JP5085042B2 - 分岐ポリマーの製造方法 - Google Patents

分岐ポリマーの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5085042B2
JP5085042B2 JP2006037620A JP2006037620A JP5085042B2 JP 5085042 B2 JP5085042 B2 JP 5085042B2 JP 2006037620 A JP2006037620 A JP 2006037620A JP 2006037620 A JP2006037620 A JP 2006037620A JP 5085042 B2 JP5085042 B2 JP 5085042B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
hydrocarbon
represented
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006037620A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007217485A (ja
Inventor
勉 横澤
秀之 東村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanagawa University
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kanagawa University
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanagawa University, Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Kanagawa University
Priority to JP2006037620A priority Critical patent/JP5085042B2/ja
Publication of JP2007217485A publication Critical patent/JP2007217485A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5085042B2 publication Critical patent/JP5085042B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Polyamides (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Description

本発明は、分岐ポリマーの製造方法に関する。
デンドリマー、ハイパーブランチポリマー等の高度に分岐したポリマーは、コア構造の保護、末端構造の表面被覆、他分子の内包、ナノ構造体などの幾何学的な特徴を有し、ナノテクノロジー材料としての応用が期待されている。特に、規則正しい分岐構造をもつデンドリマーの応用研究が検討されてきたが、その製法においては一段階ごとに単離精製を繰り返すことが必要であった。最近、デンドリマーのワン・ポット合成が報告されているが、官能基活性化反応とカップリング反応の組み合わせを何回も繰り返して合成する多段反応であった(特許文献1:特開2000−86758号広報)。
一方、ハイパーブランチポリマーは一段反応で合成できる特徴があるが、分子量分布が広くなるなどの規則性が低くなることが課題であった(非特許文献1:J. Am. Chem. Soc. 1992, 114, 4947)。
特開2000−86758号公報 J. Am. Chem. Soc. 1992, 114, 4947
本発明の目的は、高度に分岐し、かつ分子量分布の狭い分岐ポリマーを容易に製造する方法を提供することである。
即ち、本発明は、下式(I)で表される芳香族化合物を、下式(II)で表される有機化合物の存在下に重縮合する分岐ポリマーの製造方法を提供するものである。

Figure 0005085042

〔式中、Arは置換されてもよい3価の芳香族基を表し、X1およびY1のいずれか一方が下式(III)で表される基であり、もう一方が下式(IV)で表される基であり、2つのY1は同じ基である。また、上記式(I)で表される芳香族化合物は、Ar−X1の結合を含み、かつ2つのAr−Y1の結合を含まない対称面を持つ。

−Z2−Z1 (III)

(式中、Z1はM(L)m、−Si(R2)3、−Sn(R3)3または−B(OR4)2を表し、Z2は直接結合、酸素原子、硫黄原子、イミノ基、置換イミノ基、エテニレン基、置換エテニレン基またはエチニレン基を表し、Mは金属原子または金属イオンを表し、Lはカウンターイオンを表し、mは0以上の整数である。R2およびR3はそれぞれ独立に炭化水素基であり、3つのR2およびR3はそれぞれ同じであっても異なってもよい。R4は水素原子または炭化水素基を表し、2つのR4は同じであっても異なってもよく、環を形成してもよい。)

−Z4−Z3 (IV)

(式中、Z4は直接結合またはカルボニル基を表す。Z3は、Z4が直接結合の場合には、ハロゲン原子、ニトロ基又は−SO35で表される基であり、Z4がカルボニル基の場合には、ハロゲン原子または置換されていてもよい炭化水素オキシ基を表す。R5は置換されていてもよい炭化水素基を表す。)〕

1−Y2 (II)

