JP5086165B2 - ストレッチャー型体重計 - Google Patents

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Description

本発明は、被測定者の搬送と計量ができるストレッチャー型の体重計に関する。
従来、病院や介護施設等において、直立が困難な患者や被介護者(以下、「被測定者」という)の体重を計測するために、ストレッチャー型の体重計が使用されている。このようなストレッチャー型体重計は、例えば、特許文献1及び特許文献2に示すように、被測定者を乗せるためのストレッチャーと、前記ストレッチャーを支持する台車と、被測定者が寝ているベッドとストレッチャーとの高さを合わせるために前記台車に備えられた昇降機構と、被測定者の体重を測定するためのロードセル等の荷重センサと、体重計の操作と測定した体重を表示する表示器とを備えている。このようなストレッチャー型体重計で被測定者の体重を測定する際には、ストレッチャー型体重計をベッドサイドまで移動させて、昇降機構でベッドとストレッチャーの高さを合わせ、被測定者が寝ているベッドの側にストレッチャーを寄せて、このストレッチャーに被測定者を移動させ、被測定者の体重を測定する。
特開昭63−201535号公報 特開2007−319398号公報
特許文献1の第1図及び特許文献2の第1図にも記載されている通り、ストレッチャー型体重計に備えられた表示器は、一般に、ストレッチャーを昇降可能に支持している台車の下部に固定されている。従って、ストレッチャー型体重計の測定作業者は、足下にある表示器で操作を行ったり、測定結果を確認したりすることとなる。
また、従来のストレッチャー型体重計に備えられた表示器は、画面が一方向を向くように台車に固定されている。ところが、病院や介護施設等のベッドは、右側又は左側から乗り降りできるように配置されており、乗り降りの方向は一方向に統一されていない。よって、ストレッチャー型体重計を使用する際には、ベッドの配置に応じてストレッチャー型体重計の方向を回転させる必要があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであって、被測定者の搬送と計量ができるストレッチャー型体重計において、測定作業者の作業効率を向上に寄与する表示器の配置及びそのための構造を提供することを目的とする。
本発明のストレッチャー型体重計は、被測定者を乗せるための担架部と、前記担架部を保持する上部測定フレームとその下方に配置された下部測定フレームとを備える上下一対の測定フレーム、前記上下一対の測定フレームの間に設けられて前記上部測定フレーム並びにこれに掛かる荷重を検出可能な荷重センサ、及び、前記上下一対の測定フレームのうちいずれか一方に支持されて前記荷重センサからの検出信号に基づいて被測定者の体重を演算するとともに当該演算結果を体重測定値として表示可能な表示器を有する測定部と、移動のためのキャスターを有する走行部と、前記測定部と前記走行部との間に設けられて上下方向に伸縮する昇降部とを、備えるものである。
上記構成のストレッチャー型体重計は、昇降部よりも上方に配置された測定フレームに表示器が支持されていることから、測定作業者の足下に表示器が設けられていた従来のストレッチャー型体重計と比較して、表示器の位置が測定作業者に近づくので、表示器の表示内容を視認し易く、さらに、表示器が測定作業者の手の届きやすい範囲内にあるので操作し易い。よって、測定作業者の作業効率の向上に寄与することができる。
さらに、上記構成のストレッチャー型体重計は、荷重センサと表示器とが、同じ測定フレームに取り付けられていて、これらの間に昇降部を介さないので、荷重センサと表示器とを接続する信号線の配線経路が短く、且つ、シンプルとなる。これにより、信号線の配線に掛かるコストを削減することができ、また、信号線の損傷を防止することができる。
また、本発明のストレッチャー型体重計において、前記表示器は、略水平方向に回動可能に設けられていることがよい。
ここで、前記上下一対の測定フレームのうちいずれか一方に固設されて略水平方向に延びるサブフレームと、前記サブフレームに略水平方向に回動可能に設けられたブラケットとを、前記ストレッチャー型体重計に更に備え、前記ブラケットに前記表示器を取り付けることができる。
