JP5087288B2 - 幼児用椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、幼児用椅子に関し、特にテーブルに近接配置された設置面上に設置される幼児用椅子に関する。
従来から、テーブルに対する幼児の着座位置を適正化するための幼児用椅子が用いられている。これは、一般的な椅子やシートに直接着座した場合に身長が十分でないためにテーブル面に届かない幼児に対して、当該幼児が着座する座部の高さをかさ上げするためのものである。このような幼児用椅子の一つとして、従来から、テーブルに近接配置されたシート上に設置して座部の高さをかさ上げするタイプの幼児用椅子(ブースターシート)が提案されている。
このタイプの幼児用椅子は、通常のシートの上に更に小型の椅子を設置することにより、座部の床面からの実質的な高さを高くし、幼児の着座位置をテーブル上面に近づけるものである。具体的には、シートの上面に設置される水平な脚部、脚部の上部に設置され幼児を着座させる座部、椅子の前方においてテーブルに係合される係合部材、椅子の後方においてシートの座面と背もたれとの境界に当接されるフレーム、及び、係合部材とフレームとを椅子の前後方向に突っ張らせるための突っ張り部材を備える幼児用椅子が提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−336096号公報
しかし、上記の幼児用椅子においては、次に示すような課題があった。すなわち、当該幼児用椅子はシート上に設置されるため、テーブルの周囲にシートが固定された状態で設置されているケースに用いられることが多い。しかし、幼児用椅子を設置するシートは柔軟性があり安定した設置面とすることができないため、当該幼児用椅子をテーブルあるいはシートに適切に固定せずに使用すると、幼児用椅子が不安定になる可能性があった。また、幼児用椅子を安定した状態とするように適切に固定するためには、幼児用椅子に設けられた突っ張り部材によって当該幼児用椅子をテーブルとシートとの間に固定する等の極めて煩雑な設置作業が必要となっていた。さらに、このような幼児用椅子は固定されなくともシート上にて自立し得るため、適切に固定されることなく不安定な状態で誤って使用される可能性があった。また、幼児用椅子を固定するための構造が複雑なため、コスト上昇の要因となっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、テーブルに近接配置されたシート上に安定した状態で容易に設置することができ、誤使用を防ぐことができる幼児用椅子を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の幼児用椅子は、テーブルに近接配置された設置面上に設置される幼児用椅子であって、座部と、背もたれ部と、前記座部及び前記背もたれ部を支持する椅子本体と、を備え、前記椅子本体は、前記座部よりも下方、かつ、前記背もたれ部よりも後方において前記設置面の上面と当接する脚部と、前記座部よりも上方、かつ、前記背もたれ部よりも前方において前記テーブルの上面と当接する第1の腕部と、前記テーブルの下面と当接して前記第1の腕部と共に当該テーブルを狭持する第2の腕部と、を備え、前記椅子本体は、前記テーブルの上面と前記設置面とを支点として前記脚部及び前記第1の腕部によって懸架され、前記座部を前記設置面に対して中空に支持し、前記座部は、当該座部の前縁近傍において当該前縁と略平行な直線を軸として前記椅子本体によって回動自在に支持され、前記第2の腕部は、前記座部の前縁と略平行な直線を軸として前記椅子本体によって回動自在に支持され、前記座部の後縁部と前記第2の腕部とが連結されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の幼児用椅子は、テーブルに近接配置された設置面上に設置される幼児用椅子であって、座部と、背もたれ部と、前記座部及び前記背もたれ部を支持する椅子本体と、を備え、前記椅子本体は、前記座部よりも下方、かつ、前記背もたれ部よりも後方において前記設置面の上面と当接する脚部と、前記座部よりも上方、かつ、前記背もたれ部よりも前方において前記テーブルの上面と当接する第1の腕部と、前記テーブルの下面と当接して前記第1の腕部と共に当該テーブルを狭持する第2の腕部と、を備え、前記椅子本体は、前記テーブルの上面と前記設置面とを支点として前記脚部及び前記第1の腕部によって懸架され、前記座部を前記設置面に対して中空に支持し、前記背もたれ部は、前記椅子本体によって当該第2の腕部と共に回動自在に支持され、前記座部の後縁部と前記背もたれ部とが連結されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の幼児用椅子は、請求項1又は2に記載の幼児用椅子において、前記第2の腕部と前記座部又は前記椅子本体との相互の間隔を調節する連結長さ調節手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の幼児用椅子は、請求項1から3のいずれか一