JP3996941B2 - エアセルユニット及びこれを用いたクッション - Google Patents

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本発明は、例えば病院のベッドや車椅子において、複数のエアセルを所定の平面上に並設して患者の褥瘡の発生を防止するために用いるエアセルユニット及びこれを用いたクッションに関するものである。
一般に、この種のエアセルを有するクッションとしては、所定の平面上に並設され、内部に空気を封入可能な複数のエアセルと、各エアセル内を互いに連通させて各エアセル内の空気圧を同等にする複数の連通経路とを備え、各エアセル上の身体に加わる圧力を分散させ、褥瘡の発生を防止するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−159286号公報
ところで、前記エアセルを有するクッションは、上方に延びる複数のエアセルが一体に形成されるとともに、ベッドの大きさに応じた面積を有し、ゴム材料や樹脂材料などの可撓性を有する材料からなる上側シート状部材と、上側シート状部材と同等の面積を有する下側シート状部材とから構成され、上側シート状部材の下面に下側シート状部材が貼り合わせられ、各エアセルの下側の開口部が下側シート状部材によって閉鎖されている。また、各エアセル内を互いに連通させる各連通経路は各シート状部材の間に配置されている。
ここで、身体に加わる圧力をより効果的に分散させるため、各エアセルの大きさ及び配置は患者の身長または体形、或いは患部の状態や症状に応じてそれぞれ設定することが望ましい。
しかしながら、前記クッションでは、各エアセルの大きさや配置を変えるためには上側シート状部材の形状を変更する必要があり、また、上側シート状部材の各エアセルは金型に設けた複数の凹部や凸部によって成形されるので、上側シート状部材の種類の分だけ金型が必要になり、各エアセルの大きさ及び配置を患者の身長または体形、或いは患部の状態や症状に応じて容易に変更することができないという問題点があった。
また、各エアセルは身体に加わる圧力を分散する上で柔軟であることが好ましいが、柔軟なエアセルは破損して空気漏れを生じやすく、また、各エアセルは各連通経路によって互いに連通しているので、一部のエアセルの破損により他のエアセルも影響を受ける。従って、エアセルが破損した際は破損部の修理またはクッション自体の交換を行う必要があるが、破損部の修理の場合は手間がかかり、クッション自体の交換の場合は費用が高くつくという問題点があった。
さらに、病院においては各エアセルを常に清潔な状態に維持するために、各患者ごとに新しいクッションを用いることが望ましいが、各患者ごとにクッションを購入するのは費用が高くつくため、クッションを洗浄して繰返し使用しているのが現状である。しかしながら、各エアセルは柔軟で破損しやすく、複数のエアセルが並設された状態での洗浄作業は困難であり、各エアセルを十分に洗浄することができないという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各エアセルの大きさや配置を容易且つ安価に変更することができるとともに、エアセルが破損した際の補修も容易且つ安価であり、しかも各エアセルを常に清潔な状態に維持することのできるエアセルユニット及びこれを用いたクッションを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、内部に空気を封入可能な袋状に形成され、少なくとも一つの開口部を有する可撓性のエアセルと、板状のベース部材と、ベース部材の厚さ方向一方の面に厚さ方向に突出するように設けられ、その外周面にエアセルの開口縁部が嵌合により着脱自在に取付けられる突出部と、ベース部材の厚さ方向と直交する方向の端部に設けられた凸部及び/または凹部と、ベース部材に設けられ、ベース部材に取付けられたエアセル内の空気を前記開口部を介して吸排気する少なくとも一つの空気通路とを備え、ベース部材を、他のベース部材と互いの端部が近接するように平面上に並べると、互いの端部に設けられた凸部と凹部とが連結することにより、他のベース部材と着脱自在に連結するように形成し、空気通路を他のベース部材の空気通路と連通可能に形成している。
これにより、ベース部材は他のベース部材と連結することにより他のベース部材と平面上に並設されるとともに、各ベース部材にエアセルが着脱自在に取付けられ、各ベース部材の空気流路は互いに連通可能であることから、複数のエアセルを平面上に並設して各エアセル内を各空気通路によって連通させることができる
このとき、各エアセルの配置を各ベース部材の配置によって任意に設定することができる。また、大きさの異なる複数種類のエアセルを用いることにより、並設される各エアセルの大きさを任意に設定することができる。さらに、各エアセルはベース部材に着脱自在に取付けられることから、各エアセルのうち一部のエアセルに破損が生じた場合に、破損が生じたエアセルのみを交換することができる。
また、各エアセルはベース部材に着脱自在に取付けられていることから、各エアセルを取外して一つずつ洗浄することができるとともに、一部のエアセルを新しいエアセルに交換することもできる。
