JP5085527B2 - 駆動モータの制御方法、駆動モータの制御装置及び電子部品装着装置 - Google Patents

駆動モータの制御方法、駆動モータの制御装置及び電子部品装着装置 Download PDF

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Description

本発明は、駆動モータの制御方法、駆動モータの制御装置に関する。また、電子部品を部品供給装置より吸着ノズルにより吸着して取出し、位置決めされたプリント基板上に装着する電子部品装着装置に関する。
工場の電源供給設備の容量に余裕がないときがある場合に、電子部品装着装置に使用される駆動モータが最高速(最大加減速度)で運転すると、駆動モータが停止し、電子部品装着装置の電子部品の装着運転が停止する虞がある。そして、駆動モータへの電源供給の状態はサーボアンプに任されており、サーボアンプが電圧低下や、電圧の偏差・誤差の過大などのサーボエラーが発生するまでは、駆動モータは常に最速で駆動するように制御されるのが一般的である。一方、種々の駆動モータを使用する電子部品装着装置は、特許文献1などでも知られている。
特開2006−286707号公報
しかし、前述したように、駆動モータは常に最速で駆動するように制御され、前述のサーボエラーが発生すると、駆動モータは停止するように制御される。このため、この駆動モータを使用する電子部品装着装置にとっては、プリント基板の生産運転の稼働率が低下することとなり、また電子部品装着装置での駆動モータの停止によりプリント基板の不良生産となる。
そこで、電源電圧を監視して、電源電圧が低下しているときには速度を抑えた運転に切り替えるようにして、駆動モータが停止することを回避するようにし、もって電子部品装着装置のプリント基板の生産運転時の稼働率の向上を図ることを目的とする。
駆動モータの制御方法に係る第1の発明は、駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させ、
この開始後に電源から供給される電源電圧を監視し、
この監視結果に基づいて前記駆動モータの加速度及び/又は減速度を前記低負荷運転のときよりも抑えて駆動するように制御する
ことを特徴とする。
駆動モータの制御方法に係る第2の発明は、駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させ、
この開始後に電源から供給される電源電圧を監視し、
この監視結果が前記電源からの供給電圧が一定電圧まで降下したものであれば、減速率を一定程度上昇させて前記駆動モータを駆動するように制御する
ことを特徴とする。
駆動モータの制御方法に係る第3の発明は、駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させ、
この開始後に電源から供給される電源電圧を監視し、
この監視結果が前記電源からの供給電圧が一定電圧まで降下しないものであれば、減速率を一定程度下降させて前記駆動モータを駆動するように制御する
ことを特徴とする。
駆動モータの制御装置に係る第4の発明は、駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させるように制御する第1制御装置と、
この開始後に電源から供給される電源電圧を監視する監視装置と、
この監視装置による監視結果に基づいて前記駆動モータの加速度及び/又は減速度を前記低負荷運転のときよりも抑えて駆動するように制御する第2制御装置と
から成ることを特徴とする。
駆動モータの制御装置に係る第5の発明は、駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させるように制御する第1制御装置と、
この開始後に電源から供給される電源電圧を監視する監視装置と、
この監視装置により前記電源からの供給電圧が一定電圧まで降下したものと監視されると、減速率を一定程度上昇させて前記駆動モータを駆動するように制御する第2制御装置と
から成ることを特徴とする。
駆動モータの制御装置に係る第6の発明は、駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させるように制御する第1制御装置と、
この開始後に電源から供給される電源電圧を監視する監視装置と、
この監視装置により前記電源からの供給電圧が一定電圧まで降下したものと監視されると、減速率を一定程度上昇させて前記駆動モータを駆動するように制御する第2制御装置と
から成ることを特徴とする。
また電子部品装着装置に係る第7の発明は、電子部品を供給する部品供給装置と、吸着ノズルを備えて駆動モータにより移動可能な装着ヘッドとを備え、前記駆動モータを駆動して前記装着ヘッドを前記部品供給装置と位置決めされたプリント基板との間を移動させて、前記吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置に、請求項4乃至請求項6に記載の駆動モータの制御装置を設けたことを特徴とする。
