「サービス事業者コード」フィールド、「コピーコントロールフラグ」フィールド、及び「会員情報」フィールドから構成される。
各レコードには、会員情報に関する情報が格納され、「サービス事業者コード」フィールドには、当該レコードの会員情報に対応するサービス事業者コードが格納される。「コピーコントロールフラグ」フィールドには、当該レコードの会員情報に対応するコピーコントロールフラグが格納される。具体的には、後述するコピーコントロール判別処理のステップS123によってID40の詳細情報のコピーコントロールフラグの値が格納されることになる。
「会員情報」フィールドには、当該レコードに対応する会員情報の内容が格納される。
ステップS9においては、具体的には会員情報テーブルT1の「サービス事業者コード」フィールドが参照され、センター装置30から通知されたサービス事業者コードと一致するレコードが抽出され、当該レコードの「会員情報」フィールドにデータが格納されているか否かを判断することとなる。
サービス事業者コードと一致するアップリンク情報に会員情報が格納されていると判断された場合(ステップS9;Y)、当該会員情報がアップリンク情報m1に書き込まれる(ステップS10)。サービス事業者コードと一致するアップリンク情報に会員情報が格納されていないと判断された場合(ステップS9;N)、処理はステップS11に移行する。
ステップS11においては、サービス事業者コードに対応するアップリンク情報m1が記憶部1fから読み出され、アップリンク情報記憶領域Mに書き込まれ(ステップS11)、ステップS10でアップリンク情報m1に書き込まれた会員情報が会員情報テーブルT1から削除される(ステップS12)。具体的には、ステップS10において書き込まれた会員情報に対応する、会員情報テーブルT1の「コピーコントロールフラグ」フィールド及び「会員情報」フィールドのデータが削除されることになる。前述のようにアップリンク情報m1は各配信事業者に応じて生成され、更新が行われているので、配信事業者に応じた最新の内容となっている。
一方、センター装置30によってデフォルトのコンテンツが路側無線装置20を介して車載器10に配信される(ステップS13)。デフォルトのコンテンツとは、公共及び民間の広告情報等の一般向けの内容の情報である。
車載器10では、配信された当該コンテンツに対して、コピーコントロール判別処理が行われる(ステップS14)。
また、センター装置30では車載器10に対し、アップリンク情報記憶領域Mに書き込まれたアップリンク情報m1の送信を要求する(ステップS15)。以降は、車載器がエリアアウトするまで(車載器との無線通信が途切れるまで)、センター装置30は車載器10に対し、定期的にアップリンク情報m1のポーリングを行う。
DSRC部3は、アップリンク情報m1の書込が行われると、センター装置30からのポーリングに応じて、アップリンク情報記憶領域Mに記憶されているアップリンク情報が、路側無線装置20を介してセンター装置30に送信される(ステップS16)。
以降の処理については、図10を参照して説明する。
図10に示すように、センター装置30では、送信されたアップリンク情報m1より会員の趣向に適したコンテンツが編成され、当該コンテンツが車載器10に配信される(ステップS17)。車載器10では、配信された当該コンテンツに対して、後述するコピーコントロール判別処理が行われる(ステップS18)。
その後、センター装置30が配信すべきコンテンツが全て配信されると、配信終了を通知するメッセージ情報が生成され、車載器10に対して送信され(ステップS19)、処理は終了する。なお、メッセージ情報の送信と共に、ユーザに対しエリアアウトを促しても良い。
次に、ステップS14及びステップS18において車載機10の制御部4によって行われるコピーコントロール判別処理について説明する。
図12に、本実施の形態におけるコピーコントロール判別処理を示す。
コピーコントロール判別処理では、配信されたコンテンツのID40に含まれるコピーコントロールフラグを参照することによって、当該コンテンツのID40の詳細情報データを会員情報テーブルT1に格納させる。