また、本発明は前記目的を達成するために、数のエアセルを有するクッションにおいて、それぞれ内部に空気を封入可能な袋状に形成され、それぞれ少なくとも一つの開口部を有する複数の可撓性のエアセルと、複数の板状のベース部材と、各ベース部材の厚さ方向一方の面に厚さ方向に突出するように設けられ、その外周面にエアセルの開口縁部が嵌合により着脱自在に取付けられる突出部と、ベース部材よりも大きい面積を有する取付板と、取付板の厚さ方向一方の面に設けられた複数の第1係合部と、各ベース部材にそれぞれ設けられて第1係合部に係合可能な第2係合部と、各ベース部材にそれぞれ少なくとも一つずつ設けられ、ベース部材に取付けられたエアセル内の空気を前記開口部を介して吸排気する空気通路とを備え、取付板の各第1係合部と各ベース部材の第2係合部とが係合することにより、各ベース部材が取付板に着脱自在に取付けられるように構成し、各ベース部材の空気通路を他のベース部材の空気通路と連通可能に形成している。
これにより、各ベース部材が取付板に着脱自在に取付けられるとともに、各エアセルは各ベース部材に着脱自在に取付けられることから、エアセルが取付けられた複数のベース部材を取付板に取付けるとともに、各ベース部材の空気通路を互いに連通させることにより、各エアセルを平面上に並設して各エアセル内を各空気通路によって連通させることができる。このとき、各エアセルの配置を各ベース部材の配置によって任意に設定することができる。また、大きさの異なる複数種類のエアセルを用いることにより、並設される各エアセルの大きさを任意に設定することができる。さらに、各エアセルはベース部材に着脱自在に取付けられることから、各エアセルのうち一部のエアセルに破損が生じた場合に、破損が生じたエアセルのみを交換することができる。また、各エアセルはベース部材に着脱自在に取付けられることから、各エアセルを取外して一つずつ洗浄することができるとともに、一部のエアセルを新しいエアセルに交換することもできる。
また、本発明は前記目的を達成するために、数のエアセルを有するクッションにおいて、それぞれ内部に空気を封入可能な袋状に形成され、それぞれ少なくとも一つの開口部を有する複数の可撓性のエアセルと、複数の板状のベース部材と、各ベース部材の厚さ方向一方の面に厚さ方向に突出するように設けられ、その外周面にエアセルの開口縁部が嵌合により着脱自在に取付けられる突出部と、ベース部材よりも大きい面積を有する取付板と、取付板にその厚さ方向に貫通するように設けられた複数の貫通孔と、各ベース部材にそれぞれ少なくとも一つずつ設けられ、ベース部材に取付けられたエアセル内の空気を前記開口部を介して吸排気する空気通路とを備え、取付板の各貫通孔に各ベース部材の一部が取付板の一端面側から他端面側に向かってそれぞれ挿入されて嵌合することにより、各ベース部材が取付板に着脱自在に取付けられるように構成し、各ベース部材の空気通路を他のベース部材の空気通路と連通可能に形成している。
これにより、各ベース部材が取付板に着脱自在に取付けられるとともに、各エアセルは各ベース部材に着脱自在に取付けられることから、エアセルが取付けられた複数のベース部材を取付板に取付けるとともに、各ベース部材の空気通路を互いに連通させることにより、複数のエアセルを平面上に並設して各エアセル内を各空気通路によって連通させることができる。このとき、各エアセルの配置を各ベース部材の配置によって任意に設定することができる。また、大きさの異なる複数種類のエアセルを用いることにより、並設される各エアセルの大きさを任意に設定することができる。さらに、各エアセルはベース部材に着脱自在に取付けられることから、各エアセルのうち一部のエアセルに破損が生じた場合に、破損が生じたエアセルのみを交換することができる。また、各エアセルはベース部材に着脱自在に取付けられることから、各エアセルを取外して一つずつ洗浄することができるとともに、一部のエアセルを新しいエアセルに交換することもできる。
本発明によれば、各エアセルの大きさや配置を任意に設定することができるので、例えば病院において、患者の身長や体形、或いは患部の状態や症状に応じて各エアセルの大きさや配置を容易且つ安価に変更することができ、患者の身体に加わる圧力を効果的に分散させる上で極めて有利である。また、各エアセルのうち一部のエアセルに破損が生じた場合に、破損が生じたエアセルのみを交換することができるので、各エアセルの補修を容易且つ安価に行うことができる。さらに、各エアセルを取外して一つずつ洗浄することができるとともに、一部のエアセルを新しいエアセルに交換することもできるので、例えば病院において各エアセルの洗浄作業が容易になるとともに、各エアセルを状態に応じて新しいエアセルに交換することができ、各エアセルを常に清潔な状態に維持することができる点で極めて有利である。
図1乃至図7は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1はエアセルユニットの斜視図、図2はエアセルユニットの平面図、図3は図1におけるA−A線断面図、図4は図1におけるB−B線断面図、図5は連結する前の2つのエアセルユニットの斜視図、図6は取付板に取付ける前の連結した各エアセルユニットの斜視図、図7は取付板に取付けた各エアセルユニットの側面断面図である。
本実施形態のクッションは、それぞれ一つの開口縁部11が設けられた複数のエアセル10と、各エアセル10の開口縁部11がそれぞれ着脱自在に取付けられた複数のベース部材20と、各ベース部材20に取付けられた各エアセル10の外周部にそれぞれ着脱自在に取付けられた押付部材としての複数のクランプ部材30とを有するエアセルユニット1と、エアセルユニット1の各ベース部材20が着脱自在に取付けられた取付板40とを備えている。
エアセル10は軟質のゴムや樹脂等の可撓性の材料から成り、内部に空気を封入可能な袋状である。エアセル10の開口縁部11はエアセル10の他の部分よりも厚く、開口縁部11の開口端側の内周面には他の部分よりも径方向内側に突出した突出部11aが設けられている。