〔式中、R1は置換されてもよい炭化水素基であり、Y2は前記Y1が上式(III)で表される基である場合は、上式(III)で表される基であり、前記Y1が上式(IV)で表される基である場合は上式(IV)で表される基である。〕
本発明の分岐ポリマーの製造方法によれば、高度に分岐し、かつ分子量分布の狭い分岐ポリマーを容易に製造できる。
本発明は、上記式(I)で表される芳香族化合物を上記式(II)で表される有機化合物の存在下に重縮合する分岐ポリマーの製造方法である。
上記式(I)におけるArは置換されてもよい3価の芳香族基を表し、X1およびY1のいずれか一方が下式(III)で表される基であり、もう一方が下式(IV)で表される基であり、2つのY1は同じ基である。また、上記式(I)で表される芳香族化合物は、Ar−X1の結合を含み、かつ2つのAr−Y1の結合を含まない対称面を持つ。
対称面を持つとは、上記式(I)で表される芳香族化合物が有するいろいろなコンフォメーションの中で、対称面を持つコンフォメーションを少なくとも一つ有することを意味する。
Arにおける置換されてもよい3価の芳香族基としては、芳香族化合物から水素原子3個を取り除いた残基であって、上記の「式(I)で表される芳香族化合物は、Ar−X1の結合を含み、かつ2つのAr−Y1の結合を含まない対称面を持つ。(以下、対称面の条件ということがある)」という条件を充足することができるものがあげられる。
3価の芳香族基の具体例としては、1'4'5'6'8'9'等の芳香族炭化水素基;2'3'7'等の芳香族複素環基があげられる。

Figure 0005085042
なおArは上記の対称面の条件を満たす範囲で、置換されてもよい炭化水素基、置換されてもよい炭化水素オキシ基、置換されてもよい炭化水素二置換アミノ基、置換されてもよい炭化水素メルカプト基、置換されてもよい炭化水素カルボニル基、置換されてもよい炭化水素オキシカルボニル基、置換されてもよい炭化水素二置換アミノカルボニル基、置換されてもよい炭化水素スルホニル基、置換されてもよい炭化水素三置換シリル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基で置換されてもよい。
ここに炭化水素基とは、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ノニル基、ドデシル基、ペンタデシル基、オクタデシル基、ドコシル基等の炭素数1〜50程度のアルキル基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロへキシル基、シクロノニル基、シクロドデシル基、ノルボニル基、アダマンチル基等の炭素数3〜50程度の環状飽和炭化水素基;エテニル基、プロペニル基、3−ブテニル基、2−ブテニル基、2−ペンテニル基、2−ヘキセニル基、2−ノネニル基、2−ドデセニル基等の炭素数2〜50程度のアルケニル基;フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、4−プロピルフェニル基、4−イソプロピルフェニル基、4−ブチルフェニル基、4−t−ブチルフェニル基、4−ヘキシルフェニル基、4−シクロヘキシルフェニル基、4−アダマンチルフェニル基、4−フェニルフェニル基等の炭素数6〜50程度のアリール基;フェニルメチル基、1−フェニレンエチル基、2−フェニルエチル基、1−フェニル−1−プロピル基、1−フェニル−2−プロピル基、2−フェニル−2−プロピル基、3−フェニル−1−プロピル基、4−フェニル−1−ブチル基、5−フェニル−1−ペンチル基、6−フェニル−1−ヘキシル基等の炭素数7〜50程度のアラルキル基が挙げられる。