また電子部品装着装置に係る第8の発明は、電子部品を供給する部品供給装置と、第1モータにより一方向に移動可能なビームと、吸着ノズルを備えて前記ビームに沿った方向に第2モータにより移動可能な装着ヘッドとを備え、前記各モータを駆動して前記ビームに設けられた装着ヘッドを前記部品供給装置と位置決めされたプリント基板との間を移動させて、前記吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置に、請求項4乃至請求項6に記載の駆動モータの制御装置を設けたことを特徴とする。
本発明は、駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させ、この開始後に電源電圧を監視して、電源電圧が低下しているときには速度を抑えた運転に切り替えるようにして、駆動モータが停止することを回避するようにし、もって電子部品装着装置のプリント基板の生産運転時の稼働率の向上を図ることができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。図1は電子部品装着装置1の平面図で、該装着装置1の基台2上には種々の電子部品を夫々その部品取出位置(部品吸着位置)に1個ずつ供給する部品供給ユニット3が複数並設されている。対向する供給ユニット3群の間には供給コンベア4、位置決め部5及び排出コンベア6が設けられている。前記供給コンベア4は上流側装置より受けたプリント基板Pを前記位置決め部5に搬送し、この位置決め部5で位置決め機構(図示せず)により位置決めされた該基板P上に電子部品が装着された後、排出コンベア6に搬送され、下流側装置に搬送される。
前記部品供給ユニット3はテープ供給リール(図示せず)に巻回収納された収納テープを1ピッチずつ間欠送りすると共にカバーテープを剥離して、部品取出位置に電子部品を送り、吸着ノズル13による取出しに供するものである。
8はX方向(プリント基板の搬送方向で、図1における左右方向。)に長い一対のビームであり、Y軸駆動モータ9の駆動によりネジ軸10を回転させ、左右一対のガイド11に沿ってプリント基板Pや部品供給ユニット3の部品取出位置上方を個別にY方向(プリント基板の搬送方向と直交する方向で、電子部品装着装置1の前後方向。)に移動する。
各ビーム8にはその長手方向、即ちX方向にX軸駆動モータによりガイドに沿って移動する装着ヘッド7が設けられ、この装着ヘッド7には複数本の吸着ノズル13が設けられる、説明の便宜上1本のみ図示している。そして、前記装着ヘッド7には前記吸着ノズル13を上下動させるための上下軸駆動モータが搭載され、また鉛直軸周りに回転させるためのθ軸駆動モータが搭載されている。したがって、装着ヘッド7の吸着ノズル13はX方向及びY方向に移動可能であり、鉛直軸回りに回転可能で、かつ上下動可能となっている。
18は部品認識カメラで、電子部品が吸着ノズル13に対してどれだけ位置ずれして吸着保持されているかXY方向及び回転角度につき、位置認識するために電子部品を撮像する。そして、各電子部品が吸着ノズル13に吸着保持された状態で部品認識カメラ18により撮像されて認識処理装置30により認識処理される。
次に、図2の本電子部品装着装置1の制御ブロック図に基づいて説明する。21は本装着装置の装着に係る動作を統括制御する制御部としてのCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)、22は電子部品の装着順序毎にプリント基板P内でのX方向、Y方向及び角度位置情報や各部品供給ユニットの配置番号情報等から成る装着データ、電子部品の特徴などに係る部品ライブラリデータ等を格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、23はプログラムを格納するROM(リ−ド・オンリー・メモリ)である。
そして、CPU21は前記RAM22に記憶されたデータに基づき、前記ROM23に格納されたプログラムに従い、電子部品装着装置の部品装着動作に係る動作を統括制御する。即ち、CPU21は、コントローラ25及びサーボアンプ26を介して前記Y軸駆動モータ9、X軸駆動モータ、上下軸駆動モータ及びθ軸駆動モータの駆動を制御する。しかし、図2においては、重いビーム8をY方向に移動させるので、加速時及び減速時のトルクが大きく、消費電力も大きいACサーボモータであるY軸駆動モータ9の制御に係るもののみを図示し、他のモータ等は説明の便宜上、図示を省略する。
前記RAM22に格納された装着データに基づいた目的位置に現在位置からビーム8が移動するように、同じくRAM22に格納された速度波形で前記Y軸駆動モータ9が駆動するように、CPU21が前記コントローラ25に指令する。すると、このコントローラ25はCPU21から受けた指令に基づいて、サーボアンプ26に指令し、サーボアンプ26はY軸駆動モータ9に所定の電流を供給し、前記速度波形で前記ビーム8は移動することとなる。
即ち、エンコーダ27からのフイードバック信号を受けたサーボアンプ26は位置データに変換して、この位置データを目的位置データから差分して速度データを算出し、この速度データとコントローラ25より出力される速度指令値とから算出した電流をY軸駆動モータ9に供給して、前記速度波形で前記ビーム8が移動することとなる。
28は電子部品装着装置1が設置される工場の電源供給設備から供給される電子部品装着装置1でのモータ駆動用電源である主電源であり、前記サーボアンプ26に電源を供給する。そして、サーボアンプ26は主電源28から供給される電源電圧を監視してコントローラ25に送り、コントローラ25はCPU21に送る構成である。
30はインターフェース31を介して前記CPU21に接続される認識処理部で、前記部品認識カメラ18により撮像して取込まれた画像の認識処理が該認識処理部30にて行われ、CPU21に処理結果が送出される。即ち、CPU21は、部品認識カメラ18により撮像された画像を認識処理(位置ずれ量の算出など)するように指示を認識処理部30に出力すると共に、認識処理結果を認識処理部30から受取るものである。
即ち、前記認識処理部30の認識処理により電子部品の位置ずれ量が把握されると、その結果がCPU21に送られ、CPU21はこの電子部品の位置ずれ量を加味して、前記ビーム8をY軸駆動モータ9の駆動によりY方向に、装着ヘッド7をX軸駆動モータの駆動によりX方向に移動させることにより、またθ軸駆動モータによりθ回転させ、X,Y方向及び鉛直軸線回りへの回転角度位置の補正がなされるものである。
以上の構成により、以下装着動作について説明する。先ず、電子部品装着装置1に電源が供給されている状態で、作業者により運転開始スイッチが操作されて、プリント基板Pが上流側装置(図示せず)より受継がれて供給コンベア4上に存在すると、この供給コンベア4上のプリント基板Pを位置決め部5へ移動させ、このプリント基板Pを位置決めして固定する。
そして、プリント基板Pの位置決めがされると、手前側のビーム8がY軸駆動モータ9の駆動により前後に延びたガイド11に沿ってY方向に移動すると共にX軸駆動モータにより装着ヘッド7がX方向に移動し、対応する部品供給ユニット3の部品取出し位置上方まで移動して上下軸駆動モータの駆動により吸着ノズル13を下降させて部品供給ユニット3から電子部品を取出す。この場合、装着ヘッド7をX方向に移動させると共に回転させ、更に吸着ノズル13を昇降させることにより、複数の吸着ノズル13が部品供給ユニット3から電子部品を取出すことができる。
また、手前側の装着ヘッド7の吸着ノズル13による電子部品の取出しの後、或いは取出しているときに、奥側のビーム8がY軸駆動モータの駆動によりY方向に移動すると共にX軸駆動モータにより装着ヘッド7がX方向に移動し、対応する部品供給ユニット3の部品取出し位置上方まで移動して上下軸駆動モータの駆動により吸着ノズル13を下降させて部品供給ユニット3から電子部品を取出すことができる。但し、手前側及び奥側のビーム8の吸着ノズル13が併行して取出し動作をする場合には、両ビーム8の装着ヘッド7が衝突しないように対応するY軸駆動モータ及びX軸駆動モータが制御される。
そして、取出した後は両装着ヘッド7の吸着ノズル13を上昇させて、両ビーム8の装着ヘッド7を部品認識カメラ18上方を通過させ、この移動中に両装着ヘッド7の吸着ノズル13に吸着保持された複数の電子部品を一括して撮像して、この撮像された画像を認識処理装置が認識処理して吸着ノズル13に対する位置ズレを把握することができる。そして、RAM22に格納された装着データの装着座標に部品認識処理結果を加味して、吸着ノズル13が位置ずれを補正しつつ、それぞれ電子部品をプリント基板P上に装着する。
このようにして、プリント基板P上に全ての電子部品の装着をしたら、このプリント基板Pを位置決め部から排出コンベア6を介して下流装置に受け渡す。
ここで、前記装着ヘッド7を備えたビーム8は前記RAM22に格納された装着データに基づいた目的位置に現在位置から移動するように、同じくRAM22に格納された速度波形で前記Y軸駆動モータ9が駆動するように、CPU21が前記コントローラ25に指令し、この指令を受けたコントローラ25はサーボアンプ26に指令し、サーボアンプ26はY軸駆動モータ9に所定の電流を供給し、前記速度波形で前記ビーム8は移動することとなる。また、前記装着ヘッド7のX軸駆動モータも同様に制御される。
次に、図3に基づいて、電圧モニタ運転について、Y軸駆動モータ9を例として以下説明する。先ず、電子部品装着装置1が設置される工場の電源供給設備である主電源28の電圧供給能力が低い場合に、電子部品装着装置1が運転していない状態では電圧は降下しないが、運転を開始すると著しく低下することを想定して、前記運転開始スイッチの押圧操作がされ、電子部品装着装置1の電子部品の装着運転が開始されて、Y軸駆動モータ9を駆動させる際には、初めに図4に示す高負荷運転から見て加減速度、速度を抑えた、例えば減速率を50%とする低負荷運転(図5参照)を開始させる。
この場合の前記減速率は、設定されたY軸駆動モータ9の最大加速度及び最大減速度(最大加減速度)に対する割合であり、50%のとき角度は1/2になり、掛かる時間は2倍になる。
即ち、図4はY軸駆動モータ9の高負荷運転における速度波形と加減速時のトルク波形を示し、ACサーボモータであるY軸駆動モータ9は発生トルクと電流(電圧)と比例関係にあるため、加減速時のトルクの最大値が絶対的に大きいので、この高負荷運転では消費電力が大きく、供給電圧が低下した場合に、電子部品装着装置1は停止せざるを得ない事態が起こり、プリント基板の生産効率が悪くなるので、前述したように、初めに加減速度を抑えて最大消費電力の絶対値が低い低負荷運転を開始させる。なお、前述した電子部品装着装置1の停止とは、指令に対するY軸駆動モータ9の偏差が大きくなって、サーボがアラームを発して、Y軸駆動モータ9を停止させ、延いては電子部品装着装置1の電子部品の装着運転が停止することをいう。
即ち、RAM22に格納された装着データに基づいた目的位置に現在位置からビーム8が移動するように、同じくRAM22に格納された低負荷運転の速度波形(図5参照)で前記Y軸駆動モータ9が駆動するように、CPU21が前記コントローラ25に指令する。すると、このコントローラ25はCPU21から受けた指令に基づいて、サーボアンプ26に指令し、サーボアンプ26はY軸駆動モータ9に所定の電流を供給し、前記速度波形で前記ビーム8は移動することとなる。
そして、サーボアンプ26は主電源28から供給される電源電圧を監視してコントローラ25を介して、このモニタ結果がCPU21に送られている。従って、電子部品装着装置1が設置される工場の主電源28からの供給電圧が電圧降下によって所定値より小さくなったか否かがCPU21により判定される。そして、所定値より小さくならなければ、高負荷運転から見た減速率50%から40%とする減速率を低下させる運転に切り替えられ、CPU21はそのような速度波形(即ち、加速度及び減速度がその前より大きくなった速度波形)で駆動するようにY軸駆動モータ9について制御する。この制御は、例えば前記ビーム8が1往復する毎に、或いは一指令速度波形毎に、或いは所定時間毎に、或いは1枚プリント基板を生産する毎に行ってもよい。
このように減速率を40%とする運転が行われることとなるが、再度主電源28からの供給電圧が電圧降下によって所定値より小さくなったか否かがCPU21により判定されて、所定値より小さくならなければ、更に減速率40%から30%とする減速率を低下させる運転に切り替えるというように、順次減速率を10%ずつ少なくさせる運転に切り替え、CPU21はそのような速度波形で駆動するようにY軸駆動モータ9について制御する。
また、主電源28からの供給電圧が電圧降下によって所定値より小さくなったか否かがCPU21により判定された際に、所定値より小さくなったと判定されると、現在の減速率から減速率を1段階(10%)上昇させる運転に切り替え、CPU21はそのような速度波形で駆動するようにY軸駆動モータ9について制御する。
そして、サーボアンプ26からコントローラ25を介して受け取ったモニタ結果に基づいて、CPU21が主電源28からの供給電圧が回復したか否かを判定し、回復したと判定すると、現在の減速率から減速率50%の運転に切り替え、CPU21はそのような速度波形で駆動するようにY軸駆動モータ9について制御する。
しかし、CPU21が主電源28からの供給電圧が回復したか否かを判定し、回復していないと判定すると、現在の減速率から減速率を1段階(10%)上昇させる運転に切り替え、CPU21はそのような速度波形で駆動するようにY軸駆動モータ9について制御する。
以上のように、本実施形態によれば、主電源28からの供給電圧の状態に応じて、Y軸駆動モータ9の駆動を制御するものであり、電子部品装着装置1の生産運転を停止させないようにして、可能な限り、最大消費電力の絶対値を低く抑えて主電源28への負担を減少させると共に、プリント基板への生産効率を極力低めないようにすることができる。
なお、前述したような実施形態によれば、初めに加減速度を抑えて最大消費電力の絶対値が低い低負荷運転を開始させるようにしたが、初めにこのような低負荷運転を開始させることなく、Y軸駆動モータ9の駆動開始後に主電源28から供給される電源電圧を監視し、この監視結果に基づいて前記Y軸駆動モータ9の加速度及び/又は減速度を抑えて駆動するように制御してもよい。
また、以上の実施形態は、Y軸駆動モータ9の制御に適用したものであるが、このY軸駆動モータ9に限らず、他のモータ、例えばビーム8に沿って装着ヘッド7をX方向に移動させるX軸駆動モータ等の制御に適用してもよく、更にはY軸駆動モータ9及びX軸駆動モータの両者の制御に適用してもよい。
以上のような低負荷運転、減速率の制御を行うか否かは、任意に設定できるものであり、また生産ライン毎に設定してもよく、電子部品装着装置毎に設定しても、更には消費電力が大きい電子部品装着装置について行うようにしてもよい。