上記構成のストレッチャー型体重計は、表示器を略水平方向に回転させて、その向きを変化させることができるので、被測定者が寝ているベッドの左側及び右側の何れにストレッチャー型体重計を設置しても、表示器を適宜回転させることによって、測定作業者は表示器の表示内容を視認したり操作したりすることができる。よって、ベッドの向きに応じてストレッチャー型体重計を回転させる必要がなく、測定作業者の作業効率の向上に寄与することができる。
さらに、本発明のストレッチャー型体重計は、前記上下一対の測定フレームのうちいずれか一方に前記表示器と共に支持されて、前記表示器の演算結果を印字出力可能なプリンタを、更に備えることができる。
また、前記表示器は、前記下部測定フレームに支持されていることが望ましい。下部測定フレームは、被測定者の体重測定時に上下動しないので、安定した測定を行うことができる。
本発明は、以下に示すような効果を奏する。
本発明によれば、被測定者の搬送と計量ができるストレッチャー型体重計において、測定操作と測定結果の表示を行う表示器が、測定作業者がより視認し易く、且つ、操作し易い位置に配置されるので、測定作業者の作業効率の向上に寄与することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複説明を省略する。
始めに、本実施の形態に係るストレッチャー型体重計10の概略構成から説明する。図1は本発明の実施の形態1に係るストレッチャー型体重計の全体的な構成を示す側面図、図2はストレッチャー型体重計の平面図である。
図1及び図2に示すように、ストレッチャー型体重計10は、被測定者を支持する載置台としてベッド状に形成された担架部11と、担架部11を支持する台車12とから構成されている。
(担架部11の構成)
まず、担架部11の構成について説明する。担架部11は、担架部11に乗せられた被測定者の身長方向(以下、「X方向」といい、このX方向と略直交する水平方向を「Y方向」という。)に長尺なクッション14と、クッション14を載せるクッション座15と、クッション座15を支持する担架フレーム16と、担架フレーム16を支持する基台17とで構成されている。
クッション座15は、被測定者の上半身(背中)部分を支持する第1のクッション載置部15aと、被測定者の臀部を支持する第2のクッション載置部15bと、被測定者の膝下部分を支持する第3のクッション載置部15cとに、X方向に3分割して形成されている。なお、第1のクッション載置部15aで被測定者の膝下部分を支持し、第3のクッション載置部15cで被測定者の上半身を支持しても構わない。担架フレーム16は、被測定者のX方向に長尺な二本の平行な主桿16a,16aと、これらの主桿16a,16aの間に架設された複数の接続桿16b,16b,,,とを備え、X方向に延びる梯子状に形成されている。担架フレーム16のY方向の両側の側部には、起こした状態と倒した状態とを切替可能なウイング状のレール18,18が設けられている。担架部11へ被測定者を乗降させるときに、レール18を倒してベッドの上に重ねると、このレール18を伝って被測定者をスムースに担架部11上へ移動させることができる。基台17は、平面視においてX方向に長尺な略矩形枠状に形成されて、この基台17に担架フレーム16の適宜位置が支持固定されている。
(台車12の構成)
次に、台車12の構成について説明する。担架部11を支持する台車12は、荷重センサ及び表示器62を備えた測定部20と、移動手段としてのキャスター56を備えた走行部50と、測定部20と走行部50との間に設けられて上下方向に伸縮する昇降部40とを備えている。
まず、測定部20の構成について説明する。測定部20は、担架部11の基台17の下面と接続された上部測定フレーム21と、昇降部40の上端と接続された下部測定フレーム22との、上下一対の測定フレーム21,22を備えている。これらの測定フレーム21,22は、平面視において略等しい外周形状を有するX方向に長尺な略矩形枠状に形成されている。本実施の形態においては、下部測定フレーム22のX方向に延びる2辺は矩形鋼管で形成されており、平面視において、下部測定フレーム22の内周形状は測定フレーム21の内周形状と比較してやや小さい。
上部測定フレーム21と下部測定フレーム22との間には、荷重センサとしてのロードセルが設けられている。ロードセルは、起歪体35及び歪みゲージ36で構成されている。