該炭化水素基としては、炭素数1〜20の炭化水素基が好ましく、より好ましくは炭素数1〜12の炭化水素基であり、さらに好ましくは炭素数1〜8の炭化水素基である。
炭化水素オキシ基は、Q1-O−(Q1は炭化水素基を表す。)で表される基であり、炭化水素メルカプト基は、Q2-S−(Q2は炭化水素基を表す。)で表される基であり、
炭化水素カルボニル基は、Q3-C(=O)−(Q3は炭化水素基を表す。)で表される基であり、炭化水素オキシカルボニル基はQ4-OC(=O)−(Q4は炭化水素基を表す。)で表される基であり、炭化水素スルホニル基は、Q5-SO2−(Q5は炭化水素基を表す。)で表される基である。
炭化水素二置換アミノ基は、(Q62N−(Q6は炭化水素基を表す。2個のQ6は同一であっても異なっていてもよい。)で表される基であり、炭化水素二置換アミノカルボニル基は、(Q72N(C=O)−(Q7は炭化水素基を表す。2個のQ7は同一であっても異なっていてもよい。)で表される基である。
炭化水素三置換シリル基は、(Q83Si−(Q8は炭化水素基を表す。3個のQ8は同一であっても異なっていてもよい。)
これらに含まれる炭化水素基の具体例および好ましい例は前記の炭化水素基におけるそれらと同じである。
ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子であり、フッ素原子、塩素原子が好ましく、フッ素原子がより好ましい。
前記の置換されてもよい炭化水素基、置換されてもよい炭化水素オキシ基、置換されてもよい炭化水素二置換アミノ基、置換されてもよい炭化水素メルカプト基、置換されてもよい炭化水素カルボニル基、置換されてもよい炭化水素オキシカルボニル基、置換されてもよい炭化水素二置換アミノカルボニル基、置換されてもよい炭化水素スルホニル基、置換されてもよい炭化水素三置換シリル基は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭化水素基、炭化水素オキシ基、炭化水素二置換アミノ基、炭化水素メルカプト基、炭化水素カルボニル基、炭化水素オキシカルボニル基、炭化水素二置換アミノカルボニル基、炭化水素スルホニル基、炭化水素三置換シリル基で置換されてもよい。置換基としての炭化水素基、炭化水素オキシ基、炭化水素二置換アミノ基、炭化水素メルカプト基、炭化水素カルボニル基、炭化水素オキシカルボニル基、炭化水素二置換アミノカルボニル基、炭化水素スルホニル基、炭化水素三置換シリル基が、炭化水素基、炭化水素オキシ基、炭化水素二置換アミノ基、炭化水素メルカプト基、炭化水素カルボニル基、炭化水素オキシカルボニル基、炭化水素二置換アミノカルボニル基、炭化水素スルホニル基、炭化水素三置換シリル基でさらに置換されてもよく、これら置換基がこれら置換基に繰り返し置換されてもよい。
上記式(I)で表される芳香族化合物の好ましい例として、下記があげられ、下記が好ましく、下記がより好ましく、下記で表される構造がさらに好ましい。
また、上記式(I)で表される芳香族化合物の好ましい例として、上記対称面の要件を満たす範囲で、置換されてもよい炭化水素基、置換されてもよい炭化水素オキシ基、置換されてもよい炭化水素二置換アミノ基、置換されてもよい炭化水素メルカプト基、置換されてもよい炭化水素カルボニル基、置換されてもよい炭化水素オキシカルボニル基、置換されてもよい炭化水素二置換アミノカルボニル基、置換されてもよい炭化水素スルホニル基、置換されてもよい炭化水素三置換シリル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基で置換された芳香族化合物が挙げられる。