ベース部材20はエアセル10の材料よりも硬いゴム材料や樹脂材料から成り、矩形の板状である。ベース部材20の厚さ方向一方の面には厚さ方向に突出する断面円形状の突出部21が設けられ、突出部21の中央部にはベース部材20の厚さ方向に延びる凹状部22が設けられている。また、突出部21の先端側の外周面には基端側の外周面よりも径方向外側に突出する径方向突出部21aが設けられている。エアセル10の開口縁部11は突出部21の外周面に嵌合により取付けられ、開口縁部11の突出部11aが突出部21の径方向突出部21aにエアセル10の取外し方向に係合する。
ベース部材20にはその外周面から凹状部22まで貫通する4つの空気通路23が設けられ、各空気通路23は互いに周方向に等角度間隔をおいて配置されている。また、各空気通路23は矩形状を有するベース部材20の4つの端部にそれぞれ開口している。各空気通路23のベース部材20における端部側の開口部はそれぞれ筒状部材23aによって形成されている。各筒状部材23aはベース部材20よりも硬いゴムや樹脂等から形成されている。
ベース部材20の各端部にはそれぞれ凸部24及び凹部25が一つずつ設けられている。各凸部24及び凹部25はベース部材20の各端部の所定の位置にそれぞれ設けられている。即ち、図5に示すように、複数のベース部材20を互いの端部が近接するように並べると、近接する2つのベース部材20のうち一方のベース部材20の凸部24が他方のベース部材20の凹部25に連結するとともに、他方のベース部材20の凸部24が一方のベース部材20の凹部25に連結する。これにより、ベース部材20を他のベース部材20と互いの端部が近接するように所定の平面上に並べると、ベース部材20が他のベース部材20と連結する。これにより、各ベース部材20に取付けられた各エアセル10が所定の平面上に並設された状態になる。また、ベース部材20同士を連結する際に、各ベース部材20の間に連結パイプ23bを配置するとともに、連結パイプ23bを各ベース部材20の筒状部材23aにそれぞれ挿入する。これにより、ベース部材20同士を連結すると、各ベース部材20の空気通路23が連結パイプ23bを介して連通する。また、各ベース部材20には厚さ方向に貫通する4つの第2係合部としての係合孔26がそれぞれ設けられている。
クランプ部材30はリング状に巻回されたコイルスプリングから成り、ベース部材20の突出部21にエアセル10を取付けた後、エアセル10の開口縁部11に径方向外側から取付けられる。また、クランプ部材30は突出部21に取付けられたエアセル10の開口縁部11の外径よりも小さい内径を有する。即ち、クランプ部材30が開口縁部11に取付けられると、開口縁部11はクランプ部材30によって突出部21側に押付けられる。尚、本実施形態ではクランプ部材30がコイルスプリングから成るものを示したが、クランプ部材30を金属やベース部材20に比べて剛性の高いプラスチックやゴムから成るリング状部材とすることも可能である。この場合、リング状部材の内径をベース部材20に取り付けられた開口縁部11の外径よりもわずかに小さくすることにより、開口縁部11が突出部21側に押付けられる。
取付板40はエアセル10の材料よりも硬いゴム材料や樹脂材料から成り、各ベース部材20の数倍から数百倍の面積を有する矩形の板状である。取付板40の上面にはその厚さ方向に突出する第1係合部としての複数の突出部41が設けられ、各突出部41の先端部41aは基端側よりも外径が大きい。各突出部41は連結された各ベース部材20の各係止孔26に応じた位置に配置され、各突出部41が各係止孔26を挿通することにより、各ベース部材20が取付板40に固定される。また、各係止孔26に挿通した各突出部41はその先端部41aが係止孔26に係止し、各係止孔26から各突出部41を抜き出す際の抵抗になる。即ち、各ベース部材20は取付板40に着脱自在に取付けられるとともに、取付板40によって確実に位置決めされる。また、係止孔26に突出部41が挿通する位置であれば、ベース部材20を取付板40上の任意の位置に配置することができる。
以上のように構成されたクッションは、例えば病院のベッドの上に載置されて使用され、ベッドの大きさに応じた面積を有する。また、ベッドに載置されたクッションはシーツで覆われ、各ベース部材20のうち少なくとも一つのベース部材20の空気通路23から空気が供給され、各エアセル10内に所定量の空気が充填されている。これにより、ベッド上に患者が寝ている時、各エアセル10内を連通させる各空気通路23によって各エアセル10内の空気圧が同等となり、患者の身体に加わる圧力を分散させ、褥瘡の発生を防止することができる。
ここで、患者の身長や体形、或いは患部の状態や症状に合わせて各エアセル10の大きさや配置を設定することにより、患者の身体に加わる圧力をより効果的に分散させることができる。例えば、患者の肩、腰、かかと等の体重が加わりやすい部分のエアセル10とその他の部分のエアセル10の大きさを変えることにより、患者の身体に加わる圧力を効果的に低減することが可能である。これに対し、各エアセル10は各ベース部材20に着脱自在に取付けられていることから、各エアセル10の大きさや配置を任意に設定することができる。
また、各エアセル10は患者の身体に加わる圧力を分散するために軟質のゴムや樹脂等からなるので、エアセル10が破損し易い。これに対し、各エアセル10はベース部材20に着脱自在に取付けられていることから、一部のエアセル10に破損が生じた場合に、各エアセル10のうち破損の生じたエアセル10のみを交換することができる。