項に記載の幼児用椅子において、前記第1の腕部を、肘掛け部としたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の幼児用椅子は、請求項1から4のいずれか一項に記載の幼児用椅子において、前記第2の腕部の前記テーブル側の端部に端部キャップを設け、前記端部キャップは、前記第2の腕部への取付位置から当該端部キャップの周縁に至る肉厚として、相互に厚みの異なる少なくとも2種類の肉厚を有し、前記第2の腕部に対する前記端部キャップの取付方向を換えることにより、前記第2の腕部と前記テーブルとの相互間に介在する前記端部キャップの肉厚を調節自在としたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の幼児用椅子は、請求項1から5のいずれか一項に記載の幼児用椅子において、前記座部の上面には、当該座部から上方に向けて突出するものであって、当該座部に座った幼児の股部に位置することによって当該幼児が当該座部から滑落することを防止する滑り止め手段を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の幼児用椅子によれば、設置面の上面と比較して剛性の高いテーブルの上面を幼児用椅子の支点の一つとすることにより、当該幼児用椅子を安定した状態で設置することができる。更に、テーブルの上面と設置面の上面との両方に渡って懸架させなければ幼児用椅子を自立させられないため、不安定な状態で幼児用椅子を設置したまま使用するといった誤使用を防止することができる。
また、この幼児用椅子によれば、脚部及び第1の腕部をそれぞれ設置面の上面とテーブルの上面とに設置し、座部が中空に支持された状態で初めて幼児用椅子が使用可能となるので、当該幼児用椅子を安定した状態で設置することができ、当該幼児用椅子の不安定な状態での誤使用を防止することができる。
また、この幼児用椅子によれば、安定したテーブルを第1の腕部と第2の腕部とで狭持させ、幼児用椅子をテーブルに対して固定することにより、幼児用椅子の設置状態をさらに安定させることができる。
また、この幼児用椅子によれば、座部又は椅子本体に連結されている第2の腕部を回動させるだけでテーブルを狭持させることができるので、第2の腕部の構造を非常に簡易なものとすることができ、製造コストを削減することができる。
また、この幼児用椅子によれば、幼児の体重によって座部に荷重を加えることで、座部に連動して第2の腕部が動作しテーブルを狭持する。すなわち、幼児を着座させることによって幼児用椅子が自動的にテーブルに固定されるので、設置作業を極めて容易にできる。
請求項2に記載の幼児用椅子によれば、設置面の上面と比較して剛性の高いテーブルの上面を幼児用椅子の支点の一つとすることにより、当該幼児用椅子を安定した状態で設置することができる。更に、テーブルの上面と設置面の上面との両方に渡って懸架させなければ幼児用椅子を自立させられないため、不安定な状態で幼児用椅子を設置したまま使用するといった誤使用を防止することができる。
また、この幼児用椅子によれば、脚部及び第1の腕部をそれぞれ設置面の上面とテーブルの上面とに設置し、座部が中空に支持された状態で初めて幼児用椅子が使用可能となるので、当該幼児用椅子を安定した状態で設置することができ、当該幼児用椅子の不安定な状態での誤使用を防止することができる。
また、この幼児用椅子によれば、安定したテーブルを第1の腕部と第2の腕部とで狭持させ、幼児用椅子をテーブルに対して固定することにより、幼児用椅子の設置状態をさらに安定させることができる。
また、この幼児用椅子によれば、座部又は椅子本体に連結されている第2の腕部を回動させるだけでテーブルを狭持させることができるので、第2の腕部の構造を非常に簡易なものとすることができ、製造コストを削減することができる。
また、この幼児用椅子によれば、幼児の体重によって座部に荷重を加えることで、座部に連動して背もたれ部が回動し、それと共に第2の腕部が動作しテーブルを狭持する。すなわち、幼児を着座させることによって幼児用椅子が自動的にテーブルに固定されるので、設置作業を極めて容易にできる。
請求項3に記載の幼児用椅子によれば、第2の腕部と座部または椅子本体との相互の間隔を調節するという簡単な操作を行うだけで、第2の腕部を回動させてテーブルを狭持させることができる。
請求項4に記載の幼児用椅子によれば、肘掛けが幼児用椅子の支持構造の一部を兼ねているので、構造を単純化することができ、製造コストを低減することができる。
請求項5に記載の幼児用椅子によれば、第1の腕部とテーブルとの相互間に介在する端部キャップの肉厚を調節できるので、テーブルの厚みに応じて端部キャップの肉厚を換えることで、端部キャップとテーブルとの相互間の距離をテーブルの厚みに常に合致させることができ、第1の腕部と第2の腕部とでテーブルを常に確実に挟持できて、幼児用椅子の設置時の安全性を一層高めることができる。