なお、図3の制御フローチャートでは、減速率の上昇、下降により制御したが、減速率の上昇の代わりに、最高速度の下降をすると共に、減速率の下降の代わりに、最高速度の上昇をする制御又は減速率と対応する上記最高速度の制御を組み合わせた制御をしてもよい。また、図3の制御フローチャートにおいて、減速率の代わりに、対応する加速度と減速度とのいずれか一方を制御してもよく、いずれにしても、主電源から供給される電源電圧を監視し、この監視結果に基づいて駆動モータの加速度及び/又は減速度を抑えて駆動するように制御してもよい。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
電子部品装着装置の概略平面図である。 制御ブロック図である。 電圧モニタ運転のフローチャートを示す図である。 Y軸駆動モータの高負荷運転における速度波形と加減速時のトルク波形を示す図である。 Y軸駆動モータの高負荷運転から見て減速率を50%とする低負荷運転における速度波形と加減速時のトルク波形を示す図である。
符号の説明
1 電子部品装着装置
3 部品供給ユニット
7 装着ヘッド
8 ビーム
9 Y軸駆動モータ
21 CPU
22 RAM
25 コントローラ
26 サーボアンプ
28 主電源

Claims (8)

  1. 駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させ、
    この開始後に電源から供給される電源電圧を監視し、
    この監視結果に基づいて前記駆動モータの加速度及び/又は減速度を前記低負荷運転のときよりも抑えて駆動するように制御する
    ことを特徴とする駆動モータの制御方法。
  2. 駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させ、
    この開始後に電源から供給される電源電圧を監視し、
    この監視結果が前記電源からの供給電圧が一定電圧まで降下したものであれば、減速率を一定程度上昇させて前記駆動モータを駆動するように制御する
    ことを特徴とする駆動モータの制御方法。
  3. 駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させ、
    この開始後に電源から供給される電源電圧を監視し、
    この監視結果が前記電源からの供給電圧が一定電圧まで降下しないものであれば、減速率を一定程度下降させて前記駆動モータを駆動するように制御する
    ことを特徴とする駆動モータの制御方法。
  4. 駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させるように制御する第1制御装置と、
    この開始後に電源から供給される電源電圧を監視する監視装置と、
    この監視装置による監視結果に基づいて前記駆動モータの加速度及び/又は減速度を前記低負荷運転のときよりも抑えて駆動するように制御する第2制御装置と
    から成ることを特徴とする駆動モータの制御装置。
  5. 駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させるように制御する第1制御装置と、
    この開始後に電源から供給される電源電圧を監視する監視装置と、
    この監視装置により前記電源からの供給電圧が一定電圧まで降下したものと監視されると、減速率を一定程度上昇させて前記駆動モータを駆動するように制御する第2制御装置と
    から成ることを特徴とする駆動モータの制御装置。
  6. 駆動モータを駆動させる際に、初めに加減速度を前記駆動モータの高負荷運転よりも抑えた低負荷運転を開始させるように制御する第1制御装置と、
    この開始後に電源から供給される電源電圧を監視する監視装置と、
    この監視装置により前記電源からの供給電圧が一定電圧まで降下したものと監視されると、減速率を一定程度上昇させて前記駆動モータを駆動するように制御する第2制御装置と
    から成ることを特徴とする駆動モータの制御装置。
  7. 電子部品を供給する部品供給装置と、吸着ノズルを備えて駆動モータにより移動可能な装着ヘッドとを備え、前記駆動モータを駆動して前記装着ヘッドを前記部品供給装置と位置決めされたプリント基板との間を移動させて、前記吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置に、請求項4乃至請求項6に記載の駆動モータの制御装置を設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
  8. 電子部品を供給する部品供給装置と、第1モータにより一方向に移動可能なビームと、吸着ノズルを備えて前記ビームに沿った方向に第2モータにより移動可能な装着ヘッドとを備え、前記各モータを駆動して前記ビームに設けられた装着ヘッドを前記部品供給装置と位置決めされたプリント基板との間を移動させて、前記吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置に、請求項4乃至請求項6に記載の駆動モータの制御装置を設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
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