図3は荷重センサの支持構造を示す図である。図3にも示すように、上部測定フレーム21のX方向に延びる2辺間には、上側ステー34が架設されており、下部測定フレーム22のX方向に延びる2辺間には、下側ステー33が架設されている。そして、上側ステー34に起歪体35の一端面が固定され、下側ステー33には起歪体35の他端面が固定されている。なお、本実施の形態においては、上側ステー34又は下側ステー33と起歪体35とは、ボルトにより螺結されている。
上述の通り上部測定フレーム21と下部測定フレーム22との間に設けられた起歪体35に歪みゲージ36が貼付されている。この歪みゲージ36は表示器62に電気的に接続されている。かかる構成により、起歪体35に掛かる荷重、即ち、上部測定フレーム21及びこれに掛かる荷重(上部測定フレーム21と担架部11と被測定者とを併せた荷重)を、歪みゲージ36で検出することができる。このように、荷重センサ(起歪体35及び歪みゲージ36)が昇降部40よりも上方に配置されて、昇降部40の荷重が荷重センサに掛からないので、昇降部40よりも下方に荷重センサが配置されたストレッチャー型体重計10と比較して、より容量の小さい荷重センサを用いることができ、また、荷重センサの数を減らすことができ、製造コストの削減に寄与することができる。
下部測定フレーム22に、表示器62とプリンタ63とが、支持されている。なお、上下一対の測定フレーム21,22のうち何れに表示器62及びプリンタ63を支持させてもよいが、被測定者の体重測定時に上下動しない下部測定フレーム22にこれらを支持させることが、安定した測定を行ううえで望ましい。
下部測定フレーム22のX方向の一方の端面には、略水平方向に延びる平面視略U字状のユーティリティフレーム61が一体的に固設されている。このユーティリティフレーム61は、ストレッチャー型体重計10の体重測定機能及び被測定者の支持には直接に関与しないサブフレームであって、表示器62及びプリンタ63の他に、測定時にストレッチャー型体重計10の水平状態を確認するための水平器24が設けられており、さらに、用途に応じて袋やその他測定に必要な物を吊り下げたり取り付けたりすることができる。ユーティリティフレーム61は、測定フレーム21に設けることもできるが、ユーティリティフレーム61及びこれに取り付けられた付属物の荷重が荷重センサで検出されない点で下部測定フレーム22に設けることが望ましい。
図4は表示器及びその支持構造を示す図、図5は図4におけるV−V矢視端面断面図である。図4及び図5にも示すように、ユーティリティフレーム61には、表示器支持板66がY方向に架設されている。この表示器支持板66の平面視略中央部には、ブラケット取付用孔66aが穿設されている。このブラケット取付用孔66aには、上部開口にフランジ64aが形成された短管状の支持軸64が略垂直方向に挿入されている。この支持軸64の下部開口には、表示器62及びプリンタ63が取り付けられたブラケット67が固定されている。ここで、支持軸64のフランジ64aとブラケット67との間には表示器支持板66が介在している。そして、支持軸64のフランジ64aと、表示器支持板66との間には、スラストベアリング65が設けられている。かかる構成により、表示器支持板66に対して支持軸64が略水平方向に自在に回動可能となり、換言すれば、支持軸64に固定されたブラケット67が略水平方向に回動可能となっている。
上述の通り、ユーティリティフレーム61に略水平方向に回動可能に設けられたブラケット67を備え、このブラケット67に表示器62とプリンタ63とが共に取り付けられている。よって、表示器62及びプリンタ63は、共に略水平方向に回動可能であり、その向きを略水平方向に変化させることができる。なお、表示器62とプリンタ63とは、それぞれ独立して回動する別体のブラケットに取り付けることもできるが、表示器62とプリンタ63との間の配線を簡略化するために、一つのブラケット67にこれらを設けることが望ましい。
ここで、表示器62と歪みゲージ36を電気的に接続している信号線71は、管状の支持軸64の中に遊挿されている。かかる構成により、ブラケット67に取り付けられた表示器62が表示器支持板66に相対して回動する際に、信号線71に掛かる捻れや引っ張りなどの負荷が軽減され、信号線71の損傷を防止することができる。
さらに、表示器支持板66には、ブラケット67へ押し付けるように付勢されたボール69aを備えたボールプランジャ69が設けられ、ボール69aと当接するブラケット67の適宜位置(例えば、45度ごと)にはボール69aが嵌り込む係止穴(図示略)が複数形成されている。かかる構成により、表示器支持板66に対して略水平方向に回動するブラケット67を適宜位置に位置決めすることができる。なお、表示器支持板66には、所定の基準位置から180度回動した状態のブラケット67が当接するように、下方へ突出する回動規制部材68が設けられている。この回動規制部材68により、ブラケット67は所定角度(ここでは180度)以上回動しないように、その回動範囲が規制されている。
また、上部測定フレーム21と下部測定フレーム22との間には、これらの略鉛直方向及び略水平方向への相対的な移動量を規制するストッパが設けられている。
図6は測定フレームのストッパ構造を説明する平面図、図7は図6におけるVII−VII矢視断面図、図8は図6におけるVIII−VIII矢視断面図である。図6〜8にも示すように、下部測定フレーム22には、略水平面部31aと略垂直面部31bを有する断面右回転略L字状の規制部材ステー31が、X方向に延びる2辺間に架設されている。ここで、規制部材ステー31の水平面部31aは、下部測定フレーム22よりも上方へ突出している。一方、上部測定フレーム21には、規制部材ステー31の水平面部31aと上下方向に略重複する位置に板状の規制板32が、X方向に延びる2辺間に架設されている。このように、規制部材ステー31の水平面部31aが、規制板32の上方に位置するように、規制部材ステー31と規制板32との位置関係が定められている。さらに、規制部材ステー31の略水平面部31aには、第一当接部材73,73が設けられている。ここで、第一当接部材73はボルト及びナットで構成され、ボルトに対するナットの相対位置を変更することによって、第一当接部材73と規制板32との距離を微量に調節できるようにされている。かかる構成により、上部測定フレーム21と下部測定フレーム22とが所定の距離以上に上下方向に離れようとすると、第一当接部材73と規制板32が当接する。
また、下部測定フレーム22の上面であって、規制板32と上下方向に重複する位置に第二当接部材74,74が設けられている。ここで、第二当接部材74はボルト及びナットで構成され、ボルトに対するナットの相対位置を変更することによって、第二当接部材74と規制板32との距離を微量に調節できるようにされている。かかる構成により、上部測定フレーム21と下部測定フレーム22とが所定の距離以上に上下方向に近づこうとすると、第二当接部材74と規制板32が当接する。このように、第一当接部材73と第二当接部材74及び規制板32により、上部測定フレーム21と下部測定フレーム22との上下方向の相対的な移動量が規制されている。
さらに、規制部材ステー31の垂直面部31bには、筒体31cが一体的に設けられている。この筒体31cには、第三当接部材75が設けられている。この第三当接部材75は、規制部材ステー31からY方向に突出し、上部測定フレーム21のX方向に延びる辺の内周面と対峙している。なお、第三当接部材75はボルト及びナットで構成され、ボルトに対するナットの相対位置を変更することによって、第三当接部材75と上部測定フレーム21の内周面との距離を微量に調節できるようにされている。かかる構成により、上部測定フレーム21と下部測定フレーム22とがY方向に所定の距離以上に相対的に移動すると、第三当接部材75と上部測定フレーム21の内周面と当接する。このように、第三当接部材75と上部測定フレーム21とにより、上部測定フレーム21と下部測定フレーム22とのY方向(略水平方向)の相対的な移動量が規制されている。
続いて、走行部50の構成を説明する。走行部50は、平面視略H字状に組まれた鋼材で成る走行フレーム55を備えている。走行フレーム55の略H字の4つの各自由端部には、方向規制機能を備えたキャスター56が設けられている。さらに、走行フレーム55には、2本のブレーキペダル57,57が設けられている。このブレーキペダル57を操作することにより、ブレーキペダル57に連動するブレーキシュー(図示略)がX方向に並ぶ2つのキャスター56,56に当接し、これらのキャスター56,56の運動が同時に制止される。