Figure 0005085042
上記式(I)におけるX1およびY1のいずれか一方が上記式(III)で表される基であり、もう一方が上記式(IV)で表される基であり、2つのY1は同じ基である。X1が上記式(III)で表される基であり、Y1が上記式(IV)で表される基であることが好ましい。
上記式(III)において、Z1はM(L)m、−Si(R2)3、−Sn(R3)3または−B(OR4)2を表す。
ここにMは金属原子または金属イオンであり、Lはカウンターイオンであり、mは0以上の整数である。R2およびR3はそれぞれ独立に炭化水素基であり、3つのR2およびR3はそれぞれ同じであっても異なってもよい。R4は水素原子または炭化水素基であり、2つのR4は同じであっても異なってもよく、環を形成してもよい。
1のM(L)mにおいて、Mは金属原子または金属イオンであり、Lはカウンターイオンであり、mは0以上の整数である。Mとして、具体的にはLi、Na、K,Rb、Cs、Be,Mg,Ca,Sr,Ba、Al,Ga,In,Tl,Pb、Sc、Ti、V,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Y,Zr,Nb,Mo,Tc,Ru,Rh,Ag,Cd,La,Ce,Sm,Eu,Hf,Ta,W,Re,Os,Ir,Pt,Au,Hg等の原子またはイオンを挙げることができる。好ましくはLi、Na、K,Rb、Cs、Be,Mg,Ca,Sr,Ba、Al,Ga,In,Tl,Pb、Sc、Ti、Cu,Zn,Y,Zr,Ag,Hgであり、より好ましくはLi、Na、K,Rb、Cs、Be,Mg,Ca,In,Tl,Pb、Cu,Zn,Zr,Ag,Hgであり、さらに好ましくはLi、Na、K,Mg,Ca,Cu,Znである。
Lとしては、通常、ブレンステッド酸の共役塩基が使用され、具体例としては、フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、炭酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロボレートイオン、ヘキサフルオロホスフェイトイオン、メタンスルホン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、酢酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、プロピオン酸イオン、安息香酸イオン、水酸化物イオン、酸化物イオン、メトキサイドイオン、エトキサイドイオン等が挙げられる。好ましくは塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、炭酸イオン、メタンスルホン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、酢酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、プロピオン酸イオン、安息香酸イオンであり、より好ましくは塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、メタンスルホン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、酢酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、プロピオン酸イオン、安息香酸イオンであり、さらに好ましくは塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、メタンスルホン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、酢酸イオン、トリフルオロ酢酸イオンであり、特に好ましくは塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオンである。
mとしては、上記一般式(I)で表される芳香族化合物として電気的に中性となるように決定され、具体的にはM(L)m部分が+1価となるように決定される。
1の−Si(R2)3におけるR2は炭化水素基であり、3つのR2は同じであっても異なってもよい。R2における炭化水素基としては、上記の炭化水素基の具体例が挙げられ、アルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ノニル基がより好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基がさらに好ましい。
1の−Sn(R3)3におけるR3は炭化水素基であり、3つのR3は同じであっても異なってもよい。R3における炭化水素基としては、上記の炭化水素基の具体例が挙げられ、アルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ノニル基がより好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基がさらに好ましい。
