JP5083532B2 - クッション - Google Patents

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本発明は、例えば車椅子の着座面や病院のベッドに載置され、着座者や患者に発生する褥瘡を防止するために用いられるクッションに関するものである。
一般に、この種のクッションとしては、それぞれ空気を封入可能な袋状に形成された複数のエアーセルと、各エアーセルが互いに水平方向に並んで配置されるように着脱自在に取付けられる平板状のベース部材と、各エアーセルをベース部材に取付ける取付部材とを備え、各エアーセルによって着座者を支持するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特公平11−502447号公報
ところで、前記クッションでは、各エアーセル内の空気量をそれぞれ調整することにより、着座者の臀部に加わる圧力を臀部の全体に亘って分散させるようになっている。
ここで、臀部の形状や体重は着座者によって異なるので、臀部の形状や体重に応じて各エアーセルの形状や配置を変更することにより、着座者の臀部に加わる圧力をより効果的に分散させることが可能である。
しかしながら、前記クッションでは、形状の異なる他のエアーセルを準備することにより、各エアーセルの高さ寸法や形状を変更することは可能であるが、各エアーセルを他のエアーセルに交換する際に取付部材を着脱する必要があり、取付部材を着脱する分だけ各エアーセルの高さ寸法や形状の変更に手間がかかるという問題点があった。
また、各エアーセルが取付部材によって取付けられており、各エアーセルの位置は取付部材の位置によって決められているので、各エアーセルの配置を任意に変更することができないという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、支持対象物に応じて各エアーセルの形状や配置を容易に変更することのできるクッションを提供することにある。
本発明のクッションは前記目的を達成するために、平板状のベース部材と、可撓性の空気袋から成るとともに下端に開口部を有する複数の第1エアーセルと、第1エアーセルよりも平面視で大きな面積を有する可撓性の空気袋から成る少なくとも1つの第2エアーセルと、ベース部材の上面に互いに間隔をおいて設けられるとともにそれぞれ上方に向かって開口している複数の取付穴と、ベース部材に設けられるとともに各取付穴内に連通している空気通路とを備え、前記各取付穴を、その内周面に各第1エアーセルの開口縁部の外周面が嵌合するとともに全周に亘って取付穴の内周面に下方から係止することにより、各第1エアーセルを空気通路に連通するようにベース部材に着脱自在に取付可能に形成し、前記第2エアーセルを、下端の一部が各取付穴のうち2つ以上の取付穴の内周面に嵌合するとともに全周に亘って取付穴の内周面に下方から係止することにより、ベース部材に着脱自在に取付けられるとともに空気通路に連通するように形成している。
これにより、各第1エアーセルはベース部材に着脱自在に取付けられ、第2エアーセルもベース部材に着脱自在に取付けられることから、各第1エアーセル及び第2エアーセルをそれぞれ高さ寸法や形状の異なるものに任意に交換することができる。
また、各取付穴は、その内周面に各第1エアーセルの開口縁部の外周面が嵌合するとともに全周に亘って取付穴の内周面に下方から係止することにより、各第1エアーセルをベース部材に着脱自在に取付可能であることから、各第1エアーセルをベース部材に取付けるための部材を別途設けなくても、各第1エアーセルと取付穴の内周面との間から空気漏れを容易に生ずることがなく、各第1エアーセルが取付穴から容易に外れることもない。さらに、第2エアーセルは、下端の一部が各取付穴のうち2つ以上の取付穴の内周面に嵌合するとともに全周に亘って取付穴の内周面に下方から係止することにより、ベース部材に着脱自在に取付けられることから、第2エアーセルをベース部材に取付けるための部材を別途設けなくても、第2エアーセルと取付穴の内周面との間から空気漏れを容易に生ずることがなく、第2エアーセルが各取付穴から容易に外れることもない。
また、第2エアーセルは、第1エアーセルよりも平面視で大きな面積を有する可撓性の空気袋から成り、第1エアーセルを取付可能な各取付穴のうち2つ以上の取付穴の内周面に嵌合するとともに下方から係止することにより、ベース部材に着脱自在に取付けられることから、ベース部材上の各第1エアーセルと各第2エアーセルの配置を任意に変更することができる。