次に、昇降部40の構成を説明する。昇降部40は、X方向に並ぶ2つの昇降リンク41,41で構成された平行リンクと、これらの昇降リンク41,41を連動させる連動アーム44と、昇降リンク41,41を上下方向に伸縮させるためのアクチュエータとしての直動ジャッキ45と、直動ジャッキ45を操作する昇降操作ハンドル43とを備えている。
各昇降リンク41は、走行フレーム55に下端が固定された下部アーム41aと、下部測定フレーム22と上端が固定された上部アーム41cと、一端を下部アーム41aに他端を上部アーム41cにそれぞれ回動可能に連結された中間アーム41bとで構成されている。2つの昇降リンク41,41の2つの中間アーム41b,41bには、連動アーム44の両端がそれぞれ回動可能に連結され、このうち一方の中間アーム41bと連動アーム44との連結部には、直動ジャッキ45から進退動作する伸縮アーム46の端部が回動可能に連結されている。直動ジャッキ45の操作軸47は、ユニバーサル継手を介して接続された引き出し軸48を介して、ストレッチャー型体重計10のX方向の端部に位置する昇降操作ハンドル43と連結されている。かかる構成により、昇降操作ハンドル43を正転又は逆転させることにより、直動ジャッキ45から伸縮アーム46が進退して、この伸縮アーム46に連結された昇降リンク41,41が略垂直方向に伸張又は短縮する。このようにして、台車12の昇降部40が伸縮することで、担架部11を昇降リンク41,41の伸縮可能範囲内で自在に昇降させて、クッション14の上下方向位置を調整することができる。
(体重測定機構)
ここで、ストレッチャー型体重計10の体重測定機構について説明する。昇降部40に備えられた歪みゲージ36の検出信号は、信号線71を介して表示器62に入力される。この信号線71は、歪みゲージ36から、下部測定フレーム22の内側及びユーティリティフレーム61を伝い、さらに、表示器支持板66のブラケット取付用孔66aに挿入された支持軸64の軸部の空洞を通って、表示器62まで配線されている。このように、荷重センサ(起歪体35及び歪みゲージ36)と表示器62とが、同じ下部測定フレーム22に取り付けられていて、これらの間に昇降部40を介さないので、荷重センサと表示器62とを接続する信号線71の配線経路が短く、且つ、シンプルとなる。これにより、信号線71の配線に掛かるコストを削減することができ、また、信号線71の損傷を防止することができる。
表示器62は、測定操作を入力するための操作入力部と、歪みゲージ36からの検出信号に基づいて被測定者の体重を演算する演算部と、演算部の演算結果を体重測定結果として表示する表示部などを備えている。なお、演算部は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、年月日時分秒を計測するクロック回路と、入出力ポートとを備えている。この入出力ポートから演算部へ、歪みゲージ36からの検出信号、操作入力部からの操作信号などが入力される。また、入出力ポートからは、表示部への体重測定結果を含む表示データ、プリンタ63への測定日時と体重測定結果を含む印字データなどが出力される。
(体重測定作業の手順)
ここで、上記構成のストレッチャー型体重計10を用いた被測定者の体重測定作業の手順を説明する。
まず、測定作業者は、ストレッチャー型体重計10の走行部50に設けられたブレーキペダル57,57をブレーキを解除する方向に操作して、被測定者が横たわっているベッドサイドにストレッチャー型体重計10を移動させる。そして、測定作業者は、再びブレーキペダル57,57を操作して、キャスター56,56,,にブレーキを掛けて、ストレッチャー型体重計10を制止させる。ここで、測定作業者は水平器24でストレッチャー型体重計10の水平状態を確認する。
次に、測定作業者は、昇降部40の昇降操作ハンドル43を操作して、昇降リンク41,41を伸縮させることにより、担架部11のクッション14の高さが、被測定者が横たわっているベッドの高さと略同じとなるように調整する。そして、被測定者側のレール18を略水平となるように倒して、ベッドと担架部11のクッション14とをレール18で橋渡しする。この状態で、被測定者をベッドから担架部11のクッション14の上へ移動させる。