請求項6に記載の幼児用椅子によれば、幼児が座部から滑落することを滑り止め手段によって防止できるので、幼児用椅子の使用時の安全性を一層高めることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る幼児用椅子の各実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念を説明した後、〔II〕各実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。各実施の形態に係る幼児用椅子は、テーブルに対する幼児の着座位置を適正化することを目的とするものである。
各実施形態に係る幼児用椅子の設置対象は任意であり、例えば、テーブルに近接配置した設置面上に設置することができる。また、レストラン等の飲食店や一般家庭においてテーブルに近接配置されているシートに設置することもできる。以下では、幼児用椅子をシートに設置することを仮定して説明を行う。
各実施の形態に係る幼児用椅子の特徴の一つは、概略的に、当該幼児用椅子がテーブルの上面とシートの上面とを支点として懸架され、幼児を着座させる座部をシートに対して中空に支持するという構成を有していることにある。従って、シートの上面と比較して剛性の高いテーブルの上面を幼児用椅子の支点の一つとすることにより、当該幼児用椅子を安定した状態で設置することができる。更に、テーブルの上面とシートの上面の両方に渡って懸架させなければ幼児用椅子を自立させられないため、シート上に不安定な状態で幼児用椅子を設置することができず、幼児用椅子の誤使用を防止することができる。
また、各実施の形態に係る幼児用椅子の他の特徴の一つは、概略的に、テーブルを狭持するためのクランプを備えていることにある。従って、安定した支点であるテーブルに対して幼児用椅子を容易に固定することができ、安定した状態でシート上に設置することができる。
〔II〕各実施の形態の具体的内容
次に、本発明に係る各実施の形態の具体的内容について説明する。
〔実施の形態1〕
まず実施の形態1について説明する。この形態は、背もたれ部とクランプとを一体とし、背もたれ部を座部と連結した形態である。
図1は、実施の形態1に係る幼児用椅子の斜め前方からの斜視図、図2は幼児用椅子の斜め後方からの斜視図である。
(幼児用椅子の構成)
まず、本実施の形態1に係る幼児用椅子の構成を説明する。図1に示すように、本実施の形態1に係る幼児用椅子1は、椅子本体10、座部20、背もたれ部30、及び、連結ベルト40を備えている。
(幼児用椅子の構成−椅子本体10)
椅子本体10は、座部20及び背もたれ部30を支持するためのものであり、図1に示すように脚部11、肘掛け12、及び、クランプ13を備えている。脚部11は、シートの上面を支点として椅子本体10を支持するための支持構造体であり、座部20の下方、かつ、背もたれ部30よりも後方にてシートの上面と当接する構造体として延設されている。この脚部11の形状や構成は任意であるが、本実施の形態1においては、図2に示すように、2本の棒状脚11aと、これら棒状脚11aの間を接続するものであってシートの上面と当接する接地脚11bとから構成されている。この他、1本の棒状脚11aのみで脚部11を構成しても良く、あるいは、金属製のパイプ材を曲げ加工して形成したU字脚を用いることもできる。
肘掛け12は、着座させた幼児の腕を下方から支持して休ませるとともに、テーブルの上面を支点として椅子本体10を支持するための支持構造であり、特許請求の範囲における第1の腕部に対応している。具体的には、図1に示すように、背もたれ部30の両側方近傍から前方に向かって、座部20の座面と略平行に延設された棒状体として形成されている。特に、肘掛け12の前端部は前方に向かって水平に突出しており、その下面がテーブル上面との当接面になる。なお、肘掛け12の形状や構成は任意であり、金属製のパイプ材を曲げ加工して、先述の脚部11と一体としてもよい。
クランプ13は、テーブルの下面と当接して肘掛け12と共にテーブルを狭持するためのものであり、特許請求の範囲における第2の腕部に対応している。具体的には、図1に示すように、椅子本体10の両側部に位置するそれぞれの肘掛け12の下方近傍において、当該肘掛け12と略平行に設置された棒状体として形成されている。また、クランプ13は、クランプ軸14を介して椅子本体10によって回動自在に支持されている。このクランプ軸14は、座部20の前縁と略平行な方向な向きで、クランプ13及び椅子本体10に挿通されている。