図12に示すように、車載器10においては、センター装置30からコンテンツを受信したか否かが判断される(ステップS121)。コンテンツを受信していない(もしくは受信が完了した)と判断された場合(ステップS121;NO)、処理は終了する。
コンテンツを受信したと判断された場合(ステップS121;YES)、当該コンテンツのID40に格納されているコピーコントロールフラグがオンとなっているか否かが判断される(ステップS122)。コピーコントロールフラグがオンとなっていると判断された場合(ステップS122;YES)、受信したコンテンツに基づいて会員情報テーブルT1が更新される(ステップS123)。具体的には、ステップS122で受信されたコンテンツのID40の詳細情報1〜8のうち、コピーコントロールフラグがオンになっている詳細情報データの内容が抽出され、当該コンテンツのID01のサービス事業者コード、コピーコントロールフラグ、及び会員情報(抽出された詳細情報データ)と共に会員情報テーブルT1に格納されることになる。本実施の形態では、先述のように会員情報として保持できる情報は8つまでとしているので、会員情報テーブルT1の、サービス事業者コードに対応する会員情報に既に8つの会員情報が存在する場合は、当該会員情報が順次上書きされることになる。
一方、コピーコントロールフラグがオンとなっていないと判断された場合(ステップS122;NO)、処理はステップS124に移行する。
ステップS124においては、車載器10が受信したコンテンツを記憶又は再生させ(ステップS124)、処理はステップS121に戻る。具体的には、蓄積型のコンテンツであれば記憶部1fに記憶され、即時型のコンテンツであれば所定のタイミングで再生されることになる。
本実施の形態においては、コピーコントロール判別処理によって、コンテンツを受信したタイミングでID40の詳細情報データの内容を会員情報テーブルT1に格納する。車載器10においては、先述したように会員情報を編集することができるが、コピーコントロールフラグがオンになっていてID40の詳細情報データが書き込まれた会員情報はサービス事業者が提供するクーポン情報等であるため、本実施の形態においては後述する会員情報編集可否制御処理によってコピーコントロール判別処理によって書き込まれた会員情報はユーザに編集させないようにしている。
図13に、本実施の形態における会員情報編集可否制御処理を示す。
会員情報編集可否制御処理は、入力部1dからの入力により、サービス事業者コードが指定され、当該サービス事業者コードと対応するアップリンク情報m1の会員情報の変更指示の入力がされた際に、記憶部1fに記憶されたプログラムと制御部4との協働により実現される。
会員情報編集可否制御処理では、会員情報テーブルT1を参照することにより、コピーコントロールフラグがオンになっている会員情報を編集させないようにし、他の会員情報については車載器10のユーザの入力によって編集が可能にする。
図13に示すように、本実施の形態においては、カウントのためのカウンタ変数iに1が代入される(ステップS131)。次いで、会員情報テーブルT1の「サービス事業者コード」フィールドが参照され、指定されたサービス事業者コードと一致するレコードのうち、i番目のレコードに対応する会員情報が存在するか否かが判断される(ステップS132)。i番目のレコードに対応する会員情報が存在すると判断された場合(ステップS132;YES)、当該レコードに対応するコピーコントロールフラグがオンとなっているか否かが判断される(ステップS133)。当該レコードに対応するコピーコントロールフラグがオンとなっていると判断された場合(ステップS133;YES)、会員情報表示画面G1のi列目にステップS132で判断された会員情報がグレイアウトされて表示される(ステップS134)。
図14に、本実施の形態における会員情報表示画面G1の一例を示す。会員情報表示画面G1は、サービス事業者コード表示欄Ga、会員情報表示欄Gb1〜Gb8、編集ボタンGc1〜Gc8、及び「戻る」ボタンGd等から構成される。なお、会員情報表示画面G1と入力部1dにより編集手段が実現する。
サービス事業者コード表示欄Gaは、会員情報編集可否制御処理が実行される際に指定されたサービス事業者コードと一致するサービス事業者コードが表示される。