1の−B(OR4)2におけるR4は水素原子または炭化水素基であり、2つのR4は同じであっても異なってもよく、環を形成してもよい。R4における炭化水素基としては、前記の炭化水素基の具体例が挙げられ、アルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ノニル基がより好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基がさらに好ましい。環を形成する場合には、2つのR4からなる二官能性の炭化水素基として、1,2−エチレン基、1,1,2,2−テトラメチル−1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基、2,2−ジメチル−1,3−プロピレン基、1,2−フェニレン基が好ましい。
1としては、M(L)m、−Si(R2)3、−Sn(R3)3、−B(OR4)2が好ましく、M(L)m、−Si(R2)3がより好ましく、M(L)mがさらに好ましく、Li、Na、Kが特に好ましい。
上記式(III)において、Z2は直接結合、酸素原子、硫黄原子、イミノ基(−NH−)、置換イミノ基、エテニレン基、置換エテニレン基またはエチニレン基である。
2の置換イミノ基は、―N(R’)―(R’は置換基を表す)で示される基であり、R’としては、炭化水素基があげられる。炭化水素基の具体例としては前記のものがあげられ、アルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ノニル基がより好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基がさらに好ましく、メチル基が特に好ましい。
2の置換エテニレン基は、―C(R'’)=C(R''')―(R'’およびR'''はそれぞれ独立に水素原子または置換基をあらわすが、R'’およびR'''の少なくとも1つは置換基である。)で示される基である。ここにR'’およびR'''における置換基としては、炭化水素基があげられる。炭化水素基の具体例としては上記のものが挙げられ、アルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ノニル基がより好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基がさらに好ましい。
2として、好ましくは直接結合、酸素原子、イミノ基、置換イミノ基、エチニレン基であり、より好ましくは直接結合、酸素原子、イミノ基、置換イミノ基であり、さらに好ましくはイミノ基、置換イミノ基であり、置換イミノ基が特に好ましい。
上記式(IV)において、Z4は直接結合またはカルボニル基を表し、カルボニル基が好ましい。
3は、Z4が直接結合の場合には、ハロゲン原子、ニトロ基又は−SO35で表される基であり、Z4がカルボニル基の場合には、ハロゲン原子または置換されていてもよい炭化水素オキシ基を表す。なおR5は置換されていてもよい炭化水素基を表す。
4が直接結合の場合のZ3におけるハロゲン原子として、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子であり、好ましくは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子であり、より好ましくは臭素原子、ヨウ素原子であり、さらに好ましくは臭素原子である。
4がカルボニル基の場合のZ3におけるハロゲン原子として、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子であり好ましくは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子であり、より好ましくは塩素原子、臭素原子であり、さらに好ましくは塩素原子である。
4がカルボニル基の場合のZ3における炭化水素オキシ基としては、上記の炭化水素オキシ基の具体例が挙げられ、好ましくはアルコキシ基であり、より好ましくは炭素原子数1〜6のアルコキシ基であり、さらに好ましくはメトキシ基、エトキシ基、プロピロキシ基、イソプロピロキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、t−ブトキシ基であり、メトキシ基が特に好ましい。
前記の炭化水素オキシ基は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基で置換されてもよく、置換されてもよい炭化水素基、炭化水素オキシ基、炭化水素二置換アミノ基、炭化水素メルカプト基、炭化水素カルボニル基、炭化水素オキシカルボニル基、炭化水素二置換アミノカルボニル基、炭化水素スルホニル基、炭化水素三置換シリル基でさらに置換されてもよい、これらの具体例は上記に示す通りである。
式(VI)として、Z4がカルボニル基で、Z3がハロゲン原子または置換されていてもよい炭化水素オキシ基であるものが好ましくより好ましくはZ4がカルボニル基で、Z3が置換されていてもよい炭化水素オキシ基である場合であり、さらに好ましくはZ4がカルボニル基で、Z3がアルコキシ基である場合であり、Z4がカルボニル基で、Z3がメトキシ基である場合が特に好ましい。
本発明に用いる上記式(II)で表される有機化合物において、R1は置換されてもよい炭化水素基であり、Y2は前記Y1が上式(III)で表される基である場合は、上式(III)で表される基であり、前記Y1が上式(IV)で表される基である場合は上式(IV)で表される基である。Y1とY2は同一であっても異なっていてもよい。