ここで、クランプ13のテーブル側の端部には、端部キャップ16が設けられている。この端部キャップ16は、当該クランプ13の端部を保護すると共に、当該クランプ13とテーブルとの相互間の間隔を調節するための調節手段である。図3には、斜め後方からの端部キャップ16の斜視図を示す。この端部キャップ16は、具体的には、クランプ13の端部(図3には図示せず)を挿脱自在に挿通させるための挿通穴16aを備えており、この挿通穴16aにクランプ13の端部を挿通させることで、クランプ13の端部に端部キャップ16を着脱自在に取り付けることができる。ここで、端部キャップ16は、クランプ13の端部に対する端部キャップ16の取付位置(挿通穴16aの上下左右の中央位置)と端部キャップ16の周縁との相互間の距離(すなわち、端部キャップ16の肉厚)として、少なくとも2種類の距離(肉厚)を有する。ここでは、図3において、挿通穴16aの上下左右の中央位置から上縁に至る肉厚をH1、挿通穴16aの上下左右の中央位置から下縁に至る肉厚をH2とすると、肉厚H1>肉厚H2となっている。このため、図4の要部側面図に示すように、肉厚H1がクランプ13の上方に位置するように端部キャップ16を取り付けた場合には、端部キャップ16とテーブル(図4においては肘掛け12)との相互間の距離がH3となる。一方、図5の要部側面図に示すように、肉厚H2がクランプ13の上方に位置するように端部キャップ16を取り付けた場合には、端部キャップ16とテーブル(図5においては肘掛け12)との相互間の距離がH4(>H3)となる。従って、テーブルの厚みに応じて端部キャップ16の取付方向を換えることで、端部キャップ16とテーブルとの相互間の距離をテーブルの厚みに常に合致させることができ、肘掛け12とクランプ13とでテーブルを常に確実に挟持できて、幼児用椅子の設置時の安全性を高めることができる。
(幼児用椅子の構成−座部20)
座部20は、幼児を着座させるためのものであり、図1に示すように略平板として形成されている。この座部20は、脚部11におけるシートとの当接面と、肘掛け12におけるテーブルとの当接面との中間の位置において、座部回動軸21を介して椅子本体10によって回動自在に支持されている。従って、脚部11及び肘掛け12をシート及びテーブルに当接させることによって、座部20がシートとテーブルとの中間にて椅子本体10によって支持され、シートに対して中空(非接触)な状態で支持される。また、座部回動軸21は、座部20の前縁近傍において、当該座部20の前縁と略平行な方向な向きで、当該座部20及び椅子本体10に挿通されている。
また、座部20の上面(座面)には、滑り止め股ガード22が設けられている。この滑り止め股ガード22は、特許請求の範囲における滑り止め手段に対応するものであって、座部20から上方に向けて突出するものであって、当該座部20に座った幼児の股部に位置することによって当該幼児が当該座部20から滑落することを防止する。具体的には、滑り止め股ガード22は、上端に丸みを帯びた短円柱として形成されており、座部20の上面の前縁近傍における左右の略中央位置に固定されている。この滑り止め股ガード22の高さは、座部20に座った幼児の股部に係止可能であり、かつ、座部20に幼児を座らせる動作に支障のない高さになるように決定されることが好ましい。この滑り止め股ガード22の材質は任意であり、例えば、木材や、クッション性を持たせた樹脂にて形成することが可能である。
(幼児用椅子の構成−背もたれ部30)
背もたれ部30は、図1に示すように略平板形状をしており、中央近傍に取手穴31を有する。この背もたれ部30の両側部はクランプ13の後端部に固定されており、当該背もたれ部30はクランプ13と共に椅子本体10によって回動自在に支持されている。
(幼児用椅子の構成−連結ベルト40)
連結ベルト40は、座部20と背もたれ部30とを連結するためのものである。図2に示すように、その両端部がそれぞれ座部20の後縁部及び背もたれ部30に固定されている。この連結ベルト40の形状や構成は任意であり、合成繊維によって形成されたベルトを用いてもよい。あるいは、ベルト状でなくてもよく、例えば金属や合成樹脂にて形成されたユニバーサルジョイントを用いてもよい。
(幼児用椅子の設置及び取外し)
次に、本実施の形態1に係る幼児用椅子1の設置及び取外しの具体的手順について説明する。図6から図8は幼児用椅子1の側面図であり、図6は幼児を着座させた状態、図7は設置前または取外し時の状態、図8は設置時の状態を示している。図6に示すように、幼児用椅子1はテーブル2に近接配置されたシート3の上に設置されて使用される。幼児用椅子1をシート3の上に設置する場合、まず、当該幼児用椅子1を取手穴31にて保持し、設置場所となるシート3の近傍まで運搬する。
次に、取手穴31を保持しながら、テーブル2の上面が肘掛け12とクランプ13との間に位置する高さに幼児用椅子1を配置すると共に、当該幼児用椅子1の前方をテーブル2に向け、肘掛け12がテーブル2の上面に到達するまで当該幼児用椅子1を前進させる。その後、図7に示すように、脚部11及び肘掛け12がシート3及びテーブル2の上面に当接するまで当該幼児用椅子1を下降させる。この時点で、テーブル2の上面に当接している肘掛け12と、シート3の上面に当接している脚部11とによって、椅子本体10が懸架支持され、椅子本体10によって座部20がシート3に対して中空に支持される。