さらに、各エアセル10はシーツを介して患者を支えているので、各エアセル10は常に清潔であることが望ましい。これに対し、各エアセル10はベース部材20に着脱自在に取付けられていることから、各エアセル10を取外して洗浄することができるとともに、一部のエアセル10を新しいエアセル10に交換することもできる。
また、各ベース部材20はそれぞれ取付板40に固定されていることから、各ベース部材20に取付けられた各エアセル10が容易に位置ずれを生ずることがない。
このように、本実施形態によれば、各エアセル10の大きさや配置を任意に設定することができるので、例えば病院において、患者の身長や体形、或いは患部の状態や症状に応じてベッド上の各エアセル10の大きさや配置を容易且つ安価に変更することができ、身体に加わる圧力を効果的に分散させる上で極めて有利である。
また、患部の状態や症状に応じてエアセル10の材質や硬さ等を任意に変更することができるので、身体に加わる圧力をより効果的に分散させることができる。
さらに、一部のエアセル10に破損が生じた場合に、各エアセル10のうち破損の生じたエアセル10のみを交換することができるので、各エアセル10の補修を容易且つ安価に行うことができる。
また、各エアセル10を取外して洗浄することができるとともに、一部のエアセル10を新しいエアセル10に交換することもできるので、例えば病院において各エアセル10の洗浄作業が容易になるとともに、各エアセル10を状態に応じて新しいエアセル10に交換することができ、各エアセル10を常に清潔な状態に維持することができる点で極めて有利である。
また、ベース部材20に突出部21を設け、突出部21にエアセル10の開口縁部11を嵌合により取付けるようにしたので、エアセル10をベース部材20に容易且つ確実に取付けることができる。
また、突出部21に嵌合した開口縁部11をクランプ部材30によって突出部21側に押付けるようにしたので、エアセル10とベース部材20との間からの空気漏れを防止することができ、各エアセル10内の空気の量を一定に保つ上で極めて有利である。
また、各ベース部材20はそれぞれ取付板40に固定され、各ベース部材20に取付けられた各エアセル10が容易に位置ずれを生ずることがないので、患者のベッド上での移動を容易に行うことができる。
さらに、取付板40に複数の突出部41を設けるとともに、各ベース部材20に係止孔26を設け、各突出部41を各ベース部材20の係止孔26に挿通することにより、各ベース部材20が取付板40に着脱自在に固定されるようにしたので、各ベース部材20の配置を容易に変更することができる。即ち、患者の身長や体形、或いは患部の状態や症状に応じて各エアセル10の大きさや配置を変更する際に、エアセル10をベース部材20とともに取付板40から取外すことができるので、エアセル10の大きさや配置を変更する作業を容易且つ迅速に行う上で極めて有利である。
尚、本実施形態では、クッションをベッドに用いる場合について示したが、クッションを車椅子や椅子に用いることも可能である。この時もベッドに用いる場合と同様に、各エアセル10の大きさや配置の設定、各エアセル10の交換及び洗浄が容易であることから、前述と同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、各ベース部材20をそれぞれ取付板40に固定するようにしたものを示したが、各ベース部材20は互いに連結可能であることから、取付板40を設けなくとも前述と同様の効果得ることが可能である。
尚、本実施形態では、各エアセル10に開口縁部11を一つずつ設けるとともに、各ベース部材20に各エアセル10を一つずつ取付けるようにしたエアセルユニット1を示したが、図8及び図9に示すエアセルユニット2のように、各エアセル50に開口縁部51を二つずつ設けるとともに、各ベース部材52に各エアセル50を二つずつ取付けることも可能である。
また、図10及び図11に示すように、エアセル10が一つずつ取付けられたベース部材20とエアセル50が二つずつ取付けられたベース部材52とを連結することも可能である。この場合、例えば体重が加わり易い患者の肩、腰及びかかとの部分にベース部材20を配置するとともに、その他の部分にベース部材52を配置することにより、患者の身体に加わる圧力を効果的に分散することができる。
尚、図12に示すように、各ベース部材20を連結するとともに、各空気通路23を互いに連結し、また、他の空気通路23と連結しない空気通路23を閉鎖することにより、図13に示すような経路で各空気通路23を連通させることも可能であるが、図14に示すように、任意の空気通路23を閉鎖することにより、各空気通路23を連通させる経路を変更することも可能である。これにより、各エアセル10内の空気の移動に要する時間を調整することができる。
また、図15に示すように、隣接するベース部材20の空気通路23と連通しない空気通路61を有するベース部材60を設け、ベース部材60の空気通路61と隣接しない他のベース部材20の空気通路23とを連通管62によって連通させることもできる。また、空気通路71を2つだけ有するベース部材70を設けることもできる。即ち、各ベース部材20,60,70の組合せにより、各空気通路23,61,71を連通させる経路を変更することが可能である。
さらに、各空気通路23の経路を任意に切換えることも可能である。具体的には、図16及び図17に示すように、各空気通路23の経路によって各エアセルユニット1を第1乃至第4のグループG1,G2,G3,G4に分割するとともに、各グループG1,G2,G3,G4間を連結する空気通路23に開閉弁23cを設け、各開閉弁23cによって各空気通路23の経路を切換えることができる。これにより、各開閉弁23cを開放することにより、全てのエアセルユニット1内の空気の圧力を同等にすることができ、各開閉弁23cを閉鎖することにより、各グループG1,G2,G3,G4内ではエアセルユニット1内の空気の圧力が同等になるとともに、各グループG1,G2,G3,G4によってその圧力に差を設けることができる。