1の置換されてもよい炭化水素基としては、上記の炭化水素基の具体例が挙げられ、アリール基が好ましく、炭素原子数6〜12のアリール基がより好ましく、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、4−プロピルフェニル基、4−イソプロピルフェニル基、4−ブチルフェニル基、4−t−ブチルフェニル基、4−ヘキシルフェニル基、4−シクロヘキシルフェニル基、4−フェニルフェニル基がさらに好ましく、フェニル基、4−メチルフェニル基が特に好ましい。
前記の炭化水素基は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基で置換されてもよく、置換されてもよい炭化水素基、炭化水素オキシ基、炭化水素二置換アミノ基、炭化水素メルカプト基、炭化水素カルボニル基、炭化水素オキシカルボニル基、炭化水素二置換アミノカルボニル基、炭化水素スルホニル基、炭化水素三置換シリル基でさらに置換されてもよい、これらの具体例は上記に示す通りである。
本発明において、上記式(I)で表される芳香族化合物を、上記式(II)で表される有機化合物の存在下に重縮合する際の反応条件としては特に限定はなく、カップリング様式に適した反応条件を選択すればよい。
例えば、本発明において、上記式(III)および(IV)におけるZ2およびZ4が共に直接結合である上記式(I)で表される芳香族化合物と上記式(II)で表される有機化合物を用いた場合には、芳香環同士が直接結合したポリアリーレン系の分岐ポリマーが生成する。ポリアリーレンへのカップリングとしてはChem.Rev.102,1359(2002)およびその参照文献に記載されている、パラジウム触媒やニッケル触媒を用いる種々の反応条件を用いることができる。
また、本発明において、上記式(III)のZ2が酸素原子であり、上記式(IV)のZ4がカルボニル基である上記式(I)で表される芳香族化合物と上記式(II)で表される有機化合物を用いた場合には、芳香環同士がエステル結合を介して結合した、ポリエステル系の分岐ポリマーが生成する。ポリエステルへのカップリングとしては、Macromolecules36、4328(2003)に記載される反応条件を用いることができる
また、本発明において、上記式(III)のZ2がイミノ基または置換イミノ基であり、上記式(IV)のZ4がカルボニル基である上記式(I)で表される芳香族化合物と上記式(II)で表される有機化合物を用いた場合には、芳香環同士がアミド結合を介して結合した、ポリアミド系の分岐ポリマーが生成する。なおポリアミドへのカップリングとしては、J.Am.Chem.Soc.127,10172(2005)に記載される反応条件を用いることができるが、代表例として以下に説明する。
本発明の製造方法における重縮合において、上記式(I)で表される芳香族化合物/上記式(II)で表される有機化合物のモル比について特に制限はないが、通常3〜10,000であり、6〜1,000が好ましく、6〜100がより好ましい。この比が大きいほど、得られるポリマーの数平均分子量は大きくなる。
本発明の製造方法における重縮合において、ハロゲン化アルカリ塩を添加してもよい。ハロゲン化アルカリ塩として、好ましくは塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、臭化リチウム、臭化ナトリウム、臭化カリウムであり、より好ましくは塩化リチウム、臭化リチウムであり、特に好ましくは塩化リチウムである。ハロゲン化アルカリ塩の添加量は、上記一般式(I)で表される芳香族化合物1モルに対して、通常、0.01〜100モルであるが、好ましくは0.1〜50モルであり、より好ましくは0.5〜10モルである。
本発明の製造方法における重縮合は通常は溶媒の存在下おこなうがその溶媒として、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;ヘプタン、シクロヘキサン等の鎖状および環状の脂肪族炭化水素;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素;アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類;ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;ニトロメタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物類が挙げられる。反応溶媒としては、芳香族炭化水素系またはエーテル類が好ましく、エーテル類がより好ましい。これらの溶媒は、単独でも2種以上の混合物として使用してもよい。
溶媒の使用量は、通常、上記一般式(I)で表される芳香族化合物に対して0.0001〜1,000モル/Lで使用するが、好ましくは0.001〜100モル/Lであり、より好ましくは0.01〜10モル/Lである。
本発明の製造方法における重縮合の際の温度は、通常、―100℃〜100℃であり、好ましくは―80℃〜60℃であり、より好ましくは―40℃〜40℃である。該反応の時間は、通常、1分間〜1,000時間であり、好ましくは5分間〜500時間であり、より好ましくは10分間〜200時間である。
本発明の製造方法で製造される分岐ポリマーは、下式(V)または(VI)で表される分岐構造と、下式(IX)または(X)で表される末端構造をもつ芳香族ポリマーであり、下式(VII)または(VIII)で表される非分岐構造をもってもよい。