続いて、測定作業者は、測定部20に設けられた表示器62を回転させて表示器62の向きを操作し易い方向に合わせるとともに、表示器62を操作して、ストレッチャー型体重計10で被測定者の体重を測定する。ここで、本発明に係るストレッチャー型体重計10では、台車12の昇降部40よりも上方に配置された測定部20に表示器62が設けられている。このようなストレッチャー型体重計10は、測定作業者の足下(走行フレーム55に相当する位置)に表示器が設けられていた従来のストレッチャー型体重計と比較して、表示器62の位置が測定作業者に近づくので、表示器62の表示内容を視認し易く、さらに、表示器62は測定作業者の手の届きやすい範囲内にあるので操作し易い。よって、測定作業者の作業効率の向上に寄与することができる。
さらに、上記構成のストレッチャー型体重計10では、表示器62を略水平方向に回転させて、その向きを変化させることができるので、被測定者が寝ているベッドの左側及び右側の何れにストレッチャー型体重計10を設置しても、表示器62を適宜回転させることによって、測定作業者は表示器62の表示内容を視認したり操作したりすることができる。
被測定者の体重の測定結果が確定すると、必要に応じて測定結果がプリンタ63で印字出力される。そして、測定作業者は、再びレール18を伝って被測定者をベッドの上に移動させて、被測定者の体重測定作業を終了する。
本発明に係るストレッチャー型体重計の操作部の構造は、患者の搬送と計量ができるストレッチャー型の体重計において、担架部、昇降部、及び走行部の構造が幾分異なれども広く適用させることができる。
本発明の実施の形態1に係るストレッチャー型体重計の全体的な構成を示す側面図である。 ストレッチャー型体重計の平面図である。 荷重センサの支持構造を示す図である。 表示器及びその支持構造を示す図である。 図4におけるV−V矢視端面断面図である。 測定フレームのストッパ構造を説明する平面図である。 図6におけるVII−VII矢視断面図である。 図6におけるVIII−VIII矢視断面図である。
符号の説明
10 ストレッチャー型体重計
11 担架部
12 台車
14 クッション
15 クッション座
16 担架フレーム
17 基台
18 レール
20 測定部
21 上部測定フレーム
22 下部測定フレーム
24 水平器
35 起歪体(荷重センサ)
36 歪みゲージ(荷重センサ)
40 昇降部
41 昇降リンク
43 昇降操作ハンドル
44 連動アーム
45 直動ジャッキ
50 走行部
55 走行フレーム
56 キャスター
61 ユーティリティフレーム(サブフレーム)
62 表示器
63 プリンタ
64 支持軸
65 スラストベアリング
66 表示器支持板
67 ブラケット

Claims (5)

  1. 被測定者を乗せるための担架部と、
    前記担架部を保持する上部測定フレームとその下方に配置された下部測定フレームとを備える上下一対の測定フレーム、前記上下一対の測定フレームの間に設けられて前記上部測定フレーム並びにこれに掛かる荷重を検出可能な荷重センサ、及び、前記上下一対の測定フレームのうちいずれか一方に支持されて前記荷重センサからの検出信号に基づいて被測定者の体重を演算するとともに当該演算結果を体重測定値として表示可能な表示器を有する測定部と、
    移動のためのキャスターを有する走行部と、
    前記測定部と前記走行部との間に設けられて上下方向に伸縮する昇降部とを、
    備えた、ストレッチャー型体重計。
  2. 前記表示器は、略水平方向に回動可能に設けられている、
    請求項1に記載のストレッチャー型体重計。
  3. 前記上下一対の測定フレームのうちいずれか一方に固設されて略水平方向に延びるサブフレームと、前記サブフレームに略水平方向に回動可能に設けられたブラケットとを、更に備え、前記ブラケットに前記表示器が取り付けられている、
    請求項1又は請求項2に記載のストレッチャー型体重計。
  4. 前記上下一対の測定フレームのうちいずれか一方に前記表示器と共に支持されて、前記表示器の演算結果を印字出力可能なプリンタを、更に備えた、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のストレッチャー型体重計。
  5. 前記表示器は、前記下部測定フレームに支持されている、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のストレッチャー型体重計。
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