この状態で幼児を座部20の上に着座させると、幼児の体重によって座部20の中央近傍において下向きの荷重が加えられる。上述のように、座部20は椅子本体10によって回動自在に支持されているため、当該座部20の前部に位置する座部回動軸21を中心として当該座部20の後縁部が下方に回動する。この座部20の回動に伴い、座部20の後縁部に固定されている連結ベルト40が下方に牽引され、連結ベルト40の上端に固定されている背もたれ部30に対して下向きの荷重が伝達される。ここで、背もたれ部30は、上述のようにクランプ13と共に椅子本体10によって回動自在に支持されているので、クランプ13の後端部とともに下方に回動する。また、この回動と連動して、クランプ13はクランプ軸14を中心として回動するので、クランプ13の前端部が上方に回動し、テーブル2の下面と当接する。このようにクランプ13の前端部とテーブル2の下面とが当接すると、クランプ13の前端部からテーブル2に対して上向きの荷重が加えられる。肘掛け12の前端部においてはテーブル2に対して下向きの荷重が加えられているため、図8に示すように、幼児用椅子1が肘掛け12の前端部及びクランプ13の前端部によってテーブル2を狭持している状態となり、椅子本体10が一層強固にテーブル2に連結されることになる。また、この状態では、滑り止め股ガード22(図8において図示せず)が幼児の股部に位置することになり、幼児が座部20から前方に滑り落ちることが防止される。
その後、幼児用椅子1をシート3の上から取り外す場合は、幼児を幼児用椅子1から出した後、取手穴31を保持して背もたれ部30を上方に持ち上げる。この持ち上げ動作によって背もたれ部30が上方に回動することで、これに連動してテーブル2と当接しているクランプ13の前端部が下方に回動し、テーブル2の下面から離れる。従って、図7に示すように幼児用椅子1がテーブル2を狭持していない状態となり、幼児用椅子1を容易に取外すことができる。
なお、幼児用椅子1をシート3の上に配置する時に肘掛け12をテーブル2の上面に位置させないまま誤って当該幼児用椅子1を下降させた場合、当該幼児用椅子1の支点は脚部11とシート3との当接部分のみとなる。この状態では、幼児用椅子1の重心は脚部11よりも前方にあるため、幼児用椅子1は前方に向かって倒れてしまい、椅子として使用することができない。すなわち、幼児用椅子1を適切にシート3の上に配置して初めて、当該幼児用椅子1を使用することが可能となる。このように本実施の形態1では、幼児用椅子1をテーブル2の上面とシート3の上面との両方に正しく懸架させていない状態では、あえて幼児用椅子1を使用不可能とすることで、幼児用椅子1が不安定な状態のまま使用されることを防止している。
(幼児用椅子の収納)
次に、本実施の形態1に係る幼児用椅子1の収納について説明する。図9、10は、幼児用椅子の収納形態を示す斜視図であり、図9はスタッキング自立台への載置前の状態を示す図、図10はスタッキング自立台への載置後の状態を示す図である。幼児用椅子1を収納する場合は、図9に示すように、幼児用椅子1を複数段にわたって重ねて収納する。この際、下側の幼児用椅子1の肘掛け12の上面に対して、上側の幼児用椅子1の椅子本体10の下面のうち脚部11よりも前方の部分を載せ、これを複数段にわたり重ねる。そして、最も下方の幼児用椅子1の前部を、スタッキング自立台50に載置することで、幼児用椅子1の収納が完了する。このスタッキング自立台50は、幼児用椅子1の収納用に形成された台座であり、座部20の前縁に対応する高さに形成されていて、この座部20の前縁をスタッキング自立台50に載置することで幼児用椅子1を自立させることができる。このような収納構造によれば、幼児用椅子1を複数段に重ねて収納可能とすることで、複数の幼児用椅子1を未使用時に収納する際に必要な空間を削減することができる。また、このように幼児用椅子1の収納スペースを削減することで、比較的小規模の店舗にも幼児用椅子1を容易に導入できる。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、剛性が高く安定した平面であるテーブル2の上面を幼児用椅子1の支点の一つとしたので、幼児用椅子1を安定した状態で設置することができる。また、肘掛け12及び脚部11をそれぞれテーブル2の上面とシート3の上面とに設置し、座部20が中空に支持された状態で初めて幼児用椅子1が使用可能となるので、幼児用椅子1の不安定な状態での誤使用を防止することができる。また、安定したテーブル2を肘掛け12とクランプ13とで狭持させ、幼児用椅子1をテーブル2に対して固定することにより、幼児用椅子1の設置状態をさらに安定させることができる。さらに、幼児の体重によって座部20に荷重を加えることで、座部20に連動してクランプ13が動作しテーブル2を狭持する。すなわち、幼児を着座させることによって幼児用椅子1が自動的にテーブル2に固定されるので、設置作業が極めて容易となる。また、肘掛け12が幼児用椅子1の支持構造の一部を兼ねているので、構造を単純化することができ、製造コストを低減することができる。また、上述の基本的な効果に加えて、幼児用椅子1を複数段に重ねて収納することにより、収納に必要な空間を削減することができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、クランプを椅子本体に連結した形態である。