Figure 0005085042

(式中、Ar、Z2、Z4は前記のそれと同じ定義である。)

Figure 0005085042

(式中、Ar、Z2、Z4は前記のそれと同じ定義である。)

Figure 0005085042

(式中、Ar、Z2、Z3、Z4は前記のそれと同じ定義である。)

Figure 0005085042

(式中、Ar、Z1、Z2、Z4は前記のそれと同じ定義である。)

Figure 0005085042

(式中、Ar、Z2、Z3、Z4は前記のそれと同じ定義である。)

Figure 0005085042

(式中、Ar、Z1、Z2、Z4は前記のそれと同じ定義である。)

本発明の製造方法により得られる分岐ポリマーとして、{(上記式(V)または(VI)で表される分岐構造のモル数)+(上記式(IX)または(X)で表される末端構造のモル数)}/{(上記式(V)または(VI)で表される分岐構造のモル数)+(上記式(VII)または(VIII)で表される非分岐構造のモル数)+(上記式(IX)または(X)で表される末端構造のモル数)}で表される分岐度(DB)につき、0.1〜1.0が好ましく、0.3〜1.0がより好ましく、0.5〜1.0がさらに好ましい。
本発明の製造方法により得られる分岐ポリマーの数平均分子量(Mn)の下限について、好ましくは300以上であり、より好ましくは500以上であり、さらに好ましくは1,000以上である。また上限について、好ましくは1,000,000以下であり、より好ましくは500,000以下であり、さらに好ましくは100,000以下である。
本発明における分岐ポリマーの重量平均分子量(Mw)とから求められる分子量分布(Mw/Mn)について、好ましくは1.0〜1.8であり、より好ましくは1.0〜1.6であり、さらに好ましくは1.0〜1.4である。
本発明で得られる分岐ポリマーは、デンドリマーと同様な幾何学的な特徴を発現し、発光材料、光捕集材料、光電変換材料、ナノエレクトロニクス材料、マイクロカプセル材料、ドラッグデリバリーシステム材料、人工酵素などへの応用が期待される。
以下に、実施例に基づき本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりその範囲を限定されるものではない。
実施例1
減圧下ヒートガンで加熱し、 アルゴン置換した後の 35 ml ナスフラスコに、窒素気流下でリチウムヘキサメチルジシラジド 3.01 ml (3.01 mmol) を加え、-30 ℃で 10 分間撹拌した後にさらに、THF 1.2 ml に溶かした 4-メチル安息香酸フェニル 0.0092 g (0.0433 mmol) をシリンジを用いて加えた。そこに、THF 4.0 ml に溶かした 5-(N-メチルアミノ)イソフタル酸ジメチル 0.611 g (2.74 mmol) をシリンジを用いて 3 時間 30 分かけて滴下した。滴下終了後、-30 ℃で 10 分間撹拌した後に、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、1 M 水酸化ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去した。ポリマー分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィーにて測定し、ポリスチレンに対する相対分子量で値を求め、数平均分子量をMnで表し、重量平均分子量をMwで表し、分子量分布をMw/Mnで示す。Mnは7,030であり、Mw/Mnは1.29であった。
また1H−NMRより、下式(A)で表される分岐構造、下式(B)で表される非分岐構造および下式(C)で表される末端構造をもつことがわかった。{(下式(A)で表される分岐構造のモル数)+(下式(C)で表される末端構造のモル数)}/{(下式(A)で表される分岐構造のモル数)+(下式(B)で表される非分岐構造のモル数)+(下式(C)で表される末端構造のモル数)}で表される分岐度をDBで示す。DBは0.60であった。

Figure 0005085042

Figure 0005085042

Figure 0005085042
実施例2
減圧下ヒートガンで加熱し、 アルゴン置換した後の 20 ml ナスフラスコに、塩化リチウム0.159 g (3.75 mmol)を入れ、窒素気流下でリチウムヘキサメチルジシラジド 0.734 ml (0.734 mmol) を加え、-30 ℃で 10 分間撹拌した後にさらに、THF 1.2 ml に溶かした 4-(t-ブチルジメチルシロキシメチル)安息香酸フェニル 0.0324 g (0.0946 mmol) をシリンジを用いて加えた。そこに、THF 4.0 ml に溶かした 5-(N-メチルアミノ)イソフタル酸ジメチル 0.149 g (0.667 mmol) をシリンジを用いて 40 分かけて滴下した。滴下終了後、-30 ℃で 10 分間撹拌した後に、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、1 M 水酸化ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去した。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで求めたMw/Mnは1.15であった。
また1H−NMRより求めたMnは4700となり、DBは0.64であった。

Claims (2)

  1. 下式(I)で表される芳香族化合物を、下式(II)で表される有機化合物の存在下に重縮合する分岐ポリマーの製造方法。

    Figure 0005085042

    〔式中、Arは置換されてもよい3価の芳香族基を表し、X1が下式(III)で表される基であり、Yが下式(IV)で表される基であり、2つのY1は同じ基である。また、上記式(I)で表される芳香族化合物は、Ar−X1の結合を含み、
    かつ2つのAr−Y1の結合を含まない対称面を持つ。

    −Z2−Z1 (III)

    (式中、Z1はM(L)mを表し、Z2は直接結合、酸素原子、硫黄原子、イミノ基、置換イミノ基、エテニレン基、置換エテニレン基またはエチニレン基を表し、Mは金属イオンを表し、Lはカウンターイオンを表し、mは0以上の整数である。)

    −Z4−Z3 (IV)

    (式中、Z4は直接結合またはカルボニル基を表す。Z3は、Z4が直接結合の場合には、ハロゲン原子であり、Z4がカルボニル基の場合には、ハロゲン原子または置換されていてもよい炭化水素オキシ基を表す。)


    1−Y2 (II)

    〔式中、R1は置換されてもよい炭化水素基であり、Y2は上式(IV)で表される基である。〕
  2. 下式(I)で表される芳香族化合物を、下式(II)で表される有機化合物並びにパラジウム触媒およびニッケル触媒からなる群より選ばれる1種以上の存在下に重縮合する分岐ポリマーの製造方法。