このようなクッションを車椅子に用いる場合について説明する。先ず、座る際には各開閉弁23cを開放しておき、各エアセル10内の空気の圧力を同等にする。これにより、身体に加わる圧力を効果的に分散させることができる。次に、各開閉弁23cを閉鎖し、異なるグループ間で空気が流通しないようにする。これにより、各エアセル10内の空気が過度に移動することを防止し、クッション上での安定性を向上することができる。
尚、本実施形態では、クランプ部材30によってエアセル10の開口縁部11をベース部材20の突出部21に押付けて固定したものを示したが、図18に示すように、エアセル10の開口縁部11を接着剤により突出部21に固定することも可能である。この場合、クランプ部材30が不要となる。また、エアセル10のみを交換することはできないが、エアセル10とベース部材20とからなるエアセルユニット1を取付板40から取外すことができる。ベース部材20は取付板40に着脱自在に固定されているので、各エアセル10の大きさ及び配置の設定、交換及び洗浄を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、各ベース部材20にエアセル10を一つずつ取付けるようにしたものを示したが、図19に示すように、各ベース部材80に複数の突出部81を設け、各ベース部材80にエアセル10を複数ずつ取付けることも可能である。
図20乃至図23は本発明の第2の実施形態を示すもので、図20はエアセルユニットの平面図、図21は図20におけるC−C線断面図、図22は凸部及び凹部の要部断面図、図23はクッションの平面図である。尚、第1の実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態のクッションは、第1の実施形態と同様の複数のエアセル10及び複数のクランプ部材30と、各エアセル10がそれぞれ着脱自在に取付けられた複数のベース部材100とを有するエアセルユニット3と、連結された各ベース部材100の外周部を覆う一対の第1外枠部材110及び一対の第2外枠部材111と、ダミー部材112とを備えている。
ベース部材100はエアセル10の材料よりも硬いゴム材料や樹脂材料から成り、正六角形の板状である。ベース部材100の厚さ方向一方の面には厚さ方向に突出する断面円形状の突出部101が設けられ、突出部101の中央部にはベース部材100の厚さ方向に延びる凹状部102が設けられている。また、突出部101の先端側の外周面には基端側の外周面よりも径方向外側に突出する径方向突出部101aが設けられている。エアセル10の開口縁部11はその内周面が突出部101の外周面に嵌合することにより取付けられ、開口縁部11の突出部11aが突出部101の径方向突出部101aにエアセル10の取外し方向に係合する。
ベース部材100の外周面には周方向に間隔をおいて3つの凸部103が設けられるとともに、周方向に間隔をおいて3つの凹部104が設けられている。また、各凹部104は各凸部103と周方向に互い違いに配置されている。さらに各凸部103及び各凹部104は正六角形のベース部材100の各端部にそれぞれ設けられている。また、各凸部103は先端部が基端側よりも大きい外径に形成され、各凹部104は入口が狭くなっている。
ベース部材100には各凸部103の先端から凹状部102まで貫通する3つの空気通路105及び各凹部104から凹状部102まで貫通する3つの空気通路106とが設けられている。
即ち、各ベース部材100を互いに隣接するように配置するとともに、互いの凸部103と凹部104とを嵌合することにより、各ベース部材100が連結されるとともに、空気通路105と空気通路106とが連結される。
各外枠部材110,111は、図23に示すように、連結された各ベース部材100の外周面に沿うように形成されている。また、各外枠部材110,111同士が連結され、各ベース部材100の移動が規制される。
ダミー部材112はベース部材100と同様の正六角形の板状であり、ベース部材100が設置されない部分に設けられている。
このように、本実施形態によれば、各エアセル10は各ベース部材100に着脱自在に取付けられることから、各エアセル10の大きさや配置の設定、各エアセル10の交換及び洗浄が容易であり、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、各ベース部材100を連結することにより、各空気通路105,106が連結されるようにしたので、各エアセルユニット3の大きさや配置の変更、交換及び洗浄がより容易となる。
また、ダミー部材112をベース部材100が配置されない部分に設けたので、エアセル10を無用に設置する必要がなく、エアセル10を効率的に設置することができるとともに、エアセル10の無用な破損を防止することができる。
尚、本実施形態では、同じ大きさの複数のベース部材100を互いに連結するようにしたものを示したが、図24に示すように、ベース部材100とベース部材100よりも大きいベース部材120とを連結することも可能である。この場合、ベース部材100とベース部材120との間にアダプター121を設けることにより、ベース部材100とベース部材120とを隙間なく連結することができる。