本発明によれば、各第1エアーセル及び第2エアーセルをそれぞれ高さ寸法や形状の異なるものに任意に交換することができ、また、各第1エアーセル及び第2エアーセルをベース部材に取付けるための部材を別途設けなくても、各第1エアーセルや第2エアーセルと取付穴の内周面との間から空気漏れが容易に生ずることがなく、各第1エアーセルや第2エアーセルが取付穴から容易に外れることもない。さらに、ベース部材上の各第1エアーセルと各第2エアーセルの配置を任意に変更することができるので、支持対象物に応じて各エアーセルの形状や配置を容易に変更することができ、支持対象物に加わる圧力を効果的に分散させる上で極めて有利である。
図1乃至図10は本発明の一実施形態を示すもので、図1はクッションの平面図、図2は図1におけるA−A線断面図、図3は図1におけるB−B線断面図、図4はベース部材の平面図、図5は第1エアーセルをベース部材に取付ける際の動作説明図、図6は第1エアーセルの平面断面図、図7は第2エアーセルをベース部材に取付ける際の動作説明図、図8は各第1エアーセルを膨らませた状態におけるクッションの断面図、図9は膨らませた状態の第1エアーセルの断面図、図10は各エアーセルの他の配置を示すクッションの平面図である。尚、以下の文章中の方向の説明は図1及び図2に示した方向に準ずる。また、左右方向は幅方向と一致している。
このクッションは、複数の第1エアーセル10及び第2エアーセル20と、各エアーセル10,20が互いに略水平方向に並ぶように着脱自在に取付けられるベース部材30と、各エアーセル10,20から成るエアーセル群の前端側に設けられた前端支持部材40とを備えている(図1参照)。このクッションは例えば車椅子に載置されて使用される。各第1エアーセル10は着座者の臀部Hの下面を支持するように配置され、各第2エアーセル20は着座者の臀部Hの幅方向両側を支持するように配置されている。また、前端側支持部材40は着座者の大腿部の近傍を支持するように配置されている。
各第1エアーセル10は、下端に開口部を有するとともに上方に向かって延びるように形成された可撓性の空気袋から成る。具体的には、各第1エアーセル10は、上下方向に延びる円筒状に形成されるとともに可撓性の薄膜から成る側面部11と、側面部11の上端を閉鎖するように形成されるとともに可撓性の薄膜から成る上端部12と、側面部11の下端に設けられた可撓性の開口縁部13とを有する。尚、各第1エアーセル10はゴムやプラスチック等の可撓性を有する材料から成る。
開口縁部13は側面部11よりも大きな厚さ寸法を有し、開口縁部13の外周面には全周に亘って延びるように形成されるとともに径方向内側に向かって凹状に形成された係止溝13aが設けられている。
側面部11には互いに周方向に間隔をおいて複数の凹状部11aが設けられている。各凹状部11aは側面部11を形成している薄膜の周方向所定範囲αを第1エアーセル10が萎んでいる状態で上下方向所定範囲Lに亘って第1エアーセル10の径方向内側に突出するように形成して成る(図5及び図6参照)。尚、本実施形態では一例として、各凹状部11aが側面部11の上下方向の全体に亘って設けられているが、各凹状部11aを側面部11の上下方向の一部に設けることも可能である。側面部11における各凹状部11aとその他の部分とは滑らかな曲面11bによって接続されており、各エアーセル10は側面部11の外周面の周長が開口縁部13の外周面の周長に対して同等以上になるように形成されている。
第1エアーセル10の上端部12の中央部には凸部12aが設けられ、凸部12aは上端部12を形成している薄膜を上端部12の他の部分よりも上方に突出させることにより形成されるとともに、半球面状に形成されている。
各第2エアーセル20は、下端に開口部を有するとともに上方に向かって延びるように形成された空気袋21と、空気袋21の下端の開口部を閉鎖するように設けられた底面部材22とを有する。
空気袋21はゴムやプラスチック等の可撓性を有する材料から成り、膨らんでいる状態の第1エアーセル10に対して平面視(図1の視点)で例えば3倍以上の面積を有する。
底面部材22はゴムやプラスチック等の可撓性を有する材料から成り、平板状に形成されている。底面部材22の上面には空気袋21の下端が接着剤等によって固定されている。また、底面部材22の下面には3つの突出部22aが設けられ、各突出部22aは断面円形状に形成されるとともに底面部材22の下面から下方に向かって突出するように形成されている。各突出部22aの外周面には全周に亘って延びるように形成されるともに径方向内側に向かって凹状に形成された係止溝22bが設けられている。また、各突出部22aのうち少なくとも1つの突出部22aの径方向中央部には貫通孔22cが設けられ、貫通孔22cは底面部材22を上下方向に貫通するように形成されている。
ベース部材30はゴムやプラスチック等の可撓性を有する材料から成り、平板状に形成されている。ベース部材30の上面には互いに間隔をおいて複数の取付穴31が設けられ、各取付穴31は断面円形状を有するとともに上方に向かって開口している。各取付穴31の内周面には全周に亘って径方向内側に突出する係止突起31aが設けられている。
即ち、各取付穴31は、その内周面に各第1エアーセル10の開口縁部13の外周面が嵌合するとともに、開口縁部13の外周面の係止溝13aが内周面に設けられた係止突起31aに下方から係止することにより、各エアーセル10がベース部材30に着脱自在に取付けられるように形成されている(図5参照)。また、各第2エアーセル20は、底面部材22の各突出部22aが各取付穴31のうち3つの取付穴31の内周面に嵌合するとともに、各突出部22aの係止溝22bが取付穴31の内周面に設けられた係止突起31aに下方から係止することにより、ベース部材30に着脱自在に取付けられる(図7参照)。
また、ベース部材30には空気通路30aが形成され、空気通路30aは各取付穴31の径方向中央部にそれぞれ開口している。即ち、各第1エアーセル10の開口縁部13の外周面が各取付穴31の内周面に嵌合することにより、各第1エアーセル10が空気通路30aに連通するようにベース部材30に取付けられる(図2参照)。また、各第2エアーセル20の底面部材22の各突出部22aが各取付穴31の内周面に嵌合することにより、各第2エアーセル20が空気通路30aに連通するようにベース部材30に取付けられる(図2及び図3参照)。尚、各第1エアーセル10及び各第2エアーセル20が取付けられない取付穴31にはダミー部材32が取付けられ、ダミー部材32によってその取付穴31に開口している空気通路30aが閉鎖される。また、空気通路30aは図示しない電動ポンプ等の空気量調整装置に接続され、空気量調整装置によって各エアーセル10,20内の空気量が調整される。
以上のように構成されたクッションは、着座者が着座すると、例えば各エアーセル10,20内の空気が空気通路30aを介して移動し、各エアーセル10,20内の空気圧が同等になり、着座者の臀部に加わる圧力を分散することができる。
ところで、各エアーセル10,20は着座者の臀部を支持するように配置されているが、着座者によって臀部の形状や体重が異なるので、着座者に応じて各エアーセル10の高さ寸法や形状を変更することが好ましい。ここで、各エアーセル10,20はベース部材30に着脱自在に取付けられているので、各エアーセル10,20をそれぞれ高さ寸法や形状の異なるものに任意に交換することができる。
また、各取付穴31は、その内周面に各第1エアーセル10の開口縁部13の外周面が嵌合するとともに下方から係止することにより、各第1エアーセル10をベース部材30に着脱自在に取付可能であることから、各第1エアーセル10をベース部材30に取付けるための部材を別途設けなくても、各第1エアーセル10と取付穴31の内周面との間から空気漏れを容易に生ずることがなく、各第1エアーセル10が取付穴31から容易に外れることもない。ここで、第1エアーセル10の開口縁部13は可撓性を有することから、各第1エアーセル10上に着座者が着座して各第1エアーセル10内の空気圧が外部の空気圧よりも高くなると、開口縁部13の外周面が取付穴31の内周面に押付けられ、各第1エアーセル10と取付穴31の内周面との間からの空気漏れが効果的に防止される。
また、各第2エアーセル20は、下端の一部である各突出部22aが各取付穴31のうち3つの取付穴31の内周面に嵌合するとともに下方から係止することにより、ベース部材30に着脱自在に取付けられることから、各第2エアーセル20をベース部材に取付けるための部材を別途設けなくても、各第2エアーセル20と取付穴31の内周面との間から空気漏れを容易に生ずることがなく、各第2エアーセル20が各取付穴31から容易に外れることもない。
また、各第2エアーセル20は、第1エアーセル10に対して平面視で3倍以上の面積を有する可撓性の空気袋21から成り、第1エアーセル10を取付可能な各取付穴31のうち3つの取付穴31の内周面に嵌合するとともに下方から係止することにより、ベース部材30に着脱自在に取付けられることから、ベース部材30上の各第1エアーセル10と各第2エアーセル20の配置を任意に変更することができる。
例えば、着座者の臀部が小さい場合は、各第2エアーセル20を図1に示すものよりも幅方向内側に配置することができる(図10参照)。これにより、着座者の臀部が小さい場合でも、着座者の臀部の幅方向両側を各第2エアーセル20によって確実に支持することができる。ここで、各第2エアーセル20は各第1エアーセルよりも幅方向や前後方向の剛性が高くなる傾向があるので、各第2エアーセル20によって着座者の臀部の幅方向両側を確実に支持することは、着座者の姿勢を安定させる上で極めて有利である。
このように、本実施形態によれば、各第1エアーセル10及び各第2エアーセル20をそれぞれ高さ寸法や形状の異なるものに任意に交換することができ、また、各第1エアーセル10及び各第2エアーセル20をベース部材30に取付けるための部材を別途設けなくても、各第1エアーセル10や各第2エアーセル20と取付穴31の内周面との間から空気漏れが容易に生ずることがなく、各第1エアーセル10や各第2エアーセル20が取付穴31から容易に外れることもない。さらに、ベース部材30上の各第1エアーセル10と各第2エアーセル20の配置を任意に変更することができるので、着座者の臀部の形状や体重に応じて各エアーセルの形状や配置を容易に変更することができ、臀部に加わる圧力を効果的に分散させる上で極めて有利である。
また、各第2エアーセル20を第1エアーセル10に対して平面視で3倍以上の面積を有する空気袋から形成した。ここで、第2エアーセル20が第1エアーセル10に対して平面視で2倍以上の面積を有する空気袋から成る場合は、第2エアーセル20は第1エアーセル10よりも幅方向や前後方向の剛性が高くなる傾向がある。このため、各第2エアーセル20が第1エアーセル10に対して平面視で2倍以上の面積を有する空気袋から成り、各第2エアーセル20によって着座者の臀部の幅方向両側が支持されると、着座者の姿勢を安定させる上で極めて有利である。
一方、各エアーセル10の側面部11には互いに周方向に間隔をおいて複数の凹状部11aが設けられ、各凹状部11aは側面部11を形成する薄膜の周方向所定範囲αをエアーセルが萎んでいる状態で上下方向所定範囲Lに亘って径方向内側に突出するように形成して成り、側面部11の外周面の周長が開口縁部13の外周面の周長に対して同等以上となるように形成されているので、各エアーセル10を膨張させると、各エアーセル10の側面部11がその周長に応じた位置まで広がる(図8及び図9参照)。尚、図8では、互いに隣接するように配置された各エアーセル10の側面部11同士が接触するように、各エアーセル10の側面部11が径方向外側に広がるようになっている。また、各凹状部11aの大きさや数量を適宜設定することにより、側面部11の周長を任意に設定可能である。このため、隣接するエアーセル10の上端部12同士の間に生ずる隙間を小さくすることができ、各エアーセル10と着座者の臀部との接触圧を効果的に分散させる上で極めて有利である。また、各エアーセル10をベース部材30に着脱する際に、各エアーセル10の側面部11が開口縁部13に対して径方向外側に大きく突出していることがないので、各エアーセル10の開口縁部13を取付穴31に容易に着脱することができ、着座者の体重や臀部の形状等に応じて各第1エアーセル10の交換や各エアーセル10,20の配置を変更する上で極めて有利である。
尚、本実施形態では、複数の第2エアーセル20を着座者の臀部の幅方向両側を支持するように配置したものを示した。これに対し、単一の第2エアーセル20を着座者の大腿部の間に配置し、その第2エアーセル20によって着座者の臀部の前方への移動を規制することも可能である。また、用途等に応じて第2エアーセル20の大きさ、形状、個数等を変更するとともに、第2エアーセルの配置を任意に設定することが可能である。
また、本実施形態では、第2エアーセル20の底面部材22に3つの突出部22aを設け、各突出部22aが各取付穴31のうち3つの取付穴31に嵌合するようにしたものを示した。これに対し、各第2エアーセル20の底面部材22に2つの突出部22aを設けることも可能であり、4つ以上の突出部22aを設けることも可能である。
尚、本実施形態では、係止溝13aを第1エアーセル10の開口縁部13の外周面の全周にわたって延びるように設け、係止突起31aを取付穴31の内周面の全周に亘って設けたものを示したが、係止溝13aが係止突起31aに下方から係止すれば本実施形態と同様の作用効果を達成することができるので、係止溝13aを互いに周方向に間隔をおいて設けるとともに、係止突起31aを係止溝13aに応じた位置に設けることも可能である。また、開口縁部13の外周面に係止突起を設け、取付穴31の内周面に係止溝を設けることも可能である。尚、第2エアーセル20の係止溝22bについても同様である。
また、図11に示すように、第1エアーセル10の開口縁部13の外周面の下端側を上方に向かって徐々に外径が小さくなるように形成するとともに、取付穴31の上端側を上方に向かって徐々に内系が小さくなるように形成することも可能である。この場合でも、開口縁部13の外周面が取付穴31の内周面に嵌合するとともに、開口縁部13の外周面が取付穴31の内周面に下方から係止することにより、エアーセル10が取付穴31に着脱自在に取付けられる。尚、第2エアーセル20の突出部22aについても同様である。
また、本実施形態では、各第1エアーセル10の側面部11が円筒状に形成されたものを示した。これに対し、各第1エアーセル10の側面部11を断面多角形の筒状に形成することも可能であり、この場合でも、側面部11が円筒状に形成された場合と同様の作用効果を達成することが可能である。
また、本実施形態では、ベース部材30上に各第1エアーセル10、各第2エアーセル20及び前端支持部材40を設けたクッションによって着座者を支持するようにしたものを示した。これに対し、ベース部材30上にさらに他の構成を設けることも可能であり、ベース部材30上に各第1エアーセル10のみを設けることも可能である。さらに、ベース部材30上に各第1エアーセル10、各第2エアーセル20等を設けたクッションをベッド上に載置して患者を支持することも可能である。
本発明における一実施形態を示すクッションの平面図 図1におけるA−A線断面図 図1におけるB−B線断面図 ベース部材の平面図 第1エアーセルをベース部材に取付ける際の動作説明図 第1エアーセルの平面断面図 第2エアーセルをベース部材に取付ける際の動作説明図 各第1エアーセルを膨らませた状態におけるクッションの断面図 膨らませた状態の第1エアーセルの断面図 各エアーセルの他の配置を示すクッションの平面図 本実施形態の変形例を示すエアーセルの要部断面図
符号の説明
10…第1エアーセル、11…側面部、11a…凹状部、11b…曲面、12…上端部、12a…凸部、13…開口縁部、13a…係止溝、20…第2エアーセル、21…空気袋、22…底面部材、22a…突出部、22b…係止溝、22c…貫通孔、30…ベース部材、30a…空気通路、31…取付穴、31a…係止突起、32…ダミー部材、40…前端支持部材。

Claims (2)

  1. 平板状のベース部材と、
    可撓性の空気袋から成るとともに下端に開口部を有する複数の第1エアーセルと、
    第1エアーセルよりも平面視で大きな面積を有する可撓性の空気袋から成る少なくとも1つの第2エアーセルと、
    ベース部材の上面に互いに間隔をおいて設けられるとともにそれぞれ上方に向かって開口している複数の取付穴と、
    ベース部材に設けられるとともに各取付穴内に連通している空気通路とを備え、
    前記各取付穴を、その内周面に各第1エアーセルの開口縁部の外周面が嵌合するとともに全周に亘って取付穴の内周面に下方から係止することにより、各第1エアーセルを空気通路に連通するようにベース部材に着脱自在に取付可能に形成し、
    前記第2エアーセルを、下端の一部が各取付穴のうち2つ以上の取付穴の内周面に嵌合するとともに全周に亘って取付穴の内周面に下方から係止することにより、ベース部材に着脱自在に取付けられるとともに空気通路に連通するように形成した
    ことを特徴とするクッション。
  2. 前記第2エアーセルを、第1エアーセルに対して平面視で2倍以上の面積を有する空気袋から形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のクッション。
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