図11は実施の形態2に係る幼児用椅子の斜め前方からの斜視図、図12は幼児用椅子の斜め後方からの斜視図である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(幼児用椅子の構成)
まず、本実施の形態2に係る幼児用椅子1の構成を説明する。図11及び図12に示すように、本実施の形態2に係る幼児用椅子1は、椅子本体10、座部20、背もたれ部30、及び、連結ベルト40を備えている。椅子本体10は、脚部11、肘掛け12、クランプ13に加えて、クランプ連結部15を備えている。
(幼児用椅子の構成−クランプ連結部15)
クランプ連結部15は、椅子本体10の両側部に位置するクランプ13を互いに連結するためのものであり、略棒状に形成されている。図11に示すように、背もたれ部30の後方において、クランプ連結部15の両端部が各クランプ13の後端部に固定されている。
(幼児用椅子の構成−座部20)
図11に示すように、本実施の形態2に係る座部20は実施の形態1に係る座部20と同様の形状を有しているが、椅子本体10に対しては完全に固定されている。
(幼児用椅子の構成−背もたれ部30)
図12に示すように、本実施の形態2に係る背もたれ部30は実施の形態1に係る背もたれ部30と同様の形状を有しているが、クランプ13とは固定されず、椅子本体10に対して完全に固定されている。
(幼児用椅子の構成−連結ベルト40)
図12に示すように、本実施の形態2に係る連結ベルト40は長さ調節機構41を備えている。長さ調節機構41は、クランプ13と椅子本体10との相互の間隔を調節するためのものであり、特許請求の範囲における連結長さ調節手段に対応している。具体的には、連結ベルト40の両端部はクランプ連結部15の中央部及び接地脚11bの中央部に固定されている。長さ調節機構41によってクランプ連結部15と接地脚11bとの相互の間隔が調節され、これと連動してクランプ13が回動する。なお、長さ調節機構41の構成は任意であり、例えば、金属製のラチェット式バックルや、樹脂製バックル等を用いることができる。
(幼児用椅子の設置及び取外し)
次に、本実施の形態2に係る幼児用椅子1の設置及び取外しについて説明する。図13及び図14は幼児用椅子の側面図であり、図13は設置または取外しを行う状態、図14は設置した状態を示している。本実施の形態2に係る幼児用椅子1は、実施の形態1に係る幼児用椅子1と同様に、テーブル2に近接配置されたシート3の近傍まで運搬された後に、シート3の上に設置される。
図13に示すように、テーブル2の上面に当接している肘掛け12と、シート3の上面に当接している脚部11とによって、椅子本体10が懸架支持され、椅子本体10によって座部20がシート3に対して中空に支持されている状態となった後に、連結ベルト40の長さ調節機構41を操作して当該連結ベルト40の長さを短くする。連結ベルト40は接地脚11bとクランプ連結部15とを連結しているため、クランプ連結部15は接地脚11bに接近する方向、すなわち下方に回動する。クランプ連結部15はクランプ13の後端部に固定されているので、クランプ連結部15の動作に連動してクランプ13がクランプ軸14を中心として回動し、クランプ13の前端部が上方に回動し、テーブル2の下面と当接する。このようにして、図14に示すように幼児用椅子1が肘掛け12の前端部及びクランプ13の前端部によってテーブル2を狭持している状態となった後に、幼児を幼児椅子に着座させる。
幼児用椅子1をシート3の上から取り外す場合は、長さ調節機構41を操作して連結ベルト40の長さを長くする。連結ベルト40の長さを長くすると、クランプ連結部15が上方に回動するので、これに連動してテーブル2の下面と当接しているクランプ13の前端部が下方に回動し、テーブル2の下面から離れる。従って、図13に示すように幼児用椅子1がテーブル2を狭持していない状態となり、幼児用椅子1の取外しが可能となる。
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、回動機構を有する部分をクランプ13に限定しているので、実施の形態1と同様の基本的な効果に加えて、幼児用椅子1の構造を単純化することができ、製造コストを削減することができる。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3について説明する。この形態は、座部とクランプを連結した形態である。
図15は実施の形態3に係る幼児用椅子の斜め前方からの斜視図、図16は幼児用椅子の斜め後方からの斜視図である。なお、実施の形態3の構成は、特記する場合を除いて実施の形態2の構成と略同一であり、実施の形態2の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態2で用いたのと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(幼児用椅子の構成)
まず、本実施の形態3に係る幼児用椅子1の構成を説明する。図15及び図16に示すように、本実施の形態3に係る幼児用椅子1は、椅子本体10、座部20、背もたれ部30、及び、連結ベルト40を備えている。また、椅子本体10は、脚部11、肘掛け12、クランプ13、及び、クランプ連結部15を備えている。
(幼児用椅子の構成−座部20)
図16に示すように、本実施の形態3に係る座部20は、実施の形態1に係る座部20と同様に、当該座部20の前縁近傍において座部回動軸21を介して椅子本体10によって回動自在に支持されている。
(幼児用椅子の構成−連結ベルト40)
図16に示すように、本実施の形態3に係る連結ベルト40の両端部は、クランプ連結部15の中央部及び座部20の後縁部に固定されている。
(幼児用椅子の設置及び取外し)
次に、本実施の形態3に係る幼児用椅子1の設置及び取外しについて説明する。図17及び図18は幼児用椅子の側面図であり、図17は設置または取外しを行う状態、図18は設置した状態を示している。本実施の形態3に係る幼児用椅子1は、実施の形態1に係る幼児用椅子1と同様に、テーブル2に近接配置されたシート3の近傍まで運搬された後に、シート3の上に設置される。
図17に示すように、テーブル2の上面に当接している肘掛け12と、シート3の上面に当接している脚部11とによって、椅子本体10が懸架支持され、椅子本体10によって座部20がシート3に対して中空に支持されている状態となった後に、幼児を座部20の上に着座させると、幼児の体重によって座部20の中央近傍において下向きの荷重が加えられる。これにより、座部回動軸を中心として座部20の後縁部が下方に回動する。座部20の回動に伴い、座部20の後縁部に固定されている連結ベルト40が下方に牽引され、連結ベルト40の上端に固定されているクランプ連結部15も下方に回動する。さらに、クランプ連結部15の動作に連動してクランプ13がクランプ軸14を中心として回動し、クランプ13の前端部が上方に回動し、テーブル2の下面と当接する。これにより、図18に示すように、幼児用椅子1が肘掛け12の前端部及びクランプ13の前端部によってテーブル2を狭持している状態となる。
幼児用椅子1をシート3の上から取り外す場合は、クランプ連結部15を上方に持ち上げる。クランプ連結部15が上方に回動すると、これに連動してテーブル2と当接しているクランプ13の前端部が下方に回動し、テーブル2の下面から離れる。従って、図17に示すように幼児用椅子1がテーブル2を狭持していない状態となり、幼児用椅子1の取外しが可能となる。
(実施の形態3の効果)
このように実施の形態3によれば、幼児の体重によって座部20に荷重を加えることで、座部20に連動してクランプ13が動作しテーブル2を狭持する。すなわち、幼児を着座させることによって幼児用椅子1が自動的にテーブル2に固定されるので、設置作業が極めて容易となる。
〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(各実施の形態の相互の関係について)
上記説明した各実施の形態は、任意の組み合わせで相互に組み合わせることができる。例えば、実施の形態1又は実施の形態3における連結ベルト40に、実施の形態2における長さ調節機構41を組み合わせることもできる。これにより、幼児の体型に合わせて座部20と背もたれ部30との相対位置を調節することができ、座り心地を向上させることができる。
(シートベルトについて)
実施の形態1〜3では、幼児用椅子に幼児を保持するための機構を設けていないが、幼児の脱落防止のためのシートベルト等を幼児用椅子に設けてもよい。例えば、図19に示すように、座部20及び背もたれ部30にて固定される3点固定式のシートベルト60を設置することができる。幼児を幼児用椅子1に着座させる際にシートベルト60を用いて幼児を保持することにより、幼児の脱落を防止することができる。
(端部キャップについて)
端部キャップ16については、実施の形態1とは異なる構造にて形成することもできる。例えば、図20に示すように、端部キャップ16の外形を略直方体形状とし、端部キャップ16の取付位置(挿通穴16aの上下左右の中央位置)から各周縁(側面)までの距離(肉厚)として、3種類以上(図20ではH1、H2、H5、H6の4種類)の距離(肉厚)を取り得るようにしてもよい。さらには、端部キャップ16を5角形以上の多角形としたり、変形の球形状とすることで、より多くの距離(肉厚)を取り得るようにしてもよい。この場合には、端部キャップ16とテーブルとの相互間の距離を一層微細に調節することができる。また、クランプ13の端部(図20には図示せず)を円筒状にすると共に、挿通穴16aを円筒状にすることで、端部キャップ16をクランプ13の端部に取り付けたままで回転させるだけで、その肉厚の方向を調節でき、その調節が一層容易になる。
この発明に係る幼児用椅子は、テーブルに近接配置されたシート上に設置される幼児用椅子に適用でき、安定した状態で容易に設置することができ、誤使用を防ぐことができる幼児用椅子に有用である。