図25乃至図31は本発明の第3の実施形態を示すもので、図25はエアセルユニットの断面図、図26はエアセルユニットの斜視図、図27はベース部材の斜視図、図28はベース部材の平面図、図29はエアセルユニットを取付板に取付ける際のクッションの斜視図、図30は各空気通路に連結パイプまたはゴム栓を取付ける際のクッションの斜視図、図31はクッションの断面図である。尚、第1の実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態のクッションは、第1の実施形態と同様の複数のクランプ部材30と、それぞれ一つの開口縁部131が設けられた複数のエアセル130と、各エアセル130の開口縁部131がそれぞれ着脱自在に取付けられた複数のベース部材140とを有する複数のエアセルユニット4と、各エアセルユニット4のベース部材140が着脱自在に取付られた取付板150とを備えている。
エアセル130は軟質のゴムや樹脂等の可撓性の材料から成り、内部に空気を封入可能な袋状である。エアセル130の開口縁部131はエアセル130の他の部分よりも厚く、開口縁部131の内周面はエアセル130の他の部分の内周面よりも径方向内側に突出している。
ベース部材140はエアセル130の材料よりも硬いゴム材料や樹脂材料から成り、円板状に形成されている。ベース部材140の厚さ方向の一方の面には厚さ方向に突出する断面円形状の一端側突出部141が設けられ、一端側突出部141の中央部にはベース部材140の厚さ方向に延びる凹状部142が設けられている。また、一端側突出部141の先端側の外周面には基端側の外周面よりも径方向外側に突出する径方向突出部141aが設けられている。エアセル130の開口縁部131は一端側突出部141の外周面に嵌合により取付けられ、開口縁部131の内周面が一端側突出部141の径方向突出部141aにエアセル130の取外し方向に係合する。また、エアセル130の開口縁部131を一端側突出部141に嵌合した後に、クランプ部材30がエアセル130の開口縁部131に径方向外側から取付けられる。これにより、開口縁部131がクランプ部材30によって一端側突出部141側に押付けられる。
ベース部材140の厚さ方向他方の面には厚さ方向に突出する断面円形状の他端側突出部143が設けられ、他端側突出部143にはその外周面から凹状部142まで貫通する4つの空気通路144が設けられている。また、各空気通路144は互いに他端側突出部143の周方向に等角度間隔をおいて配置されている。
取付板150はエアセル130の材料よりも硬いゴム材料や樹脂材料から成り、各ベース部材140の数倍から数百倍の面積を有する矩形の板状である。取付板150にはその厚さ方向に貫通する複数の貫通孔151が設けられ、各貫通孔151はベース部材140の他端側突出部143の外径よりもわずかに小さい外径を有する。各ベース部材140の他端側突出部143が各貫通孔151に取付板150の一端面側から他端面側に向かってそれぞれ挿入されることにより、各ベース部材140の他端側突出部143が各貫通孔151に嵌合し、各ベース部材140が取付板150に着脱自在に取付けられる。また、各ベース部材140の厚さ方向他方の面が取付板150の一端面に当接する。これにより、各ベース部材140が所定の平面上に並設された状態になる。
各ベース部材140が取付板150に取付けられると、各ベース部材140の他端側突出部143が取付板150の他端面側に突出する。また、他端側突出部143に設けられた各空気通路144も取付板150の他端面側に配置される。ここで、各ベース部材140の間にそれぞれ連通部材としての連結パイプ160を設け、連結パイプ160を各ベース部材140の空気通路144にそれぞれ挿入すると、各ベース部材140の空気通路144が連結パイプ160を介して連通する。また、連結パイプ160が挿入されない空気通路144はゴム栓161によって閉鎖する。尚、本実施形態では、連結パイプ160が挿入されない空気通路144をゴム栓161によって閉鎖するようにしたものを示したが、各ベース部材140に連結パイプ160を挿入する分だけ空気通路144を形成(例えば、4角形のクッションの4つの隅に配置されるベース部材140には2つの空気通路144を形成)し、ゴム栓161によって空気通路144を閉鎖する手間を省くことも可能である。
以上のように構成されたクッションは、例えば車椅子の着座部に載置されて使用され、車椅子の着座部に応じた面積を有する。また、各エアセル130内には所定量の空気が充填されている。これにより、車椅子に着座した際に、各エアセル130内の空気圧が同等となり、着座者の身体に加わる圧力を分散させて褥瘡の発生を防止することができる。
ここで、着座者の体形に合わせて各エアセル130の大きさや配置を設定することにより、着座者の身体に加わる圧力をより効果的に分散させることができる。例えば、着座者の臀部近傍を支持するエアセル130とその他の部分のエアセル130の大きさを変えることにより、着座者の身体に加わる圧力を効果的に低減することが可能である。これに対し、各エアセル130は各ベース部材140に着脱自在に取付けられていることから、各エアセル130の大きさや配置を任意に設定することができる。
また、各エアセル130は着座者の身体に加わる圧力を分散するために軟質のゴムや樹脂等からなるので、エアセル130が破損し易い。これに対し、各エアセル130はベース部材140に着脱自在に取付けられていることから、一部のエアセル130に破損が生じた場合に、各エアセル130のうち破損の生じたエアセル130のみを交換することができる。
さらに、各エアセル130は着座者を支持しているので、各エアセル130は常に清潔であることが望ましい。これに対し、各エアセル130はベース部材140に着脱自在に取付けられていることから、各エアセル130を取外して洗浄することができるとともに、一部のエアセル130を新しいエアセル130に交換することも可能である。
また、各ベース部材140はそれぞれ取付板150に取付けられていることから、各ベース部材140に取付けられた各エアセル130が互いに位置ずれを生ずることがない。
このように、本実施形態によれば、各エアセル130の大きさや配置を任意に設定することができるので、着座者の体形に応じて車椅子上の各エアセル130の大きさや配置を容易且つ安価に変更することができ、身体に加わる圧力を効果的に分散させる上で極めて有利である。
また、各エアセル130の材質や硬さ等を任意に変更することもできるので、身体に加わる圧力をより効果的に分散させることができる。
さらに、一部のエアセル130に破損が生じた場合に、各エアセル130のうち破損の生じたエアセル130のみを交換することができるので、各エアセル130の補修を容易且つ安価に行うことができる。
また、各エアセル130を取外して洗浄することができるとともに、一部のエアセル130を新しいエアセル130に交換することもできるので、各エアセル130の洗浄作業が容易になるとともに、各エアセル130を状態に応じて新しいエアセル130に交換することができ、各エアセル130を常に清潔な状態に維持することができる点で極めて有利である。
また、取付板150にその厚さ方向に貫通する複数の貫通孔151を設け、各ベース部材140の他端側突出部143が各貫通孔151に取付板150の一端面側から他端面側に向かってそれぞれ挿入されると、各ベース部材140が取付板150に取付けられることから、各ベース部材140を取付板150に容易且つ確実に取付けることができ、各ベース部材140の着脱作業を短時間で行うことができる。
また、各ベース部材140の他端側突出部143が取付板150の他端面側に突出するとともに、各ベース部材140の空気通路144も取付板150の他端面側に配置され、取付板150の他端面側に配置された各空気通路144を各連結パイプ160によって互いに連通させるようにしたので、各エアセル130が互いに近接して配置されている場合でも、各空気通路144の連結を容易且つ確実に行うことができ、各空気通路144の連結作業を短縮する上で極めて有利である。また、各空気通路144及び各連結パイプ160を各エアセル130が配置されている取付板150の一端面側に配置すると、各エアセル130の変形が各空気通路144及び各連結パイプ160によって規制される場合があるが、本実施形態では各空気通路144及び各連結パイプ160によって各エアセル130の変形が規制されることがないので、身体に加わる圧力を効果的に分散させる上で極めて有利である。さらに、各空気通路144を各連結パイプ160によって連通させる際の経路が各エアセル130によって規制されることがないので、各空気通路144を連通させる経路を自由に変更することができる点も有利である。
尚、本実施形態では、取付板150を均一な厚さ寸法に形成したものを示したが、図32に示すように、取付板150の一部を段差状に厚さ寸法が異なるように形成し、取付板150の厚さ寸法に応じたベース部材170,171を設けるとともに、各ベース部材180,171にそれぞれ応じたエアセル180,181を設けることも可能である。これにより、各ベース部材130,170,171は所定の平面上に並設された状態となる。また、各エアセル130,180,181はその上端が互いに等しい高さ位置に配置されるように形成されている。これにより、臀部近傍の各エアセル130に対応する取付板150の厚さ寸法が他の部分の厚さ寸法よりも小さくなるようにすると、臀部近傍の各エアセル130の高さ寸法が大きくなり、他の部分と比較して着座時の圧力が高くなり易い臀部に加わる圧力を効果的に低減することができる。即ち、身体に加わる圧力の分散をより効果的に行うことができる。
本発明における第1の実施形態を示すエアセルユニットの斜視図 エアセルユニットの平面図 図1におけるA−A線断面図 図1におけるB−B線断面図 連結する前の2つのエアセルユニットの斜視図 取付板に取付ける前の連結した各エアセルユニットの斜視図 取付板に取付けた各エアセルユニットの側面断面図 第1の実施形態におけるエアセル及びベース部材の変形例を示すエアセルユニットの側面断面図 第1の実施形態におけるエアセル及びベース部材の変形例を示すエアセルユニットの平面図 第1の実施形態におけるエアセルユニットの第1の組合せ例を示すクッションの要部平面図 第1の実施形態におけるエアセルユニットの第1の組合せ例を示すクッションの平面図 第1の実施形態におけるエアセルユニットの第2の組合せ例を示すクッションの要部平面図 第1の実施形態におけるエアセルユニットの第2の組合せ例における空気通路の経路を示す図 第1の実施形態におけるエアセルユニットの第2の組合せ例における空気通路の他の経路を示す図 第1の実施形態におけるエアセルユニットの第3の組合せ例を示すクッションの要部平面図 第1の実施形態におけるエアセルユニットの第4の組合せ例における空気通路の他の経路を示す図 第1の実施形態におけるエアセルユニットの第4の組合せ例におけるクッションの平面図 第1の実施形態におけるエアセルユニットの変形例を示す側面断面図 第1の実施形態におけるベース部材の他の変形例を示す側面断面図 本発明における第2の実施形態を示すエアセルユニットの平面図 図20におけるC−C線断面図 凸部及び凹部の要部断面図 クッションの平面図 第2の実施形態におけるエアセルユニットの組合せ例を示すクッションの要部平面図 本発明における第3の実施形態を示すエアセルユニットの断面図 エアセルユニットの斜視図 ベース部材の斜視図 ベース部材の平面図 エアセルユニットを取付板に取付ける際のクッションの斜視図 各空気通路に連結パイプまたはゴム栓を取付ける際のクッションの斜視図 クッションの断面図 第3の実施形態における変形例を示すクッションの断面図