会員情報表示欄Gb1〜Gb8には、当該サービス事業者コードと会員情報テーブルT1に格納された「サービス事業者コード」フィールドの値が一致したレコードの「会員情報」フィールドの値が表示される。
編集ボタンGc1〜Gc8は、会員情報を編集するためのボタンが表示される。図14に示す例では、編集ボタンGc1〜Gc8からの入力により、それぞれ会員情報表示欄Gb1〜Gb8の会員情報の編集指示を入力することができる。編集ボタンGc4及びGc5のように「編集」の表示は、それぞれ会員情報表示欄Gb4及びGb5に対応する列の会員情報(それぞれ会員情報表示欄Gb4及びGb5)が編集可能である旨を示している。また、会員情報表示欄Gb6〜Gb8のように「入力」の表示は、それぞれ会員情報表示欄Gc6〜Gc8の会員情報が空白(データがないことを示す)であり、入力することが可能である旨を示している。本実施の形態において、「編集」とは既にデータが格納されている会員情報を編集することをいい、「入力」とはデータが格納されていないデータ領域に会員情報を入力することをいう。
なお、ステップS134において会員情報がグレイアウトされて表示されている領域は、図14に示す会員情報表示画面G1においては、会員情報表示欄Gb1〜Gb3のように表示されることとなる。当該領域に対応する編集ボタンGc1〜Gc3は表示されない(図14に示す会員情報表示画面G1の例では破線で示している)ため編集をすることができない。
また、会員情報編集可否制御処理における「i列目」のiの数値は、会員情報表示画面G1における会員情報表示欄Gb1〜Gb8及び編集ボタンGc1〜Gc8の符号の数値と対応している。例えば、iが3の場合は会員情報表示欄Gb3及び編集ボタンGc3の処理を実行していることになる。
一方、レコードに対応するコピーコントロールフラグがオンとなっていないと判断された場合(ステップS133;NO)、会員情報表示画面G1のi列目にステップS133で判断された会員情報が表示される(ステップS135)。具体的には、図14に示す会員情報表示欄Gb4〜Gb5のように、コピーコントロールフラグがオンとなっていない会員情報が表示されることになる。
次いで、当該i列目に「編集」ボタンが表示される(ステップS136)。具体的には、図14に示す編集ボタンGc4〜Gc5のように、「編集」の文字が表示されユーザからの入力が待ち受けられることになる。
一方、i番目の会員情報が存在しないと判断された場合(ステップS132;NO)、会員情報表示画面G1における会員情報表示欄のi列目に空白が表示される(ステップS137)。具体的には、図14に示す会員情報表示欄Gb6〜Gb8のように会員情報が存在しない場合には空白が表示されることになる。
次いで、当該i列目に「入力」ボタンが表示される(ステップS138)。具体的には、図14に示す編集ボタンGc6〜Gc8のように、「入力」の文字が表示されユーザからの入力が待ち受けられることになる。
次いで、カウンタ変数iが加算され(ステップS139)、変数iが9となっているか否かが判断される(ステップS140)。なお、ステップS140における「9」という数値は、本実施の形態において同一のサービス事業者に対して会員情報が8つまで保持できることに対応している。
変数iが9となっていると判断された場合(ステップS140;NO)、処理はステップS132に戻る。変数iが9となっていないと判断された場合(ステップS140;YES)、処理は終了する。
以上のように、本実施の形態における配信システム100によれば、センター装置30は路側無線装置20を介してコピーコントロールフラグを含むコンテンツを車載器10に対して配信するので、車載器10では当該コピーコントロールフラグを参照することによって、受信したコンテンツのID40の詳細情報データをアップリンク情報m1の会員情報に書き込むか否かを判断することができるため、必要な詳細情報データのみを会員情報に書き込むことができる。
また、サービス事業者は、車載器10に対して必要な詳細情報のみを会員情報に書き込むため、受信された全てのコンテンツの詳細情報を会員情報に書き込ませる場合に比べて、会員情報が上書きされてしまう可能性が軽減される。したがって、サービス事業者は自己が配信するコンテンツに含まれるクーポン情報を上書きされたくない場合には、コピーコントロールフラグをオンにして配信し、他のコンテンツのコピーコントロールフラグをオフにする等により、ユーザの会員情報の内容を保護させることができる。
また、車載器10においては、会員情報の編集を行う際に、コピーコントロールフラグがオンであるコンテンツのID40の詳細情報データの内容を会員情報テーブルT1で管理しているため、サービス事業者が配信したクーポン等に関する会員情報が書き換えられたりすることがなくなる。したがって、サービス事業者は車載器10のユーザに変更されたくない会員情報は、コピーコントロールフラグをオンにしてコンテンツを配信させることができる。
また、本実施の形態においては、会員情報表示画面G1に編集ボタンを表示させ、アップリンク情報m1の会員情報に対して新規登録をするための「入力」ボタンや、一度入力した会員情報の修正を行わせる「編集」ボタンを表示している。したがって、車載器10のユーザはコピーコントロールフラグがオンである詳細情報データ以外にも、チラシやインターネットを通じてクーポン等の情報が入手されることが想定され、入力部1dから当該クーポンの情報を入力し、アップリンク情報m1に含ませてセンター装置30にアップリンクすることができる。
なお、本実施の形態においては、アップリンク情報m1の会員情報を8つまで格納できるとする例を述べたが、会員情報の数はこれに限定されない。例えば、本実施の形態における会員情報の数よりも多くてもよいし、少なくてもよい。また、サービス事業者ごとに会員情報の数が異なる構成としてもよい。サービス事業者ごとに会員情報の数が異なる場合、会員情報編集可否制御処理においては、会員情報表示画面G1において表示させるサービス事業者の会員情報の数に応じた制御が行われることになる。
なお、本実施の形態においては、ID40に含まれるコピーコントロールフラグを判別することによって、会員情報にコピーする/しないを判別する構成としたが、判別の方法はこれに限定されない。例えば、詳細情報データのデータ領域のうちの1ビットを参照することにより、会員情報にコピーする/しないを判別する構成や、何れかのIDのヘッダ領域にコピーコントロールフラグを格納させるような構成等にしてもよい。この場合、どのデータを参照してID40の詳細情報データを会員情報にコピーする/しないを判別するかは、サービス事業者ごとの取り決めとしてもよい。
なお、本実施の形態においては、コンテンツを受信したタイミングでコピーコントロール判別処理が実行されるようにしたが、コピーコントロール判別処理が実行されるタイミングはこれに限定されない。例えば、コンテンツが記憶部1fに記憶されるタイミングで実行されてもよいし、車両Cがエリアアウトしたタイミングで、エリアインの間に受信したコンテンツに対して実行されるようにしてもよい。
なお、会員情報表示画面G1は、本実施の形態における例に限定されない。例えば、複数のサービス事業者の会員情報が表示されるようにしてもよいし、コピーコントロールフラグがオフになっている会員情報のみを会員情報表示画面G1に表示されるようにしてもよい。
なお、本実施の形態においては、コピーコントロールフラグがオンになっているコンテンツのID40の詳細情報データを会員情報に書き込ませる構成としたが、既に会員情報テーブルT1のコピーコントロールフラグがオンになっている会員情報でデータがいっぱいになっていた場合、別のテーブル等にいったん当該コンテンツのID40の詳細情報データを保持させる構成としてもよい。この場合には、別テーブルで保持しているID40の詳細情報データをセンター装置30にアップリンクさせるためには、ステップS16におけるアップリンク情報の送信によって一度にアップリンクできる会員情報は本実施の形態においては8個までであるので、ステップS16によるアップリンク情報の送信が複数回必要となることになる。
他にも、会員情報テーブルT1に格納されている会員情報のうち、車載器10のユーザが上書きさせてもよい会員情報と上書きさせたくない会員情報を指定できる構成としてもよい。同様に、サービス事業者はコンテンツを配信させる際に、車載器10の会員情報テーブルT1のコピーコントロールフラグがオンとなっている会員情報でいっぱいであった場合に、当該配信するコンテンツのID40の詳細情報データを会員情報テーブルに格納させる/させないを判別させるような情報を当該コンテンツに含ませるようにしてもよい。