本発明の実施の形態1に係る幼児用椅子の斜視図である。 幼児用椅子の斜め後方からの斜視図である。 斜め後方からの端部キャップの斜視図である。 幼児用椅子の要部側面図である。 幼児用椅子の要部側面図である。 幼児を着座させた状態の幼児用椅子の側面図である。 設置または取外しを行う状態の幼児用椅子の側面図である。 設置した状態の幼児用椅子の側面図である。 幼児用椅子の収納形態を示す斜視図であり、スタッキング自立台への載置前の状態を示す図である。 幼児用椅子の収納形態を示す斜視図であり、スタッキング自立台への載置後の状態を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る幼児用椅子の斜め前方からの斜視図である。 幼児用椅子の斜め後方からの斜視図である。 設置または取外しを行う状態の幼児用椅子の側面図である。 設置した状態の幼児用椅子の側面図である。 本発明の実施の形態3に係る幼児用椅子の斜め前方からの斜視図である。 幼児用椅子の斜め後方からの斜視図である。 設置または取外しを行う状態の幼児用椅子の側面図である。 設置した状態の幼児用椅子の側面図である。 3点固定式のシートベルトを備える幼児用椅子の斜視図である。 変形例に係る斜め後方からの端部キャップの斜視図である。
符号の説明
1 幼児用椅子
2 テーブル
3 シート
10 椅子本体
11 脚部
11a 棒状脚
11b 接地脚
12 肘掛け
13 クランプ
14 クランプ軸
15 クランプ連結部
16 端部キャップ
16a 挿通穴
20 座部
21 座部回動軸
22 滑り止め股ガード
30 背もたれ部
31 取手穴
40 連結ベルト
41 長さ調節機構
50 スタッキング自立台
60 シートベルト

Claims (6)

  1. テーブルに近接配置された設置面上に設置される幼児用椅子であって、
    座部と、背もたれ部と、前記座部及び前記背もたれ部を支持する椅子本体と、を備え、
    前記椅子本体は、
    前記座部よりも下方、かつ、前記背もたれ部よりも後方において前記設置面の上面と当接する脚部と、
    前記座部よりも上方、かつ、前記背もたれ部よりも前方において前記テーブルの上面と当接する第1の腕部と、
    前記テーブルの下面と当接して前記第1の腕部と共に当該テーブルを狭持する第2の腕部と、を備え、
    前記椅子本体は、前記テーブルの上面と前記設置面とを支点として前記脚部及び前記第1の腕部によって懸架され、前記座部を前記設置面に対して中空に支持し、
    前記座部は、当該座部の前縁近傍において当該前縁と略平行な直線を軸として前記椅子本体によって回動自在に支持され、
    前記第2の腕部は、前記座部の前縁と略平行な直線を軸として前記椅子本体によって回動自在に支持され、
    前記座部の後縁部と前記第2の腕部とが連結されていること、
    を特徴とする幼児用椅子。
  2. テーブルに近接配置された設置面上に設置される幼児用椅子であって、
    座部と、背もたれ部と、前記座部及び前記背もたれ部を支持する椅子本体と、を備え、
    前記椅子本体は、
    前記座部よりも下方、かつ、前記背もたれ部よりも後方において前記設置面の上面と当接する脚部と、
    前記座部よりも上方、かつ、前記背もたれ部よりも前方において前記テーブルの上面と当接する第1の腕部と、
    前記テーブルの下面と当接して前記第1の腕部と共に当該テーブルを狭持する第2の腕部と、を備え、
    前記椅子本体は、前記テーブルの上面と前記設置面とを支点として前記脚部及び前記第1の腕部によって懸架され、前記座部を前記設置面に対して中空に支持し、
    前記背もたれ部は、前記椅子本体によって当該第2の腕部と共に回動自在に支持され、
    前記座部の後縁部と前記背もたれ部とが連結されていること、
    を特徴とする幼児用椅子。
  3. 前記第2の腕部と前記座部又は前記椅子本体との相互の間隔を調節する連結長さ調節手段を備えたこと、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の幼児用椅子。
  4. 前記第1の腕部を、肘掛け部としたこと、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の幼児用椅子。
  5. 前記第2の腕部の前記テーブル側の端部に端部キャップを設け、
    前記端部キャップは、前記第2の腕部への取付位置から当該端部キャップの周縁に至る肉厚として、相互に厚みの異なる少なくとも2種類の肉厚を有し、
    前記第2の腕部に対する前記端部キャップの取付方向を換えることにより、前記第2の腕部と前記テーブルとの相互間に介在する前記端部キャップの肉厚を調節自在としたこと、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の幼児用椅子。
  6. 前記座部の上面には、当該座部から上方に向けて突出するものであって、当該座部に座った幼児の股部に位置することによって当該幼児が当該座部から滑落することを防止する滑り止め手段を設けたこと、
    を特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の幼児用椅子。
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