符号の説明
1…エアセルユニット、2…エアセルユニット、3…エアセルユニット、4…エアセルユニット、10…エアセル、11…開口縁部、12…係止部、20…ベース部材、21…突出部、21a…径方向突出部、22…凹状部、23…空気通路、23b…連結パイプ、24…凸部、25…凹部、26…係止孔、30…クランプ部材、40…取付板、41…突出部、50…エアセル、51…開口縁部、52…ベース部材、60…ベース部材、61…空気通路、62…連通管、70…ベース部材、71…空気通路、80…ベース部材、81…突出部、100…ベース部材、101…突出部、102…凹状部、103…凸部、104…凹部、105…空気通路、106…空気通路、110…第1外枠部材、111…第2外枠部材、112…ダミー部材、120…ベース部材、121…アダプター、130…エアセル、131…開口縁部、140…ベース部材、141…一端側突出部、141a…径方向突出部、142…凹状部、143…他端側突出部、144…空気通路、150…取付板、151…貫通孔、160…連結パイプ、161…ゴム栓、170…ベース部材、171…ベース部材、180…エアセル、181…エアセル。

Claims (8)

  1. 内部に空気を封入可能な袋状に形成され、少なくとも一つの開口部を有する可撓性のエアセルと、
    板状のベース部材と、
    ベース部材の厚さ方向一方の面に厚さ方向に突出するように設けられ、その外周面にエアセルの開口縁部が嵌合により着脱自在に取付けられる突出部と、
    ベース部材の厚さ方向と直交する方向の端部に設けられた凸部及び/または凹部と、
    ベース部材に設けられ、ベース部材に取付けられたエアセル内の空気を前記開口部を介して吸排気する少なくとも一つの空気通路とを備え、
    ベース部材を、他のベース部材と互いの端部が近接するように平面上に並べると、互いの端部に設けられた凸部と凹部とが連結することにより、他のベース部材と着脱自在に連結するように形成し、
    空気通路を他のベース部材の空気通路と連通可能に形成した
    ことを特徴とするエアセルユニット。
  2. 前記ベース部材の突出部に取付けたエアセルの開口縁部を突出部側に押付ける押付部材を備えた
    ことを特徴とする請求項記載のエアセルユニット。
  3. 前記空気通路を、ベース部材を他のベース部材と連結することにより他のベース部材の空気通路と連通するように形成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載のエアセルユニット。
  4. 数のエアセルを有するクッションにおいて、
    それぞれ内部に空気を封入可能な袋状に形成され、それぞれ少なくとも一つの開口部を有する複数の可撓性のエアセルと、
    複数の板状のベース部材と、
    各ベース部材の厚さ方向一方の面に厚さ方向に突出するように設けられ、その外周面にエアセルの開口縁部が嵌合により着脱自在に取付けられる突出部と、
    ベース部材よりも大きい面積を有する取付板と、
    取付板の厚さ方向一方の面に設けられた複数の第1係合部と、
    各ベース部材にそれぞれ設けられて第1係合部に係合可能な第2係合部と、
    各ベース部材にそれぞれ少なくとも一つずつ設けられ、ベース部材に取付けられたエアセル内の空気を前記開口部を介して吸排気する空気通路とを備え、
    取付板の各第1係合部と各ベース部材の第2係合部とが係合することにより、各ベース部材が取付板に着脱自在に取付けられるように構成し、
    各ベース部材の空気通路を他のベース部材の空気通路と連通可能に形成した
    ことを特徴とするクッション。
  5. 数のエアセルを有するクッションにおいて、
    それぞれ内部に空気を封入可能な袋状に形成され、それぞれ少なくとも一つの開口部を有する複数の可撓性のエアセルと、
    複数の板状のベース部材と、
    各ベース部材の厚さ方向一方の面に厚さ方向に突出するように設けられ、その外周面にエアセルの開口縁部が嵌合により着脱自在に取付けられる突出部と、
    ベース部材よりも大きい面積を有する取付板と、
    取付板にその厚さ方向に貫通するように設けられた複数の貫通孔と、
    各ベース部材にそれぞれ少なくとも一つずつ設けられ、ベース部材に取付けられたエアセル内の空気を前記開口部を介して吸排気する空気通路とを備え、
    取付板の各貫通孔に各ベース部材の一部が取付板の一端面側から他端面側に向かってそれぞれ挿入されて嵌合することにより、各ベース部材が取付板に着脱自在に取付けられるように構成し、
    各ベース部材の空気通路を他のベース部材の空気通路と連通可能に形成した
    ことを特徴とするクッション。
  6. 前記ベース部材の突出部に取付けたエアセルの開口縁部を突出部側に押付ける押付部材を備えた
    ことを特徴とする請求項4または5記載のクッション。
  7. 各ベース部材に設けられた空気通路を取付板の他端面側で連通させる連通部材を備えた
    ことを特徴とする請求項記載のクッション。
  8. 前記各エアセルを複数のグループに分割するとともに、各エアセルが各グループ内でのみ互いに連通するように各空気通路の連通経路を切換可能な切換弁を設けた
    ことを特徴とする請求項4、5、6、または7記載のクッション。
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