その他、本発明が上記実施形態に限定されず、適宜変更可能であるのは勿論である。
本実施形態における配信システムを示す図である。 図1の路側無線装置の路側エリアを説明する図である。 図1の車載器の機能的構成を示す図である。 センター装置の機能的構成を示す図である。 コンテンツのデータ構造の一例を示す図である。 コンテンツのデータ形式の一例を示す図である。 図6のコンテンツの詳細情報のデータ形式の一例を詳細に示す図である。 アップリンク情報のデータ形式の一例を示す図である。 本実施の形態における配信システムにおける処理の流れを説明する図である。 本実施の形態における配信システムにおける処理の流れを説明する図である。 本実施の形態における会員情報テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態におけるコピーコントロール判別処理の流れを説明する図である。 本実施の形態における会員情報編集可否制御処理の流れを説明する図である。 図3に示す車載器に表示される会員情報表示画面の一例を模式的に示す図である。
符号の説明
100 配信システム
10 車載器
1 カーナビ部
1d 入力部
1e 表示部
1f 記憶部
3 DSRC部
3a DSRC制御部
3b 通信部
3c 記憶部
M アップリンク情報記憶領域
4 制御部
20 路側無線装置
30 センター装置
31 制御部
34 記憶部

Claims (6)

  1. 車載器と、前記車載器と無線通信で接続される路側無線装置と、前記路側無線装置を介して前記車載器にコンテンツを配信するセンター装置とを有する配信システムであって、
    前記センター装置は、前記コンテンツの内容を記憶させるか否かを識別する識別情報を当該コンテンツとともに配信し、
    前記車載器は、
    前記路側無線装置を介して前記センター装置に送信すべきアップリンク情報を記憶する記憶手段と、
    前記識別情報に基づいて前記コンテンツの内容を前記アップリンク情報に記憶させるか否かを判断する制御手段と、
    を備えることを特徴とする配信システム。
  2. コンテンツを記憶及び再生することのできる車載器と無線通信で接続される路側無線装置を介して接続されたセンター装置であって、
    前記コンテンツの内容を記憶させるか否かを識別する識別情報を前記路側無線装置を介して当該コンテンツとともに前記車載器に配信することを特徴とするセンター装置。
  3. 路側無線装置と無線通信で接続され、前記路側無線装置を介してセンター装置から配信されるコンテンツの内容を記憶させるか否かを識別する識別情報を受信する車載器であって、
    前記路側無線装置を介して前記センター装置に送信すべきアップリンク情報を記憶する記憶手段と、
    前記識別情報に基づいて前記コンテンツの内容を前記アップリンク情報に記憶させるか否かを判断する制御手段と、
    を備えることを特徴とする車載器。
  4. 前記コンテンツの内容が記憶された前記アップリンク情報を前記路側無線装置を介して前記センター装置に対して送信することを特徴とする請求項3に記載の車載器。
  5. 前記アップリンク情報を編集するための編集手段を更に有し、
    前記記憶手段は、前記制御手段によって前記アップリンク情報に記憶させると判断された前記コンテンツの内容を管理するテーブルを記憶し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記テーブルに基づいて前記アップリンク情報に記憶させた前記コンテンツの内容を前記編集手段によって編集させないように制御することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の車載器。
  6. 前記判断手段によって記憶させるか否かが判断される前記コンテンツの内容は当該コンテンツを構成する汎用的なデータ領域に含まれる詳細情報データであることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の車載器。
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