    Figure 0005085042

    〔式中、Arは置換されてもよい3価の芳香族基を表し、X1が下式(III)で表される基であり、Yが下式(IV)で表される基であり、2つのY1は同じ基である。また、上記式(I)で表される芳香族化合物は、Ar−X1の結合を含み、
    かつ2つのAr−Y1の結合を含まない対称面を持つ。

    −Z2−Z1 (III)

    (式中、Z1 は−Si(R2)3、−Sn(R3)3または−B(OR4)2を表し、Z2は直接結合を。R2およびR3はそれぞれ独立に炭化水素基であり、3つのR2およびR3はそれぞれ同じであっても異なってもよい。R4は水素原子または炭化水素基を表し、2つのR4は同じであっても異なってもよく、環を形成してもよい。)

    −Z4−Z3 (IV)

    (式中、Z4は直接結合を表す。Z3、ハロゲン原子であ。)


    1−Y2 (II)

    〔式中、R1は置換されてもよい炭化水素基であり、Y2は上式(IV)で表される基である。〕
JP2006037620A 2006-02-15 2006-02-15 分岐ポリマーの製造方法 Expired - Fee Related JP5085042B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006037620A JP5085042B2 (ja) 2006-02-15 2006-02-15 分岐ポリマーの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006037620A JP5085042B2 (ja) 2006-02-15 2006-02-15 分岐ポリマーの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007217485A JP2007217485A (ja) 2007-08-30
JP5085042B2 true JP5085042B2 (ja) 2012-11-28

Family

ID=38495115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006037620A Expired - Fee Related JP5085042B2 (ja) 2006-02-15 2006-02-15 分岐ポリマーの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5085042B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0846000A1 (en) * 1995-08-18 1998-06-10 Hoechst Celanese Corporation Hyperbranched polymers
JP4162064B2 (ja) * 1998-09-09 2008-10-08 独立行政法人産業技術総合研究所 多分岐高分子化合物およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007217485A (ja) 2007-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Qian et al. Trisguanidinate lanthanide complexes: syntheses, structures, and catalytic activity for mild amidation of aldehydes with amines
Osten et al. Effects of ligand tuning on dinuclear indium catalysts for lactide polymerization
Yao et al. Synthesis and characterization of bis (guanidinate) lanthanide diisopropylamido complexes: New highly active initiators for the polymerizations of ε-caprolactone and methyl methacrylate
TW200835773A (en) Process for preparing thiophenes
JP5073212B2 (ja) 芳香族ポリマーの製造方法
JP5111145B2 (ja) 非環式脂肪族オレフィンの重合
Zhang et al. Trimetallic yttrium N-(2-methylquinolin-8-yl) benzamides: synthesis, structure and use in ring-opening polymerization (ROP) of ε-caprolactone
Guo et al. Potassium complexes containing bidentate pyrrole ligands: synthesis, structures, and catalytic activity for the cyclotrimerization of isocyanates
JP2574012B2 (ja) ポリシラン化合物の製造方法
JP2008223015A (ja) ブロック共重合体の製造方法
CN104311582B (zh) 一种席夫碱锌化合物、其制备方法及聚乳酸的制备方法
KR100759818B1 (ko) 덴드리머의 제조방법 및 빌딩블록 화합물 및 티오펜계화합물의 제조방법
JP2006225461A (ja) ポリチオフェン
Bender et al. Intermediates in the catalytic dehydrogenative coupling of arylgermanes
Crisóstomo et al. The catalytic hydration of 1, 2-, 1, 3-and 1, 4-dicyanobenzenes using nickel (0) catalysts
JP5085042B2 (ja) 分岐ポリマーの製造方法
JP5283494B2 (ja) フルオレン誘導体の製造方法
JP5340547B2 (ja) 芳香族ポリマーの製造方法
US20100144999A1 (en) Method for producing aromatic polymer
EP1854833B1 (en) Method for producing aromatic polymer
JP2013227260A (ja) ナフトビスチアジアゾール誘導体
JP4277948B2 (ja) デンドリマーの製造方法及び化合物
JP2001039938A (ja) シアノ化剤及びそれを用いたシアノ化合物の製造方法
JP4902839B2 (ja) 新規アリール化合物
CN101421327B (zh) 芳香族聚合物的制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080520

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5085042

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees